JPH0676728B2 - ボ−ド固定工法 - Google Patents

ボ−ド固定工法

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JPH0676728B2
JPH0676728B2 JP1440687A JP1440687A JPH0676728B2 JP H0676728 B2 JPH0676728 B2 JP H0676728B2 JP 1440687 A JP1440687 A JP 1440687A JP 1440687 A JP1440687 A JP 1440687A JP H0676728 B2 JPH0676728 B2 JP H0676728B2
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JP
Japan
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board
adhesive
sheet
base surface
double
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JP1440687A
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Inventor
毅 菊井
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、アパート等の建築物の内装工事における化
粧ボード固定工法に関する。
〔背景技術〕
アパート等の建築物の内装工事においては、壁や天井等
の下地面に、石膏ボード等のボードを固定することが行
われている。
ボードの固定工法としては、一般に、ゴム系接着剤や水
溶性接着剤を用いる方法が採られている。
ゴム系接着剤を用いる工法は、つぎのようにして実施さ
れる。まず、ボードの裏面および下地面の両面に、それ
ぞれ、部分的あるいは全面的に接着剤を塗る。そして、
接着剤の溶剤を除くため30分ないし1時間程度乾燥す
る。このあと、ボードの位置決め(位置合わせ)を短時
間で行い、ボードを下地面に押しつけて固定する。
水溶性接着剤を用いる工法は、ボードの裏面および下地
面の両面あるいは片面に接着剤を塗ったのち、ボードの
位置決めをし、ボードを下地面に押しつけて固定する。
前記両工法は、釘打ちを必要としないという利点があ
る。しかしながら、ゴム系接着剤を用いる工法には、ボ
ードおよび下地面の両方に接着剤を塗布しなければなら
ないので、塗布面積が2倍となって塗布に時間がかか
り、そのうえ、溶剤を除くための乾燥や接着剤の乾燥に
も時間がかかるので、施工に時間がかかるという問題が
あった。また、作業場に溶剤の臭気がこもって作業環境
を悪化させるという問題や、接着剤が完全に乾燥するま
でトンボ等を用いてボードを押圧しなければならず手間
がかかるという問題もあった。他方、水溶性接着剤を用
いる工法にも、接着剤が完全に乾燥するまでトンボ等を
用いてボードを押圧しなければならず、ボードの押圧に
よりはみ出した接着剤の清掃が必要になるので手間がか
かるという問題があった。
〔発明の目的〕
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、作業環境を悪化させることもなく、簡単かつ短時
間で、しかも、釘なしでボードの固定を行うことのでき
る工法を提供することを目的としている。
〔発明の開示〕
前記のような目的を達成するため、この発明は、ボード
を下地面に固定するにあたり、ボードの裏面および下地
面のいずれか一方の面に両面粘着剤付シートを貼着して
おいて、このシートと他方の面との間に粘着剤に対する
離型処理が施された当て材を介在させてボードを下地面
に沿わせて位置決めし、そののち、前記当て材を抜き取
って前記ボードを下地面に押し付けて固定することを特
徴とするボード固定工法とその要旨としている。
以下に、この発明を詳しく説明する。
この発明で用いられるボードとしては、建物の内装に用
いられる石膏ボード等があげられる。具体的な例として
は、たとえば、第1図および第2図に示されているよう
なボード1であって、石膏ボード2の裏面に、ウレタン
発泡体からなる層3、および、プラスチックスシートに
石綿粉をラミネートしたシート4が設けられ、縦aが24
00mm、横bが900mmのものがあげられる。しかし、この
ようなものに限定されるものではない。
両面粘着剤付シートとしては、たとえば、柔軟性基材の
両面に粘着剤層が設けられたものが用いられる。柔軟性
基材を有するものを用いるようにすると、表面に凹凸の
ある下地面であっても、これに隙間なくボードを固定で
きるといった利点がある。具体的な例としては、たとえ
ば、アセテート等からなる不織布にアクリル系粘着剤を
含浸させて、不織布の両面に粘着剤層を設けるように
し、両面の粘着剤層表面を離型紙で覆ったものがあげら
れる。また、市販されている両面粘着テープを用いるこ
ともできる。しかし、これらに限定されるものではな
い。両面粘着剤付シートの幅は、ボードの大きさ等に応
じて、適宜、決定するとよい。両面粘着剤付シートのボ
ードに対する貼着は、片面の離型紙を剥がしたのち、た
とえば、第2図に示されているように、ボード1の裏面
(シート4側面)に田型となるよう両面粘着剤付シート
5を縦横に貼着することにより行う。両面粘着剤付シー
トは、ボードの裏面全面に貼着されるようであってもよ
いし、部分的に貼着されるようであってもよい。貼着位
置は、第2図に示される位置に限定されるものではな
い。
当て材としては、両面粘着剤付シートの粘着剤が粘着し
ないよう離型処理が施されたものを用いる。そのような
ものとしては、たとえば、木質の棒体(貫棒)に液状の
離型剤を塗布処理したもの、離型シートを張り付けたも
の等が用いられる。具体的な例としては、たとえば、棒
体にフッ素系離型剤を塗布したのち、常温(20℃)で乾
燥させたものがあげられる。しかし、これに限定される
ものではない。前記のような寸法のボードが用いられる
場合等においては、当て材の寸法は、たとえば、0.7cm
×12cm×50cm(長さ)が適当である。
つぎに、第3図を用い、ボードの固定操作について説明
する。図中、6は外壁パネルであって、内面に内装石膏
ボードパネル6aが貼られている。まず、両面粘着剤付シ
ート5の表面を覆う離型紙をはがして、ボード1を当て
材7を介して下地面に沿わせる。このあと、ボード1を
当て材7に沿わせた状態で適宜移動させて、位置決め
(寸法位置合わせ)を行う。このように、ボード1を当
て材7に当てた状態で移動させるようにすると、両面粘
着剤付シート5がパネル6aの表面(下地面)に粘着する
ことがないため、簡単に正確にボード1の位置決めを行
うことができる。つぎに、位置決めが終わると、当て材
7を抜き取って除去し、手で押さえる等してボード1を
パネル6aに押し付けて、パネル6aに固定する。当て材7
の除去は、ボード1がずれないよう、できるだけ短時間
で行うようにするとよい。このあと、必要に応じて、固
定を強固にするため、ボード1の表面に板体を当て、こ
の板体を金槌で叩く。前記板体の寸法は、0.7cm×12cm
×50cm(長さ)が適当である。
両面粘着剤付シートは、パネルでなく、下地面に貼り付
けておいてもよい。
両面粘着剤付シートとして両面粘着テープを用いるとと
もに、第1図および第2図に示されているボードを用
い、この発明にかかるボード固定工法にしたがって、第
3図に示されているようにして、ボードの固定を行った
ところ、ほぼ2名で、工事完了まで2分10秒しかかから
なかった。ボードは、強く固定されていて、剥がそうと
しても全く剥がれなかった。
この発明にかかるボード固定工法では、前記のように、
両面粘着剤付シートを用いてボードの固定を行うように
しているので釘打ちが必要でなく、溶剤が用いられてい
ないので作業環境が悪化することもない。前記のよう
に、当て材を用いるようにしているので、ボードの下地
面への粘着が避けられ、ボードの位置決めを正確かつ簡
単に行うことができる。しかも、ゴム系接着剤を用いた
場合のように、溶剤乾燥に時間がとれらず、ボードおよ
び下地に接着剤を塗布する時間もとられない。接着剤を
ハケ塗りした場合のように塗りむらができて、接着不良
が生じたり、接着剤が完全に乾燥するまでトンボ等を用
いてボードを押圧するといったようなことも必要でな
い。そのため、この発明にかかるボード固定工法によれ
ば、ゴム系接着剤を用いた場合にくらべて、ボード固定
のための手間あるいは所要時間が約1/25に短縮される。
また、水溶性接着剤を用いた場合のように、接着剤のハ
ケ塗り等により塗りむらができて接着不良が生じるとい
うようなことがなく、はみ出した接着剤の清掃も必要で
ない。接着剤が完全に乾燥するまでトンボ等を用いてボ
ードを押圧するといったようなことも必要でなく、接着
剤の乾燥に12時間もかかるといったようなこともない。
そのため、この発明にかかるボード固定工法によれば、
水溶性接着剤を用いた場合にくらべて、ボード固定のた
めの手間が約1/10ですむ。このようにこの発明にかかる
ボード固定工法によれば、簡単かつ短時間でボードの固
定を行うことができるのである。
なお、前記の説明では、壁の下地となる垂直面にボード
を固定する場合を示したが、天井の下地となる水平面に
ボードを固定する場合も同様にして行うことができる。
壁等の下地に端から順にボードを張り付けていく場合等
において、最後のボードを固定するとき、コーナー部等
のために当て材を抜くことができなくなることがある。
この場合は、当て材を用いずにボードを貼着するとよ
い。この最後のボードの固定は、コーナー部等と先に固
定されたボードとの間で行われるので、当て材を用いな
くとも位置決めを比較的簡単に行うことができる。前記
従来工法によってこの部分のボード固定を行ってもよ
い。
〔発明の効果〕
この発明にかかるボード固定工法は、ボードを下地面に
固定するにあたり、ボードの裏面および下地面のいずれ
か一方の面に両面粘着剤付シートを貼着しておいて、こ
のシートと他方の面との間に粘着剤に対する離型処理が
施された当て材を介在させてボードを下地面に沿わせて
位置決めし、そののち、前記当て材を抜き取って前記ボ
ードを下地面に押し付けて固定するようにしているの
で、作業環境を悪化させることもなく、簡単かつ短時間
で、釘なしでボードの固定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかるボード固定工法の1実施例で
用いられるボードの端部の側面図、第2図は同ボードに
両面粘着剤付シートが貼着された状態の裏面図、第3図
は前記実施例の施工説明図である。 1……ボード、5……両面粘着剤付シート、7……当て

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボードを下地面に固定するにあたり、ボー
    ドの裏面および下地面のいずれか一方の面に両面粘着剤
    付シートを貼着しておいて、このシートと他方の面との
    間に粘着剤に対する離型処理が施された当て材を介在さ
    せてボードを下地面に沿わせて位置決めし、そののち、
    前記当て材を抜き取って前記ボードを下地面に押し付け
    て固定することを特徴とするボード固定工法。
JP1440687A 1987-01-24 1987-01-24 ボ−ド固定工法 Expired - Lifetime JPH0676728B2 (ja)

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JP1440687A JPH0676728B2 (ja) 1987-01-24 1987-01-24 ボ−ド固定工法

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JP1440687A JPH0676728B2 (ja) 1987-01-24 1987-01-24 ボ−ド固定工法

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JPS63181849A JPS63181849A (ja) 1988-07-27
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JPH07100781B2 (ja) * 1991-11-21 1995-11-01 真和建装株式会社 建材用両面テープ

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