JPH0676207U - 板状体の収納装置 - Google Patents

板状体の収納装置

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JPH0676207U
JPH0676207U JP6341792U JP6341792U JPH0676207U JP H0676207 U JPH0676207 U JP H0676207U JP 6341792 U JP6341792 U JP 6341792U JP 6341792 U JP6341792 U JP 6341792U JP H0676207 U JPH0676207 U JP H0676207U
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cassette
plate
circular plate
shaped body
hand
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JP6341792U
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Inventor
敏治 岸村
一雄 高橋
国明 宮地
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日立テクノエンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カセット内に収納されている板状体に損傷を与
えることなく、また、カセットの収納溝部へ接触させた
りすることなく、安全かつ迅速に板状体を搬送すること
のできる装置を提供することである。 【構成】電磁波及び音波のいずれか一種で、カセット内
に収納されている板状体、およびカセットの収納桟の基
準面からのレベルを検出し、ハンド18によってカセッ
ト内の板状体の取り出し、収納動作を行うものであり、
具体的には、板状体、およびカセットの収納桟を検出す
るセンサ13、カセット内の板状体の取り出し、収納動
作を行うハンド18、カセットやハンドの位置を表す信
号を発生するエンコーダ、カセットの設置されているテ
ーブル4の傾きを任意に変えることのできる傾き調整機
構5、センサ13やエンコーダ14からの信号を受け、
演算処理を行い、パルスモータ7を回転させたりする制
御演算機器15などを設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シリコンウェファやコンパクトディスクなどの円形板状体やカード やシート等の矩形板状体や、その他板状体のレベル検出機構を有する板状体の収 納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カセット内での板状体の有無をカセットの中央部で板状体と並行な光ビームで 検出する方法が知られている(雑誌『自動化技術』1987年発行、第19巻, 第8号、pp54〜60の特に図6およびその説明文参照)。
【0003】 この方法では、カセットの収納桟において板状体が傾いている場合に、カセッ ト内の積層方向で板状体の占める距離は検出できない。このため、カセットから 板状体を取り出すためにカセット内へハンドを挿入する時、検出した板状体の垂 直方向位置にハンドをあまり近づけて挿入すると、ハンドが板状体に接して破損 させる恐れがある。その回避のためには板状体をハンドに載せるための移動距離 に余裕を持っておかなければならない。
【0004】 また特開昭63−131533号公報に記載されるように、光ビームを板状体 の上斜めの方向から照射しセンサに受光されれば、板状体は傾いていると判断す る技術がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記後者の技術では、光ビームと板状体が並行であれば傾きを検知でき板状体 をハンドに載せるために移動距離に余裕を持たせる必要は無い。しかしながら、 板状体に対して光ビームが並行せず、傾いている場合には、板状体の傾きを検知 できない。そこで、多様な板状体の傾きを検知するためには、多数の光ビームを 照射する必要を生じ、装置は複雑化する。
【0006】 また、カセット内へ板状体を収納するとき、カセットの設計寸法から算出した 収納桟の中央の位置に板状体が配置されるようにして収納したとしても、また、 レベル(高さ)検出機構によって検出したカセット内の板状体の取り出し高さに 板状体が配置されるようにして収納しようとしても、カセットの歪によって、収 納桟自体が変形していたり、板状体挿入方向におけるカセット両側の桟が同一水 平面上にない場合には、挿入時に板状体がカセットの収納桟に接触し損傷を与え る。
【0007】 本考案の目的は、カセット内に収納されている板状体に損傷を与えることなく 取り出すことができる簡単な構成の板状体の収納装置を提供することである。 また本考案の他の目的は、カセットの収納桟へ板状体を接触させたりすること なく、安全に収納することができる簡単な構成の板状体の収納装置を提供するこ とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴とするところは、水平方向に対向した桟が上下方向に並べられ、 少なくとも各桟の上面は内側に向かって下方向に傾斜しており、対向した桟の間 に板状体を橋絡する形に収納するカセットと、指向性を持つ電磁波および音波の いずれか一種の集束エネルギー線が上記カセットの対向した桟の間に収納された 板状体の縁に接することをセンサで検出して収納されている板状体のレベルの検 出を行う手段を備えたものにおいて、上記集束エネルギー線を同一水平面内で上 記板状体に対して放射する2つ以上のエネルギー線源、上記カセットと上記両集 束エネルギー線源とを相対的に移動させる駆動部、および上記相対的移動に伴い 上記センサから得られる検出信号に基づいて上記カセット内に収納されている板 状体の上下の間隔を算出する制御演算部を備えたことにある。
【0009】 また本考案の他の特徴とするところは、水平方向で対向した桟が上下方向に並 べられ対向した桟の間に板状体を橋絡する形に収納するカセット、指向性を持つ 電磁波および音波のいずれか一種の集束エネルギー線を2本以上同一水平面内で 対向した桟に対して放射する2つ以上のエネルギー線源、上記カセットと上記両 集束エネルギー線源とを相対的に移動させる駆動部、および上記相対的移動に伴 い上記集束エネルギー線が桟の縁に接することを検出するセンサ、上記センサか ら得られる検出信号に基づいて上記板状体を収納する桟の間口を算出する制御演 算部を備えたことにある。
【0010】
【作用】
集束エネルギー線とカセットとを相対的に移動させることにより、集束エネル ギー線は板状体またはカセットの収納桟によって遮光状態になったり、透光状態 になったりする。この状態をセンサで相対的移動の距離(位置)情報と併せて検 出し、これらの情報をカセットから板状体を取り出したり、あるいは、カセット へ板状体を収納したりするハンドに対する挿入可能高さ情報としてフィードバッ クすることにより、板状体はハンドあるいは収納桟によって損傷を受けることが なくなる。
【0011】 さらに、板状体は平行に収納されているがカセット自体が傾いていると判断さ れる場合には、ハンドと各板状体または収納桟の画定する面とが平行になるよう カセットの傾きを調整する機構へ傾きの情報をフィードバックすることにより、 板状体はハンドあるいは収納溝部によって損傷を受けることがなくなる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案をその実施例を示す図1に基づいて説明する。 図1において、物理的支持体の機能を果たすベース1にガイドレール2a、2 bが固定されている。ガイドレール2a、2b上をガイドブロック3a、3bが Z方向(垂直方向)にそれぞれ昇降できる。なお、図中X、Y、Zは直交座標系 を示す。
【0013】 ガイドブロック3aにはサポート9が固定され、一方、ベース1にはモータブ ラケット6aが固定されている。モータブラケット6aには、パルスモータ7a が取付けられ、その出力軸であるボールねじ8aがサポート9に通されている。 パルスモータ7aの回転によってボールねじ8aを介してサポート9が駆動され ることにより、ガイドブロック3aがガイドレール2aに沿って上下する。
【0014】 ガイドブロック3aには傾き調整機構5が固定され、傾き調整機構5上にテー ブル4、円形板状体10を収納するカセット11が順次載置、ないし取付けられ れている。カセット11はテーブル4上に取り付けられたガイド12によって位 置決めされてテーブル4上に載置されている。また、ベース1の一部がテーブル 4、カセット11を取り囲むように配置されている。
【0015】 発光素子と受光素子との組で構成される光センサ13aと13e、13bと1 3f、13cと13g、13dと13hがベース1のカセット11を取り囲む部 分上に固定されている。光センサ13aと13e、13bと13f、13cと1 3g、13dと13hの光軸方向は、ガイドブロック3aの上下移動するZ方向 に直角なXY面内で大略X方向になるように配置される。
【0016】 光センサ13aと13e,13bと13fはカセット11の収納桟の有無を、 光センサ13cと13g,13dと13hは収納桟より内側でカセット11内に 収納されている円形板状体10の有無を検出できるように配置されている。
【0017】 各発光素子13aと13b,13cと13dから放射される光ビームは水平で 並行しており、各発光素子13aと13bはカセット11の収納桟に対して、ま た、各発光素子13cと13dはカセット11内に収納されている円形板状体1 0に対してほぼ平行になる光ビームを水平面内で並行して放射する。各発光素子 13a〜13dより放射された光ビームは受光素子13e〜13hで検出される 。
【0018】 なお、ここで「並行」とは並んで進行する程度の意味であり、必ずしも「平行 」を意味しない。たとえば、ある角度で収束するような光ビームも「並行」に含 まれる。もちろん、「平行」であってもよい。
【0019】 パルスモータ7aの回転によるボールねじ8aの回転でサポート9が駆動され 、Z方向にカセット11が昇降する。カセット11の昇降に伴って、カセット1 1の収納桟とカセット11内に収納されている円形板状体10の各々をこれらの 光センサで検出した信号と、パルスモータ7aに接続されているエンコーダ14 aによって検出したZ方向の移動量に関する信号は演算器を含む制御演算装置1 5に送られる。
【0020】 制御演算装置15はさらにパルスモータ7aと接続されていてパルスモータ7 aに駆動信号を供給するドライバの機能を果たしている。 ガイドレール2b上を移動するガイドブロック3bには、ロボットベース16 が固定されている。ベース1に固定されているモータブラケット6bにパルスモ ータ7bが取付けられ、その出力軸であるボールねじ8bがロボットベース16 に通されている。従って、パルスモータ7bの回転でボールねじ8bを介してロ ボットベース16は上下に駆動される。
【0021】 ロボットベース16にはX方向にガイドレール2cが固定されている。ガイド レール2c上をガイドブロック3cがX方向に移動できる。ロボットベース16 に固定されているモータブラケット6cにパルスモータ7cが取付けられ、その 出力軸であるボールねじ8cがブロック17に通されている。ブロック17はガ イドブロック3cと固定されている。
【0022】 従って、パルスモータ7cの回転でボールねじ8c、ブロック17を介してガ イドブロック3cはX方向に駆動される。ガイドブロック3cには円形板状体1 0をカセット11内から取り出したり、収納したりするハンド18が固定されて いる。
【0023】 ハンド18の円形板状体10が載る面は、ベース1に固定されている光センサ の設置されている面と平行となっている。 パルスモータ7b、7cの回転によるボールねじ駆動で、ハンド18をカセッ ト11内に任意の高さにおいて差し込むことができ、円形板状体10をカセット 11内から取り出したり、収納したりする動作ができる。
【0024】 パルスモータ7bに接続されているエンコーダ14b、パルスモータ7cに接 続されているエンコーダ14cによって検出されたハンド18の位置に関する情 報の信号は制御演算装置15に送られる。制御演算装置15はさらにパルスモー タ7b、7cと接続されていてこれらを駆動する信号を供給し、ドライバの機能 も果たしている。
【0025】 図2は、光ビームと測定対象物との関係を示す。図2(A)は、発光素子13 a〜13d、受光素子13e〜13h、円形板状体10、板状体収納桟11aの 関係を平面的に示し、図2(B)は、側面からの関係で示す。発光素子13a〜 13dは、たとえば半導体レーザ、発光ダイオード等で構成され、光ビームLa 〜Ldを発する。これらの光La〜Ldは、それぞれ直進し、ホトダイオード、 ホトトランジスタ等で構成される受光素子13e〜13hに入射する。円形板状 体10は、収納桟11aの上に載置され、カセットの駆動と共にし昇降する。
【0026】 図においては、収納桟11a、11bは、径の異なる円形板状体にも適合でき るよう手前から奥に向かって次第に間隔が狭くなるように配置され、光La、L bは、それぞれ収納桟11a、11bと平行に配置されている。光Lc、Ldは 、円形板状体10の異なる2つの位置を検出できるように配置されている。Lc ′、Ld′で示すように、平行に配置してもよく、Lc、LdのようにLa、L bよりも大きな角度で収束するように配置してもよい。
【0027】 図2(B)に示すように、円形板状体10、収容桟11aが上方から下方に移 動すると、やがて発光素子13a〜13dが発する光La〜Ldを横切るように なる。光ビームが円形板状体10もしくは収納桟11aによって遮られると、受 光素子13e〜13hは光ビームを受光しなくなる。
【0028】 図2(C)は、カセット11の垂直方向位置と受光素子13e〜13hの出力 の関係を示す。カセット11の垂直方向位置は、パルスモータ7aに結合された エンコーダ14aの出力によって同定される。エンコーダ14aの出力が十分細 かければ、カセット11の位置はほぼ連続的に知ることができる。すなわち、エ ンコーダ14aの出力によってカセット11の収納桟11aもしくはカセット内 に収納された円形板状体10の位置Zが表される。
【0029】 発光素子13c、13dの発する光ビームLc、Ldは、収納桟11aによっ ては遮られず、収納桟11a上に円形板状体10が載置されている時のみ遮られ る。光ビームLc、Ldが遮られると、受光素子13g、13hの出力は立ち下 がる。図2(C)に示した最初のケースp1の場合、初め受光素子13hの出力 が立ち下がり、続いて受光素子13gの出力が立ち下がっている。そして、さら に受光素子13hの出力が立ち上がり、続いて受光素子13gの出力が立ち上が っている。これは、図 2(A)に示す円形板状体10が右側部分で低く、左側 部分で高いことを示している。すなわち、図2(B)に示す配置でいうと、円形 板状体10は右下がりに配置されている。
【0030】 図2(C)の第2の場合p2においては、受光素子13gの出力が初めに立ち 下がり、続いて受光素子13hの出力が立ち下がっている。そして、さらに受光 素子13gの出力が立ち上がり、続いて受光素子13hの出力が立ち上がってい る。これは、初めの場合p1と逆の関係を示し、図2(B)の配置でいえば、円 形板状体10が左下がりに配置されていることを示す。
【0031】 図2(C)の第3の場合p3においては、受光素子13g、13hの出力が同 時に立ち下がり、同時に立ち上がっている。この関係は、図2(B)の配置でい えば、円形板状体10が丁度水平に保たれていることを示す。
【0032】 なお、光ビームLc、Ldが円形板状体10と平行な場合を想定して説明した が、円形板状体10が光ビームLc、Ldと平行でない関係の場合は、受光素子 の出力波形はより複雑になる。
【0033】 しかしながら、受光素子13g、13hの出力が立ち下がっている間は、光ビ ームLc、Ldが円形板状体10によって遮られていることを示すので、円形板 状体の厚さを予め知って制御演算装置に入力しておくことにより、信号波形から 円形板状体の左右の傾きと共に前後の傾きを知ることができる。
【0034】 他の2つの発光素子13a、13bは、図2(A)に示すように、光ビームL a、Lbを発し、受光素子13e、13fを照射している。もし、カセット自身 が傾いていると、右側の収納桟11aと左側の収納桟11aの垂直方向位置が異 なることになる。このような場合には、図2(C)に示すように受光素子13e 、13fの出力間に位相差が生じる。
【0035】 図示のように、受光素子13eの出力が初めに立ち下がり、次に受光素子13 fの出力が立ち下がり、そして受光素子13eの出力が立ち上がり、次に受光素 子13fの出力が立ち上がる場合は、図2(B)の配置で左側の収納桟11aが 右側の収納桟より低い左下がりの配置になっていることを表す。収納桟11aは 、カセット11に固定されており、複数の収納桟の左右相互位置は一体的に定め られる。
【0036】 したがって、受光素子13e、13fの出力の関係は通常同じ関係が繰り返し 現れる。ただし、光ビームLa、Lbと収納桟11aが平行でない関係にある時 は、受光素子13e、13fの出力の立ち下がる期間が変化する。
【0037】 図3は、制御演算装置15の主な構成を示す。図3(A)は制御演算装置15 のハードウエア構成例を示す。バス31にROM32、RAM33、CPU34 が接続され、CPU34はバス31に接続されている。ROM32は、CPU3 4が行なう演算プログラム等を記憶する。RAM33は、ハンド18の厚さ、板 状体10の厚さや形状等の演算プログラムで使用される各種レジスタ、フラグ等 の一時記憶装置を提供する。
【0038】 CPU34は、ROM32に記憶されたプログラムにしたがって演算処理を行 い、所定出力をバス31に供給する。CPU34は、バス31との間に各種信号 のやり取りも行なうが、板状体の姿勢に関しては図3(B)に示すような回路と 同等な機能を果たす。
【0039】 図3(B)においては、受光素子13gの出力、受光素子13hの出力、エン コーダ14aの出力が判別回路36に供給される。判別回路36は、これらの入 力信号に基づき、図2(B)に示すように円形板状体10を側方から観察した時 にどのような領域が占有されているかを判別し、隣接する円形板状体の間に残さ れた利用可能領域を演算し、ハンド駆動回路37に供給する。
【0040】 ハンド駆動回路37は、供給された利用可能領域を表す信号に基づき、ハンド 18自身の厚さも考慮し、ハンド18を駆動する信号を形成してパルスモータ7 b、7cを駆動する。
【0041】 図3(C)は、カセットの姿勢修正回路の構成を示す。受光素子13eの出力 、受光素子13fの出力、エンコーダ14aの出力が判別回路38に供給され、 収納桟が光ビームを遮ったタイミングからカセット11の傾きが算出される。
【0042】 このカセット11の傾きを表す信号は傾き修正回路39に供給され、傾き修正 回路39は傾き調整機構5を駆動するための信号を発生する。なお、図2(B) に示す配置において、カセットが右下がりか左下がりかは受光素子13e、13 fの出力に基づいて円形板状体の傾き検出と同時に判断することができる。
【0043】 収納桟11aが前記の煽りを有する時は、光ビームを遮る期間のみに基づいて カセットが前下がりか前上がりかを判断することができない。煽り修正は一旦一 方向に修正をかけ、傾きが減少するようであればそのまま続行し、増大するよう であれば逆方向に変換することによって実行できる。
【0044】 このように、図3(A)に示すCPU34は、円形板状体10、収納桟11a の姿勢を判別する信号を発生する。また、制御演算装置15はパルスモータや傾 き調整機構のドライバの機能も有することから、図3(A)の代わりに図3(B )、(C)に示すような専用回路を用いてもよい。
【0045】 次にカセット11内の円形板状体10の取り出し動作について説明する。 カセット内に収納されている円形板状体の収納状態の詳細例を図4に示す。カ セット11の対向する側板11dの内側に収納桟11aが対向するように左右に 設けられている。各収納桟11aの上下の幅は収納される円形板状体10の厚さ よりも大きめの寸法を有する。各収納桟11aと円形板状体10との接触面積を 極力少なくするため各桟11aの上下面は内側に向かって収束するテーパをつけ ている。
【0046】 カセット内に収納されている円形板状体10の位置は収納桟上でばらつき、種 々の収納状態となっている。円形板状体10aは対向した収納桟同士の中央に水 平に収納された状態である。円形板状体10bはシリコンウェファで一部にオリ エンテーションフラット部を持っており、それが収納桟上で左右、前後に傾いた 状態にある。
【0047】 円形板状体10cはカセット11の左側によった状態である。円形板状体10 dはカセット11の右側によった状態である。これらの円形板状体10c、10 dは前後方向にはほぼ水平であるが、収納桟との接触位置の差により左右には傾 いている。円形板状体10eは円形板状体10aと同じく、カセット11の中央 に収納された状態である。ここで、各円形板状体10a〜10eは同じ厚さを持 つものとする。
【0048】 カセット11から円形板状体10を取り出す前に、図1に示すパルスモータ7 aの回転によるボールねじ8aの駆動でカセット11をZ方向に下降させる。カ セットの下降と共に内側に配置された発光素子と受光素子から構成される光セン サ13cと13g、13dと13hで各々の円形板状体を検出する。光センサ1 3cと13g、13dと13hは円形板状体を検出しているときは遮光状態とな り、検出していないときは透光状態となる。
【0049】 これらの光センサによる信号をZ方向の移動量を検出するエンコーダ14aの 信号と比較することにより、基準面となるテーブル4の表面から測った各々の円 形板状体の収納されているレベルを厚さ範囲(図2(C)の信号の立ち下がり、 立ち上がり区間)として検出できる。
【0050】 発光素子と受光素子から構成される光センサ13cと13gのセンシングの軌 跡を図4の19cに示し、光センサ13dと13hのセンシングの軌跡を図4の 19dに示す。センシング軌跡19cにおいて、光センサ13cと13gが遮光 状態から透光状態に、または透光状態から遮光状態に変わる点をそれぞれ20a 〜20mに示す。また、センシング軌跡19dにおいて、光センサ13dと13 hが遮光状態から透光状態に、または透光状態から遮光状態に変わる点をそれぞ れ21a〜21mに示す。
【0051】 光センサ13cと13gがテーブル4を検出していて遮光状態となっている状 態から透光状態となった点が20aである。同じく、光センサ13dと13hが 遮光状態から透光状態となった点は21aである。
【0052】 なお、11bはカセット11の横梁であるので、光センサ13cと13g、光 センサ13dと13hが検出する点20b,20cおよび21b,21cの位置 情報は制御演算装置15で無視することができる。
【0053】 円形板状体10aはカセットの収納桟の中央に収納されており基準面となるテ ーブル4の主面と平行となっている。このため、点20aと20dの距離と点2 1aと21dの距離は等しくなり、また、点20aと20eの距離と点21aと 21eの距離も等しくなる。
【0054】 これらの距離の差を演算し、データと比較することによって、テーブル4の主 面から測った円形板状体10aの厚さ分布を知ることができる。すなわち、点2 0aと20dの距離、または点21aと21dの距離で指定されるテーブル4の 主面と平行な平面と、点20aと20eの距離、または点21aと21eの距離 で指定されるテーブル4の主面と平行な平面の間に円形板状体10aがあると判 断できる。即ち、円形板状体10aは正常に収納されていると評価される。
【0055】 この場合、点20dと20eの距離、または、点21dと21eの距離は円形 板状体10aの実厚さを表している。 次に、円形板状体10bについてそのセンシング軌跡をたどってみる。円形板 状体10bは傾いているので、最初に点20f、その次に点21fにおいて光セ ンサが透光状態から遮光状態となる。さらに点20g、次に点21gにおいて光 センサが遮光状態から透光状態となる。
【0056】 基準面となるテーブル4の主面から距離が一番小さい点は20fで、一番大き い点は21gとなる。よって、点20aと20fの距離で指定されるテーブル4 の主面と平行な平面と、点21aと21gの距離で指定されるテーブル4の主面 と平行な平面の間に円形板状体10bがあると判断できる。
【0057】 なお、板状体が傾いている場合、厳密にはセンサでセンスした高さよりもさら に高くなったり低くなったりする箇所もあるが、これらの量は、円形板状体の形 状、厚さのデータおよび各センサが透光状態から遮光状態、または遮光状態から 透光状態に変わる点の位置情報から推測可能である。また、センサ間の距離をハ ンドの幅に合わせれば、ハンド挿入可能範囲は正確に知ることができる。
【0058】 この場合、点20fと20gの距離、また点21fと21gの距離は円形板状 体10bの実厚さよりは厚いものとして測定される。予め制御装置15に入力し た円形板状体10bの厚さと比較することによって、円形板状体10bは正常に 収納されていない(傾いている)と評価される。
【0059】 次に円形板状体10cについてセンシング軌跡をたどってみる。 最初に点21h、次に点20hにおいて光センサが透光状態から遮光状態とな る。さらに点21i、次に点20iにおいて光センサが遮光状態から透光状態に なる。
【0060】 基準面となるテーブル4の主面からの距離が一番小さい点は21hで、一番大 きい点は20iとなる。よって、点21aと点21hの距離で指定されるテーブ ル4の主面と平行な平面と、点20aと点20iの距離で指定されるテーブル4 の主面と平行な平面との間に円形板状体10cがあると判断できる。
【0061】 点20hと点20iの距離、点21hと点21iの距離は等しく、点20aと 点20hの距離は点21aと点21hの距離より大きい事から、円形板状体10 cは左上がりに傾いている、すなわち、カセット11の左側に寄って傾斜してい ると評価される。
【0062】 円形板状体10dにおいても、円形板状体10cの場合と同様に、点20aと 点20jの距離で指定されるテーブル4の主面と平行な平面と、点21aと点2 1kの距離で指定されるテーブル4の主面と平行な平面との間に円形板状体10 dがあり、カセット11の右側に右上がりに寄って傾斜していることが判定され る。
【0063】 円形板状体10eについては、円形板状体10aの場合と同様の測定がされる 。点20aと点20lの距離、または点21aと点21lの距離で指定されるテ ーブル4の主面と平行な平面と、点20aと点20mの距離、または点21aと 点21mの距離で指定されるテーブル4の主面と平行な平面の間に正常に円形板 状体10eが収納されていることが判定される。
【0064】 カセット内の円形板状体のセンシングが終了すると、パルスモータ7aの回転 によるボールねじ8aの駆動で、カセット11が元あった場所まで上昇される。 次にハンド18がカセット11内の円形板状体を取り出す。ここで、制御演算 装置15はカセット11内に収納されている各円形板状体について、Z方向につ いての厚さ分布を記憶し、円形板状体に衝突する位置にはハンド18を挿入しな いよう制御してパルスモータ7b、7cに動作信号を送る。
【0065】 また、これらのパルスモータの動作は、エンコーダ14b、14cによってモ ニタされ制御装置15にフィードバックされている。 図5に制御装置15がハンドを挿入しても可と判定した領域を示す。円形板状 体10aを取り出すためにカセット内にハンド18を挿入できる範囲をハッチン グ部22aに示す。
【0066】 図4のセンシング軌跡19c上の点20b、20c、センシング軌跡19d上 の点21b、21cについては、制御演算装置15で、カセット11の一部と判 定する。
【0067】 このハンド18を挿入できる範囲22aは、センシング軌跡19c、19d上 の点、20c、20dと21c、21dの位置情報から得られるカセットの横梁 11bと円形板状体10aから構成される空間において、ハンド18を挿入する ときの振動や静電気等による影響を考慮してカセットの横梁11bから、また円 形板状体10aからある一定の距離を確保した空間である。
【0068】 同じく、円形板状体10bについてハッチング部22b、円形板状体10cに ついてハッチング部22c,円形板状体10dについてハッチング部22d、円 形板状体10eについてハッチング部22eが挿入可能領域を示す。
【0069】 円形板状体10aをカセット内から取り出すときは、ハンド18がハッチング 部22aのレベルの内に入るようにパルスモータ7bによりハンド18のレベル を調節し、次にパルスモータ7cによってハンド18をカセット内へ挿入する。
【0070】 ハッチング部22aとハンド18の厚さとの比較からハンド18がハッチング 部22aに示されるレベル内に入らないと判断されるときは、円形板状体10a を損傷する危険性があるため、制御装置15は、パルスモータ7cに動作信号を 出さず、カセット11内へのハンド18の挿入を行わない。
【0071】 挿入が終わると円形板状体10aが収納されている溝部11cの中央に円形板 状体10aがくるようパルスモータ7bによるボールねじ駆動によりハンド18 をZ方向に微速上昇させる。
【0072】 このとき、円形板状体10aはハンド18上に載り、カセット11の収納桟1 1aから放れ、ハンド18をパルスモータ7cによるボールねじ駆動でX軸方向 に動かしカセット11から抜き出す。
【0073】 上記の動作により円形板状体10aを損傷なく、安全に、カセット11内から 取り出せ、後段機器へ渡すことができる。 円形板状体10b、10c、10d、10eについても、上記円形板状体10 aの取り出しと同様にカセット11内から取り出すことができる。
【0074】 次にカセット11内への円形板状体の収納動作について説明する。 カセット11内に収納されていた円形板状体10を一旦ハンド18によって取 り出し、後段機器に渡し、処理後、その円形板状体10を再びカセット11の元 の箇所にもどす場合を説明する。まず、円形板状体10をカセット11内から取 り出した時のレベルで、ハンド18上に載っている円形板状体10をカセット1 1内へ挿入する。
【0075】 次に、円形板状体10をカセット11内から取り出すときにカセット内へ挿入 したハンド18のレベルまで、ハンド18を微速下降させ、円形板状体10を収 納桟11aに載置する。最後にそのレベルでハンド18をカセット11から抜き 出せばよい。
【0076】 また、カセット内に収納されていた円形板状体を一旦ハンドによって取り出し 、後段機器に渡し、処理後、その円形板状体を取り出したカセットとは別のカセ ットの任意の箇所に収納する場合は、カセットの収納溝部のレベル検出を行って から円形板状体をカセット内へ収納する。
【0077】 即ち、パルスモータ7aの回転によるボールねじ8aの駆動でテーブル4上に 固定されているカセット11をZ方向に下降させるとき発光素子と受光素子から 構成される光センサ13aと13e、13bと13fでカセット11の両側の収 納桟11aを検出する。
【0078】 このとき光センサ13aと13e、13bと13fはカセットの収納桟を検出 しているときは遮光状態となり、検出していないときは透光状態となる。図2( C)に示すような、これらの光センサによる信号をZ方向への移動量を検出する エンコーダ14aの信号と比較し、基準面となるテーブル面からの各々の収納桟 のレベルを範囲をもった厚さとして検出できる。
【0079】 発光素子と受光素子から構成される光センサ13aと13eのセンシングの軌 跡を図6の19aで示し、光センサ13bと13fのセンシング軌跡を図6の1 9bで示す。
【0080】 センシングにおいては、光センサが遮光状態から透光状態にかわる点、または 、透光状態から遮光状態にかわる点を検出していく。光センサ13aと13eが テーブル4を検出していて遮光状態となった点を23a、上下の収納桟11aの 間に形成されるテーブル面側から数えて左側二番目の収納溝11cを検出した点 を23b、23cとする。
【0081】 また同じく、光センサ13bと13fがテーブル4を検出していて遮光状態と なっている状態から透光状態となった点を24a、テーブル面側から数えて右側 二番目の収納溝11cを検出した点を24b、24cとする。
【0082】 点23aと23bの距離と点24aと24bの距離、また、点23aと23c の距離と点24aと24cの距離は、カセットに寸法の歪がない場合は等しくな るが、寸法歪がある場合は異なってくる。二番目の収納溝の左側の中央は点23 bと23cからなる線分の中点であり、収納溝部の右側の中点は24bと24c からなる線分の中点となる。
【0083】 これらの中点が左側と右側でテーブル面から同じレベルにあれば円形板状体を そのレベルで挿入する。カセットの左側と右側で、中点のレベルが異なるときは 、左側の中点と挿入したときの円形板状体10の距離、右側の中点と挿入したと きの円形板状体10の距離が等しくなるようなレベルで、かつ円形板状体10を カセット内に挿入できる寸法的な余裕があると制御演算装置15が判定した場合 のみ、円形板状体をカセット内へ挿入する。
【0084】 カセット内へ円形板状体10を挿入したときの状態を図7に示す。円形板状体 10はハンド18によって収納桟に接触することなくカセット11内へ挿入され る。次に収納桟11a上に円形板状体10を置くためハンド18は微速下降をし 、円形板状体10をカセット11の収納桟11aに載置した後、カセット内から ハンド18を抜き出すことによって円形板状体10の収納動作が終了する。
【0085】 以上、カセット11内からの円形板状体10の取り出し動作および収納動作に ついて説明したが、カセット内11の収納溝部の各部に寸法歪があるカセットに ついても同様の動作で取り出し、収納動作が可能である。
【0086】 次に収納溝部の各部の寸法歪に規則性がある場合についての円形板状体取り出 し、収納動作について説明する。この場合についても、上記カセット11内から の円形板状体10の取り出し、収納動作によって対応できるのであるが、円形板 状体をより安全に搬送するため、さらには、ハンドや円形板状体をカセット内に 挿入する寸法的な余裕のない場合などの対応のために、傾き調整機構5を使用し た場合について説明する。
【0087】 図8に収納桟11aのレベルが左側と右側で異なり、カセット11内の円形板 状体10がテーブル4主面に対して傾いた状態で収納されている状態を示す。発 光素子と受光素子から構成される光センサ13cと13g、光センサ13dと1 3hの信号とエンコーダ14aの信号から各々の収納桟上に収納されている円形 板状体のレベルの検出を行う。
【0088】 制御演算装置15で、光センサ13cと13gの信号と光センサ13dと13 hの信号を比較判断することにより、円形板状体が、テーブル4の主面に対して 規則正しく傾いていることがわかる。そこで取り出し、収納動作をする前に、傾 き調整機構5によりテーブル4を傾け、円形板状体が載るハンド18の面とカセ ット11内の円形板状体10が平行となるように調整する。
【0089】 そうすることにより、円形板状体10をカセット11の収納溝部からハンド1 8の上に受け取る時や、ハンド18上から収納桟上に預ける時に、カセット内の ハンド利用空間が拡大する。従って、円形板状体10に対する局部的なハンド1 8のあたり等を防止でき、円形板状体10を安全に搬送できる。また、カセット から取り出し、収納をする際にも収納桟への接触を防止でき、安全な搬送ができ る。
【0090】 傾き調整機構5について図9を参照して説明する。 傾き調整機構5のべース5aにリニアパルスモータ25a、25b、25cが 固定され、その出力軸が、ボールジョイント26a、26b、26cを介してテ ーブル4に接続されている。リニアパルスモータ25は三箇所設置してあり、各 々の位置で独立にZ方向に出力軸を伸ばしたり、引込めたりできる。
【0091】 この動作により、テーブル4の傾きを自由に調整できる。たとえば、リニアパ ルスモータ25aによってY軸回りの傾きを調整し、リニアパルスモータ25b 、25cによってX軸回りの傾きを調整する。これらのリニアパルスモータは、 制御演算装置15に接続され、駆動される。
【0092】 次に各円形板状体の収納状態がまちまちであるときの傾き調整機構5の利用に ついて説明する。 先ず、発光素子と受光素子から構成される光センサ13aと13e、13bと 13f、13cと13g、13dと13hの信号とエンコーダ14aの信号から 各々の収納桟上に収納されている円形板状体の収納状態を制御演算装置15によ ってシュミレーションする。
【0093】 シミュレーションに基づき、カセット11内に収納されている各々の円形板状 体ごとに傾き調整機構5でテーブル4の傾きを変え、円形板状体とハンド18の 円形板状体が載る面が平行となるようにして、カセット11内からの取り出し、 カセット11への収納を実施する。円形板状体に損傷を与えることなく、また、 ハンド18の移動距離が短くでき、安全かつ迅速な搬送が可能となる。
【0094】 以上の実施例では発光素子から放射される光ビームを用いたが、指向性を強く した音波などの収束エネルギー線で板状体や収納桟を検出しても良い。また、板 状体はエネルギー線を遮蔽、減衰できるものであればよく、平面形状は任意であ る。
【0095】 以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるもので はない。たとえば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自 明であろう。
【0096】
【考案の効果】
以上説明したように本考案装置によれば、板状体とハンドやカセットの収納桟 との接触を防止しつつ、板状体を安全に収納ないし取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例による板状体収納装置を示
す部分的斜視図である。
【図2】 図1に示す装置のカセットとセンサの関係を
示す概略図である。
【図3】 図1に示す制御装置の構成を示すブロック図
である。
【図4】 図1に示す装置を用いてカセット内の板状体
をセンシングする動作を説明するための概略側面図であ
る。
【図5】 図4に示すカセット内板状体のセンシングか
ら板状体のレベルを検出し、ハンド挿入のレベルの範囲
について説明するための概略側面図である。
【図6】 図1に示す装置を用いてカセットの収納溝部
をセンシングする動作を説明するための概略側面図であ
る。
【図7】 図1に示す装置を用いてカセットへ板状体を
ハンドによって挿入したときの概略側面図である。
【図8】 カセットに歪が生じていて左側と右側の収納
溝部のレベルが異なり、板状体がカセット内で傾いて収
納されているときの概略側面図である。
【図9】 図1の装置の一部である傾き調整機構を示す
部分的斜視図である。
【符号の説明】
1…ベース 2a〜2c…ガイドレール
4…テーブル 5…傾き調整機構 7a〜7c…パルスモータ 8
a〜8c…ボールねじ 9…サポート 10〜10e…円形板状体
11…カセット 11a…収納桟 11c…収納溝 13
a〜13d…発光素子 13e〜13h…受光素子 14a
〜14c…エンコーダ 15…制御演算装置 18…ハンド 19a〜1
9d…センシング軌跡 20a〜20m,21a〜21m…センシング点 22a〜22e…ハンド挿入可能範囲 23a〜23c,24a〜24c…センシング点 25…リニアパルスモータ 26…ボールジョイン
ト 31…バス 32…ROM 33…RAM 34…CP
U 36,58…判別回路 37…ハンド駆動回路
39…傾き修正回路

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向に対向した桟が複数組上下方向に
    並べられ、少なくとも各桟の上面は内側に向かって下方
    向に傾斜しており、対向した桟の間に板状体を橋絡する
    形に収納するカセットと、指向性を持つ電磁波および音
    波のいずれか一種の集束エネルギー線が上記カセットの
    対向した桟の間に収納された板状体によって遮られるこ
    とをセンサで検出して収納されている板状体のレベルの
    検出を行う手段を備えたものにおいて、 上記集束エネルギー線を同一水平面内で上記板状体に対
    して放射する2つ以上のエネルギー線源、 上記カセットと上記集束エネルギー線源とを相対的に移
    動させる駆動部、および上記相対的移動に伴い上記セン
    サから得られる検出信号に基づいて上記カセット内に収
    納されている板状体の上下の間隔を算出する制御演算部
    を備えたことを特徴とする板状体の収納装置。
  2. 【請求項2】水平方向に対向した桟が複数組上下方向に
    並べられ、対向した桟の間に板状体を橋絡する形に収納
    するカセット、 指向性を持つ電磁波および音波のいずれか一種の集束エ
    ネルギー線を2本以上同一水平面内で対向した桟に対し
    て放射する2つ以上のエネルギー線源、 上記カセットと上記集束エネルギー線源とを相対的に移
    動させる駆動部、および上記相対的移動に伴い上記集束
    エネルギー線が桟の縁に接することを検出するセンサ上
    記センサから得られる検出信号に基づいて上記板状体を
    収納する桟間の間口を算出する制御演算部を備えたこと
    を特徴とする板状体の収納装置。
  3. 【請求項3】上記請求項1および2のいずれかにおい
    て、さらに水平な面を有し、板状体を上記カセットから
    取り出しあるいはカセットへ収納するハンドの板状体が
    載る面とカセット内に収納されている各板状体またはカ
    セットの各収納桟の画定する面とが平行になるように上
    記制御演算部の算出結果に基づいてカセットの傾きを調
    整する機構を備えたことを特徴とする板状体の収納装
    置。
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