JPH067597A - 吊り下げ式衣類乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は衣類の均一な乾燥を可能にする吊り
下げ式衣類乾燥機を提供することを目的としている。 【構成】 衣類などを収納する収納庫１と、この収納庫
内に乾燥用空気を循環させる循環経路２と、この循環経
路内に設けた送風手段３・除湿手段５および空気加熱手
段８と、前記循環経路に連通している収納庫の床面から
乾燥用空気を吹き出す床面吹出口１０と、前記循環経路
に連通している収納庫の壁面から乾燥用空気を吹き出す
壁面吹出口１５と、前記床面吹出口の循環経路中に設け
た開閉弁１４とを備え、この開閉弁が開状態では前記床
面吹出口より乾燥用空気を供給し、また閉状態では壁面
吹出口より乾燥用空気を供給する構成とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はニット衣類等の乾燥を行
う吊り下げ式衣類乾燥機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来例の構成及びその動作を図７に基づ
いて説明する。図７において、１はニット等の衣類を乾
燥する収納庫で、以下の各要素を備えている。２は収納
庫１内に乾燥用空気を循環させる循環経路である。３は
循環経路２内に設けている乾燥用空気を循環送風させる
送風手段で、送風ファン４から成っている。５は同様に
循環経路２内に設けている除湿手段で、熱交換器６とこ
の熱交換器６を空気冷却する冷却ファン(図示せず)とか
ら成っている。７は除湿手段５で結露した水を排出する
ドレン孔である。また８は乾燥用空気を加熱する空気加
熱手段で、温度調節が可能なヒータ９から成っている。
１０は収納庫の床面から乾燥用空気を吹き出す床面吹出
口で、循環経路２に連通している。１１は収納庫１から
送風手段３へ湿った空気を排気する排気口である。また
１２はニット等の衣類１３を載置する載置台で、収納庫
１内に着脱自在に設けており、網状部材よりなってい
る。

【０００３】次にその動作を説明する。ニット等の衣類
１３を載置台１２上に載置して、図示していないスイッ
チをオンすると、送風ファン４及びヒータ９が作動す
る。送風ファン４及びヒータ９が作動すると、所定の温
度に調整された乾燥用空気が床面吹出口１０から収納庫
１内へ送風される。この乾燥用空気はニット等の衣類１
３を乾燥し湿った空気となる。この空気は排気口１１か
ら排気され、循環経路２中の熱交換器６によって除湿さ
れる。こうして再び乾燥した乾燥用空気は、ヒータ９で
加熱され収納庫１内に送風される。これが繰り返され
て、ニット等の衣類１３の乾燥が進行していく。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、以下のような課題を有している。つま
り、載置台１２の位置によって乾燥の進行状態が異なる
ものである。最下段に載置したニット等の衣類１３は、
床面吹出口１０からの乾燥用空気がよく当たるため、乾
燥は速やかに行われる。この最下段に載置した衣類を乾
燥した後、乾燥用空気は当然のことながら抵抗の少ない
周辺部へと流れていくものである。その結果、２段目以
上に載置されている衣類１３は、３段目・４段目と上方
にいくほど乾燥されにくくなるものである。このため、
最上段の衣類が乾燥されたときには最下段の衣類は過乾
燥になっており、衣類を痛めたりすることがある。

【０００５】またこの種の衣類乾燥機においては、この
ような理由も含めて、一般に熱効率(投入熱量の内、衣
類を乾燥するため水分を蒸発させるのに費やされた熱量
の割合)は、２５〜３０％程度と非常に悪いものとなっ
ている。

【０００６】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、衣類の均一な乾燥を可能にする吊り下げ式衣類乾
燥機を提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、衣類などを収納する収納庫
と、この収納庫内に乾燥用空気を循環させる循環経路
と、この循環経路内に設けた送風手段・除湿手段および
空気加熱手段と、前記循環経路に連通している収納庫の
床面から乾燥用空気を吹き出す床面吹出口と、前記循環
経路に連通している収納庫の壁面から乾燥用空気を吹き
出す壁面吹出口と、前記循環経路中に設けた開閉弁とを
備え、この開閉弁が開状態では前記床面吹出口より乾燥
用空気を供給し、また閉状態では壁面吹出口より乾燥用
空気を供給する吊り下げ式衣類乾燥機とするものであ
る。

【０００８】上記の目的を達成するための本発明の第二
の手段は、衣類などを収納する収納庫と、この収納庫内
に乾燥用空気を循環させる循環経路と、この循環経路内
に設けた送風手段・除湿手段および空気加熱手段と、前
記循環経路に連通している収納庫の床面から乾燥用空気
を吹き出す床面吹出口と、前記循環経路に連通している
収納庫の壁面から乾燥用空気を吹き出す壁面吹出口と、
前記床面吹出口と壁面吹出口とに循環経路を切り換える
切換弁とを備え、前記切換弁を前記循環経路中で前記空
気加熱手段の直後に設けた吊り下げ式衣類乾燥機とする
ものである。

【０００９】上記の目的を達成するための本発明の第三
の手段は、衣類などを収納する収納庫と、この収納庫内
に乾燥用空気を循環させる循環経路と、この循環経路内
に設けた送風手段・除湿手段および空気加熱手段と、前
記循環経路に連通している収納庫の床面から乾燥用空気
を吹き出す床面吹出口と、前記循環経路に連通している
収納庫の壁面から乾燥用空気を吹き出す壁面吹出口とを
備え、前記壁面吹出口への循環経路の断面積を乾燥用空
気の進行方向に向かって小さくした吊り下げ式衣類乾燥
機とするものである。

【００１０】また上記の目的を達成するための本発明の
第四の手段は、衣類などを収納する収納庫と、この収納
庫内に乾燥用空気を循環させる循環経路と、この循環経
路内に設けた送風手段・除湿手段および空気加熱手段
と、前記循環経路に連通している収納庫の床面から乾燥
用空気を吹き出す床面吹出口と、前記循環経路に連通し
ている収納庫の壁面から乾燥用空気を吹き出す壁面吹出
口と、前記床面吹出口の経路と壁面吹出口の経路とを仕
切る仕切板とを備え、前記仕切板は床面吹出口と壁面吹
出口の循環経路を切り換える切換弁を兼ねた吊り下げ式
衣類乾燥機とするものである。

【００１１】

【作用】本発明の第一の手段は、衣類の種類によって開
閉弁を切換えて使用できるようにしたものである。つま
り通常衣類の場合は乾燥用空気を床面吹出口から供給
し、ニット衣類の場合は収納庫の壁面吹出口から供給す
る。こうして衣類に均等に乾燥用空気を当てることがで
き、均一に乾燥する吊り下げ式衣類乾燥機として作用す
るものである。

【００１２】本発明の第二の手段は、前記本発明の第一
の手段と同様に作用し、切換弁を循環経路中で空気加熱
手段の直後に設けたことにより、一層循環経路の切り換
えが確実にできるものである。

【００１３】本発明の第三の手段は、壁面吹出口用経路
の断面積を乾燥用空気の進行方向に向かって小さく設定
しているため、乾燥用空気の静圧を上げることができ、
複数の壁面吹出口からの吹き出し量を均一に調整するよ
う作用する。

【００１４】また本発明の第四の手段は、壁面吹出口と
床面吹出口の循環経路を兼用できるため、乾燥用空気の
経路の空間を小型化でき、衣類の乾燥に使用できる空間
をより広くできるものである。

【００１５】

【実施例】以下本発明の第一の手段の実施例を図１・図
２に基づいて説明する。従来列と共通の要素については
従来例と同様の番号を使用して、以下の説明を省略す
る。１４は床面吹出口１０用の経路に設けた開閉弁で、
上下方向に移動することによって経路を開閉する。開閉
弁１４が開いている場合は、循環経路２を循環する乾燥
用空気は、空気抵抗の低い床面吹出口１０の経路を流れ
ることになる。開閉弁１４が閉じている場合は、同様の
理由で、循環経路２を循環する乾燥用空気は、空気抵抗
の低い壁面吹出口１５の経路を流れることになる。この
ように開閉弁１４は、乾燥空気の循環経路を床面吹出口
１０と複数の壁面吹出口１５とに切り換えるよう作用す
るものである。また本実施例では、複数の壁面吹出口１
５を設けている。壁面吹出口１５は、ニット衣類等のよ
うにハンガーにかけて保存すると伸びる虞があるため折
り畳んで保存する柔らかい衣類用のものである。また１
６は収納庫１内に吊下げられたカッターシャツ等の通常
衣類を示している。また衣類を載置する載置台１２は壁
面吹出口１５の近傍に配設してあり、壁面吹出口１５は
載置台１２の上方及び下方に複数設けている。このため
ニット等の衣類１３は上下両面に乾燥用空気が当たるこ
とになるものである。

【００１６】次に本実施例の動作を説明する。まずニッ
ト等の柔らかい衣類１３の乾燥の場合について、図１に
より説明する。決められた位置に載置台１２をセット
し、この上にニット衣類１３を載せる。そして開閉弁１
４を図１に示す閉止状態にして運転を開始する。このと
き、乾燥用空気は循環経路２を通り、開閉弁１４の作用
により床面吹出口１０への経路が遮られているので、壁
面吹出口１５よりニット衣類１３を載置した載置台１２
の上方及び下方から吹き出される。

【００１７】この構成によれば、壁面吹出口１５からの
乾燥用空気は、ニット衣類１３の上下両面を通過してい
くこととなり、ニット衣類１３の上下両面から熱を与え
ることが可能となる。この乾燥用空気の流れにより、ニ
ット衣類１３の表面に蒸発した水分は、衣類の上下両面
から乾燥用空気によって除去されることになる。このた
め、ニット衣類１３に含まれた水分の蒸発を促すことと
なり、乾燥における熱効率は向上する。

【００１８】次に、ハンガーにかけて保存する通常衣類
１６の乾燥の場合について、図２によって説明する。こ
の場合は、通常衣類１６をセットして、開閉弁１４を図
２に示す開放状態にして運転を開始する。このとき、循
環経路２を流れる乾燥用空気は、ほとんどの部分が空気
抵抗の低い床面吹き出し口１０を通って循環する。換言
すれば、壁面吹出口１５からは乾燥用空気の吹き出しは
ほとんどないものである。

【００１９】このように本実施例は、乾燥構成を工夫し
たことによって、ニット衣類１３の乾燥時間を均一にし
かも短時間とし、また通常衣類１６を乾燥する場合の切
り換え動作も開閉弁１４を開閉するだけで極めて容易な
ものである。

【００２０】次に本発明の第二の手段の実施例につい
て、図３に基づいて説明する。１〜１３は図７で示した
従来例と同様であるため説明は省略する。１７は循環経
路２中で、空気加熱手段８の直後に設けた切換弁で、床
面吹出口１０と、収納庫１の複数の壁面吹出口１５とに
経路を切り換えるものである。

【００２１】以下本実施例の動作について説明する。ニ
ット衣類１３を乾燥する場合は、決められた位置に載置
台１２をセットし、切換弁１７を図３に示す状態（「ニ
ット衣類」の支持方向）に切り換えて運転を開始する。
このとき乾燥用空気は、切換弁１７が空気加熱手段８の
直後にあるため、循環経路２から複数の壁面吹出口１５
に容易に分配される。このため、前記実施例と同様ニッ
ト衣類１３は載置台１２の上方及び下方から吹き出され
る乾燥空気によって、両面から乾燥される。

【００２２】なおハンガーにかけて保存する通常衣類の
乾燥は、切換弁１７を床面吹出口１０側にセットして、
前記実施例と同様に乾燥する。

【００２３】なお本実施例によれば、壁面吹出口１５を
使用する乾燥を実施した場合、床面吹出口１０から吹き
出される乾燥用空気は完全に閉止されるものである。

【００２４】次に、第三の手段の実施例について図４に
基づいて説明する。前記実施例と同様の要素について
は、同一の番号を使用し以下の説明を省略する。本実施
例では複数箇所設けている壁面吹出口１５に至る循環経
路の断面積は、各壁面吹出口１５から吹き出される乾燥
用空気の量が均等になるよう、乾燥用空気の進行方向に
向かって小さくしている。

【００２５】次に本実施例の動作について説明する。本
実施例では、壁面吹出口１５用の経路が乾燥用空気の進
行方向に向かってその断面積が小さくなるように設定さ
れているため、乾燥用空気は下段に設けた壁面吹出口１
５に進むほど、進行速度が上昇するものである。従って
乾燥用空気の静圧を上げることができ、容易に複数の壁
面吹出口１５から吹き出される乾燥用空気の量を均等と
することができるものである。よって本実施例によれ
ば、収納庫１内の複数のニット衣類１３を均等に乾燥で
きるものである。

【００２６】次に本発明の第四の手段の実施例について
図５・図６に基づいて説明する。１８は床面吹出口１０
用経路と壁面吹出口１５用の経路とを仕切る仕切板であ
る。本実施例ではこの仕切板１８に、床面吹出口１０
と、複数の壁面吹出口１５の循環経路を切り換える切換
弁としての機能を兼ねさせている。すなわちリレーの駆
動により軸支端を中心に回動する構成としている。

【００２７】次に本実施例の動作について説明する。ニ
ット衣類１３を乾燥する場合は、仕切板１８を図５に示
す状態（「ニット衣類」の支持方向）に切り換えて運転
を開始する。本実施例では、仕切板１８をリレーに連動
する構成として、リレーのスイッチを入れることでこの
仕切板１８の方向を変更している。また仕切板１８は、
当然リレーのスイッチが入っていない場合は図６に示し
ている元の位置、つまり通常衣類１６の支持方向にセッ
トされる。このとき乾燥用空気は、循環経路２から、仕
切板１８によって構成された壁面吹出口１５に至る経路
を通って、ニット衣類１３を載置した載置台１２の上方
及び下方から吹き出される。

【００２８】次に、通常衣類の乾燥の場合について図６
により説明する。前記したリレーのスイッチをオフして
いる間は、仕切板１８はこの図６に示す通常衣類の支持
方向にセットされている。このとき乾燥用空気は、循環
経路２から、仕切板１８によって形成されている床面吹
出口１０に至る経路を通って、床面吹出口１０より吹き
出される。

【００２９】このように本実施例によれば、仕切板１８
の方向を必要に応じて切り換えるようにして、壁面吹出
口１５と床面吹出口１０の循環経路を共用することがで
き、全体を小型化することができるものである。また
は、同一容積の装置である場合は、衣類を乾燥できる空
間をより広くとることができるものである。

【００３０】

【発明の効果】本発明の第一の手段によれば、衣類など
を収納する収納庫と、この収納庫内に乾燥用空気を循環
させる循環経路と、この循環経路内に設けた送風手段・
除湿手段および空気加熱手段と、前記循環経路に連通し
ている収納庫の床面から乾燥用空気を吹き出す床面吹出
口と、前記循環経路に連通している収納庫の壁面から乾
燥用空気を吹き出す壁面吹出口と、前記循環経路中に設
けた開閉弁とを備え、この開閉弁が開状態では前記床面
吹出口より乾燥用空気を供給し、また閉状態では壁面吹
出口より乾燥用空気を供給するようにして、衣類に均等
に乾燥用空気を当てることができ、均一な乾燥を可能に
する吊下げ式衣類乾燥機とすることができるものであ
る。

【００３１】また本発明の第二の手段によれば、衣類な
どを収納する収納庫と、この収納庫内に乾燥用空気を循
環させる循環経路と、この循環経路内に設けた送風手段
・除湿手段および空気加熱手段と、前記循環経路に連通
している収納庫の床面から乾燥用空気を吹き出す床面吹
出口と、前記循環経路に連通している収納庫の壁面から
乾燥用空気を吹き出す壁面吹出口と、前記床面吹出口と
壁面吹出口とに循環経路を切り換える切換弁とを備え、
前記切換弁を前記循環経路中で前記空気加熱手段の直後
に設けた構成として、循環経路の切換が一層確実にでき
る吊下げ式衣類乾燥機とすることができるものである。

【００３２】また本発明の第三の手段によれば、衣類な
どを収納する収納庫と、この収納庫内に乾燥用空気を循
環させる循環経路と、この循環経路内に設けた送風手段
・除湿手段および空気加熱手段と、前記循環経路に連通
している収納庫の床面から乾燥用空気を吹き出す床面吹
出口と、前記循環経路に連通している収納庫の壁面から
乾燥用空気を吹き出す壁面吹出口とを備え、前記壁面吹
出口への循環経路の断面積を乾燥用空気の進行方向に向
かって小さくした構成として、一層衣類に均等に乾燥用
空気を当てることができ、より均一な乾燥を可能にする
吊下げ式衣類乾燥機とすることができるものである。

【００３３】更に本発明の第四の手段によれば、衣類な
どを収納する収納庫と、この収納庫内に乾燥用空気を循
環させる循環経路と、この循環経路内に設けた送風手段
・除湿手段および空気加熱手段と、前記循環経路に連通
している収納庫の床面から乾燥用空気を吹き出す床面吹
出口と、前記循環経路に連通している収納庫の壁面から
乾燥用空気を吹き出す壁面吹出口と、前記床面吹出口と
壁面吹出口の循環経路とを仕切る仕切板とを備え、前記
仕切板は床面吹出口と壁面吹出口の循環経路を切り換え
る切換弁を兼ねた構成として、より小型の吊下げ式衣類
乾燥機、あるいは収納スペースの大きい吊下げ式衣類乾
燥機とすることができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第一の手段の実施例を示す吊下げ式衣
類乾燥機の概略構成図

【図２】同吊下げ式衣類乾燥機の別の使用法を示す概略
構成図

【図３】本発明の第二の手段の実施例を示す吊下げ式衣
類乾燥機の概略構成図

【図４】本発明の第三の手段の実施例を示す吊下げ式衣
類乾燥機の概略構成図

【図５】本発明の第四の手段の実施例を示す吊下げ式衣
類乾燥機の概略構成図

【図６】同吊下げ式衣類乾燥機の別の使用法を示す概略
構成図

【図７】従来例を示す吊下げ式衣類乾燥機の概略構成図

【符号の説明】

１ 収納庫 ２ 循環経路 ３ 送風手段 ５ 除湿手段 ８ 空気加熱手段 １０ 床面吹出口 １２ 載置台 １３ ニット衣類 １４ 開閉弁 １５ 壁面吹出口 １６ 通常衣類 １７ 切換弁 １８ 仕切板

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 衣類などを収納する収納庫と、この収納
   庫内に乾燥用空気を循環させる循環経路と、この循環経
   路内に設けた送風手段・除湿手段および空気加熱手段
   と、前記循環経路に連通している収納庫の床面から乾燥
   用空気を吹き出す床面吹出口と、前記循環経路に連通し
   ている収納庫の壁面から乾燥用空気を吹き出す壁面吹出
   口と、前記循環経路中に設けた開閉弁とを備え、この開
   閉弁が開状態では前記床面吹出口より乾燥用空気を供給
   し、また閉状態では壁面吹出口より乾燥用空気を供給す
   る吊り下げ式衣類乾燥機。
2. 【請求項２】 衣類などを収納する収納庫と、この収納
   庫内に乾燥用空気を循環させる循環経路と、この循環経
   路内に設けた送風手段・除湿手段および空気加熱手段
   と、前記循環経路に連通している収納庫の床面から乾燥
   用空気を吹き出す床面吹出口と、前記循環経路に連通し
   ている収納庫の壁面から乾燥用空気を吹き出す壁面吹出
   口と、前記床面吹出口と壁面吹出口とに循環経路を切り
   換える切換弁とを備え、前記切換弁を前記循環経路中で
   前記空気加熱手段の直後に設けた吊り下げ式衣類乾燥
   機。
3. 【請求項３】 衣類などを収納する収納庫と、この収納
   庫内に乾燥用空気を循環させる循環経路と、この循環経
   路内に設けた送風手段・除湿手段および空気加熱手段
   と、前記循環経路に連通している収納庫の床面から乾燥
   用空気を吹き出す床面吹出口と、前記循環経路に連通し
   ている収納庫の壁面から乾燥用空気を吹き出す壁面吹出
   口とを備え、前記壁面吹出口への循環経路の断面積を乾
   燥用空気の進行方向に向かって小さくした吊り下げ式衣
   類乾燥機。
4. 【請求項４】 衣類などを収納する収納庫と、この収納
   庫内に乾燥用空気を循環させる循環経路と、この循環経
   路内に設けた送風手段・除湿手段および空気加熱手段
   と、前記循環経路に連通している収納庫の床面から乾燥
   用空気を吹き出す床面吹出口と、前記循環経路に連通し
   ている収納庫の壁面から乾燥用空気を吹き出す壁面吹出
   口と、前記床面吹出口と壁面吹出口の循環経路とを仕切
   る仕切板とを備え、前記仕切板は床面吹出口と壁面吹出
   口の循環経路を切り換える切換弁を兼ねた吊り下げ式衣
   類乾燥機。