JPH0675578A - 電子ブザー - Google Patents
電子ブザーInfo
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- JPH0675578A JPH0675578A JP3861293A JP3861293A JPH0675578A JP H0675578 A JPH0675578 A JP H0675578A JP 3861293 A JP3861293 A JP 3861293A JP 3861293 A JP3861293 A JP 3861293A JP H0675578 A JPH0675578 A JP H0675578A
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- Japan
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- electronic buzzer
- electromagnet
- diaphragm
- permanent magnet
- gap
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 供給される電流値が一定であっても鳴動音量
の調節をそれ自身で可能とする。 【構成】 振動板10に間隙Gをもって対向する電磁石
20の交番磁束で振動板を鳴動させるようにした電子ブ
ザー1において、間隙を変化させる間隙可変手段31,
41,70を設け、間隙を変化させることで鳴動音量を
調節できるようにした。
の調節をそれ自身で可能とする。 【構成】 振動板10に間隙Gをもって対向する電磁石
20の交番磁束で振動板を鳴動させるようにした電子ブ
ザー1において、間隙を変化させる間隙可変手段31,
41,70を設け、間隙を変化させることで鳴動音量を
調節できるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動板に対向する電磁
石を備えた鳴動音量の調節可能な電子ブザーに関するも
のである。
石を備えた鳴動音量の調節可能な電子ブザーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】振動板に間隙をもって対向する電磁石の
交番磁束で前記振動板を鳴動させるようにした従来の電
子ブザーは、電磁石を構成するコイルに流れる交流電流
値が一定であれば鳴動音量も一定であると言うもので、
電子ブザー自体では鳴動音量の調節のできないものであ
った。
交番磁束で前記振動板を鳴動させるようにした従来の電
子ブザーは、電磁石を構成するコイルに流れる交流電流
値が一定であれば鳴動音量も一定であると言うもので、
電子ブザー自体では鳴動音量の調節のできないものであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の電子ブ
ザーにあっては、電磁石を構成するコイルに流れる交流
電流値を変化するための可変抵抗器を別途付加して、そ
の鳴動音量を調節する方法がとられていた。しかしなが
ら、可変抵抗器を別途設けるのは手間がかかると共に高
密度実装の障害に成ると言う問題点があった。
ザーにあっては、電磁石を構成するコイルに流れる交流
電流値を変化するための可変抵抗器を別途付加して、そ
の鳴動音量を調節する方法がとられていた。しかしなが
ら、可変抵抗器を別途設けるのは手間がかかると共に高
密度実装の障害に成ると言う問題点があった。
【0004】本発明は、上記の問題点を改善するために
成されたものでその目的とするところは、電磁石を構成
するコイルに流れる交流電流値が一定であっても、電子
ブザー自体でその鳴動音量の調節が可能な電子ブザーを
提供することにある。
成されたものでその目的とするところは、電磁石を構成
するコイルに流れる交流電流値が一定であっても、電子
ブザー自体でその鳴動音量の調節が可能な電子ブザーを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、振動板に間隙をもって対向する電磁石の
交番磁束で前記振動板を鳴動させるようにした電子ブザ
ーにおいて、前記間隙を変化させる間隙可変手段を設け
たことを特徴とする。
解決するため、振動板に間隙をもって対向する電磁石の
交番磁束で前記振動板を鳴動させるようにした電子ブザ
ーにおいて、前記間隙を変化させる間隙可変手段を設け
たことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記のように構成したことにより、間隙可変手
段によって振動板と電磁石との間隙を変化させることが
できる。従って、電磁石を構成するコイルに流れる交流
電流値が一定であっても、振動板に対する電磁石の吸引
力を変化させることが可能で、振動板の振動振幅を変化
でき、鳴動音量の調節ができるのである。
段によって振動板と電磁石との間隙を変化させることが
できる。従って、電磁石を構成するコイルに流れる交流
電流値が一定であっても、振動板に対する電磁石の吸引
力を変化させることが可能で、振動板の振動振幅を変化
でき、鳴動音量の調節ができるのである。
【0007】
【実施例】本発明に係る電子ブザーの第1実施例を図1
および図2を用いて、第2実施例を図3〜図7を用い
て、第3実施例を図8〜図12を用いて、それぞれ詳細
に説明する。
および図2を用いて、第2実施例を図3〜図7を用い
て、第3実施例を図8〜図12を用いて、それぞれ詳細
に説明する。
【0008】〔第1実施例〕図1は電子ブザーを示す断
面図、図2は電子ブザーを示す側面図である。図1に示
すように、電子ブザー1は振動板10と電磁石20と永
久磁石30とヨーク40とケース50とリード60と操
作ツマミ70とから構成されている。
面図、図2は電子ブザーを示す側面図である。図1に示
すように、電子ブザー1は振動板10と電磁石20と永
久磁石30とヨーク40とケース50とリード60と操
作ツマミ70とから構成されている。
【0009】振動板10は薄い鋼板製の円板状のもので
ある。電磁石20は、コイル21を巻装したプラスチッ
ク製のボビン22の中央に鉄心23を挿通したものであ
る。鉄心23の頭部にはボビン22を固定するための鍔
が形成されている。永久磁石30はプラスチックマグネ
ット材を円筒状に成形したもので、円筒内には電磁石2
0を収容できるスペースが確保され、永久磁石30の下
方内側面には雌ねじ31が設けられ、永久磁石30の上
端には振動板10を載置するための段部32がリング状
に設けられ、永久磁石30の外側面にはツマミ挿着孔3
3が設けられている。
ある。電磁石20は、コイル21を巻装したプラスチッ
ク製のボビン22の中央に鉄心23を挿通したものであ
る。鉄心23の頭部にはボビン22を固定するための鍔
が形成されている。永久磁石30はプラスチックマグネ
ット材を円筒状に成形したもので、円筒内には電磁石2
0を収容できるスペースが確保され、永久磁石30の下
方内側面には雌ねじ31が設けられ、永久磁石30の上
端には振動板10を載置するための段部32がリング状
に設けられ、永久磁石30の外側面にはツマミ挿着孔3
3が設けられている。
【0010】ヨーク40はやや厚い鋼板製の円板状のも
のであり、外周縁には雌ねじ31と螺合可能な雄ねじ4
1が設けられている。ヨーク40の中央には鉄心23の
下端を挿入して電磁石20を固定するための鉄心挿着孔
42が設けられている。ケース50は振動板10と電磁
石20と永久磁石30とヨーク40とを組み立てて一体
に成したものを収容できる中空の略円柱状のプラスチッ
ク製のもので、ケース50の上面中央部には振動板10
からの鳴動音を通すための通音孔51が設けられ、ケー
ス50の側面には図2に示すように円周方向に長いツマ
ミ可動孔52が設けられている。
のであり、外周縁には雌ねじ31と螺合可能な雄ねじ4
1が設けられている。ヨーク40の中央には鉄心23の
下端を挿入して電磁石20を固定するための鉄心挿着孔
42が設けられている。ケース50は振動板10と電磁
石20と永久磁石30とヨーク40とを組み立てて一体
に成したものを収容できる中空の略円柱状のプラスチッ
ク製のもので、ケース50の上面中央部には振動板10
からの鳴動音を通すための通音孔51が設けられ、ケー
ス50の側面には図2に示すように円周方向に長いツマ
ミ可動孔52が設けられている。
【0011】2本のリード60は細い銅棒材を寸切りし
たものであり、この2本のリード60はボビン22の下
面に植設されている。一方のリード60はコイル21の
一端に接続され、他方のリード60はコイル21の他端
に接続されている。なお、ヨーク40とケース50の下
部とには、2本のリード60を貫通突出させるためのリ
ード貫通孔(図示せず)が設けられている。操作ツマミ
70はプラスチック製の小さな棒状のもので、ツマミ挿
着孔33に挿着できるようにされている。
たものであり、この2本のリード60はボビン22の下
面に植設されている。一方のリード60はコイル21の
一端に接続され、他方のリード60はコイル21の他端
に接続されている。なお、ヨーク40とケース50の下
部とには、2本のリード60を貫通突出させるためのリ
ード貫通孔(図示せず)が設けられている。操作ツマミ
70はプラスチック製の小さな棒状のもので、ツマミ挿
着孔33に挿着できるようにされている。
【0012】上述のような各構成部材は次のように組み
立てられて電子ブザー1とされる。すなわち、電磁石2
0の鉄心23の下端を鉄心挿着孔42に挿着して、電磁
石20をヨーク40に取着する。ヨーク40に取着した
電磁石20は永久磁石30の下方から挿入して、ヨーク
40の雄ねじ41を永久磁石30の雌ねじ31に螺合す
る。永久磁石30の段部32には振動板10を載置す
る。その後、振動板10と電磁石20と永久磁石30と
ヨーク40とを一体に組み立てたものを、ヨーク40の
下面をケース50内の底面に適宜方法で固着してケース
50内に収納する。このとき、ケース50の下面からリ
ード60を突出させると共に、ツマミ挿着孔33をツマ
ミ可動孔52に対向させる。最後に、操作ツマミ70を
ツマミ可動孔52から挿入して、操作ツマミ70をツマ
ミ挿着孔33に挿着する。すると、操作ツマミ70がツ
マミ可動孔52から僅かに突出した、電子ブザー1が完
成する。
立てられて電子ブザー1とされる。すなわち、電磁石2
0の鉄心23の下端を鉄心挿着孔42に挿着して、電磁
石20をヨーク40に取着する。ヨーク40に取着した
電磁石20は永久磁石30の下方から挿入して、ヨーク
40の雄ねじ41を永久磁石30の雌ねじ31に螺合す
る。永久磁石30の段部32には振動板10を載置す
る。その後、振動板10と電磁石20と永久磁石30と
ヨーク40とを一体に組み立てたものを、ヨーク40の
下面をケース50内の底面に適宜方法で固着してケース
50内に収納する。このとき、ケース50の下面からリ
ード60を突出させると共に、ツマミ挿着孔33をツマ
ミ可動孔52に対向させる。最後に、操作ツマミ70を
ツマミ可動孔52から挿入して、操作ツマミ70をツマ
ミ挿着孔33に挿着する。すると、操作ツマミ70がツ
マミ可動孔52から僅かに突出した、電子ブザー1が完
成する。
【0013】完成した電子ブザー1は、振動板10と鉄
心23との間に間隙Gが形成されている。しかも、操作
ツマミ70はツマミ可動孔52の長さの範囲内で図2の
矢印方向に操作することが可能で、操作ツマミ70によ
る永久磁石30のヨーク40に対する回動変移は、雌ね
じ31と雄ねじ41との螺合部で永久磁石30の上下方
向の変移に変換されるので間隙Gが変化する。なお、ツ
マミ可動孔52の長さと幅とは、ねじピッチと鳴動音量
の可変量とを考慮した寸法とされている。
心23との間に間隙Gが形成されている。しかも、操作
ツマミ70はツマミ可動孔52の長さの範囲内で図2の
矢印方向に操作することが可能で、操作ツマミ70によ
る永久磁石30のヨーク40に対する回動変移は、雌ね
じ31と雄ねじ41との螺合部で永久磁石30の上下方
向の変移に変換されるので間隙Gが変化する。なお、ツ
マミ可動孔52の長さと幅とは、ねじピッチと鳴動音量
の可変量とを考慮した寸法とされている。
【0014】従って、電子ブザー1は、2本のリード6
0の間に一定値の交流電流を流した状態であっても、操
作ツマミ70を操作することで間隙Gを狭くしたり広く
したりすることが可能で、振動板10に作用する電磁石
20の交番磁束の吸引力が変化し、振動板10の振動の
振幅が変化する。つまり、操作ツマミ70で電子ブザー
1の鳴動音量を調節することができるのである。
0の間に一定値の交流電流を流した状態であっても、操
作ツマミ70を操作することで間隙Gを狭くしたり広く
したりすることが可能で、振動板10に作用する電磁石
20の交番磁束の吸引力が変化し、振動板10の振動の
振幅が変化する。つまり、操作ツマミ70で電子ブザー
1の鳴動音量を調節することができるのである。
【0015】〔第2実施例〕図3は電子ブザーを示す説
明図であり、図3(a)は平面図、図3(b)は一部破
断した側面図である。図4は電子ブザーを示す分解斜視
図である。図5は電子ブザーの発音体を示す説明図であ
り、図5(a)は平面図、図5(b)は一部破断した側
面図、図5(c)は下面図である。図6は電子ブザーの
放音孔筒を示す説明図であり、図6(a)は平面図、図
6(b)は一部破断した側面図、図6(c)は下面図で
ある。図7は電子ブザーのケースを示す説明図であり、
図7(a)は平面図、図7(b)は一部破断した側面
図、図7(c)は下面図である。図3に示すように、電
子ブザー1は、ケースAと、放音孔筒Bと、発音体C
と、基板Dとから構成されている。ケースAは図7に示
すような側面視略矩形箱状のプラスチック製のもので、
ケースAの底部両側にはケース取着部A1 が形成されて
いる。また、ケースAの天面中央から底部方向にかけて
円筒部A2 が形成されている。但し、円筒部A2 の下端
はケースAの底面には達していない。円筒部A2 の径は
略ケースAの奥行きと等しくされており、円筒部A2 の
外側部はケース取着部A1 の形成されていない方の対向
する2つの側面の内側と連通している。また、円筒部A
2 の外側部には、略90度毎に縦方向の合計4本の縦リ
ブA3が形成されており、この合計4本の縦リブA3 の
中の対向する2本の下面には略ケースAの底面に達する
細い円柱状の基板熱着リブA4 が立設されている。
明図であり、図3(a)は平面図、図3(b)は一部破
断した側面図である。図4は電子ブザーを示す分解斜視
図である。図5は電子ブザーの発音体を示す説明図であ
り、図5(a)は平面図、図5(b)は一部破断した側
面図、図5(c)は下面図である。図6は電子ブザーの
放音孔筒を示す説明図であり、図6(a)は平面図、図
6(b)は一部破断した側面図、図6(c)は下面図で
ある。図7は電子ブザーのケースを示す説明図であり、
図7(a)は平面図、図7(b)は一部破断した側面
図、図7(c)は下面図である。図3に示すように、電
子ブザー1は、ケースAと、放音孔筒Bと、発音体C
と、基板Dとから構成されている。ケースAは図7に示
すような側面視略矩形箱状のプラスチック製のもので、
ケースAの底部両側にはケース取着部A1 が形成されて
いる。また、ケースAの天面中央から底部方向にかけて
円筒部A2 が形成されている。但し、円筒部A2 の下端
はケースAの底面には達していない。円筒部A2 の径は
略ケースAの奥行きと等しくされており、円筒部A2 の
外側部はケース取着部A1 の形成されていない方の対向
する2つの側面の内側と連通している。また、円筒部A
2 の外側部には、略90度毎に縦方向の合計4本の縦リ
ブA3が形成されており、この合計4本の縦リブA3 の
中の対向する2本の下面には略ケースAの底面に達する
細い円柱状の基板熱着リブA4 が立設されている。
【0016】放音孔筒Bは図6に示すような略有天円筒
状のプラスチック製のもので、放音孔筒Bの外径は前記
ケースAの円筒部A2 に挿入できる径にされている。放
音孔筒Bの上方の外周には人の指で摘み易いように滑り
止め加工B1 が施されている。また、放音孔筒Bの天面
には通音孔B2 が穿設されている。放音孔筒Bの内側面
の略中間位置には、縦方向に短い4本の発音体固定リブ
B3 が略90度毎に形成されている。また、放音孔筒B
の内側面の下端から略中間位置にかけて縦方向に、2本
の永久磁石回転用リブB4 が対向して形成されている。
更に、放音孔筒Bの外側面の下端からは側面視略L字形
の2つの突起B5 が対向する位置に形成されている。
状のプラスチック製のもので、放音孔筒Bの外径は前記
ケースAの円筒部A2 に挿入できる径にされている。放
音孔筒Bの上方の外周には人の指で摘み易いように滑り
止め加工B1 が施されている。また、放音孔筒Bの天面
には通音孔B2 が穿設されている。放音孔筒Bの内側面
の略中間位置には、縦方向に短い4本の発音体固定リブ
B3 が略90度毎に形成されている。また、放音孔筒B
の内側面の下端から略中間位置にかけて縦方向に、2本
の永久磁石回転用リブB4 が対向して形成されている。
更に、放音孔筒Bの外側面の下端からは側面視略L字形
の2つの突起B5 が対向する位置に形成されている。
【0017】発音体Cは図5に示すように、振動板10
と電磁石20と永久磁石30とヨーク40と2本のリー
ド60とから構成されている。振動板10は薄い鋼板製
の円板状のものである。電磁石20は、コイル21を巻
装したプラスチック製のボビン22の中央に鉄心23を
挿通したものである。鉄心23の頭部にはボビン22を
固定するための鍔が形成されている。永久磁石30はプ
ラスチックマグネット材を略円筒状に成形したもので、
永久磁石30の外径は前記放音孔筒Bの内側面の内径よ
り僅かに小さくされている。永久磁石30の円筒内には
電磁石20を収容できるスペースが確保され、永久磁石
30の下方内側面には雌ねじ31が設けられ、永久磁石
30の上端には振動板10を載置するための段部32が
リング状に設けられ、永久磁石30の外側面には前記永
久磁石回転用リブB4 の挿入される2本の縦溝34が設
けられている。
と電磁石20と永久磁石30とヨーク40と2本のリー
ド60とから構成されている。振動板10は薄い鋼板製
の円板状のものである。電磁石20は、コイル21を巻
装したプラスチック製のボビン22の中央に鉄心23を
挿通したものである。鉄心23の頭部にはボビン22を
固定するための鍔が形成されている。永久磁石30はプ
ラスチックマグネット材を略円筒状に成形したもので、
永久磁石30の外径は前記放音孔筒Bの内側面の内径よ
り僅かに小さくされている。永久磁石30の円筒内には
電磁石20を収容できるスペースが確保され、永久磁石
30の下方内側面には雌ねじ31が設けられ、永久磁石
30の上端には振動板10を載置するための段部32が
リング状に設けられ、永久磁石30の外側面には前記永
久磁石回転用リブB4 の挿入される2本の縦溝34が設
けられている。
【0018】ヨーク40はやや厚い鋼板製の円板状のも
のであり、ヨーク40の外周縁には前記永久磁石30の
雌ねじ31と螺合可能な雄ねじ41が設けられている。
ヨーク40の中央には鉄心23の下端を挿入して電磁石
20を固定するための鉄心挿着孔42が設けられてい
る。2本のリード60は細い銅棒材を寸切りしたもので
あり、この2本のリード60はボビン22の下面に植設
されている。一方のリード60はコイル21の一端に接
続され、他方のリード60はコイル21の他端に接続さ
れている。なお、ヨーク40には、リード60を貫通突
出させるための2つのリード貫通孔43が設けられてい
る。
のであり、ヨーク40の外周縁には前記永久磁石30の
雌ねじ31と螺合可能な雄ねじ41が設けられている。
ヨーク40の中央には鉄心23の下端を挿入して電磁石
20を固定するための鉄心挿着孔42が設けられてい
る。2本のリード60は細い銅棒材を寸切りしたもので
あり、この2本のリード60はボビン22の下面に植設
されている。一方のリード60はコイル21の一端に接
続され、他方のリード60はコイル21の他端に接続さ
れている。なお、ヨーク40には、リード60を貫通突
出させるための2つのリード貫通孔43が設けられてい
る。
【0019】基板Dは、図4に示すように、ケースAの
底面開口部にちょうど嵌合できる大きさに切断した略矩
形の絶縁性板材であり、ケースAの基板熱着リブA4 が
貫通する2つの熱着孔D1 と、電磁石20のリード60
が貫通する2つのリード貫通孔D2 とが穿設されてい
る。
底面開口部にちょうど嵌合できる大きさに切断した略矩
形の絶縁性板材であり、ケースAの基板熱着リブA4 が
貫通する2つの熱着孔D1 と、電磁石20のリード60
が貫通する2つのリード貫通孔D2 とが穿設されてい
る。
【0020】発音体Cは次のように組立られる。すなわ
ち、リード60をリード貫通孔43に貫通すると共に電
磁石20の鉄心23の下端を鉄心挿着孔42に挿着し
て、電磁石20をヨーク40に取着する。ヨーク40に
取着した電磁石20は永久磁石30の下方から挿入し
て、ヨーク40の雄ねじ41を永久磁石30の雌ねじ3
1に螺合する。永久磁石30の段部32には振動板10
を載置取着する。すると、振動板10と鉄心23との間
に間隙Gの形成された発音体Cが完成する。
ち、リード60をリード貫通孔43に貫通すると共に電
磁石20の鉄心23の下端を鉄心挿着孔42に挿着し
て、電磁石20をヨーク40に取着する。ヨーク40に
取着した電磁石20は永久磁石30の下方から挿入し
て、ヨーク40の雄ねじ41を永久磁石30の雌ねじ3
1に螺合する。永久磁石30の段部32には振動板10
を載置取着する。すると、振動板10と鉄心23との間
に間隙Gの形成された発音体Cが完成する。
【0021】上述のようにして完成した発音体Cは次の
ように放音孔筒Bの内部に挿入される。すなわち、図4
に示すように、振動板10を上方にして、放音孔筒Bの
永久磁石回転用リブB4 に永久磁石30の縦溝34を一
致させながら、発音体Cを放音孔筒Bの下方の開口部か
ら挿入する。すると、永久磁石30の上端面周縁は発音
体固定リブB3 に当接すると共に、永久磁石30の下端
面は放音孔筒Bの下端面と略一致する。
ように放音孔筒Bの内部に挿入される。すなわち、図4
に示すように、振動板10を上方にして、放音孔筒Bの
永久磁石回転用リブB4 に永久磁石30の縦溝34を一
致させながら、発音体Cを放音孔筒Bの下方の開口部か
ら挿入する。すると、永久磁石30の上端面周縁は発音
体固定リブB3 に当接すると共に、永久磁石30の下端
面は放音孔筒Bの下端面と略一致する。
【0022】このようにして発音体Cの挿入された放音
孔筒Bは、図4に示すように、ケースAの円筒部A2 の
下方から挿入される。このとき、放音孔筒Bの2つの突
起B 5 が、円筒部A2 の外側部に形成された4本の縦リ
ブA3 に当たらないように挿入する。すると、放音孔筒
Bの上方の外周に設けられた滑り止め加工部B1 が、ケ
ースAの天面から突出する。その後、図4に示すよう
に、基板熱着リブA4 と熱着孔D1 とを一致させると共
にリード60とリード貫通孔D2 とを一致させながら基
板DをケースAの底面開口部に嵌入する。そして、加熱
した鏝にて、熱着孔D1 から突出している基板熱着リブ
A4 の先端を軟化させて潰し、基板DをケースAの底面
開口部から外れないように取着する。すると、図3に示
すような電子ブザー1が完成する。
孔筒Bは、図4に示すように、ケースAの円筒部A2 の
下方から挿入される。このとき、放音孔筒Bの2つの突
起B 5 が、円筒部A2 の外側部に形成された4本の縦リ
ブA3 に当たらないように挿入する。すると、放音孔筒
Bの上方の外周に設けられた滑り止め加工部B1 が、ケ
ースAの天面から突出する。その後、図4に示すよう
に、基板熱着リブA4 と熱着孔D1 とを一致させると共
にリード60とリード貫通孔D2 とを一致させながら基
板DをケースAの底面開口部に嵌入する。そして、加熱
した鏝にて、熱着孔D1 から突出している基板熱着リブ
A4 の先端を軟化させて潰し、基板DをケースAの底面
開口部から外れないように取着する。すると、図3に示
すような電子ブザー1が完成する。
【0023】この完成した電子ブザー1は、振動板10
と鉄心23との間に間隙Gが形成されている。また、ケ
ースAの天面から突出した放音孔筒Bの上方の外周に設
けられた滑り止め加工部B1 の部分を指で摘み、放音孔
筒Bの2つの突起B5 が円筒部A2 の外側部に形成され
た縦リブA3 に当たらない範囲(略90度の範囲)で、
放音孔筒BをケースAに対して回動することができる。
しかも、放音孔筒Bを回動すると、電磁石20はケース
Aに固定しているものの、永久磁石30は放音孔筒Bと
共に回動する。すると、放音孔筒Bによる永久磁石30
のヨーク40に対する回動変移は、雌ねじ31と雄ねじ
41との螺合部で永久磁石30の上下方向の変移に変換
されるので、間隙Gが変化する。
と鉄心23との間に間隙Gが形成されている。また、ケ
ースAの天面から突出した放音孔筒Bの上方の外周に設
けられた滑り止め加工部B1 の部分を指で摘み、放音孔
筒Bの2つの突起B5 が円筒部A2 の外側部に形成され
た縦リブA3 に当たらない範囲(略90度の範囲)で、
放音孔筒BをケースAに対して回動することができる。
しかも、放音孔筒Bを回動すると、電磁石20はケース
Aに固定しているものの、永久磁石30は放音孔筒Bと
共に回動する。すると、放音孔筒Bによる永久磁石30
のヨーク40に対する回動変移は、雌ねじ31と雄ねじ
41との螺合部で永久磁石30の上下方向の変移に変換
されるので、間隙Gが変化する。
【0024】従って、2本のリード60の間に一定値の
交流電流を流した状態であっても、放音孔筒Bを回動操
作することで間隙Gを狭くしたり広くしたりすることが
可能で、振動板10に作用する電磁石20の交番磁束の
吸引力が変化して振動板10の振動の振幅が変化する。
つまり、放音孔筒Bで電子ブザー1の鳴動音量を調節す
ることができるのである。
交流電流を流した状態であっても、放音孔筒Bを回動操
作することで間隙Gを狭くしたり広くしたりすることが
可能で、振動板10に作用する電磁石20の交番磁束の
吸引力が変化して振動板10の振動の振幅が変化する。
つまり、放音孔筒Bで電子ブザー1の鳴動音量を調節す
ることができるのである。
【0025】〔第3実施例〕図8は電子ブザーを示す斜
視図である。図9は電子ブザーを示す断面図である。図
10は電子ブザーの下部ブロックを示す断面図である。
図11は電子ブザーの上部ブロックを示す断面図であ
る。図12は電子ブザーの上部ブロックを示す分解斜視
図である。
視図である。図9は電子ブザーを示す断面図である。図
10は電子ブザーの下部ブロックを示す断面図である。
図11は電子ブザーの上部ブロックを示す断面図であ
る。図12は電子ブザーの上部ブロックを示す分解斜視
図である。
【0026】図9に示すように、電子ブザー1は下部ブ
ロックJと上部ブロックKとから構成されている。下部
ブロックJは、図10に示すように、下ケースJ1 と、
電磁石20と、永久磁石30と、ヨーク40と、2本の
リード60と、基板Lとから構成されている。下ケース
J1 は略円筒状のプラスチック製のものであり、上方外
周には雄ねじJ2 が設けられ、下方周縁には対向する位
置に2つの下ケース取着部J3 が形成されている。ま
た、下ケースJ1 の内側面には、基板Lの載置取着され
る突出部J4 がリング状に形成されている。なお、雄ね
じJ2 の終わりの部分には、図8に示すような、一段下
がった段部J5 が設けられいる。
ロックJと上部ブロックKとから構成されている。下部
ブロックJは、図10に示すように、下ケースJ1 と、
電磁石20と、永久磁石30と、ヨーク40と、2本の
リード60と、基板Lとから構成されている。下ケース
J1 は略円筒状のプラスチック製のものであり、上方外
周には雄ねじJ2 が設けられ、下方周縁には対向する位
置に2つの下ケース取着部J3 が形成されている。ま
た、下ケースJ1 の内側面には、基板Lの載置取着され
る突出部J4 がリング状に形成されている。なお、雄ね
じJ2 の終わりの部分には、図8に示すような、一段下
がった段部J5 が設けられいる。
【0027】電磁石20は、コイル21を巻装したプラ
スチック製のボビン22の中央に鉄心23を挿通したも
のである。鉄心23の頭部にはボビン22を固定するた
めの鍔が形成されている。永久磁石30はプラスチック
マグネット材を略円筒状に成形したものである。永久磁
石30の外径は下ケースJ1 の内側面の内径より僅かに
小さくされている。永久磁石30の円筒内には電磁石2
0を収容できるスペースが確保されている。
スチック製のボビン22の中央に鉄心23を挿通したも
のである。鉄心23の頭部にはボビン22を固定するた
めの鍔が形成されている。永久磁石30はプラスチック
マグネット材を略円筒状に成形したものである。永久磁
石30の外径は下ケースJ1 の内側面の内径より僅かに
小さくされている。永久磁石30の円筒内には電磁石2
0を収容できるスペースが確保されている。
【0028】ヨーク40はやや厚い鋼板製の円板状のも
のであり、外径は永久磁石30の外径と略等しくされて
いる。ヨーク40の中央には鉄心23の下端を挿入して
電磁石20を固定するための鉄心挿着孔42が設けられ
ている。2本のリード60は細い銅棒材を寸切りしたも
のであり、この2本のリード60はボビン22の下面に
植設されている。一方のリード60はコイル21の一端
に接続され、他方のリード60はコイル21の他端に接
続されている。なお、ヨーク40には、リード60を貫
通突出させるための2つのリード貫通孔(図示せず)が
設けられている。
のであり、外径は永久磁石30の外径と略等しくされて
いる。ヨーク40の中央には鉄心23の下端を挿入して
電磁石20を固定するための鉄心挿着孔42が設けられ
ている。2本のリード60は細い銅棒材を寸切りしたも
のであり、この2本のリード60はボビン22の下面に
植設されている。一方のリード60はコイル21の一端
に接続され、他方のリード60はコイル21の他端に接
続されている。なお、ヨーク40には、リード60を貫
通突出させるための2つのリード貫通孔(図示せず)が
設けられている。
【0029】基板Lは円板状の絶縁性板であり、基板L
の外径は下ケースJ1 の内側面の径より僅かに小さくさ
れていて、下ケースJ1 の内側面の突出部J4 に載置取
着できるようにされている。また、基板Lにはリード6
0を貫通突出させるための2つのリード貫通孔(図示せ
ず)が設けられている。
の外径は下ケースJ1 の内側面の径より僅かに小さくさ
れていて、下ケースJ1 の内側面の突出部J4 に載置取
着できるようにされている。また、基板Lにはリード6
0を貫通突出させるための2つのリード貫通孔(図示せ
ず)が設けられている。
【0030】上述のような電磁石20と永久磁石30と
ヨーク40と2本のリード60と基板Lとは、次のよう
に下ケースJ1 に組み込まれて下部ブロックJとされ
る。すなわち、電磁石20からのリード60をヨーク4
0のリード貫通孔(図示せず)に貫通すると共に電磁石
20の鉄心23の下端を鉄心挿着孔42に挿着して、電
磁石20をヨーク40に取着する。その後、電磁石20
を取り囲むように永久磁石30をヨーク40に載置取着
する。電磁石20と永久磁石30とヨーク40との一体
に成ったものを基板Lに載置取着し、この基板Lを下ケ
ースJ1 の内側面の突出部J4 に載置取着する。する
と、図10に示すような下部ブロックJが組み上がる。
ヨーク40と2本のリード60と基板Lとは、次のよう
に下ケースJ1 に組み込まれて下部ブロックJとされ
る。すなわち、電磁石20からのリード60をヨーク4
0のリード貫通孔(図示せず)に貫通すると共に電磁石
20の鉄心23の下端を鉄心挿着孔42に挿着して、電
磁石20をヨーク40に取着する。その後、電磁石20
を取り囲むように永久磁石30をヨーク40に載置取着
する。電磁石20と永久磁石30とヨーク40との一体
に成ったものを基板Lに載置取着し、この基板Lを下ケ
ースJ1 の内側面の突出部J4 に載置取着する。する
と、図10に示すような下部ブロックJが組み上がる。
【0031】上部ブロックKは、図11および図12に
示すように、上ケースK1 と、振動板10と、振動板押
さえリング11とから構成されている。上ケースK1 は
段部K2 で窄まった略有天円筒状のプラスチック製のも
のであり、天面には通音孔K 3 が穿設されている。ま
た、上ケースK1 の下方内側面には、下ケースJ1 の雄
ねじJ2 に螺合可能な、雌ねじK4 が設けられている。
なお、上ケースK1 の開口部には、後述の目盛片M(図
8に示す)を嵌着するための目盛凹部K5 が形成されて
いる。また、上ケースK1 の上方外側面には、指で摘ん
で上ケースK1 を回動するための滑り止め加工部K6 が
設けられている。
示すように、上ケースK1 と、振動板10と、振動板押
さえリング11とから構成されている。上ケースK1 は
段部K2 で窄まった略有天円筒状のプラスチック製のも
のであり、天面には通音孔K 3 が穿設されている。ま
た、上ケースK1 の下方内側面には、下ケースJ1 の雄
ねじJ2 に螺合可能な、雌ねじK4 が設けられている。
なお、上ケースK1 の開口部には、後述の目盛片M(図
8に示す)を嵌着するための目盛凹部K5 が形成されて
いる。また、上ケースK1 の上方外側面には、指で摘ん
で上ケースK1 を回動するための滑り止め加工部K6 が
設けられている。
【0032】振動板10はコーン形の丈夫な紙製のもの
で、振動板10の中央部には交番磁束によって振動する
ように磁性体の板が貼着されている。振動板押さえリン
グ11はプラスチック製のリング状のもので、上ケース
K1 の開口部から挿入すると上ケースK1 の段部K2 に
当接するような大きさにされている。
で、振動板10の中央部には交番磁束によって振動する
ように磁性体の板が貼着されている。振動板押さえリン
グ11はプラスチック製のリング状のもので、上ケース
K1 の開口部から挿入すると上ケースK1 の段部K2 に
当接するような大きさにされている。
【0033】上述のような振動板10と振動板押さえリ
ング11とは、次のように上ケースK1 に組み込まれて
上部ブロックKとされる。すなわち、振動板10を上ケ
ースK1 の開口部から挿入して、振動板10の周縁を上
ケースK1 の段部K2 に当接させる。その後、振動板押
さえリング11を上ケースK1 の開口部から挿入して、
振動板10の周縁を上ケースK1 の段部K2 に押しつけ
るようにして振動板押さえリング11を接着する。する
と、図11に示すような上部ブロックKが組み上がる。
ング11とは、次のように上ケースK1 に組み込まれて
上部ブロックKとされる。すなわち、振動板10を上ケ
ースK1 の開口部から挿入して、振動板10の周縁を上
ケースK1 の段部K2 に当接させる。その後、振動板押
さえリング11を上ケースK1 の開口部から挿入して、
振動板10の周縁を上ケースK1 の段部K2 に押しつけ
るようにして振動板押さえリング11を接着する。する
と、図11に示すような上部ブロックKが組み上がる。
【0034】上述のようにして組み上がった下部ブロッ
クJと上部ブロックKとは、雄ねじJ2 と雌ねじK4 と
を以て螺合させて一体化する。その後、上ケースK1 の
目盛凹部K5 と段部J5 とを一致させて、目盛凹部K5
に目盛片Mを嵌着する。すると、図8に示すような電子
ブザー1が完成する。なお、目盛片Mは段部J5 に突出
しているので、目盛片Mを嵌着した上ケースK1 の下ケ
ースJ1 に対する回動は、目盛片Mが段部J5 の両端で
当接する範囲内でのみ行えることになり、目盛片Mが嵌
着されて完成した電子ブザー1は、もはや下部ブロック
Jと上部ブロックKとに分離することができなくなる。
また、図8において、Nはリード線であり、リード線N
は基板Lから突出しているリード60にそれぞれ接続さ
れている。
クJと上部ブロックKとは、雄ねじJ2 と雌ねじK4 と
を以て螺合させて一体化する。その後、上ケースK1 の
目盛凹部K5 と段部J5 とを一致させて、目盛凹部K5
に目盛片Mを嵌着する。すると、図8に示すような電子
ブザー1が完成する。なお、目盛片Mは段部J5 に突出
しているので、目盛片Mを嵌着した上ケースK1 の下ケ
ースJ1 に対する回動は、目盛片Mが段部J5 の両端で
当接する範囲内でのみ行えることになり、目盛片Mが嵌
着されて完成した電子ブザー1は、もはや下部ブロック
Jと上部ブロックKとに分離することができなくなる。
また、図8において、Nはリード線であり、リード線N
は基板Lから突出しているリード60にそれぞれ接続さ
れている。
【0035】上述のように完成した電子ブザー1は、図
9に示すように、振動板10と鉄心23との間に間隙G
が形成されている。また、滑り止め加工部K6 を指で摘
んで上部ブロックKを回動すると、目盛片Mが段部J5
の両端に当接しない範囲で、下部ブロックJに対して回
動することができる。しかも、下部ブロックJに対して
上部ブロックKを回動すると、この回動変移は雄ねじJ
2 と雌ねじK4 との螺合部で前記間隙Gを変化させるよ
うに作用する。
9に示すように、振動板10と鉄心23との間に間隙G
が形成されている。また、滑り止め加工部K6 を指で摘
んで上部ブロックKを回動すると、目盛片Mが段部J5
の両端に当接しない範囲で、下部ブロックJに対して回
動することができる。しかも、下部ブロックJに対して
上部ブロックKを回動すると、この回動変移は雄ねじJ
2 と雌ねじK4 との螺合部で前記間隙Gを変化させるよ
うに作用する。
【0036】従って、電磁石20のコイル21に一定値
の交流電流を流した状態であっても、上部ブロックKを
回動することで間隙Gを狭くしたり広くしたりすること
が可能で、振動板10に作用する電磁石20の交番磁束
の吸引力が変化して振動板10の振動の振幅が変化す
る。つまり、上部ブロックKを回動することで、電子ブ
ザー1の鳴動音量を調節することができるのである。
の交流電流を流した状態であっても、上部ブロックKを
回動することで間隙Gを狭くしたり広くしたりすること
が可能で、振動板10に作用する電磁石20の交番磁束
の吸引力が変化して振動板10の振動の振幅が変化す
る。つまり、上部ブロックKを回動することで、電子ブ
ザー1の鳴動音量を調節することができるのである。
【0037】
【発明の効果】本発明の電子ブザーは上記のように構成
されたものであるから、可変抵抗器を用いて電磁石に流
れる電流を調節しなくとも、間隙可変手段で振動板と電
磁石との間隙を調節することで鳴動音量を調節すること
が可能で、電子ブザーが組み込まれる各種機器のプリン
ト配線基板に可変抵抗器を実装することなく音量調節が
可能な高密度実装機器に適したものとでき、また、所定
電流で所定鳴動音量が要求される場合であってもある程
度の鳴動音量調節の可能な、優れた電子ブザーが提供で
きると言う効果を奏する。
されたものであるから、可変抵抗器を用いて電磁石に流
れる電流を調節しなくとも、間隙可変手段で振動板と電
磁石との間隙を調節することで鳴動音量を調節すること
が可能で、電子ブザーが組み込まれる各種機器のプリン
ト配線基板に可変抵抗器を実装することなく音量調節が
可能な高密度実装機器に適したものとでき、また、所定
電流で所定鳴動音量が要求される場合であってもある程
度の鳴動音量調節の可能な、優れた電子ブザーが提供で
きると言う効果を奏する。
【図1】本発明に係る電子ブザーの第1実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】本発明に係る電子ブザーの第1実施例を示す側
面図である。
面図である。
【図3】本発明に係る電子ブザーの第2実施例を示す説
明図である。
明図である。
【図4】本発明に係る電子ブザーの第2実施例を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図5】本発明に係る電子ブザーの第2実施例の発音体
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図6】本発明に係る電子ブザーの第2実施例の放音孔
筒を示す 図である。
筒を示す 図である。
【図7】本発明に係る電子ブザーの第2実施例のケース
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図8】本発明に係る電子ブザーの第3実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図9】本発明に係る電子ブザーの第3実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図10】本発明に係る電子ブザーの第3実施例の下部
ブロックを示す断面図である。
ブロックを示す断面図である。
【図11】本発明に係る電子ブザーの第3実施例の上部
ブロックを示す断面図である。
ブロックを示す断面図である。
【図12】本発明に係る電子ブザーの第3実施例の上部
ブロックを示す分解斜視図である。
ブロックを示す分解斜視図である。
1 電子ブザー 10 振動板 20 電磁石 31 間隙可変手段 41 間隙可変手段 70 間隙可変手段 B 間隙可変手段 G 間隙 K4 間隙可変手段 J2 間隙可変手段
Claims (1)
- 【請求項1】 振動板に間隙をもって対向する電磁石の
交番磁束で前記振動板を鳴動させるようにした電子ブザ
ーにおいて、前記間隙を変化させる間隙可変手段を設け
たことを特徴とする電子ブザー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3861293A JPH0675578A (ja) | 1992-06-24 | 1993-02-26 | 電子ブザー |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-165725 | 1992-06-24 | ||
JP16572592 | 1992-06-24 | ||
JP3861293A JPH0675578A (ja) | 1992-06-24 | 1993-02-26 | 電子ブザー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0675578A true JPH0675578A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=26377882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3861293A Pending JPH0675578A (ja) | 1992-06-24 | 1993-02-26 | 電子ブザー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0675578A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997007495A1 (en) * | 1995-08-17 | 1997-02-27 | Mitsuba Corporation | Method for adjusting automotive horns |
US6215391B1 (en) * | 1999-10-22 | 2001-04-10 | Ericsson Inc. | Variable frequency buzzer assembly |
US6275594B1 (en) | 1998-03-02 | 2001-08-14 | Hokuriku Electric Industry Co., Ltd. | Piezoelectric acoustic device |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP3861293A patent/JPH0675578A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997007495A1 (en) * | 1995-08-17 | 1997-02-27 | Mitsuba Corporation | Method for adjusting automotive horns |
US6275594B1 (en) | 1998-03-02 | 2001-08-14 | Hokuriku Electric Industry Co., Ltd. | Piezoelectric acoustic device |
US6215391B1 (en) * | 1999-10-22 | 2001-04-10 | Ericsson Inc. | Variable frequency buzzer assembly |
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