JPH0675438B2 - 高速ステレオx線装置 - Google Patents

高速ステレオx線装置

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JPH0675438B2
JPH0675438B2 JP1244337A JP24433789A JPH0675438B2 JP H0675438 B2 JPH0675438 B2 JP H0675438B2 JP 1244337 A JP1244337 A JP 1244337A JP 24433789 A JP24433789 A JP 24433789A JP H0675438 B2 JPH0675438 B2 JP H0675438B2
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voltage
stereo
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tube
cathode
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JP1244337A
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誠 古山
恭 田中
雅俊 磯辺
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はX線撮影の分野で利用される。
本発明は高速ステレオX線装置に関し、とくに頭、腹部
の血管系などの撮影部位に適したX線高速ステレオX線
装置に関する。
(ロ)従来技術 ステレオX線管の一方陰極を電子放出可能な電位にした
あと所定時間経て高圧電源の高圧スイッチがオン状態に
なり、ステレオX線管に高電圧が所定時間印加され、前
記高圧スイッチがオフ状態になって高電圧が遮断された
のち、所定時間おいて前記陰極のバイアス電位を電子放
出不可能な電位に変えるステレオX線装置が特公昭63−
9360号公報により知られている。
また、ステレオX線管にあらかじめ高電圧を印加した状
態で、X線放射コントロール用グリッドのバイアス電位
を変化させ、X線を所定時間放射させるステレオX線装
置は特開昭64−33899号公報により開示されている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 X線テレビを用いて行う低線量高速パルスステレオ透視
においてX線波形が波尾をもち画像が低下する。
高圧コンデンサを用いてその充電電圧をステレオX線管
に管電圧として印加しているので負荷の大小によって管
電圧波形が異なる。
本発明の目的は、X線低線量高速パルスステレオ撮影に
適用され、X線波形に波尾をもたない、高速ステレオX
線装置を提供することである。
(ニ)問題点を解決するための手段 前記した目的は、ステレオX線管と、このX線管の陽極
と1対の陰極に真空管形高圧スイッチと定電圧制御機能
とを備えた真空管型高圧制御機構を介して接続された高
圧電源と、該X線管の1対の陰極とグリッド間のバイア
ス電圧切替えスイッチ回路と、そのバイアス電源とを有
するX線高速ステレオX線装置において、上記バイアス
電圧切替えスイッチ回路は、各陰極とグリッド間に対す
るそれぞれの制御グリッド付き真空管を有し、上記真空
管型高圧制御機構のオンと同時に各々対応する陰極とグ
リッド間のバイアス電圧をオフ状態にして所定時間X線
を放射させ、他方上記真空管型高圧制御機構のオフと同
時に対応する陰極とグリッド間のバイアス電圧をオン状
態にする電気回路部を備えることにより、達成される。
(ホ)作 用 真空管型高圧制御機構のオフと同時に各々対応する陰極
とグリッド間のバイアス電圧をオン状態にすることによ
りステレオX線管でX線がカットオフされ、X線の波尾
が切れる。
ステレオX線管の陽極および陰極に真空管型高圧制御機
構を介して高圧電源と接続したことにより管電圧の応答
が高速化する。
(ヘ)実施例 本発明の好適な実施例は、図面に基づいて説明される。
第1図はその1実施例を示した高速ステレオX線装置の
回路図、第2図はそのタイミングチャートである。
第1図において、高圧トランス32とその出力を整流器3
3、34と平滑高圧コンデンサ35、36で構成される直流電
源と、高圧抵抗37、38、高圧真空管39、40で構成される
真空管型高圧制御機構31が備えられている。この真空管
型高圧制御機構で発生された直流高電圧はステレオX線
管1に印加される。
このステレオX線管は回転陽極2に対して3つの陰極を
持ち、ステレオ焦点制御のためにA側陰極4とB側陰極
6と回転陽極2との間にグリッド3を設けたものであ
る。ステレオ動作を行わない焦点に対応する陰極5はグ
リッド3に接続されている。
ステレオ動作時には、A側陰極(4)加熱トランス7、
B側陰極(6)加熱トランス9を用いてA側陰極とB側
陰極を同時に加熱し、グリッドとA側陰極、B側陰極の
間のバイアス電圧を交互に切替えて導通と遮断を制御
し、真空管型高圧制御機構31で高圧をステレオX線管に
印加し、回転陽極上に焦点A(42)、B(43)を形成
し、その焦点よりX線を曝射する。
12と13はステレオX線管のバイアス電圧と陰極回路の切
替え用テトロード管である。
10はA側陰極、B側陰極とグリッド間のバイアス電源で
あり、−側をステレオX線管のグリッド3に、+側を抵
抗21、22を通してA側陰極4、B側陰極6に各々接続さ
れている。
11はテトロード管12、13のON電圧を補償する補償電源で
あり、一側を両側のテトロード管の陰極に、+側をステ
レオX線管のグリッド3に接続されている。
18は管電流を流すダイオードで補償電源11と逆並列に接
続されている。ステレオX線管のグリッド3と真空管型
高圧制御機構31の−側が接続されている。
なお、高圧スイッチ回路ないし真空管型高圧制御機構の
オン、オフ及びバイアス電圧切替え回路ないしテトロー
ド管のオン、オフのそれぞれのタイミングは図示しない
X線制御器におけるタイマにより与えられる。
つぎにこの回路の動作について説明する。
第2図において、(イ)はX線管陰極、グリッド間のバ
イアス電圧、(ロ)はXray信号、(ハ)はX線管高電圧
波形、(ニ)はX線管管電流波形、(ホ)はA側曝射X
線線量波形、(ヘ)はB側曝射X線線量波形である。
初め、Xray信号がオフの時は高圧真空管39、40はカット
オフ状態にあり、ステレオX線管1に高圧は印加され
ず、第2図のa時点で示される。また、この時点で各陰
極とグリッド間のいずれのバイアス電圧も電源10の電位
がそのままかかっている。
次に、Xray信号がオンになると、高圧真空管39、40はオ
ン状態になり、ステレオX線管1に高圧が印加しはじめ
る。かつ管電圧が設定管電圧に一致するように検出抵抗
37、38からの信号により制御される。
同時にテトロード管13をオンにすると、バイアス電源1
0、抵抗22、テトロード管13、ダイオード18、テトロー
ド管13により形成される閉ループを電流I1が流れ、テト
ロード管13の陽極−陰極間にある電圧を持つ。
この電圧は電源11の電圧よりも低いように設定されてい
るので、ダイオード17がオンしてB側陰極とグリッド間
のバイアス電圧はダイオードの順方向電圧(数ボルト)
以下になる。
従って、管電流I2が高圧真空管39の陰極、ステレオX線
管の回転陽極2、B側陰極6、テトロード管13、ダイオ
ード18、高圧真空管40により形成される閉ループを流
れ、ステレオX線管1のB側焦点よりX線が曝射され
る。
このとき、テトロード管13の電圧は、電流I1+I2を流し
たときの値になっている。しかし補償電源11の電圧はこ
の電圧より十分高めに設定されている。以上が第2図の
b時点である。
また、高圧ケーブルの浮遊容量20、27、28にも高圧が印
加される。
所定時間後にXray信号がオフになると、高圧真空管39、
40はオフ状態になる。同時にテトロード管13がオフにな
り、グリッド−B側陰極間に陰極を正、グリッドを負と
したバイアス電圧がかかり、ステレオX線管のB側焦点
はカットオフ状態になりX線が遮断される。これは第2
図のc時点に示される通りである。
ここでステレオX線管がカットオフ状態でなければ、高
圧ケーブルの浮遊容量20、27、28で充電された充電電圧
によりステレオX線管1には高圧が印加され、高圧ケー
ブルの浮遊容量20、ステレオX線管の回転陽極2、B側
陰極6、高圧ケーブルの浮遊容量27、28により形成され
る閉ループを管電流が流れ、B側焦点よりX線が曝射さ
れ、X線線量波形に波尾が残る。
高圧真空管39、40、ステレオX線管がカットオフ状態に
あり、高圧ケーブルの浮遊容量20、27、28で充電された
充電電圧は検出抵抗37、38を通してのみ充電する。この
ときが第2図のd時点である。
次に、Xray信号がオンになると、高圧真空管39、40はオ
ン状態になり、ステレオX線管1に高圧が印加しはじめ
る。かつ管電圧が設定管電圧に一致するように検出抵抗
37、38からの信号により制御される。
同時にテトロード管12をオンにすると、バイアス電源1
0、抵抗21、テトロード管12、ダイオード18、テトロー
ド管12により形成される閉ループを電流I1が流れ、テト
ロード管12の陽極−陰極間にある電圧を持つ。
この電圧は電源11の電圧よりも低いのでダイオード16が
オンしてA側陰極とグリッド間のバイアス電圧はダイオ
ードの順方向電圧(数ボルト)以下になる。従って、管
電流I2が高圧真空管39の陰極、ステレオX線管の回転陽
極2、A側陰極4、テトロード管12、ダイオード18、高
圧真空管40により形成される閉ループを流れ、ステレオ
X線管1のA側焦点よりX線が曝射される。第2図のe
時点に示す通りである。
所定時間後にXray信号がオフになると、高圧真空管39、
40はオフ状態になる。同時にテトロード管12がオフにな
り、グリッド−A側陰極間に陰極を正、グリッドを負と
したバイアス電圧が掛かり、ステレオX線管のA側焦点
はカットオフ状態になり、X線が遮断され、第2図のf
時点で示される。
なお、テトロード管12、13の変わりにトランジスタ、FE
Tを用いてもよい。
また、真空管型高圧制御機構31の代わりに二次側フィー
ドバック制御のインバータ回路を用いてもよい。
(ト)効 果 バイアス切替えスイッチ機構を真空管型高圧制御機構の
オフと同時に各々対応する陰極とグリッド間のバイアス
電圧をオン状態にすることによりステレオX線管でX線
がカットオフされ、X線の波尾が切れる。
高圧の波尾による不必要な陽極の蓄積熱容量の上昇およ
び被曝線量が防げる。
ステレオX線管の陽極および陰極に真空管型高圧制御機
構を介して高圧電源と接続したことにより管電圧波形が
負荷によらず定電圧となる。
ステレオX線管をカットオフすることにより高圧ケーブ
ルの浮遊容量に管電圧が保持され、つぎの管電圧がより
速く設定値に立上がる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示した回路図、第2図はそ
の動作タイミングチャートである。 2はX線管、2は陽極、3はグリッド、4と6は陰極、
10はバイアス電源、12と13はテトロード管である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステレオX線管と、このX線管の陽極と1
    対の陰極に真空管形高圧スイッチと定電圧制御機能とを
    備えた真空管型高圧制御機構を介して接続された高圧電
    源と、該X線管の1対の陰極とグリッド間のバイアス電
    圧切替えスイッチ回路と、そのバイアス電源とを有する
    X線高速ステレオX線装置において、上記バイアス電圧
    切替えスイッチ回路は、各陰極とグリッド間に対するそ
    れぞれの制御グリッド付き真空管を有し、上記真空管型
    高圧制御機構のオンと同時に各々対応する陰極とグリッ
    ド間のバイアス電圧をオフ状態にして所定時間X線を放
    射させ、他方上記真空管型高圧制御機構のオフと同時に
    対応する陰極とグリッド間のバイアス電圧をオン状態に
    する電気回路部を備えていることを特徴とする、高速ス
    テレオX線装置。
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JPS55117898A (en) * 1979-02-28 1980-09-10 Shimadzu Corp X-ray generator
JPS639359A (ja) * 1986-06-30 1988-01-16 Canon Inc 画像記録方法
JPS639360A (ja) * 1986-06-30 1988-01-16 Canon Inc 画像読取装置

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