JPH0675432A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents
静電荷像現像用トナーInfo
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- JPH0675432A JPH0675432A JP4247178A JP24717892A JPH0675432A JP H0675432 A JPH0675432 A JP H0675432A JP 4247178 A JP4247178 A JP 4247178A JP 24717892 A JP24717892 A JP 24717892A JP H0675432 A JPH0675432 A JP H0675432A
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Abstract
に優れ、現像性が劣化せず、常に鮮明な画像を与える静
電荷像現像用トナーを提供することにある。 【構成】 少なくとも結着樹脂、ワックス、トリフェニ
ルメタン化合物を含有する静電荷像現像用トナーにおい
て、該ワックスの示差走査熱量計により測定されるDS
C曲線で昇温時の吸熱ピークのオンセット温度が50〜
110℃の範囲にあり、温度70〜120℃の領域に少
なくともひとつの昇温時の吸熱ピークがあり、分子量で
分別を行ったワックスであることを特徴とする静電荷像
現像用トナーである。
Description
法、磁気記録法に用いられる熱定着に適した、静電荷像
現像用トナーに関する。
2,297,691号明細書、特公昭42−23910
号公報及び特公昭43−24748号公報等に記載され
ている如く多数の方法が知られているが、一般には光導
電性物質を利用し、種々の手段により感光体上に電気的
潜像を形成し、次いで該潜像をトナーを用いて現像し、
必要に応じて紙等の転写材にトナー画像を転写した後、
加熱、圧力、加熱加圧或いは溶剤蒸気などにより定着し
複写物を得るものであり、そして感光体上に転写せず残
ったトナーは種々の方法でクリーニングされ、上述の工
程が繰り返される。
いうオリジナル原稿を複写するための事務処理用複写機
というだけでなく、コンピュータの出力としてのプリン
ターあるいは個人向けのパーソナルコピーという分野で
使われ始めた。
高速、より高信頼性が厳しく追及されてきており、機械
は種々な点でよりシンプルな要素で構成されるようにな
ってきている。その結果、トナーに要求される性能はよ
り高度になり、トナーの性能向上が達成できなければよ
りすぐれた機械が成り立たなくなってきている。
ーが必要である。
現像器であっても帯電安定性に優れ、画像濃度が高く、
かぶりのない画像の得られるトナーで、かつ、ニップ
圧、熱容量の小さい定着器でも定着性のよいトナーが求
められる。
い荷電制御剤として、トリフェニルメタン系の化合物を
当該技術分野で用いることは特公昭57−3940号公
報、特開昭54−84732号公報、特公昭58−94
15号公報、特開昭55−79456号公報、特開昭6
0−107654号公報、特開昭61−124955号
公報、特開昭61−36758号公報、特開平2−73
260号公報、特開平2−123372号公報、特開平
2−273754号公報などで知られているが、現像器
へのシンプル化への対応は十分ではない。
スを含有させることは知られている。例えば、特開昭5
2−3304号公報、特開昭52−3305号公報、特
開昭57−52574号公報等の技術が開示されてい
る。
平2−79860号公報、特開平1−109359号公
報、特開昭62−14166号公報、特開昭61−27
3554号公報、特開昭61−94062号公報、特開
昭61−138259号公報、特開昭60−25236
1号公報、特開昭60−252360号公報、特開昭6
0−217366号公報などにワックス類を含有させる
技術が開示されている。
耐オフセット性の向上や、低温時の定着性の向上のため
に用いられている。
ッキング性を満足させることは困難である。
のごとき問題点を解決した静電荷像現像用トナーを提供
することにある。
性、耐オフセット性に優れた静電荷像現像用トナーを提
供することにある。
に優れ、現像性が劣化しない静電荷像現像用トナーを提
供することにある。
くとも結着樹脂、ワックス、下記一般式(1)で表せる
化合物を含有する静電荷像現像用トナーにおいて、該ワ
ックスの示差走査熱量計により測定されるDSC曲線で
昇温時の吸熱ピークのオンセット温度が50〜110℃
の範囲にあり、温度70〜120℃の領域に少なくとも
ひとつの昇温時の吸熱ピークがあり、分子量で分別を行
ったワックスであることを特徴とする静電荷像現像用ト
ナーに関する。
互いに同一でも異なっていてもよい水素原子、置換もし
くは未置換のアルキル基または、置換もしくは未置換の
アリール基を表わす。R7 ,R8 ,R9 は、各々互いに
同一でも異なっていてもよい水素原子、ハロゲン原子、
アルキル基、アルコキシ基を表わす。A-は、硫酸イオ
ン、硝酸イオン、ほう酸イオン、りん酸イオン、水酸イ
オン、有機硫酸イオン、有機スルホン酸イオン、有機り
ん酸イオン、カルボン酸イオン、有機ほう酸イオン、テ
トラフルオロボレートなどの陰イオンを示す。] 更に本発明に関し詳しく説明する。
量計により測定されるDSC曲線において、昇温時の吸
熱ピークで、ピークのオンセット温度が50〜110℃
の範囲内にあり、70〜120℃の範囲内に少なくとも
ひとつの吸熱ピークが存在することを満足することを特
徴とする。
化を見ることができワックスの転移、融解に伴う吸熱ピ
ークが観測される。ピークのオンセット温度が50〜1
10℃の範囲内にあることにより現像性、耐ブロッキン
グ性、低温定着性を満足することができる。好ましくは
50〜100℃の範囲内である。ピークのオンセット温
度が、50℃未満の場合は、ワックスの変化温度が低過
ぎ、耐ブロッキング性が劣ったり、昇温時の現像性に劣
るトナーになりやすく、110℃を超える場合には、ワ
ックスの変化温度が高過ぎ、十分な定着性が得られなく
なる。70〜120℃の範囲内に、好ましくは80〜1
20℃の範囲に、特に好ましくは90〜120℃の範囲
内に、吸熱ピークが存在することにより、良好な定着
性、耐オフセット性を満足できる。70℃未満のみにピ
ーク温度が存在する場合には、ワックスの融解温度が低
過ぎ、十分な耐高温オフセット性が得られず、120℃
を超える領域のみにピーク温度が存在する場合は、ワッ
クスの融解温度が高過ぎ十分な耐低温オフセット性、低
温定着性が得られない。すなわちこの領域に、ピーク温
度が存在することで、耐オフセット性と定着性のバラン
スを取りやすくなる。
の熱のやり取りを測定しその挙動を観測するので、測定
原理から、高精度の内熱式入力補償型の示差走査熱量計
で測定することが好ましい。例えば、パーキンエルマー
社製のDSC−7が利用できる。
に準じて行う。本発明に用いられるDSC曲線は、1回
昇温、降温させ前履歴を取った後、温度速度10℃/m
inで、昇温させた時に測定されるDSC曲線を用い
る。各温度の定義は次のように定める。 ・吸熱ピークのオンセット温度 昇温時のDSC曲線の微分値が最初に極大となる点にお
ける曲線の接線とベースラインとの交点の温度。 ・ピークの温度 ピークトップの温度。
なワックスから得られるものである。パラフィンワック
ス及びその誘導体、モンタンワックス及びその誘導体、
マイクロクリスタリンワックス及びその誘導体、フィッ
シャートロプシュワックス及びその誘導体、ポリオレフ
ィンワックス及びその誘導体、などで、誘導体には酸化
物や、ビニル系モノマとのブロック共重合物、グラフト
変性物を含む。
エステル、ケトン、硬化ひまし油及びその誘導体、植物
系ワックス、動物系ワックス、鉱物系ワックス、ペトロ
ラクタム等も利用できる。
ルキレンを高圧下でラジカル重合あるいは低圧下でチー
グラー触媒で重合した低分子量のアルキレンポリマー、
高分子量のアルキレンポリマーを熱分解して得られるア
ルキレンポリマー、一酸化炭素、水素からなる合成ガス
からアーゲ法により得られる炭化水素の蒸留残分から、
あるいはこれらを水素添加して得られる合成炭化水素な
どから、得られるワックスが用いられ、酸化防止剤が添
加されていてもよい。
剤法、真空蒸留、分別結晶化(例えば、融液晶析及び結
晶濾別を利用したもの)等を利用してワックスを分子量
により分別したワックスが本発明に用いられる。また分
別後に、酸化やブロック共重合、グラフト変性を行って
もよい。すなわちこれらの方法で、低分子量分を除去し
たもの、低分子量分を抽出したもの、更にこれらから低
分子量分を除去したものなどである。
酸化物系触媒(多くは2種以上の多元系)を使用した、
一酸化炭素と水素の反応によって合成されるもの、例え
ばジントール法、ヒドロコール法(流動触媒床を使
用)、あるいはワックス状物質が多く得られるアーゲ法
(固定触媒床を使用)により得られる炭素数が数百ぐら
いまでの炭化水素(水素添加し目的物としたものが特に
好ましい)や、エチレンなどのアルキレンをチーグラー
触媒により重合した炭化水素が、分岐が少なくて小さ
く、飽和の長い直鎖状炭化水素である。特に、アルキレ
ンの重合によらない方法により合成された炭化水素ワッ
クスがその構造や分別しやすい分子量分布であることか
ら好ましいものである。
ワックスを用いることにより耐オフセット性、定着性の
向上などワックスの効果をより向上させることができ、
耐ブロッキング性や現像性などへの悪影響を少なくする
ことができる。これは、ワックスとして特に有効に働く
成分をより多く利用できるようになる為である。
均分子量(Mn)が300〜1200,好ましくは35
0〜1000、重量平均分子量(Mw)が500〜36
00,好ましくは550〜3000、Mw/Mnが3以
下、好ましくは2.5以下、特に好ましくは2.0以下
である。このような分子量分布を持たせることによりト
ナーに好ましい熱特性を持たせることができる。
入度が5.0(10-1mm)以下、好ましくは4.0
(10-1mm)以下、特に好ましくは3.0(10-1m
m)である。これらの範囲をはずれると、低温時に変化
しやすく保存性、現像性に劣る。また140℃における
溶融粘度が、200cP以下、好ましくは100cP以
下、特に好ましくは50cP以下である。200cPを
超えるようになると、可塑性、離型性に劣るようにな
り、優れた定着性、耐オフセット性に影響を及ぼすよう
になる。また軟化点が130℃以下であることが好まし
く、特に好ましくは120℃以下である。130℃を超
えると、離型性が特に有効に働く温度が高くなり、優れ
た耐オフセット性に影響を及ぼすようになる。
0重量部に対し20重量部以内で用いられ、0.5〜1
0重量部で用いるのが効果的であり、他のワックス類と
併用しても構わない。
ルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によ
り次の条件で測定される。
C(ウォーターズ社) カラム:GMH−HT30cm2連(東ソー社製) 温度 :135℃ 溶媒 :o−ジクロロベンゼン(0.1%アイオノール
添加) 流速 :1.0ml/min 試料 :0.15%の試料を0.4ml注入 以上の条件で測定し、試料の分子量算出にあたっては単
分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量較正曲
線を使用する。さらに、Mark−Houwink粘度
式から導き出される換算式でポリエチレン換算などワッ
クスに応じた換算をすることによって算出される。
IS K−2207に準拠し測定される値である。具体
的には、直径約1mmで頂角9゜の円錐形先端を持つ針
を一定荷重で貫入させた時の貫入深さを0.1mmの単
位で表した数値である。本発明中での試験条件は試料温
度が25℃、加重100g、貫入時間5秒である。
度計を用いて測定される値であり、条件は、測定温度1
40℃、ずり速度1.32rpm、試料10mlであ
る。軟化点はJIS K−2207に準じて測定される
値である。
擦帯電性はフェニル基に置換しているアミノ基に大きな
影響を受ける。種々の化合物を検討したところ、特公昭
57−3940号公報、特開昭54−84732号公
報、特公昭58−9415号公報、特開昭60−107
654号公報などに開示されているような二つのフェニ
ル基だけがアミノ基で置換されているトリフェニルメタ
ン誘導体では、摩擦帯電付与能が不十分であった。すな
わち、前述したように感光体上へのトナー融着を防止す
るには、トナーの摩擦帯電量を高くすることが好ましい
が、二つのフェニル基だけがアミノ基で置換されている
トリフェニルメタン誘導体ではトナー融着を防止するに
は、摩擦帯電量が不十分であった。
ル基に変えたものが、特開昭55−79456号公報、
特開昭61−124955号公報、特開昭61−367
58号公報などで開示されているが、これらの化合物の
正摩擦帯電量は正帯電性トナーとして用いるのに好まし
いものであるが、結着樹脂中への分散状態にその現像性
が影響されることが見い出された。
式で示される化合物が、ほかの公知の荷電制御剤に比べ
て、弱い分散力でも良好な樹脂に対する分散性を有する
が、更に特定の低融点のワックスと共に用いると分散性
が著しく向上することを見い出した。更に、現像性も向
上することができる。
は可塑剤としても働き、低温定着性をも向上させること
を見い出した。これは低融点のワックスの溶融粘度が低
いので比較的低温から結着樹脂の粘性を下げこれらの化
合物をポリマー鎖中にうまく分散させることができその
上、ワックス溶解時にこれらの化合物を更に分散させる
ことができ、可塑剤として働かせることができる為であ
る。従って、DSCの吸熱ピークが70〜120℃の領
域にあることがワックスに求められる性質である。一
方、吸熱ピークのオンセット温度が50℃未満になると
可塑効果が強く働き過ぎるようになり、耐ブロッキング
性に劣る様になってくる。
れているので常温では硬いものの比較的低温で、シャー
プメルトなものとなる。従って耐ブロッキング性に影響
を与えず、ワックスが溶解してから効果的に可塑効果を
発揮でき定着性を向上させることができる。更に本発明
のトリフェニルメタン化合物と用いると上記の働きがよ
り効果的となり、また現像性もより向上する。
以下示すが、本発明を限定するものではない。
合物の酢酸水溶液にレーキ化剤の水溶液を添加してレー
キ顔料を沈殿せしめる。または、化合物の酢酸水溶液に
体質顔料を懸濁させ、その後レーキ化剤の水溶液を添加
してレーキ顔料を体質顔料の表面に析出させる。上記レ
ーキ化剤としては、りんタングステンモリブデン酸、り
んタングステン酸、りんモリブデン酸の水溶性塩及び、
フェロシアン、フェリシアンのような錯陰イオンを含む
水溶性塩などがある。レーキ化剤として有機酸塩も用い
ることができる。
含有させる方法としては、トナー内部に添加する方法に
よって本発明の目的は達成される。これらの化合物の使
用量としては、結着樹脂の種類、他の添加剤の有無、分
散方法を含めたトナー製造方法によって決定されるもの
で、一義的に限定されるものではないが、好ましくは結
着樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部、より
好ましくは0.1〜5重量部の範囲で用いられる。
知の電荷制御剤と組み合わせて使用することもできる。
ては、下記の結着樹脂の使用が可能である。
スチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレンおよびそ
の置換体の単重合体;スチレン−p−クロルスチレン共
重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン
−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸エ
ステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重
合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合
体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−
ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチ
ルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共
重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イ
ソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−イン
デン共重合体などのスチレン系共重合体;ポリ塩化ビニ
ル、フェノール樹脂、天然変性フェノール樹脂、天然樹
脂変性マレイン酸樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹
脂、ポリ酢酸ビニール、シリコーン樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリウレタン、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エ
ポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール、テ
ルペン樹脂、クマロンインデン樹脂、石油系樹脂などが
使用できる。好ましい結着物質としては、スチレン系共
重合体もしくはポリエステル樹脂がある。
対するコモノマーとしては、例えば、アクリル酸、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸
−2−エチルヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリ
ル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、アクリルアミドなどのよう
な二重結合を有するモノカルボン酸もしくはその置換
体;例えば、マレイン酸、マレイン酸ブチル、マレイン
酸メチル、マレイン酸ジメチルなどのような二重結合を
有するジカルボン酸およびその置換体;例えば塩化ビニ
ル、酢酸ビニル、安息香酸ビニルなどのようなビニルエ
ステル類;例えばエチレン、プロピレン、ブチレンなど
のようなエチレン系オレフィン類;例えばビニルメチル
ケトン、ビニルヘキシルケトンなどのようなビニルケト
ン類;例えばビニルメチルエーテル、ビニルエチルエー
テル、ビニルイソブチルエーテルなどのようなビニルエ
ーテル類;等のビニル単量体が単独もしくは2つ以上用
いられる。
体は架橋されていてもよく、混合樹脂でもかまわない。
以上の重合可能な二重結合を有する化合物を用いてもよ
い。例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレンな
どのような芳香族ジビニル化合物;例えばエチレングリ
コールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリ
レート、1,3−ブタンジオールジメタクリレートなど
のような二重結合を2個有するカルボン酸エステル;ジ
ビニルアニリン、ジビニルエーテル、ジビニルスルフィ
ド、ジビニルスルホンなどのジビニル化合物;および3
個以上のビニル基を有する化合物;が単独もしくは混合
物として用いられる。
現像性、流動性、耐久性向上の為、シリカ微粉末を添加
することが好ましい。
T法で測定した窒素吸着による比表面積が30m2 /g
以上(特に50〜400m2 /g)の範囲内のものが良
好な結果を与える。トナー100重量部に対してシリカ
微粉体0.01〜8重量部、好ましくは0.1〜5重量
部使用するのが良い。
必要に応じ、疎水化、帯電性コントロール、などの目的
でシリコーンワニス、各種変性シリコーンワニス、シリ
コーンオイル、各種変性シリコーンオイル、シランカッ
プリング剤、官能基を有するシランカップリング剤、そ
の他の有機ケイ素化合物等の処理剤で、あるいは種々の
処理剤で併用して処理されていることも好ましい。
末、ステアリン酸亜鉛粉末、ポリ弗化ビニリデン粉末の
如き滑剤粉末、中でもポリ弗化ビニリデンが好ましい。
あるいは酸化セリウム粉末、炭化ケイ素粉末、チタン酸
ストロンチウム粉末等の研磨剤、中でもチタン酸ストロ
ンチウムが好ましい。あるいは例えば酸化チタン粉末、
酸化アルミニウム粉末等の流動性付与剤、中でも特に疎
水性のものが好ましい。ケーキング防止剤、あるいは例
えばカーボンブラック粉末、酸化亜鉛粉末、酸化アンチ
モン粉末、酸化スズ粉末等の導電性付与剤、また逆極性
の白色微粒子及び黒色微粒子を現像性向上剤として少量
用いることもできる。
として用いる場合には、キャリア粉と混合して用いられ
る。この場合には、トナーとキャリア粉との混合比はト
ナー濃度として0.1〜50重量%、好ましくは0.5
〜10重量%、更に好ましくは3〜10重量%である。
知のものが使用可能であり、例えば鉄粉、フェライト
粉、ニッケル粉の如き磁性を有する粉体、ガラスビーズ
等及びこれらの表面をフッ素系樹脂、ビニル系樹脂ある
いはシリコーン系樹脂等で処理したものなどが挙げられ
る。
有させ磁性トナーとしても使用しうる。この場合、磁性
材料は着色剤の役割をかねることもできる。本発明にお
いて、磁性トナー中に含まれる磁性材料としては、マグ
ネタイト、ヘマタイト、フェライト等の酸化鉄;鉄、コ
バルト、ニッケルのような金属或いはこれらの金属のア
ルミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、
亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウ
ム、カルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングス
テン、バナジウムのような金属の合金及びその混合物等
が挙げられる。
下、好ましくは0.1〜0.5μm程度のものが好まし
い。トナー中に含有させる量としては樹脂成分100重
量部に対し約20〜200重量部、特に好ましくは樹脂
成分100重量部に対し40〜150重量部が良い。
性が抗磁力比(Hc)20〜300エルステッド、飽和
磁化(σs)50〜200emu/g、残留磁化(σ
r)2〜20emu/gのものが好ましい。
は、任意の適当な顔料又は染料が挙げられる。トナーの
着色剤としては、例えば顔料としてカーボンブラック、
アニリンブラック、アセチレンブラック、ナフトールイ
エロー、ハンザイエロー、ローダミンレーキ、アリザリ
ンレーキ、ベンガラ、フタロシアニンブルー、インダン
スレンブルー等がある。これらは定着画像の光学濃度を
維持するのに必要充分な量が用いられ、樹脂100重量
部に対し0.1〜20重量部、好ましくは0.2〜10
重量部の添加量が良い。また同様の目的で、更に染料が
用いられる。例えばアゾ系染料、アントラキノン系染
料、キサンテン系染料、メチン系染料等があり樹脂10
0重量部に対し、0.1〜20重量部、好ましくは0.
3〜10重量部の添加量が良い。
するには結着樹脂、ワックス、金属塩ないしは金属錯
体、着色剤としての顔料又は染料、磁性体、必要に応じ
て荷電制御剤、その他の添加剤等を、ヘンシェルミキサ
ー、ボールミル等の混合機により充分混合してから加熱
ロール、ニーダー、エクストル−ダーの如き熱混練機を
用いて溶融混練して樹脂類を互いに相溶せしめた中に金
属化合物、顔料、染料、磁性体を分散又は溶解せしめ、
冷却固化後粉砕及び分級を行って本発明に係るところの
トナーを得ることが出来る。
ルミキサー等の混合機により充分混合し、本発明に係る
静電荷像現像用トナーを得ることができる。
る。
ックスA(本発明)、ワックスB(本発明)を分別し
た。チーグラー触媒を用いて、エチレンを低圧重合した
ものより、ワックスC(本発明)を分別した。エチレン
の重合により得たワックスをワックスD(比較例)とす
る。ワックス類のDSC測定結果を表1、分子量を表2
に、物性を表3に記す。
混練押し出し機によって溶融混練を行った。混練物を冷
却後、粗粉砕し、ジェット気流を用いた粉砕機によって
微粉砕し、更に風力分級機を用いて分級し、重量平均粒
径8μmのトナーを得た。これら上記のトナー100重
量部に対し正帯電疎水性コロイダルシリカ0.6重量部
を外添して現像剤とした。
ヤノン社製)を用いて種々の評価を行った。その結果を
表4に記す。
トコピー試験で、定着性を評価した。定着性の評価は画
像をシルボン紙で、往復10回、約100g荷重でこす
り、画像のはがれを反射濃度の低下率(%)で評価し
た。
枚連続で取った後すぐにA3の転写紙でコピーし、端部
昇温による高温オフセットを画像汚染が発生するかで評
価した。
000枚の耐久試験を行い、画像濃度、かぶり、定着ロ
ーラのクリーニングローラの汚れ等を評価した。
100ccポリコップに入れ、50℃で3日放置した
後、目視で評価した。
し、評価しその結果を表4に示す。
し、評価しその結果を表4に示す。
し、評価しその結果を表4に示す。
し、評価しその結果を表4に示す。
し、評価しその結果を表4に示す。
し、評価しその結果を表4に示す。
ば、定着性、耐オフセット性、耐ブロッキング性に優
れ、現像性が劣化せず、常に鮮明な画像を与える。
C曲線を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも結着樹脂、ワックス、下記一
般式(1)で表せる化合物を含有する静電荷像現像用ト
ナーにおいて、該ワックスの示差走査熱量計により測定
されるDSC曲線で昇温時の吸熱ピークのオンセット温
度が50〜110℃の範囲にあり、温度70〜120℃
の領域に少なくともひとつの昇温時の吸熱ピークがあ
り、分子量で分別を行ったワックスであることを特徴と
する静電荷像現像用トナー。 【化1】 [式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 は、各々
互いに同一でも異なっていてもよい水素原子、置換もし
くは未置換のアルキル基または、置換もしくは未置換の
アリール基を表わす。R7 ,R8 ,R9 は、各々互いに
同一でも異なっていてもよい水素原子、ハロゲン原子、
アルキル基、アルコキシ基を表わす。A-は、硫酸イオ
ン、硝酸イオン、ほう酸イオン、りん酸イオン、水酸イ
オン、有機硫酸イオン、有機スルホン酸イオン、有機り
ん酸イオン、カルボン酸イオン、有機ほう酸イオン、テ
トラフルオロボレートなどの陰イオンを示す。]
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4247178A JP2946147B2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 静電荷像現像用トナー |
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1992
- 1992-08-25 JP JP4247178A patent/JP2946147B2/ja not_active Expired - Fee Related
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