JPH067518B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents
放電灯点灯装置Info
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- JPH067518B2 JPH067518B2 JP8817185A JP8817185A JPH067518B2 JP H067518 B2 JPH067518 B2 JP H067518B2 JP 8817185 A JP8817185 A JP 8817185A JP 8817185 A JP8817185 A JP 8817185A JP H067518 B2 JPH067518 B2 JP H067518B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、放電灯が取りはずされるとインバータの駆
動が停止される放電灯点灯装置に関するものである。
動が停止される放電灯点灯装置に関するものである。
第6図は従来例の1石式電圧共振型インバータINを備
えた放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。まずこ
の放電灯点灯装置の始動動作を説明する。電源スイッチ
SWが導通されると、交流電源ACから整流器DBに交
流電力が与えられ、その整流出力がコンデンサC11に印
加され平滑される。そしてその整流平滑された直流電圧
によって、コンデンサC11に並列に接続されたコンデン
サC12,C13が充電される。コンデンサC13が充電さ
れ、このコンデンサC13に並列接続された駆動回路Aの
動作電圧にコンデンサC13の両端間の電圧が達すると、
駆動回路Aが動作し始める。この駆動回路Aが動作する
ことによってベース電流が与えられ、トランジスタQが
オン/オフ駆動される。
えた放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。まずこ
の放電灯点灯装置の始動動作を説明する。電源スイッチ
SWが導通されると、交流電源ACから整流器DBに交
流電力が与えられ、その整流出力がコンデンサC11に印
加され平滑される。そしてその整流平滑された直流電圧
によって、コンデンサC11に並列に接続されたコンデン
サC12,C13が充電される。コンデンサC13が充電さ
れ、このコンデンサC13に並列接続された駆動回路Aの
動作電圧にコンデンサC13の両端間の電圧が達すると、
駆動回路Aが動作し始める。この駆動回路Aが動作する
ことによってベース電流が与えられ、トランジスタQが
オン/オフ駆動される。
次に第7図を参照して、トランジスタQがオン/オフ駆
動され、放電灯FLが高周波点灯されるときの動作を説
明する。時刻t0で駆動回路Aから第7図(a)に示すよ
うにハイレベルの電圧V1がベース・エミッタ間に印加
されると、トランジスタQがオンとなる。トランジスタ
Qがオンとなると単巻トランスTの1次巻線N1に第7
図(b)に示すような電流I1が流れ、1次巻線N1にエ
ネルギが蓄えられていく。時刻t1で電圧V1がローレ
ベルとなってトランジスタQがオフになると、1次巻線
N1に蓄積されたエネルギによって、コンデンサC11→
ダイオードD11→放電灯FL→共振用コンデンサC14→
単巻トランスTの2次巻線N2の経路で電流が流れる。
この電流で共振用コンデンサC14が充電され時刻t2で
最大電圧に達する。このとき、第7図(c)に示すよにト
ランジスタQのコレクタ・エミッタ間の電圧V2も時刻
t2で最大になる。電圧V2が最大になると、トランス
TとコンデンサC14の共振作用によって、共振用コンデ
ンサC14→放電灯FL→ダイオードD12の経路で第7図
(d)に示すようなランプ電流IDが流れる。このランプ
電流IDはコンデンサC11〜C12および整流器DBを分
流し、2次巻線N2へ流れる。この電流IDによって第
7図(e)に示すように徐々に低下していたコンデンサC
13の両端間電圧Vcが再び上昇される。コンデンサC13
に並列に接続されているツェナーダイオードZDは、駆
動回路Aに過電圧が印加されないためのものである。時
刻t3で再びトランジスタQがオンとなり、上述した同
様の動作が繰り返され、放電灯FLが高周波点灯される。
動され、放電灯FLが高周波点灯されるときの動作を説
明する。時刻t0で駆動回路Aから第7図(a)に示すよ
うにハイレベルの電圧V1がベース・エミッタ間に印加
されると、トランジスタQがオンとなる。トランジスタ
Qがオンとなると単巻トランスTの1次巻線N1に第7
図(b)に示すような電流I1が流れ、1次巻線N1にエ
ネルギが蓄えられていく。時刻t1で電圧V1がローレ
ベルとなってトランジスタQがオフになると、1次巻線
N1に蓄積されたエネルギによって、コンデンサC11→
ダイオードD11→放電灯FL→共振用コンデンサC14→
単巻トランスTの2次巻線N2の経路で電流が流れる。
この電流で共振用コンデンサC14が充電され時刻t2で
最大電圧に達する。このとき、第7図(c)に示すよにト
ランジスタQのコレクタ・エミッタ間の電圧V2も時刻
t2で最大になる。電圧V2が最大になると、トランス
TとコンデンサC14の共振作用によって、共振用コンデ
ンサC14→放電灯FL→ダイオードD12の経路で第7図
(d)に示すようなランプ電流IDが流れる。このランプ
電流IDはコンデンサC11〜C12および整流器DBを分
流し、2次巻線N2へ流れる。この電流IDによって第
7図(e)に示すように徐々に低下していたコンデンサC
13の両端間電圧Vcが再び上昇される。コンデンサC13
に並列に接続されているツェナーダイオードZDは、駆
動回路Aに過電圧が印加されないためのものである。時
刻t3で再びトランジスタQがオンとなり、上述した同
様の動作が繰り返され、放電灯FLが高周波点灯される。
このような放電灯点灯装置では、電源投入時に放電灯F
Lが取りはずされるとインバータINの動作が停止され
るようになっている。放電灯FLを取りはずしたとき、
ランプ端子間に高電圧が印加され、感電や発火などの事
故発生を防止するためである。1度電源スイッチSWを
遮断しなければ、インバータINは動作されない。
Lが取りはずされるとインバータINの動作が停止され
るようになっている。放電灯FLを取りはずしたとき、
ランプ端子間に高電圧が印加され、感電や発火などの事
故発生を防止するためである。1度電源スイッチSWを
遮断しなければ、インバータINは動作されない。
第6図に示した従来例では、電源投入時に放電灯FLを
取りはずすと、放電灯FLに流れていたランプ電流ID
が流れなくなる。そうするとコンデンサC13の蓄積電荷
が駆動回路Aに供給され、電圧VCが低下し、コンデン
サC12の両端間電圧V3が上昇していき、やがて駆動回
路Aの動作が停止する。駆動回路Aの動作が停止する
と、電圧VCは零、電圧V3は整流器DBの出力電圧に
等しくなる。この状態で、放電灯FLを取り付けても、
コンデンサC12電荷の放電経路がなく、駆動回路Aは動
作電圧が印加されないので動作しない。しかし、電源ス
イッチSWを遮断すると、コンデンサC11,C12の充電
電圧が放電抵抗Rに印加され、コンデンサC11,C12の
放電が行なわれる。ここでコンデンサC12の容量は非常
に小さなものでよいが、コンデンサC11の容量は整流器
DBの整流出力のリップルを低減するために大きくしな
ければならない。コンデンサC11の容量が大きいために
その放電に時間がかかる。コンデンサC11,C12の容量
を変えることができないので、時定数R(C11+C12)
を短くするために放電抵抗Rの抵抗値を小さくすると、
放電抵抗Rにおける電力消費が大きくなり、効率が悪く
なる。
取りはずすと、放電灯FLに流れていたランプ電流ID
が流れなくなる。そうするとコンデンサC13の蓄積電荷
が駆動回路Aに供給され、電圧VCが低下し、コンデン
サC12の両端間電圧V3が上昇していき、やがて駆動回
路Aの動作が停止する。駆動回路Aの動作が停止する
と、電圧VCは零、電圧V3は整流器DBの出力電圧に
等しくなる。この状態で、放電灯FLを取り付けても、
コンデンサC12電荷の放電経路がなく、駆動回路Aは動
作電圧が印加されないので動作しない。しかし、電源ス
イッチSWを遮断すると、コンデンサC11,C12の充電
電圧が放電抵抗Rに印加され、コンデンサC11,C12の
放電が行なわれる。ここでコンデンサC12の容量は非常
に小さなものでよいが、コンデンサC11の容量は整流器
DBの整流出力のリップルを低減するために大きくしな
ければならない。コンデンサC11の容量が大きいために
その放電に時間がかかる。コンデンサC11,C12の容量
を変えることができないので、時定数R(C11+C12)
を短くするために放電抵抗Rの抵抗値を小さくすると、
放電抵抗Rにおける電力消費が大きくなり、効率が悪く
なる。
以上のような理由で、従来例では、放電灯FLを再始動
させるとき、電源スイッチSWを遮断してから再び電源
スイッチSWを導通まで待ち時間をおかないと再始動す
ることができない。このため、操作上不便であり、使用
者が故障と間違う可能性もある。
させるとき、電源スイッチSWを遮断してから再び電源
スイッチSWを導通まで待ち時間をおかないと再始動す
ることができない。このため、操作上不便であり、使用
者が故障と間違う可能性もある。
この発明の目的は、従来例の問題点を解消を図り、放電
灯を再始動するときの交流電源を遮断し投入するまでの
待ち時間を短くすることができる放電灯点灯装置を提供
することである。
灯を再始動するときの交流電源を遮断し投入するまでの
待ち時間を短くすることができる放電灯点灯装置を提供
することである。
この発明の放電灯点灯装置は、交流電源と、この交流電
源の出力を整流する整流器と、この整流器の出力を平滑
する第1のコンデンサと、この第1のコンデンサに接続
され高周波電力を出力とするインバータと、このインバ
ータの出力で高周波点灯する放電灯と、前記第1のコン
デンサと並列接続した第2および第3のコンデンサの直
列回路と、前記交流電源遮断時前記第2のコンデンサの
充電電圧が印加される放電抵抗と、この放電抵抗と前記
第1のコンデンサの閉回路に接続され前記交流電源遮断
時前記第1のコンデンサの放電を阻止する放電阻止ダイ
オードと、前記第3のコンデンサの充電電圧を電源電圧
としインバータを駆動する駆動回路と、前記放電灯に流
れるランプ電流を前記第3のコンデンサに導入して充電
するランプ電流導入回路とを備えたものである。
源の出力を整流する整流器と、この整流器の出力を平滑
する第1のコンデンサと、この第1のコンデンサに接続
され高周波電力を出力とするインバータと、このインバ
ータの出力で高周波点灯する放電灯と、前記第1のコン
デンサと並列接続した第2および第3のコンデンサの直
列回路と、前記交流電源遮断時前記第2のコンデンサの
充電電圧が印加される放電抵抗と、この放電抵抗と前記
第1のコンデンサの閉回路に接続され前記交流電源遮断
時前記第1のコンデンサの放電を阻止する放電阻止ダイ
オードと、前記第3のコンデンサの充電電圧を電源電圧
としインバータを駆動する駆動回路と、前記放電灯に流
れるランプ電流を前記第3のコンデンサに導入して充電
するランプ電流導入回路とを備えたものである。
この発明の構成によれば、つぎの作用がある。交流電源
投入後に放電灯を取りはずすと、ランプ電流が流れなく
なり、駆動回路にランプ電流が供給されなくなる。そう
すると、駆動回路に放電電流が流れ、第3のコンデンサ
の両端間の電圧が零となり、駆動回路およびインバータ
が停止する。このとき、第3のコンデンサに直列に接続
された第2のコンデンサの両端間の電圧が整流器の出力
電圧と等しくなる。再び放電灯が取り付けられ、電源が
遮断されると第2のコンデンサから放電抵抗に放電電流
が流れ、第2のコンデンサの両端間の電圧が低下する。
このとき第1のコンデンサの放電は放電阻止ダイオード
で阻止される。そして第2のコンデンサの放電が行なわ
れた後、交流電流を投入することによって第2および第
3のコンデンサが充電され、駆動回路に動作電圧が印加
されて再始動が行なわれる。第2のコンデンサの容量が
比較的小さいので、その再始動とき交流電源を遮断して
から投入するまでの待ち時間を短くすることができる。
投入後に放電灯を取りはずすと、ランプ電流が流れなく
なり、駆動回路にランプ電流が供給されなくなる。そう
すると、駆動回路に放電電流が流れ、第3のコンデンサ
の両端間の電圧が零となり、駆動回路およびインバータ
が停止する。このとき、第3のコンデンサに直列に接続
された第2のコンデンサの両端間の電圧が整流器の出力
電圧と等しくなる。再び放電灯が取り付けられ、電源が
遮断されると第2のコンデンサから放電抵抗に放電電流
が流れ、第2のコンデンサの両端間の電圧が低下する。
このとき第1のコンデンサの放電は放電阻止ダイオード
で阻止される。そして第2のコンデンサの放電が行なわ
れた後、交流電流を投入することによって第2および第
3のコンデンサが充電され、駆動回路に動作電圧が印加
されて再始動が行なわれる。第2のコンデンサの容量が
比較的小さいので、その再始動とき交流電源を遮断して
から投入するまでの待ち時間を短くすることができる。
〔実施例〕 第1図はこの発明の一実施例の構成を示す回路図であ
る。交流電源ACは電源スイッチSWを介して整流器D
Bに接続されている。整流器DBの出力端子間には平滑
用の第1のコンデンサC1が接続され、その整流平滑出
力がインバータINに与えられる。また整流器DBの出
力端子間には第2および第3のコンデンサC2,C3の
直列回路と放電抵抗Rと並列が接続され、その第3のコ
ンデンサC3にはインバータINを駆動する駆動回路A
が接続されている。駆動回路Aは、インバータINで高
周波点灯される放電灯FLに接続されたランプ電流導入
手段ISから供給されるランプ電流によって動作する。
ランプ電流導入回路ISは、放電灯FLのランプ電流を
駆動回路Aに導くように接続されたダイオードD1,D
2から成る。さらにこの実施例では、交流電源ACが遮
断されたとき、第1のコンデンサC1の充電電流が放電
抵抗Rに流れ込まないように阻止する放電阻止ダイオー
ドD3が備えられている。放電阻止ダイオードD3は、
第1のコンデンサC1の負極側と放電抵抗Rとの間に、
その放電電流を阻止する方向に接続されている。
る。交流電源ACは電源スイッチSWを介して整流器D
Bに接続されている。整流器DBの出力端子間には平滑
用の第1のコンデンサC1が接続され、その整流平滑出
力がインバータINに与えられる。また整流器DBの出
力端子間には第2および第3のコンデンサC2,C3の
直列回路と放電抵抗Rと並列が接続され、その第3のコ
ンデンサC3にはインバータINを駆動する駆動回路A
が接続されている。駆動回路Aは、インバータINで高
周波点灯される放電灯FLに接続されたランプ電流導入
手段ISから供給されるランプ電流によって動作する。
ランプ電流導入回路ISは、放電灯FLのランプ電流を
駆動回路Aに導くように接続されたダイオードD1,D
2から成る。さらにこの実施例では、交流電源ACが遮
断されたとき、第1のコンデンサC1の充電電流が放電
抵抗Rに流れ込まないように阻止する放電阻止ダイオー
ドD3が備えられている。放電阻止ダイオードD3は、
第1のコンデンサC1の負極側と放電抵抗Rとの間に、
その放電電流を阻止する方向に接続されている。
次に、この実施例の動作について説明する。電源スイッ
チSWを導通すると、第2および第3のコンデンサ
C2,C3の直列回路に整流器DBの出力電圧が印加さ
れ、駆動回路Aの入力電圧が上昇し、トランジスタTr
が駆動される。トランジスタTrがオン/オフ駆動され
るとインバータINで直流入力が高周波出力に変換され、
その出力によって放電灯FLが高周波点灯される。放電
灯FLが点灯されるとランプ電流導入回路ISにランプ電
流が導かれ、ダイオードD1を介して駆動回路Aに動作
電流が供給される。
チSWを導通すると、第2および第3のコンデンサ
C2,C3の直列回路に整流器DBの出力電圧が印加さ
れ、駆動回路Aの入力電圧が上昇し、トランジスタTr
が駆動される。トランジスタTrがオン/オフ駆動され
るとインバータINで直流入力が高周波出力に変換され、
その出力によって放電灯FLが高周波点灯される。放電
灯FLが点灯されるとランプ電流導入回路ISにランプ電
流が導かれ、ダイオードD1を介して駆動回路Aに動作
電流が供給される。
このようにして放電灯FLが点灯されているときに、放
電灯FLを取りはずすと、ランプ電流が流れなくなり、
駆動回路Aへの動作電流の供給が停止される。そうする
と第3のコンデンサC3から放電電流が駆動回路Aに流
れ込み、駆動回路Aの動作が停止すると第3のコンデン
サC3の両端間の電圧が零となる。したがってこの第3
のコンデンサC3に直列接続された第2のコンデンサC
2の両端間に電圧が整流器DBの出力電圧に等しくな
る。この状態で再び放電灯FLが取り付けられても、第
2のコンデンサC2の両端間の電圧が低下しないため駆
動回路Aに動作電圧が印加されず、インバータINが駆
動されないままとなる。
電灯FLを取りはずすと、ランプ電流が流れなくなり、
駆動回路Aへの動作電流の供給が停止される。そうする
と第3のコンデンサC3から放電電流が駆動回路Aに流
れ込み、駆動回路Aの動作が停止すると第3のコンデン
サC3の両端間の電圧が零となる。したがってこの第3
のコンデンサC3に直列接続された第2のコンデンサC
2の両端間に電圧が整流器DBの出力電圧に等しくな
る。この状態で再び放電灯FLが取り付けられても、第
2のコンデンサC2の両端間の電圧が低下しないため駆
動回路Aに動作電圧が印加されず、インバータINが駆
動されないままとなる。
このとき、電源スイッチSWを遮断すると、第2ののコ
ンデンサC2から放電電流が放電抵抗Rに流れ、第2の
コンデンサC2の両端間の電圧が低下していく。ここで
従来例では第1のコンデンサC1から放電抵抗に放電電
流が流れたが、この実施例ではその放電電流が流れない
ように放電阻止ダイオードD3が備えられ、第1のコン
デンサC1の両端間の電圧は保持されたままとなる。し
たがってこのときの放電時定数はRC2となり、第1の
コンデンサC1の放電が行なわれるときの時定数R(C
1+C2)よりRC1だけ短いものとなる。たとえば第
1のコンデンサC1の容量と第2のコンデンサC2の容
量の関係が C1>20C2 であるとすると、時定数は従来の約1/20以下とな
る。したがって第2のコンデンサC2の放電が非常に早
く行なわれるのて、電源スイッチSWを遮断してから導通
するまでの時間をかなり短縮することが可能となる。ま
たこの実施例では放電抵抗Rの抵抗値を小さくする必要
がないため、効率が低下しない。
ンデンサC2から放電電流が放電抵抗Rに流れ、第2の
コンデンサC2の両端間の電圧が低下していく。ここで
従来例では第1のコンデンサC1から放電抵抗に放電電
流が流れたが、この実施例ではその放電電流が流れない
ように放電阻止ダイオードD3が備えられ、第1のコン
デンサC1の両端間の電圧は保持されたままとなる。し
たがってこのときの放電時定数はRC2となり、第1の
コンデンサC1の放電が行なわれるときの時定数R(C
1+C2)よりRC1だけ短いものとなる。たとえば第
1のコンデンサC1の容量と第2のコンデンサC2の容
量の関係が C1>20C2 であるとすると、時定数は従来の約1/20以下とな
る。したがって第2のコンデンサC2の放電が非常に早
く行なわれるのて、電源スイッチSWを遮断してから導通
するまでの時間をかなり短縮することが可能となる。ま
たこの実施例では放電抵抗Rの抵抗値を小さくする必要
がないため、効率が低下しない。
第2図〜第5図はこの発明の他の実施例を示す回路図で
ある。第2図に示される実施例は、インバータINの構
成を第6図に示した従来例と同様に単巻トランスT,ト
ランジスタTrおよび共振用コンデンサC4とし、ツェ
ナーダイオードZDを第3のコンデンサC3に並列に接
続したものである。第3図に示される実施例は、第2図
に示された実施例のインバータINの動作電源の基準を
整流器DBの正極側としたものである。放電阻止ダイオ
ードD3は、第1のコンデンサC1の正極側に接続され
ている。第4図に示される実施例は、放電抵抗Rを第2
のコンデンサC2に並列に接続したものである。第5図
に示される実施例は、ツェナーダイオードZDの代わり
に抵抗R2を第3のコンデンサC3に並列に接続したも
のである。駆動回路Aの動作電圧が低電圧であるため抵
抗R2は抵抗値の低いものでよい。以上これらの実施例
はいずれもこの発明の目的を満足する。
ある。第2図に示される実施例は、インバータINの構
成を第6図に示した従来例と同様に単巻トランスT,ト
ランジスタTrおよび共振用コンデンサC4とし、ツェ
ナーダイオードZDを第3のコンデンサC3に並列に接
続したものである。第3図に示される実施例は、第2図
に示された実施例のインバータINの動作電源の基準を
整流器DBの正極側としたものである。放電阻止ダイオ
ードD3は、第1のコンデンサC1の正極側に接続され
ている。第4図に示される実施例は、放電抵抗Rを第2
のコンデンサC2に並列に接続したものである。第5図
に示される実施例は、ツェナーダイオードZDの代わり
に抵抗R2を第3のコンデンサC3に並列に接続したも
のである。駆動回路Aの動作電圧が低電圧であるため抵
抗R2は抵抗値の低いものでよい。以上これらの実施例
はいずれもこの発明の目的を満足する。
またこの発明では、インバータINの構成は第2図およ
び第3図に示したものでなくてもよく、ランプ電流が供
給される駆動回路Aで駆動される構成であればよい。
び第3図に示したものでなくてもよく、ランプ電流が供
給される駆動回路Aで駆動される構成であればよい。
この発明の放電灯点灯装置によれば、第1のコンデンサ
の放電が放電阻止ダイオードで阻止され、第2のコンデ
ンサの放電時間が短縮されるので、放電灯を再始動する
とき、交流電源を遮断し投入するまでの待ち時間を短く
することができる。
の放電が放電阻止ダイオードで阻止され、第2のコンデ
ンサの放電時間が短縮されるので、放電灯を再始動する
とき、交流電源を遮断し投入するまでの待ち時間を短く
することができる。
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す回路図、第2
図〜第5図はこの発明の他の実施例の構成を示す回路
図、第6図は従来例の構成を示す回路図、第7図は従来
例の動作を説明するための波形図である。 A…駆動回路、AC…交流電源、C1…第1のコンデン
サ、C2…第2のコンデンサ、C3…第3のコンデン
サ、D3…交流阻止ダイオード、DB…整流器、FL…放
電灯、IN…インバータ、IS…ランプ電流導入回路、R
…放電抵抗
図〜第5図はこの発明の他の実施例の構成を示す回路
図、第6図は従来例の構成を示す回路図、第7図は従来
例の動作を説明するための波形図である。 A…駆動回路、AC…交流電源、C1…第1のコンデン
サ、C2…第2のコンデンサ、C3…第3のコンデン
サ、D3…交流阻止ダイオード、DB…整流器、FL…放
電灯、IN…インバータ、IS…ランプ電流導入回路、R
…放電抵抗
Claims (1)
- 【請求項1】交流電源と、この交流電源の出力を整流す
る整流器と、この整流器の出力を平滑する第1のコンデ
ンサと、この第1のコンデンサに接続され高周波電力を
出力するインバータと、このインバータの出力で高周波
点灯する放電灯と、前記第1のコンデンサと並列接続し
た第2および第3のコンデンサの直列回路と、前記交流
電源遮断時前記第2のコンデンサの充電電圧が印加され
る放電抵抗と、この放電抵抗と前記第1のコンデンサの
閉回路に接続され前記交流電源遮断時前記第1のコンデ
ンサの放電を阻止する放電阻止ダイオードと、前記第3
のコンデンサの充電電圧を電源電圧としインバータを駆
動する駆動回路と、前記放電灯に流れるランプ電流を前
記第3のコンデンサに導入して充電するランプ電流導入
回路とを備えた放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8817185A JPH067518B2 (ja) | 1985-04-24 | 1985-04-24 | 放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8817185A JPH067518B2 (ja) | 1985-04-24 | 1985-04-24 | 放電灯点灯装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61248399A JPS61248399A (ja) | 1986-11-05 |
JPH067518B2 true JPH067518B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=13935468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8817185A Expired - Lifetime JPH067518B2 (ja) | 1985-04-24 | 1985-04-24 | 放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067518B2 (ja) |
-
1985
- 1985-04-24 JP JP8817185A patent/JPH067518B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61248399A (ja) | 1986-11-05 |
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