JPH0675098A - 放射線像記録及び再現法 - Google Patents

放射線像記録及び再現法

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JPH0675098A
JPH0675098A JP5186966A JP18696693A JPH0675098A JP H0675098 A JPH0675098 A JP H0675098A JP 5186966 A JP5186966 A JP 5186966A JP 18696693 A JP18696693 A JP 18696693A JP H0675098 A JPH0675098 A JP H0675098A
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phosphors
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stimulation
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定の刺戟放射線に対する最良の再現性ある
光刺戟性を有する光刺戟性バリウムフルオロハライド貯
蔵リン光体の混合物にある。 【構成】 少なくとも一つのリン光体がコドープしたリ
ン光体の刺戟スペクトルの特性を共決定するコドーパン
トを含有し、2種以上のそれぞれに作った2価ユーロピ
ウムドープしたバリウムフルオロハライドリン光体の混
合物を結合剤中に含有する少なくとも一つのリン光体層
を含む透過放射線像を記録し、再現するための刺戟性リ
ン光体材料であり、前記透過放射線像を記録し、再現す
る方法は(i) 被写体を通過したか又は被写体によって放
出された前記透過放射線を刺戟性貯蔵リン光体に吸収さ
せ、前記透過放射線を貯蔵させ、(ii)前記リン光体を刺
戟光で刺激して刺戟蛍光として前記貯蔵されたエネルギ
ーの少なくとも一部を放出させ、(iii) 前記刺戟光を検
出することからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、特に可視及び近赤外放射線で刺
戟するため、改良された刺戟特性の再現性の貯蔵リン光
体パネルを用いて透過放射線のパターンを記録及び再現
する方法に関する。
【0002】放射線写真においては、被写体の内部が、
透過放射線によって再現される、その透過放射線は、X
線、γ線及び高エネルギー粒子放射線例えばβ線、電子
ビーム又は中性子放射線の群に属するイオン化放射線と
しても知られている高エネルギー放射線である。
【0003】従来の放射線写真法においては、X線放射
線写真は、被写体を通って像に従って透過し、そしてい
わゆる増感スクリーン(X線変換スクリーン)で対応す
る強度の光に変えられたX線によって得られる、この場
合、リン光体粒子が透過したX線を吸収し、それを可視
光及び/又は紫外放射線に変える、これは写真フィルム
がX線の直接衝突に対するよりも感光性が大であるから
である。
【0004】実際に、スクリーンにより像に従って放出
された光が、接触している写真ハロゲン化銀乳剤層フィ
ルムを照射し、これが露光後現像されてその中にX線像
と一致した銀像を形成する。
【0005】更に最近、例えばUS−P3859527
に記載されている如く、それらの直ぐの光放出(即発発
光)に加えて、X線照射したとき、X線エネルギーの大
部分を一時的に貯蔵する性質を有する光刺戟性(Photos
timulable )貯蔵リン光体を使用するX線記録法が開発
された。前記エネルギーは、光刺戟に当たって使用した
光とは波長に於て異なる蛍光の形で光刺戟により放出さ
れる。前記X線記録法においては、光刺戟時に放出され
る光は、光電子的に検出され、逐次電気信号に変えられ
る。
【0006】光刺戟性貯蔵リン光体を用いて操作するか
かるX線像形成法の基本的構成成分は、一時的にX線エ
ネルギーパターンを貯蔵する通常板又はパネル中で、微
粒子の形で前記リン光体を含有する像形成センサー、光
刺戟のための走査レーザービーム、逐次ディジタル時系
列信号に変換されるアナログ信号を提供する光電子光検
出器、通常像をディジタル的に操作するディジタル像プ
ロセッサー、信号記録器、例えば磁気ディスク又はテー
プ、及び写真フィルムの変調された光露出のための像記
録器又は電子信号表示装置例えば陰極線管である。光刺
戟性潜在蛍光像の読み取りに有用なレーザーの調査は定
期刊行物 Research Disclosure Vol.308、No.1
17、991頁(1989年)に与えられている。
【0007】前記像記録及び再現法の応用の中特に興味
あるものには、バリウムフルオロハライドリン光体、例
えばUS−P4239968に記載されたものがある。
【0008】US−P4239968によれば(i) 可視
線又は赤外線刺戟性リン光体に、被写体を通過する放射
線を吸収させ、(ii)前記リン光体を、可視線及び赤外線
から選択した刺戟線で刺戟して、その中に貯蔵されたエ
ネルギーを蛍光として放出させる工程を含む放射線像を
記録し、再現する方法において、前記リン光体が、特定
の式のアルカリ土類金属フルオロハライドリン光体の群
から選択した少なくとも1種のリン光体であることを特
徴とする方法が特許請求されている。
【0009】前記リン光体の刺戟スペクトルから、前記
した種類のリン光体はHe−Neレーザービーム(633n
m)の刺戟光に対しては高感度を有するが、500nm
未満に対しては悪い光刺戟性を有することを知ることが
できる。刺激された光(蛍光)は、約390nmに極大
を有し、350〜450nmの波長範囲にある(定期刊
行物、Radiology、1983年9月号、834頁参照)。
【0010】前記US−P4239968から、赤外線
刺戟性リン光体よりもむしろ可視線刺戟性リン光体を使
用することが望ましいことを知ることができる、何故な
らば、赤外線刺戟性リン光体の捕捉は可視線刺戟性リン
光体のものより浅く、従って赤外線刺戟性リン光体を含
む放射線像貯蔵パネルは比較的急速な暗減衰(褪色)を
示すからである。
【0011】その問題を解するため、US−P4239
968に記載されている如く褪色を避けるためできる限
り深トラップを有する光刺戟性貯蔵リン光体を使用する
こと及び前記トラップを空にするため実質的に大なる光
子エネルギー(短波長の光線)を有する光線を使用する
ことが望ましい。
【0012】500nmの刺戟波長での発光強度が、6
00nmの刺戟波長での発光強度より大であるような刺
戟スペクトルを示すリン光体組成物を配合する計画がな
された。前記目的に好適なリン光体は、US−P453
5238に記載されており、化学理論的に弗素過剰で臭
素含有部分を有する2価ユーロピウム活性化バリウムフ
ルオロブロマイドリン光体の形である。US−P453
5238によれば、リン光体の光刺戟は、400〜55
0nmの波長範囲での光で効率的に進行させることがで
きる。
【0013】結合剤中に分散させたリン光体粒子を含有
するリン光体パネルの光刺戟に当り、より短い波長の光
の使用は、像鮮鋭度に有利である、何故なら、一種の格
子として作用する分散したリン光体を含有するリン光体
層における刺戟光の回折が、1991年9月17日付出
願のEP出願533234に記載されている如く、波長
の減少と共に減少するからである。
【0014】このEP出願533234には、ユーロピ
ウムドープしたアルカリ土類金属フルオロブロマイドリ
ン光体を作る方法が記載されており、この場合弗素は臭
素より大なる原子%で存在し、より短い波長帯域に明ら
かにシフトされた刺戟スペクトルを有する。このEP出
願533234中の実施例から明らかなように、究極的
に得られるリン光体組成物が、その光刺戟のための最適
波長を決定する、従って狭い波長帯域で光を放出する走
査光源を含有する特殊な走査装置中のリン光体の感度を
決定する。このことは、一定組成を有するリン光体を作
ること、従って貯蔵リン光体パネルに使用するため一定
の刺戟スペクトルを用いるリン光体を作ることが非常に
望ましいことを意味する。これは、刺戟スペクトルの位
置に影響を与えるコドーパント、例えばサマリウム又は
アルカリ金属を、EP出願533234に記載されてい
る如く少量で基本材料の原料混合物に加えるとき、達成
することは難しい。原料混合物、特に大量の原料混合物
を作らなければならぬとき、それにこれらの少量を充分
に均質に混合することを達成することは困難である。又
コドーパントの少量が原因して、秤量するときの誤作が
相対的に大であり、又原料混合物の製造時の少量の損失
も、最終生成物中のコドーパントの濃度に重大な影響を
与える。EP出願533234による刺戟スペクトルを
シフトさせるため使用するコドーパントは焼成温度で揮
発性であり、従ってリン光体製造時における焼成温度の
小さい変動が、最終生成物中のフラックス剤の濃度の変
動を生ぜしめることがある。これらの全ての理由のた
め、2価ユーロピウムドープしたバリウムフルオロハラ
イドリン光体の刺戟スペクトルにおける変化を生ぜしめ
るため、コドーパントを使用するとき、一定の性質を有
する貯蔵リン光体を作ることは困難である。リン光体組
成物中の小さい変化は、刺戟光源の選択が装置全体にお
ける一定のパラメーターとして考えなければならぬの
で、装置全体に所望の最適特性、特にその感度から偏差
させることがある。前記リン光体の非再現性は、製造工
程から非最適材料の大量を生ぜしめることがあることか
ら、材料の大量損失をもたらすことがある。
【0015】本発明の第一の目的は、選択した刺戟放射
線に対して最適に再現できる光刺戟可能性を有する光刺
戟性バリウムフルオロハライド貯蔵リン光体の混合物を
提供することにある。
【0016】本発明の別の目的は、刺戟光の放出を最適
なものにするように、吸収された放射線のエネルギーパ
ターンを含有する貯蔵リン光体部材を光刺戟することに
より、透過放射線像を読みとる方法を提供することにあ
る。
【0017】本発明の他の目的及び利点は以下の説明か
ら明らかになるであろう。
【0018】前記目的は、 (i) 刺激性貯蔵リン光体に、被写体によって放出された
又は被写体を通過した透過放射線を吸収せしめる工程 (ii)前記リン光体を刺激光で刺戟して蛍光として前記の
貯蔵されたエネルギーの少なくとも一部を放出せしめる
工程 (iii) 前記刺戟光を検出する工程 を含む透過放射線像を記録し、再現する方法であり、前
記リン光体が、2種以上のそれぞれ別々に作った2価ユ
ーロピウムドープバリウムフルオロハライドリン光体の
混合物からなり、その少なくとも1種が、コドープした
リン光体の刺戟スペクトルの特性を共決定するコドーパ
ントを含有することを特徴とする方法を適用することに
よって達成される。
【0019】一例によれば、前記リン光体混合物は、刺
戟スペクトルの特性に影響を有する少なくとも1種のコ
ドーパントの存在下に作った2価ユーロピウム活性化バ
リウムフルオロハライドリン光体及びかかるコドーパン
トの存在下に作った2価ユーロピウム活性化バリウムフ
ルオロハライドリン光体からなるのが好ましい。
【0020】別の例によれば、少なくとも2種の2価ユ
ーロピウム活性化バリウムフルオロハライドリン光体か
らなる混合物を作り、その各々は、刺戟スペクトルの特
性に影響を有する少なくとも1種のコドーパントの存在
下に作られておりり、それぞれに対するコドーパントが
化学組成において相互に異なる。
【0021】別々に作られるユーロピウム活性化バリウ
ムフルオロハライドリン光体は、同じ原料混合物から作
るのが好ましく、これにコドーパントを加える。
【0022】好ましい例においては、炭酸リチウム及び
塩化セシウムをそれぞれ使用する。各カチオンの半径に
おける差は、刺戟性リン光体の結晶格子パラメーターの
乱れにおける変動に寄与する、これはひいては、刺戟ス
ペクトル中の極大位置を決定する。実際に、リチウム混
融刺戟性ユーロピウム活性化バリウムフルオロハライド
リン光体に対する刺戟スペクトルの最高は520〜55
0nmの間に見出すことができる、一方セシウム混融リ
ン光体に対しては、570〜630nmの間にある。そ
れらの混合物の製造後前記リン光体の刺戟スペクトルに
対する最高は中間波長で見いだすことができる。前記混
合物の刺戟スペクトルは、更に500nm刺戟で発行強
度が常に600nmでの発行強度より低いという特長が
ある。
【0023】本発明による2価ユーロピウムドープバリ
ウムフルオロハライドリン光体において、臭素含有部分
は、(1)例えばUS−P4239968のクレーム1
に記載されたリン光体における如く、弗素部分と理論量
的に当量であることができ、(2)例えば公開されたE
P−A0021342又はEP−A0345904及び
US−P4587036に記載されている如く弗素部分
に対して理論量より少なく存在させることができ、又は
(3)例えばUS−P4535237のクレーム1に記
載されている如く、弗素部分に対して理論量以上で存在
させることができる。
【0024】本発明により使用するのに好適な2価ユー
ロピウム活性化バリウムフルオロブロマイドリン光体
は、EP出願533236に記載されている。
【0025】その出願による好ましい光刺戟性リン光体
は、バリウムに対してサマリウムを原子%で10-3〜1
0%の範囲で含有する。
【0026】その出願による好ましい他の光刺戟性リン
光体は、バリウムに対してLi,Na,K,Rb及びC
sからなる群から選択したアルカリ金属を、原子%で1
-2〜1%の範囲で含有する。
【0027】その出願による好ましい他の光刺戟性リン
光体は、バリウムに対してSr,Mg及びCaからなる
群から選択したアルカリ土類金属を原子%で10-1〜2
0%の範囲で含有する。前記のアルカリ土類金属の中か
ら、Srがリン光体のX線変換効率を増大させるため最
も好ましい。従って好ましい具体例において、ストロン
チウムを臭素単独、又は塩素及び/又は沃素と組合せた
臭素よりも理論上大なる原子%でバリウム及び弗素と組
合せて存在させることが推奨される。
【0028】その出願による好ましい他の光刺戟性リン
光体は、バリウムに対してCe,Pr,Nd,Gd,T
b,Dy,Ho,Er,Tm,Yb及びLuからなる群
から選択した稀土類金属を、原子%で10-3〜10-1
の範囲で含有する。前記稀土類金属の中から、Gdが、
短い波長へのリン光体の光刺戟スペクトルの最高のシフ
トを得るために好ましい。
【0029】前記参照したその出願による好ましいリン
光体は本発明においても好ましいものである。
【0030】本発明により使用するための更に別の好ま
しい光刺戟性リン光体は、バリウムに対して、Al,G
a,In,Tl,Sb,Bi及びYからなる群から選択
した3価金属を、原子%で10-1〜10%の範囲で含有
する。前記3価金属の中から、リン光体の光刺戟スペク
トルの最高のより短い波長へのシフトを得るために、B
iが好ましい。
【0031】前記出願及び本発明により使用するのに好
ましいリン光体は、弗素が、臭素単独、又は塩素及び/
又は沃素と組合せた臭素より理論上大なる原子%で存在
する、例えば臭素、又は塩素及び/又は沃素と組合せた
臭素より弗素が3〜12原子%過剰で存在するリン光体
である。
【0032】本発明による特に興味あるリン光体は下記
実験式(I) の範囲内にある:
【0033】 Ba1-x-y-p-3q-z-3mSrxMy IIM2p IM2q IIIF2-a-bBraXb:zA:2mSm (I)
【0034】式中XはCl及びIからなる群から選択し
た少なくとも1種のハロゲンであり、MI はLi,N
a,K,Rb及びCsからなる群から選択した少なくと
も1種のアルカリ金属であり、MIIはCa及びMgから
なる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属
であり、MIII はAl,Ga,In,Tl,Sb,B
i,Y又は3価ランタニド例えばLa,Ce,Pr,N
d,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb及びL
uからなる群から選択した少なくとも1種の金属であ
り、xは0.12≦x≦0.55の範囲であり、aはx
が0.17≦x≦0.55であるとき0.85≦a≦
0.96の条件、及びxは0.12≦x≦0.17であ
るとき0.90≦a≦0.96の条件を満たす数であ
り、yは0≦y≦10-1の範囲であり、bは0≦b≦
0.15の範囲であり、pは0≦p≦0.3の範囲であ
り、qは0≦q≦0.1の範囲であり、zは10-6≦z
≦10-2の範囲であり、mは0≦m≦10-1の範囲であ
り、AはEu2+である。
【0035】前記実験式(I) による好ましいリン光体に
おいて、aは0.90≦a≦0.96の範囲である。
【0036】前記実験式(I) による好ましいリン光体に
おいて、pは10-4≦p≦10-4の範囲であり、リン光
体の刺戟スペクトルの最高をサマリウムと組合せて短い
波長にシフトするための好ましいアルカリ金属はNa又
はRbである。
【0037】バリウムと組合せてストロンチウムを含有
する前記実験式(I) による好ましいリン光体において、
xの値は、0.90≦a≦0.96であるとき0.12
≦x≦0.17の範囲であり、0.85≦a≦0.96
であるとき0.55≦x≦0.17の範囲であるのが好
ましい。
【0038】前記実験式(I) による好ましいリン光体に
おいて、MIII はGdであり、qは10-5≦q≦10-3
の範囲である。
【0039】前記実験式(I) による好ましいリン光体に
おいて、mは10-4≦m≦10-2であり、zは10-6
z≦10-1の範囲である。
【0040】本発明において使用する他の光刺戟性リン
光体はEP出願533233に記載されている。前記出
願の発明によれば、下記実験式(II)の範囲内にある光
刺戟性リン光体が提供されている:
【0041】 Ba1-x-y-p-3q-zSrxMy IIM2p IM2q IIIF2-a-bBraXb:zA (II)
【0042】式中XはCl及びIからなる群から選択し
た少なくとも1種のハロゲンであり、MI はLi,N
a,K,Rb及びCsからなる群から選択した少なくと
も1種のアルカリ金属であり、MIIはCa及びMgから
なる群から選択した少なくとも1種のアルカリ土類金属
であり、MIII はAl,Ga,In,Tl,Sb,B
i,Y又は3価ランタニド例えばLa,Ce,Pr,N
d,Sm,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb
及びLuからなる群から選択した少なくとも1種の金属
であり、xは0.12≦x≦0.55の範囲であり、a
はxが0.17≦x≦0.55であるとき0.85≦a
≦0.96の条件を、xが0.12≦x≦0.17であ
るとき0.90≦a≦0.96の条件を満たす数であ
り、yは0≦y≦0.10の範囲であり、bは0≦b≦
0.15の範囲であり、pは0≦p≦0.3の範囲であ
り、qは0≦q≦0.1の範囲であり、zは10-6≦z
≦10-2の範囲であり、AはEu2+である。
【0043】前記実験式(II)による好ましいリン光体に
おいて、弗素は、臭素単独、又は塩素と組合せた臭素よ
りも理論上少なくとも4〜10原子%大で存在させる、
従ってaは0.90≦a≦0.96の範囲であるのが好
ましい。
【0044】本発明により使用するのに好ましいリン光
体において、pは10-4≦p≦10-1の範囲であり、リ
ン光体の刺戟スペクトルの最高をより短い波長にシフト
するため好ましいアルカリ金属ハライドは弗化物であ
る。
【0045】バリウムと組合せてストロンチウムを含有
する前記出願により使用する好ましいリン光体におい
て、xの値は、0.90≦a≦0.96であるとき0.
12≦x≦0.17の範囲であり、0.85≦a≦0.
96であるとき0.17≦x≦0.55の範囲である。
【0046】前記出願により使用するための好ましいリ
ン光体において、MeIII はサマリウム及び/又はGd
であり、qは10-5≦q≦10-2の範囲である。
【0047】前記発明により使用するための好ましいリ
ン光体において、zは10-6≦z≦10-1の範囲であ
る。
【0048】本発明により使用するのに好適な更に別の
2価ユーロピウム活性化バリウムフルオロブロマイドリ
ン光体はEP出願533234に記載されている。
【0049】その出願により使用するのに好ましいリン
光体は、弗素が、臭素、又は塩素及び/又は沃素と組合
せた臭素より3〜12原子%過剰で存在するリン光体で
ある。
【0050】その出願により使用するのに好適な2価ユ
ーロピウム活性化バリウムフルオロブロマイドリン光体
は、(1)バリウムの少部分(50原子%未満)が、場
合によってアルカリ金属、バリウム以外のアルカリ土類
金属、Al,Ga,In,Tl,Sb,Bi,Yからな
る群から選択した3価金属、稀土類金属Ce,Pr,N
d,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb及びL
uからなる群から選択した少なくとも1種の金属によっ
て置換され、(2)臭素の少部分(50原子%未満)が
塩素及び/又は沃素で置換されている実験式の範囲内に
ある。
【0051】前記参照した出願の好ましいリン光体は本
発明において使用するのにも好ましい。
【0052】本発明により使用するのに好適な光刺戟性
リン光体は、焼成に当たって出発材料として下記成分を
使用して作るのが好ましい:
【0053】(1)弗化バリウム; (2)臭化アンモニウム; (3)所望によるハロゲン化バリウム(弗化バリウムが
なければ); (4)アルカリ金属化合物、例えば弗化リチウム、塩化
リチウム、臭化リチウム、沃化リチウム、水酸化リチウ
ム又は酸化リチウム又は炭酸リチウム、弗化ナトリウ
ム、塩化ナトリウム、臭化ナトリウム、弗化カリウム、
弗化ルビジウム、塩化セシウム、弗化セシウム等; (5)ハロゲン化ストロンチウム、所望によりハロゲン
化マグネシウム及び/又はカルシウムとの混合物の形で
ある; (6)所望によりMIII 化合物、例えばハロゲン化物又
は酸化物、MIII は前述した定義を有し、好ましくはM
III はGdである; (7)ハロゲン化ユーロピウム、酸化ユーロピウム、硝
酸ユーロピウム及び硫酸ユーロピウムからなる群から選
択した少なくとも1種のA含有化合物、好ましくは焼成
中還元されてEu2+イオンを生成するEuF3 である; (8)コドーパント化合物、例えばSm又はBiのハロ
ゲン化物又は酸化物。
【0054】この配合物において、アルカリ金属化合物
は、しばしばフラックス剤と称される、これはリン光体
結晶構造中に埋め込まれる。
【0055】フラックス剤とコドーパントの間の相違は
必ずしも常に明瞭ではない。フラックス剤は、像貯蔵パ
ネルに使用する刺戟性リン光体の製造においてばかりで
なく、増感スクリーンに使用する自然発行リン光体の製
造法の文献からも良く知られている。フラックスは、リ
ン光体の各種成分部分が反応してリン光体を形成する流
体として考えることができる。焼成工程中、普通に使用
される高温で通常液体状態であるフラックスを使用する
ことがしばしば有利である。
【0056】フラックスと活性剤の間の相違は、或る条
件の下でフラックスは、例えば効率の長期間持続性のア
ルカリ土類金属硫化物又はセレン化物リン光体の製造に
必須である酸素含有フラックスを用いる場合の如く、ル
ミネセンスの本質的促進剤でありうるので、必ずしも明
確でない。
【0057】ニューヨークのJohn Wiley and Sons ,
Inc. 1950年発行、H. W. Leverenz著、An intr
oduction to luminescence of solidsに記載されて
いる如く、フラックスの含有は低エネルギー光子による
励起を意図する一定のリン光体に有利である、一方さも
なければ、高エネルギー粒子による励起時に高効率が要
求されるとき、特にフラックスがルミネセンス不活性材
料として吸蔵されるようになる傾向があるとき、又はそ
れらが他のリン光体成分と反応して不活性ガラス質相を
形成するときフラックスを避けることがしばしば必要で
ある。
【0058】一般に使用するフラックスは、結晶化前に
バッチの1重量%台の割合で加えられるアルカリ又はア
ルカリ土類金属ハロゲン化物、硼化物及び硫化物であ
り、これは基本材料が水に可溶性でないとき、洗浄によ
って反応混合物から除去できる。或る場合には、硫酸マ
グネシウムを溶解するメチルアルコール及びアルカリ金
属ハロゲン化物を溶解するグリセリンの如き或る種の有
機溶媒を使用することが不可能でさえある。
【0059】ニューヨークのJohn Wiley and Sons ,
Inc. 1950年発行、H. W. Leverenz著、An intr
oduction to luminescence of solidsに記載されて
いる如く、硫化ストロンチウム、弗化カルシウム又は弗
化リチウムの如きフラックスを使用することから生ずる
効果は、刺戟性リン光体に対する発行極大及び刺戟の最
大強度のシフトにある。
【0060】異なるコドーパントの存在化に作ったこと
で相違する少なくとも2種の2価ユーロピウム活性化バ
リウムフルオロハライドリン光体の混合物を作ることに
よって、はるかにより一定のルミネセンス特性を有する
リン光体バッチを作ることができることを実験的に証明
された。別々に作ったユーロピウム活性化バリウムフル
オロハライドリン光体は、同じ原料混合物からそしてそ
れらのコドーパントを変えて作るのが好ましい。
【0061】種々な割合で、異なるコドーパントを用い
て作った異なる刺戟性リン光体の混合は、刺戟光源が同
じままであるならば、刺激したとき前記リン光体から非
常に再現性ある発行強度を得ることができるようにす
る。実際に、この結果は、出発材料の原料混合物を作
り、前記原料混合物の異なる部分に異なるフラックス及
び/又はコドーパントを加え、前記部分を別々に焼成し
て異なる刺戟スペクトルを有するリン光体バッチを得る
ことによって達成された。前記コドーパントは、例えば
Li,Cs,Rb,Na又はKの如きアルカリ金属の塩
として又はサマリウムもしくはビスマスの酸化物もしく
は塩として加えるのが好ましい。
【0062】結果として、第一の利点は、刺戟性リン光
体の混合物を混入する貯蔵パネルの性質の不変性にあ
り、これは、秤量、混合方法、用いた温度そして更に一
般には加熱方法及び製造要因の僅かな差に原因する製造
中の変動性を示す1種以上のフラックス剤の存在下にお
ける原料混合物から作った唯1種の刺戟性リン光体の存
在下におけるよりも、製造がより容易に最適になしうる
ことで保証される。
【0063】少なくとも一つが刺戟スペクトルの位置に
影響を与える少なくとも1種のコドーパントの存在下に
作られ、少なくとも一つがかかるコドーパントの不存在
下に作られた二つ以上のそれぞれ別々に作られた2価ユ
ーロピウム活性化バリウムフルオロハライドリン光体の
混合物、又はこれら二つに対するコドーパントが化学組
成において相互に異なる、少なくとも1種のかかるコド
ーパントの存在下に少なくとも2種を作った2種以上の
別々に作った2価ユーロピウム活性化バリウムフルオロ
ハライドリン光体の混合物は、前記混合物を混入した層
を含む刺戟性リン光体部材中に組入れることができる。
【0064】別の刺戟性リン光体部材は、少なくとも1
種のかかるコドーパントの存在下に作った2価ユーロピ
ウム活性化バリウムフルオロハライドリン光体及び刺戟
スペクトルの位置に影響を与えるコドーパントの不存在
下に作った2価ユーロピウム活性化バリウムフルオロハ
ライドリン光体からなる混合物を含有する層を含ませて
作ることができる。
【0065】最も好ましくは、少なくとも2種の2価ユ
ーロピウム活性化バリウムフルオロハライドリン光体か
らなる混合物を混入することを推奨しなければならな
い、そしてその各々は刺戟スペクトルの位置で影響を有
する少なくとも1種のコドーパントの存在下に作られて
おり、それぞれに対するコドーパントは、前記混合物を
含有する層を含む刺戟性リン光体部材中で化学組成にお
いて相互に異なるものである。
【0066】前記刺戟性リン光体の混合物を含有する層
を含む前記刺戟性リン光体部材から得られるスペクトル
は、それらの刺戟スペクトルの位置を基準にして混合し
た異なるリン光体の量の割合を実験的に最適なものにす
ることにより、非常によく再現性あるものにすることが
できる。本発明による刺戟性リン光体から作った実際の
混合物において、前記刺戟性リン光体の量は、高度に再
現性のある刺戟スペクトルを有するブレンドを得るよう
な割合で混合すべきである。
【0067】刺戟性リン光体を混入した貯蔵パネルが、
波長スペクトルの可視範囲での刺戟波長の広い帯域に感
光性であることで、得られる刺戟スペクトルの拡大は、
ブレンドを作るこの方法から得られる第二の利点であ
る。
【0068】結果として、前述したリン光体ブレンドを
用いた層を含む貯蔵パネルは、異なる刺戟光源での刺戟
の観点から凡用性の可能性を提供できる。用いうる異な
る刺戟光源は、Research Disiclosure No.30811
7(1989年12月)に記載されているものである。
【0069】刺戟光源の好ましい例として、488nm
又は514nm線が使用できるアルゴンイオンレーザ
ー、422nmで放出するHe−Cdレーザー及び500n
m未満の放出を有するか又は880〜1000nmの波
長範囲で基本的放出を有するが周波数2重で操作する固
体状態(半導体)レーザー例えばNd−YAG レーザー及び
633nmで放出極大を示すHe−Neレーザーを推奨でき
る。本発明によれば、これら全ての波長による刺戟に対
して感光性であるブレンドを作ることができる。
【0070】本発明によって作った像貯蔵パネルに対す
る別の重要な品質要因は、鮮鋭性にある、これは、パネ
ル中の刺戟性リン光体によって放出される光の拡大度に
依存するのではなく、パネル中の刺戟性線の拡大度に依
存する。この光の拡大を減ずるため、被覆した粗大リン
光体粒子間の間隙を満たすため粗大及び微細粒子から混
合物を作ることができる。より良い嵩係数は、粗大及び
微細リン光体粒子の混合物を作ることによって得ること
ができ、前記リン光体粒子が感度において僅かにしか異
ならないならば感度損失を生ぜしめる。増感スクリーン
のため、この問題は、Kali−Chemieによって非常に以前
に既に処理されており、US−P2129295、US
−P2129296及びUS−P2144040に記載
されている。
【0071】必要ならば結晶粒度の勾配を貯蔵パネル中
で増成することができる。主としてこれは重力の使用を
して唯一つのリン光体層を被覆することによって可能で
ある、しかし再現性に関しては、本発明によるリン光体
又はリン光体混合物を含有する少なくとも二つの異なる
リン光体層を好適な結合剤の存在下に被覆するとよい、
そして支持体に最も近い層は、約5μm以下の平均粒度
を有する小さいリン光体粒子又はその異なるバッチの混
合物から本質的になり、その上の混合粒子層は粗いリン
光体粒子のため8〜20μmの平均粒度を有し、小さい
リン光体粒子は、好適な結合剤中に分散した大きいリン
光体粒子の間隙に存在する。本発明による刺戟性リン光
体又はその混合物に求められる要件によって、これらの
被覆構成において、種々な方法で配置できる。
【0072】合理的な信号対雑音比(S/N)を得るた
め、刺戟光は、貯蔵リン光体の光刺戟時に放出される蛍
光と共に検出されることを防止しなければならない。従
って検出装置例えば光電子増倍管を入る刺戟光を防止す
るのに好適なフィルター装置を使用する。刺戟光の強度
比は刺戟された放出光のそれよりは著しく高いため、即
ち104 :1 〜106 :1の範囲で強度において異なる
ため(EP−A0007105の5欄参照)、非常に選
択的なフィルターを使用しなければならない。
【0073】好適なフィルター装置又はフィルターの組
合せは、カットオフフィルター、透過バンドパスフィル
ター及びバンドリジェクトフィルターの群から選択する
とよい。フィルターの種類及びスペクトル透過率の級別
の調査は、ニューヨークのAWiley−Interscience Publ
ication −John Wiley and Sons1973年発行、Wo
odlief Thomas Jr. 編、SPSE Handbook of Photog
raphic Scienceand Enzineering、264〜326頁
に与えられている。
【0074】短い波長を透過し、長い波長をはねつける
短波通過フィルターは前記SPSE Handbookの表4.12
に掲載されている。
【0075】限定された波長のバンドのみを通過又はは
ねつけるバンドパスフィルターは、それぞれ表4.13
及び表4.14に掲載されている。150〜3500n
mの波長のための、液体及び固体の両方の多くの選択さ
れた長波、短波透過、及びバンドパスフィルターの表
は、ロンドンのChapman and Hall 1957年発行、
W. Summer著、Photo Sensitorsの9章に与えられてい
る。
【0076】例えば狭いバンドパスフィルターSCHOTT
BG3 (商品名)を本発明による方法において使用する。
【0077】狭いレーザー線の光をブロックするため、
ラマン分光器のため設計されたホログラフバンドリジェ
クトフィルターを使用するのが好ましい。かかるフィル
ターは、定期刊行物、Applied Spectroscopy 、45
巻、5号(1991年)、765〜770頁に記載され
ている。かかるフィルターは、Raman Holographic Ed
ge(RHE )フィルターの名で、米国カリフォルニア州、
トーランスのPhysicalOptics Corporationより市場で入
手できる。選択的に488nmのレーザー光をブロック
するためのフィルターは、パートNo. RHE488で表
示されている直径1in又は2inのものが入手でき
る。
【0078】米国バーモント州ブラットルボロのOMEGA
OPTICAL Inc.のカタログ(1990年7月)に干渉フ
ィルター及び被覆が記載されている。このカタログか
ら、前記バンドリジェクトフィルターの数種類が市場に
あることを知ることができる。RAMAN NOTCH(RN)SERI
ESフィルターの名で、前記カタログ中に記載された1種
において、高性能バンドリジェクトフィルターは、山形
に配置され正確に整列された4個の干渉フィルターから
なり(主カタログの14頁参照)、四角形のハウジング
中に密封されている。
【0079】前記カタログに、OMEGA REJECTION BAND
( RB )系フィルターの名で記載されている他の種類の
バンドリジェクトフィルターは、排除するバンドにおけ
る光より長くそして短い両方の光の波長を透過し、狭い
スペクトルバンドの又はスペクトル線の光を減衰する。
RB系フィルターは、X線照射されたリン光体の光刺戟
時に放出される蛍光の場合の如く、弱い光学信号を、刺
戟レーザー光の比較的非常に高い強度によって妨げられ
る場合に有用である。
【0080】本発明による方法において、光刺戟性リン
光体は、支持されても又は自己支持性でもよく、X線像
貯蔵パネルと称されるスクリーン又はパネルを形成しう
る結合剤層中に分散させた状態で使用するのが好まし
い。
【0081】分散した形で前記リン光体を混入する結合
剤層を形成するのに好適な結合剤には、フィルム形成性
有機重合体、例えばセルロースアセテートブチレート、
ポリアルキル(メタ)アクリレート例えばポリ(メチル
メタクリレート)、ポリビニル−n−ブチラール例えば
US−P3043710に記載されている如きもの、、
コポリ(ビニルアセテート/ビニルクロライド)及びコ
ポリ(アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン)又は
コポリ(ビニルクロライド/ビニルアセテート/ビニル
アルコール)又はそれらの混合物がある。
【0082】リン光体対結合剤の量の比の増大のみなら
ず被覆層の厚さの減少は、感度に影響を与えないならば
良い鮮鋭性を得るために非常に好ましい。さもなけれ
ば、高X線エネルギー吸収を得るため、最少量の結合剤
を使用するのが好ましい。しかしながら非常に少量の結
合剤は層を脆くしすぎることがある、従って妥協をしな
ければならない。リン光体の被覆量は約300〜150
0g/m2 の範囲であるのが好ましい。リン光体層の厚
さは0.05〜0.5mmの範囲であるのが好ましい。
【0083】好ましい例によれば、リン光体層は支持体
シート上の支持体層として使用する。好適な支持材料
は、フィルム形成性有機重合体、例えばポリエチレンテ
レフタレートから作る、しかし所望によりα−ポリオレ
フィン層の如き樹脂層で被覆した紙及びカードボードも
特に有用である。或る状況の下では更にガラス及び金属
支持体を使用する、後者は工業用放射線写真(非破壊試
験)に使用するため、例えばUS−P3872309及
びUS−P3389255に記載されている如く、高原
子量のものが好ましい。
【0084】工業用放射線写真のための特別の例によれ
ば、リン光体スクリーンの像鮮明性は、リン光体含有層
と支持体の間で及び/又は支持体の裏側で、リン光体ス
クリーンに、Research Disclosure1979年9月、it
em 18502に記載されている如く、金属化合物例え
ば鉛の塩又は酸化物である非蛍光顔料を含有する顔料−
結合剤層を組入れることによって改良される。
【0085】光刺戟性リン光体スクリーンの製造のた
め、リン光体粒子は、有機溶媒例えば2−メトキシ−プ
ロパノール又はエチルアセテートを用い結合剤の溶液中
に均質に分散させ、次いで支持体上に被覆し、乾燥す
る。本発明のリン光体結合剤層の被覆は、任意の通常の
方法で、例えばスプレー、浸漬被覆又はドクターブレー
ド被覆により行うことができる。被覆後、被覆混合物の
溶媒は蒸発により、例えば熱(60℃)空気流中で乾燥
することにより除去する。
【0086】無溶媒被覆は、例えばResearch Disclosur
e 1977年12月、item 16435に記載されてい
る如きUVもしくは電子ビーム(EB)硬化性結合剤組
成物を用いて行うことができる。
【0087】リン光体−結合剤組合せの充填密度を改良
し、脱泡を行うため、超音波処理を適用できる。所望に
よる保護被覆を適用する前に、充填密度(即ち乾燥被覆
1cm3 についてのリン光体のグラム数)を改良するた
め、リン光体−結合剤層はカレンダー掛けしてもよい。
【0088】所望により、光刺戟により放出される光の
出力を増強するため、リン光体含有層とその支持体の間
に光反射層を設ける。かかる光反射層は、結合剤中に分
散させた白色顔料粒子を含有できる、又はそれは蒸着金
属層から作ることができる、又はそれは、例えばUS−
P4380702に記載されている如く、刺戟放射線を
吸収するが放出される光を反射する着色顔料層であるこ
とができる。
【0089】所望により、支持体とリン光体含有層の界
面での光の反射及び散乱を避けるため、リン光体含有層
とその支持体の間に又は支持体自体中に光吸収層を設け
る、これによって光刺戟性リン光体スクリーンの解像を
増大させる。
【0090】光刺戟性放射線スクリーンで操作する前述
したX線記録法においては、スクリーンは繰返して使用
されるから、それらに、機械的及び化学的損傷からリン
光体含有層を保護するための適切な上塗被覆を設けるこ
とが重要である。これは各スクリーンが通常カセット中
に内包されない場合の光刺戟性放射線スクリーンにとっ
て特に重要である。
【0091】保護層は、リン光体含有層上に、ニトロセ
ルロース、エチルセルロースもしくはセルロースアセテ
ート又はポリ(メタ)アクリル樹脂の如きフィルム形成
有機溶媒可溶性重合体を含む被覆溶液を直接適用し、蒸
発によって溶媒を除去することにより被覆できる。別の
方法によれば、公開されたEP出願392474に記載
されている如く、透明で、薄く、強靱で、可撓性で、寸
法安定性のポリアミドフィルムをリン光体層に結合す
る。
【0092】別の知られている方法によれば、保護上塗
被覆は放射線硬化性組成物で作る。X線変換スクリーン
における保護最上層としての放射線硬化性被覆の使用
は、例えばEP出願209358及びJP86/176
900及びUS−P4893021に記載されている。
例えば保護層は、光開始剤の助けによりフリーラジカル
重合よって重合せしめられる単量体及び/又はプレポリ
マーによって形成されたUV硬化した樹脂組成物を含
む。単量体生成物は使用するプレポリマーのための溶媒
であるのが好ましい。
【0093】更にEP出願455309及びEP出願4
56318に記載されている如きエンボスした構造を有
する保護層で像貯蔵パネルを保護することが非常に有利
であることがある。
【0094】好ましい例によれば、X線で像に従って又
は情報に従って露光したリン光体−結合剤層の光刺戟
は、走査レーザービームで行う。本発明によるリン光体
スクリーンとの組合せで使用するため、光刺戟光として
アルゴンイオンレーザーの488nm光を使用するのが
好ましい。
【0095】光刺戟によって放出される蛍光は、光エネ
ルギーを電気エネルギーに変換する変換器、例えばディ
ジタル化し、貯蔵できる逐次電気信号を与える光電管
(光電子増倍管)で光電子的に検出するのが好ましい。
貯蔵後、これらの信号はディジタル処理を受けることが
できる。ディジタル処理は、例えば像コントラスト増
強、空間周波数増強、像減色、像付加及び特定像部分の
枠明瞭性を含む。
【0096】記録されたX線像の再現のための一例によ
れば、所望により処理されたディジタル信号を、アナロ
グ信号に変え、これを例えば音響−光学変調器により書
き込みレーザービームを変調するために使用する。次に
変調したレーザービームを使用して写真材料例えばハロ
ゲン化銀乳剤フィルムを走査し、その上に所望により像
に従って処理された状態でX線像を再現する。
【0097】別の例によれば、光刺戟により得られた光
に相当する電気信号のアナログ−ディジタル変換から得
られるディジタル信号は陰極線管に表示する。表示前
に、信号はコンピューターで処理できる。放射線の粗大
もしくは微細像の特長の像品質を増強し、像の信号対雑
音比を減ずるため、従来の像処理法を適用できる。
【0098】本発明による方法おいてに有用なリン光体
に、それらの光−物理的特性を測定するため測定を行っ
た。
【0099】実施例材料の刺戟スペクトルを測定した。
タングステン(石英−沃素)ランプの光を、モノクロメ
ーター〔Bausch and Lomb (ドイツ国の)〕に供給
し、次いで単一孔を有する回転ホイールで機械的に細断
した。ランプは、近紫外から可視スペクトルを通り赤外
まで延びる連続スペクトルを提供する。Bausch and L
omb からの33−86−02格子は、第一次で350n
mから800nmまでの可視範囲をカバーする1350
線/mm格子であり、500nmで輝く。刺戟光の波長
は、コンピューター制御の下に、モノクロメーターに接
続したステップモーターを介して設定できる。モノクロ
メーターの第二調和は、リン光体スクリーンの前に4m
mの Schott GG 435フィルターを置いて除去する。
刺戟光(使用サイクル1/200)を切ることによっ
て、リン光体中に吸収された光の小さい画分のみを放出
させる。例えば光電子増倍管の暗電流によって生ぜしめ
られるオフセットを除くためAC信号のみを測定する。
数パルスを平均することによって良好な信号対雑音比が
得られる。測定完了時に、タングステンランプの強度波
長依存性に対する曲線を修正する。測定は、刺戟スペク
トルの発生が15時間までの間にわたって続くように反
復できる。
【0100】以下の実施例は本発明を説明するが、これ
に限定するものではない。
【0101】実施例 1
【0102】初めに、0.08重量%のLi2CO3を含有す
る下記実験組成を有する原料混合物を作った: Ba0.858Sr0.141Eu0.001F1.0147Br0.9853
【0103】このため、1Kgの量でBaF2, SrF2 及び
EuF3及びLi2CO3の混合物を、2個の直径40mmのめの
う球を含む1.5l PE瓶中に入れた。瓶を44rpm
で30分間Turbula ミキサー上で振動させ、作られた混
合物に必要量のNH4Br を加えた。5lのPE瓶中に全体
を含有させ、41rpm の速度で回転するジャー回転ミル
で10分間再混合した。
【0104】得られた混合物を165gずつの画分に分
け、各画分を回転ボールミル上で、直径20mmの15
個のめのう球の存在下に500mlめのう容器中で29
0rpm で10分間粉砕した。
【0105】最後に各画分を5l PE瓶中で再混合
し、混合物を41rpm で回転するジャー回転ミル上で、
40mmの直径の8個のめのう球の存在下に30分間均
質化した。
【0106】LiCO3 の代わりに0.3重量%のCsClを含
有させて同じ実験組成を有する第二の原料混合物を作っ
た。混合及び均質化は第一原料混合物に対するのと同じ
方法で行った。
【0107】両原料混合物の焼成は同じ方法で行った。
550gバッチの第一焼成は、72l/hのガス流速で
100%アルゴンガス雰囲気中で管爐中で生起させた。
焼成温度は850℃で、焼成時間は2時間40分であっ
た。
【0108】次に0.08重量%のLi2CO3を含有する第
一原料混合物を、平均粒度が約5μmとなるように微粉
砕した。0.3重量%のCsClを含有する第二原料混合物
を微粉砕し、級別した。微細な画分は約4μmの粒度を
有していた。この微細画に第二焼成を受けさせた。
【0109】60l/hのガス流速で、99.8%の窒
素ガスと0.2%の水素ガスの雰囲気中で、管爐中で2
00gバッチずつ第二焼成を行った。焼成温度は725
℃で、焼成時間は4時間であった。
【0110】焼成後粉末を乳鉢と乳棒で粉砕し、37メ
ッシュ篩で篩分けした。
【0111】LiCO3 の存在化に作った粉末Li1及びCs
Clの存在下に作ったCs1を、次にメチルエチルケトン
中に溶解したセルロースアセテートブチレートを含有す
る結合剤溶液中に別々に分散させた。得られた分散液
を、別々に厚さ1002μmの透明ポリエチレンテレフ
タレートシート上に被覆して、約500g/m2 の乾燥
被覆重量とした。
【0112】更に80重量%のリン光体Li1と20重
量%のリン光体Cs1のブレンドを作った。
【0113】各成分リン光体に対するのと同じ方法でブ
レンドからスクリーンを作った。乾燥したスクリーン
を、リン光体のエネルギー貯蔵特性を測定するために使
用した。
【0114】前述した如くして、成分リン光体Li1及
びCs1及びブレンドLi1+Cs1の刺戟スペクトル
を測定し、図1に示す。刺戟スペクトルの頂点の位置は
明らかにLi又はCsの存在に依存している。リン光体
Li1は約532nmで刺戟スペクトルに最高を有し、
リン光体Cs1は576nmで刺戟スペクトルに最高を
有し、ブレンドは約565nmで刺戟スペクトルに最高
を有する。
【0115】実施例 2
【0116】実施例1に記載した方法に従って、0.3
重量%のCsClの存在下にリン光体粉末を合成した。形
成されたリン光体をCs2と称する。
【0117】リン光体Cs2から作ったスクリーンの刺
戟スペクトルを図2に示す、Cs2は、実施例1のリン
光体Cs1と同様0.3重量%のCsClの存在下に焼成
したが、その刺戟スペクトルが異なることが判る。この
ことは、原材料の非常な均質混合を達成し、一定条件下
で焼成するため非常な注意を払ったが、形成された生成
物の刺戟スペクイトルにおける最高の位置を制御するこ
とが不可能であることを示している:Cs1は576n
mで刺戟スペクトルに最高を有し;Cs2は610nm
で前記最高を有する。
【0118】Li1+Cs2のブレンドを17.5%の
実施例1のリン光体Li1と82.5%のリン光体Cs
2から作り、それから作ったスクリーンは、図2に示す
如き刺戟スペクトルを示す。この刺戟スペクトルは、ブ
レンドLi1+Cs1の最高と同じ位置で最高を有して
いる、これは、正しい割合で成分リン光体Li1とCs
2の量を選択することにより、ブレンドLi1+Cs1
の刺戟スペクトルと同様の刺戟スペクトルを有するブレ
ンドを作ることができることを証明している。
【0119】実施例1及び実施例2のブレンドの刺戟ス
ペクトルは図2に示す如く非常に類似している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における成分リン光体Li1及びCs
1及びブレンドLi1+Cs1の測定した刺戟スペクト
ルを示す。
【図2】実施例2における成分リン光体Cs2及び実施
例1の成分リン光体Li1及びLi1+Cs2の測定し
た刺戟スペクトルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール・ルブラン ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i) 刺激性貯蔵リン光体に、被写体を通
    った又は被写体から放出された透過放射線を吸収させ、
    前記透過放射線のエネルギーを貯蔵させ、 (ii)前記リン光体を刺激光で刺戟して、蛍光として前記
    貯蔵エネルギーの少なくとも一部を放出させ、 (iii) 放出された蛍光を検出する 工程を含む透過放射線像を記録及び再現する方法におい
    て、 前記リン光体が2種以上のそれぞれ別々に作った2価ユ
    ーロピウムドープバリウムフルオロハライドリン光体の
    混合物からなり、その少なくとも1種が、コドープした
    リン光体の刺戟スペクトルの特性を共決定するコドーパ
    ントを含有することを特徴とする透過放射線像を記録及
    び再現する方法。
  2. 【請求項2】 前記混合物が、少なくとも2種のそれぞ
    れ別々に作った2価ユーロピウム活性化バリウムフルオ
    ロハライドリン光体を含有し、その各々が少なくとも1
    種のコドーパントの存在下に製造されており、それぞれ
    に対するコドーパントが化学組成において相互に異なる
    ことを特徴とする請求項1の刺戟性リン光体部材。
  3. 【請求項3】 コドーパントがSm,Bi又はアルカリ
    金属例えばLi,Na,K,Rb及びCsからなる群か
    ら選択した1員であることを特徴とする請求項2の刺戟
    性リン光体部材。
  4. 【請求項4】 それぞれ別々に作ったリン光体の一つ
    が、コドーパントとしてLiを有し、他のそれぞれ別々
    に作った他のリン光体がコドーパントとしてCsを有す
    ることを特徴とする請求項2の刺戟性リン光体部材。
  5. 【請求項5】 前刺戟光が750nm〜440nmの波
    長範囲であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1
    項の方法。
  6. 【請求項6】 刺戟を、アルゴンイオンレーザーの48
    8nm又は514nm光で行うことを特徴とする請求項
    5の方法。
  7. 【請求項7】 刺戟を、He−Neレーザーの633nm光
    で行うことを特徴とする請求項5の方法。
  8. 【請求項8】 光刺戟によって放出される光の検出前
    に、刺戟光をフィルター手段により実質的にブロックす
    ることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項の方法。
  9. 【請求項9】 結合剤中に、2種以上のそれぞれ別々に
    作った2価ユーロピウムドープバリウムフルオロハライ
    ドリン光体の混合物を含有する少なくとも一つのリン光
    体層を含み、その少なくとも1種が、コドープしたリン
    光体の刺戟スペクトルの特性を共決定するコドーパント
    を含有することを特徴とする請求項1の透過放射線像を
    記録及び再現するための刺戟性リン光体部材。
  10. 【請求項10】 2価ユーロピウム活性化バリウムフル
    オロハライドリン光体の前記混合物を、同じ原料混合物
    から作り、その製造後それにコドーパントを加えること
    を特徴とする請求項9の刺戟性リン光体部材。
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