JPH067508U - 先芯及び安全靴 - Google Patents
先芯及び安全靴Info
- Publication number
- JPH067508U JPH067508U JP5204592U JP5204592U JPH067508U JP H067508 U JPH067508 U JP H067508U JP 5204592 U JP5204592 U JP 5204592U JP 5204592 U JP5204592 U JP 5204592U JP H067508 U JPH067508 U JP H067508U
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- Japan
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- skirt
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 上面に大きな荷重がかかっても、スカート部
13の先端部11に割れが生じない先芯Aの提供。 【構成】 炭素繊維、ガラス繊維等を混入してなる強化
プラスチック材製の先芯Aにおいて、先端部11及び両
側部12,12′の底部から内側に折り曲げられ、内周
縁14が円弧状に形成されたスカート部13を有し、該
スカート部13の先端部11の巾Xを後端部の巾Y1 ,
Y2 より広巾に形成してなるものである。
13の先端部11に割れが生じない先芯Aの提供。 【構成】 炭素繊維、ガラス繊維等を混入してなる強化
プラスチック材製の先芯Aにおいて、先端部11及び両
側部12,12′の底部から内側に折り曲げられ、内周
縁14が円弧状に形成されたスカート部13を有し、該
スカート部13の先端部11の巾Xを後端部の巾Y1 ,
Y2 より広巾に形成してなるものである。
Description
【0001】
本考案は安全靴、その他の靴に用いる先芯に関するものである。
【0002】
従来も炭素繊維等を混入した強化プラスチック材を用いてなる先芯が提案され ているが、底部から内側に折り曲げられたスカート部の強度については余り考え られていなかった。 図5は従来の強化プラスチック材製の先芯A′の裏から見た平面図を示し、先 端部1及び両側部2,2から内側にスカート部3が折り曲げられて形成されてい る。このスカート部3は先端部の巾X′と後端部の巾Y′,Y′はほぼ等しく( X′≒Y′)形成され、また内周縁4は円弧状に形成されている。
【0003】
しかし前記先芯A′に圧迫性試験や衝撃試験を行なうために、図6の如く上方 から圧力Pの大きな荷重をかけると、両側部2,2が矢印5,5方向に広がる現 象が生じ、先端部1に割れ6が発生する問題があった。 また図7は欧州特許第0219633号明細書に示されている先芯A′の平面 図であり、スカート部3の先端部1の巾X″は、後端部Y″,Y″の巾よりは広 巾に形成されているが、スカート部3の内周縁4は円弧状には形成されておらず 、先端部1側の縁は直線状部6に形成されている。 この場合にも先芯の上面にかかる大きな荷重により、スカート部3の両側部2 ,2が外方の矢印方向に広がるため、この場合には先端部1には割れは発生しな いものの、スカート部3の内周縁4の円弧状部7,7と直線状部6との連結部分 8に応力が集中して亀裂9,9が発生する欠点があった。従って前述の先芯を利 用した安全靴は耐圧迫性、耐衝撃性に弱いという欠点があった。 本考案は上面に荷重が付加されても、スカート部のどの部分にも割れや亀裂が 発生することのない先芯を提供すると共に、耐圧迫性、耐衝撃性に優れた安全靴 を提供しようとするものである。
【0004】
このため本考案は、炭素繊維、ガラス繊維等を混入してなる強化プラスチック 材製の先芯において、先端部及び両側部の底部から内側に折り曲げられ、内周縁 が円弧状に形成されたスカート部を有し、該スカート部の先端部の巾が先端から 後端に向かうに従って漸次狭くしてある先芯及びこの先芯を用いた安全靴であり 、これを課題解決のための手段とするものである。
【0005】
本考案の先芯では、スカート部の巾が先端から後端に向かうに従って漸次狭く 形成してあり、かつスカート部の内周縁が円弧状に形成されているため、先芯の 上面に大きな荷重がかかって先芯の両側部が外側方に広がる現象が生じても、応 力が集中することなく先端部を始めスカート部の何れの部分にも割れや亀裂が発 生するようなことはない。
【0006】
以下本考案を図面の実施例について説明すると、図1は本考案の先芯における 第1実施例、図2は第2実施例を示し、何れも先芯Aの左足用を裏面から見た平 面図である。 先ず図1の第1実施例について説明すると、先芯Aは炭素繊維、ガラス繊維等 を混入してなるナイロン樹脂等を用いた強化プラスチック材製であり、表面形状 は図示していないが、特に従来形状と相違するものではない。 さて図において11は先芯Aの先端部、12,12′は小指側及び親指側の側 部、13は先端部11及び両側部12,12′から内側に折り曲げられて形成さ れているスカート部で、該スカート部13の内周縁14は円弧状に形成されてい る。またこのスカート部13の先端部11の巾Xは、後端部の小指側の巾Y1 、 親指側の巾Y2 より広巾に形成されている。
【0007】 具体的には先芯Aの肉厚は2mm、Xは12mm、後端部は小指側の巾Y1 は 7mm、親指側の巾Y2 は9mmとして製作した。なお、先芯Aの上面部とスカ ート部との接続部及びスカート部の混入繊維の配設状態は、従来の一般的な先芯 と変わりないものとして試験した結果を図3に示す。図3はスカート部の先端部 11の巾X(mm)と先端部の割れ比率(%)との関係を曲線で示しており、先 端部の巾Xが大きい程、割れ比率が小さいことを示している。 図2は図1のスカート部13の巾を先端部11から小指側に向けて広巾とし、 その後側部12に向けて漸次狭く形成してなるものであるが、先端部11の割れ 防止については図1の場合と同様な効果がある。図6で示すように先芯の小指側 は、親指側に比べて傾斜が緩やかなため、加重が加わると小指側が大きく広がる 力が働き、小指側に大きな応力が生じるが、小指側を広巾にしているため、割れ が生じない。
【0008】 図4は以上の如く構成された図1及び図2の実施例に示すAを用いた安全靴で あり、該先芯Aは安全靴の爪先部の甲皮15と内張生地16間に固定され、スカ ート部13は中底17、ミッドソール18との間に装着されている。なお、19 はアウトソールである。
【0009】
以上詳細に説明した如く本考案は、スカート部の巾が先端から後端に向かうに 従って漸次狭く形成してあり、かつスカート部の内周縁が円弧状に形成されてい るため、先芯の上面に大きな荷重がかかって先芯の両側部が外側方に広がる現象 が生じても、先端部を始めスカート部の何れの部分にも割れや亀裂が発生するよ うなことはない。
【図1】本考案の第1実施例を示す先芯の裏面の平面図
である。
である。
【図2】本考案の第2実施例を示す先芯の裏面の平面図
である。明図である。
である。明図である。
【図3】先芯におけるスカート部の先端部の巾と先端部
の割れ比率との関係を示す線図である。
の割れ比率との関係を示す線図である。
【図4】本考案の実施例を示す安全靴の1部断面側面図
である。
である。
【図5】従来の先芯の裏面の平面図である。
【図6】上面に荷重がかかった場合の先芯の変形状態を
説明する正面断面図である。
説明する正面断面図である。
【図7】従来の図4と異なる先芯の平面図である。
A 先芯 X スカート部の先端部の巾 Y1 小指側の後端部の巾 Y2 親指側の後端部の巾 11 先端部 12,12′ 両側部 13 スカート部 14 内周縁
Claims (2)
- 【請求項1】 炭素繊維、ガラス繊維等を混入してなる
強化プラスチック材製の先芯において、先端部及び両側
部の底部から内側に折り曲げられ、内周縁が弧状に形成
されたスカート部を有し、該スカート部の巾が先端から
後端に向かうに従って漸次狭くしてあることを特徴とす
る先芯。 - 【請求項2】 請求項1記載の先芯を用いて形成したこ
とを特徴とする安全靴。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992052045U JP2574860Y2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 先芯及び安全靴 |
DE19934320312 DE4320312C2 (de) | 1992-07-02 | 1993-06-18 | Sicherheitsschutzkappe und Sicherheitsschuh |
FR9307886A FR2693087B1 (fr) | 1992-07-02 | 1993-06-29 | Renfort de bout de chaussure et chaussure de sécurité munie d'un tel renfort. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992052045U JP2574860Y2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 先芯及び安全靴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067508U true JPH067508U (ja) | 1994-02-01 |
JP2574860Y2 JP2574860Y2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=12903854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992052045U Expired - Fee Related JP2574860Y2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 先芯及び安全靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2574860Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097041A1 (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Simon Corporation | 安全靴等に用いられる樹脂製先芯およびそれを装着した靴 |
JP2010022851A (ja) * | 2009-10-23 | 2010-02-04 | Midori Anzen Co Ltd | 先芯及び安全靴 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59162003U (ja) * | 1983-04-14 | 1984-10-30 | 太平洋工業株式会社 | 複合強化樹脂製安全靴先芯 |
JPH0261202U (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-08 |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP1992052045U patent/JP2574860Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59162003U (ja) * | 1983-04-14 | 1984-10-30 | 太平洋工業株式会社 | 複合強化樹脂製安全靴先芯 |
JPH0261202U (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-08 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097041A1 (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Simon Corporation | 安全靴等に用いられる樹脂製先芯およびそれを装着した靴 |
JP2010022851A (ja) * | 2009-10-23 | 2010-02-04 | Midori Anzen Co Ltd | 先芯及び安全靴 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2574860Y2 (ja) | 1998-06-18 |
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Legal Events
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