JPH067507U - 先芯及び安全靴 - Google Patents

先芯及び安全靴

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JPH067507U
JPH067507U JP5204492U JP5204492U JPH067507U JP H067507 U JPH067507 U JP H067507U JP 5204492 U JP5204492 U JP 5204492U JP 5204492 U JP5204492 U JP 5204492U JP H067507 U JPH067507 U JP H067507U
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vertical wall
toecap
skirt
tip
reinforced plastic
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昭治 坂内
嘉治 田中
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YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
YKK Corp
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YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
YKK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強化プラスチック材を用いた先芯において、
耐圧迫性、耐衝撃性の向上を図る。 【構成】 炭素繊維、ガラス繊維等の比較的長い繊維が
混入されている強化プラスチック材を用いてなる先芯4
において、上面の後端部4aから先端部4bに至るに従
って徐々に厚肉に形成すると共に、少なくとも先端部4
bを厚肉の垂直壁部6に形成し、かつ該垂直壁部6の下
部4cから内方にスカート部7を屈曲させ、該スカート
部と該垂直壁部6との接続部9を内外面とも比較的大き
なR(R1,R2 )をもった円弧状に形成すると共に、
該垂直壁部6の垂直壁心6aが前記スカート部7の底面
8に到達するようにしてなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は安全靴、その他の靴に適用できる強化プラスチック材製の先芯及び安 全靴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来も強化プラスチック材製の先芯及び該先芯を用いた安全靴が提案されてい る。 従来実開昭62−73706号公報で提案されている炭素繊維等を混入した強 化プラスチック材製の先芯を、図8及び図9について説明すると、先芯1は上面 後端部1aから先端部1b及び左右底部1c,1cに至るに従って、靴の先部形 状に沿った形状に湾曲形成され、先端部1b及び左右底部1c,1cから内方に スカート部2が屈曲形成されている。 また欧州特許公開第0100181号明細書でも、繊維混入強化プラスチック 材製の先芯が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら図8及び図9に示す先芯1では、上面及び左右側面の肉厚は、全 体を一様な比較的厚さの薄い形状に形成されると共に、スカート部2と先端部1 b及び左右底部1cとの接続部において、該先端部1b及び左右底部1cから上 方に向かう側面は、何れも内方に向かう傾斜状に形成されているので、上方から 落下物等によるPの力が加わると、先芯1の内方空間3は、力Pが大きくなるに つれて上面が下面方向に湾曲変形を生じることにより、体積が縮小して靴を穿い た足先を圧迫すると共に衝撃を与え、かつ図8の如くスカート部は2′に示す如 く上方に移動変形して更に足先を下面からも圧迫する等の問題があった。
【0004】 一方前記欧州特許では、図8のような圧力Pによる上面及びスカート部の変形 を防止するために、先端部壁及び左右側壁に厚肉の壁部を形成してあるが、先端 部及び左右側部から内方に折曲げられたスカート部は、ほぼ直角状に曲げられて いる。従って金型により強化プラスチック板材を加熱加圧成形して先芯を成形す る場合、プラスチック材に混入されているのは20〜50mmの比較的長い繊維で あるため、スカート部と先端部及び左右側部との接続部のプレス成形加工におい て樹脂が流動しても、前記比較的長い繊維が一様な混入率を保つように樹脂と共 に流動するのが妨げられることになり、該部分の強度が劣化するなどの問題があ った。 本考案は前記従来の問題を解決してなる耐圧迫性、耐衝撃性に優れた先芯及び 安全靴を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、炭素繊維、ガラス繊維等の比較的長い繊維が混入されてい る強化プラスチック材を用いてなる先芯において、少なくとも先端部に垂直壁心 を形成し、かつ該先端部の下部から内方にスカート部を屈曲させ、該スカート部 と該先端部との接続部を内外面とも比較的大きなRをもった円弧状に形成すると 共に該垂直壁心の下端が前記スカート部の底面に到達するようにしてなる先芯及 びこの先芯を用いた安全靴であり、これを課題解決のための手段とするものであ る。
【0006】
【作用】
本考案における比較的長い繊維を含む強化プラスチック材を用いて雄雌型間で 加熱加圧成形される先芯は、垂直壁心の下端が内方に屈曲したスカート部の底面 に到達しているため、先芯の上面部に重量物が落下しても、該垂直壁心の存在に より、上面部が下方に大きく撓んだり、破損したりする等の事故を防止できる。 またスカート部と先端部の接続部を内外面とも比較的大きなRを持った円弧状に 形成したことにより、加熱加圧成形される強化プラスチック板材に混入されてい る比較的長い繊維も、軟化して金型間の空間の大きさに応じて流動する樹脂と共 に、先端部からスカート部にわたってスムーズに移動するため、該接続部分の強 度が混合される繊維材の不足により低下するような欠点はない。
【0007】
【実施例】
以下本考案を図面の実施例について説明すると、図1〜図7は本考案の実施例 を示し、図1〜図5は先芯の第1実施例、図6は先芯の第2実施例、図7は安全 靴である。 図1〜図5において4は本考案の1実施例を示す先芯で、炭素繊維、ガラス繊 維等の比較的長い繊維(20〜50mm)が混入されているナイロン樹脂等を用い た強化プラスチック材よりなり、上面5の後端部4aから先端部4bに至るに従 って徐々に厚肉に形成されると共に、先端部4bを厚肉の垂直壁部6に形成し、 かつ該垂直壁部6の下部4cから内方にスカート部7を底面8が水平面を形成す るよう屈曲させて設け、該スカート部7と垂直壁部6との接続部9を、図5の如 く内外面とも比較的大きなR(R1 ,R2 )をもった円弧状に形成すると共に、 該垂直壁部6の垂直壁心6aの下端が、スカート部7の底面8に到達するように なっている。なお、垂直壁心6aは、スカート部7の底面8と接続部9の外面の 円弧状面との交点aと、垂直壁部6の内面の延長線と底面8との交点bとにより 挟まれた部分である。
【0008】 また上面5から湾曲して左右底部10,10に至るまでの両側壁11,11は 必ずしも垂直壁でなくても差し支えないが、この両側壁11,11を垂直壁部と すれば、一段と落下物に対する強力を持たせることができる。 前記垂直壁心6aは図2の第1実施例では先端部4bのみに設けられている垂 直壁部6に形成されており、平面形状が略三日月形である。かかる形状とするこ とにより、所定の強度を確保しつつ、側壁11を薄く形成できるので小型化が可 能である。また図6の第2実施例の如く、両側壁11,11も垂直壁とし、この 両側の垂直壁部まで延長された垂直壁心6a′を形成することにより、強度が極 めて大きな先芯を形成できる。 図7は以上の如く構成された図2又は図6の実施例に示す先芯4を用いた安全 靴であり、該先芯は安全靴のつま先部の甲皮12と内張生地13間に固定され、 スカート部7は中底14、ミッドソール15との間に装着されている。なお、1 6はアウトソールである。
【0009】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如く本考案の先芯によれば、少なくとも先端部に垂直壁心 を形成し、かつ先端部の下部から内方にスカート部を屈曲させ、該垂直壁心の下 端がスカート部の底面に到達しているため、先芯の上面部に重量物が落下しても 、該垂直壁心の存在により、上面部が下方に大きく撓んだり、破損したりする等 の事故を防止できる。またスカート部と先端部との接続部を内外面とも比較的大 きなRを持った円弧状に形成したことにより、加熱加圧成形される強化プラスチ ック板材に混入されている比較的長い繊維も、軟化して金型間の空間の大きさに 応じて流動する樹脂と共に、垂直壁部からスカート部にわたってスムーズに移動 するため、該接続部分の強度が混合される繊維材の不足により低下するような欠 点はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す先芯の斜視図であ
る。
【図2】図1の先芯の平面図である。
【図3】図2のA〜A断面図である。
【図4】図2のB矢視図である。
【図5】図3における垂直壁心の説明図である。
【図6】図2と異なる本考案の第2実施例を示す先芯の
平面図である。
【図7】本考案の実施例を示す安全靴の1部断面側面図
である。
【図8】従来の強化プラスチック製先芯の側断面図であ
る。
【図9】図8の正面断面図である。
【符号の説明】
4 先芯 4a 後端部 4b 先端部 5 上面 6 垂直壁部 6a,6a′ 垂直壁心 7 スカート部 8 底面 9 接続部 10 左右底部 11 側壁 12 甲皮 13 内張生地 14 中底 15 ミッドソール 16 アウトソール

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素繊維、ガラス繊維等の比較的長い繊
    維が混入されている強化プラスチック材を用いてなる先
    芯において、少なくとも先端部に垂直壁心を形成し、か
    つ該先端部の下部から内方にスカート部を屈曲させ、該
    スカート部と該先端部との接続部を内外面とも比較的大
    きなRをもった円弧状に形成すると共に該垂直壁心の下
    端が前記スカート部の底面に到達するようにしてなる先
    芯。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の先芯を用いて形成してな
    る安全靴。
JP1992052044U 1992-07-02 1992-07-02 先芯及び安全靴 Expired - Fee Related JP2598209Y2 (ja)

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DE19934320312 DE4320312C2 (de) 1992-07-02 1993-06-18 Sicherheitsschutzkappe und Sicherheitsschuh
FR9307886A FR2693087B1 (fr) 1992-07-02 1993-06-29 Renfort de bout de chaussure et chaussure de sécurité munie d'un tel renfort.

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JPH067507U true JPH067507U (ja) 1994-02-01
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