JPH0675074U - 自動販売機の押ボタン装置 - Google Patents
自動販売機の押ボタン装置Info
- Publication number
- JPH0675074U JPH0675074U JP1381193U JP1381193U JPH0675074U JP H0675074 U JPH0675074 U JP H0675074U JP 1381193 U JP1381193 U JP 1381193U JP 1381193 U JP1381193 U JP 1381193U JP H0675074 U JPH0675074 U JP H0675074U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push button
- adjacent
- push
- vending machine
- button
- Prior art date
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- Pending
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 押ボタンを長孔内に横方向に多数配置できな
がら、隣接する押ボタンの間の隙間から、内部が覗かれ
たり、内部回路などが損傷されたり、雨やほこりが内部
に侵入したりすることのない自動販売機の押ボタン装置
を提供する。 【構成】 横方向に延びる長孔11を前面パネル4に形
成し、この長孔11に複数の押ボタン12を隣接状態で
連続的に横方向に並設し、隣接する押ボタン12同士の
間に、所定の隙間(クリアランス)xを設けて、押ボタ
ン5の押圧動作および復帰動作が良好に行われるように
構成し、ボタン透明体16の一方の側面16fから、横
方向に突出して、この押ボタン12の側面16fと隣接
する押ボタン12の側面16gとの間の間隙xを閉鎖す
る覆い部16hを形成することにより、側面16f,1
6g間からの物などの侵入を阻止する。
がら、隣接する押ボタンの間の隙間から、内部が覗かれ
たり、内部回路などが損傷されたり、雨やほこりが内部
に侵入したりすることのない自動販売機の押ボタン装置
を提供する。 【構成】 横方向に延びる長孔11を前面パネル4に形
成し、この長孔11に複数の押ボタン12を隣接状態で
連続的に横方向に並設し、隣接する押ボタン12同士の
間に、所定の隙間(クリアランス)xを設けて、押ボタ
ン5の押圧動作および復帰動作が良好に行われるように
構成し、ボタン透明体16の一方の側面16fから、横
方向に突出して、この押ボタン12の側面16fと隣接
する押ボタン12の側面16gとの間の間隙xを閉鎖す
る覆い部16hを形成することにより、側面16f,1
6g間からの物などの侵入を阻止する。
Description
【0001】
本考案は自動販売機の押ボタン装置、特に多数の押ボタンが横方向に並設され ている押ボタン装置に関する。
【0002】
一般に従来の自動販売機においては、図8に示すように、接客面である前面パ ネル31に角形などの孔部が横方向に複数箇所、所定間隔ごとに形成され、これ らの孔部に角形などの枠体32が取り付けられているとともに、この枠体32内 に商品選択用などの押ボタン33が嵌入されて並設されている。そして、これら の複数の押ボタン33の中から所望の商品などに係る押ボタン33を選択して押 すようになっている。
【0003】
しかしながら、上記従来構成の自動販売機では、前面パネル31における孔部 の周囲壁に枠体32を取り付ける構造であり、隣り合う押ボタン33間に所定の スペースを要するため、あまり多くの押ボタン33を横方向に配置できず、また 、無理に多数の押ボタン33を横方向に配置しようとすると各押ボタン33の横 幅が小さくなって操作性が低下することがあった。
【0004】 これに対処する手段として、図9に示すように、押ボタン35を嵌入させる孔 を横方向に延びる長孔形状に形成してこの長孔36に複数の矩形の押ボタン35 を隣接状態で連続的に横方向に並設することが考えられ、この構成によれば、押 ボタン35間のスペースをほぼなくすことができるため、比較的幅の広い押ボタ ン35を横方向に多数並べることができる。
【0005】 ところで、この場合に、図10に示すように、隣接する押ボタン35同士が強 く接触すると、押された押ボタン35に連れて隣接する押ボタン35も押圧動作 がなされてしまったり、押された押ボタン35が復帰しようとする際に復帰力よ りも接触箇所の摩擦力の方が大きくなって復帰動作が行われなくなるおそれがあ る。したがって、隣接する押ボタン35間には、図11に示すように、多少の隙 間(クリアランス)xを設けることが望ましい。
【0006】 しかしながら、このように隣接する押ボタン35間に隙間xを設けた構造とす ると、内部の商品や金銭の盗難などの目的により、この隙間から内部が覗かれた り、棒状体を無理に挿入されて内部の回路などが損傷されたり、さらに、この自 動販売機を室外に設置した場合に、雨やほこりが内部に侵入したりするという問 題がある。
【0007】 本考案は上記問題を解決するもので、押ボタンを長孔内に横方向に多数配置で きながら、隣接する押ボタンの間の隙間から、押ボタン内部が覗かれたり、内部 回路などが損傷されたり、雨やほこりが内部に侵入したりすることを防止できる 自動販売機の押ボタン装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
上記問題を解決するために本考案は、横方向に延びる長孔をパネル部材に形成 し、この長孔内で出退自在な複数の押ボタンを長孔内に隣接状態で連続的に横方 向に並設し、前記押ボタンに、前記横方向に突出して、この押ボタンの側面と隣 接する押ボタンの側面との間の間隙を閉鎖する覆い部を設けたものである。
【0009】
上記構成により、押ボタンの側面と隣接する押ボタンの側面との間の間隙が覆 い部により閉鎖されるため、この覆い部で押ボタン内部を見えないようにできる とともに棒状体などの挿入や雨やほこりなどの侵入を阻止できる。
【0010】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。 図2において、1は例えば食券販売機からなる自動販売機で、この自動販売機 1の前面扉2は、金属製の前面扉本体3の前面上部に設けられた開口部3aに樹 脂製のパネル部材としての前面パネル4が配設されている。この前面パネル4に は紙幣挿入口5、コイン投入口6やコイン返却用レバー7などとともに食券品目 選択用の押ボタン装置10が上下に複数列(この実施例においては5列)配設さ れている。つまり、前面パネル4には横方向に延びる長孔11が上下に5箇所形 成され、各長孔11に複数(図2においては8個)の押ボタン12が隣接状態で 連続的に横方向に並設されている。
【0011】 なお、図2において、8,9は前面扉本体3の前面中央に設けられた食券およ び返却コインの取出口およびコイン返却用ボタンである。 図3および図4に示すように、前面扉本体3の内部両側部には上下に延びる固 定側の部材としての縦枠材13がそれぞれ配設され、これらの縦枠材13間にブ ラケット14を介してアルミニウム押出成形材よりなる押ボタン支持用の支持部 材15が固設されている。この支持部材15は、前面パネル4の背面側における 各長孔11の上方位置で横方向(前面扉2の幅方向)に延設されている。
【0012】 図5に示すように、各支持部材15には下方に開口され断面凹状で横方向に延 びる軸支持部15aが形成されている。また、押ボタン12の本体となるボタン 透明体16はその上端部が上方に延ばされて断面円形の揺動用軸部16aが形成 されている。そして、ボタン透明体16の揺動用軸部16aが支持部材15の軸 支持部15aに嵌入されており、押ボタン12はこの揺動用軸部16aを中心と して下部側が前後(図5におけるa方向)に揺動できる状態で支持されている。 また、支持部材15の軸支持部15aの上面部には上方に突出する支持用突部1 5bが形成され、この支持用突部15bが、支持部材15の上方に配設されてい るボタン透明体16の湾曲下面16bに摺動しながら押ボタン12を下方から支 持している。
【0013】 図5および図6に示すように、ボタン透明体16には、揺動用軸部16aに略 中央位置に上方に開口された凹部16cが形成されている。また、図3に示すよ うに、支持部材15の軸支持部15aの背面側において所定間隔ごとに設けられ た孔部15cには凸部としての樹脂製などのリベット部材17が挿脱自在とされ 、この挿入されたリベット部材17の先端が、ボタン透明体16の凹部16c内 に嵌入されるようになっており、このリベット部材17により押ボタン12、特 にその上部側が長孔11に沿って横方向に移動しないように位置規制されている 。
【0014】 また、前面パネル4における各長孔11の下方背面側にそれぞれ配設されてい る支持部材15B(15)の後方には、押ボタン12の押圧動作によりスプリン グ材22を介してオン,オフされるスイッチ体21や売り切れ状態の際に点灯す るLEDランプ(図示せず)や回路基板23などが配設されている。これらのス イッチ体21などは支持枠材24に組み付けられており、これらのスイッチ体2 1などが組み付けられた支持枠材24が、図5に示す仮想線部の位置から実線部 の位置まで、回動させて配置されるようになっている。そして、支持枠材24の 前側下部には、図5および図7に示すように、一対の前方切起凸部24aが形成 されており、支持枠材24などを支持部材15Bの後部上に載置した際に、支持 枠材24の前方切起凸部24aが、ボタン透明体16の下部回動位置規制用のス トッパ体16dに形成された切欠凹部16eに嵌入して、これらの前方切起凸部 24aと切欠凹部16eとによっても、押ボタン12、特にその下部側が長孔1 1に沿って横方向に移動しないように位置規制されている。なお、支持枠材24 は、支持部材15Bの後部上に載置された後に、図3に示すように、前面扉本体 3の内部両側部の縦枠材13にねじ止めされて固定されている。
【0015】 このように、押ボタン12はその上部および下部において、長孔11に沿って 横方向に移動しないように位置規制されており、隣接する押ボタン12は、図1 に示すように、所定の隙間(クリアランス)xが設けられ、押ボタン5の押圧動 作および復帰動作が良好に行われるようになっている。
【0016】 そして、図1,図5および図6に示すように、特に、ボタン透明体16の一方 の側面16fからは、横方向に突出して、この押ボタン12の側面16fと隣接 する押ボタン12の側面16gとの間の間隙xを閉鎖する覆い部16hが形成さ れている。なお、ボタン透明体16における覆い部16gが形成されていない側 面16gの後端16iは、覆い部16hが形成されている側面の後端16jより 、押ボタン12の後方への押圧時の移動距離ほど前側までしか設けられておらず 、押ボタン12が押圧されて後方へ揺動された際でも、この押ボタン12が、隣 接する押ボタン12の覆い部16hに干渉しないようになっている。
【0017】 なお、図5において、15Aは、前面パネル4における最上部の長孔11の 上方背面側に配設されている支持部材、15eは、各支持部材15の前端部に鉤 形に屈曲して形成され、前面パネル4における長孔11の周縁部を支持する係止 部、25は、ボタン透明体16に開閉自在に取り付けられ、食券用メニュー26 などを出し入れできるようになっている裏面カバー、27は、押ボタン12の下 部を前側に付勢する板ばねである。
【0018】 上記構成により、押ボタン12の側面16fと隣接する押ボタン12の側面1 6gと間の間隙xは覆い部16hにより閉鎖される。したがって、この覆い部1 6hにより、押ボタン装置10の内部が隠されて見えないようにできるとともに 、盗難目的などによる棒状体や針金などの挿入を防止でき、さらには、この自動 販売機を室外などに設置した場合でも雨やほこりなどの侵入を阻止でき、内部を 清潔に保つことができる。
【0019】 なお、上記実施例においては、覆い部16hをボタン透明体16と一体的に成 形している場合を図示したが、不透明な着色材などにより覆い部を別途に形成し て押ボタン12に結合した構成としてもよい。また、上記実施例においては、押 ボタン12が上端の揺動用軸部16aを中心に揺動する場合を述べたが、これに 限るものではなく、押ボタン全体が前後に移動するものにも適用でき、前面パネ ルなどのパネル部材に対して出退自在のものに対して上記構造を適用できる。
【0020】
以上のように本考案によれば、押ボタンに、横方向に突出して、この押ボタン の側面と隣接する押ボタンの側面との間の間隙を閉鎖する覆い部を設けることに より、押ボタンの内部が覗かれたすることを防止できるとともに、盗難目的など による棒状体や針金などの挿入を防止でき、さらには、この自動販売機を室外な どに設置した場合でも雨やほこりなどの侵入を阻止でき、内部を清潔に保つこと ができる。
【図1】本考案の一実施例に係る自動販売機の押ボタン
装置の正面図である。
装置の正面図である。
【図2】同自動販売機の全体正面図である。
【図3】同自動販売機の押ボタン装置の支持部材の固定
側支持構造を示す斜視図である。
側支持構造を示す斜視図である。
【図4】同自動販売機の押ボタン装置の支持部材の固定
側支持構造を示す要部斜視図である。
側支持構造を示す要部斜視図である。
【図5】同自動販売機の押ボタン装置の断面図である。
【図6】同押ボタン装置の背面側より見た斜視図であ
る。
る。
【図7】同押ボタン装置の要部底面図である。
【図8】従来の自動販売機の全体正面図である。
【図9】従来の自動販売機の全体正面図である。
【図10】従来の自動販売機の押ボタン装置の正面図で
ある。
ある。
【図11】従来の自動販売機の押ボタン装置の正面図で
ある。
ある。
1 自動販売機 2 前面扉 4 前面パネル(パネル部材) 10 押ボタン装置 11 長孔 12 押ボタン 16 ボタン透明体 16h 覆い部
Claims (1)
- 【請求項1】 横方向に延びる長孔をパネル部材に形成
し、この長孔内で出退自在な複数の押ボタンを長孔内に
隣接状態で連続的に横方向に並設し、前記押ボタンに、
前記横方向に突出して、この押ボタンの側面と隣接する
押ボタンの側面との間の間隙を閉鎖する覆い部を設けた
自動販売機の押ボタン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1381193U JPH0675074U (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 自動販売機の押ボタン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1381193U JPH0675074U (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 自動販売機の押ボタン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0675074U true JPH0675074U (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=11843663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1381193U Pending JPH0675074U (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 自動販売機の押ボタン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0675074U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006139393A (ja) * | 2004-11-10 | 2006-06-01 | Japan Tobacco Inc | 自動販売機のイルミネーション装置 |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP1381193U patent/JPH0675074U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006139393A (ja) * | 2004-11-10 | 2006-06-01 | Japan Tobacco Inc | 自動販売機のイルミネーション装置 |
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