JP3027714B2 - パチンコ機のガラス扉におけるガラス板上辺の防犯兼用保持部材 - Google Patents

パチンコ機のガラス扉におけるガラス板上辺の防犯兼用保持部材

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JP3027714B2
JP3027714B2 JP8147979A JP14797996A JP3027714B2 JP 3027714 B2 JP3027714 B2 JP 3027714B2 JP 8147979 A JP8147979 A JP 8147979A JP 14797996 A JP14797996 A JP 14797996A JP 3027714 B2 JP3027714 B2 JP 3027714B2
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恵一 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ機のガラス
扉において、ガラス板上部からの不正片の侵入を防止す
る保持材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機のガラス扉は前面外周枠Aと
前後のガラス板Cを間隔をあけて保持するガラス収容枠
Bとから成るものであり、図8のように、ガラス収容枠
Bの両側枠部Baに上辺枠部Bbの両側の係止片Bcを
着脱自在に係合させて上辺枠部Bbを前後のガラス板C
の上端間に介在することで2枚のガラス板の上端部を保
持するのであり、2枚のガラス板Cは上から差し込むの
である。そして、前面外周枠Aは、遊技盤Dを固着した
取付枠Eに回動可能に取り付けられているのであるが、
前面外周枠Aと取付枠Eとの間から不正材Kを差し込み
遊技盤Dに侵入させて不正行為を図ることが推定される
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、前面
外周枠と取付枠との間から差し込まれた不正材が遊技盤
内に侵入することを防止できて不正行為を阻止すること
を目的としている。また、ガラス板の不正な上移動を防
止して前面からの不正を防止するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、前面
外周枠と前後のガラス板を間隔をあけて保持するガラス
収容枠とから成るパチンコ機のガラス扉において、前後
のガラス板の上端間に介在する上辺枠部に、後配置のガ
ラス板の上端部を閉塞する閉塞板を設けると共に、取付
枠に直角に当接乃至近接する様にして遊技盤内への不正
材の侵入を阻止するストッパ片を閉塞板に直立状に連設
し、上辺枠部又は閉塞板の両側に、ガラス収容枠の両側
枠部に着脱自在に係合する係止片を設けた構成のパチン
コ機のガラス扉におけるガラス板上辺の防犯兼用保持部
材である。なお、閉塞板を、前後配置の2枚のガラス板
の上端面を閉塞する閉塞板としてもよい。また、前後端
に垂下片を折曲した上辺枠部の上面に閉塞板を取り付
け、上辺枠部の両側に、ガラス収容枠の両側枠部に着脱
自在に係合する係止片を設けて構成してもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示した形
態例で説明する。図1及び図2で示す形態例において、
1は前面外周枠であり、その一側端を遊技盤40を固着
した取付枠4の一側にピン連結して回動可能に備えてい
る。該前面外周枠1は金属板の基盤枠11にプラスチッ
ク飾り部材12を裏からビス13止めして成る。
【0006】前面外周枠1の裏側には、前後2枚のガラ
ス板Cを間隔をあけて収容するガラス収容枠2を固着し
てパチンコ機のガラス扉としている。該ガラス収容枠2
は、両側枠部21,22、底枠部23及び上辺の保持部
材3とから成り、両側枠部21,22及び底枠部23が
前面外周枠1に固着してある。
【0007】上辺の保持部材3は、図3のように、前後
配置の2枚のガラス板Cの上端部を閉塞する閉塞板31
と、前後端に垂下片321を折曲した上辺枠部32と、
上辺枠部32の両側に、ガラス収容枠の両側枠部に着脱
自在に係合する屈曲したバネ状係止片33とから成り、
取付枠4の端面に直角に当接乃至近接して遊技盤40内
への不正材の侵入を阻止するストッパ片311を、閉塞
板31の後端縁に上向きに直立状に連設している。
【0008】そして、閉塞板31の中央下に上辺枠部3
2を同一方向に重ねると共に、上辺枠部32の両側下面
に係止片33の基片331を重ねて夫々に透設したリベ
ット孔310,320,330を連通させ、リベット3
5でそれらを重ねて固着するのである。これにより、図
2のように、下向きの係止片33を両側に備えた保持部
材3が形成されるのである。
【0009】この形態例によると、ガラス収容枠2に2
枚のガラス板Cを前後配置した後、図4のように、係止
片33を両側枠部21,22に弾着係止させて保持部材
3を装着することで、図1及び図5のように、閉塞板3
1が前後のガラス板Cの上を閉塞すると共に、ストッパ
片311の起立上端が取付枠4の下端面に直角に当接す
るのである。なお、閉塞板31の前端は前面外周枠1の
裏面に近接している。
【0010】したがって、前面外周枠1と取付枠4との
間から差し込まれた不正材5は、図1のように、閉塞板
31とストッパ片311に邪魔されて折り返るため遊技
盤40内に侵入することを阻止できるのである。また、
ガラス板Cの持ち上がりが閉塞板31におけるストッパ
片311が取付枠4に直角に当接することによって阻止
されるため前面からの不正行為を防止できるのである。
さらに、閉塞板31と上辺枠部32と係止片33とを一
体にかしめることができて保持部材3を簡単且つ迅速に
形成できるのである。
【0011】本発明においてはこれに限定されない。例
えば、保持部材の上辺枠部の形状は問わず、前後2枚の
ガラス板の間隔を保持できればよい。また、保持部材の
閉塞板は、少なくとも後配置のガラス板の上端部を閉塞
できればよく、このため図6のように構成してもよく、
図7のように不正片5の内部への侵入をすると共に、後
のガラス板Cの持ち上がりが閉塞板によって阻止される
ため前面からの不正行為を防止できるのである。
【0012】さらに、閉塞板に直立状に連設するストッ
パ片の形状や連接位置は適宜であり、取付枠に直角に
接乃至近接して不正材を邪魔できればよい。また、ガラ
ス収容枠の両側枠部に着脱自在に係合する係止片の形状
や構成も任意であり、閉塞板の両側に固着してもよい。
なお、前面外周枠とガラス収容枠の材質、形状及び構成
は適宜である。
【0013】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、前面外周枠
と取付枠との間から差し込まれた不正材が、閉塞板とス
トッパ片に邪魔されるためそれ以上の内部に侵入するこ
とを阻止できると共に、閉塞板におけるストッパ片が取
付枠に直角に当接乃至近接することによってガラス板の
持ち上がりが阻止されるため前面からの不正行為を防止
できるのである。また請求項2では、前後2枚のガラス
板の持ち上がりが閉塞板におけるストッパ片によって阻
止されるため前面からの不正行為を防止できるのであ
る。請求項3では、保持部材を簡単に構成できるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の形態例の使用状態を示すパチンコ機の
要部縦断側面図である。
【図2】パチンコ機のガラス扉の裏面からの斜視図であ
る。
【図3】その組み立てを示す分解した一部切欠した斜視
図である。
【図4】その取付状態の要部斜視図である。
【図5】その取付状態の要部横断平面図である。
【図6】別例の要部の組み立てを示す斜視図である。
【図7】その使用状態を示すパチンコ機の要部縦断側面
図である。
【図8】従来のパチンコ機の要部縦断側面図である。
【符号の説明】 1 前面外周枠 11 基盤枠 12 プラスチック飾り部材 2 ガラス収容枠 21,22 側枠部 3 上辺の保持部材 31 閉塞板 311 ストッパ片 321 垂下片 32 上辺枠部 33 係止片 4 取付枠 40 遊技盤 5 不正材 C ガラス板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面外周枠と前後のガラス板を間隔をあ
    けて保持するガラス収容枠とから成るパチンコ機のガラ
    ス扉において、前後のガラス板の上端間に介在する上辺
    枠部に、後配置のガラス板の上端部を閉塞する閉塞板を
    設けると共に、取付枠に直角に当接乃至近接する様に
    て遊技盤内への不正材の侵入を阻止するストッパ片を閉
    塞板に直立状に連設し、上辺枠部又は閉塞板の両側に、
    ガラス収容枠の両側枠部に着脱自在に係合する係止片を
    設けたことを特徴とするパチンコ機のガラス扉における
    ガラス板上辺の防犯兼用保持部材。
  2. 【請求項2】 前後配置の2枚のガラス板の上端面を閉
    塞する閉塞板とした請求項1のガラス板上辺の防犯兼用
    保持部材。
  3. 【請求項3】 前後端に垂下片を折曲した上辺枠部の上
    面に閉塞板を取り付け、上辺枠部の両側に、ガラス収容
    枠の両側枠部に着脱自在に係合する係止片を設けた請求
    項2のガラス板上辺の防犯兼用保持部材。
JP8147979A 1996-05-17 1996-05-17 パチンコ機のガラス扉におけるガラス板上辺の防犯兼用保持部材 Expired - Fee Related JP3027714B2 (ja)

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JP3817996B2 (ja) * 1999-12-17 2006-09-06 豊丸産業株式会社 遊技機
JP4915899B2 (ja) * 2005-08-04 2012-04-11 マルホン工業株式会社 パチンコ機

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