JPH0674854A - 漏水検知方法 - Google Patents
漏水検知方法Info
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- JPH0674854A JPH0674854A JP22982892A JP22982892A JPH0674854A JP H0674854 A JPH0674854 A JP H0674854A JP 22982892 A JP22982892 A JP 22982892A JP 22982892 A JP22982892 A JP 22982892A JP H0674854 A JPH0674854 A JP H0674854A
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- gas
- temperature
- wall surface
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Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 33
- 238000001514 detection method Methods 0.000 title description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 6
- 239000007789 gas Substances 0.000 abstract description 37
- 239000001307 helium Substances 0.000 abstract description 2
- 229910052734 helium Inorganic materials 0.000 abstract description 2
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- 238000007796 conventional method Methods 0.000 abstract 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 abstract 1
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000003818 cinder Substances 0.000 description 3
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 室内天井面4の漏水箇所に、室内側から低温
ガス9を圧入した後、漏水箇所に存在する亀裂6を介し
て屋上面5に出てくる低温ガス9の位置を、サーモビュ
ア10によって屋上面5の温度を測定することにより、
亀裂6の位置を特定することを特徴としている。 【効果】 素早く、しかも確実に、漏水箇所に存在する
亀裂6の位置を特定することができるという効果があ
る。
ガス9を圧入した後、漏水箇所に存在する亀裂6を介し
て屋上面5に出てくる低温ガス9の位置を、サーモビュ
ア10によって屋上面5の温度を測定することにより、
亀裂6の位置を特定することを特徴としている。 【効果】 素早く、しかも確実に、漏水箇所に存在する
亀裂6の位置を特定することができるという効果があ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建造物の漏水箇所の
亀裂を特定するための漏水検知方法に関するものであ
る。
亀裂を特定するための漏水検知方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の漏水検知方法を示す構成
図である。図2において、1、2、3は、それぞれ、建
造物を構成するRFスラブ、防水層、シンダーコンクリ
ートであり、RFスラブ1の下面は室内天井面4、シン
ダーコンクリート3の上面は屋上面5となっている。6
はRFスラブ1、防水層2及びシンダーコンクリート3
を貫通する亀裂である。このように亀裂6ができてしま
うと、雨水が屋上面5の亀裂上端部6aから侵入し、亀
裂6を介して室内天井面4の亀裂下端部6bに至り、亀
裂下端部6bから漏水してしまう。漏水を止めるために
亀裂6を補修するには、まず、亀裂6の位置を特定する
必要がある。
図である。図2において、1、2、3は、それぞれ、建
造物を構成するRFスラブ、防水層、シンダーコンクリ
ートであり、RFスラブ1の下面は室内天井面4、シン
ダーコンクリート3の上面は屋上面5となっている。6
はRFスラブ1、防水層2及びシンダーコンクリート3
を貫通する亀裂である。このように亀裂6ができてしま
うと、雨水が屋上面5の亀裂上端部6aから侵入し、亀
裂6を介して室内天井面4の亀裂下端部6bに至り、亀
裂下端部6bから漏水してしまう。漏水を止めるために
亀裂6を補修するには、まず、亀裂6の位置を特定する
必要がある。
【0003】次に、亀裂6の位置を特定するための従来
の漏水検知方法について説明する。まず、炭酸ガス、ヘ
リウムガス等のガス7を、室内側から室内天井面4の漏
水箇所に導き、そこから圧入する。圧入されたガス7
は、亀裂下端部6bから亀裂6を通って上昇し、屋上面
5の亀裂上端部6aから屋外に出てくる。屋外に出たガ
ス7aをガス検知器8によって検出し、ガス7aの位置
から亀裂上端部6aの位置を特定する。
の漏水検知方法について説明する。まず、炭酸ガス、ヘ
リウムガス等のガス7を、室内側から室内天井面4の漏
水箇所に導き、そこから圧入する。圧入されたガス7
は、亀裂下端部6bから亀裂6を通って上昇し、屋上面
5の亀裂上端部6aから屋外に出てくる。屋外に出たガ
ス7aをガス検知器8によって検出し、ガス7aの位置
から亀裂上端部6aの位置を特定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の漏水検知方法
は、以上のように構成されており、ガス7aを検出する
ために、広い屋上面5をガス検知器8によってくまなく
測定するのに長い時間を要してしまうという課題があっ
た。また、亀裂上端部6aから出たガス7aは拡散して
しまうので、ガス検知器8によってガス7aを検出する
ことができたとしても、ガス7aの位置から亀裂上端部
6aの位置を特定するのが困難であるという課題があっ
た。
は、以上のように構成されており、ガス7aを検出する
ために、広い屋上面5をガス検知器8によってくまなく
測定するのに長い時間を要してしまうという課題があっ
た。また、亀裂上端部6aから出たガス7aは拡散して
しまうので、ガス検知器8によってガス7aを検出する
ことができたとしても、ガス7aの位置から亀裂上端部
6aの位置を特定するのが困難であるという課題があっ
た。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、素早く、しかも確実に、漏水箇
所に存在する亀裂の位置を特定することができる漏水検
知方法を得ることを目的とする。
ためになされたもので、素早く、しかも確実に、漏水箇
所に存在する亀裂の位置を特定することができる漏水検
知方法を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る漏水検知方法は、内壁面又は室内天井面の漏水箇所
に、室内側から低温ガスを圧入した後、漏水箇所に存在
する亀裂を介して外壁面又は屋上面に出てくる低温ガス
の位置を、温度測定手段によって外壁面又は屋上面の温
度を測定することにより、亀裂の位置を特定するもので
ある。
る漏水検知方法は、内壁面又は室内天井面の漏水箇所
に、室内側から低温ガスを圧入した後、漏水箇所に存在
する亀裂を介して外壁面又は屋上面に出てくる低温ガス
の位置を、温度測定手段によって外壁面又は屋上面の温
度を測定することにより、亀裂の位置を特定するもので
ある。
【0007】また、この発明の請求項2に係る漏水検知
方法は、内壁面又は室内天井面の漏水箇所に、室内側か
ら高温ガスを圧入した後、漏水箇所に存在する亀裂を介
して外壁面又は屋上面に出てくる高温ガスの位置を、温
度測定手段によって外壁面又は屋上面の温度を測定する
ことにより、亀裂の位置を特定するものである。
方法は、内壁面又は室内天井面の漏水箇所に、室内側か
ら高温ガスを圧入した後、漏水箇所に存在する亀裂を介
して外壁面又は屋上面に出てくる高温ガスの位置を、温
度測定手段によって外壁面又は屋上面の温度を測定する
ことにより、亀裂の位置を特定するものである。
【0008】
【作用】この発明の漏水検知方法においては、低温ガス
又は高温ガスが出てくるため低温又は高温となる亀裂の
位置を、温度測定手段によって測定することにより、特
定する。
又は高温ガスが出てくるため低温又は高温となる亀裂の
位置を、温度測定手段によって測定することにより、特
定する。
【0009】
実施例1.図1はこの発明の実施例1を示す構成図であ
り、図2と同一または相当部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。9は炭酸ガス、チッ素ガス等の低温
ガス、10は温度測定手段を構成するサーモビュアであ
る。サーモビュア10は、物体からの赤外線を測定する
ことにより、その物体の温度を測定するものである。
り、図2と同一または相当部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。9は炭酸ガス、チッ素ガス等の低温
ガス、10は温度測定手段を構成するサーモビュアであ
る。サーモビュア10は、物体からの赤外線を測定する
ことにより、その物体の温度を測定するものである。
【0010】次に、図1に示したこの発明の実施例1の
動作について説明する。まず、低温ガス9を室内側から
室内天井面4の漏水箇所に導き、圧入すると、従来と同
様に、亀裂上端部6aから屋外に出てくる。このため、
亀裂上端部6aの温度は低くなる。続いて、サーモビュ
ア10によって、屋上面5の広い範囲の温度分布を一度
に測定する。この測定結果から低温の場所を特定するこ
とにより、亀裂上端部6aの位置を特定することができ
る。
動作について説明する。まず、低温ガス9を室内側から
室内天井面4の漏水箇所に導き、圧入すると、従来と同
様に、亀裂上端部6aから屋外に出てくる。このため、
亀裂上端部6aの温度は低くなる。続いて、サーモビュ
ア10によって、屋上面5の広い範囲の温度分布を一度
に測定する。この測定結果から低温の場所を特定するこ
とにより、亀裂上端部6aの位置を特定することができ
る。
【0011】なお、実施例1では亀裂6を通るガスとし
て低温ガス9を用いたが、暖めた空気等の高温ガスを用
い、サーモビュア10によって高温の場所を特定して
も、亀裂上端部6を特定することができる。また、実施
例1では室内天井面4に漏水している場合であったが、
内壁面に漏水している場合であっても、外壁面の温度を
サーモビュア10によって測定すれば、全く同様に、外
壁面に存在する亀裂の位置を特定することができる。さ
らに、温度測定手段としてはサーモビュア10を用いた
が、広い面積の温度を一度に測定できるものであれば、
どのようなものであってもよい。
て低温ガス9を用いたが、暖めた空気等の高温ガスを用
い、サーモビュア10によって高温の場所を特定して
も、亀裂上端部6を特定することができる。また、実施
例1では室内天井面4に漏水している場合であったが、
内壁面に漏水している場合であっても、外壁面の温度を
サーモビュア10によって測定すれば、全く同様に、外
壁面に存在する亀裂の位置を特定することができる。さ
らに、温度測定手段としてはサーモビュア10を用いた
が、広い面積の温度を一度に測定できるものであれば、
どのようなものであってもよい。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明の漏水検知方法
によれば、内壁面又は室内天井面の漏水箇所に、室内側
から低温ガス又は高温ガスを圧入した後、漏水箇所に存
在する亀裂を介して外壁面又は屋上面に出てくる低温ガ
ス又は高温ガスの位置を、温度測定手段によって外壁面
又は屋上面の温度を測定することにより、亀裂の位置を
特定するので、素早く、しかも確実に、漏水箇所に存在
する亀裂の位置を特定することができるという効果があ
る。
によれば、内壁面又は室内天井面の漏水箇所に、室内側
から低温ガス又は高温ガスを圧入した後、漏水箇所に存
在する亀裂を介して外壁面又は屋上面に出てくる低温ガ
ス又は高温ガスの位置を、温度測定手段によって外壁面
又は屋上面の温度を測定することにより、亀裂の位置を
特定するので、素早く、しかも確実に、漏水箇所に存在
する亀裂の位置を特定することができるという効果があ
る。
【図1】この発明の実施例1を示す構成図である。
【図2】従来の漏水検知方法を示す構成図である。
4 室内天井面 5 屋上面 6 亀裂 9 低温ガス 10 サーモビュア(温度測定手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 内壁面又は室内天井面の漏水箇所に、室
内側から低温ガスを圧入した後、前記漏水箇所に存在す
る亀裂を介して外壁面又は屋上面に出てくる前記低温ガ
スの位置を、温度測定手段によって前記外壁面又は前記
屋上面の温度を測定することにより、前記亀裂の位置を
特定する漏水検知方法。 - 【請求項2】 内壁面又は室内天井面の漏水箇所に、室
内側から高温ガスを圧入した後、前記漏水箇所に存在す
る亀裂を介して外壁面又は屋上面に出てくる前記高温ガ
スの位置を、温度測定手段によって前記外壁面又は前記
屋上面の温度を測定することにより、前記亀裂の位置を
特定する漏水検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22982892A JPH0674854A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 漏水検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22982892A JPH0674854A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 漏水検知方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0674854A true JPH0674854A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=16898311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22982892A Pending JPH0674854A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 漏水検知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0674854A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010082587A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Nok Corp | 中空糸膜モジュールのリーク検出方法およびリーク検出装置 |
JP2011017681A (ja) * | 2009-07-10 | 2011-01-27 | Eda Tokushu Bosui Kogyo Kk | 漏水検知システム並びに漏水検知方法および漏水検知用移動飛行体 |
FR3027390A1 (fr) * | 2014-10-21 | 2016-04-22 | Georges Caribotti | Procede de detection de defauts d'etancheite dans la membrane d'un toit plat |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP22982892A patent/JPH0674854A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010082587A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Nok Corp | 中空糸膜モジュールのリーク検出方法およびリーク検出装置 |
JP2011017681A (ja) * | 2009-07-10 | 2011-01-27 | Eda Tokushu Bosui Kogyo Kk | 漏水検知システム並びに漏水検知方法および漏水検知用移動飛行体 |
FR3027390A1 (fr) * | 2014-10-21 | 2016-04-22 | Georges Caribotti | Procede de detection de defauts d'etancheite dans la membrane d'un toit plat |
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