JPH04157333A - 建造物の漏水経路の検知方法及び装置 - Google Patents

建造物の漏水経路の検知方法及び装置

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JPH04157333A
JPH04157333A JP27941990A JP27941990A JPH04157333A JP H04157333 A JPH04157333 A JP H04157333A JP 27941990 A JP27941990 A JP 27941990A JP 27941990 A JP27941990 A JP 27941990A JP H04157333 A JPH04157333 A JP H04157333A
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JP
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helium gas
gas
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water leakage
water
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JP27941990A
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Morinobu Sugihara
杉原 盛信
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建造物における雨漏り等の水漏れ箇所を検知す
る方法及び装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば、コンクリート構造の建物等にあっては、長年の
使用により屋根、床、壁等の部材に亀裂(クラック)が
発生し、雨漏り等の漏水の原因となる。
第2図は、コンクリート構造の屋根の断面を示し、全体
を符号1oで示す屋根は、コンクリート層12の間に防
水層14を設け、上面に保護モルタル層を付設したもの
である。全体の厚さTは、例えば、10■程度である。
天井18に漏水箇所Q工、Q2が発生して、補修工事が
必要となると、屋上の保護モルタル層16を点検して、
きれつ20の発生箇所p、、p、。
P、の発見に努める。
発見されたきれつ箇所P工、P2.P□の補修によって
漏水の発生が防止されればよいが、目視により発見した
きれつ箇所を全て補修したにも拘らず、なお漏水が継続
する事態が往々にしである。
これは、きれつの発見が難しいことに加えて、構造物の
内部のきれつ2oが複雑な経路をもち。
漏水の排出箇所が直上にあるきれっの発生箇所と必ずし
も連通されずに、離れた位置にあるきれっ箇所と通じて
いる等の原因による。
そこで、このきれつの経路を発見するために、着色した
水を屋上側のき九つ発生箇所P工、P2゜P3に注入し
て、天井側の漏水箇所Q、、Q2への連通状態を調査す
る等の手段が利用されていた。
または、逆に漏水箇所Qユ+Qzに圧力水を注入して屋
上側のきれっ箇所P工、p2.p、への漏出を調べるこ
とも行なわれていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、きれっに水を通して経路を発見する手段
にあっては、分子の大である水を媒体として使用する為
に、応答時間が長く、また、細かな経路を全て発見する
ことは、極めて困難であった。
そこで本発明は、分子の小さな気体を媒体として使用す
ることによって、従来の不具合を解消する方法及び装置
を提供するものである6〔課題を解決するための手段〕 構造部材に雨漏り等の漏水が発生すると、浸入の浸出箇
所は、例えば、染み等が跡として残り、特定できる。
そこで本発明においては、この浸出箇所にチューブ等に
よりヘリウムガスを注入するとともに、構造部材の反対
側に浸出するガスの状態を検知することで、構造部材内
部に存在する漏水の経路を検知する。
具体的な手段としては、ヘリウムガスボンベからヘリウ
ムガスを供給し、カップ状のガス収集装置と、ガス収集
装置で収集したガスを分析するヘリウムガス検出装置を
備える。
〔作用〕
ガス収集装置を構造部材上を移動させつつヘリウムガス
を検出することにより、漏水の浸入経路を検知すること
ができる。
〔実施例〕
以下、図面に基いて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の方法及び装置の概要を示すもので、検
査対象の構造部材である屋根30は、例えばコンクリー
ト層32の上面に保護モルタル層34を設けた断面構造
を有する。
天井36の雨漏り等の漏水箇所Q、に通ずるきれつ4o
を検知する場合には、漏水箇所Q1にガスを注入し、屋
上側でこのガスを検出することでき九つ40の経路を見
出すことができる。使用するガスとしてはヘリウムガス
が用いられる。ヘリウムガスは不活性の安定したガスで
あって、空気よりも軽い、したがって、漏水箇所Q工か
ら注入されたヘリウムガスは、きれつ40を通って屋上
のきれつ箇所P□、p、、p□から空中に放出される。
そこで、この屋上側へ放出されるヘリウムガスを検出す
ることにより、漏水箇所Q□に通ずる漏水浸入箇所P、
、、P2.P3を特定することができる。
ヘリウムガスは、ボンベ60からチューブ62を介して
供給されるが、例えばカップ64をチューブ62の先端
に取付けて、カップ64を雨漏り箇所Q工に当接してヘ
リウムガスを注入する。または、チューブ62の先端に
パイプを取付け、漏水箇所にドリルで穴を穿ってパイプ
を挿入してもよい。いずれの手段を採用するにしても、
漏水箇所Q1の周囲の裂は目等はパテで目張りをしてヘ
リウムガスが天井側にリークするのを防止する。
ヘリウムガスの検出手段は1例えば可搬式のガス検出機
70が利用される。ガス検出機70は、吸引装置を備え
て、チューブ72がら送られてくるガスを吸い込み、セ
ンサーによってヘリウムガスを検出し、濃度をメータに
示す。
検出作業の効率化を図るために、例えばカップ状のガス
収集装置74を用いることもできる。ガス収集装W74
を屋上で順次移動させて、ヘリウムガスの有無を検出し
、ヘリウムガスを検出した地点を更に精査することで漏
水が浸入するきれっ箇所P工、p、、p、を特定するこ
とができる。
特定の漏水箇所Q1についての作業が完了すると、次の
漏水箇所へ移り、同様の作業をくり返す。
以前の作業で使用したガスが周囲に残留すると、検出誤
差の原因となるが、ヘリウムガスは短時間で空気中に拡
散してしまうので、作業に悪影響を与えない。
なお、上述した実施例においては、コンクリート造の屋
根のきれつの経路を特定する場合を説明したが、他の構
造の屋根にも当然に適用でき、また、壁等の雨漏りに適
用される。
さらに、屋根に限らず、床から階下の天井への漏水等の
場合にも適用できる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように、建造物の屋根、床、壁等の構造
部材に発生する漏水を検知するのに、検知媒体としてヘ
リウムガスを使用し、ヘリウムガスを構造部材の一方側
の漏水箇所から注入し、他方側に漏出するヘリウムガス
を検出することによって漏水の経路を検知するものであ
る。
ヘリウムガスは不活性ガスであって空気よりも軽いので
、特に屋根や床の漏水を検知する際に、構造部材の下面
から上面に向けて流れやすく、検出しやすい。
屋根や床の漏水は、水の浸入箇所は判明しにくいが、浸
出箇所は天井等に染み等の痕跡が残るので、確定しやす
い。
そこで、ヘリウムガスを水の浸出側から浸入側へ向けて
流すことにより、容易に浸入箇所を発見できる。
ヘリウムガスが空気より軽い特性を利用して、カップ状
のガス収集装置によって浸出したヘリウムガスを容易に
収集することができる。
したがって、広い面積を効率よく調査することができ、
作業能率も高い。
可搬式のガス検出装置を用いてヘリウムガスを高精度に
検出できるので、作業性の悪い位置にある構造部材にあ
っても容易に漏水箇所を検知することができる。
ヘリウムガスは空気中に拡散しやすいので、残留しに<
<、また不活性であるので、たとえ残留ガスがあっても
、何ら不都合を生じさせない等の種々の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す説明図、第2図は漏水の
経路を示す説明図である。 30・・・・・・構造部材 32・・・・・・コンクリート層 34・・・・・保護モルタル層 40・・・・・・きれつ 60・・・・・・ヘリウムガスボンベ 70・・・・・・ガス検出機 74・・・・・・ガス収集装置 特許出願人  杉 原  盛 信 代理人 弁理土鈴木昌明(外2名) 第1図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)建造物の屋根、床、壁等の構造部材の漏水経路の
    検知方法であつて、 構造部材の漏水側の漏水の浸出部にヘリウムガスを注入
    するとともに、構造部材の反対側に浸出するヘリウムガ
    スを検知することにより構造部材の漏水経路を検知する
    方法。
  2. (2)建造物の屋根、床、壁等の構造部材の漏水経路の
    検知装置であつて、 構造部材の漏水側に配設するヘリウムガスボンベと、ヘ
    リウムガスボンベのヘリウムガスを漏水の浸出部に注入
    するチューブと、構造部材の反対側に配設するヘリウム
    ガスの検出装置と、構造部材から浸出するヘリウムガス
    を収集して検出装置へ送るカップ状のガス収集装置とを
    備えてなる構造部材の漏水経路の検知装置。
JP27941990A 1990-10-19 1990-10-19 建造物の漏水経路の検知方法及び装置 Pending JPH04157333A (ja)

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