JPH0674833A - 温度検出回路 - Google Patents

温度検出回路

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Publication number
JPH0674833A
JPH0674833A JP22851092A JP22851092A JPH0674833A JP H0674833 A JPH0674833 A JP H0674833A JP 22851092 A JP22851092 A JP 22851092A JP 22851092 A JP22851092 A JP 22851092A JP H0674833 A JPH0674833 A JP H0674833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
comparator
temperature
output
circuit
level
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22851092A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Azegami
一男 畔上
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度検出回路に関し、電源電圧変動に対して
もその影響を受けずに高精度の測定を可能とすることを
目的とする。 【構成】 コンパレータMの入力側に、温度検出体RT
と抵抗で構成される温度検出電圧出力回路と複数の抵抗
で構成される基準電圧出力回路を接地し、コンパレータ
Mの出力側にプルアップ抵抗R5を接続し、出力側から
入力側にフィードバック抵抗R4を接続した温度検出回
路において、フィードバック抵抗R4とプルアップ抵抗
R5との間にスイッチ手段SWを設け、このスイッチ手
段SWをコンパレータMの出力にもとづき制御し、フィ
ードバック抵抗R4を前記抵抗の1つと並列状態または
非並列状態に接続するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の温度検出回路に係り、特
に電源電圧変動に対してもその影響を受けずに高精度の
測定を行うことができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の産業機器では、集積回
路が多数内蔵されており、これら集積回路等の発熱によ
り機器内部に温度上昇が発生する。この温度上昇は機器
の特性を悪化させ、誤動作の原因にもなる。
【0003】このため機器の温度を常時観測して、冷却
ファンの回転制御を行ったり、論理回路の動作制御等を
行い、温度上昇を防止したり、場合によっては電源切断
等の処理が必要になる。
【0004】従来の温度検出回路を図4により説明す
る。図4において、RTは温度検出用のサーミスタ、M
はオープンコレクタ又はオープンドレインのコンパレー
タ、R1〜R5は抵抗、Vccは電源電圧である。サー
ミスタRTは周囲温度が低いとき抵抗値が大きく、周囲
温度が高くなるにつれてその抵抗値は低くなる。したが
ってR1とサーミスタRTとの接続点の電圧Vaは、温
度が低いとき高電圧であるが温度が高くなると低電圧に
変わる。またR2とR3の接続点の電圧Vbは一定であ
り、閾値として作用する。
【0005】R4は回路全体にヒステリシスを持たせる
ためのフィードバック回路であり、R5はコンパレータ
Mがオープンコレクタ又はオープンドレインであるた
め、出力にHレベルを出すためのプルアップ抵抗であ
る。
【0006】機器内部が正常状態の温度つまり温度が低
いときサーミスタRTの抵抗値は大きいのでVa>Vb
になるようにR1、R2、R3、R4、R5が決められ
る。このVa>Vbの状態ではコンパレータMの出力は
Lレベルである。そして温度が高くなってサーミスタR
Tの抵抗値が低くなり、異常検出温度になるとVa<V
bになってコンパレータMの出力はHレベルに反転す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この検出温
度の精度を上げるためには抵抗偏差、電源電圧Vccの
変動を考慮しなければならない。ここで抵抗偏差につい
ては高精度の抵抗を使用すればよいが、電源電圧の変動
は必ず存在する。
【0008】電源電圧の変動による悪影響を打ち消すた
めよく使用されるものとしてブリッジ回路がある。図5
(A)において、RA×RD=RB×RCとすれば、各
接続点の電圧V1、V2の相対的な関係は、電源電圧V
ccの変動に無関係なものとなる。
【0009】従来の回路をブリッジ回路で構成すると、
コンパレータMの出力がHレベルのとき図5(B)の等
価回路となる。またコンパレータMの出力がLレベルの
とき図5(C)の等価回路となる。したがって前記ブリ
ッジ条件を適用するためには
【0010】
【数1】
【0011】かつ
【0012】
【数2】
【0013】の両方を満足させることが必要である。こ
こで各大括弧内は図6に示す数式説明図の通りである。
しかし前記(1)式と(2)の両方の条件を同時に満足
する解はなく、したがって従来では電源変動にもとづく
悪影響を除去することがこのような温度検出回路ではで
きなかった。
【0014】したがって本発明の目的は、このような温
度検出回路において電源電圧変動の悪影響を除去するこ
とである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、図1(A)に示す如く、コンパレータ
Mの出力でスイッチング素子SWを制御し、R4を接地
したり、開放状態にする。なおRTはサーミスタ、R
1、R2、R3、R5は抵抗、Vccは電源電圧であ
る。
【0016】コンパレータMがLレベルを出力すると、
スイッチング素子SWはオープン状態となってR4を開
放状態にするので等価回路は図1(B)の如くなる。ま
たコンパレータMがHレベルを出力すると、スイッチン
グ素子SWは抵抗R4を接地するので、等価回路は図1
(C)の如くなる。
【0017】
【作用】したがって、R4≫R3とすれば、図1(C)
の状態においてR4の存在を無視することができ、コン
パレータMがLレベル出力でもHレベル出力でも図1
(B)の状態と考えることができ、ブリッジ条件がいず
れの出力でも成立するものとなるので、電源電圧の変動
にもとづく悪影響を改善できる。
【0018】
【実施例】本発明の第一実施例を図2にもとづき説明す
る。図2において他図と同一記号は同一部を示す。図2
ではフィードバック回路に挿入されるスイッチとしてト
ランジスタTRを使用した例を示す。
【0019】コンパレータMがLレベル出力のとき、ト
ランジスタTRのエミッタ電圧はLレベルのためトラン
ジスタTRはオフである。したがってこのときの等価回
路は図1(B)に示す通りである。このときR1×R3
=RT×R2になるように抵抗等を選択する。
【0020】コンパレータMがHレベル出力のとき、今
度はトランジスタTRがオンになり、R4が接地され、
等価回路は図1(C)に示す通りである。このとき前記
(2)式が成立する。
【0021】このときR4がR3の値よりも相当大きく
選択されているので図1(B)と同(C)におけるブリ
ッジ条件が成立することが可能となる。このようにして
トランジスタTRによりR5を通してフィードバックさ
れていた回路を遮断し、R5からの電源電圧変動の影響
及びR1、R2からの電源電圧変動の影響を防止でき
る。
【0022】本発明の第2実施例を図3により説明す
る。図3ではスイッチング素子としてオープンコレクタ
又はオープンドレインのインバータ素子INを使用した
例である。
【0023】コンパレータMがLレベル出力のとき、イ
ンバータ素子INはHレベルを出力してR4を非接地状
態とするのでこのときの等価回路は図1(B)に示す通
りのものとなり、コンパレータMがHレベル出力のと
き、インバータ素子INはLレベルを出力してR4を接
地状態とするので、このときの等価回路は図1(C)に
示す通りのものとなる。したがって前記のように、両方
の状態でブリッジ条件を成立させることができる。
【0024】前記説明では温度検出としてサーミスタを
使用した例について説明したが、本発明は勿論これのみ
に限定されるものではなく、他のものでも適用できる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、コンパレータの出力が
LレベルでもHレベルでもブリッジ条件が成立するよう
に構成できるので、電圧変動の悪影響を排除した、正確
な温度検出回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例構成図である。
【図3】本発明の第2実施例構成図である。
【図4】従来例構成図である。
【図5】従来例の問題点説明図である。
【図6】数式説明図である。
【符号の説明】
RT サーミスタ M コンパレータ R1〜R5 抵抗 Vcc 電源電圧 SW スイッチング素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンパレータMの入力側に、温度検出体
    RTと抵抗で構成される温度検出電圧出力回路と複数の
    抵抗で構成される基準電圧出力回路を接続し、コンパレ
    ータMの出力側にプルアップ抵抗R5を接続し、出力側
    から入力側にフィードバック抵抗R4を接続した温度検
    出回路において、 フィードバック抵抗R4とプルアップ抵抗R5との間に
    スイッチ手段SWを設け、 このスイッチ手段SWをコンパレータMの出力にもとづ
    き制御し、フィードバック抵抗R4を前記抵抗の1つと
    並列状態又は非並列状態に接続するように構成したこと
    を特徴とする温度検出回路。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ手段としてトランジスタを
    使用したことを特徴とする請求項1記載の温度検出回
    路。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ手段としてインバータを使
    用したことを特徴とする請求項1記載の温度検出回路。
JP22851092A 1992-08-27 1992-08-27 温度検出回路 Withdrawn JPH0674833A (ja)

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JP22851092A JPH0674833A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 温度検出回路

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JP22851092A JPH0674833A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 温度検出回路

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JPH0674833A true JPH0674833A (ja) 1994-03-18

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ID=16877566

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JP22851092A Withdrawn JPH0674833A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 温度検出回路

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4830020B2 (ja) * 2006-05-19 2011-12-07 ワトロウ エレクトリック マニュファクチュアリング カンパニー センサ・アダプタおよび方法
JP4830021B2 (ja) * 2006-05-19 2011-12-07 ワトロウ エレクトリック マニュファクチュアリング カンパニー 温度センサ・アダプタおよび方法
KR101236455B1 (ko) * 2005-04-01 2013-02-22 레이티언 캄파니 집적된 스마트 파워 스위치

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JP4830020B2 (ja) * 2006-05-19 2011-12-07 ワトロウ エレクトリック マニュファクチュアリング カンパニー センサ・アダプタおよび方法
JP4830021B2 (ja) * 2006-05-19 2011-12-07 ワトロウ エレクトリック マニュファクチュアリング カンパニー 温度センサ・アダプタおよび方法

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Effective date: 19991102