JPH0674829U - 反転ダクト整流装置 - Google Patents

反転ダクト整流装置

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Publication number
JPH0674829U
JPH0674829U JP008544U JP854493U JPH0674829U JP H0674829 U JPH0674829 U JP H0674829U JP 008544 U JP008544 U JP 008544U JP 854493 U JP854493 U JP 854493U JP H0674829 U JPH0674829 U JP H0674829U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
absorption tower
bypass
flow
rectifier
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP008544U
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English (en)
Inventor
貞博 木下
雅章 谷口
信也 浦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0674829U publication Critical patent/JPH0674829U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 反転ダクト整流装置に関し、排煙脱硫装置の
吸収塔入口部ダクトの偏流是正に有利に適用しうる装置
を提供する。 【構成】 前段ダクトと後段ダクトを連結する水平ダク
トの底面内にバイパスダクトを設け、該バイパスダクト
の上面に流量調整用板を前段ダクト内に出入可能に設
け、後段ダクトの全壁の圧力分布状況に応じて自動的に
前記流量調整用板の前段ダクト内の出入れ長さを調節す
る機構を具備してなる反転ダクト整流装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は反転ダクト整流装置に関し、特に排煙脱硫装置の吸収塔入口部ダクト の偏流是正に有利に適用しうる同装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
我国で建設される火力発電所等の排煙脱硫装置は立地場所の制約などから吸収 塔入部まで数ケ所の曲りを有し、かつダクトの断面積が拡大したり縮少したりす るケースが多い。硫黄酸化物を含んだりダクト内の気流に吸収液をスプレーし吸 収液に硫黄分を吸収して除去する湿式の脱硫装置において、脱硫効率を左右する 一つの要因としてスプレー吸収液とダクト内気流の接触面積の大小があげられ、 ダクト内気流が偏流した流れとなる場合には気流が一部分のスプレー吸収液とし か接触しないため脱硫効率が低下することが知られている。
【0003】 曲りを有し、かつ拡大、縮小を伴なうダクトでは偏流は避けられないことであ り、吸収塔入口部に整流板やルーバを取り付け偏流を是正する対策が採られてい る。図8はダト内の気流の流れを示した図表であり、図9はダクト内の気流のベ クトル図表である。図8,図9において、00が入口部ダクト(前段ダクト)、 02が吸収塔ダクト(後段ダクト)、01が入口部ダクト00と吸収塔ダクト0 2をつなぐ水平ダクト、03が入口部気流の流れ、04が入口部ダクト00の曲 り部に生ずる加速流、05が入口部ダクト00の曲り部に生ずる逆流、06,0 7はダクト曲り部の気流の速度分布である。08は吸収塔ダクト02に取り付け られたスプレーノズルである。
【0004】 また、図10,図11は偏流防止対策の1例であり、09が整流板、010が ルーバである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 従来技術では、ダクト内気流の偏流防止として整流板やルーバが使用されてい るが、整流板はダクト内に固定される場合が多く、負荷変動に伴なう気流の変化 に追従できない。また吸収塔入口部の内側の逆流域低減のためには、水平ダクト の下側に板を取り付ける必要があるが、この部分は流れが少なく十分な偏流防止 のためには数段の板を組合せる必要がある。
【0006】 ルーバはルーバの傾きを調整することで偏流を是正することが可能であり、ま た負荷変動に応じてルーバの取り付け角度を変化させることにより気流の調整も できるが、水平ダクトの下側の流れを多くするためには、水平ダクトの上側を相 当閉塞させる必要があり圧力損失の増大を招く一因となる。
【0007】 本考案は上記技術水準に鑑み、負荷変動に応じた気流の調整が可能で、かつ圧 力損失が従来技術よりも小さくなる反転ダクト整流装置を提供しようとするもの である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は前段ダクトと後段ダクトを連結する水平ダクトの底面内にバイパスダ クトを設け、該バイパスダクトの上面に流量調整用板を前段ダクト内に出入可能 に設け、後段ダクトの全壁の圧力分布状況に応じて自動的に前記流量調整用板の 前段ダクト内の出入れ長さを調節する機構を具備してなる反転ダクト整流装置で ある。
【0009】
【作用】
従来技術例からも理解できるように、入口部ダクトの曲り部での加速流では多 くの流量が流れる。この壁の上方に取付けたバイパスダクト上面の板を突き出す ことにより壁の近くを流れる気流はバイパスダクトを経由して吸収塔ダクトへ流 入する。吸収塔ダクトの曲り部の流れが剥離により逆流域が生じている場合は、 この地点の圧力が負となる。一方、加速した流れをせき止めたバイパスダクト入 口部は圧力が大きくなりバイパスダクトの入口部と出口部の圧力差で入口部ダク トの気流をバイパスダクト内に取り入れ、吸収塔前壁から吹き出すことができる 。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の反転ダクト整流装置の一実施例を添付図によって説明する。 図1は本考案の一実施例の側面図で、図1において、0は入口部ダクト、1は 水平ダクト、2は吸収塔ダクト、3は入口部ダクトの気流、4は入口部ダクト後 壁、5はバイパスダクト、6はバイパスダクト底面、7はバイパスダクト上面、 8はスプレーノズル、9はバイパスダクト上面に取り付けた可動板、10は水平 ダクト底面、11は吸収塔ダクト前壁、12は吸収塔ダクト後壁である。
【0011】 図2は図1のA−A断面図であって、バイパスダクト上面7に取り付けられる 可動板9は入口ダクト0の後壁4の幅方向に数板に分割して取り付けてある状態 を示す。
【0012】 図3は可動板9の駆動装置の一態様の詳細図であって、図4は図3のB−B断 面図を示す。図3,図4において、13は可動板9の支持部材であり、可動板9 のダクト内と流れ気流の風圧による振動、飛散防止のため可動板9の四方に取り 付けられる。14は歯車16を支持する軸受15を支持する部材であり、バイパ スダクト上面7に固定されている。17は部材18で可動板9に固定されている 歯車である。20はモータであり、減速機19を介して回転が歯車16に伝達さ れる。
【0013】 図5の21は吸収塔ダクト2のスプレーノズル8の上方のダクト壁全面に取り 付けた壁圧測定孔である。図5は壁圧測定孔21を除いては図1と同じであるの で、他部の説明は省略する。
【0014】 図7において、22は吸収塔ダクト2のξ方向(図6参照)の壁圧分布であり 、吸収塔ダクト2の前壁11と後壁12との間で、曲り部による剥離流が生じた 場合には、その部分の壁圧は図中に示すハッチング24部分が負圧となることを 示す。
【0015】 入口部ダクト0から流入する気流3は入口ダクト0の後壁4で上方へ偏向し該 後壁4付近では加速流が形成される。後壁4に沿って上昇する気流は後壁4の上 方に取り付けた可動板9によって気流の一部がせき止められバイパスダクト5へ 流入し、吸収塔ダクト2の前壁11上方の出口から流出する。可動板9の突出す る長さによりバイパスダクト5に流入する量は変化する。可動板9の側面には歯 車17が部材18で固定されており、この歯車17の中に歯車16が挿入され、 軸受15で支持され部材14でバイパスダクト5上面と固定されている。モータ 20が回転することにより減速機19を介して歯車16が回転する。この回転に より、歯車17を介し可動板9が支持部材13に沿って、バイパスダクト5の長 さ方向に移動し、入口部ダクト0の後壁4より突き出される。
【0016】 一方、吸収塔ダクト2に取り付けたスプレーノズル8の上方の圧力孔21で圧 力が測定され、負圧域24の発生がある場合にはコンピュータなどを介して、可 動板9の突出しがモータ20に伝達され、モータが回転し、バイパスダクト5へ の気流の流入量が調節される。可動板9は入口ダクト0の後壁4の幅方向に分割 して取り付けてあり、幅方向の圧力分布から、可動板9の突出し長さを幅方向に 調整することができ、幅方向の気流の流入量も調節される。
【0017】
【考案の効果】
吸収塔のスプレーノズル上面の壁圧分布を測定し、その流れ場の状況に応じた 入口部ダクトの可動板の突き出し長さを可変できるため、あらゆる負荷条件に対 応したスプレーノズル部への気流流入量が調整できる。このため曲りダクト特有 の剥離域による逆流の低減ができ、脱硫効率の向上が計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例装置の側面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】本考案の一実施例装置の可動板の駆動装置の詳
細図
【図4】図3のB−B断面図
【図5】本考案の一実施例装置の壁圧測定孔の設置位置
の説明図
【図6】後記図7の壁圧分布の壁位置を示す図
【図7】本考案の一実施例装の吸収塔ダクトのξ方向
(図6参照)の壁圧分布を示す図表
【図8】従来のダクト内気流の流れを示す図
【図9】従来のダクト内気流のベクトル図
【図10】従来のダクトの偏流防止対策の一態様の説明
【図11】従来のダクトの偏流防止対策の他の態様の説
明図
【符号の説明】
0 入口部ダクト 1 水平ダクト 2 吸収塔ダクト 3 気流 4 入口部ダクト後壁 5 バイパスダクト 6 バイパスダクト底面 7 バイパスダクト上面 8 スプレーノズル 9 可動板 10 水平ダクト底面 11 吸収塔ダクト前壁 12 吸収塔ダクト後壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前段ダクトと後段ダクトを連結する水平
    ダクトの底面内にバイパスダクトを設け、該バイパスダ
    クトの上面に流量調整用板を前段ダクト内に出入可能に
    設け、後段ダクトの全壁の圧力分布状況に応じて自動的
    に前記流量調整用板の前段ダクト内の出入れ長さを調節
    する機構を具備してなる反転ダクト整流装置。
JP008544U 1993-03-03 1993-03-03 反転ダクト整流装置 Withdrawn JPH0674829U (ja)

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JP008544U JPH0674829U (ja) 1993-03-03 1993-03-03 反転ダクト整流装置

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JP008544U JPH0674829U (ja) 1993-03-03 1993-03-03 反転ダクト整流装置

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JPH0674829U true JPH0674829U (ja) 1994-10-21

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ID=18528601

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JP008544U Withdrawn JPH0674829U (ja) 1993-03-03 1993-03-03 反転ダクト整流装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006125575A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Inoac Corp 屈曲ダクト
JP2014163612A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 整流装置、ダクト

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JP4677219B2 (ja) * 2004-10-29 2011-04-27 株式会社イノアックコーポレーション 屈曲ダクト
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Legal Events

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Effective date: 19970703