JPH067467Y2 - インピ−ダンスロ−ラ - Google Patents

インピ−ダンスロ−ラ

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JPH067467Y2
JPH067467Y2 JP3665585U JP3665585U JPH067467Y2 JP H067467 Y2 JPH067467 Y2 JP H067467Y2 JP 3665585 U JP3665585 U JP 3665585U JP 3665585 U JP3665585 U JP 3665585U JP H067467 Y2 JPH067467 Y2 JP H067467Y2
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JP
Japan
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tape
impedance roller
less
ceramic
roller
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JP3665585U
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靖夫 杉崎
宏志 桐山
悠義 千野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ビデオテープレコーダ等の磁気記録再生装置
に使用するインピーダンスローラに関する。
〔考案の概要〕
本考案は磁気記録再生装置に使用するインピーダンスロ
ーラにおいて、テープ対接表面が表面性0.4S以下かつ中
心線平均荒さ0.05Ra以下の表面を有するセラミックで構
成することにより、耐摩耗性にすぐれると共に、テープ
を傷つけないようにしたものである。
〔従来の技術〕
一般にビデオテープレコーダ(VTR)等の磁気記録・再生
装置には、磁気テープ走行系にテープ振動の防止用とし
てインピーダンスローラを使用したものがある。第2図
は、このインピーダンスローラを使用した走行系の一例
を示した図で、供給リール(1)から引き出された磁気テ
ープ(2)は、ローラガイド(3)、テンションアーム(4a)、
ローラガイド(3)、ビデオ消去ヘッド(5)、固定ガイド(6
a)、固定ガイド(6b)を順に介して回転ヘッドドラム(7)
に巻き付き、回転ヘッドドラム(7)から固定ガイド(6
c)、固定ガイド(6d)、インピーダンスローラ(8)、オー
ディオ消去ヘッド(9)、オーディオ記録ヘッド(10)、オ
ーディオ再生ヘッド(11)、固定ガイド(6e)、キャプスタ
ン(12)、ピンチローラ(13)、タイマーローラ(14)、テン
ションアーム(4b)を順に介して巻取りリール(15)へ達
し、巻取られる。以上のようにしてテープ(2)は走行す
ることにより、各ヘッド表面をテープ(2)が走行し、ビ
デオ信号等の記録・再生が行なわれる。ここで、インピ
ーダンスローラ(8)は、回転ヘッドドラム(7)とオーディ
オ用固定ヘッド(9),(10),(11)との間に設けられている
ので、回転ヘッドドラム(7)の芯振れがテープ(2)に伝幡
してテープ振動となったものをインピーダンスローラ
(8)が吸収して、オーディオ用ヘッド(9),(10),(11)部に
於いて、このテープ振動が起こるのを防止している。こ
のテープ振動がオーディオ用ヘッド(9),(10),(11)部に
起こると、振動数に応じた音声ノイズとなるため、イン
ピーダンスローラ(8)を設けているものである。
従来このインピーダンスローラ(8)は、例えばオーステ
ナイト系ステンレス鋼よりなる軸が軸受により回転可能
に支持されて軸の一端側がテープ対接面となると共に、
軸の他端側にフライホイールが取り付けられて構成さ
れ、軸の表面をテープが走行することにより摩擦で軸及
びフライホイールが回転し、フライホイールの慣性力に
よりテープ振動を吸収するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上のようにして通常のテープ速度で記録・再生を行な
う際にはインピーダンスローラ(8)の軸はテープ走行に
追随して回転するが、例えばテープが早送り、巻戻し等
の高速走行する際には、軸はスリップしてテープ走行に
追随しなくなることがある。このように追随しなくなる
と、軸がステンレス鋼よりなる場合、スリップする際に
軸が磁気テープを傷つけたり磁気テープの減磁が発生す
る不都合があった。なお、インピーダンスローラとし
て、表面が鏡面状のきわめて平滑なものを使用すれば、
摩擦係数が大きくなり、磁気テープの走行に対するスリ
ップなどが発生しなくなり、テープ振動の吸収効果が大
きくなる(これがインピーダンスローラの本来の目的)
が、実際には製造コストなどの問題から、VTR等に使
用されるインピーダンスローラの表面を完全に鏡面状に
するのは困難であった。
本考案は上述した点に鑑み、磁気テープを傷つけたり磁
気テープの減磁が発生することのないインピーダンスロ
ーラを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段] 本考案のインピーダンスローラは、例えば第1図に示す
如く、フライホイール(84)を備え、記録又は再生時には
磁気テープに発生した振動の伝達を防止するようにした
磁気記録再生装置のインピーダンスローラ(8)におい
て、磁気テープ対接表面が表面性0.4S以下かつ中心線平
均荒さ0.05Ra以下の表面を有するセラミック(87)で構成
されているものである。
〔作用〕
本考案のインピーダンスローラは、テープ対接表面が表
面性0.4S以下かつ中心線平均荒さ0.05Ra以下の表面を有
するセラミックで構成されていることにより、テープと
の接触が良好なものとなり、テープの傷つき及び減磁の
発生が著しく減少する。
〔実施例〕
以下、本考案インピーダンスローラの一実施例を、添付
図面を参照して説明しよう。
本実施例のインピーダンスローラは、第2図例の走行系
に使用したものであり、走行系の詳細説明は省略する。
第1図は本例のインピーダンスローラ(8)を示し、この
インピーダンスローラ(8)はステンレス鋼よりなる軸(8
1)がボールベアリングよりなる軸受(82)を介してハウジ
ング(83)に支持してあり、ハウジング(83)がビス(84)に
よりフレーム(85)に固定してある。軸(81)は、ハウジン
グ(83)から両端が突出して、一端側がテープ対接面とな
ると共に、他端側にビス(84)によるねじ止めによりルフ
ライホイール(86)が固定してある。そして、軸(81)の一
端側、即ちテープ対接面側は、表面を例えばジルコニア
系の緻密性を有するセラミック(87)で覆っている。この
セラミック(87)は、表面性が例えば0.2S以下、即ち最大
凹凸高さが0.2μm以下で、中心線平均荒さが例えば0.0
5Raとする。このようなセラミック(87)を使用すると、
従来のステンレス鋼だけの軸の場合に比べ、第3図及び
第4図に示すように特定に差が出る。第3図はテープと
のインピーダンスローラ(8)の摩擦係数を示した図で、
特性曲線aは表面性0.2S以下で中心線平均荒さ0.05Ra以
下のセラミックがテープ対接面のものを示し、曲線bは
表面性0.4S以上で中心線平均荒さ0.10Ra以上のセラミッ
クがテープ対接面のものを示し、曲線cは従来から使用
されている表面性0.1Sのステンレス鋼がテープ対接面の
ものを示す。この場合、表面性0.2S以下、中心線平均荒
さ0.05Raのセラミックの曲線aは0.3μをわずかに越え
た程度でテープ走行回数にかかわらずほぼ一定であり、
表面性0.4S以上、中心線平均荒さ0.10Ra以上のセラミッ
クの曲線bは0.25μ付近でテープ走行回数にかかわらず
ほぼ一定であり、ステンレス鋼の曲線cは0.25μから0.
4μ以上へとテープ走行回数に応じて増加する。また、
図には示さないが、曲線a,b及びcに示すセラミック
及びステンレス鋼でテープに傷の発生が少ない順序は、
少ない方から順に曲線aのセラミック、曲線bのセラミ
ック、曲線cのステンレス鋼となる。そして、第4図は
インピーダンスローラをテープが走行したことによるテ
ープの減磁を示した図であり、一定の回数のテープ走行
後には表面性0.1Sのステンレス鋼の曲線cの場合には1.
0dB以上も減磁するが、表面性0.2S以下、中心線平均荒
さ0.05Ra以下のセラミックの曲線aの場合には一定の回
数のテープ走行後にもほぼ0.5dBしか減磁しない。
以上の各特性を考え合わせると、インピーダンスローラ
のテープ対接面として、表面性が0.4S以下で中心線平均
荒さが0.05Ra以下のセラミックであるものが、磁気テー
プの傷の発生が少ないと共に磁気テープの減磁が少な
く、インピーダンスローラとして良好なものとなる。な
お、上述した特性図とその説明より判るように、このよ
うな中心線平均荒さの制限で、主としてテープに対する
摩擦係数が良好になり、インピーダンスローラとして良
好なテープの振動吸収ができる。また、表面性の制限
で、テープの表面の傷の発生量が許容範囲に収まるよう
になる。但し、それぞれの特性は相互に関係が有るた
め、一方だけを制限しただけでは、このような結果は得
られない。
なお、上述実施例ではテープ対接面としてジルコニア系
セラミックを使用したが、このジルコニア系セラミック
は高密度焼成が可能で極めて空孔が少ないものを得られ
るので好適であるが、他のセラミックも使用可能であ
る。また、インピーダンスローラを使用するテープ走行
系は第2図例に限らず、他の構成が取り得る。さらに、
本考案は上述実施例に限らず本考案の要旨を逸脱するこ
となく、その他種々の構成が取り得ることは勿論であ
る。
〔考案の効果〕
以上の実施例より明らかな如く、本考案のインピーダン
スローラによると、テープ対接表面を表面性0.4S以下か
つ中心線平均荒さ0.05Ra以下の表面を有するセラミック
で構成することにより、磁気テープの傷の発生及び減磁
が少なくなる実益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のインピーダンスローラの一実施例を示
した断面図、第2図はインピーダンスローラを使用する
テープ走行系の一例を示した平面図、第3図及び第4図
は夫々本考案のインピーダンスローラの説明に供する線
図である。 (8)はインピーダンスローラ、(81)は軸、(87)はセラミ
ックである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フライホイールを備え、記録又は再生時に
    は磁気テープに発生した揺動の伝達を防止するようにし
    た磁気記録再生装置のインピーダンスローラにおいて、 磁気テープ対接表面が表面性0.4S以下かつ中心線平均荒
    さ0.05Ra以下の表面を有するセラミックで構成されてい
    ること特徴とするインピーダンスローラ。
JP3665585U 1985-03-14 1985-03-14 インピ−ダンスロ−ラ Expired - Lifetime JPH067467Y2 (ja)

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