JPH0674449U - 車両用カバー - Google Patents
車両用カバーInfo
- Publication number
- JPH0674449U JPH0674449U JP1332192U JP1332192U JPH0674449U JP H0674449 U JPH0674449 U JP H0674449U JP 1332192 U JP1332192 U JP 1332192U JP 1332192 U JP1332192 U JP 1332192U JP H0674449 U JPH0674449 U JP H0674449U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- vehicle
- ventilation opening
- folded
- vehicle body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 強風を受けても飛ばされたり破れたりしない
車両用カバーを提供するものである。 【構成】 この考案に係るカバー1は、所定形状をした
複数のカバーシート31、32をライン状の縫合部(接
合部)33を介して継ぎ合わせ、全体形状が車両の車体
6形状にほぼ相応するようにされたもので、前記ライン
状の縫合部33の一部を未接合状態としてそこに風Wを
逃がすための通気開口14を形成すると共に、該通気開
口14近辺のカバーシートに該開口部14を覆うラップ
15部を設けたものである。
車両用カバーを提供するものである。 【構成】 この考案に係るカバー1は、所定形状をした
複数のカバーシート31、32をライン状の縫合部(接
合部)33を介して継ぎ合わせ、全体形状が車両の車体
6形状にほぼ相応するようにされたもので、前記ライン
状の縫合部33の一部を未接合状態としてそこに風Wを
逃がすための通気開口14を形成すると共に、該通気開
口14近辺のカバーシートに該開口部14を覆うラップ
15部を設けたものである。
Description
【0001】
この考案は車両用カバーに関する。
【0002】
従来の車両用カバーとしては、布やビニールのシート状部材を用いて、車両の 車体形状にほぼ相応した形状に製作したものが周知となっており、その車両用カ バーを車体にかぶせて使用し、雨や直射日光から車体を保護している。
【0003】 また、このカバーの下側には、一般的に、下縁部をしぼって車体に密着させる ための紐やゴム、或いはフック等が設けられており、風などによりカバーが車体 から飛ばされないように工夫されている。
【0004】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、カバーの下側に前述のよう な紐やゴムなどを設けることにより、風が吹いてもカバーが飛ばされないような 配慮が一応なされてはいるるものの、風の勢いが非常に強い場合は、その風が下 側から車体とカバーとの間へ入り込み、カバーを膨らませて、しまいにはカバー を下側から吹き飛ばしてしまうおそれがある。また、吹き飛ばされないにしても 、カバーと車体との間に入り込んだ風の圧力は大変に大きく、この風圧がカバー に長時間作用するとカバーが破れたりすることがあり、またカバー下側の紐が車 体に設けられている装飾部品等の突起物に引っ掛った状態のまま、カバーに前記 の如き風圧が加わると、その勢いにより突起物を傷付けたり、破損させてしまう おそれがある。
【0005】 この考案は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、強風を受 けても飛ばされたり破れたりしない車両用カバーを提供するものである。
【0006】
請求項1記載の考案に係る車両用カバーは、上記の目的を達成するために、所 定形状をした複数のカバーシートをライン状の接合部を介して継ぎ合わせ、全体 形状が車両の車体形状にほぼ相応するようにされた車両用カバーにおいて、 上記ライン状の接合部の一部を未接合状態としてそこに通気開口を形成すると 共に、該通気開口近辺のカバーシートに該開口部を覆うラップ部を設けたもので ある。
【0007】 請求項2記載の考案に係る車両用カバーは、車体カバーを構成する一又は二以 上のカバーシートの一部に折り返し部を形成すると共に、該折り返し部の折り返 し両縁部とカバーシートとを、一対の未接合部を残した状態でライン状に接合し 、且つ該未接合部に対応する折り返し両縁部のいずれか一方に通気開口を切設し たものである。
【0008】
車体とカバーとの間に風が入り込んでも、その風がカバーの接合部に形成され た通気開口や、折り返し部の縁部に切設された通気開口からカバー外へ逃げるの で、カバーに強い風圧が作用することがない。従って、カバーが飛ばされたり、 破れたりすることを未然に防止することができる。
【0009】 また、前記通気開口はラップ部や折り返し部にて覆われるため、この通気開口 から雨や埃などがカバー内へ侵入することも抑制される。
【0010】
以下、この考案の好適な実施例を図面に基づいて説明する。 図1及び図2はこの考案の第1実施例を示す図である。この実施例に係るカバ ー40は普通乗用車の車体6を覆うためのものであり、エンジンフード7の上部 、ルーフ8の上部、トランクリッド9の上部を前後方向Yに沿って覆うカバーシ ート31と、このカバーシート31の車幅方向Xにおける両端縁31aに端縁3 2aがライン状の縫合部(接合部)33にて継ぎ合わせられた状態の2枚のカバ ーシート32と、から成っている。そして、これらカバーシート31、32を継 ぎ合わせる2本のライン状の縫合部33の下縁部13には図示せぬゴム紐が設け られており、この下縁部13が車体6へ密着するようになっている。
【0011】 次に、左右に2本あるライン状の縫合部33を、第2図を参照しつつ説明する 。この縫合部33には、部分的に未縫合部分が設けられており、その未縫合状態 となっているカバーシート31の端縁31aと、カバーシート32aとの間を開 かせることにより、通気開口14が形成されるようになっている。更に、この通 気開口14が設けられている部分におけるカバーシート31の端縁31aには該 通気開口14を覆うラップ部15が延長成形してある。
【0012】 次に、動作を説明する。風Wが下側からカバー40と車体6の間に入り込んだ としても、縫合部33の数カ所に設けた通気開口14からカバー40の外へ容易 に逃げ出すため、カバー40の内面に高い風圧が加わることはなく、カバー40 が風により飛ばされることはない。また、カバー40に強い風圧が加わらないた め、カバー40自体の破損も未然に防止することができる。
【0013】 しかも、風が吹いていない状態においては、この通気開口14はラップ部15 にて確実に覆われているため、この通気開口14から雨水や埃などがカバー40 内へ侵入することはなく、カバー40としての基本的機能が阻害されることはな い。
【0014】 更に、この通気開口14からは風だけでなく、車体6とカバー40との間の熱 気も外部へ放出される。すなわち、夏場の炎天下等において、車体6にカバー4 0をかぶせたまま長時間放置しておくと、直射日光によりカバー40の内部に熱 気がこもるが、このような熱気はもっぱらカバー40の上側部分へ上昇し、ルー フ8近辺の通気開口14を通過した後、ラップ部15とカバーシート32とのわ ずかな隙間を通過して、外部へ放出される。従って、車体6の加熱をある程度防 止できるため、車体6の保護が図れると同時に、カバー40を取り除いて乗車す る際における熱気による不快感もある程度軽減できることとなる。
【0015】 図3及び図4はこの考案の第2実施例を示す図である。この実施例に係るカバ ー1は、前方から前後方向Yに沿って順次この車体6に相応した形状をしている 4つの防水布製のカバーシート2〜5を、各々ライン状の縫合部(接合部)10 〜12にて継ぎ合わせた構造となっている。すなわち、前側にある各カバーシー ト2、3、4の後端縁2b、3b、4bを、後側にあるカバーシート3、4、5 の前端縁3a、4a、5aへ重ね合わせ、その重ね合わせた部分を車幅方向X沿 って縫合している。そして、これらカバーシート2〜5を継ぎ合わせる3本のラ イン状の縫合部10〜12は、前側から、エンジンフード7の上部、ルーフ8の 上部、トランクリッド9の上部に、それぞれ位置している。また、このカバー1 の下縁部13には図示せぬゴム紐が設けられており、この下縁部13が車体6へ 密着するようになっている。
【0016】 次に、前後に3本あるライン状の縫合部10〜12のうち、第4図を参照しつ つ、ルーフ8を通過する中央の縫合部11を代表して説明する。この縫合部11 には、部分的に未縫合部分が設けられており、その未縫合状態となっている前側 カバーシート3の後端縁3bと、後側カバーシート4の前端縁4aとを開かせる ことにより、通気開口14が形成されるようになっている。更に、この通気開口 14が設けられている部分における前側カバーシート3の後端縁3bには該通気 開口14を覆うラップ部15が延長成形してある。
【0017】 従って、この第2実施例においても、先の第1実施例同様に、風Wが下側から カバー1と車体6の間に入り込んだとしても、縫合部10〜12の数カ所に設け た通気開口14からカバー1の外へ容易に逃げ出すため、カバー1の内面に高い 風圧が加わることはなく、カバー1が風により飛ばされることはない。また、カ バー1に強い風圧が加わらないため、カバー1自体の破損も未然に防止すること ができる。
【0018】 また、風が吹いていない状態においては、この通気開口14はラップ部15に て確実に覆われているため、この通気開口14から雨水や埃などがカバー1内へ 侵入することはなく、カバー1としての基本的機能が阻害されることはなし、熱 気も放出することができる。
【0019】 図5はこの考案の第3実施例を示す図である。先の第2実施例ではカバー1を 構成する各カバーシート2〜5を継ぎ合わせる縫合部10〜12に通気開口14 を形成する例を示したが、この実施例では、カバー16を構成するカバーシート 17の中央部分に折り返し部18を形成すると共に、該折り返し部18の折り返 し両縁部18a、18bとカバーシート17とを、対応位置関係にある一定幅の 未縫合部(未接合部)19、20を残して各々ライン状の縫合部21、22にて 縫合し、且つ前記未縫合部19、20に対応する折り返し部18の前後両縁部1 8a、18bのうち、前側の縁部18aに一定幅の切れ目を入れて、そこを通気 開口23として用いるものである。
【0020】 従って、この実施例における通気開口23からも、先の各実施例同様に、カバ ー16内へ吹き込んだ風Wを外部へ逃がすことができるので、カバー16が飛ば されたり、破れたりすることはない。そして、この実施例における通気開口23 も折り返し部18にて覆われた状態となっているため、外部から雨水や埃などが 侵入することはない。その他の作用効果は先の実施例と同様である。
【0021】 尚、以上の各実施例において、「車両」として普通乗用車を例に説明したが、 これに限定されず、本考案はワゴン車その他の車両用カバーも対象としている。
【0022】 また、カバーの材質として、防水布製のものを例としたが、これに限定されず 、綿布、化学繊維、混紡繊維などの他に、ビニール等の合成樹脂であっても構わ ない。従って、この考案における「接合」の意味は、縫合に限定されず、接着や 溶着なども含む広概念のものである。
【0023】
この考案に係る車両用カバーは、以上説明してきた如き内容のものなので、車 体とカバーとの間に風が入り込んでも、その風がカバーの接合部に形成された通 気開口や、折り返し部の縁部に切設された通気開口からカバー外部へ逃げるので 、カバーの内面に強い風圧が作用することがない。従って、カバーが飛ばされた り、破れたりすることを未然に防止することができる。 また、前記通気開口はラップ部や折り返し部にて覆われるため、この通気開口 から雨や埃などがカバー内へ侵入することも抑制される。
【図1】この考案の第1実施例に係る車両用カバーを示
す全体図である。
す全体図である。
【図2】図1中矢示DB部分を示す拡大図である。
【図3】この考案の第2実施例に係る車両用カバーを示
す全体図である。
す全体図である。
【図4】図2中矢示DA部分を示す拡大図である。
【図5】この考案の第3実施例に係る車両用カバーを示
す図4相当の拡大図である。
す図4相当の拡大図である。
1、16、40 カバー 2、3、4、5、17、32、33 カバーシート 6 車体 10、11、12、33 縫合部(接合部) 14、23 通気開口 15 ラップ部 18 折り返し部 W 風
Claims (2)
- 【請求項1】 所定形状をした複数のカバーシートをラ
イン状の接合部を介して継ぎ合わせ、全体形状が車両の
車体形状にほぼ相応するようにされた車両用カバーにお
いて、 上記ライン状の接合部の一部を未接合状態としてそこに
通気開口を形成すると共に、該通気開口近辺のカバーシ
ートに該開口部を覆うラップ部を設けたことを特徴とす
る車両用カバー。 - 【請求項2】 車体カバーを構成する一又は二以上のカ
バーシートの一部に折り返し部を形成すると共に、該折
り返し部の折り返し両縁部とカバーシートとを、一対の
未接合部を残した状態でライン状に接合し、且つ該未接
合部に対応する折り返し両縁部のいずれか一方に通気開
口を切設したことを特徴とする車両用カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1332192U JPH0674449U (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 車両用カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1332192U JPH0674449U (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 車両用カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0674449U true JPH0674449U (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=11829901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1332192U Pending JPH0674449U (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 車両用カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0674449U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021024310A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | 丸満産業株式会社 | 自動車用カバー |
-
1992
- 1992-02-12 JP JP1332192U patent/JPH0674449U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021024310A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | 丸満産業株式会社 | 自動車用カバー |
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