JP2006213129A - 車両用ルーフ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ルーフパネルに大きい開口部を設けることなく、ルーフを通して車室へ容易に通気並びに採光をすることができ、ルーフパネルの剛性を確保しつつ軽量化を図ることができ、車両の設計の自由度や意匠性を高めることができること。
【解決手段】 車両用ルーフ構造は、自動車等の車両用ルーフ13において、ルーフパネル21の少なくとも一部を、車室15へ通気並びに採光をする複数の通気孔22・・・を設けた、多孔板にて構成したものである。車両用ルーフは、複数の通気孔を覆うべく防水性を有した折り畳み可能なカバー30を取り外し可能に取付けたものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用ルーフ構造の改良技術に関する。
自動車等の車両におけるルーフをサンルーフ構造にした技術としては、種々のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−114927公報
特許文献1に示す従来の車両用ルーフ構造を、次の図6に基づいて説明する。図6は従来の車両用ルーフ構造の説明図である。
図6に示す従来の車両用ルーフ構造は、車両100のルーフパネル101に大きいルーフ開口部102を開け、このルーフ開口部102にサンルーフ装置110を設けたというものである。サンルーフ装置110は、上下スイング可能な前側リッド111と前後スライド可能な後側リッド112とからなる。前側リッド111や後側リッド112を開けることにより、ルーフ開口部102から車室に通気並びに採光をすることができる。
しかしながら、上記従来の車両用ルーフ構造では、ルーフパネル101に大きいルーフ開口部102を開けるので、ルーフパネル101の剛性を確保するために補強部材を設ける等の配慮が必要となる。しかも、前側リッド111や後側リッド112を開閉可能にするための機構を、備える必要がある。このようなことから、車両100の軽量化を図ることは容易でない。
さらには、ルーフパネル101に大きいルーフ開口部102を開けるので、車両100の設計の自由度や意匠性を高めるには限界がある。
本発明は、ルーフパネルに大きい開口部を設けることなく、ルーフを通して車室へ容易に通気並びに採光をすることができ、ルーフパネルの剛性を確保しつつ車両の軽量化を図ることができ、車両の設計の自由度や意匠性を高めることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、自動車等の車両用ルーフにおいて、ルーフパネルの少なくとも一部を、車室へ通気並びに採光をする複数の通気孔を設けた、多孔板にて構成したことを特徴とする車両用ルーフ構造である。
請求項2に係る発明は、車両用ルーフに、複数の通気孔を覆うべく防水性を有した折り畳み可能なカバーを取り外し可能に取付けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ルーフパネルの少なくとも一部を多孔板にしたので、簡単な構成にもかかわらず、複数の通気孔から車室へ容易に通気並びに採光をすることができる。さらには、複数の通気孔の配置、孔形状及び孔径を、車両の通気性並びに採光性を考慮して自由に設定することができるので、設計の自由度を高めることができるとともに、ルーフパネルの剛性を確保しつつ車両の軽量化を図ることができる。例えば、車室へ満遍なく通気並びに採光をするように、複数の通気孔の配置を車種毎に自由に設定することができる。しかも、従来のサンルーフのように大きい開口部を設ける必要がなく、複数の通気孔の配置、孔形状及び孔径を車両の外観に合わせて自由に設定することができるので、車両の意匠性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、複数の通気孔を覆うために防水性を有した折り畳み可能なカバーを、ルーフに取り外し可能に取付けたので、雨天時など必要なときには、ルーフにカバーを簡単に取付けて複数の通気孔を覆うことができる。また、不要なときには、ルーフから外したカバーを折り畳むか巻いて、車内に容易に収納することができる。さらには、複数の通気孔を覆う部材が、防水性を有した折り畳み可能なカバーという、極めて簡単な構成ですむ。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係るルーフにカバーを取付けた状態の車両の斜視図である。図2は図1の2−2線断面図である。図3は本発明に係るルーフからカバーを外した状態の車両の要部を示す分解図である。図4は図3の4−4線断面図である。
図1に示すように、自動車等の車両10は、前部左右のフロントピラー11の上端と後部左右のリヤピラー12の上端との間に平面視略矩形状のルーフ13を設け、ルーフ13の前端から前下方へ延びるフロントガラス14を設けたものである。以下、車両用ルーフ構造について説明する。
図1〜図3に示すように、車両用ルーフ構造は、車両用ルーフ13において、ルーフパネル21の少なくとも一部を、車室15へ通気並びに採光をする複数の通気孔22・・・を設けた、多孔板にて構成したことを特徴とする。ルーフ13は、複数の通気孔22・・・を覆うべくカバー30を取り外し可能に取付けたことを特徴とする。このことを以下、詳しく説明する。
ルーフパネル21は、中央部分が外方へ若干盛り上がるように湾曲した、概ね平坦な、前後に長い鋼板等の板材からなる。このようなルーフパネル21は、概ね全面にわたって多数の通気孔22・・・を内外貫通させた外板であって、前端部にフロントガラス14を取付けたものである。この実施例においては、ルーフパネル21は多孔板を兼ねる、すなわち、多孔板と一体品である。
なお、図2に想像線にて表した16は、ルーフ13の内装材(ルーフインナパネル)である。
図2及び図3に示すように、多数の通気孔22・・・は、車室15へ容易に通気並びに採光をすることができる、例えば小径の丸孔である。これらの通気孔22・・・は、例えば図3に示すように千鳥状に等ピッチで配列すればよい。
ルーフパネル21の面積に対する多数の通気孔22・・・の面積、すなわち開口率は、好ましくは30〜90%である。開口率が30%よりも小さいと、車室15内への通気性能や採光性能を確保しにくい。一方、開口率が90%よりも大きいと、ルーフパネル21の剛性を確保するために、補強部材を設ける等の配慮が必要となる。開口率が30〜90%の範囲であれば、通気性能や採光性能を確保することができるとともに、ルーフパネル21の剛性を確保することができる。
さらにルーフパネル21は、図1及び図2に示すように、縁近くの全周囲にわたって外面にカバー固定基盤23を固定した構成である。カバー固定基盤23は、多数の通気孔22・・・を囲うように額縁状を呈し、ルーフパネル21の外面に防水ラバー24を介して重ね、複数のボルト25・・・並びにナット26・・・にてボルト止めしたものである。ナット26・・・は、ルーフパネル21の裏面に溶接等によって固定しておくことが好ましい。
カバー30は、防水性及び遮光性を有した折り畳み可能な(巻き可能なものを含む)材料、例えばポリプロピレン樹脂製シート、紙、布(クロス材等)等の薄いシートからなる、前後に細長いサンシェード(遮光用の内張品、日除け部材、幌)である。このようなカバー30は、縁をファスナ40によってカバー固定基盤23に取り外し可能に取付けることができる。
ここで、ファスナ40とは、図2及び図3に示すように、一般に「むし」と言われている多数の小突起41・・・を植え込んだ一対のテープ(固定側テープ42並びに被固定側テープ43)を1個又は2個のスライダ44で開閉するものである。このようなファスナ40は、ジッパやチャックとも言われている。多数の小突起41・・・のことを、以下、むし41・・・と言うことにする。
額縁状のカバー固定基盤23は、内周面に全周にわたって形成した溝23a(図2参照)を形成し、この溝23aに額縁状のテープ装着部材27を嵌め込み、上述のボルト25・・・並びにナット26・・・にて、一体的に固定した構成である。このようにするためには、カバー固定基盤23は、あるていど可撓性を有していることが好ましい。
テープ装着部材27は、内周側の縁に全周にわたって固定側テープ42を溶着、接着、縫製等によって一体的に接合した構成である。固定側テープ42は額縁状に形成し、その周方向の一部に、スライダ44を嵌め込むための嵌合端部42a(図3参照)を有する。
カバー30は、縁に全周にわたって被固定側テープ43を溶着、接着、縫製等によって一体的に接合した構成である。
スライダ44は、例えば被固定側テープ43に設けられた、むし41・・・に移動可能に噛んでいる。固定側テープ42のむし41・・・に、被固定側テープ43のむし41・・・の位置を合わせ、固定側テープ42の嵌合端部42aにスライダ44を嵌め込んで、むし41・・・,41・・・間を移動させて閉めることにより、ルーフ13にカバー30を取り外し可能に取付けることができる。
次に、上記構成の車両用ルーフ構造の作用を、図1〜図4に基づき説明する。
本発明の車両用ルーフ構造によれば、図3及び図4に示すように、ルーフパネル21の少なくとも一部を多孔板にしたので、簡単な構成にもかかわらず、複数の通気孔22・・・から車室15へ容易に通気並びに採光をすることができる。
さらには、複数の通気孔22・・・の配置、孔形状及び孔径を、車両10の通気性並びに採光性を考慮して自由に設定することができるので、設計の自由度を高めることができるとともに、ルーフパネル21の剛性を確保しつつ車両10の軽量化を図ることができる。例えば、車室15へ満遍なく通気並びに採光をするように、複数の通気孔22・・・の配置を車種毎に自由に設定することができる。
しかも、従来のサンルーフのように大きい開口部を設ける必要がなく、複数の通気孔22・・・の配置、孔形状及び孔径を車両10の外観に合わせて自由に設定することができるので、車両10の意匠性を高めることができる。
さらに、本発明の車両用ルーフ構造によれば、図1及び図2に示すように、複数の通気孔22・・・を覆うために防水性を有した折り畳み可能なカバー30を、ルーフ13に取り外し可能に取付けたので、雨天時など必要なときには、ルーフ13にカバー30を簡単に取付けて複数の通気孔22・・・を覆うことができる。
なお、上述のように、ルーフパネル21は、中央部分が外方へ若干盛り上がるように湾曲しているので、ファスナ40を通して若干の雨水が浸入しても、その雨水は、ルーフパネル21の縁を伝わって周囲へ流れる。従って、雨水が車室15へ浸入する心配はない。
その後、カバー30が不要なときには、図3及び図4に示すようにファスナ40を開き、ルーフ13から外したカバー30を、符号30Aのように折り畳むか、符号30Bのように巻いて、車内に容易に収納することができる。さらには、複数の通気孔22・・・を覆う部材が、防水性を有した折り畳み可能なカバー30という、極めて簡単な構成ですむ。
なお、多数の通気孔22・・・の配置、孔形状及び孔径については、車両10の通気性並びに採光性を考慮して、自由に設定すればよい。例えば、多数の通気孔22・・・を千鳥状に配置又は格子状に配置してもよい。また、多数の通気孔22・・・の形状を丸孔の他に、角孔、菱形状の孔、車体前後方向に細長い長孔、車幅方向に細長い長孔にしてもよい。また、これらの長孔を楕円形にしてもよい。さらにまた、これらの孔形状や配置、孔径、開口率を適宜組み合わせてもよい。さらには、次の図5に示す変形例の構成であってもよい。
図5(a),(b)は本発明に係るルーフパネルの変形例を示す図である。図5(a)に示すルーフパネル21は、後半部だけ又は前半部だけに多数の通気孔22・・・を配列した構成である。図5(b)に示すルーフパネル21は、幅方向の中央部分だけに多数の通気孔22・・・を配列した構成である。
これらの変形例におけるルーフパネル21の開口率は、通気孔22・・・を配列したエリアA1,A2の面積に対する、多数の通気孔22・・・の面積である。
なお、本発明は実施の形態では、多孔板をルーフパネル21と一体品又はルーフパネル21とは別部材の接合品とした構成であればよい。
また、ファスナ40は、雨水などの浸入を防止するための防水構造であることが、より好ましい。また、ファスナ40を面ファスナの構成としてもよい。
本発明の車両用ルーフ構造は、乗用車等の自動車のルーフ13をサンルーフとする構成に好適である。
本発明に係るルーフにカバーを取付けた状態の車両の斜視図である。 図1の2−2線断面図である。 本発明に係るルーフからカバーを外した状態の車両の要部を示す分解図である。 図3の4−4線断面図である。 本発明に係るルーフパネルの変形例を示す図である。 従来の車両用ルーフ構造の説明図である。
符号の説明
10…車両、13…ルーフ、15…車室、21…ルーフパネル、22…通気孔、30…カバー、40…ファスナ。

Claims (2)

  1. 自動車等の車両用ルーフにおいて、ルーフパネルの少なくとも一部を、車室へ通気並びに採光をする複数の通気孔を設けた、多孔板にて構成したことを特徴とする車両用ルーフ構造。
  2. 前記車両用ルーフは、前記複数の通気孔を覆うべく防水性を有した折り畳み可能なカバーを取り外し可能に取付けたことを特徴とする請求項1記載の車両用ルーフ構造。
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