JPH0674365U - 通信体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種情報を掲載した情報紙、或いは情報誌な
どからなり、その宣伝効果をより向上させると共に、簡
単且つ安価にて郵送可能な通信体を提供することにあ
る。 【構成】 表表紙11と裏表紙12とを有する折り込み式の
情報紙体1 、又は冊子式の情報誌体1'と、該情報紙体1
、又は情報誌体1'の表表紙11の端辺2 、又は裏表紙12
の端辺22より突設された封緘片4 とから構成された通信
体本体5 を備えてなる通信体である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、カタログやパンフレット等の情報紙、或いは情報誌などからなり、 封筒を使用せずにそのまま郵送可能な通信体に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、カタログやパンフレットを相手先に郵送する場合、その大きさや厚さ 、情報量、或いは材質等に応じて該カタログやパンフレットを封筒に入れ、郵送 していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、前記封筒式ＤＭでは、各種封筒の製作に手間がかかると共に、該封 筒への封入作業及びその後の封緘作業にも時間がかかり、大量の郵送物である場 合は特に作業能率が悪く、またその生産コストも非常に高くなるという問題が生 じてきた。

【０００４】 また、前記カタログやパンフレット等の情報を掲載した情報紙、或いは情報誌 は、もともと宣伝効果を狙いとするものであるので、封筒とのトータルコーディ ネイトが悪ければ、その効果が半減してしまうことにもなりかねなかった。

【０００５】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、各種情報を掲載した情 報紙、或いは情報誌などからなり、その宣伝効果をより向上させると共に、簡単 且つ安価にて郵送可能な通信体を提供することを課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案が、上記課題を解決するために講じた第一の技術的手段は、郵送事項の 表示が可能な表表紙11と、該表表紙11に連設された裏表紙12と、該裏表紙12及び ／又は表表紙11に連設された少なくとも一枚の折込み可能な連設体13とからなる 情報紙体1 と、前記表表紙11の端辺2 、又は裏表紙12の端辺22より突設された封 緘片4 とからなる通信体本体5 を備え、前記封緘片4 が前記裏表紙12、又は表表 紙11に接着されてなることにある。

【０００７】 また、第二の技術的手段は、郵送事項の表示が可能な表表紙11と、裏表紙12と を有する情報誌体1'と、前記表表紙11の端辺2 、又は裏表紙12の端辺22より突設 された封緘片4 とからなる通信体本体5 を備え、前記封緘片4 が前記裏表紙12、 又は表表紙11に接着されてなることにある。

【０００８】

【作用】

本考案の通信体は、表表紙11と裏表紙12とを有する折り込み式の情報紙体1 、 或いは冊子式の情報誌体1'と、該表表紙11の端辺2 、又は裏表紙12の端辺22より 突設された封緘片4 とからなる通信体本体5 を備え、該封緘片4 が前記裏表紙12 、又は表表紙11に接着されて構成されているので、該通信体本体5 を郵送する際 は、前記表表紙11に郵送事項を表示するだけで、そのまま郵送可能である。

【０００９】 また、前記通信体本体5 を開封する際は、前記封緘片4 を引き剥がすか、該封 緘片4 の接着を解除するか、或いはペーパーナイフ15等を使用し切り離すだけで 、簡単に開封できる。

【００１０】

【実施例】

以下、本考案に係る通信体の幾つかの実施例について図面に基づき説明する。

【００１１】 ＜第一実施例＞ 第一実施例の通信体は、図１で示すように、所定幅を有する一枚のシート状情 報紙体1 の一端辺2 から折込み線3 を介して封緘片4 が延設された通信体本体5 からなり、前記情報紙体1 の全体スペースを最大限に使用して、文字情報やカラ ー写真、デザイン印刷等の宣伝情報が掲載されている。

【００１２】 前記情報紙体1 には印刷効果の高いコーテッド紙（マット・グロス調）や防水 性に富んだプラスチックフィルム等が使用され、該情報紙体1 は折り目6 を介し て４片7,8,9,10に区分され、図２に示すように、封緘片4 が延設された一端辺2 を有する１片を表表紙11、該表表紙11に連設された１片を裏表紙12、更に残りの 片9,10を連設体13として、該連設体13の端片10側から順に内部に折り込まれてい るものである。

【００１３】 更に、図３（イ）に示すように、前記折込み線3 にはミシン目14が刻設され、 該折込み線3 （ミシン目14）に沿って、前記封緘片4 が裏表紙12側に折られて、 該裏表紙12に接着剤15を介して接着されている。

【００１４】 上記のように構成された通信体本体5 の前記表表紙11には、同図（ロ）に示す ように、宛て名，宛て先等必要な郵送事項が表示され、且つ切手が貼着されるか 、或いはスタンプが押印されて、定形外郵送にてそのまま郵送可能な状態となる 。

【００１５】 前記通信体本体5 が先方に届けられた後の開封の際は、図４（イ）で示すよう に、前記封緘片4 を前記ミシン目14に沿って引き剥がし、該封緘片4 の接着を解 除するか、或いは同図（ロ）に示すように、ペーパーナイフ15等を使用して、前 記ミシン目14に沿って切り離せば、簡単に開封ができる。

【００１６】 尚、ペーパーナイフ15やカッター等を使用して開封するのであれば、折込み線 3 にミシン目14等を刻設させておく必要は特にない。

【００１７】 また、前記通信体本体5 の開封に際しては、例えば、図５で示すように、予め 前記封緘片4 の幅方向略中央部12に２条のミシン目16,16'を刻設させておき、開 封時に、該ミシン目16,16'に沿って、該ミシン目16,16'間に設けられた帯状体17 を引き破ることで封緘片4 が２分割され、非常に簡単に開封される。

【００１８】 尚、前記第一実施例では情報紙体1 が４片7,8,9,10からなるものを挙げたが、 特にその区分数に限定はなく、該情報紙体1 の長さに応じて、適宜形に連設体13 及び裏表紙12を折り込めばよい。

【００１９】 ＜第二実施例＞ 第二実施例の通信体は、図６で示すように、所定幅を有する一枚のシート状情 報紙体1 を備え、該情報紙体1 は折り目6 を介して４片7,8,9,10に区分され、図 ７に示すように、中央の１片８を表表紙11、該表表紙11に連設された他の中央の １片9 を裏表紙12、更に残りの片7,10を連設体13として、該連設体13が表表紙11 と裏表紙12間に前記折り目6 に沿って折り込まれている。

【００２０】 前記情報紙体1 の全体スペースには、第一実施例同様にそのスペースを最大限 に使用して、文字情報やカラー写真、デザイン印刷等の宣伝情報が掲載されてい る。

【００２１】 この際、前記表表紙11と連設体13の間の表表紙11側に、同幅の封緘片の半片18 が接着剤15' を介して接着され、他の半片19が折込み線3 を介して裏表紙12側に 折られて、図３（イ）で示すように、該裏表紙12に接着剤15を介して接着されて いる。

【００２２】 尚、前記封緘片4 の折込み線3 には、ミシン目14が刻設されているのが好まし い。

【００２３】 該第二実施例の通信体本体5 も、前記第一実施例と同様にその表表紙11に必要 な郵送事項を表示するだけで、定形外の郵便物となって郵送可能である（図３（ ロ）参照）。

【００２４】 ＜第三実施例＞ 第三実施例の通信体は、図８で示すように、原紙20に文字情報やカラー写真、 デザイン印刷等の宣伝情報が掲載された後に、複数枚ずつミシンとじ21して作成 された通常の冊子式の情報誌体1'と、該情報誌体1'の表表紙11の一端辺2 から折 込み線3 を介して延設された同幅の封緘片4 からなる通信体本体5 を備え、前記 封緘片4 が図３（イ）に示すように、裏表紙12側に折られて、該裏表紙12に接着 剤15を介して接着されているものである。

【００２５】 前記第三実施例の通信体も、前記第一及び第二実施例と同様にその表表紙11に 必要な郵送事項を表示するだけで、定形外の郵便物となる（図３（ロ）参照）。

【００２６】 尚、前記第一〜第三実施例では、封緘片4 が表表紙11の一端辺2 側に設けられ たものを挙げたが、勿論前記封緘片4 は裏表紙12の他端辺22側に設けても良い。

【００２７】 また、前記通信体本体5 の大きさや厚さ等は適宜目的に応じて選択すればよい 。

【００２８】 更に、本考案の通信体は、前記実施例に限定されることはなく、本考案の意図 する範囲内で任意に設計変更自在である。

【００２９】

【考案の効果】

本考案に係る通信体は、表表紙と裏表紙とを有する折り込み式の情報紙体、又 は冊子式の情報誌体と、該情報紙体、又は情報誌体の表表紙の端辺、又は裏表紙 の端辺より突設された封緘片とから構成された通信体本体を備えたものであるの で、該通信体本体を郵送する場合は、前記封緘片を前記裏表紙、又は表表紙側に 接着するだけで封緘ができ、前記表表紙に郵送事項を表示してそのまま郵送すれ ばよい。 従って、従来のように封筒への封入作業は不要となり、大量部数の通信体の場 合においても、非常に簡単、且つ低コストにて作成可能となり、郵送における作 業が極めて容易になる。

【００３０】 また、前記通信体本体を開封する際は、前記封緘片を引き剥がし、該封緘片の 接着を解除するか、或いはペーパーナイフ等を使用して該封緘片を切り離すだけ で、簡単に開封できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第一実施例を示す展開図。

【図２】同、組立て状況を示す斜視図。

【図３】同、（イ）は背面図、（ロ）は正面図。

【図４】同、（イ）は開封状況を示す背面図、（ロ）は
他の開封状況を示す背面図。

【図５】同、他の開封状況を示す背面説明図。

【図６】本考案の第二実施例を示す展開図。

【図７】同、組立て状況を示す斜視図。

【図８】本考案の第三実施例の組立て状況を示す斜視
図。

【符号の説明】

１ 情報紙体 １’情報誌体 ２ 一端辺 ３ 折込み線 ４ 封緘片 ５ 通信体本体 ６ 折り目 １１ 表表紙 １２ 裏表紙 １３ 連設体 １４ ミシン目 １６ ミシン目 １６’ミシン目 ２２ 他端辺

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 郵送事項の表示が可能な表表紙(11)と、
   該表表紙(11)に連設された裏表紙(12)と、該裏表紙(12)
   及び／又は表表紙(11)に連設された少なくとも一枚の折
   込み可能な連設体(13)とからなる情報紙体(1) と、前記
   表表紙(11)の端辺(2) 、又は裏表紙(12)の端辺(22)より
   突設された封緘片(4) とからなる通信体本体(5) を備
   え、前記封緘片(4) が前記裏表紙(12)、又は表表紙(11)
   に接着されてなることを特徴とする通信体。
2. 【請求項２】 郵送事項の表示が可能な表表紙(11)と、
   裏表紙(12)とを有する情報誌体(1')と、前記表表紙(11)
   の端辺(2) 、又は裏表紙(12)の端辺(22)より突設された
   封緘片(4) とからなる通信体本体(5) を備え、前記封緘
   片(4) が前記裏表紙(12)、又は表表紙(11)に接着されて
   なることを特徴とする通信体。
3. 【請求項３】 前記封緘片(4) が折込み線(3) を介して
   突設されてなることを特徴とする請求項１、又は２記載
   の通信体。
4. 【請求項４】 前記折込み線(3) にはミシン目(14)が刻
   設されてなることを特徴とする請求項３記載の通信体。