JPH0674330U - ストレッチラベル - Google Patents

ストレッチラベル

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JPH0674330U
JPH0674330U JP1579993U JP1579993U JPH0674330U JP H0674330 U JPH0674330 U JP H0674330U JP 1579993 U JP1579993 U JP 1579993U JP 1579993 U JP1579993 U JP 1579993U JP H0674330 U JPH0674330 U JP H0674330U
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film
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vinyl acetate
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JP1579993U
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浩 濱田
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冨士シール工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストレッチラベルの基台となるフィルム1 の
素材と印刷インキのバインダーを改良することにて、該
印刷インキのフィルム1 に対する密着性を向上させ、該
フィルム1 の自己伸縮性に充分追従させて、印刷状態を
損なうことなく非常に外観の良いストレッチラベルを提
供することを目的とする。 【構成】 筒状に製袋され、且つ内面側に印刷層2 が設
けられた自己伸縮性を有するストレッチフィルム1 より
なる偏平状態のフィルムシート3 から構成され、容器4
に外嵌装着すべく前記偏平状態から筒状に開口されるス
トレッチラベルにおいて、前記ストレッチフィルム1 は
3〜8%酢酸ビニル含有のエチレン−酢酸ビニル共重合
体より構成されると共に、前記印刷層2 はポリウレタン
系樹脂をバインダーとする印刷インキから構成されてな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、瓶、缶、PETボトル等あらゆる容器に装着されるストレ ッチラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にストレッチラベルは、例えば、図4で示すように、内面側に意匠や商標 等が印刷された印刷層9 (図5参照)が設けられたポリエチレン系の自己伸縮性 のストレッチフィルム10の端部11,11 同士を接合してチューブ状に製袋した(図 4(イ) 参照)後、偏平状に折り畳んでロール状に巻き取り(図4(ロ) 参照)、次 に自動装着機等により前記巻き取られたストレッチフィルム10を順次繰り出し、 一定寸法にカット12して(図4(ハ) 参照)、筒状に開口し(図4(ニ) 参照)、P ETボトル等の容器13に外嵌することにて装着されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記開口の際に、前記フィルム10は自己伸縮性を有するために伸長 (拡径)されるが、印刷層9 の印刷インキの方はそれに伴って伸長されるという ことがないため、図5で示すように、偏平に折り畳まれていた折り目線14の位置 の印刷インキの皮膜に亀裂15が入ってしまい、図6で示すように、見掛け上スト レッチラベルに一直線の筋16が入り、印刷17の一部が欠如してしまうという問題 が生じてきた。
【0004】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、ストレッチラベルの基 台となるフィルム1 の素材と印刷インキのバインダーを改良することにて、該印 刷インキのフィルム1 に対する密着性を向上させ、該フィルム1 の自己伸縮性に 充分追従させて、印刷状態を損なうことなく非常に外観の良いストレッチラベル を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案が、上記課題を解決するために講じた技術的手段は、筒状に製袋され、 且つ内面側に印刷層2 が設けられた自己伸縮性を有するストレッチフィルム1 よ りなる偏平状態のフィルムシート3 から構成され、容器4 に外嵌装着すべく前記 偏平状態から筒状に開口されるストレッチラベルにおいて、前記ストレッチフィ ルム1 は3〜8%酢酸ビニル含有のエチレン−酢酸ビニル共重合体より構成され ると共に、前記印刷層2 はポリウレタン系樹脂をバインダーとする印刷インキか ら構成されてなることにある。
【0006】
【作用】
本考案に係るストレッチラベルにおいては、該ラベルに使用するストレッチフ ィルム1 を3〜8%酢酸ビニル含有のエチレン−酢酸ビニル共重合体よりなるフ ィルムから構成しているので、ストレッチラベルとしての伸縮性や透明性が適当 で、且つ印刷層2 をポリウレタン系樹脂がバインダーとして含有された印刷イン キから構成しているので、印刷インキの密着性が良好であり、且つ柔軟となり、 前記フィルム1 の伸縮に充分追従できる。
【0007】 従って、前記ストレッチフィルム1 と印刷層2 との間に伸縮率の差は殆ど生じ ないので、折り目線6,6 の沿って偏平に折り畳まれていた前記ストレッチラベル の該折り目線6,6 の位置の印刷インキの皮膜に亀裂15が入って、該ラベルに一直 線の筋16ができるようなことはない。
【0008】
【実施例】
本考案に係るストレッチラベルは、図1で示すように、ストレッチフィルム1 と、該ストレッチフィルム1 の一面にその両端部1a,1a を除いて設けられた印刷 層2 とから構成された帯状のフィルムシート3 を、図2及び図3で示すように、 夫々容器4 に外嵌装着できるよう、前記フィルムシート3 の一方側の内側端部5a と他方側の外側端部5b同士を重合接着することにより、筒状に形成させたもので ある。 以下、本考案の具体的実施例について説明する。
【0009】 前記フィルムシート3 は、酢酸ビニルを3〜8%含有したエチレン−酢酸ビニ ル共重合体よりなり、コロナ放電処理によって、印刷層2 が設けられる面のぬれ 指数(JIS規格番号のJIS−K−6768に規定された“ぬれ試験方法”に て判定された表面張力を言う。)が、37dyn/cm以上とされたものを使用する。
【0010】 一方、前記印刷層2 は、グラビア印刷やフレキソでの印刷により文字絵柄等を 印刷することによって施され、印刷インキのバインダーとしては、ポリエーテル 系やポリエステル系のポリウレタン樹脂が使用されている。
【0011】 また、前記印刷インキは、一液型であっても、変成ポリイソシアネート等を硬 化剤として加える二液型のものであっても良く、このようなインキとしては、例 えば、商品名NRX(大阪印刷インキ製造 (株) 製)等の一液型、又は二液型が 使用可能である。
【0012】 上記のように該ラベルに使用するストレッチフィルム1 を3〜8%酢酸ビニル 含有のエチレン−酢酸ビニル共重合体よりなるフィルムから構成しているので、 その自己弾性収縮力が最適で、容器4 を非常に効果的に緊結し、密着性豊かに装 着される。
【0013】 尚、前記酢酸ビニル含有量が3%未満であると伸びにくく、8%より多いと柔 らかさが増加しすぎると共に、透明性が劣化してくるので好ましくない。
【0014】 また、前記ストレッチフィルム1 の構成に加えて、印刷層2 がポリウレタン系 樹脂をバインダーとして含有した印刷インキから構成されているので、印刷イン キの皮膜がかなり柔軟となり、また、更にコロナ放電処理が施されている面に印 刷層2 を設けているため、インキの密着性が良く、そのため前記フィルム1 の伸 縮に充分追従できるものとなる。
【0015】 従って、本考案のストレッチラベルを、図4に示すように、従来の方法にて容 器に装着、即ち、フィルムシート3 の端部5a,5b 同士を接合してチューブ状に製 袋した(図4(イ) 参照)後、偏平状に折り畳んでロール状に巻き取り(図4(ロ) 参照)、次に自動装着機等により前記巻き取られたフィルムシート3 を順次繰り 出し、一定寸法にカット12して(図4(ハ) 参照)、筒状に開口し(図4(ニ) 参照 )、PETボトル等の容器4 に外嵌装着させても、該ストレッチラベルの印刷層 2 における印刷インキの皮膜、特に前記偏平状に折り畳まれた際に生じる折り目 線6,6 の沿って亀裂15が生じることはなく、該折り目線6,6 はあっても該位置の 印刷部分が欠如してしまうことはないので、印刷状態を損なうことはなく、外観 体裁を低下させるようなこともほとんどない。
【0016】 尚、前記フィルムシート3 をチューブ状に製袋させる際は、外側端部5b付近に 更にコロナ放電処理7 を施して接着性を良くしておいた上で接着剤8 として、ウ レタンポリエステル系の二液硬化型接着剤を使用し、内側端部5aと前記外側端部 5bとを重合接着させるので、その接着性は充分強化されている。
【0017】 また、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、フィルムシー ト3 の重合方法も上記実施例のように接着剤8 にてフィルムシート3 の内側端部 5aと外側端部5bを重合させる他に、熱シール等の適宜公知の手段により行うこと ができる。
【0018】 また、上記実施例は、一枚のフィルムシート3 を筒状に形成することによりス トレッチラベルを構成したが、複数枚のフィルムシート3,3 …により、該ラベル を構成することも可能である。
【0019】 更に、装着する容器4 の形状は上記実施例に例示したように断面円形状のもの に限らず、矩形状あるいは多角形状であっても良く、任意に設定可能であること は無論である。
【0020】
【考案の効果】
本考案に係るストレッチラベルは、ストレッチフィルムとその内面側に設けら れた印刷層とから構成され、該ストレッチフィルムとして3〜8%酢酸ビニル含 有のエチレン−酢酸ビニル共重合体よりなるフィルムが用いられているので、ス トレッチラベルとしての伸縮性や透明性が最適で密着性が非常にある上、前記印 刷層としてポリウレタン系樹脂をバインダーとする印刷インキが用いられている ので、前記ストレッチフィルムの伸縮に該印刷層の印刷インキが充分追従できる 。
【0021】 従って、従来のように、偏平に折り畳まれていた折り目線に沿って、その位置 の印刷インキの皮膜に亀裂が入って、見掛け上、該ストレッチラベルに一直線の 筋が見られるようなことは生じず、印刷状態を損なうことなく外観体裁の非常に 優れたストレッチラベルとなる。
【0022】 また、前記ストレッチフィルムの内面側のぬれ指数が、コロナ放電処理により 、37dyn/cm以上であるので、該ストレッチフィルムに設けられた印刷層におけ るインキの密着性が非常に良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフィルムシートの一実施例を示す
一部省略断面図。
【図2】同、ストレッチラベルの断面図。
【図3】同、使用様態図。
【図4】本考案、及び従来のストレッチラベルの装着方
法例を示す説明図。
【図5】従来例を示す断面説明図。
【図6】従来例を示す使用様態図。
【符号の説明】
1 ストレッチフィルム 2 印刷層 3 フィルムシート 4 容器 6 折り目線 7 コロナ放電処理部 8 接着剤 9 印刷層 10 ストレッチフィルム 13 容器 14 折れ目線 15 亀裂 16 見掛け上の筋

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に製袋され、且つ内面側に印刷層
    (2) が設けられた自己伸縮性を有するストレッチフィル
    ム(1) よりなる偏平状態のフィルムシート(3) から構成
    され、容器(4) に外嵌装着すべく前記偏平状態から筒状
    に開口されるストレッチラベルにおいて、前記ストレッ
    チフィルム(1) は3〜8%酢酸ビニル含有のエチレン−
    酢酸ビニル共重合体より構成されると共に、前記印刷層
    (2) はポリウレタン系樹脂をバインダーとする印刷イン
    キから構成されてなることを特徴とするストレッチラベ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記ストレッチフィルム(1) の内面側の
    ぬれ指数が、コロナ放電処理により、37dyn/cm以上で
    あることを特徴とする請求項1記載のストレッチラベ
    ル。
JP1579993U 1993-03-31 1993-03-31 ストレッチラベル Expired - Lifetime JPH0751315Y2 (ja)

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JPH0674330U true JPH0674330U (ja) 1994-10-21
JPH0751315Y2 JPH0751315Y2 (ja) 1995-11-22

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003108010A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Dainippon Printing Co Ltd ストレッチラベル
JP2003108009A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Dainippon Printing Co Ltd ストレッチラベル
JP2017068102A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社フジシールインターナショナル ストレッチラベル
WO2022019228A1 (ja) * 2020-07-20 2022-01-27 株式会社フジシールインターナショナル ラベル付き容器の製造方法、およびラベル付き容器

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JPH0751315Y2 (ja) 1995-11-22

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