JPH06742Y2 - 半導体圧力変換器 - Google Patents

半導体圧力変換器

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JPH06742Y2
JPH06742Y2 JP1987015185U JP1518587U JPH06742Y2 JP H06742 Y2 JPH06742 Y2 JP H06742Y2 JP 1987015185 U JP1987015185 U JP 1987015185U JP 1518587 U JP1518587 U JP 1518587U JP H06742 Y2 JPH06742 Y2 JP H06742Y2
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gauge
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JP1987015185U
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▲てつ▼ 尾土平
宣夫 宮地
利昭 藤井
広志 鈴木
信行 山下
哲哉 藤田
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、シリコンなどの半導体単結晶の持つピエゾ抵
抗効果を利用して圧力を電気信号に変換する半導体圧力
変換装置に係り、特に剪断形ゲージを用いた半導体圧力
変換装置に関する。
<従来の技術> 第3図は従来の半導体圧力変換装置の圧力センサ部分の
構成を示す構成図である。
第3図(イ)は圧力センサ部の平面図、(ロ)は圧力セ
ンサ部の横断面図を示す。1はn形のシリコン単結晶で
作られたダイヤフラムであり、凹部2を有し更に凹部2
の形成により単結晶の厚さの薄くなった起歪部3とその
周辺の固定部4とを有している。
固定部4は挿通孔5を有する基板6にガラス薄膜7を介
して陽極接合などにより固定されている。
起歪部3は単結晶の(100)面とされ、その上には起
歪部3と固定部4との境界付近に剪断形ゲージ8が不純
物の拡散により伝導形がP形として形成されている。
第3図(ハ)に剪断形ゲージ8の構成を拡大して示す。
図に示す剪断形ゲージ8はゲージ長がlでゲージ幅がW
であり、この剪断形ゲージ8の長さ方向に電源端9、1
0が形成されここに電圧が印加される。印加圧力Pがダ
イヤフラム1に上方から与えられると、これによって生
じた剪断応力τに対応した電圧がゲージ長lのほぼ中央
に形成された出力端11,12に得られる。しかし、電
源端9,10間の抵抗は印加圧力Pにより変化を受ける
ことはない。
そして、図示しない変換部から電源端9,10に電圧を
供給し、出力端11,12から印加圧力Pに対応した出
力電圧を得る。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、この様な従来の半導体圧力変換器は次に
示すような問題点がある。
第4図は第3図に示す半導体圧力変換器の持つ問題点を
説明する説明図であり、第3図におけるA−A断面を示
している。
実線で示す形状はダイヤフラム1及び基板6の通常の形
状であるが、これ等の部材が例えば温度の影響により或
いは経時変化などにより点線で示すように蒲鉾状に変化
するとこれにより剪断応力を生じ、出力変化を起こした
りドリフトを起こしたりするという問題がある。
<問題点を解決するための手段> この考案は、以上の問題点を解決するため、基板の上に
厚肉の固定部が設けられ中央が薄肉に形成された起歪部
に測定圧力が印加される半導体のダイヤフラムと、先の
起歪部に形成されその長手方向に電源電圧が印加されこ
の長手方向に対して直角方向から先の測定圧力に対応す
る第1出力電圧が取出される第1剪断形ゲージと、この
第1剪断形ゲージの長手方向に対して直角方向に長手方
向を持つように先の起歪部に配置されこの長手方向に電
源電圧が印加されてこの長手方向に対して直角方向から
先の測定圧力に対応する第2出力電圧が取り出される第
2剪断形ゲージと、先の第1及び第2出力電圧を加算す
る加算手段とを具備し、先の測定圧力に対応する剪断応
力に対しては同一符号で各出力電圧を発生するが部材の
変形に対応する剪断応力に対しては先の各出力電圧が互
に異なる符号で出力されるようにしたものである。
<実施例> 以下、本考案の実施例に付いて図面に基づき説明する。
なお、従来の技術と同一の機能をする部分には同一の符
号を付して適宜にその説明を省略する。
第1図は本考案の1実施例を示す構成図である。剪断形
ゲージ8の長手方向の電源端には電源電圧Vs1が印加さ
れている。剪断形ゲージ8のゲージの中央に形成された
出力端からは出力電圧V1が取り出され、抵抗R1を介し
て増幅器Q1の反転入力端(−)に、抵抗R3を介して増
幅器Q1の非反転入力端(+)にそれぞれ印加されてい
る。増幅器Q1の非反転入力端(+)と共通電位点との
間には抵抗R4が、増幅器Q1の反転入力端(−)と出力
端との間には抵抗R2がそれぞれ接続され、これ等によ
り増幅器Q1は出力電圧V1を出力電圧V10に増幅する。
一方、剪断形ゲージ13は剪断形ゲージ8とはその長手
方向が互いに直角になるようにダイヤフラム1の起歪部
の上に形成され、その長手方向の電源端に電源電圧Vs2
が印加されている。剪断形ゲージ13のゲージの中央に
形成された出力端からは出力電圧V2が取り出され、抵
抗R5を介して増幅器Q2の反転入力端(−)に、抵抗R
6を介して増幅器Q2の非反転入力端(+)にそれぞれ印
加されている。増幅器Q2の非反転入力端(+)と共通
電位点との間には抵抗R7が、増幅器Q2の反転入力端
(−)と出力端との間にには抵抗R8がそれぞれ接続さ
れ、これ等により増幅器Q2は出力電圧V2を出力電圧V
20に増幅する。
増幅器Q1の出力電圧V10は抵抗R9を介して、増幅器Q
2の出力電圧V20は抵抗R10を介してそれぞれ増幅器Q3
の反転入力端(−)に印加され、この増幅器Q3の反転
入力端(−)と出力端との間に接続された抵抗R11と共
にこれ等の出力電圧V10とV20は加算増幅されて出力電
圧V0として共通電位点COMとの間に出力される。な
お、増幅器Q2の非反転入力端(+)は共通電位点CO
Mに接続されている。
このように構成すると、剪断形ゲージ8と13は測定圧
力Pに対しては互いに中心軸対称であるので、測定圧力
Pに対するピエゾ抵抗係数をπ1とすると出力電圧V1
2はそれぞれ次式で示される。
1=wVs1π1τ/l …(1) V2=wVs2π1τ/l …(2) 従って、これ等の和である出力電圧V0は V0=V1+V2 =2wVsπ1τ/l …(3) となる。ただし、Vs=Vs1=Vs2としてある。
しかしながら、第4図の点線で示すように温度などによ
り変形すると、剪断形ゲージ8と13に働く剪応力τは
互いに反対方向となる。つまり、この場合の剪断応力を
τnとすると、各剪断形ゲージの出力電圧V1′とV2
は V1′=K1wVs1π1τn/l …(4) V2′=K2wVs1π1(−τn)/l…(5) となり、τnの符号が互いに反対になる。
従って、出力電圧V1′とV2′を第1図の回路により加
算すれば、温度変動などの外乱の影響を除去することが
できる。ただし、K1、K2は応力の係数である。なお、
剪断応力τnの大きさが異るときは抵抗R9を可変するこ
とにより外乱の影響を除去出来る。
第2図はダイヤフラムの上に4個の剪断形ゲージを配置
したときの構成を示す。
ダイヤフラム1の上に剪断形ゲージ8,13,14,1
5をその長手方向が互いに直角になるように配置し、こ
れ等に印加する電源電圧Vsの極性或いは出力端の極性
などを勘案して加算、減算することにより外乱の影響を
補償することができる。
<考案の効果> 以上、実施例を用いて具体的に説明したように本考案に
よれば、ダイヤフラムの起歪部に複数の剪断形ゲージを
互いに直角方向に配置してこれ等の出力を加算するよう
にしたので、温度変化などの外乱による影響を除去する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示す構成図、第2図は本考
案における剪断形ゲージの他の実施例を示す構成図、第
3図は従来の半導体圧力変換器のうち圧力センサ部の構
成を示す構成図、第4図は第3図に示す圧力センサの問
題点を説明するための説明図である。 1…ダイヤフラム、3…起歪部、6…基板、8、13、
14、15…剪断形ゲージ、Vs1,Vs2…電源電圧、V
1,V2,V0…出力電圧、Q1〜Q3…増幅器、l…ゲー
ジ長さ、W…ゲージ幅、τ…剪断応力。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 広志 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)考案者 山下 信行 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)考案者 藤田 哲哉 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−114689(JP,A) 特開 昭53−139989(JP,A) 特開 昭57−30922 (JP,A) 特開 昭61−295672(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の上に厚肉の固定部が設けられ中央が
    薄肉に形成された起歪部に測定圧力が印加される半導体
    のダイアフラムと、前記起歪部に形成されその長手方向
    に電源電圧が印加されこの長手方向に対して直角方向か
    ら前記測定圧力に対応する第1出力電圧が取り出される
    第1剪断形ゲージと、この第1剪断形ゲージの長手方向
    に対して直角方向に長手方向を持つように前記起歪部に
    配置されこの長手方向に電源電圧が印加されてこの長手
    方向に対して直角方向から前記測定圧力に対応する第2
    出力電圧が取り出される第2剪断形ゲージと、前記第1
    及び第2出力電圧を加算する加算手段とを具備し、前記
    測定圧力に対応する剪断応力に対しては同一符号で各出
    力電圧を発生するが部材の変形に対応する剪断応力に対
    しては前記各出力電圧が互に異なる符号で出力されるよ
    うにしたことを特徴とする半導体圧力変換器。
JP1987015185U 1987-02-04 1987-02-04 半導体圧力変換器 Expired - Lifetime JPH06742Y2 (ja)

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JPS63124638U JPS63124638U (ja) 1988-08-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5925393B2 (ja) * 1977-03-17 1984-06-16 株式会社日立製作所 半導体ひずみゲ−ジ形ダイアフラム
JPS5924553B2 (ja) * 1977-05-13 1984-06-09 株式会社日立製作所 圧力センサ
JPS5730922A (en) * 1980-08-01 1982-02-19 Hitachi Ltd Sensor for pressure difference and pressure
JPS61295672A (ja) * 1985-06-25 1986-12-26 Yokogawa Electric Corp 半導体圧力センサ及び圧力測定装置

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JPS63124638U (ja) 1988-08-15

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