JPH0511479Y2 - - Google Patents

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JPH0511479Y2
JPH0511479Y2 JP656887U JP656887U JPH0511479Y2 JP H0511479 Y2 JPH0511479 Y2 JP H0511479Y2 JP 656887 U JP656887 U JP 656887U JP 656887 U JP656887 U JP 656887U JP H0511479 Y2 JPH0511479 Y2 JP H0511479Y2
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gauge
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type gauge
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、シリコンなどの半導体単結晶の持つ
ピエゾ抵抗効果を利用して圧力を電気信号に変換
する半導体圧力変換装置に係り、特に剪断形ゲー
ジを用いた半導体圧力変換装置に関する。
<従来の技術> 第3図は従来の半導体圧力変換装置の圧力セン
サ部分の構成を示す構成図である。
第3図イは圧力センサ部の平面図、ロは圧力セ
ンサ部の横断面図を示す。1はn形のシリコン単
結晶で作られたダイヤフラムであり、凹部2を有
し更に凹部2の形成により単結晶の厚さの薄くな
つた起歪部3とその周辺の固定部4とを有してい
る。
固定部4は連通孔5を有する基板6にガラス薄
膜7を介して陽極接合などにより固定されてい
る。
起歪部3は単結晶の(100)面とされ、その上
にはその中心を通る結晶軸<001>方向で起歪部
3と固定部4との境界付近に剪断形ゲージ8が不
純物の拡散により伝導形がP形として形成されて
いる。
第3図ハに剪断形ゲージ8の構成を拡大して示
す。図に示す剪断形ゲージ8はゲージ長がlでゲ
ージ幅がwであり、この剪断形ゲージ8の長さ方
向に電源端9,10が形成されここに電圧が印加
される。印加圧力Pがダイヤフラム1に与えられ
ると、これによつて生じた剪断応力τに対応した
電圧がゲージ長lのほぼ中央に形成された出力端
11,12に得られる。しかし、電源端9,10
間の抵抗は印加圧力Pにより変化を受けることは
ない。
また、ダイヤフラム1の固定部4の部分には温
度センサ13が例えばダイオード、トランジス
タ、或いは抵抗などとして形成され、その両端1
4,15から温度信号を得る。
そして、図示しない変換部から電源端9,10
に電圧を供給し、出力端11,12から印加圧力
Pに対応した出力電圧を得る。変換部はこの出力
電圧に対して、温度センサ13からの温度信号に
よりアナログ的に温度補正して補正された出力電
圧を出力する。この変換部は例えばダイヤフラム
1の上に1チツプとして形成される。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、この様な従来の半導体圧力変換
装置では印加圧力を検出する剪断形ゲージの他に
温度を検出するための温度センサを必要とする。
このため、ダイヤフラムに温度分布があるとき
は正確な温度補償が出来ず、正確に温度補償をす
るために複数の温度センサを用いようとすると、
その製作工程が複雑になる欠点がある。
<問題点を解決するための手段> この考案は、以上の問題点を解決するため、半
導体のダイヤフラムの起歪部に形成された剪断形
ゲージと、ダイヤフラムの上に形成されこの剪断
形ゲージとは温度係数の異なつたゲージリード
と、このゲージリードを介して剪断形ゲージの電
源端に所定電圧を印加する電圧源と、この剪断形
ゲージの出力電圧を増幅する増幅手段と、この電
源端の両端の補償電圧を検出する検出手段と、こ
の検出手段の出力を用いて出力電圧の温度補償を
する信号処理手段とを具備するようにしたもので
ある。
<実施例> 以下、本考案の実施例について図面に基づき説
明する。なお、従来の技術と同一の機能をする部
分には同一の符号を付して適宜にその説明を省略
する。
第1図は本考案の圧力変換部の1実施例の構成
を示す構成図である。
16はダイヤフラムであり、その中心に起歪部
17が形成されている。起歪部17には剪断形ゲ
ージ18が剪断形ゲージ8と同様にして形成され
ている。剪断形ゲージ18の長手方向である電源
端にはゲージリード19,20を介して電源21
から電源電圧VSが印加されている。ゲージリー
ド19,20は剪断形ゲージ18の温度係数とは
異なつた温度係数として拡散などによりダイヤフ
ラム上に形成されている。
剪断形ゲージ18のゲージの中央に形成された
出力端からはリード抵抗22,23を介して出力
電圧VOSが取り出され、それぞれ増幅器Q1,Q2
非反転入力端(+)に入力されている。増幅器
Q1の反転入力端(−)は抵抗R1を介して出力端
に、抵抗R2を介して共通電位点COMにそれぞれ
接続されている。増幅器Q2の反転入力端(−)
は抵抗R3を介して出力端に、抵抗R4を介して増
幅器Q1の出力端にそれぞれ接続されている。こ
れらの増幅器Q1,Q2で剪断形ゲージ18の出力
電圧を増幅し、増幅器Q2の出力端24,25
(共通電位点COM)に出力電圧VOとして出力す
る。
剪断形ゲージ18の電源端からはリード抵抗2
6,27を介して増幅器Q34の非反転入力端
(+)にそれぞれ入力される。増幅器Q3の反転入
力端(−)は抵抗R5を介して出力端に、抵抗R6
を介して共通電位点COMにそれぞれ接続されて
いる。増幅器Q4の反転入力端(−)は抵抗R7
介して出力端に、抵抗R8を介して増幅器Q4の出
力端にそれぞれ接続されている。これらの増幅器
Q3,Q4で剪断形ゲージ18の電源端の電圧VSS
増幅し、増幅器Q4の出力端28,29(共通電
位点COM)に補償電圧VSFとして出力する。
圧力変換部30は以上のようにして構成されて
いる。
剪断形ゲージ18の出力電圧VOSは、Kを形状
係数、πをピエゾ抵抗係数、τを剪断力とすれ
ば、次式で示される。
VOS=KVSSπτ (1) で示される。
一方、剪断形ゲージ18の電源端の電圧VSSは VSS=VSRSO(1+α(t−tO)) /{(R1O+R2O)(1+β(t−tO)) +RSO(1+α(t−tO))} (2) となる。ただし、R1O,R2O,RSOはそれぞれゲー
ジリード19,20、剪断形ゲージ18の基準温
度tOにおける抵抗値である。
(1),(2)式で示される電圧VOS,VSSはそれぞれ増
幅器Q1,Q2及び増幅器Q3,Q4で増幅され、出力
電圧VO、補償電圧VSFとして端子24,25及び
端子28,29に出力される。
ここで、α、βを適当に設定することにより補
償電圧VSFの温度係数を数mV/℃とすることが
でき補償の目的を達成することができる。
第2図は半導体圧力変換装置の全体構成を示す
ブロツク図である。
31はマルチプレクを含むサアナログ/デジタ
ル変換器(A/D変換器)であり、出力電圧VO
と補償電圧VSFとを演算部32からの制御信号VC
により切り替え、デジタル信号として出力する。
演算部32はランダムアクセスメモリRAM、
リードオンリーメモリROMを有し、これらのア
ドレス指定はプロセツサCPUからバスBUSを介
してなされる。
A/D変換器31からの出力電圧VOと補償電
圧VSFはランダムアクセスメモリRAMに格納さ
れる。リードオンリーメモリROMには(1)式或い
は(2)式などの計算をする演算プログラムが格納さ
れており、プロセツサCPUの制御の基にリード
オンリーメモリROMに格納された演算手順に従
つて演算され、その結果はランダムアクセスメモ
リRAMに格納される。格納された結果は、必要
に応じてバスBUSを介してデジタル/アナログ
変換器を含む出力回路OPCに出力されて統一電
流などに変換され出力端33に出力される。な
お、演算に必要な各種の係数あるいは定数は例え
ばリードオンリーメモリROMに格納されてい
る。
温度補償に当たつては、一度、剪断ゲージ18
に温度tの変化を与え温度tと出力電圧VO、補
償電圧VSFの関係をデジタル的にテーブル化して
ランダムアクセスメモリRAMに格納してこれら
の関係を記憶しておき、その後、出力電圧VO
測定する度にこのテーブルを用いて補償して正確
な出力を出す。
<考案の効果> 以上、実施例を用いて具体的に説明したように
本考案によれば、圧力を測定する剪断形ゲージを
用いて温度の検出をしてこれを用いて出力電圧の
温度補償をするので、温度分布がある場合でも正
確に温度補償ができる。また温度センサとしてト
ランジスタを用いる場合には、p基板、埋め込
み、アイソレーシヨンなどと工程が複雑となる
が、本考案によればN基板の上に濃度の異なるP
形のゲージとリードを作るのみであるので、大幅
にプロセス工程を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のうちの圧力変換部の1実施例
を示す構成図、第2図は本考案の全体構成の1実
施例を示すブロツク図、第3図は従来の圧力変換
装置のうちの圧力センサ部の構成を示す構成図で
ある。 1,16……ダイヤフラム、3,17……起歪
部、8,18……剪断形ゲージ、13……温度セ
ンサ、19,20……ゲージリード、30……圧
力変換部、31……A/D変換器、32……演算
部、Q1〜Q4……増幅器、VO……出力電圧、VSF
…補償電圧、VC……制御信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 半導体のダイヤフラムの起歪部に形成された剪
    断形ゲージと、前記ダイヤフラムの上に形成され
    前記剪断形ゲージとは温度係数の異なつたゲージ
    リードと、このゲージリードを介して前記剪断形
    ゲージの電源端に所定電圧を印加する電圧源と、
    この剪断形ゲージの出力電圧を増幅する増幅手段
    と、前記電源端の両端の補償電圧を検出する検出
    手段と、この検出手段の出力を用いて前記出力電
    圧の温度補償をする信号処理手段とを具備するこ
    とを特徴とする半導体圧力変換装置。
JP656887U 1987-01-20 1987-01-20 Expired - Lifetime JPH0511479Y2 (ja)

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JP656887U JPH0511479Y2 (ja) 1987-01-20 1987-01-20

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JPS63115733U JPS63115733U (ja) 1988-07-26
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JP2003014572A (ja) * 2001-07-02 2003-01-15 Yokohama Rubber Co Ltd:The 圧力センサ及び圧力センサシステム

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JPS63115733U (ja) 1988-07-26

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