JPH0674291A - 制振装置 - Google Patents

制振装置

Info

Publication number
JPH0674291A
JPH0674291A JP24606092A JP24606092A JPH0674291A JP H0674291 A JPH0674291 A JP H0674291A JP 24606092 A JP24606092 A JP 24606092A JP 24606092 A JP24606092 A JP 24606092A JP H0674291 A JPH0674291 A JP H0674291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable element
stator
vibration damping
mover
linear motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24606092A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Mutaguchi
勝生 牟田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP24606092A priority Critical patent/JPH0674291A/ja
Publication of JPH0674291A publication Critical patent/JPH0674291A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造の簡素化を図る。 【構成】 可動子4と固定子5を有するリニヤモータ6
を備える。可動子4に制振体の機能をもたせる。固定子
5を構造物1に固定する。電源電流を流して駆動し、可
動子5に直接往復運動を与えることにより、構造物1の
揺れを抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は陸用、船用、空用を問わ
ず、あらゆる構造物の揺れを早期に抑えるために用いる
制振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の制振装置としては、図7
にその一例の概略を示す如く、構造物a上に敷設したレ
ールb上に車輪dを介して制振体(錘り)cを載せ、該
制振体cに貫通螺合させたボールネジeの両端部を軸受
fにて支承させると共に、該ボールネジeの一端に、減
速機g及びモータhをカップリングiを介して連結し、
構造物aに揺れが発生したときに、モータhを正、逆転
することにより、制振体cを構造物aに作用する外力に
対して逆方向に移動させて、構造物aの揺れを減衰させ
られるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
制振装置の場合、駆動源が回転体であるので、被駆動側
を直線的に往復運動させるためには歯車やネジ(あるい
はリンク機構等)を補助システムとして使用する必要が
あって、構造が複雑化する問題があり、又、そのため
に、故障が発生し易く、メンテナンスも大変であり、更
に、全体の重量が重くなる問題がある。
【0004】そこで、本発明は、構造が簡単でしかも全
体の重量を軽減できるようにしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、制振体の往復運動によって構造物の揺れ
を抑えるようにしてある制振装置において、可動子と固
定子とを備えたリニヤモータの上記可動子を上記制振体
とし、且つ上記固定子を、構造物側に固定した構成とす
る。
【0006】
【作用】リニヤモータの可動子に制振体の機能をもたせ
たことから、簡単な構造で可動子に直接往復運動を与え
ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0008】図1の(イ)(ロ)及び図2は本発明の一
実施例を示すもので、構造物1上に敷設したガイドレー
ル2上に、車輪3を介して制振体(錘り)を移動可能に
載置し、該制振体を構造物1の揺れ方向に対して90度
遅れの位相で往復運動させることによって構造物1の揺
れを減衰させられるようにしてある制振装置において、
上記制振体として、可動子4と固定子5とから構成され
るリニヤモータ6の上記可動子4を用い、且つ該リニヤ
モータ6の固定子5を、上記ガイドレール2間に、可動
子4との間に所定の隙間が形成されるようにしてガイド
レール2と平行に配置し、更に、上記固定子5には図示
しない励磁用電源を接続し、上記可動子4には図示しな
い可変ドライブ電源を接続し、可動子4に電流を流すこ
とにより可動子4と固定子5の間に誘電起電力を発生さ
せて可動子4が固定子5に沿って直線的に移動させられ
るようにする。
【0009】上記リニヤモータ6は、図2に示す如く、
可動子4を、三相巻線7を備えた一次鉄心とし、固定子
5を、かご形巻線8を備えた二次鉄心とし、固定子5の
片面側に可動子4を配置するようにした構成としてあ
る。
【0010】今、リニヤモータ6の一次鉄心である可動
子4に電流を流すと、二次鉄心である固定子5と可動子
4の間に誘電起電力が発生するため、可動子4はガイド
レール2上を走行させられることになる。したがって、
構造物1に揺れが発生したときに、構造物1に作用する
外力と逆方向に可動子4を走行させると、該可動子4が
制振体として機能することにより構造物1の揺れを速か
に抑えることができる。
【0011】上記において、構造物1の揺れを抑える制
振体の機能をリニヤモータ6の一部である可動子4にも
たせてあるため、制振体の直線的な運動を、歯車やネジ
等を機構を用いることなく簡単な構造で容易に得ること
ができる。
【0012】次に、図3の(イ)(ロ)は本発明の他の
実施例を示すもので、上記図1に示すリニヤモータ6を
円筒型に構成したものである。すなわち、制振体となる
可動子4を中空円筒状とし、該可動子4を、棒状の固定
子5に移動自在に貫通させて、該固定子5の両端部を位
置固定したものである。
【0013】図3の実施例の場合にも図1の実施例の場
合と同様な作用効果が奏し得られる。
【0014】又、図4及び図5はそれぞれ図1及び図3
の実施例を変形させた本発明の更に他の実施例を示すも
ので、図4は、片面式のリニアモータ6の可動子4と固
定子5を同心状に湾曲配置し、且つ上記可動子4を左右
の支持ローラ9上に支持させた場合を示し、図5は、円
筒状のリニヤモータ6を、全体的に湾曲形状に構成した
場合を示すものである。
【0015】これら図4及び図5に示すいずれの実施例
の場合も、可動子4を振り子の如く運動させることによ
って構造物1の揺れを抑えることができる。
【0016】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、図1、図4の実施例では片面式のリニ
ヤモータ6を採用した場合を示したが、たとえば、図6
に示す如く、固定子5の両側に可動子4を配置するよう
にした両面式のリニヤモータを採用してもよいこと、
又、可動子4及び固定子5となる一次鉄心及び二次鉄心
の関係は逆でもよいこと、更に実施例では一方向のみと
したが、一方向を直交させて親亀、子亀方式として二方
向としてもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない
範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の制振装置によ
れば、制振体の往復運動によって構造物の揺れを抑える
ようにしてある制振装置において、可動子と固定子とを
備えたリニヤモータの上記可動子に制振体の機能をもた
せると共に、上記固定子を構造物側に固定するようにし
た構成を有するので、歯車やネジなどの補助システムを
用いることなく制振体としての可動子に直接往復運動を
与えることができ、従来に比し、構造の簡素化、部品点
数の削減化を達成できて、装置全体の小型化、メンテナ
ンスの軽減化を図ることができ、又、リニヤモータを利
用したことから摩擦が少なく、小駆動力で作動させるこ
とができてランニングコストを低減することができる、
等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制振装置の一実施例を示すもので、
(イ)は正面図、(ロ)は側面図である。
【図2】リニヤモータの拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すもので、(イ)は正
面図、(ロ)は側面図である。
【図4】本発明の更に他の実施例を示す概略図である。
【図5】本発明の更に他の実施例を示す概略図である。
【図6】リニヤモータの別の構造例を示す拡大断面図で
ある。
【図7】従来の制振装置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 構造物 4 可動子(制振体) 5 固定子 6 リニヤモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制振体の往復運動によって構造物の揺れ
    を抑えるようにしてある制振装置において、可動子と固
    定子とを備えたリニヤモータの上記可動子を上記制振体
    とし、且つ上記固定子を、構造物側に固定した構成を有
    することを特徴とする制振装置。
JP24606092A 1992-08-24 1992-08-24 制振装置 Pending JPH0674291A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24606092A JPH0674291A (ja) 1992-08-24 1992-08-24 制振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24606092A JPH0674291A (ja) 1992-08-24 1992-08-24 制振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0674291A true JPH0674291A (ja) 1994-03-15

Family

ID=17142875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24606092A Pending JPH0674291A (ja) 1992-08-24 1992-08-24 制振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0674291A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017106499A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 制振装置
JP2020109302A (ja) * 2019-01-04 2020-07-16 松井 俊樹 物体の支持装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017106499A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 制振装置
WO2017099088A1 (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 制振装置
CN107923476A (zh) * 2015-12-07 2018-04-17 三菱重工机械系统株式会社 减震装置
TWI713644B (zh) * 2015-12-07 2020-12-21 日商三菱重工機械系統股份有限公司 制震裝置
JP2020109302A (ja) * 2019-01-04 2020-07-16 松井 俊樹 物体の支持装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4857793A (en) Vibration wave motor
US6933630B2 (en) Drive mechanisms for small electric appliances
KR100583677B1 (ko) 자기부상 차량이 설치된 운송시스템의 구동용 장치
US7015602B2 (en) Small electric appliance with a drive mechanism for generating an oscillatory motion
JP2008167636A (ja) 磁気浮上装置
US11646650B2 (en) Swing motor with two movable members having elastic support members and torsion elastic members
JP2005532771A (ja) 小型電化製品に振動動きを作り出す駆動機構
JP2002138754A (ja) ドアシステム
JPS61116964A (ja) 駆動装置
JPH0674291A (ja) 制振装置
JP2011166880A (ja) リニアアクチュエータ及びこれを用いたサスペンション装置
EP0322704B1 (en) Optical system moving apparatus for duplicating machine
JPS6240052A (ja) 回転及び軸直線運動両用型の電動機
JP3716212B2 (ja) リニアモータ式制振装置
JP3605125B2 (ja) リニアモータ式制振装置
WO2005112234A1 (ja) リニアモータアクチュエータ
US4516062A (en) Actuator
JP3827643B2 (ja) 中空モータによるナット駆動方式のアクティブマスダンパー
JPS58204761A (ja) 直線駆動装置
KR100231819B1 (ko) 리니어모터
RU2050687C1 (ru) Электропривод колебательного движения
JPS61166767A (ja) 超音波走行台車
JPH06113522A (ja) リニア振動アクチュエータ
JP2651732B2 (ja) 直線駆動装置
JPH02151257A (ja) 直線駆動装置