JPH06113522A - リニア振動アクチュエータ - Google Patents

リニア振動アクチュエータ

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JPH06113522A
JPH06113522A JP4266450A JP26645092A JPH06113522A JP H06113522 A JPH06113522 A JP H06113522A JP 4266450 A JP4266450 A JP 4266450A JP 26645092 A JP26645092 A JP 26645092A JP H06113522 A JPH06113522 A JP H06113522A
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JP
Japan
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thrust
linear
mover
rotation
vibration actuator
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JP4266450A
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English (en)
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Yoshiaki Sejime
吉昭 瀬〆
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Individual
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  • Control Of Linear Motors (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】リニア振動アクチュエータにおいて、直線上の
往復運動において一方向にのみ強い力で運動し、逆方向
には弱い力で戻ること。 【構成】間隔をあけて平行に配置された磁路をなす平板
ヨーク上にそれぞれ2枚の平板状磁石1,2,3,4を
隣同志逆極性に並べて貼付し、また相対する磁石1,
2,3,4は相互に吸引する極性とした固定子と、前記
間隔内で移動する中心に作用軸を有する可動子で、該可
動子の有機磁束が、前記固定子による磁束と平行となる
ように、鉄心5に巻回されたコイル6と前記間隔内で移
動し得る手段とを有する可動子と、該可動子のコイル6
を商用周波数以下の低周波電流で励磁する制御回路で、
該制御回路が、励磁回路の一方向にのみ大なる電流を流
さしめるような回路である制御回路とからなり、励磁回
路に電流が流れるとき、前記一方向に生ずる大なる電流
時には大なる推力を得て可動コイル6が移動し、逆電流
時には可動コイル6が原位置に戻る動作を繰返すリニア
振動アクチュエータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】直線上一方向に強い推力によって
運動し、逆方向にはあまり強い力が加わらないような運
動が好ましい機器に関する。例えば往復動ポンプ等の駆
動、振動フィーダー、心臓マッサージに用いられる。さ
らに重い物体に振動を与えてゆっくりと前進させるパレ
ット、倉庫における多段棚パレットにも用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来のリニア振動アクチュエータは大き
く分けると可動線輪型、可動永久磁石型可動鉄心型図1
3が代表的である。E型のヨーク35に励磁コイル3
6,37をもって可動鉄心38を揺動させロット39に
より推力を取り出している。
【0003】リニアモータにおいて多極磁極性の配列と
2個のコイルをもつもの、また特公平1−27667、
リニアモータにおいて特殊コイルをもつもの、特公昭6
4−8537も可動線輪型にて、高速な応答性と高い制
御性の励起される振動が少ないことが特徴である。
【0004】電気的に振動を発生させその振動の推力を
工業的に利用する目的においては、特公平1−2627
1、特公平1−27668、特公平1−25306、特
公平1−40595等によって電磁力による振動機シス
テムは広範に使用されている。一般的に用いられる電源
は50Hz、60Hzと考えられ振幅巾を大きくするの
に磁路のカットや、長いコイルによって振幅巾の大きさ
を求めている。
【0005】しかしながら、商用周波数(50,60H
z)の波長が短いためにさまざなな振動機の新規な発展
が妨げられているものと考えられる。また一般的に揺動
する周波数は比較的に低い範囲が求められ、各種モータ
によって減速回転をしカムまたはラック、ピニオン、ま
たは流体圧によって推力を得ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】直線上の往復運動にお
いて、一方向にのみ強い力が得られて運動し、逆方向に
は弱い力で戻ること、あるいは、直線上の往復運動の両
方向において等しい力が得られて運動すること。
【0007】
【課題を解決するための手段】間隔をあけてN−S,S
−Nと逆方向の平行磁束が生じている空間の両磁束の間
に配置されるコイルに、前記両磁束に平行に、N−Sな
る磁束を生ぜしめるときは、コイルは空間から反撥力と
吸引力を同時に受けて、S−Nなる磁束がある方の空間
に引き寄せられ、逆極性の磁束となるときには、逆方向
に引き寄せられる。このとき、コイルの励磁電流として
交流の半サイクルでは大電流となり、続く逆方向の半サ
イクルでは小電流となるように励磁電流を制御する回路
を用いた。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいて本発明を説明する。図1
は本発明のアクチュエータの側面図で、固定子の永久磁
石1〜4、可動子の鉄心5及びコイル6を断面図状に示
した。図2は、図1のf2−f2に沿って矢視の方向で
一部を断面図とした図面である。図1において、相隣れ
る磁石(1,2若しくは3,4)は反対極性の磁石で、
相対する磁石(1,3若しくは2,4)は相吸引する極
性の磁石である。鉄心5に、励磁コイル6が巻かれ、上
部がS極になるように励磁されると、右側の対向磁石対
2,4から引力を、左側の対向磁石対1,3から付力を
受け、可動子は右側へ動く力を受け、逆極性の上側N極
の場合は反対方向の力を受ける。
【0009】このとき励磁電圧の波形を図3のようにし
て、上側波形のとき付勢時とし、下側波形のとき、消勢
時としてアクチュエータを動作せしめる。この作用を伝
達せしめる作用軸16が、可動子にネジ込みによって取
付けられている。
【0010】次に図1,2において、固定子には必要に
応じてゴム脚24が付され、閉磁路を形成するヨーク1
2,13上に上記平板状永久磁石1〜4が貼付され、そ
してこれらを保持する外箱(正面板31,上カバー3
2,側カバー33,底板34)に更に可動子の車輪8
が、この上を移動するレール基台11が、外箱の四隅に
配置されている。かくして、励磁コイルが作動せしめら
れたとき、レール上を車輪が動き作用軸を介して、外部
に仕事をする。
【0011】次に、図4,5は別の実施例を示す。図
4,5において、前述の固定子、可動子5a,5b,5
c,5dの組が4組配置されているが、固定子の永久磁
石の端面に現れる極性が左よりN−S,S−N,N−
S,S−Nと交互に変えられている。この時、励磁コイ
ルの巻回方向が全部同じであれば、各組の作用軸には交
互に逆方向の推力が現れる。また図示されていないが永
久磁石の極性に関する配列を4組全部同じとし励磁コイ
ルの巻回方向を、1つおきに逆にしても同様に交互に逆
方向の推力が得られる。
【0012】ここで図4図示のように、作用軸27の方
向を交互に逆方向に取付け、これらの軸に、軸と共に動
き、連設されて固定子を囲んでいる側カバーを貫通し、
移動可能に設けられている。可動枠のリンク枠25が取
付けられ、更に軸29で旋回可能に接続されているリン
ク枠26を介して、図示の六角形の枠が伸縮し、90°
異なる方向に推力の方向を変換することができる。
【0013】更に図6,図6aは別の実施例を示す。図
において、固定子枠に車輪46を付けて、移動可能と
し、可動子作用軸にL型金具43を経て床面に接する摩
擦シュー45を穿いた駆動軸44が取付けられている。
この構造によって、固定部分と移動部分とが逆になる。
【0014】図6,図6aでは請求項4の発明に記載さ
れている駆動金具43,駆動軸44,摩擦ゴム板45な
どを推力軸16に連結し、4個以上の車輪46をリニア
振動アクチュエータ底板34に付ける。
【0015】仮に1サイクルの周期に行なわれる運動の
作用を見ると、固定子と可動子の反発作用とみなした直
線往復運動の可動子側の推力を直接床に摩擦させると、
固定子の底についた車輪は摩擦が少なく固定子側の基台
が反作用方向に動き出す。
【0016】次に吸引作用に変化したとき固定子側が途
中まで可動子側に引き寄せられ、そのとき可動子に直結
している摩擦ゴムと床との接蝕している力が急に弱ま
り、可動子が固定子側の吸引力に引き付けられ、初期の
位置と引き付けられた位置との位置づれが起こる。
【0017】その位置づれは、一サイクルごとの歩進と
なる。図12駆動軸詳細図に命令信号によって前進、後
進を選択できる電磁コイル47、電磁ヨーク48等を持
ち静かに歩く機能を持っている。
【0018】図7は又更に別の実施例を示す。図におい
て、ヨーク12,13上に貼付された永久磁石1,3の
間に鉄心5上に巻回されたコイル6を備えた可動子が設
けられた構造は図1,2乃至6における実施例と同様で
あるが、本図は、モータが、電源側に対して発電機とし
て作用する原理と同様、励磁コイルに電源でなく、整流
回路を接続することにより、外部から加わる振動を電気
エネルギーに変換利用できることを示す。
【0019】図8は請求項5記載のリニア振動アクチュ
エータにおいて架台64を設置し、請求項1および2の
リニア振動アクチュエータを取り付け直線往復運動作用
の推力を回転に変換する機能を説明するための側面図で
ある。
【0020】図9は回転機構の平面図である。図10は
回転機構部の拡大姿図である。拡大姿図のなかで推力軸
16に連結ピン55のついた伝導リング54を固定ナッ
ト53で取り付ける。
【0021】ロットエンド56にロットを組つけし連結
軸57をつくる。一方の端末を連結ピン55に、一方を
クランクピン58に組み立てる。クランクピン58のつ
いたクランクアーム59は回転軸60に組み付けする。
【0022】図11に図示する推力FaIを左矢印の方
向とすれば連結ピン55とクランクピン58間の距離は
推力軸16によって急激に狭められる。ロットエンド5
6の特徴は内側リングを摩擦の少ない状態で動く継ぎ手
であり距離変位を自在に対応するものである。
【0023】連結ピン55は回転の効かない固定ピンで
あるがそのピンの外側を包み込むロットエンド内輪は回
転自在な滑りの良い構造であり回転角速度ω=回転角θ
/時間t(rad/sec)をもつ慣性エネルギーE=
1/2jωk(kgf・cm)・・・・・・jは慣性
モーメント(kgf・cm・sec)kは摩擦係数と
変化し、狭められた連結軸57はクランクピン58を通
してクランクアーム59に伝える。
【0024】このとき連結軸57は回転力に変化し回転
角速度を持つFa2に変化する。回転角を持つ変位した
Fa2推力はクランクピン58をとおしてクランクアー
ム59を回転し始める。
【0025】回転展開D−D線は回転軸60の軸中心
を表し、中心D−Dに沿う初期位置0°から90°
の方向に180°までFa3の回転力に変化する様子を
あらわす。
【0026】回転軸60のD側の回転ドラム61をま
わす。図示に示す直線推力Fa1の瞬時におけるエネル
ギーは時間に関係した角速度をもつ力で、左右振れる中
心を初期点とし図10に示すクランクアーム59の初期
位置(回転角0°)にすれば約90゜進んだ位置で推力
軸16の最大に振れた位置点と一致する。
【0027】この位置はエネルギーが0になって死点と
なってくるが従来より重い回転体を利用し慣性運動を生
む回転ドラム61を使用して死点を通過させれば回転が
できる。
【0028】次に直線推力軸16が逆方向Fb1に働く
場合、最大振幅点(死点)を回転ドラム61の等速運動
の回転力で連続的に通過し瞬時にFb1が時間と共に変
化増大する力で連結軸57を引く方向に働き回転軸60
の中心D−Dに沿う中心軸の支点を持つクランクアー
ム69を回転角180°から270°を通過し360°
の方向にFb3が働き回転する。
【0029】初期位置クランクアーム59の傾きと推力
Fa1またはFb1の力の強さに左右されるがクランク
アーム59に半回転または一回転近く、選択した周波数
と振動する加速度によって共振する振幅距離(+20m
m〜−20mm程度)とが、クランクアーム長さ(クラ
ンクピン58と回転軸60の中心距離間)と整合された
時一方向の連続回転動作をする。回転ドラム61に被駆
動体を取り付けて半回転動作、および回転動作を行う目
的としている。
【0030】図11は請求項6の発明のリニア振動アク
チュエータにおける平面図で、下部に回転輪114を持
つ架台70を設置し、請求項1および2の発明のリニア
振動アクチュエータを複列にし、回転変換機構を取り付
けて互いに連結する。
【0031】図12に直線往復運動の推力を回転変換す
る部分図を示し前記請求項5の実施例に基づく回転変換
機構の回転軸107に180°のづれをもつ二つの相反
する直線往復運動推力を、半回転および一回転以上の慣
性モーメントに変換し回転軸70に与える。
【0032】二つの相反する推力を回転軸107の回転
に変換する慣性モーメント入力位置点の偏位を持たせる
ことのできる二つのクランクピン104,104a、ク
ランクアーム105,105aを設置して回転軸107
を回す。
【0033】二つのリニア振動アクチュエータの推力矢
印方向をFa1→およびFa1←とし、その力を初期位
置点をa点として連結ピン101,101aにロットエ
ンド102,102aのついた連結軸103,103a
を継いで180°位相の異なる入力信号に応じた力で推
力をもう一つの先端ロットエンド102,102aでク
ランクピン104,104aに伝え、クランクアーム1
05,105aに伝導する。
【0034】連結ピン101,101aとクランクピン
104,104aに接続しているロットエンド102,
102aは摩擦の少ない自在性継ぎ手であり、距離変位
を容易に対応し回転としてクランクアーム105,10
5aを瞬時にFa2,Fa2の回転力に変換することが
できる。
【0035】次に推力方向矢印←Fa3→Fa3にして
変化する時はクランクアーム105,105aが回転角
180°進んだ位置に入るので最大振幅点の力の死点に
なるが、互いに等速運動に助けられ一定方向の回転が行
われる。
【0036】初期スタート位置は電気信号の波形の位置
によって回転方向が決定されるが初期ゆれのタイミング
で回りだす。回転に変換した回転速度をもつ伝導プーリ
108〜111にベルト113を伝導して減速し下部回
転輪114を半回転、または一回転以上回す。本機の回
転に合致する周波数の選択は発振回路と増幅器をもつ制
御器で容易にできる。以上の実施例は推力の方向により
デューテ比の異なる場合について説明したが、往復運動
の両方向においてデューテ比の等しい場合についても本
発明は適用できるものである。
【0037】図14は請求項3に述べた直線往復運動の
推力が異なる力を摩擦シュー45によって回転円盤12
3を回す平面図で、図14aはf14a−f14aに沿
う断面図である。堅牢な一体型の箱120の内に請求項
1に示すリニア振動アクチュエータの推力軸16に駆動
軸44摩擦シュー45を取り付け固定する。回転機構の
回転円盤123とアイドラー124はベルト122によ
って連結駆動される。回転円盤123とアイドラー12
4の中間に位置したベルト122の内輪側に平板固定レ
ール121を設置し、その固定レール121のベルト1
22の上にあたる外輪側に直線往復運動の駆動摩擦シュ
ー45を置く。前記強い力の方向Fa5と弱い力の方向
Fb5との位置づれの原理でベルト122を駆動し回転
円盤123に直結された回転軸128を回す。直線往復
運動の異なる強い力の推力Fa5で、ある距離間進めて
小さな回転角に変位伝導させる。戻りの弱い力の推力F
b5は回転するベルト122を引き戻す距離が極小です
み摩擦シュー45がベルト122上の位置ずれの起す前
の原位置に戻る。1サイクルごとの位置づれは歩進角と
なって行われ一定方向の回転ができる。
【0038】図15は請求項3に述べた直線往復運動の
推力が異なる力を摩擦シュー45によって駆動角軸12
7を一定の直線運動をする側断面図をあらわす。堅牢な
箱125の内に請求項1に示すリニア振動アクチュエー
タの推力軸16に駆動軸44摩擦シュー45を取り付け
固定する。
【0039】摩擦シュー45と接触する駆動角軸127
の反対側の下部に適当に摩擦をもたせる平面帯の固定レ
ール126を敷き、直線往復運動の強い方向の推力Fa
6である距離間を進め伝導させる。戻りの弱い方向の推
力Fb6は駆動角軸127を引き戻す距離が極小ですみ
摩擦シュー45が位置づれの起す前の原位置の駆動角軸
127の上に戻る。1サイクルごとの位置づれは直進と
なって行われる。
【0040】図16は平板上永久磁石2個をもつリニア
振動アクチュエータの側面図、図17は図16f17−
f17断面図である。平板ヨーク136に平板状永久磁
石133,134をスペース紙135を挟んで磁極性
N,Sと相互に吸引するように貼付し、平板ヨークを永
久磁石振れ防止ビス137のついた振動ベース146に
ネジどめ固定する。振動ベース146は、車輪139付
き可動子の鉄心130のレール兼用とし固定子永久磁石
面133,134と空隙を置いて設置する。可動子の鉄
心130に励磁コイル131が巻かれ、強い力を発生す
る励磁電流を与えると、仮に鉄心130の上にS極性の
有機磁束が働けば下はN極性となり永久磁石の磁束と反
発吸引作用が働いて永久磁石のS極性の方向に動く、そ
のときの推力Fa7=W/G×aKg(W=可動子の重
さKg、G=9.8m/sec重力単位、a=加速度
m/sec)を推力スクリュウ軸141、消音押さえ
ナット142、消音ブッシュ143を通して振動受14
4に伝える。励磁コイル131に弱い励磁電流の向きが
反対に働くと鉄心130の下はS極性となり上はN極性
となって推力Fb7になって元の原位置に戻る。サイク
ルを繰り返す強い推力Fa7を消音ブッシュ143を通
して振動受144に押圧し振動として振動受け固定スク
リュウ147によって止めた振動ベース146に伝え
る。振動ベース146を、振動を伝導することができる
堅い固体物の上に乗せ振動を与えると平板状な床の上を
滑りながら進んで行く。実効出力1.5Wで最大約1K
gの重さをゆっくりと前進させることができる。
【0041】
【発明の効果】直線上一方向だけに運動乃至力を得れば
よい機器に適用して、消費電力に比し、効率よい出力が
得られる。
【0042】構造上振動共振が可能であり、外部の振動
を吸収して、容易に整流電力を蓄え、直流電力源として
利用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】a.本発明に係わるリニア振動アクチュエータ
と一部断面図とした側面図、b.可動子の斜視図、
【図2】図1aのf2−f2に沿い一部断面図とした立
面図、
【図3】a.本発明に係かる制御回路の出力電圧波形の
一例、b.本発明に係かる制御回路の出力電圧波形の他
の例、
【図4】本発明に係わる別の実施例の動作概要を示す平
面図、
【図5】図4の補足的図面である側面図、
【図6】a.本発明の更に別の実施例で、摩擦シューを
穿いた駆動軸を有する場合の説明図、b.摩擦シュー部
分の拡大断面図、
【図7】本発明の更に別の実施例で、電源として利用さ
れる場合の説明図、
【図8】請求項5記載のリニア振動アクチュエータの側
面図、
【図9】同じく回転機構の平面図、
【図10】同じく回転機構部の拡大姿図、
【図11】請求項6記載のリニア振動アクチュエータの
平面図、
【図12】同じく直線往復運動の推力を回転力に変換す
る説明図、
【図13】従来例の説明図、
【図14】a.本発明の摩擦シューを取り付けた更に別
の実施例で、摩擦シューで回転円盤を回す請求項7の平
面図、b.同じく図14のf14b−f14bに沿う回
転円盤の断面図、
【図15】本発明の摩擦シューを取り付けた更に別の実
施例で、摩擦シューで駆動角軸を直線運動する側断面
図、
【図16】本発明の可動子振動を直接固定子に伝導する
側面図、
【図17】同じく図16のf17−f17に沿う断面
図、
【符号の説明】
(図1−7)1,2,3,4,SMg1,1a,SMg
2,2a、SMg3,3a,SMg4,4a:永久磁
石、5:鉄心、6:励磁コイル、7:固定枠、8:車
輪、9,46:車幅、10:スペースカラー、11,2
1:レール基台、12,13,22:ヨーク、14:ネ
ジ、15:スペースカラー、16,27:作用軸、1
7,23:外部端子、24:ゴム脚、25,26:リン
ク枠、28,31:正面板、29:軸、32:上カバ
ー、30,33:側カバー、34:底板、36,37:
コイル(図13)、38:振動鉄心(図13)、39:
推力ロット(図13)、40:絶縁コイルボビン、4
1:整流器、42:コンデンサ、43:L型金具、4
4:駆動軸、45:摩擦シュー、46:車輪、 (図8〜12)47:電磁コイル、48:電磁ヨーク、
49:軸受け、50:スプリング、51:軸受け金具、
52:調整ナット、53:締め付けナット、54:伝導
リング、55:連結軸、56:ロットエンド軸受け、5
7:連結軸、58:クランクピン、59:クランクアー
ム、60:回転軸、61:回転ドラム、62:軸受け
台、63:ベアリング、64:架台、101,101
a:連結ピン、102,102a:ロットエンド、10
3,103a:連結軸、104,104a:クランクピ
ン、105,105a:クランクアーム、106:軸受
台、17:回転軸、108,109,110,111:
伝導プーリ、112,113:ベルト、114:回転
輪、 (図14,15)120:堅牢な箱、121:固定レー
ル、122:ベルト、123:回転円盤、124:アイ
ドラー、125:堅牢な箱、126:固定レール、12
7:駆動角軸、128:回転軸、129:ベアリング、 (図16−17 )130:可動子鉄心b、131:励
磁コイル、132:絶縁ボビン、133,134:永久
磁石、135:スペース紙、136:平板ヨーク、13
7:永久磁石固定ビス、138:可動子架台、139:
車輪、140:鉄心連結バー、141:推力スクリュウ
軸、142:消音押さえナット、143:消音ブッシ
ュ、144:振動受け、145:プリント基盤、14
6:固定子振動ベース、147:振動受け固定スクリュ
ウ、148:固体物、149:車輪軸。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔をあけて平行に配置された磁路をな
    す平板ヨーク上にそれぞれ2枚の平板状磁石を隣同志逆
    極性に並べて貼付し、また相対する磁石は相互に吸引す
    る極性とした固定子と、前記間隔内で移動する中心に作
    用軸を有する可動子で、該可動子の有機磁束が、前記固
    定子による磁束と平行となるように、鉄心に巻回された
    コイルと前記間隔内で移動し得る手段とを有する可動子
    と、該可動子のコイルを商用周波数以下の低周波電流で
    励磁する制御回路で、該制御回路が、励磁回路の励磁方
    向の両方向に等しい電流を流さしめ、あるいは一方向に
    のみ大なる電流を流さしめるような回路である制御回路
    とからなり、励磁回路に電流が流れるとき、前記励磁方
    向の両方向に等しい推力を得て可動コイルを移動し、一
    方向に生ずる大なる電流時には大なる推力を得て可動コ
    イルが移動し、逆電流時には可動コイルが原位置に戻る
    動作を繰返すことを特徴とするリニア振動アクチュエー
    タ。
  2. 【請求項2】前記一組の固定子、可動子の組を、線対称
    の関係に一直線に偶数組配置して、励磁回路に前記大な
    る電流が流れる時、大なる推力を得る方向を逆方向とな
    し、前記2つの可動子の作用軸に前後運動をそれに直角
    方向の運動に変換せしむる枠組を接続した前記請求項1
    記載のリニア振動アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記可動子の作用軸に、床面と接触する
    部分に、大なる摩擦係数の物質の摩擦シューを備えた手
    段を連結し、前記固定子に車輪を連結した前記請求項1
    記載のリニア振動アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 外部振動を可動子に捕捉せしめ、励磁コ
    イルより発生した電流を整流する手段を備えた前記請求
    項3記載のリニア振動アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 架台64の上にアクチュエータ本体と回
    転変換機構部を取り付け、互いに連結し、一つの直線往
    復運動推力を回転変換の機能を持つ一つの回転負荷クラ
    ンクアーム59、クランクピン58へ回転変換させ、回
    転に変えた回転軸60の慣性エネルギーを回転ドラム6
    1に伝導し被駆動体に回転作用を与える発振回路と増幅
    器を持ち波形デューテ比が等しいか、あるいは波形デュ
    ーテ比の違う交番電圧と正負の電位が異なり、左右直線
    往復運動の推力が異なる制御回路を有する請求項1ある
    いは2記載のリニア振動アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 2つのリニア振動アクチュエータ本体を
    並列に置き回転変換機構部を架台70に取り付けて互い
    に連結し、二つの相反する方向の直線往復運動推力を回
    転変換の機能をもつ二つのクランクアーム105,10
    5a、クランクピン104,104aを1本の慣性負荷
    である回転軸107に慣性エネルギーを与える軸支点1
    80°変位した位置にクランク軸支点をおいて回転に変
    換し、減速した軸速を架台下部回転輪114に伝導する
    発振回路と増幅器を持ち波形デューテ比が等しいか、あ
    るいは波形デューテ比の違う交番電圧と正負の電位が違
    い左右直線往復運動の推力が異なる制御回路を有する請
    求項1,2,5のいづれか1つに記載のリニア振動アク
    チュエータ。
  7. 【請求項7】 一体になる堅牢な箱120の内にアクチ
    ュエータ本体と駆動摩擦シュー45と、回転円盤123
    とアイドラー124をベルト122で駆動連結される回
    転機構をもち、回転円盤123とアイドラー124の中
    間に位置したベルト122の下部に平板の固定レール1
    21を設置する。固定レール121に位置したベルト1
    22の上に直線往復運動の駆動摩擦シュー45の推力で
    回転円盤123に直結された回転軸128を一定方向の
    微速度円回転を行い被駆動体に回転力を与える請求項1
    記載のリニア振動アクチュエータ。
  8. 【請求項8】 一体になる堅牢な箱125の内にアクチ
    ュエータ本体と駆動摩擦シュー45と、直線運動機構の
    平板固定レール126と接触する直線運動を行う駆動角
    軸127を設置する。駆動摩擦シュー45の直線往復運
    動の推力で駆動角軸127を微速度で直線進行し被駆動
    体に直線運動を与える請求項1記載のリニア振動アクチ
    ュエータ。
  9. 【請求項9】 前記特許請求項1,2の範囲で発生した
    推力を、固定子ヨークに接続された振動受144へ左右
    力の違う低周波振動の可動子等加速度エネルギーを消音
    ブッシュ143を通して振動ベース146に伝導し、振
    動を伝えることのできる固体物148の上に乗せると静
    に力の強い方向に進む。低周波発振回路と増幅器を持ち
    波形デューテ比の違う交番電圧と正負の電位が異なり、
    左右往復運動の推力が異なる制御回路を有するリニア振
    動アクチュエータ。
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