JPH067422U - フロントマウント型芝刈機 - Google Patents
フロントマウント型芝刈機Info
- Publication number
- JPH067422U JPH067422U JP4663092U JP4663092U JPH067422U JP H067422 U JPH067422 U JP H067422U JP 4663092 U JP4663092 U JP 4663092U JP 4663092 U JP4663092 U JP 4663092U JP H067422 U JPH067422 U JP H067422U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mower
- arm
- lift arm
- lift
- elevating
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- Pending
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- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リフトアームをモーア側に下降接近操作する
作業を容易にするとともに、モーアを前上がりに傾斜さ
せたメンテナンス姿勢を維持できる芝刈機を提供し、メ
ンテナンス作業の能率向上を図る。 【構成】 機体1から前方に延設された昇降アーム12
の先端にモーア2を枢支連結し、単動型の油圧シリンダ
ー15によって上昇揺動されるリフトアーム16と前記
昇降アーム12とを所定の上下融通をもって連結具17
で吊下げ連結したフロントマウント型芝刈機において、
揺動上昇されたモーア2を昇降アームとの連結点Pを中
心に前上り傾動させた状態で、モーア2の前部とモーア
2上方に張出し配置された機体フレーム6とに亘って連
結アーム33を架設可能に構成するとともに、リフトア
ーム16に対してモーア2を上下融通を殺して接近上昇
させた状態で、モーア2をリフトアーム16に吊下げ支
持させる連結手段を設け、かつ、前記連結アーム33に
は、前記リフトアーム16延長させた姿勢で連結アーム
33をリフトアーム16に係合させる係合部33cを形
成する。
作業を容易にするとともに、モーアを前上がりに傾斜さ
せたメンテナンス姿勢を維持できる芝刈機を提供し、メ
ンテナンス作業の能率向上を図る。 【構成】 機体1から前方に延設された昇降アーム12
の先端にモーア2を枢支連結し、単動型の油圧シリンダ
ー15によって上昇揺動されるリフトアーム16と前記
昇降アーム12とを所定の上下融通をもって連結具17
で吊下げ連結したフロントマウント型芝刈機において、
揺動上昇されたモーア2を昇降アームとの連結点Pを中
心に前上り傾動させた状態で、モーア2の前部とモーア
2上方に張出し配置された機体フレーム6とに亘って連
結アーム33を架設可能に構成するとともに、リフトア
ーム16に対してモーア2を上下融通を殺して接近上昇
させた状態で、モーア2をリフトアーム16に吊下げ支
持させる連結手段を設け、かつ、前記連結アーム33に
は、前記リフトアーム16延長させた姿勢で連結アーム
33をリフトアーム16に係合させる係合部33cを形
成する。
Description
【0001】
本考案は、機体から前方に延設された昇降アームの先端にモーアを枢支連結し 、単動型の油圧シリンダーによって上昇揺動されるリフトアームと前記昇降アー ムとを所定の上下融通をもって連結具で吊下げ連結したフロントマウント型芝刈 機に関する。
【0002】
従来、この種の芝刈機としては、モーアを上下融通をもって吊下げ装着するこ とで、モーアを接地追従させての芝刈り作業時における上下変動を吸収して草刈 り長さを一定に保てるようにするとともに、油圧シリンダーでモーアを昇降操作 可能に構成して、モーアと昇降アームとの連結点を中心にモーアを前上り傾動さ せて、モーアのハウジング内部を臨み易い前上がり傾斜させるように構成し、ハ ウジング内の清掃や刈刃の着脱、等のメンテナンス作業を行い易くしたものが知 られている(特開平3−191711号公報参照)。
【0003】
上記構成によると、ハウジング内部をある程度臨み易くでき、メンテナンス作 業を行うことができるが、しかしながら、リフトアームと昇降アームを上下融通 を設けて連結しているので、その上下融通の分だけ十分にモーアを前上がり傾動 させることができず、ハウジング内部を臨むには充分とはいえなかった。そこで 、リフトアームとモーアを接近させた状態で前記上下融通を殺してその融通分だ けモーアを前上がり傾動させて、ハウジング内部を臨み易くする手段が考えられ るが、リフトアームとモーアを接近させる作業において、モーア本体が重いので 持上げ作業が困難であったり、リフトアームを下方に揺動操作して接近させる作 業において、油圧シリンダーと連動連結したリフトアームは、油圧シリンダーの 摺動抵抗によって下降操作が困難であった。 又、モーアのメンテナンス姿勢において、油圧シリンダーが無負荷状態になる と、モーアが自重で降下して作業に支障をきたす虞れがあった。 本考案は、上記実情を鑑みてなされたものであって、上記不具合であるリフト アームをモーア側に下降接近操作する作業を容易にするとともに、モーアを前上 がりに傾斜させたメンテナンス姿勢を維持できる芝刈機を提供し、メンテナンス 作業の能率向上を図ることを目的とする。
【0004】
上記目的を達成する為の本考案の特徴構成は、冒頭に記載した芝刈機において 、揺動上昇されたモーアを昇降アームとの連結点を中心に前上り傾動させた状態 で、モーアの前部とモーア上方に張出し配置された機体フレームとに亘って連結 アームを架設可能に構成するとともに、リフトアームに対してモーアを上下融通 を殺して接近上昇させた状態で、モーアをリフトアームに吊下げ支持させる連結 手段を設け、かつ、前記連結アームには、前記リフトアームに対して延長させた 姿勢で連結アームをリフトアームに係合させる係合部を形成した点にある。
【0005】
上記特徴構成によると、モーアを昇降アームとの連結点を中心に十分に前上り 傾動させて、モーア内部が臨み易いメンテナンス姿勢にする為のリフトアームを モーアに融通分だけ下降接近させる作業において、連結アームに形成した係合部 を、リフトアームに対して延長させた姿勢でリフトアームに係合し、連結アーム を梃子としてリフトアームを下方に揺動操作することによって、リフトアームを モーア側に比較的小さい力で容易に下降接近させることができる。 又、モーアを前上がり傾動させたメンテナンス姿勢の状態で、前記連結アーム を、機体フレームとモーアの前部に亘って架設することで、油圧シリンダーが無 負荷状態に成っても、機体フレームでモーアを吊下げてメンテナンス姿勢に維持 することができる。
【0006】
以上の説明から明らかなように、本考案は、モーアと機体に亘って架設可能、 かつ、リフトアームに係合して梃子操作可能な形状に形成した連結アームによっ て、モーアのハウジング内部を充分に臨み易い前上がりに傾斜させたメンテナン ス姿勢にする手段としてのリフトアーム下降操作を容易に行うことができるとと もに、モーアのメンテナンス姿勢を確実に維持することができ、モーアのメンテ ナンス作業の能率向上を図ることができるに至った。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図8は、本考案に係るフロントマウント型芝刈機が示されており、この芝刈機 は、機体1前部に昇降自在のモーア2を装着し、機体1後部には原動部3を備え 、前記モーア2と前記原動部3の間に操縦部4等を備えて構成している。 前記原動部3は、図6及び図7に示すように、原動部3の主たるエンジン5を 、機体フレーム6に延設したエンジン支持フレーム7に搭載しており、このエン ジン支持フレーム7の左右両側のカバー板8,8に各々切欠孔9,9を設けると もに、この切欠孔9,9を封着可能な網体のサイドカバー10,10を、前記原 動部3の左右横側の機体フレーム6,6と前記エンジン支持フレーム7とに亘っ て着脱自在に取付けている。従って、サイドカバー10,10は、前記原動部3 内の通気を行うとともに、原動部3内に刈り草や埃等の侵入を防止し、前記エン ジン支持フレーム7に刈り草や埃等が堆積している場合は、前記サイドカバー1 0,10を取外すだけで刈り草や埃等が前記切欠孔9,9から落下排出できるよ うに構成している。
【0008】 前記モーア2は、図8に示すように、刈取り草を後方の機体1方向に排出する ように設けており、刈取り草が前記原動部3内に入込まないように、モーア2側 方の機体フレーム6に防塵プレート11を備えている。
【0009】 前記モーア2は、ハウジング14内に縦軸回転する複数の刈刃を並列内装した ものであり、そのハウジング14の上部左右には、ステー18,18を固着し、 そのステー18,18の突出端側に刈取り高さ調節用のゲージ輪19,19を上 下高さ調節自在に設けている。又、ハウジング14の前端中央に設けた前部ブラ ケット22には、図4に示すように、前部アンチスキャルプローラ20を上下位 置でボルト装着する取付孔22a,22a及び22b,22bを穿設しており、 前部アンチスキャルプローラ20を上下位置調節可能に構成してモーア2の障害 物乗上げや、土刈りの防止を図っている。
【0010】 又、図5に示すように、前記ハウジング14左右後端に設けた後部ブラケット 23,23に、後部アンチスキャルプローラ24,24を横軸心周りに上下揺動 自在に枢支連結するとともに、後部アンチスキャルプローラ24,24を上下揺 動させた位置で夫々ピン支持可能に設けており、後部アンチスキャルプローラ2 4,24を上下位置調節可能に構成している。
【0011】 前記モーア2は、ハウジング14上部に設けた上部ブラケット21と、機体フ レーム6から延設された昇降アーム12の先端とを枢支連結している。そして、 昇降アーム12は、機体フレーム6に設けた単動型油圧シリンダー15と連動連 結して横軸周りに上下揺動可能なリフトアーム16と連結具17を介して連動連 結してあり、前記油圧シリンダー15を伸長作動させることによってモーア2を リフトアーム16と上部ブラケット21との連結点Pを中心に前上がりに傾動操 作可能に構成されている。 前記連結具17は、図1に示すように、昇降アーム12に枢支したロッド25 の上端部に、厚肉板金をU字状に屈曲成形した連結部材26を固着し、連結部材 26の側壁部分26aに上下に沿った長孔27を穿設して構成するとともに、連 結具17は、リフトアーム16の先端部を、連結部材26の側壁部分26aに位 置させた状態で、リフトアーム16遊端部のピン28を長孔27に挿通させてお り、リフトアーム16のピン28がモーア2の地面の凹凸の影響が長孔27によ り融通吸収されるように構成している。さらに、このピン28の先端に、リフト アーム16と連結部材26との融通を、リフトアーム16とモーア2を接近させ た状態で殺すための固定プレート29を枢支するとともに、この固定プレート2 9の遊端部には、側壁部分26aにおける長孔27より下方位置に穿設した固定 用透孔30と、互いにピン31で固定される透孔32を穿設している。即ち、リ フトアーム16を、下方揺動操作してリフトアーム16をモーア2に接近させた 状態で、固定プレート29の透孔32と、連結部材26の固定用透孔30とに亘 ってピン31を挿通連結して前記融通を殺し、前記油圧シリンダー15を駆動操 作をすることによって、モーア2を、前記連結点Pを中心に前上がり傾動操作し てハウジング14内部が臨み易いメンテナンス姿勢に操作することができる。 又、前記モーア2のメンテナンス姿勢の状態でモーア2を吊り下げ支持可能な 連結アーム33を、機体6の前部と前部ブラケット22に亘って架設しており、 油圧シリンダー15が無負荷状態に成ってもモーア2が自重で降下することなく メンテナンス作業が行えるようにしている。 前記連結アーム33は、前記機体フレーム6と前記ブラケット22に夫々設け た各係合孔34,22cと、前記モーア2をメンテナンス姿勢の状態で係脱自在 な係合部33a,33bを両端に形成するとともに、前記リフトアーム16と係 脱自在な係合部33cを形成しており、前述のリフトアーム16をモーア2に接 近させる下方揺動操作において、油圧シリンダー15の摺動抵抗によって下方揺 動しにくいリフトアーム16の操作を、前記連結アーム33の係合部33cをリ フトアーム16に係合させて、その延長部分を下方に揺動操作することで、連結 アーム33を梃子として、リフトアーム16を容易に下方揺動させることができ る。 従って、モーア2の融通を殺し、モーア2を十分に前上がり傾動させて、ハウ ジング14内部が臨み易いメンテナンス姿勢にする為のリフトアーム16の揺動 操作を、連結アーム33によって容易なものにすることができるとともに、メン テナンス姿勢の状態で機体フレーム6とモーア2とに亘って連結アーム33を架 設することでメンテナンス姿勢を維持することができ、メンテナンス作業の能率 向上を図ることができる。
【0012】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】本考案に係るフロントマウント型芝刈機の前部
を示す側面図
を示す側面図
【図2】リフトアームを下方揺動操作した状態の側面図
【図3】メンテナンス姿勢を維持した状態の側面図
【図4】前部アンチスキャルプロラーの取付構造を示す
部分側面図
部分側面図
【図5】後部アンチスキャルプロラーの取付構造を示す
部分側面図
部分側面図
【図6】原動部を示す縦断正面図
【図7】サイドカバーの取付構造を示す分解斜視図
【図8】フロントマウント型芝刈機の全体側面図
1 機体 2 モーア 6 機体フレーム 12 昇降アーム 15 油圧シリンダー 16 リフトアーム 17 連結具 33 連結アーム 33c 係合部 P 連結点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 竹本 昭義 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)考案者 川原 好博 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内
Claims (1)
- 【請求項1】 機体(1)から前方に延設された昇降ア
ーム(12)の先端にモーア(2)を枢支連結し、単動
型の油圧シリンダー(15)によって上昇揺動されるリ
フトアーム(16)と前記昇降アーム(12)とを所定
の上下融通をもって連結具(17)で吊下げ連結したフ
ロントマウント型芝刈機において、揺動上昇されたモー
ア(2)を昇降アームとの連結点(P)を中心に前上り
傾動させた状態で、モーア(2)の前部とモーア(2)
上方に張出し配置された機体フレーム(6)とに亘って
連結アーム(33)を架設可能に構成するとともに、リ
フトアーム(16)に対してモーア(2)を上下融通を
殺して接近上昇させた状態で、モーア(2)をリフトア
ーム(16)に吊下げ支持させる連結手段を設け、か
つ、前記連結アーム(33)には、前記リフトアーム
(16)延長させた姿勢で連結アーム(33)をリフト
アーム(16)に係合させる係合部(33c)を形成し
てあるフロントマウント型芝刈機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4663092U JPH067422U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | フロントマウント型芝刈機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4663092U JPH067422U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | フロントマウント型芝刈機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067422U true JPH067422U (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=12752618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4663092U Pending JPH067422U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | フロントマウント型芝刈機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067422U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6096514U (ja) * | 1983-12-06 | 1985-07-01 | サンエネルギー株式会社 | 熱交換器付スト−ブガ−ド |
JPH0259142U (ja) * | 1988-10-22 | 1990-04-27 | ||
JP2010057397A (ja) * | 2008-09-03 | 2010-03-18 | Ryobi Ltd | 芝刈り機 |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP4663092U patent/JPH067422U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6096514U (ja) * | 1983-12-06 | 1985-07-01 | サンエネルギー株式会社 | 熱交換器付スト−ブガ−ド |
JPH0259142U (ja) * | 1988-10-22 | 1990-04-27 | ||
JP2010057397A (ja) * | 2008-09-03 | 2010-03-18 | Ryobi Ltd | 芝刈り機 |
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