JPH067409Y2 - Icカードリーダとそのカード識別機構 - Google Patents

Icカードリーダとそのカード識別機構

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JPH067409Y2
JPH067409Y2 JP916189U JP916189U JPH067409Y2 JP H067409 Y2 JPH067409 Y2 JP H067409Y2 JP 916189 U JP916189 U JP 916189U JP 916189 U JP916189 U JP 916189U JP H067409 Y2 JPH067409 Y2 JP H067409Y2
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card
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衆一 高橋
銀矢 石黒
清博 石積
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Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はICカードリーダとそのカード識別機構に関す
る。
〔従来の技術〕
ICカードの一般のテレホンカード、プリペイドカー
ド、キャッシュカード、クレジットカード等と異なりプ
ラスチック製基板内にCPUやメモリ、インターフェイス
部等をチップ状態で実装したもので、記憶容量が著しく
大きく、また使用する場合は前記マイクロコンピュータ
で暗証符号のチェックを行うためセキュリティ機能が高
いという特徴を有している。したがって、このようなI
Cカードの情報処理を行うカードリーダとしてはいずれ
も専用機であった。また、一般的にはICカードリーダ
は限られたシステムで使用されることが多く、利用者も
限定されているため、カード識別機構を備えず、誤って
他の上述したようなカードもしくは疑似カードが挿入さ
れる場合については何ら対策を講じていない。これは異
種カードを取込んでも、電気的接続がなされないため、
その時点で排出動作を行えば十分対処し得るとの判断に
よるものと思われる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、ICカードリーダの使用者が不特定多数の場合
は、異種カードの誤挿入の度合いは増加し、これに対し
て毎回ICカード接点機構(例特開昭62−16059
8号公報等)をカードに圧接してアクセスを行うこと
は、それだけICカード接点機構の寿命を短くし、障害
発生の原因ともなるものである。そのため、ICカード
リーダにおいてもカードの識別を行う機構を内蔵するこ
とが要望されている。
本考案は上述したような要望に応えるべくなされたもの
で、比較的簡単な構成でICカードと異種カードとを識
別し得るICカードリーダにおけるカード識別機構と、
このカード識別機構を備えたICカードリーダを提供す
ることを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、カード処理室を挾
んで、かつ挿入されるICカードの入出力端子の位置に
対応して対向配置された発光素子および受光素子と、略
V字状もしくはY字状のカード当接部を有してカード挿
入口の内側一方側に前記カード当接部をカード処理室内
に臨ませて進退自在に配設されたカード識別部材と、こ
のカード識別部材をカード処理室内に進入する方向に付
勢する付勢手段と、カード識別部材の変位を検出する検
出手段とを備え、前記発光素子はICカードの基板を透
過し得る強度の光を発し、前記カード識別部材はICカ
ードの側縁がカード当接部の斜面に当接し押圧されるこ
とにより後退するものである。
また、本考案は上記検出手段と発光、受光素子がカード
を共に検出したときのみシャッタ機構を開き、カード挿
入を許容するようにしたものである。
〔作用〕
本考案においてICカードの入出力端子部は金属箔から
なり遮光部を形成している。ICカードと略同じ厚みの
カードをカード挿入口に挿入すると、カード側縁がカー
ド識別部材のカード当接部斜面に当接するため、カード
識別部材はカード処理室から後退し、この変位を検知手
段が検知することで、挿入されたカードがICカードと
略同じ厚みおよび幅であることを識別する。発光素子か
ら出た光は挿入されたICカードの入出力端子に当って
遮ることにより受光素子によって受光されず、この時の
信号変化によりICカードであることを識別する。IC
カードと略同じ板厚および幅であって入出力端子を備え
ないカードにおいては、特に黒色に着色されたりもしく
は磁気ストライブが入出力端子相当部に設けられていな
い限り、赤外線ダイオード等からなる発光素子から出た
光がカード基板を透過して受光素子により受光され、I
Cカードでないことを識別できる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案に係るICカードリーダにおけるカード
識別機構を示す概略平面図、第2図はカード厚識別部材
の正面図、第3図は入出力端子検出用の発光素子と受光
素子を示す図である。これらの図において、ICカード
リーダ1は、前面にスリット状のカード挿入口2を有す
る偏平な箱形のケース3を備え、このケース3の内部に
はICカード4との情報の授受を行い所定の処理を行う
カード処理室5が前記カード挿入口2に連続して設けら
れると共にICカード4と他の異種カードとを識別する
カード識別機構6、カード接点機構(図示せず)、シャ
ッタ機構A等が収納配置されている。
ICカード識別機構6は、ICカード4の厚み検出を行
うカード識別部材7と、ICカード4の表面に設けられ
た入出力端子8を検出する発光素子9および受光素子1
0とを備えている。カード識別部材7は、第1図、第2
図に示すように周面に略V字状またはY字状の溝からな
るカード当接部12を有するローラ11と、このローラ
11の軸13を回転自在に軸支するローラ支持部材14
とを備え、前記カード処理室5の基準側面15と対向す
る対向側面16にカード挿入口2に近接して形成された
凹部17内に前記ローラ11の一部周面をカード処理室
5内に臨ませて進退自在に配設され、かつ付勢手段とし
ての圧縮コイルばね18により凹部17から突出する方
向、すなわちカード処理室5内に進入する方向に付勢さ
れている。前記カード処理室5の基準側面15からカー
ド当接部12の底面19までの距離Lは、カード挿入口
2とカード処理室5の幅、換言すればICカード4の挿
入方向と直交する方向の幅Lと略等しく、またカード
当接部12の開口幅WはICカード4の板厚Tより大き
く、底面19の幅WはTより小さく(W<T<W)
設定されている。前記ローラ支持部材14のローラ11
側とは反対側端近傍位置には、該ローラ支持部材14の
後退動作を検出する検出手段としての発光素子21と受
光素子22とが上下方向に近接対向して配置されてい
る。そして、ローラ支持部材14は通常発光、受光素子
21,22より前方に係止されており、圧縮コイルばね
18に抗して後退し発光、受光素子21,22の間に挿
入されると、発光素子21から出て受光素子22に受光
される光を遮るように構成されている。
前記ICカード4の入出力端子8を検出する前記発光、
受光素子9,10はICカード4をカード処理室5内の
前記入出力端子8に対応する位置にカード処理室5を挾
んで上下に対向配置されている。赤外線ダイオード等か
らなる発光素子9から出る光はICカード4の基板を透
過し得る光強度を有するが、金属箔からなる入出力端子
8に対しては透過せず遮ぎられる。
シャッタ機構Aは発光素子9の後方にこれと近接して配
置され通常ICカード4のそれ以上の挿入を阻止してい
る。
ここで、カードの種類を大別すると、 キャッシュカードやクレジットカードなどのJIS型カ
ード ICカード(磁気ストライブ有、無) テレホンカードなどのプリペイドカードの3種類に分
けられ、その材質、厚み並びに曲げ剛性を比較した場
合、,のカードは硬質塩化ビニール材で0.7〜0.8m
m、のカードはPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)樹脂で、0.2〜0.3mm程度の厚みを有し、曲げ剛性が
,のカードより一般的に小とされる。そして、この
ようなカード,,は略同一の大きさを有してい
る。なお、カード当接部12の底面19の幅Wはの
カードの厚みよりも大きく設定されている。
次に上記構成によるカード識別機構6によるカード識別
動作について説明する。
先ずカードの厚みおよび幅の検出を第4図に基づいて説
明すると、ICカード4もしくはこれと同一の厚みおよ
び幅を有するキャッシュカード(又はクレジットカー
ド)がカード挿入口2よりカード処理室5に一定寸法挿
入されると、ICカード4の挿入端部の基準側面15側
とは反対側端縁が第4図(A)に示すようにローラ11の
溝、すなわちローラ当接部12内に挿入されてその両斜
面25に当接する。基準側面15からローラ当接部12
の底面19(第2図)までの距離Lは通常ICカード4
の幅Lと等しく設定されているので、ローラ11がI
Cカード4の挿入を阻止しようとするが、これに抗して
無理に挿入すると、第4図(A)2点鎖線位置に係止され
ていたローラ11を押圧し、実線位置まで後退させ、I
Cカード4の挿入を可能にする。ローラ11がICカー
ド4によって押圧されると、ローラ支持部材14はロー
ラ11と共に圧縮コイルばね18に抗して後退し、発光
素子21から出て受光素子22に受光される光を遮る。
したがって、受光素子22の出力信号が変化し、これに
よりICカード4もしくはこれを同じ厚みの異種カード
が挿入されたことを検知する。
次に、ICカード4より薄いテレホンカードなどのプリ
ペイドカード30が挿入されると、このカード30はカ
ード当接部12の底面19の幅Wよりも小さい厚みを
有しているので、第4図(B)に示すようにローラ11の
カード当接部12の斜面25に当接せず、溝底面19に
当る。したがって、プリペイドカード30はローラ11
を押圧、後退させ得ず、受光素子22の信号が変らず異
種カードであることを識別する。
ICカード4と同じ厚みではあるが幅の狭い規格外のカ
ード31が基準側面15に沿って挿入されると、カード
31が第4図(C)に示すようにローラ11のカード当接
部12に当接せず、したがって上述したプリペイドカー
ド30と同様、カード厚識別部材7を押圧、変位させ得
ず、発光、受光素子21,22が異種カードであること
を識別できる。また、カード処理室5に挿入されたIC
カード4は第3図に示すように入出力端子8が発光素子
9と対応一致し、その光を反射させることで、受光素子
10の出力信号が変化し、これによってICカードであ
ることを検知する。一方、ICカード4と同じ厚みの異
種カード32の場合は入出力端子を備えていないので、
第5図(A)に示すようにカード処理室内に挿入されて
も、発光素子9から出た光が異種カード32の基板を透
過し、受光素子10によって受光される。したがって、
受光素子10の出力信号は変化せず異種カード32であ
ることを識別する。
そこで、受光素子10と22との出力信号が共に変化
し、ICカード4であることを検出したときのみシャッ
タ機構Aを開き該カード4のそれ以上の挿入を許容す
る。一方、異種カード32については受光素子10,2
2のいずれか一方の信号が変らないため、シャッタ機構
Aは開かず、カードのそれ以上の挿入を阻止する。
なお、異種カード32の基板が第5図(B)に示すように
黒色等の遮光色に着色されていたり、あるいは発光素子
9に対応する箇所に磁気ストライプが形成されている場
合は、受光素子10の出力信号が変化し、ICカードと
判定してしまうが、このようなカードが誤挿入されるカ
ード全体に対して占める割合は小さいものと考えられ
る。
なお、上記実施例はカード識別部材7の変位を検出する
検出手段として発光、受光素子9,10による光学的手
段を用いたが、本考案はこれに何ら特定されるものでは
なく、カード識別部材7によって開閉制御されるマイク
ロスイッチ、リードスイッチ等各種のスイッチを使用し
てもよいことは勿論である。また上記実施例は接点の保
護のためシャッタ機構Aを設けたが、カード識別機構で
ICカード4と判別したときにICカードの出力端子部
8に接点を接触させる接点動作機構を設けても同様に接
点の保護が図れる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係るICカードリードとそ
のカード識別機構は、略V字状もしくはY字状のカード
当接部を有する進退自在なカード識別部材とこのカード
識別部材の変位を検出する検出手段によって挿入カード
の板厚および幅を検出し、発光素子と受光素子とで入出
力端子を検出するように構成したので、比較的簡単な構
成により、ICカードと異種カードとを識別でき、異種
カードの誤挿入の頻度を軽減防止し得る。したがって、
シャッタ機構や接点機構との組合わせによってカード接
点機構の損耗、破損、故障等が減少し、ICカードリー
ダの耐久性を向上させ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略平面図、第2図は
カード識別部材の正面図、第3図は入出力端子検出用の
発光素子と受光素子を示す図、第4図(A),(B),(C)は
それぞれカード厚の検出状態を示す図、第5図(A),(B)
はそれぞれカードの入出力端子検出状態を示す図であ
る。 1……ICカードリーダ、2……カード挿入口、4……
ICカード、5……カード処理室、6……ICカード識
別機構、7……カード識別部材、8……入出力端子、9
……発光素子、10……受光素子、12……カード当接
部、18……圧縮コイルばね、21……発光素子、22
……受光素子。
フロントページの続き (72)考案者 石黒 銀矢 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 石積 清博 東京都港区南麻布5丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−50982(JP,A) 実開 昭63−107072(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード処理室を挾んで、かつ挿入されるI
    Cカードの入出力端子の位置に対応して対向配置された
    発光素子および受光素子と、略V字状もしくはY字状の
    カード当接部を有してカード挿入口の内側一方側に前記
    カード当接部をカード処理室内に臨ませて進退自在に配
    設されたカード識別部材と、このカード識別部材をカー
    ド処理室内に進入する方向に付勢する付勢手段と、カー
    ド識別部材の変位を検出する検出手段とを備え、前記発
    光素子はICカードの基板を透過し得る強度の光を発
    し、前記カード識別部材はICカードの側縁がカード当
    接部の斜面に当接し押圧されることにより後退すること
    を特徴とするICカードリーダにおけるカード識別機
    構。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のカード識別機構と、カー
    ドの挿入を通常阻止するシャッタ機構を備え、カード識
    別機構の検出手段と、発光、受光素子の両方がカードを
    検出したときのみ前記シャッタ機構を開き、カードの挿
    入を許容するようにしたことを特徴とするICカードリ
    ーダ。
JP916189U 1989-01-27 1989-01-27 Icカードリーダとそのカード識別機構 Expired - Lifetime JPH067409Y2 (ja)

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JPH02104465U JPH02104465U (ja) 1990-08-20
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JP4530634B2 (ja) * 2003-09-26 2010-08-25 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 Icカード処理装置
JP5715762B2 (ja) * 2010-03-30 2015-05-13 日本電産サンキョー株式会社 カード処理装置およびカード処理システム

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