JPH0674046A - 放熱装置の吸引式送風機構における整流装置 - Google Patents
放熱装置の吸引式送風機構における整流装置Info
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- JPH0674046A JPH0674046A JP21150892A JP21150892A JPH0674046A JP H0674046 A JPH0674046 A JP H0674046A JP 21150892 A JP21150892 A JP 21150892A JP 21150892 A JP21150892 A JP 21150892A JP H0674046 A JPH0674046 A JP H0674046A
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- Japan
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- fan
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- pitch
- flow
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 放熱装置の吸引式送風機構において空冷式熱
交換器と吸引式送風ファンとの間に整流翼を配置する場
合に、高い整流効果を達成し、しかも重量の増大が少な
く、共振の問題も解決できる構成を得ること。 【構成】 空冷式熱交換器と吸引式送風ファンとの間に
整流翼を配置するにあたって、該整流翼が配置される範
囲を、該ファンの動翼の半径方向高さの1/2より外側と
し、該整流翼の半径方向内端部におけるピッチ・コード
比が1.0 ないし1.5 となるようにする。さらに、この整
流翼は、不等ピッチで配列する。 【効果】 僅かな重量増加で効率の良い整流効果を達成
でき、かつ装置をコンパクトに構成できる。さらに、整
流翼と吸引ファンの共振も防止できる。
交換器と吸引式送風ファンとの間に整流翼を配置する場
合に、高い整流効果を達成し、しかも重量の増大が少な
く、共振の問題も解決できる構成を得ること。 【構成】 空冷式熱交換器と吸引式送風ファンとの間に
整流翼を配置するにあたって、該整流翼が配置される範
囲を、該ファンの動翼の半径方向高さの1/2より外側と
し、該整流翼の半径方向内端部におけるピッチ・コード
比が1.0 ないし1.5 となるようにする。さらに、この整
流翼は、不等ピッチで配列する。 【効果】 僅かな重量増加で効率の良い整流効果を達成
でき、かつ装置をコンパクトに構成できる。さらに、整
流翼と吸引ファンの共振も防止できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】 本発明は、放熱装置の吸引式送
風機構における整流装置に関する。本発明は、エンジン
冷却系に適用するのに特に適しているが、その用途に限
定されるものではない。
風機構における整流装置に関する。本発明は、エンジン
冷却系に適用するのに特に適しているが、その用途に限
定されるものではない。
【０００２】
【従来技術】 エンジン冷却系に使用される吸引式送風
機構の一例を図４および図５に示す。図４において、ラ
ジエータ４のような空冷式熱交換器の背面にフード３が
取り付けられる。フード３は後壁３ａに円形の孔３ｂを
有し、その孔３ｂの位置に吸引ファン１が配置される。
ファン１は駆動軸１ａを有し、該駆動軸１ａを駆動して
矢印５方向に回転させることにより、ラジエータ４を通
して矢印８、９方向に空気を吸引する。吸引された空気
は、図５で示すようにファン１のところで急激に方向を
変えられるため、空気の渦や剥離を生じ、騒音の原因と
なる。この吸引空気の乱れを極力少なくするために、従
来は、ラジエータ４の背面とファン１との間の距離Ａを
大きくしていた。しかし、この構成によると、放熱装置
が大型になり、好ましくない。
機構の一例を図４および図５に示す。図４において、ラ
ジエータ４のような空冷式熱交換器の背面にフード３が
取り付けられる。フード３は後壁３ａに円形の孔３ｂを
有し、その孔３ｂの位置に吸引ファン１が配置される。
ファン１は駆動軸１ａを有し、該駆動軸１ａを駆動して
矢印５方向に回転させることにより、ラジエータ４を通
して矢印８、９方向に空気を吸引する。吸引された空気
は、図５で示すようにファン１のところで急激に方向を
変えられるため、空気の渦や剥離を生じ、騒音の原因と
なる。この吸引空気の乱れを極力少なくするために、従
来は、ラジエータ４の背面とファン１との間の距離Ａを
大きくしていた。しかし、この構成によると、放熱装置
が大型になり、好ましくない。
【０００３】ラジエータ４の背面とファン１との間に整
流翼を配置することにより、空気流９の乱れを軽減させ
ることができるが、整流翼による重量や抵抗の増大が問
題となる。また、空気流の影響で整流翼に共振を生じる
問題もある。
流翼を配置することにより、空気流９の乱れを軽減させ
ることができるが、整流翼による重量や抵抗の増大が問
題となる。また、空気流の影響で整流翼に共振を生じる
問題もある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、放熱装置
の吸引式送風機構において空冷式熱交換器と吸引式送風
ファンとの間に整流翼を配置する場合に、高い整流効果
を達成し、しかも重量の増大が少なく、共振の問題も解
決できる放熱装置の吸引式送風機構における整流装置を
提供することを目的とする。
の吸引式送風機構において空冷式熱交換器と吸引式送風
ファンとの間に整流翼を配置する場合に、高い整流効果
を達成し、しかも重量の増大が少なく、共振の問題も解
決できる放熱装置の吸引式送風機構における整流装置を
提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、本発明においては、空冷式熱交換器と吸引式送風フ
ァンとの間に整流翼を配置するにあたって、該整流翼が
配置される範囲を、該ファンの動翼の半径方向高さの1/
2 より外側とし、該整流翼の半径方向内端部におけるピ
ッチ・コード比が1.0 ないし1.5 となるようにする。さ
らに、この整流翼は、不等ピッチで配列する。ここに、
ピッチ・コード比は、整流翼の弦長すなわちコード長l
とピッチｔとの比l/t として定義される。
め、本発明においては、空冷式熱交換器と吸引式送風フ
ァンとの間に整流翼を配置するにあたって、該整流翼が
配置される範囲を、該ファンの動翼の半径方向高さの1/
2 より外側とし、該整流翼の半径方向内端部におけるピ
ッチ・コード比が1.0 ないし1.5 となるようにする。さ
らに、この整流翼は、不等ピッチで配列する。ここに、
ピッチ・コード比は、整流翼の弦長すなわちコード長l
とピッチｔとの比l/t として定義される。
【０００６】
【作用】 本発明者等は、吸引ファンの上流における空
気流の乱れは、ファン動翼の半径の約1/2 より半径方向
外側で顕著になることを見出した。これは、熱交換器の
空気通過面の幅と高さがファンの直径より大きく、半径
方向外側領域で空気流が急激に方向を変えられることに
起因するものと推察される。本発明においては、熱交換
器と吸引ファンとの間で該ファンの動翼の半径方向高さ
の1/2より外側の範囲に整流翼を設けることにより、整
流翼を設ける範囲を最小限にして十分な整流効果を達成
することができる。整流翼のコード長l を一定とした場
合、ピッチ・コード比を1.0 より小さくすると、整流翼
の間隔が大きくなり過ぎて整流効果が不十分になる。ま
た、ピッチ・コード比を1.5 より大きくすると、整流翼
の間隔が小さくなり過ぎて空気流に対する抵抗が増大
し、好ましくない。さらに、整流翼のピッチｔを一定と
してピッチ・コード比を1.0 よりも小さくすると、整流
翼のコード長l が小さくなり過ぎて、整流する距離が小
さくなり、整流効果が不十分になる。また、ピッチ・コ
ード比を1.5 より大きくすると、整流翼がファンに対し
て物理的干渉を生じるため、放熱装置の厚さが大きくな
る、という問題を生じる。本発明の上記した構成では、
このような問題を生じることなく効率の良い送風機構を
得ることができる。また、整流翼の配列を不等ピッチに
することにより、整流翼およびファンが空気量に対して
共振するのを防止することが可能になる。
気流の乱れは、ファン動翼の半径の約1/2 より半径方向
外側で顕著になることを見出した。これは、熱交換器の
空気通過面の幅と高さがファンの直径より大きく、半径
方向外側領域で空気流が急激に方向を変えられることに
起因するものと推察される。本発明においては、熱交換
器と吸引ファンとの間で該ファンの動翼の半径方向高さ
の1/2より外側の範囲に整流翼を設けることにより、整
流翼を設ける範囲を最小限にして十分な整流効果を達成
することができる。整流翼のコード長l を一定とした場
合、ピッチ・コード比を1.0 より小さくすると、整流翼
の間隔が大きくなり過ぎて整流効果が不十分になる。ま
た、ピッチ・コード比を1.5 より大きくすると、整流翼
の間隔が小さくなり過ぎて空気流に対する抵抗が増大
し、好ましくない。さらに、整流翼のピッチｔを一定と
してピッチ・コード比を1.0 よりも小さくすると、整流
翼のコード長l が小さくなり過ぎて、整流する距離が小
さくなり、整流効果が不十分になる。また、ピッチ・コ
ード比を1.5 より大きくすると、整流翼がファンに対し
て物理的干渉を生じるため、放熱装置の厚さが大きくな
る、という問題を生じる。本発明の上記した構成では、
このような問題を生じることなく効率の良い送風機構を
得ることができる。また、整流翼の配列を不等ピッチに
することにより、整流翼およびファンが空気量に対して
共振するのを防止することが可能になる。
【０００７】
【実施例】 以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図１において、熱交換器４と吸引ファン１との間に
整流翼２が配置される。この整流翼２は、取付リング６
によりフード３の内面に固定される。ファン１の動翼
は、内径Rhおよび外径Rtを有し、この内径Rhと外径Rtと
の間の範囲がファン１の動翼である。整流翼２は、この
動翼の半径方向高さの1/2 より外側の範囲に配置され
る。また、図３に示すように、整流翼２のピッチをｔと
し、コード長をl としたとき、ピッチ・コード比t/l が
1.0 ないし1.5 の範囲になるようにする。さらに、整流
翼２は、互いに不等ピッチになるように配列する。すな
わち、図２に示すように、整流翼２ａと整流翼２ｂとの
間のピッチt1と、整流翼２ｂと整流翼２ｃとの間のピッ
チt2とを互いに異なる値とする。同様に、整流翼２ｃと
整流翼２ｄとの間のピッチt3をピッチt2とは異なる値と
する。
る。図１において、熱交換器４と吸引ファン１との間に
整流翼２が配置される。この整流翼２は、取付リング６
によりフード３の内面に固定される。ファン１の動翼
は、内径Rhおよび外径Rtを有し、この内径Rhと外径Rtと
の間の範囲がファン１の動翼である。整流翼２は、この
動翼の半径方向高さの1/2 より外側の範囲に配置され
る。また、図３に示すように、整流翼２のピッチをｔと
し、コード長をl としたとき、ピッチ・コード比t/l が
1.0 ないし1.5 の範囲になるようにする。さらに、整流
翼２は、互いに不等ピッチになるように配列する。すな
わち、図２に示すように、整流翼２ａと整流翼２ｂとの
間のピッチt1と、整流翼２ｂと整流翼２ｃとの間のピッ
チt2とを互いに異なる値とする。同様に、整流翼２ｃと
整流翼２ｄとの間のピッチt3をピッチt2とは異なる値と
する。
【０００８】このような配置により、熱交換器４を通っ
て吸引される空気流は矢印１０で示すように整流され
る。この本発明の配置によれば、吸引される空気流に対
する抵抗を極力小さくして僅かな重量増加で効率の良い
整流効果を達成することができる。また、放熱装置の厚
さを増加させる必要もない。さらに、整流翼を不等ピッ
チとすることにより、整流翼およびファンの共振も防止
できる。
て吸引される空気流は矢印１０で示すように整流され
る。この本発明の配置によれば、吸引される空気流に対
する抵抗を極力小さくして僅かな重量増加で効率の良い
整流効果を達成することができる。また、放熱装置の厚
さを増加させる必要もない。さらに、整流翼を不等ピッ
チとすることにより、整流翼およびファンの共振も防止
できる。
【０００９】
【効果】 本発明の構成によれば、僅かな重量増加で効
率の良い整流効果を達成でき、かつ装置をコンパクトに
構成できる。さらに、整流翼および吸引ファンの共振も
防止できる、という効果を達成できる。
率の良い整流効果を達成でき、かつ装置をコンパクトに
構成できる。さらに、整流翼および吸引ファンの共振も
防止できる、という効果を達成できる。
【図１】 本発明の一実施例を示す放熱装置の断面図で
ある。
ある。
【図２】 図１のII-II 線における断面図である。
【図３】 図２のIII-III 線における断面図である。
【図４】 従来の放熱装置の一例を示す図１と同様な図
である。
である。
【図５】 図４のIV−IV線における断面図である。
１は吸引ファン、２は整流翼、３はフード、４は熱交換
器、ｔは整流翼ピッチ、l は整流翼コード長を示す。
器、ｔは整流翼ピッチ、l は整流翼コード長を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】 空冷式熱交換器と、前記熱交換器の後流
側に配置された吸引ファンとからなる放熱装置におい
て、 前記熱交換器と前記吸引ファンとの間で前記ファ
ンの動翼の半径方向高さの1/2 より外側の範囲に、半径
方向内端部におけるピッチ・コード比が1.0 ないし1.5
となるように、かつ不等ピッチで整流翼を設けたことを
特徴とする、放熱装置の吸引式送風機構における整流装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21150892A JP2855305B2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 放熱装置の吸引式送風機構における整流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21150892A JP2855305B2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 放熱装置の吸引式送風機構における整流装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0674046A true JPH0674046A (ja) | 1994-03-15 |
| JP2855305B2 JP2855305B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=16607092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21150892A Expired - Fee Related JP2855305B2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 放熱装置の吸引式送風機構における整流装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2855305B2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP21150892A patent/JP2855305B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2855305B2 (ja) | 1999-02-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981005 |
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