JPH0673731B2 - 鋳片同調切断装置 - Google Patents

鋳片同調切断装置

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JPH0673731B2
JPH0673731B2 JP1126750A JP12675089A JPH0673731B2 JP H0673731 B2 JPH0673731 B2 JP H0673731B2 JP 1126750 A JP1126750 A JP 1126750A JP 12675089 A JP12675089 A JP 12675089A JP H0673731 B2 JPH0673731 B2 JP H0673731B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は鋳片同調切断装置、特に水平連続鋳造における
鋳片切断に適した装置に関する。
[従来の技術と解決すべき課題] 近年、設備高さの低減という特徴を持つ水平連続鋳造方
式が提案されてきている。第5図にこの水平連続鋳造方
式の概要を示すが、溶鋼はタンディッシュ51から水冷ジ
ャケット52を有する鋳型53へ供給され、冷却されて鋳片
54となりピンチロール55により水平に引抜かれ、搬送ロ
ール56上を移動し、同調切断装置Cによりガス切断され
て次工程に送られる。
この水平連続鋳造により鋳片を製造する際には、現在最
も一般的に行われている湾曲型連続鋳造と異なり、タン
ディッシュと鋳型が接続・固定しているため、熱伝達を
促進して凝固を早めるための振動を付与することはでき
ない。このため水平連続鋳造では、鋳片の引抜きとその
停止を繰り返す間欠引抜きを行い、同様の効果をあげて
いる。
しかして、連続鋳造され凝固されて搬出してくる鋳片
は、鋳造設備に後続する切断装置によって所要の長さに
切断されるが、従来の切断装置は鋳造された鋳片の搬出
側で待機し、搬出ローラ上を送り出される鋳片をクラン
プ機構を用いて鋳片の流れと同調しながらガス切断し、
切断終了後はクランプ機構を解除し、原点位置に復帰さ
せ、次回切断のため待機する、という構成を採用してい
るのが通常であった。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、水平連続鋳造において従来の切断方式を
適用すると、前述した特有の間欠引抜き動作により、切
断機体が振動し、切断面に悪影響を及ぼすおそれがあっ
た。このため振動の悪影響を避けるために機体高さを可
及的に低くして鋳片に近接することも考えられるが、鋳
片温度が800〜900℃と高温であることから、機体の保護
の面から単純に接近させることも好ましくない。
このため切断装置全体を水冷構造とすることも考えられ
るが、そのための装置類や配管系が増加し、鋳片切断装
置の重量が増し、前述の間欠引抜きの際に慣性を大きく
して切断作業に支障をきたすおそれがある。
本発明はこのような従来技術の問題点を解決し、切断装
置本体を水冷構造としてこれを可及的に鋳片に接近させ
ることができ、かつ鋳片への同調部を切断機の一部とし
て鋳片に対する荷重負担を軽減し得る切断装置を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するための本発明に係る鋳片同調切断装
置は、鋳片搬送ラインに可及的に近接させて設けた架台
に、水冷ジャケットを有する切断機本体を鋳片移動方向
に移動可能に懸架すると共に、該切断機本体内に鋳片移
動方向にそって移動シャフトを貫通配置し、該シャフト
に鋳片クランプ機構、切断トーチ及びトーチ首振り機構
を設け、鋳片の移動に伴う移動シャフトの移動と切断機
本体の移動を順次繰り返すことにより鋳片のガス切断を
行うことを特徴とする。
[作用] このように本発明では、水冷構造の切断機本体と、鋳片
への同調部の主体となる移動シャフトを別個に移動可能
として、鋳片に対する同調部と防熱保護部とを分離した
ため、、同調時に鋳片にかかる切断装置の荷重負担を軽
減することができると共に、鋳片からの熱影響を小さく
でき、これにより切断機を可及的に鋳片に近接でき、鋳
片の間欠的な動きに対する影響を低減し、良好な切断操
作が行えるようにしている。
[実施例] 以下本発明を図面により説明する。第1図は本発明に係
る切断装置の実施例であって、便宜上ボックス形の切断
機本体の前壁面を取り除いて示した正面図であり、第2
図はこの装置のクランプ機構を側面から示した図であ
る。
本装置の主軸である移動シャフト2を支持し、かつクラ
ンプ機構、トーチ首振り機構、制御機構を内蔵する水冷
ジャケット構造のボックス形切断機本体1は、両上端を
ケーブル3及びプーリ9によって牽引され、駆動モータ
24によりケーブル3に引張られて前方より張り出された
架台4のレール上を小プーリ5を介して鋳片移動方向と
平行に移動自在の構造になっている。
該切断機本体1内には、前後端部でこの切断機本体に固
定された一対の支持ロール台があり、この台上のスプー
ル形支持ロール6に支持された左右(鋳片移動方向)へ
切断機本体1とは別個に移動自在なシャフト(移動シャ
フト)2を貫挿している。該移動シャフト2は切断機本
体1の長さより長尺であり、その一端側(図の左側)の
切断機本体の外側には内部保護用のじゃばら11が設けら
れ、他端側(図の右側)にも同様なじゃばら12が設けら
れている。この移動シャフト2の他端側には切断トーチ
7が装着されており、該トーチ7は移動シャフト2内の
軸方向に挿通された回転軸8の先端に取り付けられてい
る。
第1図で移動シャフト2の左寄りの本体1内には、前記
トーチ7の首振りのため、移動シャフト上にモータ13、
減速機14、ギア(ウォームギア)15が設けられ、この回
転を回転軸8のギアに伝達して該回転軸に軸周りの動き
を与えトーチ7を首振りさせる。また、移動シャフト2
の右寄りの本体1内には、クランプ機構を設けてあり、
その構成は第2図に示すものである。すなわち、両側に
クランプアーム16を有し、中央の移動シャフト2に固着
した固定盤上の支点17を軸にし、上部のシリンダ18の作
用に連動して下端のパッド19の位置を変え、鋳片20をつ
かんだり開放したりする。このクランプアームの動きに
対しても、釣り金具21を介して内部保護用のじゃばら22
と、鋳片移動方向へのじゃばら23を設けておく。
さらに、切断機本体1の内部には、前記ケーブル3を引
張るためのプーリ駆動源24を始動・停止を指令するため
の検出器、例えばリミットスイッチ25,26を適宜位置に
支持台27を介して設置している。また、同じく切断機本
体1の内部には、同調切断作業開始時における移動シャ
フト2と切断機本体1との関係位置を適正にするための
手段が設けられる。即ち、移動シャフト2のギアボック
ス15近傍にプレート28が下方に向って突設され、該プレ
ート28を鋳片進行方向とは逆方向へ押すためのシリンダ
29とピストンロッド30が本体内に設置されている。31は
プレート28が当接する位置決め用ストッパである。な
お、32は切断機本体1の原点位置を決めるため架台4に
設けたストッパである。
次に図示する装置の作用について説明する。
鋳片20が水平連続鋳造設備から搬出されて搬送ローラ上
を矢印方向に送られてくると、一定位置に待機していた
切断装置のクランプ機構のシリンダ18が作動して対向す
るクランプアーム16により鋳片20を挟持し、同調移動を
開始する。この時点でモータ13が駆動してトーチ7の首
振り動作を行わせ、鋳片のガス切断が開始する。
移動シャフト2がクランプアーム16を介して同調移動し
て第3図の位置に達すると、シャフトに設けたノッカ33
が外側リミットスイッチ26に接触し、ケーブル駆動用モ
ータ24に指令を発し、切断機本体1を鋳片移動方向へ移
動させ、ノッカ33が内側リミットスイッチ25に接触した
時に停止する。なお、この時シリンダ29のピストンロッ
ド30は予め収縮状態としておく。
このようにしてトーチ7の首振りによる鋳片の一回のガ
ス切断操作が終了するまで、鋳片との同調による移動シ
ャフト2の前進とモータ駆動による切断機本体1の前進
が複数回繰り返えされる。ガス切断が終了したならば、
クランプを解除し、駆動用モータ24を逆回転させて切断
機本体1を、位置設定用ストッパ32に当接する待機位置
まで引き戻す。このときシリンダ29を作動させてピスト
ンロッド30を突出させてプレート28を押し、切断機本体
に設けたストッパ31に当接させて、移動シャフト2と切
断機本体1とが適正な元の関係位置になるようにする。
なお、第4図は本発明の他の実施例を示すもので、切断
機本体の動きを制御する上述のリミットスイッチやシリ
ンダを設けることなく、移動シャフト2のギアボックス
15から下方へ突設したプレート34の左右に同一性能のス
プリング35,36を配したものである。この装置では、ク
ランプアームが鋳片をつかんで同調移動すると、右側の
スプリング36が圧縮されて(第4図(b)参照)、一定
の圧縮量になるとそのスプリング力が切断機本体1の走
行抵抗に打ち勝ち、切断機本体は1小プーリ5を回転さ
せて右方向へ移動し、スプリング力の釣り合いの取れる
位置までくると停止する。
このようにして切断機本体を複数回移動させる間に、ガ
ス切断作業は終了するが、予め切断機本体1を動かす駆
動用モータ24の回転力を伝達するプーリ9のクラッチを
切っておくことは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係る切断装置においては、
移動シャフト、クランプ機構、トーチ操作機構、制御機
構を有する同調部と、装置本体を主とする防熱保護部と
を分離していることから、同調時に鋳片にかかる荷重負
担を軽減でき、慣性を小さくできると共に、かつ水冷ジ
ャケット構造としているため、装置全体を鋳片に可及的
に近接できることになる。その結果水平連続鋳造に本発
明の装置を適用した場合に、鋳片の引抜きサイクルの影
響を小さくでき、鋳片切断を良好な状態で行うことが可
能となる。
なお、本発明の装置は単に鋳片のガス切断作業に用いる
だけではなく、研磨作業或は切削作業における加工部と
その保護部との関係においても同様な装置を適用すれ
ば、多大の効果を期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る切断装置の一実施例を示す側面断
面図、第2図は第1図の装置の正面断面図、第3図は第
1図の装置の移動状況を示す側面断面図、第4図(a)
(b)は本発明の他の実施例を示す部分説明図、第5図
は通常の水平連続鋳造設備の概略図である。 1……切断機本体、2……移動シャフト、3……ケーブ
ル、4……架台、6……支持ロール、7……切断トー
チ、8……回転軸、9……プーリ、13……トーチ首振り
用モータ、16……クランプアーム、18……鋳片挟持用シ
リンダ、20……鋳片、29……位置決め用シリンダ、30…
…ピストンロッド、31,34……プレート、35,36……スプ
リング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳片搬送ラインに可及的に近接させて設け
    た架台に、水冷ジャケットを有する切断機本体を鋳片移
    動方向に移動可能に懸架すると共に、該切断機本体内に
    鋳片移動方向にそって移動シャフトを貫通配置し、該シ
    ャフトに鋳片クランプ機構、切断トーチ及びトーチ首振
    り機構を設け、鋳片の移動に伴う移動シャフトの移動と
    切断機本体の移動を順次繰り返すことにより鋳片のガス
    切断を行うことを特徴とする鋳片同調切断装置。
  2. 【請求項2】切断機本体と移動シャフトの位置関係を適
    正に保つためシリンダ或はスプリングからなる位置調整
    機構を設けてなる請求項1記載の切断装置。
JP1126750A 1989-05-22 1989-05-22 鋳片同調切断装置 Expired - Fee Related JPH0673731B2 (ja)

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