JPH0673652A - ポリアミド系極細繊維不織布及びその製造方法 - Google Patents
ポリアミド系極細繊維不織布及びその製造方法Info
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- JPH0673652A JPH0673652A JP4253943A JP25394392A JPH0673652A JP H0673652 A JPH0673652 A JP H0673652A JP 4253943 A JP4253943 A JP 4253943A JP 25394392 A JP25394392 A JP 25394392A JP H0673652 A JPH0673652 A JP H0673652A
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- polymer
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 相対粘度が2.6〜4.0のポリテトラメチ
レンアジパミド系重合体からなる平均繊維径が0.1〜
8.0μmの極細繊維から構成され,温度160℃時の
乾熱収縮率が20%以下であり,構成繊維が集積されて
なるウエブ区域と構成繊維が自己融着されてなる点状融
着区域とを有し,かつ点状融着区域の全面積が不織布の
全面積に対し5〜50%であるポリアミド系極細繊維不
織布。 【効果】 機械的特性,耐熱性,寸法安定性,柔軟性が
優れ,従来の衣料用素材のみならず,特に産業資材用素
材として好適である。
レンアジパミド系重合体からなる平均繊維径が0.1〜
8.0μmの極細繊維から構成され,温度160℃時の
乾熱収縮率が20%以下であり,構成繊維が集積されて
なるウエブ区域と構成繊維が自己融着されてなる点状融
着区域とを有し,かつ点状融着区域の全面積が不織布の
全面積に対し5〜50%であるポリアミド系極細繊維不
織布。 【効果】 機械的特性,耐熱性,寸法安定性,柔軟性が
優れ,従来の衣料用素材のみならず,特に産業資材用素
材として好適である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,機械的特性,耐熱性,
寸法安定性,柔軟性が優れ,特に産業資材用素材として
好適なポリアミド系極細繊維不織布と,それを効率良く
製造する方法に関するものである。
寸法安定性,柔軟性が優れ,特に産業資材用素材として
好適なポリアミド系極細繊維不織布と,それを効率良く
製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から,ポリカプラミドやポリヘキサ
メチレンアジパミド重合体を用いメルトブローン法によ
り製造したポリアミド系極細繊維不織布が知られてお
り,この不織布は,タフネス,耐摩耗性,耐アルカリ性
等が優れているところから,各種の産業資材用素材とし
て広範に用いられている。ところで,近年,産業資材用
途では,熱的及び/又は機械的に過酷な使用条件に耐え
る特性を具備する素材が要求されてきた。しかしなが
ら,前記のポリアミド系極細繊維不織布は,タフネス,
耐摩耗性,耐アルカリ性等が優れているものの,耐熱
性,寸法安定性の面で不十分なものであった。
メチレンアジパミド重合体を用いメルトブローン法によ
り製造したポリアミド系極細繊維不織布が知られてお
り,この不織布は,タフネス,耐摩耗性,耐アルカリ性
等が優れているところから,各種の産業資材用素材とし
て広範に用いられている。ところで,近年,産業資材用
途では,熱的及び/又は機械的に過酷な使用条件に耐え
る特性を具備する素材が要求されてきた。しかしなが
ら,前記のポリアミド系極細繊維不織布は,タフネス,
耐摩耗性,耐アルカリ性等が優れているものの,耐熱
性,寸法安定性の面で不十分なものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,前記問題を
解決し,機械的特性,耐熱性,寸法安定性,柔軟性が優
れ,特に産業資材用素材として好適なポリアミド系極細
繊維不織布と,それを効率良く製造することができる方
法を提供しようとするものである。
解決し,機械的特性,耐熱性,寸法安定性,柔軟性が優
れ,特に産業資材用素材として好適なポリアミド系極細
繊維不織布と,それを効率良く製造することができる方
法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,前記問題
を解決すべく鋭意検討の結果,本発明に到達した。すな
わち,本発明は,相対粘度が2.6〜4.0のポリテト
ラメチレンアジパミド系重合体からなる平均繊維径が
0.1〜8.0μmの極細繊維から構成され,温度16
0℃時の乾熱収縮率が20%以下であり,構成繊維が集
積されてなるウエブ区域と構成繊維が自己融着されてな
る点状融着区域とを有し,かつ点状融着区域の全面積が
不織布の全面積に対し5〜50%であることを特徴とす
るポリアミド系極細繊維不織布,を要旨とするものであ
る。また,本発明は,メルトブローン法によりポリアミ
ド系極細繊維不織布を製造するに際し,重合体として相
対粘度が2.6〜4.0のポリテトラメチレンアジパミ
ド系重合体を用い,溶融紡出されたポリマ流を溶融温度
より20〜50℃高い温度の高圧空気流により牽引・細
化し,冷却した後,移動する捕集面上に捕集・堆積させ
てウエブとし,次いで得られたウエブに圧接面積率5〜
50%で部分熱圧接処理を施すことを特徴とするポリア
ミド系極細繊維不織布の製造方法,を要旨とするもので
ある。
を解決すべく鋭意検討の結果,本発明に到達した。すな
わち,本発明は,相対粘度が2.6〜4.0のポリテト
ラメチレンアジパミド系重合体からなる平均繊維径が
0.1〜8.0μmの極細繊維から構成され,温度16
0℃時の乾熱収縮率が20%以下であり,構成繊維が集
積されてなるウエブ区域と構成繊維が自己融着されてな
る点状融着区域とを有し,かつ点状融着区域の全面積が
不織布の全面積に対し5〜50%であることを特徴とす
るポリアミド系極細繊維不織布,を要旨とするものであ
る。また,本発明は,メルトブローン法によりポリアミ
ド系極細繊維不織布を製造するに際し,重合体として相
対粘度が2.6〜4.0のポリテトラメチレンアジパミ
ド系重合体を用い,溶融紡出されたポリマ流を溶融温度
より20〜50℃高い温度の高圧空気流により牽引・細
化し,冷却した後,移動する捕集面上に捕集・堆積させ
てウエブとし,次いで得られたウエブに圧接面積率5〜
50%で部分熱圧接処理を施すことを特徴とするポリア
ミド系極細繊維不織布の製造方法,を要旨とするもので
ある。
【0005】次に,本発明を詳細に説明する。本発明に
おけるポリテトラメチレンアジパミド系重合体とは,主
としてポリテトラメチレンアジパミドからなる重合体で
あり,ポリテトラメチレンアジパミドにポリカプラミド
やポリヘキサメチレンアジパミド,ポリウンデカメチレ
ンテレフタラミド等の他のポリアミド成分が30モル%
以下共重合されたポリテトラメチレンアジパミド系共重
合体,あるいはブレンドされたブレンド物であってもよ
い。前記他のポリアミド成分の共重合率あるいはブレン
ド率が30モル%を超えると,共重合体あるいはブレン
ド物の融点が低下し,不織布を高温条件下で使用したと
きに機械的特性や寸法安定性が低下するので好ましくな
い。本発明におけるポリテトラメチレンアジパミド系重
合体は,相対粘度が2.6〜4.0のものであり,相対
粘度が2.6未満であると不織布の強力が著しく低下す
るので,一方,相対粘度が4.0を超えると重合度が高
すぎるために製糸性が低下して極細繊維の形成が困難と
なり,しかも繊維形成に要するエネルギが大となるの
で,いずれも好ましくない。なお,本発明において,ポ
リテトラメチレンアジパミド系重合体には,必要に応じ
て,例えば艶消し剤,顔料,光安定剤,熱安定剤,酸化
防止剤等の各種添加剤を本発明の効果を損なわない範囲
内で添加することができる。
おけるポリテトラメチレンアジパミド系重合体とは,主
としてポリテトラメチレンアジパミドからなる重合体で
あり,ポリテトラメチレンアジパミドにポリカプラミド
やポリヘキサメチレンアジパミド,ポリウンデカメチレ
ンテレフタラミド等の他のポリアミド成分が30モル%
以下共重合されたポリテトラメチレンアジパミド系共重
合体,あるいはブレンドされたブレンド物であってもよ
い。前記他のポリアミド成分の共重合率あるいはブレン
ド率が30モル%を超えると,共重合体あるいはブレン
ド物の融点が低下し,不織布を高温条件下で使用したと
きに機械的特性や寸法安定性が低下するので好ましくな
い。本発明におけるポリテトラメチレンアジパミド系重
合体は,相対粘度が2.6〜4.0のものであり,相対
粘度が2.6未満であると不織布の強力が著しく低下す
るので,一方,相対粘度が4.0を超えると重合度が高
すぎるために製糸性が低下して極細繊維の形成が困難と
なり,しかも繊維形成に要するエネルギが大となるの
で,いずれも好ましくない。なお,本発明において,ポ
リテトラメチレンアジパミド系重合体には,必要に応じ
て,例えば艶消し剤,顔料,光安定剤,熱安定剤,酸化
防止剤等の各種添加剤を本発明の効果を損なわない範囲
内で添加することができる。
【0006】本発明における前記ポリテトラメチレンア
ジパミド系重合体からなる極細繊維は,平均繊維径が
0.1〜8.0μmのものであり,平均繊維径が0.1
μm未満であると製糸性が低下し,一方,平均繊維径が
8.0μmを超えると得られたウエブの風合いが硬くな
って柔軟性に富む不織布を得ることができず,いずれも
好ましくない。
ジパミド系重合体からなる極細繊維は,平均繊維径が
0.1〜8.0μmのものであり,平均繊維径が0.1
μm未満であると製糸性が低下し,一方,平均繊維径が
8.0μmを超えると得られたウエブの風合いが硬くな
って柔軟性に富む不織布を得ることができず,いずれも
好ましくない。
【0007】本発明における前記極細繊維からなる不織
布は,温度160℃時の乾熱収縮率が20%以下のもの
である。ポリテトラメチレンアジパミド系重合体からな
る繊維は,ポリカプラミドやポリヘキサメチレンアジパ
ミド重合体からなる繊維と同様,繊維の配向が上昇する
にしたがいその収縮率も上昇する傾向にあるが,ポリカ
プラミドやポリヘキサメチレンアジパミドの場合ほどに
その上昇の程度は高くない。すなわち,ポリテトラメチ
レンアジパミド重合体に他のポリアミド成分を30モル
%を超え共重合あるいはブレンドしたとき,繊維の配向
が上昇するにしたがいその収縮率が大きく上昇し,得ら
れた不織布の用途は極めて限定されることになる。これ
に対し,本発明の不織布は,前述した特定のポリテトラ
メチレンアジパミド系重合体からなる繊維から構成され
るため収縮率が抑制され,温度160℃時の乾熱収縮率
が20%以下となって寸法安定性が優れ,しかも前記ポ
リテトラメチレンアジパミド系重合体からなる繊維から
構成されるため従来のポリカプラミドやポリヘキサメチ
レンアジパミド重合体からなる繊維の場合に比べ耐熱性
が優れ,したがって,産業資材用素材として広範に適用
可能となる。
布は,温度160℃時の乾熱収縮率が20%以下のもの
である。ポリテトラメチレンアジパミド系重合体からな
る繊維は,ポリカプラミドやポリヘキサメチレンアジパ
ミド重合体からなる繊維と同様,繊維の配向が上昇する
にしたがいその収縮率も上昇する傾向にあるが,ポリカ
プラミドやポリヘキサメチレンアジパミドの場合ほどに
その上昇の程度は高くない。すなわち,ポリテトラメチ
レンアジパミド重合体に他のポリアミド成分を30モル
%を超え共重合あるいはブレンドしたとき,繊維の配向
が上昇するにしたがいその収縮率が大きく上昇し,得ら
れた不織布の用途は極めて限定されることになる。これ
に対し,本発明の不織布は,前述した特定のポリテトラ
メチレンアジパミド系重合体からなる繊維から構成され
るため収縮率が抑制され,温度160℃時の乾熱収縮率
が20%以下となって寸法安定性が優れ,しかも前記ポ
リテトラメチレンアジパミド系重合体からなる繊維から
構成されるため従来のポリカプラミドやポリヘキサメチ
レンアジパミド重合体からなる繊維の場合に比べ耐熱性
が優れ,したがって,産業資材用素材として広範に適用
可能となる。
【0008】本発明における前記極細繊維からなる不織
布は,構成繊維が集積されてなるウエブ区域と構成繊維
が自己融着されてなる点状融着区域とを有するものであ
る。点状融着区域が形成されることにより,不織布にお
いて点状融着区域を有しない不織布に比してやや柔軟性
は低下するものの,機械的特性と寸法安定性が向上す
る。また,本発明の不織布は,点状融着区域の全面積が
不織布の全面積に対し5〜50%のものであり,この点
状融着区域の全面積が不織布の全面積に対し5%未満で
あると融着区域が少ないため機械的特性が低下し,また
良好な寸法安定性を得ることができず,一方,この点状
融着区域が50%を超えると不織布が硬直化して柔軟性
が損なわれ,いずれも好ましくない。この点状融着区域
の形状は,圧接面積率が5〜50%の範囲内であれば特
に限定されるものではなく,丸型,楕円型,菱型,三角
型,T字型,井型等,任意の形状でよい。
布は,構成繊維が集積されてなるウエブ区域と構成繊維
が自己融着されてなる点状融着区域とを有するものであ
る。点状融着区域が形成されることにより,不織布にお
いて点状融着区域を有しない不織布に比してやや柔軟性
は低下するものの,機械的特性と寸法安定性が向上す
る。また,本発明の不織布は,点状融着区域の全面積が
不織布の全面積に対し5〜50%のものであり,この点
状融着区域の全面積が不織布の全面積に対し5%未満で
あると融着区域が少ないため機械的特性が低下し,また
良好な寸法安定性を得ることができず,一方,この点状
融着区域が50%を超えると不織布が硬直化して柔軟性
が損なわれ,いずれも好ましくない。この点状融着区域
の形状は,圧接面積率が5〜50%の範囲内であれば特
に限定されるものではなく,丸型,楕円型,菱型,三角
型,T字型,井型等,任意の形状でよい。
【0009】本発明における前記極細繊維からなる不織
布は,公知のいわゆるメルトブローン法により効率良く
製造することができる。すなわち,相対粘度が2.6〜
4.0のポリテトラメチレンアジパミド系重合体を用い
メルトブローン法で溶融紡出し,溶融紡出されたポリマ
流を溶融温度より20〜50℃高い温度の高圧空気流に
より牽引・細化し,冷却した後,移動する捕集面上に捕
集・堆積させてウエブとし,次いで得られたウエブに圧
接面積率5〜50%で部分熱圧接処理を施すのである。
メルトブローン法で溶融紡出するに際し,溶融紡出され
たポリマ流を牽引・細化する高圧空気流は,その温度を
ポリマ流の溶融温度より20〜50℃高い温度とし,こ
の温度がポリマ流の溶融温度より+20℃未満であると
製糸性が低下して極細繊維の形成が困難となり,一方,
この温度がポリマ流の溶融温度より+50℃を超えると
重合体の分解により紡糸口金の吐出孔が経時的に汚れて
操業性が低下し,いずれも好ましくない。部分熱圧接処
理を施すに際しては,公知の方法を採用することができ
る。例えば,ウエブを加熱されたエンボスローラと表面
が平滑な金属ローラ等とからなるローラ間に通す方法,
あるいは超音波融着装置を用いる方法がある。加熱され
たエンボスローラを用いる場合,圧接面積率を5〜50
%?℃とし,この圧接面積率が5%未満であると点状融
着区域が少なく不織布の機械的特性が低下し,また良好
な寸法安定性を得ることができず,一方,この圧接面積
率が50%を超えると不織布が硬直化して柔軟性が損な
われ,いずれも好ましくない。また,ローラ温度を24
0〜290℃とするのがよく,この温度が240℃未満
であると融着区域における繊維間の融着力が低くなるた
め不織布の機械的特性が低下し,また良好な寸法安定性
を得ることができず,一方,この温度が290℃を超え
ると不織布が硬直化して柔軟性が損なわれ,いずれも好
ましくない。熱エンボスローラを用いる場合のエンボス
パターンは,その圧接面積率が5〜50%の範囲内であ
れば特に限定されるものではなく,丸型,楕円型,菱
型,三角型,T字型,井型等,任意の形状でよい。な
お,この,例えば熱エンボスローラあるいは超音波融着
装置を用いる部分熱圧接処理は,連続工程あるいは別工
程のいずれであってもよい。
布は,公知のいわゆるメルトブローン法により効率良く
製造することができる。すなわち,相対粘度が2.6〜
4.0のポリテトラメチレンアジパミド系重合体を用い
メルトブローン法で溶融紡出し,溶融紡出されたポリマ
流を溶融温度より20〜50℃高い温度の高圧空気流に
より牽引・細化し,冷却した後,移動する捕集面上に捕
集・堆積させてウエブとし,次いで得られたウエブに圧
接面積率5〜50%で部分熱圧接処理を施すのである。
メルトブローン法で溶融紡出するに際し,溶融紡出され
たポリマ流を牽引・細化する高圧空気流は,その温度を
ポリマ流の溶融温度より20〜50℃高い温度とし,こ
の温度がポリマ流の溶融温度より+20℃未満であると
製糸性が低下して極細繊維の形成が困難となり,一方,
この温度がポリマ流の溶融温度より+50℃を超えると
重合体の分解により紡糸口金の吐出孔が経時的に汚れて
操業性が低下し,いずれも好ましくない。部分熱圧接処
理を施すに際しては,公知の方法を採用することができ
る。例えば,ウエブを加熱されたエンボスローラと表面
が平滑な金属ローラ等とからなるローラ間に通す方法,
あるいは超音波融着装置を用いる方法がある。加熱され
たエンボスローラを用いる場合,圧接面積率を5〜50
%?℃とし,この圧接面積率が5%未満であると点状融
着区域が少なく不織布の機械的特性が低下し,また良好
な寸法安定性を得ることができず,一方,この圧接面積
率が50%を超えると不織布が硬直化して柔軟性が損な
われ,いずれも好ましくない。また,ローラ温度を24
0〜290℃とするのがよく,この温度が240℃未満
であると融着区域における繊維間の融着力が低くなるた
め不織布の機械的特性が低下し,また良好な寸法安定性
を得ることができず,一方,この温度が290℃を超え
ると不織布が硬直化して柔軟性が損なわれ,いずれも好
ましくない。熱エンボスローラを用いる場合のエンボス
パターンは,その圧接面積率が5〜50%の範囲内であ
れば特に限定されるものではなく,丸型,楕円型,菱
型,三角型,T字型,井型等,任意の形状でよい。な
お,この,例えば熱エンボスローラあるいは超音波融着
装置を用いる部分熱圧接処理は,連続工程あるいは別工
程のいずれであってもよい。
【0010】
【実施例】次に,実施例に基づき本発明を具体的に説明
するが,本発明は,これらの実施例によって何ら限定さ
れるものではない。実施例において,各特性値の測定を
次の方法により実施した。 融点(℃):パーキンエルマ社製示差走査型熱量計DS
C−2型を用い,昇温速度20℃/分の条件で測定し,
得られた融解吸熱曲線において極値を与える温度を融点
とした。 相対粘度:96%硫酸100ccに試料1gを溶解し,
温度25℃の条件で常法により測定した。 平均繊維径(μm):試料の電子顕微鏡写真を撮影して
求めた。 引張強力(kg)及び引張伸度(%):JIS−L−1
096Aに記載の方法に準じて測定した。すなわち,試
料長が10cm,試料幅が5cmの試料片10点を作成
し,各試料片毎に不織布の経方向について,定速伸長型
引張試験機(東洋ボールドウイン社製テンシロンUTM
−4−1−100)を用い,引張速度10cm/分で伸
長し,得られた切断時荷重値(kg)の平均値を引張強
力(kg),切断時伸長率(%)の平均値を引張伸度
(%)とした。 乾熱収縮率(%):試料長と試料幅が各々25cmの試
料片複数点を作成し,熱風乾燥器を用いて各試料片に温
度160℃,処理時間5分の条件で熱処理を施した。こ
の際,熱処理前試料片の面積S1 と熱処理後試料片の面
積S2 を求め,得られたS1 及びS2 から次式(1)に
より算出した値の平均値を乾熱収縮率(%)とした。 乾熱収縮率(%)=〔1−(S2 /S1 )〕×100・・・・・・・(1) 柔軟性:JIS−L−1096に記載のハンドルオメー
タ法に準じ,スリツト幅1cmの条件で測定した。
するが,本発明は,これらの実施例によって何ら限定さ
れるものではない。実施例において,各特性値の測定を
次の方法により実施した。 融点(℃):パーキンエルマ社製示差走査型熱量計DS
C−2型を用い,昇温速度20℃/分の条件で測定し,
得られた融解吸熱曲線において極値を与える温度を融点
とした。 相対粘度:96%硫酸100ccに試料1gを溶解し,
温度25℃の条件で常法により測定した。 平均繊維径(μm):試料の電子顕微鏡写真を撮影して
求めた。 引張強力(kg)及び引張伸度(%):JIS−L−1
096Aに記載の方法に準じて測定した。すなわち,試
料長が10cm,試料幅が5cmの試料片10点を作成
し,各試料片毎に不織布の経方向について,定速伸長型
引張試験機(東洋ボールドウイン社製テンシロンUTM
−4−1−100)を用い,引張速度10cm/分で伸
長し,得られた切断時荷重値(kg)の平均値を引張強
力(kg),切断時伸長率(%)の平均値を引張伸度
(%)とした。 乾熱収縮率(%):試料長と試料幅が各々25cmの試
料片複数点を作成し,熱風乾燥器を用いて各試料片に温
度160℃,処理時間5分の条件で熱処理を施した。こ
の際,熱処理前試料片の面積S1 と熱処理後試料片の面
積S2 を求め,得られたS1 及びS2 から次式(1)に
より算出した値の平均値を乾熱収縮率(%)とした。 乾熱収縮率(%)=〔1−(S2 /S1 )〕×100・・・・・・・(1) 柔軟性:JIS−L−1096に記載のハンドルオメー
タ法に準じ,スリツト幅1cmの条件で測定した。
【0011】実施例1 融点が295℃,相対粘度が2.90のポリテトラメチ
レンアジパミド重合体チツプを用い,メルトブローン法
により不織布を製造した。すなわち,前記重合体チツプ
を溶融し,これをダイから紡糸温度340℃,単孔吐出
量0.2g/分で紡出し,溶融紡出されたポリマ流を高
圧空気流により牽引・細化した。この高圧空気流として
温度370℃,圧力2.9kg/cm2 の加熱空気を用
いた。牽引・細化に引き続き,ポリマ流を冷却し繊維に
形成した後,ダイから50cm離れた位置に配設されか
つ速度6.7m/分で移動する金網製ベルト上に捕集・
堆積させてウエブとした。次いで,得られたウエブにポ
イント柄,圧接面積率が12%の熱エンボスロールを用
い表面温度270℃で部分熱圧接処理を施して構成繊維
が集積されてなるウエブ区域と構成繊維が自己融着され
てなる点状融着区域とを形成し,不織布を得た。得られ
た不織布の特性を表1に示す。本発明の不織布は,表1
から明らかなように機械的特性,寸法安定性,柔軟性が
優れ,しかも耐熱性も優れたものであった。
レンアジパミド重合体チツプを用い,メルトブローン法
により不織布を製造した。すなわち,前記重合体チツプ
を溶融し,これをダイから紡糸温度340℃,単孔吐出
量0.2g/分で紡出し,溶融紡出されたポリマ流を高
圧空気流により牽引・細化した。この高圧空気流として
温度370℃,圧力2.9kg/cm2 の加熱空気を用
いた。牽引・細化に引き続き,ポリマ流を冷却し繊維に
形成した後,ダイから50cm離れた位置に配設されか
つ速度6.7m/分で移動する金網製ベルト上に捕集・
堆積させてウエブとした。次いで,得られたウエブにポ
イント柄,圧接面積率が12%の熱エンボスロールを用
い表面温度270℃で部分熱圧接処理を施して構成繊維
が集積されてなるウエブ区域と構成繊維が自己融着され
てなる点状融着区域とを形成し,不織布を得た。得られ
た不織布の特性を表1に示す。本発明の不織布は,表1
から明らかなように機械的特性,寸法安定性,柔軟性が
優れ,しかも耐熱性も優れたものであった。
【0012】実施例2 ポリテトラメチレンアジパミドにポリカプラミドを5重
量%共重合した,融点が287℃,相対粘度が2.80
のポリテトラメチレンアジパミド系共重合体チツプを溶
融し,これをダイから紡糸温度330℃,単孔吐出量
0.2g/分で紡出し,溶融紡出されたポリマ流を温度
360℃,圧力2.8kg/cm2 の加熱高圧空気流に
より牽引・細化し,ポリマ流を冷却し繊維に形成した
後,ダイから60cm離れた位置に配設されかつ速度
6.7m/分で移動する金網製ベルト上に捕集・堆積さ
せてウエブとし,次いで,得られたウエブにポイント
柄,圧接面積率が12%の熱エンボスロールを用い表面
温度260℃で部分熱圧接処理を施して構成繊維が集積
されてなるウエブ区域と構成繊維が自己融着されてなる
点状融着区域とを形成し,不織布を得た。得られた不織
布の特性を表1に示す。本発明の不織布は,表1から明
らかなように機械的特性,寸法安定性,柔軟性が優れ,
しかも耐熱性も優れたものであった。
量%共重合した,融点が287℃,相対粘度が2.80
のポリテトラメチレンアジパミド系共重合体チツプを溶
融し,これをダイから紡糸温度330℃,単孔吐出量
0.2g/分で紡出し,溶融紡出されたポリマ流を温度
360℃,圧力2.8kg/cm2 の加熱高圧空気流に
より牽引・細化し,ポリマ流を冷却し繊維に形成した
後,ダイから60cm離れた位置に配設されかつ速度
6.7m/分で移動する金網製ベルト上に捕集・堆積さ
せてウエブとし,次いで,得られたウエブにポイント
柄,圧接面積率が12%の熱エンボスロールを用い表面
温度260℃で部分熱圧接処理を施して構成繊維が集積
されてなるウエブ区域と構成繊維が自己融着されてなる
点状融着区域とを形成し,不織布を得た。得られた不織
布の特性を表1に示す。本発明の不織布は,表1から明
らかなように機械的特性,寸法安定性,柔軟性が優れ,
しかも耐熱性も優れたものであった。
【0013】実施例3 相対粘度を3.30,紡糸温度を345℃,溶融紡出さ
れたポリマ流を温度380℃,圧力3.0kg/cm2
の加熱高圧空気流により牽引・細化した以外は実施例2
と同様にして,不織布を得た。得られた不織布の特性を
表1に示す。本発明の不織布は,表1から明らかなよう
に機械的特性,寸法安定性,柔軟性が優れ,しかも耐熱
性も優れたものであった。
れたポリマ流を温度380℃,圧力3.0kg/cm2
の加熱高圧空気流により牽引・細化した以外は実施例2
と同様にして,不織布を得た。得られた不織布の特性を
表1に示す。本発明の不織布は,表1から明らかなよう
に機械的特性,寸法安定性,柔軟性が優れ,しかも耐熱
性も優れたものであった。
【0014】実施例4〜6 圧積面積率を7%(実施例4),26%(実施例5),
41%(実施例6)とした以外は実施例2と同様にし
て,不織布を得た。得られた不織布の特性を表1に示
す。本発明の不織布は,表1から明らかなように実施例
4において機械的特性が若干低下するものの寸法安定
性,柔軟性が優れ,実施例5及び6において柔軟性が若
干劣るものの機械的特性,寸法安定性が優れ,また,い
ずれも耐熱性も優れたものであった。
41%(実施例6)とした以外は実施例2と同様にし
て,不織布を得た。得られた不織布の特性を表1に示
す。本発明の不織布は,表1から明らかなように実施例
4において機械的特性が若干低下するものの寸法安定
性,柔軟性が優れ,実施例5及び6において柔軟性が若
干劣るものの機械的特性,寸法安定性が優れ,また,い
ずれも耐熱性も優れたものであった。
【0015】比較実施例1 相対粘度を4.20,紡糸温度を370℃,溶融紡出さ
れたポリマ流を温度400℃,圧力3.4kg/cm2
の加熱高圧空気流により牽引・細化した以外は実施例2
と同様にして,不織布を得た。溶融紡出されたポリマ流
を加熱高圧空気流により牽引・細化するに際し,相対粘
度が高過ぎるため加熱空気の温度と圧力を高めても極細
繊維を形成することが困難であった。また,得られた不
織布の特性を表1に示す。得られた不織布は,表1から
明らかなように機械的特性と柔軟性が共に劣り,しかも
紡糸温度が高いため黄変しており,実用に供することが
困難なものであった。
れたポリマ流を温度400℃,圧力3.4kg/cm2
の加熱高圧空気流により牽引・細化した以外は実施例2
と同様にして,不織布を得た。溶融紡出されたポリマ流
を加熱高圧空気流により牽引・細化するに際し,相対粘
度が高過ぎるため加熱空気の温度と圧力を高めても極細
繊維を形成することが困難であった。また,得られた不
織布の特性を表1に示す。得られた不織布は,表1から
明らかなように機械的特性と柔軟性が共に劣り,しかも
紡糸温度が高いため黄変しており,実用に供することが
困難なものであった。
【0016】比較実施例2 圧積面積率を56%とした以外は実施例2と同様にし
て,不織布を得た。得られた不織布の特性を表1に示
す。得られた不織布は,表1から明らかなように機械的
特性と寸法安定性は共に優れるものの,柔軟性が著しく
劣るものであった。
て,不織布を得た。得られた不織布の特性を表1に示
す。得られた不織布は,表1から明らかなように機械的
特性と寸法安定性は共に優れるものの,柔軟性が著しく
劣るものであった。
【0017】比較実施例3 融点が210℃,相対粘度が2.80のポリカプラミド
重合体チツプを用い,メルトブローン法により不織布を
製造した。すなわち,前記重合体チツプを溶融し,これ
をダイから紡糸温度270℃,単孔吐出量0.2g/分
で紡出し,溶融紡出されたポリマ流を高圧空気流により
牽引・細化した。この高圧空気流として温度310℃,
圧力2.7kg/cm2 の加熱空気を用いた。牽引・細
化に引き続き,ポリマ流を冷却し繊維に形成した後,ダ
イから70cm離れた位置に配設されかつ速度6.7m
/分で移動する金網製ベルト上に捕集・堆積させてウエ
ブとし,次いで,得られたウエブにポイント柄,圧接面
積率が12%の熱エンボスロールを用い表面温度195
℃で部分熱圧接処理を施して構成繊維が集積されてなる
ウエブ区域と構成繊維が自己融着されてなる点状融着区
域とを形成し,不織布を得た。得られた不織布の特性を
表1に示す。得られた不織布は,表1から明らかなよう
に実施例1で得られた不織布と比べ機械的特性と柔軟性
は共に遜色のないものであるものの,寸法安定性が劣
り,高温条件下での使用に適さないものであった。
重合体チツプを用い,メルトブローン法により不織布を
製造した。すなわち,前記重合体チツプを溶融し,これ
をダイから紡糸温度270℃,単孔吐出量0.2g/分
で紡出し,溶融紡出されたポリマ流を高圧空気流により
牽引・細化した。この高圧空気流として温度310℃,
圧力2.7kg/cm2 の加熱空気を用いた。牽引・細
化に引き続き,ポリマ流を冷却し繊維に形成した後,ダ
イから70cm離れた位置に配設されかつ速度6.7m
/分で移動する金網製ベルト上に捕集・堆積させてウエ
ブとし,次いで,得られたウエブにポイント柄,圧接面
積率が12%の熱エンボスロールを用い表面温度195
℃で部分熱圧接処理を施して構成繊維が集積されてなる
ウエブ区域と構成繊維が自己融着されてなる点状融着区
域とを形成し,不織布を得た。得られた不織布の特性を
表1に示す。得られた不織布は,表1から明らかなよう
に実施例1で得られた不織布と比べ機械的特性と柔軟性
は共に遜色のないものであるものの,寸法安定性が劣
り,高温条件下での使用に適さないものであった。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】本発明のポリアミド系極細繊維不織布
は,相対粘度が2.6〜4.0のポリテトラメチレンア
ジパミド系重合体からなる平均繊維径が0.1〜8.0
μmの極細繊維から構成され,温度160℃時の乾熱収
縮率が20%以下であり,構成繊維が集積されてなるウ
エブ区域と構成繊維が自己融着されてなる点状融着区域
とを有し,かつ点状融着区域の全面積が不織布の全面積
に対し5〜50%のものであって,機械的特性,耐熱
性,寸法安定性,柔軟性が優れ,従来の衣料用素材のみ
ならず,特に産業資材用素材として好適である。また,
本発明のポリアミド系極細繊維不織布の製造方法によれ
ば,前記不織布を効率良く製造することができる。
は,相対粘度が2.6〜4.0のポリテトラメチレンア
ジパミド系重合体からなる平均繊維径が0.1〜8.0
μmの極細繊維から構成され,温度160℃時の乾熱収
縮率が20%以下であり,構成繊維が集積されてなるウ
エブ区域と構成繊維が自己融着されてなる点状融着区域
とを有し,かつ点状融着区域の全面積が不織布の全面積
に対し5〜50%のものであって,機械的特性,耐熱
性,寸法安定性,柔軟性が優れ,従来の衣料用素材のみ
ならず,特に産業資材用素材として好適である。また,
本発明のポリアミド系極細繊維不織布の製造方法によれ
ば,前記不織布を効率良く製造することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 相対粘度が2.6〜4.0のポリテトラ
メチレンアジパミド系重合体からなる平均繊維径が0.
1〜8.0μmの極細繊維から構成され,温度160℃
時の乾熱収縮率が20%以下であり,構成繊維が集積さ
れてなるウエブ区域と構成繊維が自己融着されてなる点
状融着区域とを有し,かつ点状融着区域の全面積が不織
布の全面積に対し5〜50%であることを特徴とするポ
リアミド系極細繊維不織布。 - 【請求項2】 メルトブローン法によりポリアミド系極
細繊維不織布を製造するに際し,重合体として相対粘度
が2.6〜4.0のポリテトラメチレンアジパミド系重
合体を用い,溶融紡出されたポリマ流を溶融温度より2
0〜50℃高い温度の高圧空気流により牽引・細化し,
冷却した後,移動する捕集面上に捕集・堆積させてウエ
ブとし,次いで得られたウエブに圧接面積率5〜50%
で部分熱圧接処理を施すことを特徴とするポリアミド系
極細繊維不織布の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4253943A JPH0673652A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | ポリアミド系極細繊維不織布及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4253943A JPH0673652A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | ポリアミド系極細繊維不織布及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673652A true JPH0673652A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=17258153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4253943A Pending JPH0673652A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | ポリアミド系極細繊維不織布及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0673652A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07246144A (ja) * | 1994-03-09 | 1995-09-26 | Unitika Ltd | 耐アレルゲン性寝具カバー |
US6494051B2 (en) | 1998-11-18 | 2002-12-17 | Denso Corporation | Hot water supply system |
US20180371656A1 (en) * | 2017-06-08 | 2018-12-27 | Ascend Performance Materials Operations Llc | Polyamide nanofiber nonwovens |
US11376534B2 (en) | 2017-06-08 | 2022-07-05 | Ascend Performance Materials Operations Llc | Polyamide nanofiber nonwovens for filters |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP4253943A patent/JPH0673652A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07246144A (ja) * | 1994-03-09 | 1995-09-26 | Unitika Ltd | 耐アレルゲン性寝具カバー |
US6494051B2 (en) | 1998-11-18 | 2002-12-17 | Denso Corporation | Hot water supply system |
DE19955339B4 (de) * | 1998-11-18 | 2008-01-03 | Denso Corp., Kariya | Heißwasserversorgungssystem |
US20180371656A1 (en) * | 2017-06-08 | 2018-12-27 | Ascend Performance Materials Operations Llc | Polyamide nanofiber nonwovens |
CN110998004A (zh) * | 2017-06-08 | 2020-04-10 | 奥升德功能材料运营有限公司 | 聚酰胺纳米纤维非织造物 |
US10662561B2 (en) * | 2017-06-08 | 2020-05-26 | Ascend Performance Materials Operations Llc | Polyamide nanofiber nonwovens |
JP2020523493A (ja) * | 2017-06-08 | 2020-08-06 | アセンド・パフォーマンス・マテリアルズ・オペレーションズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーAscend Performance Materials Operations Llc | ポリアミドナノファイバー不織布 |
JP2021155906A (ja) * | 2017-06-08 | 2021-10-07 | アセンド・パフォーマンス・マテリアルズ・オペレーションズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーAscend Performance Materials Operations Llc | ポリアミドナノファイバー不織布 |
US11376534B2 (en) | 2017-06-08 | 2022-07-05 | Ascend Performance Materials Operations Llc | Polyamide nanofiber nonwovens for filters |
US11421359B2 (en) | 2017-06-08 | 2022-08-23 | Ascend Performance Materials Operations Llc | Polyamide nanofiber nonwovens |
US11578438B2 (en) | 2017-06-08 | 2023-02-14 | Ascend Performance Materials Operations Llc | Polyamide nanofiber nonwovens for acoustic applications |
US11674247B2 (en) | 2017-06-08 | 2023-06-13 | Ascend Performance Materials Operations Llc | Polyamide nanofiber nonwovens |
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