JPH0673652A - ポリアミド系極細繊維不織布及びその製造方法 - Google Patents

ポリアミド系極細繊維不織布及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0673652A
JPH0673652A JP4253943A JP25394392A JPH0673652A JP H0673652 A JPH0673652 A JP H0673652A JP 4253943 A JP4253943 A JP 4253943A JP 25394392 A JP25394392 A JP 25394392A JP H0673652 A JPH0673652 A JP H0673652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
woven fabric
polymer
area
temperature
nonwoven fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4253943A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimoto Miyahara
芳基 宮原
Yoshinari Yoshioka
良成 吉岡
Nobuo Mimasa
伸夫 見正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP4253943A priority Critical patent/JPH0673652A/ja
Publication of JPH0673652A publication Critical patent/JPH0673652A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Artificial Filaments (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 相対粘度が2.6〜4.0のポリテトラメチ
レンアジパミド系重合体からなる平均繊維径が0.1〜
8.0μmの極細繊維から構成され,温度160℃時の
乾熱収縮率が20%以下であり,構成繊維が集積されて
なるウエブ区域と構成繊維が自己融着されてなる点状融
着区域とを有し,かつ点状融着区域の全面積が不織布の
全面積に対し5〜50%であるポリアミド系極細繊維不
織布。 【効果】 機械的特性,耐熱性,寸法安定性,柔軟性が
優れ,従来の衣料用素材のみならず,特に産業資材用素
材として好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,機械的特性,耐熱性,
寸法安定性,柔軟性が優れ,特に産業資材用素材として
好適なポリアミド系極細繊維不織布と,それを効率良く
製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から,ポリカプラミドやポリヘキサ
メチレンアジパミド重合体を用いメルトブローン法によ
り製造したポリアミド系極細繊維不織布が知られてお
り,この不織布は,タフネス,耐摩耗性,耐アルカリ性
等が優れているところから,各種の産業資材用素材とし
て広範に用いられている。ところで,近年,産業資材用
途では,熱的及び/又は機械的に過酷な使用条件に耐え
る特性を具備する素材が要求されてきた。しかしなが
ら,前記のポリアミド系極細繊維不織布は,タフネス,
耐摩耗性,耐アルカリ性等が優れているものの,耐熱
性,寸法安定性の面で不十分なものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,前記問題を
解決し,機械的特性,耐熱性,寸法安定性,柔軟性が優
れ,特に産業資材用素材として好適なポリアミド系極細
繊維不織布と,それを効率良く製造することができる方
法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,前記問題
を解決すべく鋭意検討の結果,本発明に到達した。すな
わち,本発明は,相対粘度が2.6〜4.0のポリテト
ラメチレンアジパミド系重合体からなる平均繊維径が
0.1〜8.0μmの極細繊維から構成され,温度16
0℃時の乾熱収縮率が20%以下であり,構成繊維が集
積されてなるウエブ区域と構成繊維が自己融着されてな
る点状融着区域とを有し,かつ点状融着区域の全面積が
不織布の全面積に対し5〜50%であることを特徴とす
るポリアミド系極細繊維不織布,を要旨とするものであ
る。また,本発明は,メルトブローン法によりポリアミ
ド系極細繊維不織布を製造するに際し,重合体として相
対粘度が2.6〜4.0のポリテトラメチレンアジパミ
ド系重合体を用い,溶融紡出されたポリマ流を溶融温度
より20〜50℃高い温度の高圧空気流により牽引・細
化し,冷却した後,移動する捕集面上に捕集・堆積させ
てウエブとし,次いで得られたウエブに圧接面積率5〜
50%で部分熱圧接処理を施すことを特徴とするポリア
ミド系極細繊維不織布の製造方法,を要旨とするもので
ある。
【0005】次に,本発明を詳細に説明する。本発明に
おけるポリテトラメチレンアジパミド系重合体とは,主
としてポリテトラメチレンアジパミドからなる重合体で
あり,ポリテトラメチレンアジパミドにポリカプラミド
やポリヘキサメチレンアジパミド,ポリウンデカメチレ
ンテレフタラミド等の他のポリアミド成分が30モル%
以下共重合されたポリテトラメチレンアジパミド系共重
合体,あるいはブレンドされたブレンド物であってもよ
い。前記他のポリアミド成分の共重合率あるいはブレン
ド率が30モル%を超えると,共重合体あるいはブレン
ド物の融点が低下し,不織布を高温条件下で使用したと
きに機械的特性や寸法安定性が低下するので好ましくな
い。本発明におけるポリテトラメチレンアジパミド系重
合体は,相対粘度が2.6〜4.0のものであり,相対
粘度が2.6未満であると不織布の強力が著しく低下す
るので,一方,相対粘度が4.0を超えると重合度が高
すぎるために製糸性が低下して極細繊維の形成が困難と
なり,しかも繊維形成に要するエネルギが大となるの
で,いずれも好ましくない。なお,本発明において,ポ
リテトラメチレンアジパミド系重合体には,必要に応じ
て,例えば艶消し剤,顔料,光安定剤,熱安定剤,酸化
防止剤等の各種添加剤を本発明の効果を損なわない範囲
内で添加することができる。
【0006】本発明における前記ポリテトラメチレンア
ジパミド系重合体からなる極細繊維は,平均繊維径が
0.1〜8.0μmのものであり,平均繊維径が0.1
μm未満であると製糸性が低下し,一方,平均繊維径が
8.0μmを超えると得られたウエブの風合いが硬くな
って柔軟性に富む不織布を得ることができず,いずれも
好ましくない。
【0007】本発明における前記極細繊維からなる不織
布は,温度160℃時の乾熱収縮率が20%以下のもの
である。ポリテトラメチレンアジパミド系重合体からな
る繊維は,ポリカプラミドやポリヘキサメチレンアジパ
ミド重合体からなる繊維と同様,繊維の配向が上昇する
にしたがいその収縮率も上昇する傾向にあるが,ポリカ
プラミドやポリヘキサメチレンアジパミドの場合ほどに
その上昇の程度は高くない。すなわち,ポリテトラメチ
レンアジパミド重合体に他のポリアミド成分を30モル
%を超え共重合あるいはブレンドしたとき,繊維の配向
が上昇するにしたがいその収縮率が大きく上昇し,得ら
れた不織布の用途は極めて限定されることになる。これ
に対し,本発明の不織布は,前述した特定のポリテトラ
メチレンアジパミド系重合体からなる繊維から構成され
るため収縮率が抑制され,温度160℃時の乾熱収縮率
が20%以下となって寸法安定性が優れ,しかも前記ポ
リテトラメチレンアジパミド系重合体からなる繊維から
構成されるため従来のポリカプラミドやポリヘキサメチ
レンアジパミド重合体からなる繊維の場合に比べ耐熱性
が優れ,したがって,産業資材用素材として広範に適用
可能となる。
【0008】本発明における前記極細繊維からなる不織
布は,構成繊維が集積されてなるウエブ区域と構成繊維
が自己融着されてなる点状融着区域とを有するものであ
る。点状融着区域が形成されることにより,不織布にお
いて点状融着区域を有しない不織布に比してやや柔軟性
は低下するものの,機械的特性と寸法安定性が向上す
る。また,本発明の不織布は,点状融着区域の全面積が
不織布の全面積に対し5〜50%のものであり,この点
状融着区域の全面積が不織布の全面積に対し5%未満で
あると融着区域が少ないため機械的特性が低下し,また
良好な寸法安定性を得ることができず,一方,この点状
融着区域が50%を超えると不織布が硬直化して柔軟性
が損なわれ,いずれも好ましくない。この点状融着区域
の形状は,圧接面積率が5〜50%の範囲内であれば特
に限定されるものではなく,丸型,楕円型,菱型,三角
型,T字型,井型等,任意の形状でよい。
【0009】本発明における前記極細繊維からなる不織
布は,公知のいわゆるメルトブローン法により効率良く
製造することができる。すなわち,相対粘度が2.6〜
4.0のポリテトラメチレンアジパミド系重合体を用い
メルトブローン法で溶融紡出し,溶融紡出されたポリマ
流を溶融温度より20〜50℃高い温度の高圧空気流に
より牽引・細化し,冷却した後,移動する捕集面上に捕
集・堆積させてウエブとし,次いで得られたウエブに圧
接面積率5〜50%で部分熱圧接処理を施すのである。
メルトブローン法で溶融紡出するに際し,溶融紡出され
たポリマ流を牽引・細化する高圧空気流は,その温度を
ポリマ流の溶融温度より20〜50℃高い温度とし,こ
の温度がポリマ流の溶融温度より+20℃未満であると
製糸性が低下して極細繊維の形成が困難となり,一方,
この温度がポリマ流の溶融温度より+50℃を超えると
重合体の分解により紡糸口金の吐出孔が経時的に汚れて
操業性が低下し,いずれも好ましくない。部分熱圧接処
理を施すに際しては,公知の方法を採用することができ
る。例えば,ウエブを加熱されたエンボスローラと表面
が平滑な金属ローラ等とからなるローラ間に通す方法,
あるいは超音波融着装置を用いる方法がある。加熱され
たエンボスローラを用いる場合,圧接面積率を5〜50
%?℃とし,この圧接面積率が5%未満であると点状融
着区域が少なく不織布の機械的特性が低下し,また良好
な寸法安定性を得ることができず,一方,この圧接面積
率が50%を超えると不織布が硬直化して柔軟性が損な
われ,いずれも好ましくない。また,ローラ温度を24
0〜290℃とするのがよく,この温度が240℃未満
であると融着区域における繊維間の融着力が低くなるた
め不織布の機械的特性が低下し,また良好な寸法安定性
を得ることができず,一方,この温度が290℃を超え
ると不織布が硬直化して柔軟性が損なわれ,いずれも好
ましくない。熱エンボスローラを用いる場合のエンボス
パターンは,その圧接面積率が5〜50%の範囲内であ
れば特に限定されるものではなく,丸型,楕円型,菱
型,三角型,T字型,井型等,任意の形状でよい。な
お,この,例えば熱エンボスローラあるいは超音波融着
装置を用いる部分熱圧接処理は,連続工程あるいは別工
程のいずれであってもよい。
【0010】
【実施例】次に,実施例に基づき本発明を具体的に説明
するが,本発明は,これらの実施例によって何ら限定さ
れるものではない。実施例において,各特性値の測定を
次の方法により実施した。 融点(℃):パーキンエルマ社製示差走査型熱量計DS
C−2型を用い,昇温速度20℃/分の条件で測定し,
得られた融解吸熱曲線において極値を与える温度を融点
とした。 相対粘度:96%硫酸100ccに試料1gを溶解し,
温度25℃の条件で常法により測定した。 平均繊維径(μm):試料の電子顕微鏡写真を撮影して
求めた。 引張強力(kg)及び引張伸度(%):JIS−L−1
096Aに記載の方法に準じて測定した。すなわち,試
料長が10cm,試料幅が5cmの試料片10点を作成
し,各試料片毎に不織布の経方向について,定速伸長型
引張試験機(東洋ボールドウイン社製テンシロンUTM
−4−1−100)を用い,引張速度10cm/分で伸
長し,得られた切断時荷重値(kg)の平均値を引張強
力(kg),切断時伸長率(%)の平均値を引張伸度
(%)とした。 乾熱収縮率(%):試料長と試料幅が各々25cmの試
料片複数点を作成し,熱風乾燥器を用いて各試料片に温
度160℃,処理時間5分の条件で熱処理を施した。こ
の際,熱処理前試料片の面積S1 と熱処理後試料片の面
積S2 を求め,得られたS1 及びS2 から次式(1)に
より算出した値の平均値を乾熱収縮率(%)とした。 乾熱収縮率(%)=〔1−(S2 /S1 )〕×100・・・・・・・(1) 柔軟性:JIS−L−1096に記載のハンドルオメー
タ法に準じ,スリツト幅1cmの条件で測定した。
【0011】実施例1 融点が295℃,相対粘度が2.90のポリテトラメチ
レンアジパミド重合体チツプを用い,メルトブローン法
により不織布を製造した。すなわち,前記重合体チツプ
を溶融し,これをダイから紡糸温度340℃,単孔吐出
量0.2g/分で紡出し,溶融紡出されたポリマ流を高
圧空気流により牽引・細化した。この高圧空気流として
温度370℃,圧力2.9kg/cm2 の加熱空気を用
いた。牽引・細化に引き続き,ポリマ流を冷却し繊維に
形成した後,ダイから50cm離れた位置に配設されか
つ速度6.7m/分で移動する金網製ベルト上に捕集・
堆積させてウエブとした。次いで,得られたウエブにポ
イント柄,圧接面積率が12%の熱エンボスロールを用
い表面温度270℃で部分熱圧接処理を施して構成繊維
が集積されてなるウエブ区域と構成繊維が自己融着され
てなる点状融着区域とを形成し,不織布を得た。得られ
た不織布の特性を表1に示す。本発明の不織布は,表1
から明らかなように機械的特性,寸法安定性,柔軟性が
優れ,しかも耐熱性も優れたものであった。
【0012】実施例2 ポリテトラメチレンアジパミドにポリカプラミドを5重
量%共重合した,融点が287℃,相対粘度が2.80
のポリテトラメチレンアジパミド系共重合体チツプを溶
融し,これをダイから紡糸温度330℃,単孔吐出量
0.2g/分で紡出し,溶融紡出されたポリマ流を温度
360℃,圧力2.8kg/cm2 の加熱高圧空気流に
より牽引・細化し,ポリマ流を冷却し繊維に形成した
後,ダイから60cm離れた位置に配設されかつ速度
6.7m/分で移動する金網製ベルト上に捕集・堆積さ
せてウエブとし,次いで,得られたウエブにポイント
柄,圧接面積率が12%の熱エンボスロールを用い表面
温度260℃で部分熱圧接処理を施して構成繊維が集積
されてなるウエブ区域と構成繊維が自己融着されてなる
点状融着区域とを形成し,不織布を得た。得られた不織
布の特性を表1に示す。本発明の不織布は,表1から明
らかなように機械的特性,寸法安定性,柔軟性が優れ,
しかも耐熱性も優れたものであった。
【0013】実施例3 相対粘度を3.30,紡糸温度を345℃,溶融紡出さ
れたポリマ流を温度380℃,圧力3.0kg/cm2
の加熱高圧空気流により牽引・細化した以外は実施例2
と同様にして,不織布を得た。得られた不織布の特性を
表1に示す。本発明の不織布は,表1から明らかなよう
に機械的特性,寸法安定性,柔軟性が優れ,しかも耐熱
性も優れたものであった。
【0014】実施例4〜6 圧積面積率を7%(実施例4),26%(実施例5),
41%(実施例6)とした以外は実施例2と同様にし
て,不織布を得た。得られた不織布の特性を表1に示
す。本発明の不織布は,表1から明らかなように実施例
4において機械的特性が若干低下するものの寸法安定
性,柔軟性が優れ,実施例5及び6において柔軟性が若
干劣るものの機械的特性,寸法安定性が優れ,また,い
ずれも耐熱性も優れたものであった。
【0015】比較実施例1 相対粘度を4.20,紡糸温度を370℃,溶融紡出さ
れたポリマ流を温度400℃,圧力3.4kg/cm2
の加熱高圧空気流により牽引・細化した以外は実施例2
と同様にして,不織布を得た。溶融紡出されたポリマ流
を加熱高圧空気流により牽引・細化するに際し,相対粘
度が高過ぎるため加熱空気の温度と圧力を高めても極細
繊維を形成することが困難であった。また,得られた不
織布の特性を表1に示す。得られた不織布は,表1から
明らかなように機械的特性と柔軟性が共に劣り,しかも
紡糸温度が高いため黄変しており,実用に供することが
困難なものであった。
【0016】比較実施例2 圧積面積率を56%とした以外は実施例2と同様にし
て,不織布を得た。得られた不織布の特性を表1に示
す。得られた不織布は,表1から明らかなように機械的
特性と寸法安定性は共に優れるものの,柔軟性が著しく
劣るものであった。
【0017】比較実施例3 融点が210℃,相対粘度が2.80のポリカプラミド
重合体チツプを用い,メルトブローン法により不織布を
製造した。すなわち,前記重合体チツプを溶融し,これ
をダイから紡糸温度270℃,単孔吐出量0.2g/分
で紡出し,溶融紡出されたポリマ流を高圧空気流により
牽引・細化した。この高圧空気流として温度310℃,
圧力2.7kg/cm2 の加熱空気を用いた。牽引・細
化に引き続き,ポリマ流を冷却し繊維に形成した後,ダ
イから70cm離れた位置に配設されかつ速度6.7m
/分で移動する金網製ベルト上に捕集・堆積させてウエ
ブとし,次いで,得られたウエブにポイント柄,圧接面
積率が12%の熱エンボスロールを用い表面温度195
℃で部分熱圧接処理を施して構成繊維が集積されてなる
ウエブ区域と構成繊維が自己融着されてなる点状融着区
域とを形成し,不織布を得た。得られた不織布の特性を
表1に示す。得られた不織布は,表1から明らかなよう
に実施例1で得られた不織布と比べ機械的特性と柔軟性
は共に遜色のないものであるものの,寸法安定性が劣
り,高温条件下での使用に適さないものであった。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】本発明のポリアミド系極細繊維不織布
は,相対粘度が2.6〜4.0のポリテトラメチレンア
ジパミド系重合体からなる平均繊維径が0.1〜8.0
μmの極細繊維から構成され,温度160℃時の乾熱収
縮率が20%以下であり,構成繊維が集積されてなるウ
エブ区域と構成繊維が自己融着されてなる点状融着区域
とを有し,かつ点状融着区域の全面積が不織布の全面積
に対し5〜50%のものであって,機械的特性,耐熱
性,寸法安定性,柔軟性が優れ,従来の衣料用素材のみ
ならず,特に産業資材用素材として好適である。また,
本発明のポリアミド系極細繊維不織布の製造方法によれ
ば,前記不織布を効率良く製造することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対粘度が2.6〜4.0のポリテトラ
    メチレンアジパミド系重合体からなる平均繊維径が0.
    1〜8.0μmの極細繊維から構成され,温度160℃
    時の乾熱収縮率が20%以下であり,構成繊維が集積さ
    れてなるウエブ区域と構成繊維が自己融着されてなる点
    状融着区域とを有し,かつ点状融着区域の全面積が不織
    布の全面積に対し5〜50%であることを特徴とするポ
    リアミド系極細繊維不織布。
  2. 【請求項2】 メルトブローン法によりポリアミド系極
    細繊維不織布を製造するに際し,重合体として相対粘度
    が2.6〜4.0のポリテトラメチレンアジパミド系重
    合体を用い,溶融紡出されたポリマ流を溶融温度より2
    0〜50℃高い温度の高圧空気流により牽引・細化し,
    冷却した後,移動する捕集面上に捕集・堆積させてウエ
    ブとし,次いで得られたウエブに圧接面積率5〜50%
    で部分熱圧接処理を施すことを特徴とするポリアミド系
    極細繊維不織布の製造方法。
JP4253943A 1992-08-27 1992-08-27 ポリアミド系極細繊維不織布及びその製造方法 Pending JPH0673652A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4253943A JPH0673652A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 ポリアミド系極細繊維不織布及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4253943A JPH0673652A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 ポリアミド系極細繊維不織布及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0673652A true JPH0673652A (ja) 1994-03-15

Family

ID=17258153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4253943A Pending JPH0673652A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 ポリアミド系極細繊維不織布及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0673652A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07246144A (ja) * 1994-03-09 1995-09-26 Unitika Ltd 耐アレルゲン性寝具カバー
US6494051B2 (en) 1998-11-18 2002-12-17 Denso Corporation Hot water supply system
US20180371656A1 (en) * 2017-06-08 2018-12-27 Ascend Performance Materials Operations Llc Polyamide nanofiber nonwovens
US11376534B2 (en) 2017-06-08 2022-07-05 Ascend Performance Materials Operations Llc Polyamide nanofiber nonwovens for filters

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07246144A (ja) * 1994-03-09 1995-09-26 Unitika Ltd 耐アレルゲン性寝具カバー
US6494051B2 (en) 1998-11-18 2002-12-17 Denso Corporation Hot water supply system
DE19955339B4 (de) * 1998-11-18 2008-01-03 Denso Corp., Kariya Heißwasserversorgungssystem
US20180371656A1 (en) * 2017-06-08 2018-12-27 Ascend Performance Materials Operations Llc Polyamide nanofiber nonwovens
CN110998004A (zh) * 2017-06-08 2020-04-10 奥升德功能材料运营有限公司 聚酰胺纳米纤维非织造物
US10662561B2 (en) * 2017-06-08 2020-05-26 Ascend Performance Materials Operations Llc Polyamide nanofiber nonwovens
JP2020523493A (ja) * 2017-06-08 2020-08-06 アセンド・パフォーマンス・マテリアルズ・オペレーションズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーAscend Performance Materials Operations Llc ポリアミドナノファイバー不織布
JP2021155906A (ja) * 2017-06-08 2021-10-07 アセンド・パフォーマンス・マテリアルズ・オペレーションズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーAscend Performance Materials Operations Llc ポリアミドナノファイバー不織布
US11376534B2 (en) 2017-06-08 2022-07-05 Ascend Performance Materials Operations Llc Polyamide nanofiber nonwovens for filters
US11421359B2 (en) 2017-06-08 2022-08-23 Ascend Performance Materials Operations Llc Polyamide nanofiber nonwovens
US11578438B2 (en) 2017-06-08 2023-02-14 Ascend Performance Materials Operations Llc Polyamide nanofiber nonwovens for acoustic applications
US11674247B2 (en) 2017-06-08 2023-06-13 Ascend Performance Materials Operations Llc Polyamide nanofiber nonwovens

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4852104B2 (ja) 耐熱性不織布
JP5263294B2 (ja) 長繊維不織布の製造方法
JP3264719B2 (ja) 生分解性複合長繊維不織布
JP3247176B2 (ja) 生分解性潜在捲縮性複合長繊維及びその不織布
KR100510156B1 (ko) 폴리에스테르계 열접착성 복합 단섬유 및 그 제조 방법
US20140187115A1 (en) Polyphenylene sulfide fiber and nonwoven fabric
JPH0673652A (ja) ポリアミド系極細繊維不織布及びその製造方法
JP3110566B2 (ja) ポリプロピレン系不織布の製造方法
JPH0673654A (ja) ポリアミド系極細繊維不織布及びその製造方法
JPH06192954A (ja) 極細繊維不織布及びその製造方法
JP2543548B2 (ja) ポリプロピレン極細繊維不織布
JP2859193B2 (ja) ポリフェニレンサルファイド不織布、その製造方法及びそれを用いたフィルター
JP2872542B2 (ja) 熱接着不織布及びその製造方法
JPS63243324A (ja) 熱接着繊維及びその不織布
JPH0673653A (ja) ポリアミド系極細繊維不織布
JPH06192953A (ja) ポリオレフイン系極細繊維不織布及びその製造方法
JP7259360B2 (ja) 液晶ポリエステル繊維からなる不織布
JPH0811864B2 (ja) 熱接着性繊維からなる不織布及びその製造方法
JPH07138863A (ja) ポリエステル系極細繊維不織ウエブ及びその製造方法
JP3445534B2 (ja) 高強力不織布
JPH06212550A (ja) ポリプロピレン系極細繊維不織ウエブ及びその製造方法
JP3445539B2 (ja) スパンボンド不織布
JPH1161618A (ja) 極細繊維不織布及びその製造方法
JPH01201567A (ja) 嵩高スパンボンド不織布の製造方法
JP4173072B2 (ja) ポリ乳酸系長繊維不織布の製造方法および製造装置