JPH0673538B2 - アンプルの加工方法 - Google Patents

アンプルの加工方法

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JPH0673538B2
JPH0673538B2 JP62057765A JP5776587A JPH0673538B2 JP H0673538 B2 JPH0673538 B2 JP H0673538B2 JP 62057765 A JP62057765 A JP 62057765A JP 5776587 A JP5776587 A JP 5776587A JP H0673538 B2 JPH0673538 B2 JP H0673538B2
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JP
Japan
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ampoule
scratch
cut
neck
cutting
Prior art date
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JP62057765A
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JPS63222765A (ja
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兼一 村田
福治 池内
達美 上田
富男 海野
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Toshiba Corp
Hitachi Ltd
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Toshiba Corp
Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、アンプルの首部にカット用の傷をつけるた
めのアンプルの加工方法に関する。
従来の技術とその問題点 注射液などが封入されたアンプルには、予め首部にカッ
ト用の傷をつけたいわゆるカットアンプルとカット用の
傷のないいわゆるノーカットアンプルがある。
ノーカットアンプルを使用する場合、ハート形のやすり
で首部に傷をつけてこれを折る必要がある。このため、
ユーザーが使いにくく、しかもカット時にアンプル内に
混入するガラス異物が多いという問題がある。
カットアンプルには、特殊塗料で首部の全周に傷をつけ
たイージーカットアンプルとダイヤモンドで首部の1箇
所に傷をつけたワンポイントカットアンプルなどがあ
り、いずれの場合も使用時にそのまま折ることができ
る。ところが、従来のイージーカットアンプルの場合、
やはり、カット時にアンプル内に混入するガラス異物が
多いという問題がある。また、従来のワンポイントカッ
トアンプルの場合、イージーカットアンプルに比べてガ
ラス異物の混入が少なく、現在最も一般的に使用されて
いるが、それでもかなりの数のガラス異物が混入する。
この発明の目的は、上記の問題を解決し、カット時のガ
ラス異物の混入が少ないアンプルの加工方法を提供する
ことにある。
問題点を解決するための手段 この発明によるアンプルの加工方法は、アンプルの首部
表面にレーザー光を照射してカット用の傷をつけること
を特徴とするものである。
実施例 第1図は、この発明の方法により加工したアンプルの1
例を示す。このアンプル(10)は従来のワンポイントカ
ットアンプルに対応するものであり、首部(10a)の表
面の1箇所にカット用の傷(11)がつけられている。こ
の傷(11)は、アンプル(10)の首部(10a)の表面に
レーザー光を照射することにより加工される。
第2図は、上記のアンプル(10)の傷(11)の加工方法
の1例すなわちこの発明の方法の1例を示す。この方法
の場合、レーザー照射部(12)は固定され、アンプル
(10)が走査される。アンプル(10)は、適宜な手段に
より、水平にかつ回転しないように支持され、同図に矢
印(A)で示すように軸線と直交する水平方向に一定速
度で走査される。また、板状のマスク(13)が、適宜な
手段により、アンプル(10)の首部(10a)の真上に水
平に支持され、アンプル(10)と同期して同方向に同速
度で走査される。マスク(13)には、その走査方向に所
定幅を有するスリット(14)が形成されている。レーザ
ー照射部(12)は、マスク(13)の走査径路の真上に下
向きに固定されている。そして、アンプル(10)とマス
ク(13)を上記のように互いに同期して走査させながら
照射部(12)からレーザー光(15)を連続照射すると、
レーザー光(15)がマスク(13)のスリット(14)を通
過するときにのみアンプル(10)の首部(10a)に照射
され、スリット(14)の幅に応じた傷(11)がつけられ
る。なお、この傷(11)の大きさ(円周方向の長さ)
は、マスク(13)のスリット(14)の幅によって変えら
れる。
たとえば、生理食塩水を充填した白2ml溶閉アンプルに
対し、出力260wのCO2レーザーを使用し、マスク(13)
のスリット(14)の幅を2mm、アンプルの走査速度を12m
/minとして傷の加工を行なったところ、カット力が好ま
しい範囲にありしかもそのばらつきの小さいワンポイン
トカットアンプルが得られた。また、これらのアンプル
を実際にカットして内容物に混入するガラス異物の数を
調べた。これを従来のノーカットアンプルおよびワンポ
イントカットアンプルと比較した結果を第7図に示す。
なお、従来のノーカットアンプルについては、ハート形
のやすりで首部に傷をつけてカットした。また、エタノ
ール拭きとは、カットする前にエタノールを含浸した脱
脂綿で首部を拭くことを示す。
第7図より、次のことがわかる。
従来のノーカットアンプルの場合、とくにエタノール拭
きを行なわないときに内容物に混入するガラス小異物の
数が非常に多い。従来のワンポイントカットアンプルの
場合、ガラス異物の数はノーカットアンプルでエタノー
ル拭きを行なったときと同程度になり、エタノール拭き
の有無による差は小さくなる。これに対し、この発明の
レーザーによるワンポイントカットアンプルの場合、エ
タノール拭きを行わなくても、ガラス異物の数は従来の
ワンポイントカットアンプルよりかなり少なくなる。
上記の実施例ではレーザー照射部(12)を固定してアン
プル(10)とマスク(13)を走査しているが、アンプル
(10)とマスク(13)を固定してレーザー照射部(12)
を走査してもよい。また、上記の実施例では、レーザー
光を連続照射しているので、首部の1箇所にのみ傷をつ
けるためにマスクが必要である。しかしながら、レーザ
ー光のパルス照射を行なえば、マスクを使用しなくても
首部の1箇所にのみ傷をつけることができる。
第3図は、この発明の方法により加工したアンプルの他
の1例を示し、首部(10a)の約半周にカット用の傷(1
1)がつけられている。このようにすれば、ワンポイン
トカットアンプルに比べてカット方向の制約が少なくな
る。
第3図のアンプル(10)の傷(11)は、たとえば第4図
に示す方法により加工される。これは、第2図の方法か
らマスク(13)を取除いたものであり、アンプル(10)
を回転させずに走査しながら照射部(12)からレーザー
光(15)を連続照射することにより、首部(10a)の上
側約半周にレーザー光(15)が照射されて傷(11)がつ
けられる。
たとえば、第2図の場合と同じアンプルに対し、出力30
WのCO2レーザーを使用し、アンプルの走査速度を12m/mi
nとして傷の加工を行なったところ、カット力が好まし
い範囲にありしかもそのばらつきの小さい半周カットア
ンプルが得られた。
第5図は、この発明の方法により加工したアンプルのさ
らに他の1例を示す。このアンプル(10)は従来のイー
ジーカットアンプルに対応するものであり、首部(10
a)の全周にカット用の傷(11)がつけられている。こ
のようにすれば、カット方向の制約が全くなくなる。
第5図のアンプル(10)の傷(11)は、たとえば第6図
に示す方法により加工される。この場合、アンプル(1
0)を同図に矢印(B)で示すように軸線を中心に高速
で自転させながら走査する。他は第4図の方法と同様で
ある。アンプル(10)を自転させながら走査することに
より、首部(10a)の全周にレーザー光(15)が照射さ
れて傷(11)がつけられる。
たとえば、第2図の場合と同じアンプルに対し、出力70
WのCO2レーザーを使用し、アンプルの自転速度を1450rp
m、走査速度を8m/minとして傷の加工を行なったとこ
ろ、カット力が好ましい範囲にありしかもそのばらつき
の小さい半周カットアンプルが得られた。
発明の効果 この発明によれば、アンプルの首部表面にレーザー光を
照射してカット用の傷をつけるので、上述のように、カ
ット時にアンプル内に混入するガラス異物が少なくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法により加工したワンポイントカ
ットアンプルの1例を示す斜視図、第2図は第1図のア
ンプルの傷の加工方法の1例を示す斜視図、第3図はこ
の発明の方法により加工した半周カットアンプルの1例
を示す斜視図、第4図は第3図のアンプルの傷の加工方
法の1例を示す斜視図、第5図はこの発明の方法により
加工した全周カットアンプルの1例を示す斜視図、第6
図は第5図のアンプルの傷の加工方法の1例を示す斜視
図、第7図は従来のノーカットアンプルおよびワンポイ
ントカットアンプルと第1図のワンポイントカットアン
プルについてカット時に混入するガラス異物の数を調べ
た結果を相対的に示すグラフである。 (10)……アンプル、(10a)……首部、(11)……
傷、(15)……レーザー光。
フロントページの続き (72)発明者 上田 達美 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地 株式会 社東芝堀川町工場内 (72)発明者 海野 富男 茨城県日立市国分町1丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (56)参考文献 特開 昭61−11941(JP,A) 特開 昭62−11454(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンプルの首部表面にレーザー光を照射し
    てカット用の傷をつけることを特徴とするアンプルの加
    工方法。
JP62057765A 1987-03-12 1987-03-12 アンプルの加工方法 Expired - Lifetime JPH0673538B2 (ja)

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JPS63222765A JPS63222765A (ja) 1988-09-16
JPH0673538B2 true JPH0673538B2 (ja) 1994-09-21

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JP2008539136A (ja) * 2005-04-28 2008-11-13 ベクトン・ディキンソン・フランス・ソシエテ・アノニム 特に医療において用いられる、容器および/または容器から得られる完成品を識別する方法

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