JPH0673337U - ターボチャージャの遮熱装置 - Google Patents

ターボチャージャの遮熱装置

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JPH0673337U
JPH0673337U JP1376093U JP1376093U JPH0673337U JP H0673337 U JPH0673337 U JP H0673337U JP 1376093 U JP1376093 U JP 1376093U JP 1376093 U JP1376093 U JP 1376093U JP H0673337 U JPH0673337 U JP H0673337U
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turbocharger
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、ターボチャージャの遮熱装置に関
し、ターボチャージャの遮熱を全体的に行ない且つ断熱
効果を充分に確保するとともに、簡単な作業操作で装着
することを目的とする。 【構成】 対向する2枚の金属板材間に断熱材を密閉し
た状態で充填してなる1以上の遮熱板で、ターボチャー
ジャを全体的に覆うカバー構造の断熱構造体を形成し、
この断熱構造体をエンジン側に取り付けて支持した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ターボチャージャの遮熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、排気ガスでタービンを回して吸入空気を圧縮するターボチャージャは 、例えば実開昭50−104008号公報に示すように知られているが、ターボ チャージャのタービン部は排気ガスの熱により400℃〜500℃と高温になる ため、エンジンの他の部品や空気をその幅射熱から保護することが要求されてい る。
【0003】 特に、船舶用のエンジンでは、排気装置の表面温度を100℃以下に義務付け るという規制(船舶機関規則第9条)がある。これは、船舶内では安全面から火 災防止が重視され、燃え易い部品への引火やオイルの引火を防ぐためとされてい る。
【0004】 そこで、船舶用のエンジンや発電機に使用されるターボチャージャの遮熱装置 として、例えば図3に示すものが知られている。 図において、符号101はターボチャージャで、このターボチャージャ101 のタービン部101Aの外周面102は石綿からなる断熱材103でC字状に覆 われ、側面部104は断熱材では覆われていない状態になっている。
【0005】 かかる遮熱構造では、タービン部101Aの側面部104からの遮熱が不完全 のため、後工程で、石綿を閉じ込めてなるラギング材と称される防熱材等で、全 体的に、ターボチャージャ101及び断熱材103をぐるぐる巻きにすることに より、タービン部101Aの側面部104を防熱材で覆い、ターボチャージャ1 01のタービン部101Aの熱を他部品に対して及ばないようにしていた。
【0006】 なお、ターボチャージャ101を鉄板で全体的に覆う構造を採用することもで きるが、かかる場合には、断熱効果としては充分な効果が得られない。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のターボチャージャの遮熱装置にあっては、断熱材103及び ラキング材により、高温のターボチャージャ101からの幅射熱を遮熱し、高熱 を外部の部品等に対して及ばないようにし、排気装置等の外部の部品の温度を低 くしていた。
【0008】 ところが、高温のターボチャージャ101を他部品に対して遮熱するには、断 熱材103及びラギング材が必要で、断熱材103を装着したにもかかわらず、 後工程でのラギング材のターボチャージャ101への装着作業が必要になり、二 重の遮熱装着作業を必要とし、無駄であった。
【0009】 本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ター ボチャージャの遮熱を全体的に行ない且つ断熱効果を充分に確保するとともに、 簡単な作業操作で装着できるターボチャージャの遮熱装置を提供することである 。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、対向する2枚の金属板材間に断熱材を密閉した状態で充填してなる 1以上の遮熱板で、ターボチャージャを全体的に覆うカバー構造の断熱構造体を 形成し、この断熱構造体をエンジン側に取り付けて支持したことを特徴とする。
【0011】
【作用】
本考案においては、1以上の遮熱板で、カバー構造の断熱構造体を形成し、こ の断熱構造体でターボチャージャが全体的に覆われているので、高温のターボチ ャージャからの幅射熱が、断熱構造体を介して外部の部品等に対して全体的に遮 断される。
【0012】 また、断熱構造体は断熱材を有しているので、充分な断熱効果が得られる。 さらに、断熱構造体がエンジン側に取り付けて支持されるので、取付作業が簡 単になる。
【0013】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。 図1,図2は本考案の実施例に係わるターボチャージャの遮熱装置を示し、船 舶用のエンジンに装着されたターボチャージャを例に挙げて説明する。
【0014】 図において、符号1はターボチャージャ2を覆うカバー構造の断熱構造体で、 断熱構造体1は3枚の遮熱板3,4,5を組み立てて構成されている。 各遮熱板3,4,5は、対向する2枚の金属板材7,8間に断熱材9を密閉し た状態で充填してなる。断熱材9は例えば20mm以上の厚みを有している。
【0015】 遮熱板3は、C字形状になり、ターボチャージャ2のタービンハウジング2A の半径方向の外周面等を覆っている。遮熱板4,5は、遮熱板3の両側に略直角 に配置された平板で、遮熱板4,5の上端部分が、遮熱板3の両側に2列のリベ ット10,10で締結されている。
【0016】 そして、遮熱板4,5には、ブラケット11,12の一端がボルト13,13 を介して取り付けられ、ブラケット11,12の他端が図示しないエンジンに取 付支持されている。
【0017】 ターボチャージャ2と遮熱板3,4,5の内面壁との間の間隔は約20mm以 上に保持されている。 しかして、遮熱板3,4,5で、カバー構造の断熱構造体1を形成し、この断 熱構造体1でターボチャージャ2が全体的に覆われているので、高温のターボチ ャージャ2からの幅射熱が、断熱構造体により外部の部品や空気等に対して全体 的に遮断される。
【0018】 なお、断熱構造体1をブラケット11,12を介してエンジン側に取り付けて 支持すれば、ターボチャージャ2と遮熱板3,4,5の内面壁との間の間隔が約 20mm以上に保持される。
【0019】 以上の如き構成によれば、断熱材9を金属板材7,8内に密閉充填した遮熱板 3,4,5からなるカバー構造の断熱構造体1でターボチャージャ2が全体的に 覆われているので、高温のターボチャージャ2からの幅射熱を、外部の部品や空 気等に対して全体的に遮断することができ、外部の部品や空気の温度を低くでき る。そして、カバー構造の断熱構造体1は、断熱材9を有しているので、断熱効 果を充分に確保でき、例えば排気装置等の部品の表面温度を100℃以下にする ことができる。
【0020】 また、遮熱板3,4,5からなる断熱構造体1でターボチャージャ2を全体的 に覆うことができ、従来のように後工程で他の断熱部材でターボチャージャ2を 覆う作業を省略して無駄な二重作業を省くことができる。
【0021】 さらに、この断熱構造体1はブラケット11,12を介してボルト13,13 でエンジン側に取り付け支持すれば良いので、断熱構造体1をエンジン側に取り 付ける作業を、簡単にできる。
【0022】 そして、複数個の遮熱板3,4,5からなるカバー構造の断熱構造体1でター ボチャージャ2を覆っているので、ターボチャージャ2の複雑な形状に対応して 、個々の遮熱板3,4,5を任意の形状に形成し、これらを組み合わせて、種々 の形状の断熱構造体1を造り、ターボチャージャ2を覆うことができる。
【0023】 なお、本実施例においては、遮熱板の数は3個となっているが、かかる数に限 定されず、2個でも良く、また4個以上にすることもできる。 また、本実施例においては、遮熱板の数は複数個となっているが、1個でも良 い。
【0024】 さらに、本実施例においては、遮熱板の形状は、C字形状や平板となっている が、かかる形状に限定されず、L字形状やコ字形状にすることもできる。 そして、本実施例においては、ターボチャージャの遮熱装置を船舶用のエンジ ンに適用して説明したが、船舶用のエンジン以外のエンジンに対して適用するこ とができることは勿論である。
【0025】 そして、また、本実施例においては、断熱材9の厚さは、20mm以上の厚み となっているが、かかる数値に限定されないことは勿論である。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、断熱材を金属板材内に密閉充填した1 以上の遮熱板からなるカバー構造の断熱構造体でターボチャージャが全体的に覆 われているので、高温のターボチャージャからの幅射熱を、断熱構造体を介して ターボチャージャの周囲の外部の部品や空気等に対して全体的に遮断することが でき、外部の部品や空気の温度を低くできる。
【0027】 しかも、カバー構造の断熱構造体は、断熱材を金属板材内に密閉充填した1以 上の遮熱板からなるので、断熱効果を充分に確保できる。 また、遮熱板からなる断熱構造体でターボチャージャを全体的に覆うことがで きるので、従来のように後工程で他の断熱部材でターボチャージャを覆う作業を 省略して無駄な二重作業を省くことができる。
【0028】 さらに、この断熱構造体をエンジン側に取り付けて支持するので、断熱構造体 をエンジンに取り付ければ済み、取付作業を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係わるターボチャージャの遮
熱装置の斜視図である。
【図2】同ターボチャージャの遮熱装置における遮熱板
の結合状態を示す断面図である。
【図3】従来におけるターボチャージャの遮熱装置の斜
視図である。
【符号の説明】
1 断熱構造体 2 ターボチャージャ 3 遮熱板 4 遮熱板 5 遮熱板 7 金属板材 8 金属板材 9 断熱材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する2枚の金属板材間に断熱材を密
    閉した状態で充填してなる1以上の遮熱板で、ターボチ
    ャージャを全体的に覆うカバー構造の断熱構造体を形成
    し、 この断熱構造体をエンジン側に取り付けて支持したこと
    を特徴とするターボチャージャの遮熱装置。
JP1993013760U 1993-03-24 1993-03-24 ターボチャージャの遮熱装置 Expired - Fee Related JP2587694Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010023984A1 (ja) * 2008-09-01 2010-03-04 ヤンマー株式会社 過給機の冷却構造
JP2021076077A (ja) * 2019-11-11 2021-05-20 トヨタ自動車株式会社 内燃機関
WO2023026581A1 (ja) * 2021-08-26 2023-03-02 株式会社Ihi 過給機

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