JPH0673271B2 - ブラウン管の封止装置 - Google Patents

ブラウン管の封止装置

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JPH0673271B2
JPH0673271B2 JP5915986A JP5915986A JPH0673271B2 JP H0673271 B2 JPH0673271 B2 JP H0673271B2 JP 5915986 A JP5915986 A JP 5915986A JP 5915986 A JP5915986 A JP 5915986A JP H0673271 B2 JPH0673271 B2 JP H0673271B2
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heating
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glass bulb
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紘一 安田
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Hitachi Ltd
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内部に蛍光面を形成したガラスバルブと電子銃
構体を搭載したステム構体とを封止するブラウン管の封
止装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般にカラーブラウン管の製造工程において、ガラスバ
ルブの内部に蛍光面,黒鉛電極およびシヤドウマスク等
を装着した後、ガラスバルブネツク部開口端に電子銃構
体を搭載したステム部が封止される。このような封止は
例えば特公昭53−31595号公報に開示されている。この
ようなブラウン管の封止には、次に説明するようなブラ
ウン管の封止装置が用いられる。
第2図は通常用いられているブラウン管の封止装置の一
例を示す要部平面構成図である。同図において、円板状
のターンテーブル10の外周端上には、前述したガラスバ
ルブを管軸中心として保持する多数個の封止ホルダ11が
規則正しく等配配置されており、これらの各封止ホルダ
11は図示しない自動駆動装置により矢印A方向に所定の
速度で回動され、さらにこれらの封止ホルダ11は図示し
ないインデツクス駆動装置により一定時間毎に一定の個
所に精度良く移動される。したがつて、このターンテー
ブル10上の各封止ホルダ11は、通常#1〜#2がガラスバル
ブの取り付けおよび取り外しの位置となり、#3〜#8がバ
ルブネツク部および封止部分の予熱が行なわれ、#9でバ
ルブネツク部の溶着、#10で溶断を行なつた後、#11〜#1
5で徐冷、#16で溶断によりバルブネツク部から分離され
たネツク管片(通常カレツトガラスと称する)を除去す
るようになつている。
第3図は第2図で説明した封止ホルダ11の要部断面図で
ある。同図において、封止ホルダ11は、バルブストツパ
12,パネルチヤツク13,バルブサポート14,ホルダフレー
ム15およびバルブホルダ16等で構成されるバルブホルダ
ユニツト17により、内部に蛍光面,黒鉛電極およびシヤ
ドウマスク等を形成したガラスバルブ1を所定の基準点
に保持固定させるとともに、このバルブホルダユニツト
17はサポート18により前述したターンテーブル10上に支
持固定されている。また、このバルブホルダユニツト17
の下部には、その管軸中心として電子銃構体2を搭載し
たステム構体3を装着させかつ回転方向および上下方向
に駆動させるマウントピン19が配設されている。
このような構成において、マウントピン19上に、電子銃
構体2を搭載したステム構体3を粗調整した状態で装着
し、上方向に上昇させてバルブネツク部1a内に挿入し、
マウントピン19を回転方向および上下方向に微調整させ
て電子銃構体2を所定の高さに位置決めする。次に第4
図に示すようにガスバーナ20により発生させた炎21でス
テム構体3のステムガラス3aと対応するネツク部1aの外
周面を加熱し、実線で示すようにネツク部1aとステムガ
ラス3aとを溶着し封止するとともにこの溶着個所から下
方向に垂れ下つたネツク部1aのカレツトガラス1a′を溶
断分離する。この場合、溶断分離されたカレツトガラス
1a′はマウントピン19の口金19a上に残る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述した封止装置において、ガスバーナ20の炎21による
バルブネツク部1aの加熱では、炎21の温度が約1200℃程
度であり、その炎21を可変して前述した各種の加熱加工
工程を経て封止を行なうことは加熱温度の変動が極めて
大きいため、第4図に示すように電子銃構体2のインナ
ーリード2aを過剰に酸化させるとともにバルブネツク部
1aの熱歪によるクラツクを発生させ、ブラウン管の品
質,歩留りを低下させるという問題があつた。特にこの
種の問題は、バルブネツク部1aとステム構体3とを溶着
し封止した後にこのバルブネツク部1aの終端部にカレツ
トガラス1a′が生じないガラスバルブ、いわゆるカレツ
トレスバルブの封止に適用した場合には致命的な問題と
なつていた。
本発明は、加熱温度のバラツキを軽減させ、ブラウン管
の品質,歩留りを向上させることができるブラウン管の
封止装置を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係わるブラウン管の封止装置は、加熱装置を、
加熱室と、この加熱室内に収納されて所要の温度まで加
熱されるヒータと、このヒータの加熱温度を制御する温
度制御装置と、この加熱室内に外部から高圧空気を導入
する高圧空気注入口と、加熱された高圧空気を吹き出さ
せるノズルとを具備するものである。
〔作用〕
温度制御された高圧空気をガラスバルブネツク部に吹き
付けて加熱することができる。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明によるブラウン管の封止装置の一実施例
を示す要部断面構成図であり、前述の図と同一部分は同
一符号を付してある。同図において、加熱装置30は、耐
熱性金属材からなる円筒状の加熱室31の先端部にはノズ
ル32が設けられ、その後端部には外部から例えばN2等の
高圧ガスを調圧弁33を介して導入する高圧空気注入口34
が一体的に設けられており、またこの加熱室31内には、
例えばニクロム線をコイル状に巻設したヒータ35および
ノズル32側に例えば熱電対を応用した温度検出器36がそ
れぞれ収納配置され、さらにこれらのヒータ35および温
度検出器36はそれぞれリード線37,38を介して外部の電
源電圧可変装置を兼ねた温度制御装置39に接続されてい
る。この温度制御装置39は、ヒータ35に供給される電源
電圧を可変してその加熱温度を例えば約200℃から約700
℃の範囲にわたつて約50℃のステツプ間隔で上昇および
下降させる機能を有し、かつ一定の温度に対して±20℃
程度の誤差範囲内で温度制御される。
このように構成される加熱装置30は、加熱室31内に注入
口31から高圧化されたN2ガスを注入するとともに、温度
制御装置39からヒータ35に電源電圧を供給してヒータ35
を加熱させてノズル32から加熱された高圧N2ガス40を吹
き出させ、カレツトレスバルブ(以下バルブと称する)
1′のネツク部1bに吹き付けることによつて加工する部
分を加熱することができる。この場合、この加熱装置30
は、カレツトレスバルブネツク部(以下バルブネツク部
と称する)1bの加工工程に対応して加熱温度が異なるの
で、温度制御装置39に所要の温度をセツトしておくこと
により、温度検出器36で温度制御され、バルブネツク部
1bには対応する所要温度に加熱された高圧N2ガス40が吹
き付けられる。
具体的には、この加熱装置30は、バルブネツク部1bの加
工個所、すなわち第2図で説明したようにターンテーブ
ル10上の各封止ホルダ11に装着されるバルブネツク部1b
の加熱加工工程における各封止ホルダ11の#3〜#8および
#11〜#15にそれぞれ配置され、封止ホルダ11の#3では約
300℃,#8では約600℃程度まで50℃〜100℃の間隔で温
度上昇させる温度ステツプをもたせることにより、ター
ンテーブル10の回転にともなつてバルブネツク部1bが低
温度から高温度まで徐々に加熱されて予熱されるので、
バルブネツク部1bの熱歪の発生が軽減され、ガラス割れ
の発生が皆無となる。また、バルブネツク部1bの溶着,
溶断後の封止ホルダ11の#11では約600℃,#15では約300
℃程度まで50℃〜100℃の間隔で温度下降する温度ステ
ツプをもたせることにより、ステム構体3とバルブネツ
ク部1bとの封止部分がターンテーブル10の回転にともな
つて高温度から低温度まで徐々に加熱されて徐冷される
ので、バルブネツク部1bの熱歪を吸収することができ
る。したがつて、加熱加工工程の予熱,徐冷工程に使用
して有効であり、特に予熱工程ではその効果は極めて大
きい。また、この加熱装置30は、第1図に示すようにバ
ルブネツク部1b内に電子銃構体2を搭載したステム構体
3が挿入された状態でノズル32から加熱された高圧N2
ス40が吹き付けられて加熱され、電子銃構体2のインナ
ーリード2aも同時に加熱されるが、この場合、ノズル32
から吹き付けられる高圧N2ガス40の温度が約600℃±20
℃の範囲に設定されているので、インナーリード2aの酸
化されない温度500℃〜600℃で加熱されるので、カレツ
トレスバルブの致命症となるインナーリード2aの酸化過
剰を確実に防止することができる。
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、加熱装置は、バル
ブネツク部の加熱加工工程において加熱温度を高精度に
温度制御でき、電子銃構体インナーリード酸化過剰およ
びバルブネツク部の熱歪によるクラツク発生を確実に防
止できるので、品質,信頼性の高いブラウン管が得られ
るとともに、歩留りが大幅に向上でき、生産性が大幅に
向上できるなどの極めて優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるブラウン管の封止装置の一実施例
を示す要部断面図、第2図はブラウン管の封止装置を示
す平面図、第3図は封止ホルダの側面図、第4図は従来
の封止状態を説明するための断面図である。 1……ガラスバルブ、1′……カレツトレスガラスバル
ブ、1a……ガラスバルブネツク部、1a′……カレツトガ
ラス、1b……ガラスバルブネツク部、2……電子銃構
体、2a……インナーリード、3……ステム構体、3a……
ステムガラス、3b……排気管、4……アウターピン、10
……ターンテーブル、11……封止ホルダ、12……バルブ
ストツパ、13……パネルチヤツク、14……バルブサポー
ト、15……ホルダフレーム、16……バルブホルダ、17…
…バルブホルダユニツト、18……サポート、19……マウ
ントピン、19a……マウントピン口金、19b……マウント
ピンシヤフト、30……加熱装置、31……加熱室、32……
ノズル、33……調圧弁、34……高圧空気注入口、35……
ヒータ、36……温度検出器、37,38……リード線、39…
…温度制御装置、40……高圧N2ガス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラスバルブを管軸中心に保持する封止ホ
    ルダと、前記ガラスバルブネツク部内に配置されるステ
    ム構体に搭載した電子銃構体を保持するマウントピン
    と、前記ステム構体とガラスバルブネツク部とを加熱加
    工し溶着して封止させる加熱装置とを少なくとも具備し
    てなるブラウン管の封止装置において、前記加熱装置は
    ほぼ筒状体を有する加熱室と、前記加熱室内に収納され
    かつ所要の温度まで加熱させるヒータと、前記ヒータの
    加熱温度を制御する温度制御装置と、前記加熱室内に外
    部から高圧空気を導入する高圧空気注入口と、前記加熱
    された高圧空気を前記ガラスバルブネツク部に吹き付け
    るノズルとを具備したことを特徴とするブラウン管の封
    止装置。
JP5915986A 1986-03-19 1986-03-19 ブラウン管の封止装置 Expired - Lifetime JPH0673271B2 (ja)

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JP5915986A JPH0673271B2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19 ブラウン管の封止装置
US07/017,535 US4798552A (en) 1986-03-19 1987-02-24 Apparatus for producing picture tube
KR1019870002297A KR910003807B1 (ko) 1986-03-19 1987-03-14 브라운관의 제조장치
CN87102138A CN1008028B (zh) 1986-03-19 1987-03-16 生产显象管的设备

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