JPH0673270U - 紙幣識別機のロック機構 - Google Patents

紙幣識別機のロック機構

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JPH0673270U
JPH0673270U JP2020293U JP2020293U JPH0673270U JP H0673270 U JPH0673270 U JP H0673270U JP 2020293 U JP2020293 U JP 2020293U JP 2020293 U JP2020293 U JP 2020293U JP H0673270 U JPH0673270 U JP H0673270U
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JP
Japan
Prior art keywords
case
swivel
plate
engaged
lock mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP2020293U
Other languages
English (en)
Inventor
幹 服部
元春 青山
Original Assignee
株式会社ジョーシンテクニカ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で廉価に製造でき、しかも確実に
ロックを行うことができ、さらには、アンロックも簡単
に行うことのできる紙幣識別機のロック機構を提案する
こと。 【構成】 紙幣識別機1において、トップケース3に対
して旋回可能に旋回板15Rを取付け、この旋回板には
係合溝15aを形成する。ボトムケース2の側には、こ
の係合溝に係合可能なロックスタッド17Rを取り付け
る。ねじりばね19Rのばね力によって、旋回板15R
は、その係合溝にロックスタッドが嵌まった状態に常時
保持される。スライド板11をスライドさせて、旋回板
11をばね力に抗して反対方向に旋回させると、係合溝
15aがロックスタッド17Rから外れ、アンロック状
態になり、トッププレート2を開けることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は紙幣識別機のケースの開閉を行うためのロック機構に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術および解決しようとする課題】
各種の自動販売機、両替機、自動貸出機、自動発券機等においては、それらに 挿入される紙幣の真偽あるいは種類を識別するための紙幣識別機が内蔵されてい る。この紙幣識別機の本体ケースは、ボトムケースに対して開閉可能に取付けた トップケースから構成されており、保守点検等の際には、トップケースを開けて 内部を点検できるようになっている。
【0003】 ここに、トップケースがボトムケースに対して確実にロックされていないと、 使用中に加わる振動等が原因となってロックが外れてしまう。しかし、ビス等に よってトップケースをボトムケースに締結してしまうと、紙詰まり、点検等の際 に簡単にトップケースを開けることができないので不便である。
【0004】 また、紙幣識別機はその設置場所等の制約から、コンパクトに構成する必要が あり、また安価に製造することが必要である。このような観点から、これに組み 込むトッププレートのロック機構も、構造が簡単でケース外部に突起等が出るこ とのないものが適しており、廉価に製造できることが必要である。
【0005】 本考案の課題は、このような点に鑑みて、構造が簡単で廉価に製造でき、しか も確実にロックを行うことができ、さらには、アンロックも簡単に行うことので きる紙幣識別機のロック機構を提案することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための、ボトムケースとこれに対して開閉可能に取り付 けたトップケースからケース本体が構成された紙幣識別機において、本考案にお いてはトップケースをボトムケースに対してロックおよびアンロックするための ロック機構を次の構成としてる。すなわち、トップケースあるいはボトムケース に対して旋回可能に旋回部材を取付け、この旋回部材には係合部材を形成する。 そして、旋回部材が取付けられていない側のケースには、この係合部材に係合可 能な被係合部材を形成する。また、係合部材が被係合部材に係合した状態、すな わちロック状態を保持できるように、弾性手段によって、旋回部材に対して一定 の旋回方向に向けて弾性力を常時付与する。さらに、スライドさせることにより 、旋回部材を弾性力に抗して反対方向に旋回させて、係合部材を被係合部材から 開放(アンロック)できるように、ボトムケースあるいはトップケースに対して スライド可能な状態でスライド部材を取り付ける。
【0007】
【作用】
弾性手段によって旋回部材は常時一定の方向に押しつけられている。したがっ て、係合部材と被係合部材は係合状態状態にあり、トッププレートはボトムプレ ートに対してロックされている。この状態において、スライド部材をスライドさ せて、旋回部材を弾性力に抗して逆方向に旋回させると、係合部材が被係合部材 から開放される。この結果、ロックが解除され、トッププレートを開くことがで きる。スライド部材による旋回を解除すると、旋回部材は弾性力により元の位置 まで旋回する。これにより、再度、係合部材が被係合部材に係合して、トッププ レートがロックされる。
【0008】
【実施例】
以下に図面を参照して本考案の好適な実施例を説明する。
【0009】 図1には本例の紙幣識別機の外観を示してある。この図に示すように、本例の 紙幣識別機1はボトムケース2とトップケース3とによって直方体形状のケース 本体4が構成されている。トップケース3はその後端部分においてヒンジ21で ボトムケース2の側に取付けられ、ここを中心に開閉可能である。また、トップ ケース3には、これとボトムケース2との間に配置した、ねじりばね22によっ て、常に、開く方向に弾性力が付与されている。ケース本体4の前面の中央部分 からは紙幣導入用のガイド板5が水平に突出している。なお、紙幣識別機内部の 紙幣識別機構は、公知の機構をそのまま採用しているので、本明細書においては その説明は省略する。
【0010】 次に、本例の紙幣識別機1に内蔵されたロック機構を説明する。図2ないし5 を参照して説明すると、トップケース3の裏面側には、前後方向にスライド可能 な状態でT形のスライド板11が配置されている。すなわち、トップケース3の 内部には、垂直に折り曲げた両側面12R、12Lを備えたインナーパネル12 が取付けられており、このパネルの前側2個所および後側1個所には、垂直にス タッドボルト13−1、13−2、13−3が固定されている。これらのスタッ トボルトの頭部には小径の突出部13aが形成されており、この突出部13aは 、それぞれ、スライド板11の前端部分に形成したU形の切欠き11a、11b およびその後端に開けた前後に長い長円形の孔11cを貫通してトップケース3 の裏面に当接して、ここにビス止めされている。これらの切欠き11a、11b および孔11cは前後に長いので、スライド板11は、前後にスライド可能とな っている。また、スライド板11の後端には、下方に向けて矩形に押し抜いた押 し抜き片11dが形成され、この部分に対峙しているトップケース3の部分は開 口となっており、外側から、スライド板を前後にスライドさせるときに指などを この押し抜き片11dに引掛けることができるようになっている。
【0011】 次に、図2から分かるように、インナーパネル12の両側面12R、12Lの 前端側には、旋回軸14R、14Lを中心に前後に旋回可能な状態で、旋回板1 5R、15Lが取付けられている(図においては一方の旋回軸14R、旋回板1 5Rのみを示す。)。この旋回板15R、15Lの下端側は、ボトムケース2の 内側に取り付けたサイドパネル16R、16L(図において16Rのみを示す。 )まで延びており、これらの旋回板15R、15Lにおける、ケース後端側の縁 には、ほぼ半円形状の係合溝15aが形成されている。そして、これらの係合溝 15aに丁度嵌まり込む大きさのロックスタッド17R、17L(図においては 17Rのみを示す。)が、サイドパネル16R、16Lに対して外側に向けて水 平に突出した状態で固着されている。
【0012】 また、各旋回板15R、15Lにおける係合溝15aよりも下側の側縁は、ケ ース前端側に向けて傾斜した輪郭とされ、その下端の角15cは、少なくとも係 合溝15aの中心よりもケース前端側に位置している。
【0013】 ここで、各旋回板15R、15Lはそれらの旋回軸14R、14Lに取付けた ねじりばね19R、19L(図においては19Rのみを示す。)によって、常に その係合溝15aがロックスタッド17R、17Lに嵌まった状態に保持される ように、旋回力が付与されている。
【0014】 次に、図2、4、5から分かるように、前記のスライド板11の前端側におけ る両側縁にはL形の切欠き11R、11Lが形成されている。これらに対して、 ケース後端側から係合するように、各旋回板15R、15Lの上端にはスライド 板係合部15bが形成されている。このため、ねじりばね19R、19Lのばね 力が付与されている旋回板15R、15Lは、それらの下端の係合溝15aがロ ックスタッド17R、17Lに嵌まり、それらの上端のスライド板係合部15b が、スライド板の切欠き11R。11Lに係合した状態となっている。
【0015】 このように構成した本例のロック機構によるトップケース3のロックおよびア ンロック動作を説明する。まず、トップケース3が閉じた状態においては、図2 および図5に示すように、旋回板15R、15Lは、ねじりばね19R、19L により、矢印Bの方向の押しつけられている。したがって、旋回板の上端15a はスライド板11の切欠き11R、11Lに当接し、それらの下側の係合溝15 aは、ロックスタッド17R、17Lに嵌まり込んた状態にある。すなわち、ロ ックされた状態にある。
【0016】 この状態において、スライド板11を矢印Cの方向に引くと、各旋回板15R 、15Lはねじりばね19R、19Lのばね力に抗して矢印Aの方向に旋回され る。この結果、各旋回板の係合溝15aがロックスタッド17R、17Lから外 れる。ここに、トップケース3はねじりばね22によって開く方向に弾性力が常 時付与されている。したがって、各旋回板の係合溝15aがロックスタッドから 外れると、このねじりばね22の弾性力によってトップケース3が開く。このよ うに、スライド板11を引くという簡単な動作でトップケース3がアンロックさ れる。
【0017】 アンロック後に、スライド板11を離すと、旋回軸14R、14Lに取付けら れているねじりばね17R、17Lの弾性力によって、旋回板15R、15Lは 矢印Bの方向に戻り、これにより、スライド板11も元の位置までスライドして 戻る。
【0018】 次に、再びトップケース3を閉めると、図6に示すように、各旋回板14R、 14Lの下端側はテーパ状になっており、この部分がロックスタッド17R、1 7Lの外周に当たるので、旋回板14R、14Lはばね力に抗して矢印Aの方向 に旋回する。この結果、トップケース3を完全に閉めたときに、図7に示すよう に、各旋回板の係合溝15aが再びロックスタッド17R、17Lに嵌まり込む 。よって、トッププレート3がロックされる。
【0019】 以上説明したように、本例の紙幣識別機のロック機構においては、スライド板 11を引くという簡単な動作でロック状態を解除してトッププレートを開けるこ とができ、また、トッププレートを閉じることによって、自動的にトッププレー トをロックすることができる。
【0020】 また、本例のロック機構においては、外側に突出している部分が無いので、設 置場所が限られている紙幣識別機に対して簡単に組み込むことができる。さらに 、構造が簡単であり、部品点数が少ないので、組立が容易で廉価に製造できると いう利点もある。
【0021】 さらには、ばね力によって常時ロック状態が保持されているので、振動などが 加わった場合にも開かず、確実なロック状態を形成できるという利点がある。
【0022】 なお、本例のロック機構においては、旋回板をトッププレートの側に取付けで あるが、この逆にボトムプレートの側に取り付けるようにしてもよい。この場合 には、ロックスタッドをトッププレートの側に取付ければよい。また、スライド 板をトッププレートの側に取付けてあるが、逆に、ボトムプレートの側に取付け てもよい。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の紙幣識別機のロック機構においては、そのケー スを構成しているボトムプレートとトッププレートの間に、旋回動作によりロッ クおよびアンロック状態に切り換わる旋回板を配置し、この旋回板に常時弾性力 を付与してロック状態を保持すると共に、スライド板を用いて旋回させることに よりアンロック状態にできるようにしている。したがって、本考案によれば、ス ライド板をスライドさせるという簡単な操作によりトッププレートをアンロック して開けることができる。また、弾性力によって常にロック状態が保持されてい るので、振動等によってロックが解除されることがなく、ロック状態が確実に保 持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した紙幣識別機を示す外観斜視図
である。
【図2】図1の紙幣識別機に組込まれたロック機構の主
要部分を示す斜視図である。
【図3】図2のロック機構におけるスライド板とスタッ
トボルトの配置関係を示す説明図である。
【図4】図2のロック機構におけるスライド板を示す平
面図である。
【図5】図2のロック機構を側面の側から見た状態を示
す構成図である。
【図6】図2のロック機構におけるロック時の動作を示
すための説明図である。
【図7】図2のロック機構におけるロック時の動作を示
すための説明図である。
【符号の説明】
1・・・紙幣識別機 2・・・ボトムケース 3・・・トップケース 4・・・ケース本体 11・・・スライド板 11a、11b・・・切欠き 11c・・・孔 11R、11L・・・切欠き 13−1、13−2、13−3・・・スタットボルト 14R・・・旋回軸 15R・・・旋回板 15a・・・係合溝 15b・・・スライド板係合突起 17R・・・ロックスタッド 19R・・・ねじりばね 21・・・ヒンジ 22・・・ねじりばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボトムケースとこれに対して開閉可能に
    取り付けたトップケースからケース本体が構成された紙
    幣識別機における前記トップケースを前記ボトムケース
    に対してロックおよびアンロックするためのロック機構
    において、前記トップケースあるいはボトムケースに対
    して旋回可能に取り付けた旋回部材と、この旋回部材に
    形成した係合部材と、前記旋回部材が取付けられていな
    い側のケースに形成されている前記係合部材に係合可能
    な被係合部材と、前記係合部材が前記被係合部材に係合
    した状態を保持できるように、前記旋回部材に対して一
    定の旋回方向に弾性力を常時付与している弾性手段と、
    前記ボトムケースあるいはトップケースに対してスライ
    ド可能に取付けられ、一方向にスライドさせることによ
    り、前記旋回部材を弾性力に抗して反対方向に旋回させ
    て、前記係合部材を前記被係合部材から開放可能なスラ
    イド部材とを有することを特徴とする紙幣識別機のロッ
    ク機構。
JP2020293U 1993-03-27 1993-03-27 紙幣識別機のロック機構 Pending JPH0673270U (ja)

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JP2020293U JPH0673270U (ja) 1993-03-27 1993-03-27 紙幣識別機のロック機構

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JP2020293U JPH0673270U (ja) 1993-03-27 1993-03-27 紙幣識別機のロック機構

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Family

ID=12020587

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JP (1) JPH0673270U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018039565A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 グローブライド株式会社 保冷箱の開閉装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018039565A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 グローブライド株式会社 保冷箱の開閉装置

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