JPH0673181U - ブレイダーのボビン・キャリア - Google Patents

ブレイダーのボビン・キャリア

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Publication number
JPH0673181U
JPH0673181U JP1921993U JP1921993U JPH0673181U JP H0673181 U JPH0673181 U JP H0673181U JP 1921993 U JP1921993 U JP 1921993U JP 1921993 U JP1921993 U JP 1921993U JP H0673181 U JPH0673181 U JP H0673181U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
braider
bobbin carrier
carrier
fiber bundle
Prior art date
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Pending
Application number
JP1921993U
Other languages
English (en)
Inventor
卓 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP1921993U priority Critical patent/JPH0673181U/ja
Publication of JPH0673181U publication Critical patent/JPH0673181U/ja
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】糸条を大きく屈曲することなく引出すことので
きる縦取りタイプのブレイダーのボビン・キャリアを提
供する。 【構成】ボビンBのフランジBaの外径より大きな径を有
する円形のフライヤー24をボビン挿着軸23の上端に回転
可能に支持し、ボビンBに巻かれた糸条FをボビンBの
軸方向に引き出すようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、熱硬化性樹脂を用いる繊維強化プラスチック(FRP)又は熱可 塑性樹脂を用いる繊維強化プラスチック(FRTP)の補強母材等に使用する組 物構造体を組成するブレイダー(組成装置)において、ボビンを装着して走行す るボビン・キャリアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のブレイダーのボビン・キャリアとしては、図8に示すように、支柱33 に摺動自在に配した重り34によって糸張力を調整するもの等、糸をボビンBの 軸に直角に引き出す、いわゆる横取りタイプのものが広く知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の横取りタイプのボビン・キャリアは、引き出される糸条が重り34の部 分で大きく屈曲し、その糸条がガラス繊維等の場合には屈曲によって折れること がある。
【0004】 この考案は、糸条を大きく屈曲することなく引出すことのできる縦取りタイプ のブレイダーのボビン・キャリアを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案のブレイダーのボビン・キャリアは、ボ ビンのフランジの外径より大きな径を有する円形のフライヤーをボビン挿着軸の 上端に回転可能に支持し、ボビンに巻かれた糸条をボビンの軸方向に引き出すよ うにしたものである。
【0006】
【作 用】
上記のように構成されたブレイダーのボビン・キャリアにおいては、繊維束が ほとんど屈曲することなくボビンより引き出される。また、繊維束はフライヤー と共に回転しながらボビンより引き出される。
【0007】
【実施例】
先ず、図1ないし図5を参照し、この考案のボビン・キャリアの採用されるブ レイダーについて説明する。
【0008】 このブレイダーは、垂直方向に設置された円形軌道部Rと、その中心位置でT 字又は十字状のマンドレルMの端部を把持し、マンドレルMをその中心点の回り に回転させ得ると共に前後方向に移動させ得るハンドラーHと、除塵装置Dとよ り構成されている。
【0009】 このブレイダーで用いられるマンドレルMは、プラスチック等の軽い素材でで きており、円筒をT字状に接合した形状をしている。あるいは円筒を十字状に接 合した形状としてもよい。
【0010】 円形軌道部Rには、円筒を輪切りにした形状の軌道面1があり、その軌道面1 には、周知のブレイダーと同様の環状軌道2が形成されている。但し、周知のブ レイダーの環状軌道は一平面上にあるが、このブレイダーにおいては、円筒の内 周面上にある点が相違している。また、円形軌道部Rを径方向に切った断面を示 す図5より明らかなように、軌道面1は、軌道面1の中心を中心とする球体の一 部となるように形成されている。そのことにより、ボビンを内部に装着したボビ ン・キャリアCの先端は軌道面1の中心を向くことになり、繊維束はボビンより 真っ直ぐに引き出され、繊維束が屈曲することによる繊維の切断を防ぐことがで きる。
【0011】 軌道面1の外方には、図示省略した1つのモーターによって駆動される複数の 駆動ギヤー3が設けてあり、ボビンを内部に装着した複数組のボビン・キャリア Cは、そのいずれかの駆動ギヤー3に係合し、環状軌道1に沿って左回り又は右 回りに交錯走行され、組成がなされる。なお、図4及び図5における4は、芯繊 維を供給するための孔である。
【0012】 ハンドラーHは、基台5に前後方向に移動可能に支持されたロッド6と、部分 ドーナツ型をしており、その円周方向に移動可能にロッド6の先端部に支持され た湾曲体7とより構成されている。そして、マンドレルMは、その湾曲体7より 延びる把持体8の先端に把持される。
【0013】 ロッド6が前進又は後退し、時には湾曲体7が移動し、一方、ボビン・キャリ アCが円形軌道部Rの環状軌道2を循環すると、ボビン・キャリアCに装着され ているボビンより引き出される繊維束は、マンドレルMの表面に組成され、マン ドレルMの形状に応じた筒型組物構造体が形成される。その後、マンドレルMに 被覆された状態で常法により外側より樹脂の含浸被覆が行われ、マンドレルMが 抜取られて内面の処理が行われる。
【0014】 除塵装置Dは、エアーカーテン部9と、フィルター部10と、エアーカーテン 部9へ空気を送り、フィルター部10より空気を吸引するブロワ11とより構成 されている。
【0015】 エアーカーテン部9は、ブレイダーの前端の上方及び後端の上方にあり、それ ぞれブレイダーの幅一杯に延び、下方に空気吹き出し口9aを有している。また 、フィルター部10は、各エアーカーテン部9と対向するブレイダーの前端及び 後端にあり、その上面にはフィルター10aが設けられている。このようにエア ーカーテン部9、フィルター部10をブレイダーの前後に設ける代わりに、ブレ イダーの左右に設けるようにしてもよく、また、ブレイダーの前後、左右を取り 囲むようにしてもよい。
【0016】 ブロワ11は、モーターMにより羽根車又はローターを駆動して空気を圧送す る一種の送風機である。ブロワ11から吹き出される空気は、送風管12、上部 配管13を経て各エアーカーテン部9に送られる。また、各フィルター部10に は、それぞれ吸引管14が延び、空気が吸引される。
【0017】 従って、互いに対向するエアーカーテン部9からフィルター部10に向けてカ ーテン状の空気流(エアーカーテン)が生じ、折れた細かい繊維は、その空気流 に乗り、或いはその空気流に随伴する空気流に引かれてフィルター10aの上面 に吸引され、蓄積する。
【0018】 次に、図6及び図7を参照し、この考案のボビン・キャリアCについて説明す る。
【0019】 このボビン・キャリアCは、基台15に立設された支柱16の上部に起伏可能 に支持された張力装置支持体17に取り付けられたメインテンサー18と、張力 装置支持体17に揺動可能に支持され、バネ20によって一方向に付勢された弛 み取り腕19と、張力装置支持体17に回転可能に支持されたガイドローラー2 1、22と、基台15に立設されたボビン挿着軸23に着脱自在、且つ、回転可 能に支持されたフライヤー24とより構成されている。なお、この例では、ボビ ンBに巻かれた繊維の層33を覆い、糸がボビン・キャリアCから垂れ下がるの を防止するボビンカバー34を採用している。
【0020】 張力装置支持体17は、軸25により支柱16の上部に起伏可能に支持されて おり、図6に示す起立状態で使用し、ボビンBの交換や糸通し時には、この状態 から矢印方向に倒される。また、メインテンサー18、ガイドローラー21、2 2は、張力装置支持体17を起立した状態で下から順にほぼ一直線上に並ぶよう に配されている。
【0021】 弛み取り腕19は、軸26により張力装置支持体17に揺動可能に支持されて おり、その自由端にはローラー27が回転可能に支持されている。弛み取り腕1 9の位置及び大きさは、弛み取り腕19が揺動するときのローラー27の移動軌 跡がガイドローラー21、22の間を通るように設計されている。弛み取り腕1 9に取付けられたバネ20は、張力装置支持体17に回転可能に支持されたロー ラー28に一旦掛けられ、そこから更に下へ曲げられ、先端が張力装置支持体1 7の適宜の位置に固定される。この先端の固定位置は、メインテンサー18のデ ィスクの挟持圧に合わせて決定される。即ち、メインテンサー18の挟持圧が大 きいほど、バネ20の力を大きくする必要があり、バネ20の固定位置は、下方 となる。
【0022】 フライヤー24は、ボビンBのフランジBaを包み込む程度の大きさの円形の ディスクよりなり、ボビンBに巻かれた繊維層33より引き出される繊維束Fに 触れて自由に回転し得るよう、ボビン挿着軸23に支持されている。そして、通 常はボビン挿着軸23に設けられた2枚のストッパー29によってボビン挿着軸 23より外れないようにロックされている。
【0023】 各ストッパー29は、図7に示すように、上部の外側にフック部29aを、中 間部の内側に切欠部29bをそれぞれ有しており、ボビン挿着軸23の横軸30 に回動可能に支持されている。そして、各切欠部29bには、両者に股がるよう にバネ31が収容されており、各ストッパー29はそのバネ31によって外側に 付勢される。従って、通常はフック部29aがフライヤー24の穴の縁より外側 に飛び出しているので、フライヤー24は外れない。また、各ストッパー29を バネ31の力に抗して内側に押せば、各フック部29aがフライヤー24の穴の 縁より内側に移動し、フライヤー24をボビン挿着軸23より外すことができる 。なお、ボビンBのフランジBaの孔の内縁にはテーパーが形成されているので 、フライヤー24をボビン挿着軸23より外した後、ボビンBを単に引き上げる だけで各ストッパー29が内側に移動するので、ボビンBをボビン挿着軸23よ り簡単に外すことができる。
【0024】 このボビン・キャリアCにおいては、ボビンBより引き出される繊維束Fは 、フランジBaには接触せず、フライヤー24の縁に接触してメインテンサー1 8のディスク間に通される。従って、フライヤー24は、回りながら引き出され る繊維束Fと共に回転するので、スムーズに解じょされる。メインテンサー18 に通された後の繊維束Fは、ガイドローラー21、ローラー27、ガイドローラ ー22を経て張力装置支持体17の上方に穿設された導糸孔32より組成点へ真 っ直ぐに導かれる。従って、従来の横取りタイプのボビン・キャリアに比べてほ とんど繊維束Fを屈曲させることなく引き出すことができる。なお、フライヤー 24を通過するときの繊維束Fは多少屈曲するが、メインテンサー18よりボビ ンB側においては、繊維束Fの張力がほとんどないので、ここでの屈曲によって 繊維が折れることはない。
【0025】 このように縦取りされる繊維束Fに、組成中に何らかの原因によって弛みが生 じると、弛み取り腕19は、バネ20の力によってローラー27がガイドローラ ー21とガイドローラー22との間に分け入るごとく回動し、繊維束Fの弛みを 吸収することができる。
【0026】
【考案の効果】
この考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載するような 効果を奏する。
【0027】 即ち、ボビンより繊維束をほとんど真っ直ぐ引き出すことができるので、折り 曲げによる繊維の切断を防ぐことができる。また、ボビンより引き出される繊維 束はフライヤーと共に回転するので、スムーズに解じょされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレイダーの側面図である。
【図2】ブレイダーの平面図である。
【図3】ブレイダーの正面図である。
【図4】ブレイダーの円形軌道部の一部を示す正面図で
ある。
【図5】ブレイダーの円形軌道部の径方向の断面図であ
る。
【図6】この考案のボビン・キャリアの正面図である。
【図7】この考案のボビン・キャリアにおけるストッパ
ーとそのバネとの関係を示す図である。
【図8】従来のボビン・キャリアの正面図である。
【符号の説明】
B ボビン C ボビン・キャリア 18 メンイテンサー 19 弛み取り腕 20 バネ 21 ガイドローラー 22 ガイドローラー 24 フライヤー 27 ローラー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビンのフランジの外径より大きな径を有
    する円形のフライヤーをボビン挿着軸の上端に回転可能
    に支持し、ボビンに巻かれた糸条をボビンの軸方向に引
    き出すようにしたブレイダーのボビン・キャリア。
JP1921993U 1993-03-23 1993-03-23 ブレイダーのボビン・キャリア Pending JPH0673181U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1921993U JPH0673181U (ja) 1993-03-23 1993-03-23 ブレイダーのボビン・キャリア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1921993U JPH0673181U (ja) 1993-03-23 1993-03-23 ブレイダーのボビン・キャリア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0673181U true JPH0673181U (ja) 1994-10-11

Family

ID=11993261

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JP1921993U Pending JPH0673181U (ja) 1993-03-23 1993-03-23 ブレイダーのボビン・キャリア

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JP (1) JPH0673181U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020537061A (ja) * 2017-10-14 2020-12-17 インセプタス メディカル リミテッド ライアビリティ カンパニー 編組機械および使用方法

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