JPH0672924U - スタッカクレーンの荷異常検出装置 - Google Patents
スタッカクレーンの荷異常検出装置Info
- Publication number
- JPH0672924U JPH0672924U JP1477893U JP1477893U JPH0672924U JP H0672924 U JPH0672924 U JP H0672924U JP 1477893 U JP1477893 U JP 1477893U JP 1477893 U JP1477893 U JP 1477893U JP H0672924 U JPH0672924 U JP H0672924U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- load
- abnormality
- stacker crane
- load collapse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スタッカクレーンSの昇降台1上の荷物の異
常をセンサーにて検出する構成において、センサーにて
異常の度合を検知し、その異常の度合に応じた荷物の処
理をして作業効率の向上を図る。 【構成】 荷崩れ検出センサーを非接触型の内側センサ
ー15と、接触型の外側センサー16とにより構成し、
昇降台1の載置部における内外に荷崩れ検出センサーを
二重に配置し、内側センサー15がONすると荷物Wを
異常処理棚Aに格納し、外側センサー16がONすると
非常停止させる。
常をセンサーにて検出する構成において、センサーにて
異常の度合を検知し、その異常の度合に応じた荷物の処
理をして作業効率の向上を図る。 【構成】 荷崩れ検出センサーを非接触型の内側センサ
ー15と、接触型の外側センサー16とにより構成し、
昇降台1の載置部における内外に荷崩れ検出センサーを
二重に配置し、内側センサー15がONすると荷物Wを
異常処理棚Aに格納し、外側センサー16がONすると
非常停止させる。
Description
【0001】
本考案はスタッカクレーンの昇降台に載せた荷物に荷崩れ等の異常がないかを 検出して、異常がある場合にその荷物を最適に処理する構成に関する。
【0002】
従来からスタッカクレーンの走行方向と平行にラックを配置して、該ラックに 荷物を格納したり、ラックから荷物を取り出したりすることをスタッカクレーン により行う自動倉庫は公知となっており、該スタッカクレーンの荷物を載置する 昇降台には、スライドフォークにより荷物を載せる時或いは降ろす時に荷崩れが 生じていないかを検知する荷崩れ検出センサーが配設されており、該荷崩れ検出 センサーは昇降台の両側にワイヤーを張架して荷物が当接するとワイヤーを引っ 張り、ワイヤー端部に接続したスイッチがONして異常を検出するようにしたり 、光センサー等の非接触センサーを昇降台の両側に配置して、荷物がセンサーの 光軸を遮るとONするようにして異常を検出するようにし、この荷物の異常を検 出するとその場でスタッカクレーンの作動を停止して非常停止させるようにして いたのである。
【0003】
しかし、荷物が崩れて荷崩れ検出センサーがONした場合であっても、その荷 崩れの度合は様々であり、少しの位置ズレ等の軽度の異常では格納や出庫する際 には支障なく作動できる場合があり、従来の構成ではこのような場合でもスタッ カクレーンは停止させることになり、次ぎの作業ができなくなり、オペレーター が荷物を正常に戻さない限り作業の再開はできず大幅な時間ロスと手間がかかっ ていたのである。そこで、本考案は軽度の異常の場合にはその荷物を別の位置に 格納しておき、次ぎの作業を進め、余剰時間を利用して異常荷物の処理ができる ようにしようとするものである。
【0004】
本考案は上記のような課題を解決するために次のように構成したものである。 即ち、スタッカクレーンの昇降台に荷崩れ検出センサーを設ける構成において、 荷崩れ検出センサーを非接触型の内側センサーと、接触型の外側センサーとによ り構成し、荷物載置部における内外に荷崩れ検出センサーを二重に配置し、内側 センサーがONすると荷物を所定位置に格納し、外側センサーがONするとその 場で非常停止すべく構成したものである。
【0005】
このような手段を用いることによって、スライドフォーク2をラック側へスラ イドさせて、所定の区画へ荷物を格納したり、荷物を取り出したりする時に、荷 崩れ等の異常が生じると、内側センサー15のみがONした軽度の異常の場合に は、スライドフォーク2の作動速度を落として、ラックRの任意位置に設定した 異常処理棚Aまで搬送して格納し、次ぎの入出庫作業が進められ、余剰時間が生 じると、オペレーターが異常処理棚Aに格納された荷物を正常に戻すのである。 そして、内側センサー15及び外側センサー16がONすると、重度の異常と判 断してその場で停止して荷崩れが増大することを防止し、警報等を発してオペレ ーターに認識させ、早急に荷物を正常に戻すようにするのである。
【0006】
本考案の解決しようとする課題及び解決手段は以上の如くであり、添付した図 面に従い実施例の構成を説明する。図1は自動倉庫の斜視図、図2は本考案の荷 崩れ検出装置を装備したスタッカクレーン斜視図、図3は荷崩れ検出装置を装備 した昇降台側面図、図4はラックの区画を示す側面図である。
【0007】 自動倉庫は図1に示すように、ラックRとラックRの間のフロア上に走行レー ル14が、天井部にガイドレール13が配設されて、ラックRは一定間隔に区画 されてそれぞれに荷物を格納可能とし、ラックR入口側には入出庫ステーション Gが配設され、前記走行レール14とガイドレール13の間をスタッカクレーン Sが前後に走行可能とし、該スタッカクレーンSにて荷物Wの受け渡しができる ようにしている。
【0008】 該スタッカクレーンは図2に示すように、フロントマスト11とリアマスト1 2の間の上部に上部フレーム7を横設し、下部に走行体8を横設し、この上部フ レーム7と走行体8がガイドレール13と走行レール14に装着され、該走行体 8の前部に走行モーターと昇降モーターを内装した駆動部Bが配置され、走行体 8後部にステップ24上でオペレーターが操作できるように操作盤Aが配設され ている。前記フロントマスト11とリアマスト12の間には昇降台1が配設され て、該昇降台1の前後にそれぞれ前支柱5・後支柱6が立設され、該前支柱5の 前面及び後支柱6の後面にそれぞれガイドローラー9・9・・・を設けてフロン トマスト11とリアマスト12を挟む如く配設して昇降時のガイドとし、吊り上 げ用ローラーチェーン10・10を前支柱5と後支柱6の上部に吊設して駆動部 Bに連結し、昇降モーターの駆動により昇降台1を昇降可能としている。
【0009】 そして、前記前支柱5と後支柱6の間にスライドフォーク2が左右に出退可能 に設けられ、本考案の荷崩れ検出装置が前支柱5と後支柱6の両側の上下に配置 されている。即ち、荷崩れ検出装置はスライドフォーク2に載置する荷物Wの最 大外形より少し大きい位置で軽度の荷崩れを検出する内側センサー15と、内側 センサー15よりも外側で荷崩れが生じた時に危険な状態となる重度の荷崩れを 検出する外側センサー16からなり、該内側センサー15は光センサー等の非接 触型のセンサーより構成されて、図3に示すように、荷物Wの高さの異常を検知 するように、前支柱5上部の左右両側に発光素子15a・15aと後支柱6上部 の左右両側に受光素子15b・15bをそれぞれ対向して配置しており、更に、 前後幅(荷物の移動方向の幅)の異常を検知するために前支柱5と後支柱6の左 右両側の上部にそれぞれ発光素子15c・15c・・・を配設し、前支柱5と後 支柱6の左右両側の下部にそれぞれ受光素子15d・15d・・・を配設してい る。但し、発光素子と受光素子の位置は逆であっても構わない。
【0010】 そして、外側センサー16は機械的な接触型のセンサーよりなり、前記内側セ ンサー15の外側を検知するように、スライドフォーク2の左右両側の前後と上 方にワイヤー16a・16aが張設され、それぞれのワイヤー16a・16a端 はスイッチ16b・16bと接続され、該スイッチ16b・16bを昇降台1の 左右両側に配設し、ワイヤー16a・16aが引っ張られるとスイッチ16bが ONするようにしている。但し、左右のワイヤーの代わりには検出する高さや幅 の位置に回転又は移動可能なバー等を設けて、このバーとスイッチが連動するよ うにして荷物Wの異常を検出するように構成しても構わない。そして、前記内側 センサー15及び外側センサー16は操作盤Eの制御回路と接続されて、それぞ れのセンサーがONすると後述するようにその場で停止するか、又は別の棚へ格 納するかの処理が行われる。
【0011】 更に、ラックRには軽度の荷崩れ等が生じた異常荷物を格納するための異常処 理棚Aが設定されており、この異常処理棚Aは図1に示すようにラックRの中央 部に設けて、全ての区画を考慮して出来るだけ短い距離で短時間で収納できるよ うに配置し、軽度の異常荷物が生じるとこの異常処理棚Aに一旦格納しておき、 その他の作業が終了したり、余剰の時間ができるとその荷物を正常に戻すように するのである。尚、異常処理棚の配置は中央に限定するものではなく、後方や上 方の空いた空間に設定してもよく、また、入出庫ステーションG側に設定して、 オペレーターが処理し易い位置とすることもできる。また、図4に示すように、 ラックRの区画の大きさを少しずつ変えて、例えば、通常の区画をDとすると、 幅方向に荷崩れした時には幅が少し長くなるので、幅方向の長い(L1>L4) 区画Cに格納し、高さ方向の異常であると、高さが少し高い(L2>L3)区画 Bに格納し、高さも幅も異常である場合には区画A’に格納し、異常の種類に合 わせてその荷物を最適大きさの異常処理棚(A’〜C)に格納するように構成す ることもできる。但し、本実施例では異常検出を二重のチェックとしているが、 三重以上のチェックを行うようにセンサーを設けても良く、その異常の度合に合 わせて棚も増加させることも可能であり、また、荷崩れ検出センサーの位置を変 更可能に構成して、異常の度合を調節するように構成することもできる。
【0012】 このように構成することによって、スライドフォーク2上に荷物を載せて左又 は右方向へスライドさせて、ラックRの所定の区画へ収納したり、逆にラックR から荷物Wを取り出したりする時に、荷崩れ等の異常が生じると、軽度の異常の 場合には、外側センサー16の位置する部分まで荷崩れが起こらず荷物Wが光軸 を遮って内側センサー15のみがONする。この内側センサー15がONすると 、スライドフォーク2の移動速度及び昇降台1の昇降速度、スタッカクレーンS の走行速度が落とされて、その荷崩れ等の異常が更に拡大しないように低速で駆 動され、異常処理棚Aまで搬送して格納され、次ぎの入出庫作業や一連のシステ ムが続行され、余剰時間が生じると、オペレーターが異常処理棚Aに格納された 荷物を正常に戻すのである。そして、内側センサー15及び外側センサー16が ONすると、重度の異常と判断してその場で非常停止して荷崩れが増大すること を防止し、警報等を発してオペレーターに認識させ、早急に荷物を正常に戻すよ うにするのである。
【0013】
本考案は以上のように構成したので次のような効果を奏するものである。即ち 、荷崩れ状態を複数のレベルに分けて検出し、荷崩れ状態に応じて処理方法を選 択するので、軽度の異常であれば一旦別の棚に格納してからその後のシステムを 続行することができるようになり、荷崩れによるスタッカクレーンの異常停止回 数が減少して、関連システムへの影響が少なくなり、作業効率を向上することが できたのである。
【図1】自動倉庫の斜視図である。
【図2】本考案の荷崩れ検出装置を装備したスタッカク
レーン斜視図である。
レーン斜視図である。
【図3】荷崩れ検出装置を装備した昇降台側面図であ
る。
る。
【図4】ラックの区画を示す側面図である。
A 異常処理棚 R ラック S スタッカクレーン 1 昇降台 2 スライドフォーク 15 内側センサー 16 外側センサー
Claims (1)
- 【請求項1】 スタッカクレーンに荷崩れを検出するセ
ンサーを設ける構成において、荷崩れ検出センサーを非
接触型の内側センサーと、接触型の外側センサーとによ
り構成し、載置部における内外に荷崩れ検出センサーを
二重に配置し、内側センサーがONすると荷物を所定位
置に格納し、外側センサーがONすると非常停止すべく
構成したことを特徴とするスタッカクレーンの荷異常検
出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993014778U JP2555112Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | スタッカクレーンの荷異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993014778U JP2555112Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | スタッカクレーンの荷異常検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0672924U true JPH0672924U (ja) | 1994-10-11 |
JP2555112Y2 JP2555112Y2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=11870517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993014778U Expired - Fee Related JP2555112Y2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | スタッカクレーンの荷異常検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555112Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007238295A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Toyota Industries Corp | 住宅用自動倉庫 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4915168A (ja) * | 1972-04-08 | 1974-02-09 | ||
JPS6015302A (ja) * | 1983-07-07 | 1985-01-26 | Daifuku Co Ltd | 在荷及び荷崩れ等異常検出装置 |
JPS61112022A (ja) * | 1984-05-07 | 1986-05-30 | Mamoru Uchimizu | 腐植化反応を利用した抗菌性製剤 |
JPS63147705A (ja) * | 1986-12-10 | 1988-06-20 | Daifuku Co Ltd | 自動倉庫設備 |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP1993014778U patent/JP2555112Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4915168A (ja) * | 1972-04-08 | 1974-02-09 | ||
JPS6015302A (ja) * | 1983-07-07 | 1985-01-26 | Daifuku Co Ltd | 在荷及び荷崩れ等異常検出装置 |
JPS61112022A (ja) * | 1984-05-07 | 1986-05-30 | Mamoru Uchimizu | 腐植化反応を利用した抗菌性製剤 |
JPS63147705A (ja) * | 1986-12-10 | 1988-06-20 | Daifuku Co Ltd | 自動倉庫設備 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007238295A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Toyota Industries Corp | 住宅用自動倉庫 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2555112Y2 (ja) | 1997-11-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7575407B2 (en) | Article storage facility | |
TWI380938B (zh) | Items storage equipment | |
JP6954450B2 (ja) | 自動倉庫システム | |
WO2010084542A1 (ja) | 自動倉庫 | |
KR100308870B1 (ko) | 스태커크레인 | |
JPH0672924U (ja) | スタッカクレーンの荷異常検出装置 | |
JPH0912284A (ja) | リフト装置 | |
JP3261423B2 (ja) | 物品収納設備 | |
JP3589336B2 (ja) | 物品搬送装置 | |
JP2000233807A (ja) | 立体自動倉庫 | |
JP7456266B2 (ja) | 自動倉庫 | |
JPH06100117A (ja) | 流動棚の入出庫制御装置 | |
JP7443910B2 (ja) | 自動倉庫 | |
JPH05254612A (ja) | 移動棚設備 | |
JPH06271013A (ja) | 自動倉庫のスタッカクレーン | |
JPH07257707A (ja) | 自動倉庫における物品搬出方法 | |
JP4618513B2 (ja) | ピッキング式の物品収納設備 | |
JP4399737B2 (ja) | 物品移載装置 | |
JP3456080B2 (ja) | 物品保管設備 | |
JP2998490B2 (ja) | 移動棚設備 | |
JPH0630359U (ja) | 立体駐車場 | |
CN118323692A (zh) | 一种仓储装置、入库方法及出库方法 | |
JPH0958808A (ja) | 倉庫棚内ピッキング装置 | |
JPH07144714A (ja) | スタッカクレーンの昇降制御装置 | |
JP2021134043A (ja) | コンベヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |