JPH0672649U - 静電塗布装置 - Google Patents
静電塗布装置Info
- Publication number
- JPH0672649U JPH0672649U JP2158493U JP2158493U JPH0672649U JP H0672649 U JPH0672649 U JP H0672649U JP 2158493 U JP2158493 U JP 2158493U JP 2158493 U JP2158493 U JP 2158493U JP H0672649 U JPH0672649 U JP H0672649U
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- Japan
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- electrostatic coating
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- warm air
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 処理液より蒸発した水蒸気が静電塗布装置に
結露することなく、水滴の落下、飛散による処理不良を
生じない静電塗布装置を提供する。 【構成】 モータの回転出力軸に噴霧部材が固定され、
モータを囲んで、噴霧部材との境界部で僅かな隙間を残
して縮径された筒状カバーが設けられ、筒状カバーの末
端付近に温風吹き込み管が接続され、温風吹き込み管の
末端に温風発生装置が接続されたこと。
結露することなく、水滴の落下、飛散による処理不良を
生じない静電塗布装置を提供する。 【構成】 モータの回転出力軸に噴霧部材が固定され、
モータを囲んで、噴霧部材との境界部で僅かな隙間を残
して縮径された筒状カバーが設けられ、筒状カバーの末
端付近に温風吹き込み管が接続され、温風吹き込み管の
末端に温風発生装置が接続されたこと。
Description
【0001】
本考案は、静電塗布装置に関する。
【0002】
従来の静電塗布装置は、高電圧をかけた水系の処理液を、エアモータで回転し ているカップへ吐出し、200μ以下の微細な粒子を作り、高電圧による静電気 力により処理液を被塗布物に塗布していた。
【0003】
しかし、この装置では、塗布された処理液より蒸発した水蒸気が静電霧化装置 に結露し、それが水滴となって落下あるいは飛散する。そして、その水滴が被塗 布物に付着し、製品の外観を損ない、不良品の発生の原因となっていた。
【0004】 本考案は上記課題を解決し、処理液より蒸発した水蒸気が静電塗布装置に結露 することなく、水滴の落下、飛散による処理不良を生じない静電塗布装置を提供 することを目的とする。
【0005】
上記課題を解決するため、本考案の構成は次のとおりとする。即ち、モータの 回転出力軸に噴霧部材が固定され、前記モータを囲んで、前記噴霧部材との境界 部で僅かな隙間を残して縮径された筒状カバーが設けられ、該筒状カバーの末端 付近に温風吹き込み管が接続され、該温風吹き込み管の末端に温風発生装置が接 続されたことである。
【0006】
温風発生装置で加熱した温風を供給管を通じて静電塗布装置のカバー内部へ吹 き込む。内部はこの温風により加熱され、装置は露点以上に保持され、結露が防 止される。これにより水滴の落下,飛散による処理不良を生じず、安定した塗布 が行える。
【0007】
以下に、本考案の実施態様を図面に示す一実施例にもとづき説明する。図1, 2において、鋼板ストリップAが水平面内で展延して送られている。ストリップ Aの上方に本装置が処理液を下方に噴霧するように設けられる。エアモータ2の 鉛直回転出力軸の下端に回転カップ(噴霧部材)3が固定される。前記エアモー タを同心状に囲んで鉛直軸線を持つ円筒状カバー1が設けられ、その先端は縮径 され、前記噴霧部材3との境界部で僅かな隙間を残している。該筒状カバー1の 末端(上端)付近に温風吹き込み管7が接続され、該温風吹き込み管の末端に電 熱ヒータとファンからなる風発生装置8が接続される。4は処理液供給管、5は エア供給管、6は、高電圧ケーブルである。
【0008】 また、カバー1の縮径部の先端付近には、同一円周上に複数のスリット1aが 僅かな間隔を存して設けられる。
【0009】 従って、温風発生装置8で65℃〜95℃の範囲で加熱した温風を供給管7を 通じて静電塗布装置のカバー1内部へ吹き込む。エアモータ2により排出された 駆動用空気の断熱膨張により冷却される内部はこの温風により加熱され、装置は 露点以上に保持され、結露が防止される。これにより水滴の落下,飛散による処 理不良を生じず、安定した塗布が行える。
【0010】 また、スリット1aから温風が噴出し、下拡がりの円錐状のエアスクリーンを 形成し、これにより、塗布液の蒸気が装置外側に付着するのを防止する。
【0011】 なお、本考案の装置は、ストリップの下方に設けられて上方に噴霧されてもよ い。また、前記スリット1aに代えて、エアモータの外壁または取付部材とカバ ー1の先端との間に円状の隙間が設けられる。
【0012】 本考案は前記した実施例や実施態様に限定されず、実用新案登録請求の精神お よび範囲を逸脱せずに種々の変形を含む。
【0013】
本考案の構成により、鋼板ストリップなどに水系樹脂を塗布する場合、ストリ ップより蒸発した水蒸気が塗布装置内で結露し、ストリップ上に落下することが 防止され、不良品の発生が少なくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の鉛直断面図である。
【図2】図1の底面図である。
A…鋼板ストリップ 1…カバー 2…エアモータ 3…カップ 4…処理液供給管 5…エア供給管 6…高電圧ケーブル 7…温風吹き込み管 8…温風発
生装置
生装置
Claims (1)
- 【請求項1】 モータの回転出力軸に噴霧部材が固定さ
れ、前記モータを囲んで、前記噴霧部材との境界部で僅
かな隙間を残して縮径された筒状カバーが設けられ、該
筒状カバーの末端付近に温風吹き込み管が接続され、該
温風吹き込み管の末端に温風発生装置が接続されたこと
を特徴とする静電塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2158493U JPH0672649U (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 静電塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2158493U JPH0672649U (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 静電塗布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0672649U true JPH0672649U (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=12059091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2158493U Pending JPH0672649U (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 静電塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0672649U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006063480A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 静電霧化装置による室内干し洗濯物の処理方法及び静電霧化装置を備えた室内物干し装置 |
WO2006129407A1 (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-07 | Abb K.K. | 回転霧化頭型塗装機 |
JP2007508924A (ja) * | 2003-10-20 | 2007-04-12 | サム テクノロジーズ | 空気圧タービンを有する回転噴霧器の排気導管 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP2158493U patent/JPH0672649U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007508924A (ja) * | 2003-10-20 | 2007-04-12 | サム テクノロジーズ | 空気圧タービンを有する回転噴霧器の排気導管 |
JP4695090B2 (ja) * | 2003-10-20 | 2011-06-08 | サム テクノロジーズ | 空気圧タービンを有する回転噴霧器の排気導管 |
JP2006063480A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 静電霧化装置による室内干し洗濯物の処理方法及び静電霧化装置を備えた室内物干し装置 |
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KR100827343B1 (ko) * | 2005-06-02 | 2008-05-06 | 에이비비 가부시키가이샤 | 회전 무화 헤드형 도장기 |
JPWO2006129407A1 (ja) * | 2005-06-02 | 2008-12-25 | Abb株式会社 | 回転霧化頭型塗装機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981110 |