JPH0672408B2 - 散水バルブ - Google Patents

散水バルブ

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JPH0672408B2
JPH0672408B2 JP13950090A JP13950090A JPH0672408B2 JP H0672408 B2 JPH0672408 B2 JP H0672408B2 JP 13950090 A JP13950090 A JP 13950090A JP 13950090 A JP13950090 A JP 13950090A JP H0672408 B2 JPH0672408 B2 JP H0672408B2
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valve
pressure
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cylinder
spring
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文士 松浦
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山▲崎▼建設株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、散水車等に用いられる散水バルブに関する。
〔従来の技術〕
第12図は、散水車に用いられている従来の散水バルブを
示すもので、この散水バルブは、エアソレノイドバルブ
(1)を開閉することによりエアシリンダ(2)を作動
させ、このエアシリンダ(2)によりボールバルブ
(3)を開閉してノズル(4)から散水する構造になっ
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来の散水バルブにおいては、散水される圧力水の
圧力変動とは無関係に、ボールバルブ(3)の開度が設
定されるため、均等に散水できないとともに、散水距離
がでず、また部品点数が多く取付けに手間が掛かるとい
う問題がある。また、ボールバルブ(3)は、凍結によ
って破損し易く信頼性に劣るという問題もある。
本発明は、かかる現況に鑑みなされたもので、均等に散
水できるとともに、長い散水距離が得られ、また構造が
簡単で取付けが容易であり、しかも凍結等による故障が
少ない散水バルブを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記目的を達成する手段として、圧力水入口
と圧力水出口とが弁座を介して連通する弁箱と、この弁
箱に設けたシリンダ内にスライド可能に配置されて前記
弁座に着離座する弁体と、前記シリンダ内に組込まれて
弁体を押圧付勢し前記圧力水の水圧との圧力バランスに
より弁開度を制御するスプリングと、前記シリンダ内へ
の圧力エアの給排を行なう圧力エア供給機構とを備え、
前記弁体は、前記シリンダ内への圧力エアの供給時の
み、圧力エアの圧力と前記スプリングの付勢力との合力
により、圧力水の水圧に抗し前記弁座に着座するように
構成したことを特徴とする。
〔作用〕
本発明に係る散水バルブにおいては、弁体を押圧付勢す
るスプリングの付勢力と圧力水の水圧との圧力バランス
により弁開度が制御される。このため、散出し量が安定
し広い範囲を均等に散水できるとともに、常に圧力を保
った状態となるため、長い散水距離が得られる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明に係る散水バルブの一例を示すもので、
この散水バルブは、散水すべき圧力水(W)を制御する
水バルブ(11)と、この水バルブ(11)への圧力エア
(A)の給排を制御して水バルブ(11)を開閉させるソ
レノイドバルブ(12)とから構成されている。
前記水バルブ(11)は、第2図および第3図に示すよう
に、弁箱(13)と、この弁箱(13)に取付けられたシリ
ンダ(14)と、このシリンダ(14)内にスライド可能に
配置されて弁箱(13)内に形成した弁座(15)に着離座
する弁体(16)とを備えている。
前記弁箱(13)は、第2図〜第7図に示すように、上端
にフランジ(17a)を有する外筒(17)と、この外筒(1
7)内にOリング(18)を介し水密に挿入される内筒(1
9)とを備えており、内筒(19)の下端には、第1図に
示すように、圧力水(W)の配管(20)のフランジ(20
a)に連結されるフランジ(19a)が設けられている。
前記外筒(17)の上端外周面には、第2図,第4図およ
び第5図に示すように、水出口(21)が設けられてお
り、この水出口(21)は、後に詳述するように、内筒
(19)によりその開口面積が調節され、これにより、水
バルブ(11)の最大開き量を調整できるようになってい
る。また、外筒(17)のフランジ(17a)には、第5図
に示すように、前記水出口(21)の位置を外した3箇所
に、90度間隔で長孔(22)がそれぞれ設けられており、
これら各長孔(22)には、後述するスタッドボルト(2
3)がそれぞれ挿通され、これら各スタッドボルト(2
3)に螺装されるナット(24)を調節することにより、
内筒(19)の外筒(17)内への挿入量が調節されるよう
になっている。
前記内筒(19)は、第6図に示すように、フランジ(19
a)を有する下端部が水入口(25)となっているととも
に、上端面が弁座(15)となっており、フランジ(19
a)には、第7図に示すように、周方向に90度間隔で4
個の挿通孔(26)が設けられている。そして、このうち
の前記長孔(22)に対応する3個の挿通孔(26)にスタ
ッドボルト(23)が挿通されるようになっている。
これら各スタッドボルト(23)は、第2図に示すよう
に、ナット(24)を螺進調節することにより、外筒(1
7)のフランジ(17a)と、内筒(19)のフランジ(19
a)との間隔を規制するようになっており、これによ
り、内筒(19)の外筒(17)内への挿入量が調節され、
内筒(19)の上端外周面により閉止される水出口(21)
の面積が調節されるようになっている。そしてこれによ
り、水出口(21)の実質的な開口面積が変化し、水バル
ブ(11)の最大開き量が調整されるようになっている。
一方、前記シリンダ(14)は、第8図および第9図に示
すように、上端閉塞の筒状をなしており、その下端開口
部には、周方向に90度間隔で4個の挿通孔(27)を有す
るフランジ(14a)が設けられ、前記長孔(22)に対応
する3個の挿通孔(27)にはスタッドボルト(23)が挿
通されるようになっている。そして、これら各スタッド
ボルト(23)にナット(24)を螺装することにより、シ
リンダ(14)のフランジ(14a)と外筒(17)のフラン
ジ(17a)とが連結されるようになっている。
また、このシリンダ(14)内に配される弁体(16)は、
第10図および第11図に示すように、前記弁座(15)に着
離座する平面弁板部(16a)と、円筒状のピストン部(1
6b)とから構成されており、この弁体(16)は、第2図
に示すように、平面弁板部(16a)を外筒(17)内に位
置させた状態で、ピストン部(16b)がシリンダ(14)
内にスライド可能に挿入され、シリンダ(14)とピスト
ン部(16b)との間は、Oリング(28)により気密にシ
ールされている。また、ピストン部(16b)の内部に
は、第2図に示すように、平面弁板部(16a)を弁座(1
5)に着座する方向に常時押圧付勢するスプリング(2
9)が介装されており、また、このピストン部(16b)の
内部には、前記シリンダ(14)の頂部中央に設けたアエ
供給口(30)を介して、前記ソレノイドバルブ(12)か
らの圧力エア(A)が供給されるようになっている。
前記スプリング(29)の付勢力は、圧力水(W)の通常
の水圧よりも稍小さな値に設定されており、したがっ
て、シリンダ(14)内に圧力エア(A)が供給されない
状態では、圧力水(W)の圧力変動に応じて弁体(16)
がスライドして開度調節はなされるが、弁体(16)が弁
座(15)に着座することはないようになっている。そし
て、水バルブ(11)の弁閉は、圧力エア(A)をシリン
ダ(14)内に供給した時のみなされるようになってい
る。すなわち、水バルブ(11)の開閉制御は、ソレノイ
ドバルブ(12)でなされるようになっている。
次に、本実施例の作用について説明する。
第1図に示すように、ソレノイドバルブ(12)をオープ
ン側に切換えると、圧力エア(A)がソレノイドバルブ
(12)を介してシリンダ(14)内に供給され、弁体(1
6)は、この圧力エア(A)の圧力とスプリング(29)
の付勢力との合力により押圧され、弁座(15)に着座す
る。この状態で、水バルブ(11)内に圧力水(W)が供
給され、弁体(16)にその水圧が作用しても、前記合力
の方が水圧よりも大きいため、弁体(16)が弁座(15)
から離座して水バルブ(11)が開となることはない。
一方、ソレノイドバルブ(12)をクローズ側に切換える
と、シリンダ(14)内の圧力エア(A)がソレノイドバ
ルブ(12)を介して排出され、弁体(16)には、スプリ
ング(29)の付勢力のみが作用することになる。このス
プリング(29)の付勢力は、前述のように圧力水(W)
の通常の水圧よりも稍小さな値に設定されているので、
水バルブ(11)に圧力水(W)が送られてくれば、弁体
(16)は弁座(15)から離座し、水入口(25)と水出口
(21)とが弁座(15)を介し連通して水バルブ(11)が
開となる。
ところで、水バルブ(11)に供給される圧力水(W)の
水圧は、常に一定に維持されるとは限らず、変動する場
合がある。第12図に示す従来の散水バルブにおいては、
ボールバルブ(3)の開度は、前記圧力変動に無関係に
一定であるため、均等に散水できなかったり、あるいは
充分長い散水距離が得られないという問題がある。
ところが本実施例においては、弁体(16)をスプリング
(29)で通常押圧付勢するようにしているので、圧力水
(W)の水圧が変動すると、これに応じて水バルブ(1
1)の開度が自動制御され、従来の散水バルブのような
不具合が解消される。
すなわち、弁体(16)は、スプリング(29)の付勢力に
より弁座(15)に着座する方向に押圧されているので、
圧力水(W)の水圧が低下すると、弁体(16)はそれに
応じて弁座(15)に接近し、弁開度が小となる。逆に、
圧力水(W)の水圧が上昇すると、弁体(16)はそれに
応じて弁座(15)から離れ、弁開度が大となる。換言す
れば、圧力水(W)の水圧とスプリング(29)の付勢力
との圧力バランスにより、水バルブ(11)の弁開度が自
動制御される。このため、散出し量が安定し広い範囲を
均等に散水できるとともに、常に圧力水(W)に圧力を
かけた状態にすることができるので、充分に長い散水距
離が得られる。また、構造が簡素であるので取付けが容
易であるとともに、凍結で破損するおそれがなく、故障
も少ない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、スプリングの付勢
力と圧力水の水圧との圧力バランスにより弁開度を制御
するようにしているので、散出し量が安定し広い範囲を
均等に散水できるとともに、長い散水距離が得られる。
また、構造が簡単であるので取付けが容易であるととも
に、凍結等による故障も少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る散水バルブを示す構成
図、第2図はその水バルブの拡大図、第3図は第2図の
平面図、第4図は弁箱を構成する外筒の構成図、第5図
は第4図の平面図、第6図は弁箱を構成する内筒の構成
図、第7図は第6図の平面図、第8図は弁箱に取付けら
れるシリンダの構成図、第9図は第8図の平面図、第10
図は弁体の構成図、第11図は第10図の平面図、第12図は
従来の散水バルブを示す構成図である。 (11)……水バルブ、(12)……ソレノイドバルブ、 (13)……弁箱、(14)……シリンダ、(15)……弁
座、 (16)……弁体、(21)……水出口、(25)……水入
口、 (29)……スプリング、(30)……エア供給口、 (W)……圧力水、(A)……圧力エア。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力水入口と圧力水出口とが弁座を介して
    連通する弁箱と、この弁箱に設けたシリンダ内にスライ
    ド可能に配置されて前記弁座に着離座する弁体と、前記
    シリンダ内に組込まれて弁体を押圧付勢し前記圧力水の
    水圧との圧力バランスにより弁開度を制御するスプリン
    グと、前記シリンダ内への圧力エアの給排を行なう圧力
    エア供給機構とを備え、前記弁体は、前記シリンダ内へ
    の圧力エアの供給時のみ、圧力エアの圧力と前記スプリ
    ングの付勢力との合力により、圧力水の水圧に抗し前記
    弁座に着座するようになっていることを特徴とする散水
    バルブ。
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