JPH0672398U - 二重凹部を有する灰皿 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本考案の灰皿は内側周縁と外側周縁によって
内側壁と外側壁を形成させ、それが一外凹部と一中央凹
部を具備し、その内、該外側周縁は内側周縁よりも稍高
く、その二つの円周上端面は内向きに傾斜する頂点を具
有し、又、内側周縁上の適当な間隔に、セット溝と挟持
溝を設けることからなる。 【効果】 燃焼中のタバコがテーブル或は灰皿外のクッ
ションに脱落することもなく、且つ該灰皿本体の深さを
適当に増加したり或はその内に少しばかりの水を入れる
のに供して、粗忽のためにタバコが脱落して損傷したり
或は災害を発生する心配はない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は吸いさしのタバコが外に落下しない様にした灰皿にかかる。

【０００２】

【従来の技術】

一般の家庭・事務所・食堂は灰皿の使用に対し、大部分は灰皿を随意にテーブ ルの上の一角に放置し、このようによく用いる灰皿は、通常に深さも割に浅く、 且つ大部分のものは蓋を加えていないので、このために、使用上においてときた ま風が吹いたり或は屋内に扇風機をかけると、即時にタバコの灰をテーブル外に 吹飛ばす外、もっとも常に見る一現象は、タバコを点火してから、文章を書いた り又は文書を思考するために、往々にして、タバコを灰皿周縁のセット溝に置い てから、手もとの仕事に熱中しすぎてそのタバコのあることを粗忽したり或は忘 れるので、このために点火したタバコがある時間の燃焼を経てから、タバコ自体 の平衡のために、その灰皿のセット溝からテーブル上に或は灰皿のクッション上 に脱落すると（図１と図２示す如く）、テーブル或はクッションを燃焼すること は、タバコを吸う人達のよく出合う経験であり、このような現象がもっと重大に なると、睡眠前の粗忽のために、その脱落したタバコがテーブル・クッション或 はカーペット・寝具等を燻らせて災害を醸すので、このようによく用いる灰皿は 使用上に非常な欠点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記の一般の灰皿が使用上にある欠点を解決するため、多次の改良と 試作と共に不断の研究と探究を経てから始めて成功したものであり、その目的は 一種簡易に二重凹部を有する安全な灰皿を提供し、即ち使用上においてその灰皿 はタバコの燃焼と放置にぴったり適応したものであり、燃焼中のタバコがテーブ ル或は灰皿外のクッションに脱落することもなく、且つ該灰皿本体の深さを適当 に増加したり或はその内に少しばかりの水を入れるのに供して、粗忽のためにタ バコが脱落して損傷したり或は災害を発生する心配はないのである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は内側周縁・外側周縁・外凹部・中央凹部・及び内側周縁と外側周縁上 に設ける内向きに傾斜する頂点とセット溝と挟持溝を包括して構成する；それは 主に二つの内・外側周縁によって二つの内・外側壁を形成させ、タバコの放置に 供すると共に、その形成する外凹部と内・外側縁上にある内向きに傾斜する頂点 とセット溝と挟持溝を利用し、その放置するタバコが灰皿外のクッションやテー ブル上に脱落することが容易でなくなり、使用に方便させて、清潔と安全の効果 を高めるのである。

【０００５】 本考案のその他の目的と長所を組み合わせる表示に基づいて詳細に説明すれば 更に明晰である。

【０００６】

【実施例】

ここに図面の表示と組み合わせて本考案に関する上記の設計する目的を達成す るのに運用した特殊構造とその技術手段と特徴を次の如く詳細に説明する。 図３は本考案の簡易に二重凹部を有する安全な灰皿であり、図面内から知るよ うに、それは主に外側周縁１・内側周縁２・外凹部３と中央凹部４から組み合わ せて構成し、その内、該外側周縁１は内側周縁２よりも稍高く、該外側周縁１の 円周上端面に内向きに傾斜するスロープトップ１１を設けてあり、該内側周縁２ 上も同じように内向きに傾斜するスロープトップ２１を設けると共に、その適当 な間隔（グルーブ内において）にも同じように内向きに傾斜するセット溝２２と 挟持溝２３を設置し、又その内、該セット溝２２と挟持溝２３は同じでない深さ を具有してタバコを放置するのに供し、且つ外側周縁１と内側周縁２を利用して 内側壁と外側壁を形成させて、その外凹部３の距離は一般のタバコの半分以上の 長さを超過するのである。

【０００７】 上記の簡易に二重凹部を有する安全な灰皿から知るように、それは主に外側周 縁１と内側周縁２により、外側壁と内側壁を形成してタバコを点火して放置する のに供し（同時に図４と図５を参照する）、その二者の上端面に皆内向きに傾斜 するスロープトップ１１とスロープトップ２１を設けると共に、互いに適当な距 離に外凹部３を具有し、タバコを点火して直ぐ灰皿に放置すると、該タバコは中 央凹部４に向けて傾斜すると共に、その二端はわずか外側周縁１と内側周縁２の 内側壁と外側壁を超過するので、この場合に、もし灰皿内にあるタバコを忘れて も、タバコは自然にその先端ＡからＢ地点までに燃焼すると、タバコは垂れさが って該外凹部３内に落ちこみ、灰皿のクッションやテーブル上に脱落しないので ある。又、タバコを一部分吸ってから灰皿に放置する場合に、その長さがすでに 二側壁の間隔に足りないばかりでなく、且つ該外側周縁１上にセット溝がないの で、そこでタバコを放置する場合は、須らく内側周縁２上に設ける挟持溝２３内 に放置し、このように、粗忽のためにタバコが脱落しても該外凹部３内にあり、 クッションやテーブル又はカーペットや寝具に脱落して危険を発生しないのであ る。

【０００８】 上記の簡易に二重凹部を有する安全な灰皿の設計する構造は、その外側周縁と 内側周縁を利用して外側壁と内側壁を形成すると同時に、その上方は内向きに傾 斜する頂点を利用してセット溝と挟持溝を設けて使用するので、その構造の運用 は下記の便利と機能を具有する： （一）二重凹部の設計を利用して点火したタバコの放置に供し、その外側周縁 と内側周縁の上端を皆内向きに傾斜する頂点を呈して、粗忽のためにタバコを灰 皿外に脱落して危険を発生させないのである。

【０００９】 （二）外側周縁と内側周縁と内側周縁上のセット溝と挟持溝を利用し、皆同じ ように内向きに稍傾斜する斜面を設置して点火したタバコを強迫的に内向きに傾 斜するように放置させ、タバコの灰や吸殻が脱落したり或は弾んでも、皆中央凹 部に向けて傾斜し、もし粗忽のためにそのタバコは逐次自然に燃焼し、それがあ る時間を経過してから、本考案の構造によってタバコは垂れさがって、中央凹部 内に或は外凹部内に脱落して灰皿外に落下することがない。

【００１０】 （三）灰皿本体は適度にその深さを増加したり、或は外凹部に直接適量な水を 加え、タバコの灰を分離することによって吸殻を直接外凹部内に落下させて、放 置するタバコが灰皿外に脱落しないのである。 （四）外側周縁と内側周縁の簡易な設計により、灰皿に具有する使用機能を保 持し、又使用上の安全性を増加することができて、非常に簡単に方便である。

【００１１】 上記を総合すれば、本考案はタバコを吸う場合に、灰皿に放置するタバコの粗 忽のために脱落して災害を作りあげるのを免れ、非常に簡単な小さい創造である が、しかし非常に簡易に実用的であり、又タバコを吸う人達に、工作中の方便を 促進すると共に安全性を保持し、不注意のため容易に灰皿のクッションやテーブ ル等の燃焼を防止し、それが使用上において非常に理想な実用効能を具有する新 しい灰皿の構造である。

【図面の簡単な説明】

【図１】一の従来灰皿の使用説明図である。

【図２】他の従来の灰皿の使用説明図である。

【図３】本考案になる灰皿の斜視図である。

【図４】本考案灰皿の縦断面図である。

【図５】本考案灰皿の使用状態説明図である。

【符号の説明】

１ 外側周縁 ２ 内側周縁 ３ 外凹部 ４ 中央凹部 １１，２１ スロープトップ ２２ セット溝 ２３ 挟持溝

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 該灰皿は内側周縁と外側周縁によって内
   側壁と外側壁を形成させ、それが外凹部と中央凹部を具
   備し、その内、該外側周縁は内側周縁よりも稍高く、そ
   の二つの円周上端面は内向きに傾斜する頂点を具有し、
   又、内側周縁上の適当な間隔に、セット溝と挟持溝を設
   けてあり、その溝内も同じように内向きに稍傾斜する斜
   面に設け、その内側壁と外側壁を利用してタバコの放置
   に供し、且つその形成する外凹部と内・外側周縁上にあ
   る内向きに傾斜する頂点とセット溝と挟持溝によって、
   放置するタバコが灰皿外に脱落することを防止する灰
   皿。
2. 【請求項２】 該内側周縁と外側周縁によって形成する
   内側壁と外側壁の外凹部間の距離は、一般のタバコの半
   分以上の長さを超過し、或はその２／３の長さを具有し
   てこの二者の間隔とするのが最もよいことを特徴とする
   請求項１記載の灰皿。