JPS5917200Y2 - 安全灰皿 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、皿蓋と吸殻タンクの組み合せからなる安全灰
皿に関するもので、酸素供給源となる外気を遮断するこ
とにより吸殻の火を自動的に消火することを特徴とした
ものである。

今その実施例を図によって説明すると、全体はステンレ
ス、アルミ、鉄、ガラス、陶器等の耐熱不燃材料からな
る吸殻タンクＡと皿蓋Ｂの組み合せからなり、吸殻タン
クＡは円筒本体１の上周縁に傾斜鍔２に連接する周鍔３
を形成した構造とし、周鍔３の外周には、雄ねじ３′を
刻設して、皿蓋Ｂの周鍔４の内周に刻設した雌ねじ４′
を螺着すべくなし、皿鍔Ｂの上面は、中心に向けた下り
勾配を附した受皿部５と、中心に落下孔６を有する漏斗
部７となした構造としたものである。

なお受皿部５の下り勾配は１５度とし、漏斗部７の傾斜
は更に急となし、落下孔６の直径はタバコの直径と略々
同一に製作するものとする。

８はタバコを示した。本考案は上記の如き構造としたの
で、吸殻タンクと皿蓋を一体に螺着して机上等に置き、
火のついたタバコの吸殻を皿蓋Ｂの受皿部５の上に置く
ときは、１５度の傾斜を附したので、吸いかけタバコは
どのように置いても、皿外に落ち外れることはなく、灰
は中央の漏斗部に落ち、その急勾配により落下孔からタ
ンク内に落下収容される。

吸殻を火のついたまま捨てるときは、火を下にして落下
孔６に押し込み宙吊りにすれば、吸殻から発生する一酸
化炭素、二酸化炭素、その他のガスは吸殻タンク内に充
満し、酸素供給源となる外気が遮断されて燃焼が継続で
きず、火は自動的に消滅する。

その後は適宜指先で落下させる。又、タンク内に溜った
Ｃ０７ＣＯ２はタンク外気より重いので外に逃げず再燃
や引火の恐れはない。

そして吸い殻はもみ消しや消火の確認を必要としないの
で、弱視音、盲人には利便であり、風にも灰が飛散せず
、けぶらず悪意もなく、皿蓋外して排出でき、掃除簡単
で、転倒してもタンク上周縁に形成される袋部Ｃが内容
物を受は入れてこぼれず幼児のいる場所や宴会場でも安
全で、客回転の多い飲食店、喫茶店等の省力化にもなる
。

以上の如く本願によれば、灰も吸殻も外には絶対にこは
゛れ落ちず火は自動的消火するから極めて安全なる効果
を得たものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案品の平面図、第２図は使用状態の側断面
図である。 Ａ・・・・・・吸殻タンク、Ｂ・・・・・・皿蓋、Ｃ・
・・・・・袋部、１・・・・・・円筒本体、２・・・・
・・傾斜鍔、３・・・・・・周鍔、３′・・・・・・雄
ねじ、４・・・・・・周鍔、４′・・・・・・雌ねじ、
５・・・・・・受皿部、６・・・・・・落下孔、７・・
・・・・漏斗部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 吸殻タンクＡと皿蓋Ｂとからなり、皿蓋Ｂの上面に受皿
   部と中央に落下孔を有する灰皿に於て、吸殻タンクＡを
   円筒本体１の上周縁に傾斜鍔２に連接する周鍔３を形威
   し、これに密閉螺合する皿蓋Ｂの上面に下り勾配の受皿
   部５と中心に落下孔６を有する漏斗部７となした安全灰
   皿。