JPH0672089U - 核燃料集合体用スペーサ - Google Patents

核燃料集合体用スペーサ

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JPH0672089U
JPH0672089U JP012888U JP1288893U JPH0672089U JP H0672089 U JPH0672089 U JP H0672089U JP 012888 U JP012888 U JP 012888U JP 1288893 U JP1288893 U JP 1288893U JP H0672089 U JPH0672089 U JP H0672089U
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高 信 宇
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的高さが低くでき、冷却材の流れに対す
る圧損も小さくでき、かつ低コストで製造可能で、中性
子経済を向上させることができるスペーサを得ること。 【構成】 燃料集合体のスペーサにおいて、棒状要素1
6をそれぞれ挿通支持する多数の管状セル10をその軸
線が互いに平行になるように格子状に配列し、互いに隣
接する管状のセルの側壁を接合するとともに、その各管
状セル内に管状セルの周方向に延び、その管状セル内に
挿通された棒状要素16をセルストップ12に押圧する
板状バネ部材22を装着した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、燃料棒などの棒状要素を格子状に束ねて燃料集合体を形成するため のスペーサに係り、特に冷却材の流れに対するスペーサによる圧損が低減され、 バネが比較的小さい空間におさまるようにしたスペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、燃料集合体は、多数の燃料棒及び1本のウオータロッドを上部タイプ レートと下部タイプレートとで支持するとともに、その中間部を複数のスペーサ によって支持し、その各燃料棒が横方向に振動しないように拘束して、長い筒状 の燃料チャンネル内に内装することによって構成されている。
【0003】 図13は、燃料棒を支持拘束する従来のスペーサの平面図であって、このスペ ーサは多数の管状セル10によって構成されている。すなわち、多数の管状セル 10が違いにその軸線が平行になるように格子状に配列され、互いに隣接する管 状セル同志がその側壁部において溶接によって接合されている。そして、その格 子状に配列された管状セルの外周に支持バンド11が装着されている。
【0004】 ところで、上記管状セル10には、それぞれ上下両縁部に周方向に離間した2 個のセルストップ12がセル内方向に突設されている(図13、図14)そして 、上記2個のセルストップ12が設けられている部分と直径的に対向する側壁部 が他の筒状セル10の側壁と互いに接触されており、その互いに接触する側壁部 に図15に示すように、コ字状のスリット13を設けることによって背中合わせ にされた側壁部による突起部14が形成され、その突起部14に、図16に示す ように菱形に屈曲形成されたバネ部材15の上、下端部15a,15bが系合さ れ、上記バネ部材15の左右の突部がそれぞれ隣接する筒状セル10内に突出す るようにしてある(図14、図17)。
【0005】 しかして、管状セル10内に燃料棒16が挿入されたとき、上記バネ部材15 によってセル内に突設されたセルストップ12に上記燃料棒16が押圧され、そ の位置に保持される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このようなスペーサにおいてはバネ部材15をセルの側壁に設けた 突起部14に取付けるため、バネ部材15の高さよりさらに高い管状セル10が 必要となる。したがって、この場合冷却材と接する面積が大きく、圧損が大きく なる等の問題がある。またこれは、コスト高にもなり、さらに表面積が体積比に 比べて大きいため、中性子吸収が大きくなるという高燃焼度を志向する際の燃料 として耐久性上のデメリットも考えられる。また、セルを加工するには、管を製 造した上さらにプレス加工等を施し、セルストップ12、突起部14等を形成す る必要があり、突起部14の形状によっては加工が極めて困難となる等の問題も ある。
【0007】 すなわち、上記の如きスペーサにおいては、互いに反対方向の曲率を有する突 起部14が背中合わせの状態で2重になっており、これがリング状のバネ部材1 5の内側に存在するため、この突起部14がバネ部材の圧縮代を制限する。しか して、このバネ部材の圧縮代を考慮すると、バネ部材を配設するために大きなス ペースが必要となり、例えばBWR9×9格子の場合には構成が不可能となる等 の問題がある。
【0008】 本考案はこのような点に鑑み、比較的高さが低くでき、冷却材の流れに対する 圧損も小さくでき、かつ材料を削減でき、またバネのスペースも小さくできるス ペーサを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、燃料棒などの棒状要素を格子状に束ね燃料 集合体を形成するためのスペーサにおいて、上記棒状要素をそれぞれ挿通支持す る多数の管状セルをその軸線が互いに平行になるように格子状に配列し、互いに 隣接する管状セルの側壁を接合するとともに、その各管状セル内に、管状セルの 周方向に延び、その管状セル内に挿通された棒状要素をセルストップに押圧する 板状バネ部材を装着したことを特徴とする。
【0010】
【作用】
各管状セル内に燃料棒を挿入すると、管状セルに装着された板状バネ部材によ って上記燃料棒がセルストップに押圧され、管状セル内での燃料棒の保持が行な われる。しかして、このスペーサにおいては、周方向に延びる板状バネ部材を装 着したので、スペーサの高さを低くすることができ、冷却材の流れに対する圧損 を低減でき、中性子経済を向上させることができる。
【0011】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本考案の一実施例について説明する。
【0012】 図1は本考案のスペーサの一実施例を示す平面図であり、図2は図1のII−II 線に沿う断面図であって、多数個の管状セル10が格子状に配列され互いに接す る点が溶接により固着され、その互いに連結された多数の管状セル10の周囲が バンド部材11によって囲まれ、管状セル10に対して溶接により接合されてい る。
【0013】 図3は、上記スペーサにおける一つの管状セル10部の分解斜視図であり、管 状セル10にはセルストッパ12が設けられている側面と同一側面には、略半周 にわたり周方向に延びる開口21が形成されており、また管状セル10の内面に は、上記開口21と対向する位置に後述する板状バネ部材22の上下端縁部と係 合する2対の突起23が突設されている。
【0014】 一方、上記板状バネ部材22は、上記開口21の管状セル軸線方向の寸法(高 さ)より若干小さな高さ寸法を有し、平面視略w状を低しており、その略中央部 に燃料棒16と当接する押圧部22aが凸曲形成されており、板状バネ部材22 の左右両端部には、それぞれ上方及び下方に突出する突片22b1 、22b2 が 一体的に形成されている。
【0015】 しかして、上記板状バネ部材22は、上記開口21を経て管状セル10内に挿 入され、管状セル10の内周に沿って配設され、その突片22b1 、22b2 が それぞれ開口21の端部における管状セル10の外周面と係合されるとともに、 板状バネ部材22の上下両端縁が前記管状セル10の内面に突設された上下の突 起23間に挿入係合されている。図4にその平面図をまた図5にその側面図を示 す。
【0016】 そして、このように形成された管状セル10の多数個が前述のように格子状に 配列され、一つのスペーサが形成されている。
【0017】 したがって、図1及び図2に示すように各管状セル10内にそれぞれ燃料棒1 6を挿通させると、上記板状バネ部材22の押圧部22aが外側に押され、その 反力によって上記燃料棒16がセルストップ12に対して押圧されその保持が行 なわれる。このようにバネ部材22が外方に押されると、バネ部材22の両端部 が開口21を経て管状セル10外に突出しているので、上記バネ部材22は容易 に外側に延伸でき、バネ部材の圧縮が吸収される。また、燃料棒挿入に際して、 板状部材に摩擦による軸方向の力が与えられるが、開口21の上下端縁及び突起 23によってその移動が確実に防止される。
【0018】 このように本実施例においては、バネ部材が管状セルの周方向に配設されてい るので、バネ部材の高さすなわち管状セルの軸線方向の長さが比較的小さくでき 、スペーサの高さを低くすることができ、管状セルの材料も大幅に削減するこひ とができる。このため、同一肉厚であれば体積に比べ表面積を小さくすることが でき、燃焼中の中性子吸収を少なくすることができ、燃料の高燃焼度を得ること ができる。
【0019】 以上は8×8型について述べたが、それ以外の9×9型、その他にも必要数の セルを並べ、その他のそれぞれに固有の必要部材を加えるだけで構成が可能であ る。
【0020】 図6、図7、図8は本考案の他の実施例における管状セル部の分解斜視図、平 面図及び側面図であり、セルストップ12が軸線方向に延長されており、これに よってスペーサ全体での投影面積を小さくでき、冷却材流れの圧損を低減できる ようになっている。
【0021】 ところで、特に図6に示すように、板状バネ部材22にはその中央部に上方及 び下方に突出する突片22cが一体に形成されており、その上下の突片22c、 22cがそれぞれ管状セル10の側壁に突設された保持孔24、24に挿入保持 されている。
【0022】 また、管状セル10に設けられた開口21の両端部の上壁部および下壁部外面 にはそれぞれセルの軸線方向に延びる凹部25が形成されており、その凹部25 に板状バネ部材22の両端部に突設された突片部22b1 、22b2 が係合され 、その凹部25と突片部22b1 、22b2 とのクリアランス分だけ上記突片部 が動くことができるように保持されている。
【0023】 図9及び図10は本考案のさらに他の実施例を示す分解斜視図及び平面図であ って、板状バネ部材22自体にセルストップ26が加工してある。しかして、こ の場合管状セル10へのセルストップの加工を省略することができる。
【0024】 また、図11及び図12は本考案の他の実施例を示す図であって、管状セル1 0の側壁部に板状バネ部材22の両端部を挿通し得るスリット27が突設してあ り、そのスリット27から管状セル10の外側に突出された板状バネ部材22の 両端部に形成された肉厚部28が、互いに隣接する管状セル10間の間隙より大 きく形成してある。しかして、管状セル10に板状バネ部材22を装着した後、 互いに隣接する管状セル同志を溶接により結合した場合、その抜け出しが防止さ れる。
【0025】 ところで、管状セル自体は管から加工するものとして示したが、平板を丸めて 加工したものでもよく、また管状セルを8角形等多角形状としてもよい。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は各管状セル内に管状セルの周方向に延び、その 管状セル内に挿通された棒状要素をセルストップに押圧する板状バネ部材を装着 したので、セル自体の高さすなわち軸線方向の寸法を小さくすることができ、表 面積を小さくすることができて中性子経済を向上させることができるとともに、 冷却材の圧損を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスペーサの平面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】本考案のスペーサにおける管状セル部の分解斜
視図。
【図4】図3の管状セル部の平面図。
【図5】図4の管状セル部の側面図。
【図6】本考案の他の実施例における管状セル部の分解
斜視図。
【図7】図6の管状セル部の平面図。
【図8】図6の管状セル部の側面図。
【図9】本考案のさらに他の実施例における管状セル部
の分解斜視図。
【図10】図9の管状セル部の平面図。
【図11】本考案の他の実施例の管状セル部の分解斜視
図。
【図12】図11の管状セル部の平面図。
【図13】従来のスペーサの平面図。
【図14】従来のスペーサにおける管状セル部の平面
図。
【図15】従来のスペーサにおける管状セルの側面図。
【図16】従来の管状セルに装着するバネ部材の斜視
図。
【図17】図13のB−B腺に沿う断面図。
【符号の説明】
10 管状セル 12、26 セルストップ 21 開口 22 板状バネ部材 22b1 、22b2 突片 23 突起 24 保持孔 25 凹部 27 スリット

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料棒などの棒状要素を格子状に束ね燃料
    集合体を形成するためのスペーサにおいて、上記棒状要
    素をそれぞれ挿通指示する多数の管状セルをその軸線が
    互いに平行になるように格子状に配列し、互いに隣接す
    る管状セルの側壁を接合するとともに、その各管状セル
    内に、管状セルの周方向に延び、その管状セル内に挿通
    された棒状要素をセルストップに押圧する板状バネ部材
    を装着したことを特徴とする、核燃料集合体用スペー
    サ。
  2. 【請求項2】各管状セルには周方向に延びる開口が形成
    され、その開口の両端外面部に、板状バネ部材の両端部
    に形成された上下方向の突片部が係合保持されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の核燃料集合体用スペー
    サ。
  3. 【請求項3】管状セル内には、板状バネ部材の上下両端
    縁に係合し、上記板状バネ部材が管状セルの軸線方向に
    移動することを拘束する突起部が形成されていることを
    特徴とする、請求項1または2記載の核燃料集合体用ス
    ペーサ。
  4. 【請求項4】板状バネ部材の略中央部には、その上下
    に、管状セルの軸線方向に延びる突片がそれぞれ突設さ
    れ、その突片が管状セルの側壁部に形成された保持孔に
    挿入係合されていることを特徴とする、請求項1または
    2記載の核燃料集合体用スペーサ。
  5. 【請求項5】管状セルに設けられた開口の両端支部上下
    位置には、板状バネ部材の両端部に形成された上下方向
    の突片部と係合する凹部が形成されていることを特徴と
    する、請求項1乃至4のいずれかに記載の核燃料集合体
    用スペーサ。
  6. 【請求項6】板状バネ部材の両端肉厚部が、互いに隣接
    する管状セルの外周壁面間に係合されていることを特徴
    とする、請求項1記載の核燃料集合体用スペーサ。
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