JPH0671786A - ヘッダー付ガゼット袋の製造方法 - Google Patents
ヘッダー付ガゼット袋の製造方法Info
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- JPH0671786A JPH0671786A JP4184357A JP18435792A JPH0671786A JP H0671786 A JPH0671786 A JP H0671786A JP 4184357 A JP4184357 A JP 4184357A JP 18435792 A JP18435792 A JP 18435792A JP H0671786 A JPH0671786 A JP H0671786A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 帯状フィルムを素材とする製袋方法におい
て、側部にガゼットを具備せしめしかも、吊下陳列のた
めのヘッダーを具備せしめた袋体の製造方法を提供す
る。 【構成】 半折された帯状フィルムの開放端を溶着する
ことにより一側縁に溶着線3を備えたチューブ体4を形
成する工程と、前記チューブ体4の少なくとも溶着線3
を含む側縁を内側に折曲してガゼット4aを形成する工
程と、前記ガゼット4a付チューブ体4の幅方向に厚手
のシート材10を重合し、該シート材10をチューブ体
4に溶着すると共にチューブ体4の側縁に沿って分断せ
しめることによりシート材10片から成るヘッダー部を
形成する工程と、前記ヘッダー部の近傍においてチュー
ブ体4を分断せしめることにより袋体を形成する工程と
から成る構成である。
て、側部にガゼットを具備せしめしかも、吊下陳列のた
めのヘッダーを具備せしめた袋体の製造方法を提供す
る。 【構成】 半折された帯状フィルムの開放端を溶着する
ことにより一側縁に溶着線3を備えたチューブ体4を形
成する工程と、前記チューブ体4の少なくとも溶着線3
を含む側縁を内側に折曲してガゼット4aを形成する工
程と、前記ガゼット4a付チューブ体4の幅方向に厚手
のシート材10を重合し、該シート材10をチューブ体
4に溶着すると共にチューブ体4の側縁に沿って分断せ
しめることによりシート材10片から成るヘッダー部を
形成する工程と、前記ヘッダー部の近傍においてチュー
ブ体4を分断せしめることにより袋体を形成する工程と
から成る構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商品を包装すると共に
吊下陳列するためのヘッダー付ガゼット袋の製造方法に
関する。
吊下陳列するためのヘッダー付ガゼット袋の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックフィルムから成る商
品包装袋において、袋体の包装容量を増大せしめるた
め、該袋体の両側縁を内側に折曲することによりガゼッ
トを具備したものが公知である。
品包装袋において、袋体の包装容量を増大せしめるた
め、該袋体の両側縁を内側に折曲することによりガゼッ
トを具備したものが公知である。
【0003】また、商品を包装した状態で、店頭に吊下
陳列するため、袋体に厚手のシート材から成るヘッダー
部を形成したものが公知である。
陳列するため、袋体に厚手のシート材から成るヘッダー
部を形成したものが公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の袋体を製造する
方法は、種々の提案が見られるが、例えば、ガゼット付
の袋体を製造するためには、インフレーション成形等に
より一体成形されたチューブ状のフィルムが用いられ
る。即ち、チューブ状のフィルムを移送する過程におい
て、該チューブ体の両側縁を内側に折曲することにより
ガゼットを形成することが行われる。
方法は、種々の提案が見られるが、例えば、ガゼット付
の袋体を製造するためには、インフレーション成形等に
より一体成形されたチューブ状のフィルムが用いられ
る。即ち、チューブ状のフィルムを移送する過程におい
て、該チューブ体の両側縁を内側に折曲することにより
ガゼットを形成することが行われる。
【0005】このようなチューブ状フィルムを用いたガ
ゼットの形成方法は、工程が簡素であり、製袋ラインが
シンプルであるという利点を有する。然しながら、一般
的にチューブ状フィルムは、高価であるため、袋体のコ
ストアップを余儀なくされるという問題がある。また、
チューブ状フィルムを素材とする以上、ドライラミネー
ト等のラミネートフィルムを使用することができず、フ
ィルム素材に制約を受けるという不利な点がある。更
に、印刷を施された袋体を製造する場合、製袋前のフィ
ルム素材を印刷機に送り込んで印刷を施さなければなら
ないが、チューブ状フィルムの場合、チューブ体を偏平
ならしめて印刷を施すにしても、該チューブ体の全体
(偏平体の幅一杯)に印刷を施すことは不可能であるか
ら、印刷部分の両側に印刷のない余白を生じてしまうと
いう問題がある。
ゼットの形成方法は、工程が簡素であり、製袋ラインが
シンプルであるという利点を有する。然しながら、一般
的にチューブ状フィルムは、高価であるため、袋体のコ
ストアップを余儀なくされるという問題がある。また、
チューブ状フィルムを素材とする以上、ドライラミネー
ト等のラミネートフィルムを使用することができず、フ
ィルム素材に制約を受けるという不利な点がある。更
に、印刷を施された袋体を製造する場合、製袋前のフィ
ルム素材を印刷機に送り込んで印刷を施さなければなら
ないが、チューブ状フィルムの場合、チューブ体を偏平
ならしめて印刷を施すにしても、該チューブ体の全体
(偏平体の幅一杯)に印刷を施すことは不可能であるか
ら、印刷部分の両側に印刷のない余白を生じてしまうと
いう問題がある。
【0006】また、ヘッダー付の袋体を製造するために
は、従来、サイドシールと称される製袋方法が知られて
いる。
は、従来、サイドシールと称される製袋方法が知られて
いる。
【0007】このようなサイドシール方法によれば、広
幅の帯状フィルムと細幅の帯状シート材を重合して同方
向に移送し、移送方向に直交して熱シール手段により分
断することにより、両側縁を溶断溶着された袋体を形成
することができる。然しながら、前述のようにガゼット
付の袋体を製造するためには、フィルム素材を移送しな
がら該移送方向に連続してフィルム素材を内側に折曲す
ることによりガゼットを形成しなければならないから、
ヘッダー部を形成するためのシート材をフィルム素材と
同方向に移送することができない。このため、ガゼット
付袋体の製袋ラインにおいては、ヘッダー用のシート素
材は、前記フィルム素材に移送方向に交差する方向から
送り出し、該シート素材をフィルム素材に重合し溶着す
ることが必要になる。ところが、この場合、ヘッダー用
シート素材をフィルム素材の所定位置に所定方向に重合
することが困難であり、位置ずれ等による品質不良なヘ
ッダー付袋体を形成してしまう虞れがあるという問題が
ある。
幅の帯状フィルムと細幅の帯状シート材を重合して同方
向に移送し、移送方向に直交して熱シール手段により分
断することにより、両側縁を溶断溶着された袋体を形成
することができる。然しながら、前述のようにガゼット
付の袋体を製造するためには、フィルム素材を移送しな
がら該移送方向に連続してフィルム素材を内側に折曲す
ることによりガゼットを形成しなければならないから、
ヘッダー部を形成するためのシート材をフィルム素材と
同方向に移送することができない。このため、ガゼット
付袋体の製袋ラインにおいては、ヘッダー用のシート素
材は、前記フィルム素材に移送方向に交差する方向から
送り出し、該シート素材をフィルム素材に重合し溶着す
ることが必要になる。ところが、この場合、ヘッダー用
シート素材をフィルム素材の所定位置に所定方向に重合
することが困難であり、位置ずれ等による品質不良なヘ
ッダー付袋体を形成してしまう虞れがあるという問題が
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
したヘッダー付ガゼット袋の製造方法を提供するもので
ある。
したヘッダー付ガゼット袋の製造方法を提供するもので
ある。
【0009】そこで、本発明が第一の手段として構成し
たところは、半折された帯状フィルムの開放端を溶着す
ることにより一側縁に溶着線を備えたチューブ体を形成
する工程と、前記チューブ体の少なくとも溶着線を含む
側縁を内側に折曲してガゼットを形成する工程と、前記
ガゼット付チューブ体の幅方向に厚手のシート材を重合
し、該シート材をチューブ体に溶着すると共にチューブ
体の側縁に沿って分断せしめることによりシート材片か
ら成るヘッダー部を形成する工程と、前記ヘッダー部の
近傍においてチューブ体を分断せしめることにより袋体
を形成する工程とから成る点にある。
たところは、半折された帯状フィルムの開放端を溶着す
ることにより一側縁に溶着線を備えたチューブ体を形成
する工程と、前記チューブ体の少なくとも溶着線を含む
側縁を内側に折曲してガゼットを形成する工程と、前記
ガゼット付チューブ体の幅方向に厚手のシート材を重合
し、該シート材をチューブ体に溶着すると共にチューブ
体の側縁に沿って分断せしめることによりシート材片か
ら成るヘッダー部を形成する工程と、前記ヘッダー部の
近傍においてチューブ体を分断せしめることにより袋体
を形成する工程とから成る点にある。
【0010】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、重合された二枚の帯状フィルムの両側縁を溶
着することにより両側縁に溶着線を備えたチューブ体を
形成する工程と、前記チューブ体の両側縁を内側に折曲
してガゼットを形成する工程と、前記ガゼット付チュー
ブ体の幅方向に厚手のシート材を重合し、該シート材を
チューブ体に溶着すると共にチューブ体の側縁に沿って
分断せしめることによりシート材片から成るヘッダー部
を形成する工程と、前記ヘッダー部の近傍においてチュ
ーブ体を分断せしめることにより袋体を形成する工程と
から成る点にある。
ところは、重合された二枚の帯状フィルムの両側縁を溶
着することにより両側縁に溶着線を備えたチューブ体を
形成する工程と、前記チューブ体の両側縁を内側に折曲
してガゼットを形成する工程と、前記ガゼット付チュー
ブ体の幅方向に厚手のシート材を重合し、該シート材を
チューブ体に溶着すると共にチューブ体の側縁に沿って
分断せしめることによりシート材片から成るヘッダー部
を形成する工程と、前記ヘッダー部の近傍においてチュ
ーブ体を分断せしめることにより袋体を形成する工程と
から成る点にある。
【0011】前記第一、第二の手段において、前記ヘッ
ダー部を形成する工程は、シート材とチューブ体の両者
を貫通する熱穴により予備固着せしめる工程と、次いで
シート材とチューブ体を相互に熱シール手段により完全
固着せしめる工程とから成ることが好ましい。
ダー部を形成する工程は、シート材とチューブ体の両者
を貫通する熱穴により予備固着せしめる工程と、次いで
シート材とチューブ体を相互に熱シール手段により完全
固着せしめる工程とから成ることが好ましい。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を詳述す
る。
る。
【0013】(第1実施例)図面に示す第1実施例にお
いて、袋体を製袋するためのプラスチック製フィルム素
材は、帯状フィルム1が採用されている。この帯状フィ
ルム1は、ドライラミネート等による二層以上から成る
複合フィルム或いは単一層から成る単一フィルムの何れ
でも良く、図示省略しているが、該フィルムを巻回した
ロールから繰り出し帯長手方向に移送され、移送過程に
おいて半折される(半折工程)。従って、図1に示すよ
うに、半折された表フィルム部1aと裏フィルム部1b
を構成する。ところで、必要に応じて、帯状フィルム1
の表面には印刷を施されているが、その際、帯状フィル
ム1の全面に印刷を施すことが可能であり、前述した従
来のインフレーション成形等によるチューブ状フィルム
が全面印刷できないのに比して有利である。
いて、袋体を製袋するためのプラスチック製フィルム素
材は、帯状フィルム1が採用されている。この帯状フィ
ルム1は、ドライラミネート等による二層以上から成る
複合フィルム或いは単一層から成る単一フィルムの何れ
でも良く、図示省略しているが、該フィルムを巻回した
ロールから繰り出し帯長手方向に移送され、移送過程に
おいて半折される(半折工程)。従って、図1に示すよ
うに、半折された表フィルム部1aと裏フィルム部1b
を構成する。ところで、必要に応じて、帯状フィルム1
の表面には印刷を施されているが、その際、帯状フィル
ム1の全面に印刷を施すことが可能であり、前述した従
来のインフレーション成形等によるチューブ状フィルム
が全面印刷できないのに比して有利である。
【0014】図1に示すように、半折された帯状フィル
ム1は、帯長手方向への移送過程において、溶断刃を備
えた溶着手段2により表裏フィルム部1a、1bの開放
端を溶着され、一側縁に溶着線3を備えたチューブ体4
を形成される(チューブ体形成工程)。前記溶着手段2
は、表裏フィルム部1a、1bの開放端縁を溶着するだ
けでも良いが、開放端縁よりも内側を溶断溶着しても良
い。或いは、溶着手段2に溶断刃と切断刃を具備せし
め、表裏フィルム部1a、1bの開放端縁よりも内側を
溶着すると同時に該溶着線の外側を切断しても良い。
ム1は、帯長手方向への移送過程において、溶断刃を備
えた溶着手段2により表裏フィルム部1a、1bの開放
端を溶着され、一側縁に溶着線3を備えたチューブ体4
を形成される(チューブ体形成工程)。前記溶着手段2
は、表裏フィルム部1a、1bの開放端縁を溶着するだ
けでも良いが、開放端縁よりも内側を溶断溶着しても良
い。或いは、溶着手段2に溶断刃と切断刃を具備せし
め、表裏フィルム部1a、1bの開放端縁よりも内側を
溶着すると同時に該溶着線の外側を切断しても良い。
【0015】前記チューブ体4は、更に長手方向への移
送過程において、少なくとも前記溶着線3を含む側縁、
図例では両側縁を、内側に折曲してガゼット4a、4a
を形成される(ガゼット形成工程)。このガゼットを形
成するためには、例えば、図1に示すような、溝5a付
の受部材5と、該溝5aの両側に臨む一対のテーパガイ
ド部材6、6とから成るガゼット形成装置を用いること
ができる。即ち、前記受部材5は支持部5bを介してチ
ューブ体4の内部に定置されており、一対のテーパガイ
ド部材6、6はチューブ体4の両側外部に定置されてい
る。従って、移送されるチューブ体4は、両側縁をテー
パガイド部材6、6により絞り込まれ内側に折曲され、
該ガイド部材6、6と溝5aとの間を通過することによ
りガゼット4a、4aを形成される。
送過程において、少なくとも前記溶着線3を含む側縁、
図例では両側縁を、内側に折曲してガゼット4a、4a
を形成される(ガゼット形成工程)。このガゼットを形
成するためには、例えば、図1に示すような、溝5a付
の受部材5と、該溝5aの両側に臨む一対のテーパガイ
ド部材6、6とから成るガゼット形成装置を用いること
ができる。即ち、前記受部材5は支持部5bを介してチ
ューブ体4の内部に定置されており、一対のテーパガイ
ド部材6、6はチューブ体4の両側外部に定置されてい
る。従って、移送されるチューブ体4は、両側縁をテー
パガイド部材6、6により絞り込まれ内側に折曲され、
該ガイド部材6、6と溝5aとの間を通過することによ
りガゼット4a、4aを形成される。
【0016】前述により形成されたガゼット付のチュー
ブ体4は、図2に示すように、間欠移送ローラ7、8、
9を経た後、間欠移送され、そこで、チューブ体4の幅
方向に厚手のシート材10を重合される(シート材重合
工程)。このシート材10は、厚手の合成紙又はプラス
チックシートから成るテープ状のシート材であり、巻回
したロール10aからチューブ体4の長手方向に対して
直交する方向に向けて繰り出され、チューブ体4の全幅
にわたり重合される。即ち、シート材10は、チューブ
体4の幅員に等しい距離だけ間欠的に繰り出される。
ブ体4は、図2に示すように、間欠移送ローラ7、8、
9を経た後、間欠移送され、そこで、チューブ体4の幅
方向に厚手のシート材10を重合される(シート材重合
工程)。このシート材10は、厚手の合成紙又はプラス
チックシートから成るテープ状のシート材であり、巻回
したロール10aからチューブ体4の長手方向に対して
直交する方向に向けて繰り出され、チューブ体4の全幅
にわたり重合される。即ち、シート材10は、チューブ
体4の幅員に等しい距離だけ間欠的に繰り出される。
【0017】シート材10をチューブ体4に重合した状
態で、筒状熱刃11がエアシリンダ等の駆動源12によ
り下降され、図3(A)に示すように、シート材10と
チューブ体4を貫通する熱穴13を形成する(熱穴形成
工程)。即ち、筒状熱刃11により熱穴13を形成する
ことにより、該熱穴13の周縁においてシート材10と
チューブ体4を相互に溶着14せしめ、これにより予備
固着せしめる(予備固着工程)。この間、チューブ体4
は、停止状態にある。
態で、筒状熱刃11がエアシリンダ等の駆動源12によ
り下降され、図3(A)に示すように、シート材10と
チューブ体4を貫通する熱穴13を形成する(熱穴形成
工程)。即ち、筒状熱刃11により熱穴13を形成する
ことにより、該熱穴13の周縁においてシート材10と
チューブ体4を相互に溶着14せしめ、これにより予備
固着せしめる(予備固着工程)。この間、チューブ体4
は、停止状態にある。
【0018】前記熱穴形成工程(予備固着工程)と同時
又はこれと前後して、シート材分断刃15(図2)がエ
アシリンダ等の駆動源16により下降され、図3(A)
に示すように、シート材10をチューブ体4の側縁に沿
って分断せしめ、これによりヘッダー部17を形成する
(ヘッダー部形成工程)。この間、チューブ体4は、停
止状態にある。ところで、シート材10とチューブ体4
との間には、受板18を介装しておくことが好ましく、
該受板18によりシート材分断刃15を受止めさせ、こ
れにより、シート材分断刃15がシート材10を切断し
た後、チューブ体4に食い込むことを阻止する。尚、こ
のシート材分断刃15は、シート材10を溶断するため
の熱刃を構成することが好ましいが、機械的に切断する
切断刃を構成しても良い。前述のように、このヘッダー
部形成工程に先立ち予備固着工程を経ておけば、シート
材10の溶断又は切断時に、該シート材10が位置ずれ
を生じることはない。
又はこれと前後して、シート材分断刃15(図2)がエ
アシリンダ等の駆動源16により下降され、図3(A)
に示すように、シート材10をチューブ体4の側縁に沿
って分断せしめ、これによりヘッダー部17を形成する
(ヘッダー部形成工程)。この間、チューブ体4は、停
止状態にある。ところで、シート材10とチューブ体4
との間には、受板18を介装しておくことが好ましく、
該受板18によりシート材分断刃15を受止めさせ、こ
れにより、シート材分断刃15がシート材10を切断し
た後、チューブ体4に食い込むことを阻止する。尚、こ
のシート材分断刃15は、シート材10を溶断するため
の熱刃を構成することが好ましいが、機械的に切断する
切断刃を構成しても良い。前述のように、このヘッダー
部形成工程に先立ち予備固着工程を経ておけば、シート
材10の溶断又は切断時に、該シート材10が位置ずれ
を生じることはない。
【0019】次いで、ヘッダー付のチューブ体4は、間
欠移送された後に停止され、チューブ体4の下方から熱
シール手段19(図2)をエアシリンダ等の駆動源20
により上昇させ、図3(B)に示すように、ヘッダー部
17の側縁に沿ってチューブ体4を溶着21、21せし
める(完全固着工程)。この完全固着工程に際しても、
前記予備固着工程によりヘッダー部17とチューブ体4
とが相互に予備固着されているので、熱シール手段19
による圧着時にヘッダー部17とチューブ体4が相互に
位置ずれを生じることはない。
欠移送された後に停止され、チューブ体4の下方から熱
シール手段19(図2)をエアシリンダ等の駆動源20
により上昇させ、図3(B)に示すように、ヘッダー部
17の側縁に沿ってチューブ体4を溶着21、21せし
める(完全固着工程)。この完全固着工程に際しても、
前記予備固着工程によりヘッダー部17とチューブ体4
とが相互に予備固着されているので、熱シール手段19
による圧着時にヘッダー部17とチューブ体4が相互に
位置ずれを生じることはない。
【0020】前述の完全固着工程の後又は該完全固着工
程と同時に、チューブ体分断刃22(図2)がエアシリ
ンダ等の駆動源23により下降され、図3(C)に示す
ように、前記ヘッダー部17の近傍においてチューブ体
4を分断せしめ、袋体24を形成する(袋体分断形成工
程)。このチューブ体分断刃22は、例えば、図2に示
すような、溶断刃22aと切断刃22bから成る二枚刃
を構成し、図3(C)に示すように、分断された袋体2
4の底部に溶着線25とミシン目等の切断線26とを形
成する。従って、袋体24を形成した後、前記切断線2
6を切断せしめることにより、該袋体24の底部を開口
せしめることが可能になる。一方、チューブ体分断刃2
2を、機械的切断のみを可能とする一枚刃により構成
し、袋体24を分断と同時に開口せしめるように構成し
ても良い。
程と同時に、チューブ体分断刃22(図2)がエアシリ
ンダ等の駆動源23により下降され、図3(C)に示す
ように、前記ヘッダー部17の近傍においてチューブ体
4を分断せしめ、袋体24を形成する(袋体分断形成工
程)。このチューブ体分断刃22は、例えば、図2に示
すような、溶断刃22aと切断刃22bから成る二枚刃
を構成し、図3(C)に示すように、分断された袋体2
4の底部に溶着線25とミシン目等の切断線26とを形
成する。従って、袋体24を形成した後、前記切断線2
6を切断せしめることにより、該袋体24の底部を開口
せしめることが可能になる。一方、チューブ体分断刃2
2を、機械的切断のみを可能とする一枚刃により構成
し、袋体24を分断と同時に開口せしめるように構成し
ても良い。
【0021】(その他の実施例)図示の第1実施例にお
いては、袋体を形成するためのフィルム素材として一枚
の帯状フィルム1を用い、該帯状フィルム1を半折する
と共に開放端を溶着することによりチューブ体4を形成
したが、本発明は、二枚の帯状フィルムを用いても良
い。この場合、二枚の帯状フィルムを重合すると共に、
両側縁を溶着せしめることによりチューブ体を形成し、
該チューブ体の溶着線を含む両側縁を内側に折曲するこ
とによりガゼットを形成すれば良く、その後の工程は上
記第1実施例と同様に構成することができる。
いては、袋体を形成するためのフィルム素材として一枚
の帯状フィルム1を用い、該帯状フィルム1を半折する
と共に開放端を溶着することによりチューブ体4を形成
したが、本発明は、二枚の帯状フィルムを用いても良
い。この場合、二枚の帯状フィルムを重合すると共に、
両側縁を溶着せしめることによりチューブ体を形成し、
該チューブ体の溶着線を含む両側縁を内側に折曲するこ
とによりガゼットを形成すれば良く、その後の工程は上
記第1実施例と同様に構成することができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1又は2に記載の本発明によれ
ば、従来のようなインフレーション成形等によるチュー
ブ状フィルムを用いるものではなく、半折された帯状フ
ィルムからチューブ体を形成し、又は重合された二枚の
帯状フィルムからチューブ体を形成するものであるか
ら、素材が安価であり袋体のコスト低下に寄与できる。
ば、従来のようなインフレーション成形等によるチュー
ブ状フィルムを用いるものではなく、半折された帯状フ
ィルムからチューブ体を形成し、又は重合された二枚の
帯状フィルムからチューブ体を形成するものであるか
ら、素材が安価であり袋体のコスト低下に寄与できる。
【0023】また、フィルム素材もラミネートフィルム
等の複層フィルム又は単層フィルムの何れでも使用可能
であり、使用できるフィルムの素材範囲が広く、素材の
自由度が大きい。
等の複層フィルム又は単層フィルムの何れでも使用可能
であり、使用できるフィルムの素材範囲が広く、素材の
自由度が大きい。
【0024】更に、上述のように従来のようなインフレ
ーション成形等によるチューブ状フィルムでは全面印刷
できないのに対して、本発明によれば、帯状フィルムの
全面印刷が可能である。ところで、チューブ体を形成す
るためには溶着線を設けなければならず、該溶着線の部
分において前記印刷の外観を損ねることになるが、本発
明によれば、該溶着線を含むチューブ体の側縁を内側に
折曲してガゼットを形成するので、最終的に製袋された
袋体において、溶着線の部分が外観上に顕在化されるこ
とはなく、外観美を保持できる。
ーション成形等によるチューブ状フィルムでは全面印刷
できないのに対して、本発明によれば、帯状フィルムの
全面印刷が可能である。ところで、チューブ体を形成す
るためには溶着線を設けなければならず、該溶着線の部
分において前記印刷の外観を損ねることになるが、本発
明によれば、該溶着線を含むチューブ体の側縁を内側に
折曲してガゼットを形成するので、最終的に製袋された
袋体において、溶着線の部分が外観上に顕在化されるこ
とはなく、外観美を保持できる。
【0025】しかも、このようなガゼット付の袋体であ
りながら、厚手のシート材によるヘッダー部を設けるこ
とができ、ガゼットによる容量の増加に応じて包装され
た大重量の商品を、ヘッダー部により堅固に吊下陳列す
ることを可能にした袋体を提供できる。
りながら、厚手のシート材によるヘッダー部を設けるこ
とができ、ガゼットによる容量の増加に応じて包装され
た大重量の商品を、ヘッダー部により堅固に吊下陳列す
ることを可能にした袋体を提供できる。
【0026】請求項3に記載の本発明によれば、前記効
果に加えて、ガゼット付袋体の製袋ライン上において、
ヘッダー用シート素材をチューブ体に対して移送方向に
交差する方向から送り出し、該シート素材をチューブ体
に重合し溶着するに際し、先ず、シート材とチューブ体
の両者を貫通する熱穴により予備固着せしめた後、次い
で、シート材とチューブ体を相互に熱シール手段により
完全固着するものであるから、ヘッダー用シート素材を
チューブ体の所定位置に正しく重合せしめることが容易
であり、位置ずれ等による品質不良なヘッダー付袋体を
形成してしまう虞れがないという効果がある。
果に加えて、ガゼット付袋体の製袋ライン上において、
ヘッダー用シート素材をチューブ体に対して移送方向に
交差する方向から送り出し、該シート素材をチューブ体
に重合し溶着するに際し、先ず、シート材とチューブ体
の両者を貫通する熱穴により予備固着せしめた後、次い
で、シート材とチューブ体を相互に熱シール手段により
完全固着するものであるから、ヘッダー用シート素材を
チューブ体の所定位置に正しく重合せしめることが容易
であり、位置ずれ等による品質不良なヘッダー付袋体を
形成してしまう虞れがないという効果がある。
【図1】本発明方法の第1実施例において、半折工程、
チューブ体形成工程、ガゼット形成工程を順次示す斜視
図である。
チューブ体形成工程、ガゼット形成工程を順次示す斜視
図である。
【図2】本発明方法の第1実施例において、シート材重
合工程、熱穴形成工程、ヘッダー部形成工程、完全固着
工程、袋体分断形成工程を順次しめす斜視図である。
合工程、熱穴形成工程、ヘッダー部形成工程、完全固着
工程、袋体分断形成工程を順次しめす斜視図である。
【図3】本発明方法におけるシート材重合工程以後の各
工程の状態を示し、(A)は熱穴形成による予備固着工
程及びヘッダー部形成工程の状態を示す平面図、(B)
は完全固着工程の状態を示す平面図、(C)は袋体分断
形成工程の状態を示す平面図である。
工程の状態を示し、(A)は熱穴形成による予備固着工
程及びヘッダー部形成工程の状態を示す平面図、(B)
は完全固着工程の状態を示す平面図、(C)は袋体分断
形成工程の状態を示す平面図である。
1 帯状フィルム 3 溶着線 4 チューブ体 4a ガゼット 10 シート材 11 筒状熱刃 13 熱穴 14 溶着 15 シート材分断刃 17 ヘッダー部 18 受板 19 熱シール手段 21 溶着 22 チューブ体分断刃 24 袋体 25 溶断線 26 切断線
Claims (3)
- 【請求項1】 半折された帯状フィルムの開放端を溶着
することにより一側縁に溶着線を備えたチューブ体を形
成する工程と、前記チューブ体の少なくとも溶着線を含
む側縁を内側に折曲してガゼットを形成する工程と、前
記ガゼット付チューブ体の幅方向に厚手のシート材を重
合し、該シート材をチューブ体に溶着すると共にチュー
ブ体の側縁に沿って分断せしめることによりシート材片
から成るヘッダー部を形成する工程と、前記ヘッダー部
の近傍においてチューブ体を分断せしめることにより袋
体を形成する工程とから成ることを特徴とするヘッダー
付ガゼット袋の製造方法。 - 【請求項2】 重合された二枚の帯状フィルムの両側縁
を溶着することにより両側縁に溶着線を備えたチューブ
体を形成する工程と、前記チューブ体の両側縁を内側に
折曲してガゼットを形成する工程と、前記ガゼット付チ
ューブ体の幅方向に厚手のシート材を重合し、該シート
材をチューブ体に溶着すると共にチューブ体の側縁に沿
って分断せしめることによりシート材片から成るヘッダ
ー部を形成する工程と、前記ヘッダー部の近傍において
チューブ体を分断せしめることにより袋体を形成する工
程とから成ることを特徴とするヘッダー付ガゼット袋の
製造方法。 - 【請求項3】 前記ヘッダー部を形成する工程が、シー
ト材とチューブ体の両者を貫通する熱穴により予備固着
せしめる工程と、次いでシート材とチューブ体を相互に
熱シール手段により完全固着せしめる工程とから成るこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッダー付ガゼ
ット袋の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4184357A JP2533038B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | ヘッダ―付ガゼット袋の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4184357A JP2533038B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | ヘッダ―付ガゼット袋の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0671786A true JPH0671786A (ja) | 1994-03-15 |
JP2533038B2 JP2533038B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=16151832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4184357A Expired - Fee Related JP2533038B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | ヘッダ―付ガゼット袋の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2533038B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100880738B1 (ko) * | 2007-05-31 | 2009-02-02 | 태정화학(주) | 튜브형원단용 쇼핑백 제조장치 및 그 제조방법 및 그쇼핑백 |
CN115485131A (zh) * | 2020-04-23 | 2022-12-16 | 富吉包装股份有限公司 | 袋容器用包装件的制造方法和袋容器用包装件制造装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4976681A (ja) * | 1972-11-22 | 1974-07-24 | ||
JPS5265222A (en) * | 1975-11-27 | 1977-05-30 | Dainippon Ink & Chem Inc | Preparation of phosphoric acid ester having perfluoroalkyl group |
JPS5444985A (en) * | 1977-09-14 | 1979-04-09 | Oshio Sangyo Kk | Method of continuously making thermally bonded wrapping angular pouch without bonded back |
JPS59174453A (ja) * | 1983-03-10 | 1984-10-02 | 大内 敏克 | 包装袋および其の製造方法 |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP4184357A patent/JP2533038B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4976681A (ja) * | 1972-11-22 | 1974-07-24 | ||
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
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CN115485131A (zh) * | 2020-04-23 | 2022-12-16 | 富吉包装股份有限公司 | 袋容器用包装件的制造方法和袋容器用包装件制造装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2533038B2 (ja) | 1996-09-11 |
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