JPH0671164B2 - トリプレート型ストリップラインフィルタ - Google Patents
トリプレート型ストリップラインフィルタInfo
- Publication number
- JPH0671164B2 JPH0671164B2 JP14753388A JP14753388A JPH0671164B2 JP H0671164 B2 JPH0671164 B2 JP H0671164B2 JP 14753388 A JP14753388 A JP 14753388A JP 14753388 A JP14753388 A JP 14753388A JP H0671164 B2 JPH0671164 B2 JP H0671164B2
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- JP
- Japan
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- electrode
- dielectric substrate
- resonance
- dielectric
- tri
- Prior art date
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はトリプレート型ストリップラインフィルタに
関し、特にたとえばそれぞれの一方主面に共振電極が形
成された第1および第2の誘電体基板をそれぞれの共振
電極が対向するように配置し、かつ前記第1および第2
の誘電体基板間に第3の誘電体基板を挟んだ状態で重ね
合わせたトリプレート型ストリップラインフィルタに関
する。
関し、特にたとえばそれぞれの一方主面に共振電極が形
成された第1および第2の誘電体基板をそれぞれの共振
電極が対向するように配置し、かつ前記第1および第2
の誘電体基板間に第3の誘電体基板を挟んだ状態で重ね
合わせたトリプレート型ストリップラインフィルタに関
する。
この種のトリプレート型ストリップラインフィルタは、
すでによく知られたところである。
すでによく知られたところである。
このようなトリプレート型ストリップラインフィルタで
は、上下2枚の誘電体基板上に構成されたストリップラ
イン共振器の共振周波数および結合係数を個々の誘電体
基板上で調整した後、3枚の誘電体基板を重ね合わせる
ことによって最終的な特性を決定していた。しかし、こ
の従来の方法では誘電体基板を重ね合わせるとき、寸法
的なずれが生じて所望の特性が得られず、他方重ね合わ
せた後に調整する手段がなかったので、そのような場合
は、不良品として処理されたきた。そのために、従来技
術では、歩留りがあまりよくなかった。
は、上下2枚の誘電体基板上に構成されたストリップラ
イン共振器の共振周波数および結合係数を個々の誘電体
基板上で調整した後、3枚の誘電体基板を重ね合わせる
ことによって最終的な特性を決定していた。しかし、こ
の従来の方法では誘電体基板を重ね合わせるとき、寸法
的なずれが生じて所望の特性が得られず、他方重ね合わ
せた後に調整する手段がなかったので、そのような場合
は、不良品として処理されたきた。そのために、従来技
術では、歩留りがあまりよくなかった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、歩留りのよい、
トリプレート型ストリップラインフィルタを提供するこ
とである。
トリプレート型ストリップラインフィルタを提供するこ
とである。
この発明は、それぞれの一方主面に共振電極が形成され
た第1および第2の誘電体基板を、それぞれの共振電極
が対向するように配置し、かつ第1および第2の誘電体
基板間に第3の誘電体基板を挟んだ状態で重ね合わせた
トリプレート型ストリップラインフィルタにおいて、第
3の誘電体基板の一方主面または両主面に、共振電極と
関連する位置に、必要に応じてアースに接続される特性
調整用電極を形成したことを特徴とする、ストリップラ
インフィルタである。
た第1および第2の誘電体基板を、それぞれの共振電極
が対向するように配置し、かつ第1および第2の誘電体
基板間に第3の誘電体基板を挟んだ状態で重ね合わせた
トリプレート型ストリップラインフィルタにおいて、第
3の誘電体基板の一方主面または両主面に、共振電極と
関連する位置に、必要に応じてアースに接続される特性
調整用電極を形成したことを特徴とする、ストリップラ
インフィルタである。
第3の誘電体基板の一方主面または両主面に、第1およ
び第2の誘電体基板に形成された共振電極と関連する位
置に、特性調整用電極を形成しておく。この特性調整用
電極は予めアース電極に接続されていて、必要に応じて
この特性調整用電極とアース電極との接続を適当な部分
だけ切り離すことによって、主として静電容量を変化し
て共振周波数および結合係数を調整する。
び第2の誘電体基板に形成された共振電極と関連する位
置に、特性調整用電極を形成しておく。この特性調整用
電極は予めアース電極に接続されていて、必要に応じて
この特性調整用電極とアース電極との接続を適当な部分
だけ切り離すことによって、主として静電容量を変化し
て共振周波数および結合係数を調整する。
ただし、逆に、必要に応じて特性調整用電極の適当なも
のをアース電極に接続するようにしても同様である。
のをアース電極に接続するようにしても同様である。
この発明によれば、3枚の誘電体基板を重ね合わせた後
に、共振周波数および結合係数を調整することができる
ので、誘電体基板を重ね合わせるときの寸法的なずれ等
によって特性が変化してもそれを修正することができ
る。したがって、この発明によれば、確実に所望の特性
を得ることができ、その結果、良品率(歩留り)が向上
し、コストダウンが図れる。
に、共振周波数および結合係数を調整することができる
ので、誘電体基板を重ね合わせるときの寸法的なずれ等
によって特性が変化してもそれを修正することができ
る。したがって、この発明によれば、確実に所望の特性
を得ることができ、その結果、良品率(歩留り)が向上
し、コストダウンが図れる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
第1図はこの発明の一実施例を示す分解斜視図である。
ストリップラインフィルタ10は、第1の誘電体基板12お
よび第2の誘電体基板14を含む。第1の誘電体基板12お
よび第2の誘電体基板14は、たとえばセラミックのよう
な高誘電率材料でたとえば矩形の板状に形成される。
ストリップラインフィルタ10は、第1の誘電体基板12お
よび第2の誘電体基板14を含む。第1の誘電体基板12お
よび第2の誘電体基板14は、たとえばセラミックのよう
な高誘電率材料でたとえば矩形の板状に形成される。
第1の誘電体基板12の下方主面と側面および第2の誘電
体基板14の上方主面と側面には、それぞれ、アース電極
16が形成される。さらに、第1の誘電体基板12の上方主
面および第2の誘電体基板14の下方主面には、それぞれ
間隔20を隔てて、かつそれぞれの一方端がアース電極16
に接続されて、くし歯状の共振電極18が形成される。し
たがって、この実施例の共振電極18はλ/4のものとして
形成されている。そして、共振電極18のそれぞれの共通
接続部には、入出力電極22aおよび22bが形成されてい
る。
体基板14の上方主面と側面には、それぞれ、アース電極
16が形成される。さらに、第1の誘電体基板12の上方主
面および第2の誘電体基板14の下方主面には、それぞれ
間隔20を隔てて、かつそれぞれの一方端がアース電極16
に接続されて、くし歯状の共振電極18が形成される。し
たがって、この実施例の共振電極18はλ/4のものとして
形成されている。そして、共振電極18のそれぞれの共通
接続部には、入出力電極22aおよび22bが形成されてい
る。
第3の誘電体基板24は、第1の誘電体基板12および第2
の誘電体基板14と同様、矩形の板状に形成されるが、そ
の厚みはおよび1/2程度であり、またその誘電率も低
い。したがって、第3の誘電体基板24はたとえば樹脂で
形成され得る。第3の誘電体基板24の両主面には、共振
電極18と関連した位置に特性調整用電極26が形成され
る。
の誘電体基板14と同様、矩形の板状に形成されるが、そ
の厚みはおよび1/2程度であり、またその誘電率も低
い。したがって、第3の誘電体基板24はたとえば樹脂で
形成され得る。第3の誘電体基板24の両主面には、共振
電極18と関連した位置に特性調整用電極26が形成され
る。
特性調整用電極26は共振周波数調整用電極28および結合
係数調整用電極30を含む。共振周波数調整用電極28は、
第2図に示すように、点線部分で示された共振電極18の
自由端に対向する複数(実施例では3本)の細長い電極
によって形成される。結合係数調整用電極30は、共振電
極18の間隔20に入り込む複数(実施例では2本)の細長
い電極によって形成される。このようにして、共振周波
数調整用電極28と結合係数調整用電極30とが交互に連続
するように、特性調整用電極26が第3の誘電体基板24上
に形成される。なお、共振周波数調整用電極28や結合係
数調整用電極30を形成する細長い電極の数は、可能なら
ば1本であってもよい。
係数調整用電極30を含む。共振周波数調整用電極28は、
第2図に示すように、点線部分で示された共振電極18の
自由端に対向する複数(実施例では3本)の細長い電極
によって形成される。結合係数調整用電極30は、共振電
極18の間隔20に入り込む複数(実施例では2本)の細長
い電極によって形成される。このようにして、共振周波
数調整用電極28と結合係数調整用電極30とが交互に連続
するように、特性調整用電極26が第3の誘電体基板24上
に形成される。なお、共振周波数調整用電極28や結合係
数調整用電極30を形成する細長い電極の数は、可能なら
ば1本であってもよい。
重ね合わせるに際して、まず、第1の誘電体基板12と第
2の誘電体基板14とを、それぞれの共振電極20および22
が対向するように配置する。そして、共振電極20および
22との間に第3の誘電体基板24を挟む。このとき、第2
図に示すように、その後の工程で重ね合わせたときに特
性調整用電極26と共振電極20および22とが対向するよう
に、第3の誘電体基板24を位置決めする。そして、第1
から第3の誘電体基板12,14および24のそれぞれの面が
面一になるようにして重ね合わせる。このとき、第3の
誘電体基板24の両主面に形成された共振周波数調整用電
極28および結合係数調整用電極30を構成する細長い電極
のそれぞれを、第3図に示すように、たとえば焼付や半
田付けによってアース電極16に接続する。
2の誘電体基板14とを、それぞれの共振電極20および22
が対向するように配置する。そして、共振電極20および
22との間に第3の誘電体基板24を挟む。このとき、第2
図に示すように、その後の工程で重ね合わせたときに特
性調整用電極26と共振電極20および22とが対向するよう
に、第3の誘電体基板24を位置決めする。そして、第1
から第3の誘電体基板12,14および24のそれぞれの面が
面一になるようにして重ね合わせる。このとき、第3の
誘電体基板24の両主面に形成された共振周波数調整用電
極28および結合係数調整用電極30を構成する細長い電極
のそれぞれを、第3図に示すように、たとえば焼付や半
田付けによってアース電極16に接続する。
そして、共振周波数を調整する場合には、共振周波数調
整用電極28とアース電極16との接続部32を、たとえば、
リュータなどによって必要に応じて削りとって、共振周
波数調整用電極28をアース電極16から切り離す。何本の
細長い電極を切り離すかによってその共振周波数調整用
電極28によって共振電極18の自由端(開放端)側に形成
される静電容量の値が異なり、その静電容量値すなわち
切り離す細長い電極の数を適当に設定することによっ
て、所望の共振周波数が得られる。
整用電極28とアース電極16との接続部32を、たとえば、
リュータなどによって必要に応じて削りとって、共振周
波数調整用電極28をアース電極16から切り離す。何本の
細長い電極を切り離すかによってその共振周波数調整用
電極28によって共振電極18の自由端(開放端)側に形成
される静電容量の値が異なり、その静電容量値すなわち
切り離す細長い電極の数を適当に設定することによっ
て、所望の共振周波数が得られる。
また同様に、結合係数調整用電極30とアース電極16およ
び18との接続部34を、必要に応じて削りとって共振電極
18間の静電容量を変化して結合係数を調整することがで
きる。
び18との接続部34を、必要に応じて削りとって共振電極
18間の静電容量を変化して結合係数を調整することがで
きる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例を示す図解図である。 第2図は特性調整用電極と共振電極との位置関係を示す
図解図である。 第3図は第1図実施例を重ね合わせた後特性調整用電極
とアース電極とを接続した状態を示す図解図である。 図において、10はトリプレート型ストリップラインフィ
ルタ、12,14および24は誘電体基板、16はアース電極、1
8は共振電極、20は間隔、26は特性調整用電極、28は共
振周波数調整用電極、そして30は結合係数調整用電極を
示す。
図解図である。 第3図は第1図実施例を重ね合わせた後特性調整用電極
とアース電極とを接続した状態を示す図解図である。 図において、10はトリプレート型ストリップラインフィ
ルタ、12,14および24は誘電体基板、16はアース電極、1
8は共振電極、20は間隔、26は特性調整用電極、28は共
振周波数調整用電極、そして30は結合係数調整用電極を
示す。
Claims (1)
- 【請求項1】それぞれの一方主面に共振電極が形成され
た第1および第2の誘電体基板を、それぞれの共振電極
が対向するように配置し、かつ前記第1および第2の誘
電体基板間に第3の誘電体基板を挟んだ状態で重ね合わ
せたトリプレート型ストリップラインフィルタにおい
て、 前記第3の誘電体基板の一方主面または両主面に、前記
共振電極と関連する位置に、必要に応じてアースに接続
される特性調整用電極を形成したことを特徴とする、ト
リプレート型ストリップラインフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14753388A JPH0671164B2 (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 | トリプレート型ストリップラインフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14753388A JPH0671164B2 (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 | トリプレート型ストリップラインフィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01316002A JPH01316002A (ja) | 1989-12-20 |
JPH0671164B2 true JPH0671164B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=15432464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14753388A Expired - Fee Related JPH0671164B2 (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 | トリプレート型ストリップラインフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0671164B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5374909A (en) * | 1992-02-28 | 1994-12-20 | Ngk Insulators, Ltd. | Stripline filter having internal ground electrodes |
JPH10150308A (ja) * | 1996-11-20 | 1998-06-02 | Alps Electric Co Ltd | 積層型電子部品 |
-
1988
- 1988-06-15 JP JP14753388A patent/JPH0671164B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01316002A (ja) | 1989-12-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |