JPH067104U - 自動車用前照灯における光軸調整確認装置 - Google Patents

自動車用前照灯における光軸調整確認装置

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JPH067104U
JPH067104U JP7479592U JP7479592U JPH067104U JP H067104 U JPH067104 U JP H067104U JP 7479592 U JP7479592 U JP 7479592U JP 7479592 U JP7479592 U JP 7479592U JP H067104 U JPH067104 U JP H067104U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気泡管を確固に保持できる等を目的とする。 【構成】 ケース6に弾性保持部64を設ける。この結
果、ケース6と気泡管3との温度膨張率の相違で生じる
歪を弾性保持部64で吸収することができる。また、ケ
ース6に爪部68をフレキシブルに開閉可能に設け、か
つ爪部68の両側の切欠7に連結部69を設ける。この
結果、ケース6中の気泡管3を確固に保持することがで
き、かつ水準器36の初期設定時の変形を防ぐことがで
きる。また、ケース6の本体部60と蓋部62とを一体
連結部61で開閉可能に一体に連結する。この結果、ケ
ース6の部品点数が少なくて済む。また、ケース6に透
孔620を設け、その透孔620の縁に水平基準突起6
22を設ける。この結果、外側のケース6の水平基準突
起622が見易く、その分光軸調整の確認を正確に行な
うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用前照灯の上下方向の光軸調整を確認する光軸調整確認装置 に係り、特に水準器において、気泡管をケースに確固に保持することができ、ま た水準器自体の部品点数を軽減することができ、さらに光軸調整の確認を正確に 行なわれる光軸調整確認装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用前照灯は、照射光が上向き過ぎであると対向車に眩惑を与えるので危 険である。逆に、照射光が下向き過ぎであると走行方向前方の路上が旨く照明さ れないので運転し難い。そこで、自動車用前照灯においては、車体に装着した状 態で、その光軸を若干上向き・下向きに調節する装置を設ける必要が有る。
【0003】 この種の自動車用前照灯としては、例えば特開平3−276502号公報に記 載のものがある。この自動車用前照灯は、取付体に被調整体を、ピボット軸受機 構により回動可能に取り付け、その被調整体に光源バルブを装備し、前記被調整 体と前記取付体とに上下方向用の光軸調整機構を装備する。かかる、上下方向用 の光軸調整機構を操作して、前記被調整体を前記取付体に対して上下方向に回動 させて上下方向の光軸調整を行なうものである。 なお、上述の自動車用前照灯においては、上下方向用の光軸調整機構の他に、 左右方向用の光軸調整機構も装備されており、その左右方向用の光軸調整機構を 操作して、前記被調整体を前記取付体に対して左右方向に回動させて左右方向の 光軸調整を行なうこともできる。 また、上述の自動車用前照灯においては、リフレクタ可動タイプのものと、ラ ンプユニット可動タイプのものとがある。リフレクタ可動タイプのものは、取付 体としてのランプハウジングに被調整体としてのリフレクタを回動可能に取り付 けたものである。また、ランプユニット可動タイプのものは、取付体としての車 体に被調整体としてのランプユニットを回動可能に取り付けたものである。
【0004】 そして、上述の光軸の方向は厳密な調整を必要とするが、専門設備と専門技術 者によらねば容易に調整できない。そこで、自動車製造工場から出荷される前、 および専門整備工場で設備される際は専門技術者が専用の調整設備によって光軸 方向を調整する。ところが、光軸方向調整済みの自動車において、何等かの原因 で光軸調整が狂ってしまった場合には、再調整が必要になる。 この場合の再調整は、全然基準の無い状態から出発するのではなく、既に一度 正確な調整が行われているので、その調整状態を再現させるという方法をとれば 、専門の設備や技術者によらなくても実施することができる。こうした考え方に 基づく光軸調整確認装置(詳しくは、光軸調整済みの状態に再現されたか否かを 確認する装置)が種々案出されて実用されている。
【0005】 この種の光軸調整確認装置としては、例えば上述の特開平3−276502号 公報に記載のものがある。 この光軸調整確認装置は、被調整体に設けた水平延出部と、その水平延出部に 板ばね等を介して間接的に若しくはスクリュウ等で直接的に取り付けたケーシン グと、気泡管と、裏面に前記気泡管を支持し、かつ一端を前記ケーシングの一端 に係合した蓋体と、その蓋体の他端を前記ケーシングの他端に上下方向に傾動調 整可能に取り付けたスプリング及び調整スクリュウと、を備える。 かくして、専門設備,技術者による光軸調整を終えた後、気泡管の気泡が基準 線(目盛ゼロ点)に位置するように調整スクリュウを操作して、光軸調整確認装 置の初期設定を行なっておく。そして、車体の架装や積荷によって光軸方向を狂 わせた虞が有ると考えられたときは、当該自動車を水平な床面上に停止させた状 態で、気泡管の気泡の位置を視認する。このとき、気泡が基準線に一致していな ければ、上下方向の光軸が狂っていることとなるので、上下方向用の光軸調整機 構を操作して、気泡管の気泡の動きを目視しつつ、該気泡が基準線と一致するよ うに被調整体を上下方向に傾動調節すれば良い。この操作によって光軸の上下方 向は、正確に調整された元の状態に復元する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の従来の光軸調整確認装置における水準器は、被調整体に取り 付けたケーシングと、気泡管と、その気泡管を裏面に支持し、かつ一端を前記ケ ーシングの一端に係合した蓋体と、からなるものであり、気泡管を確固に支持し たり、部品点数について問題がある。
【0007】 本考案の目的は、水準器において、気泡管をケースに確固に保持することがで き、また水準器自体の部品点数を軽減することができ、さらに光軸調整の確認を 正確に行なわれる光軸調整確認装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案(請求項1に記載の考案)は、ケースに、そのケース中の気泡管の一端 に弾性係合し、かつその気泡管の他端を前記ケースの内面に押圧して、前記気泡 管をその気泡管の軸方向に弾性保持する弾性保持部を、設けたことを特徴とする 。
【0009】 また、本考案(請求項2に記載の考案)は、ケースの開口部の対向した縁に、 前記ケース中の気泡管が前記開口部から抜け出るのを防ぐ凸部を、設け、その凸 部の両側に、前記気泡管を前記ケース中に収容する際に、前記凸部がフレキシブ ルに開閉する動きを許容する切欠を、設け、その切欠に、水準器を回動による初 期設定を行う際に、前記開口部の縁が上方に反る変形を防止する連結部を、設け たことを特徴とする。
【0010】 さらに、本考案(請求項3に記載の考案)は、気泡管を収容保持する本体部の 一端と、その本体部の開口部を閉じる蓋部の一端とを、一体連結部を介して、開 閉可能に一体に連結し、前記本体部の他端と前記蓋部の他端とを相互に係止する 係止部を設けたことを特徴とする。
【0011】 さらにまた、本考案(請求項4に記載の考案)は、ケースに、そのケース中の 気泡管の気泡を透視するための透視部を、設け、その透視部の縁に、気泡管の水 平基準の目安となる水平基準部を、設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】
本考案は、上記の構成により、ケース中の気泡管の一端に弾性保持部を弾性係 合させると、その弾性保持部の弾性力で、前記気泡管の他端を前記ケースの内面 に押圧して、前記気泡管をその気泡管の軸方向に弾性保持することができる。こ の結果、ケースと気泡管との温度膨張率の相違で、そのケースと気泡管との間に 前記気泡管軸方向の歪が生じても、その歪を前記弾性保持部で吸収することがで きる。
【0013】 また、本考案は、上記の構成により、気泡管をケース中に収容する際に、凸部 がフレキシブルに開閉するので、ケース中に収容した気泡管を確固に保持するこ とができる。しかも、水準器を回動による初期設定を行う際に、ケースの開口部 の縁が切欠において上方に反る変形を、連結部で防止することができるので、水 準器の初期設定の調整が不可能となるような虞はない。
【0014】 さらに、本考案は、上記の構成により、ケースの本体部と蓋部とを一体連結部 で開閉可能に一体に連結したので、ケースの本体部と蓋部とが別個の水準器と比 較して水準器自体の部品点数が少なくて済む。
【0015】 さらにまた、本考案は、上記の構成により、ケース中の気泡管に付された目盛 が見難くても、外側のケースの水平基準部が見易く、その分光軸調整の確認を正 確に行なうことができる。
【0016】
【実施例】
以下、本考案に係る光軸調整確認装置の実施例のうちの3例を添付図面を参照 して説明する。 図1乃至図23は本考案の光軸調整確認装置の第1の実施例を示す。 図において、Aはこの考案の光軸調整確認装置を装備したリフレクタ可動タイ プの自動車用前照灯である。この自動車用前照灯Aは、下記の構造からなる。す なわち、図1乃至図4に示すように、取付体としてのランプハウジング1の前面 開口部に前面レンズ100を配設して、その前面レンズ100及びランプハウジ ング1により灯室101を形成する。この灯室101内に被調整体としての可動 リフレクタ2を配設し、その可動リフレクタ2を前記ランプハウジング1に、ピ ボット軸受機構102により回動可能に取り付ける。その可動リフレクタ2の前 面側に後述する光源バルブ103からの光を前記前面レンズ100側に反射させ る反射面を設ける。その可動リフレクタ2の反射面側に光源バルブ103を装備 し、かつその光源バルブ103を前記灯室101内に配設する。前記ランプハウ ジング1と前記可動リフレクタ2とに上下方向用の光軸調整機構104及び左右 方向用の光軸調整機構105を装備する。前記上下方向用の光軸調整機構104 若しくは左右方向用の光軸調整機構105を操作して、前記可動リフレクタ2( 光源バルブ103をも含む。)を前記ランプハウジング1に対して上下方向若し くは左右方向に回動させて光軸調整を行なうものである。 なお、上述の上下方向用の光軸調整機構104及び左右方向用の光軸調整機構 105及びピボット軸受機構102等は、例えば上述の特開平3−276502 号公報に記載のように、自明の手段であるので、その構造の詳細な説明や図示等 を省略する。 また、図2及び図3において、106は左右方向の光軸調整確認装置、107 はこの考案の上下方向の光軸調整確認装置である。
【0017】 そして、図4乃至図6に示すように、前記ランプハウジング1の後部のうち、 この考案の光軸調整確認装置を装備する箇所に開口10を設ける。このランプハ ウジング1の開口10の周縁に段部を設ける。一方、前記可動リフレクタ2の背 面のうち、この考案の光軸調整確認装置を装備する箇所に取付ボス部20を一体 に突設すると共に、その取付ボス部20の両側に2本の位置決め用の凸部21を それぞれ一体に突設する。なお、前記位置決め用の凸部21の方が前記取付ボス 部20より若干長い。
【0018】 図において、5は後述する水準器36を前記可動リフレクタ2に取り付ける取 付部材である。この取付部材5は、図7乃至図9に示すように、例えば薄鋼板か らなる第1取付板51に同じく例えば薄鋼板からなる第2取付板52を溶接等に より固定してなる。 前記第1取付板51は、ほぼ中間から一端部側の巾狭部と、他端部側の幅広部 とからなる。この第1取付板51の幅広部を直角に折り曲げて、水平部510と 垂直部511とを形成し、かつこの第1取付板51の水平部510の一端から垂 直部511の途中までの両側縁部を直角に折り曲げる。前記水平部510のほぼ 中央にねじ穴512を設ける。前記垂直部511の中央に取付ねじ50の貫通用 の透孔513を設けると共に、その貫通用の透孔513の両側に2個の位置決め 凸部21が貫通するための2個の透孔514をそれぞれ設ける。 前記第2取付板52は、水平底部の両側を直角に折り曲げてなる。この第2取 付板52の水平底部の中央部から一端部にかけて切り起こして、弾性部材として の舌形状の板ばねのばね部520を形成する。このばね部520の先端部を水平 に折り曲げて後述するケース6の底部に当接する水平当接部を設ける。なお、こ のばね部520、すなわち弾性部材は、取付部材5に一体に設けたが、後述する 水準器36のケース6側に一体に設けても良いし、また取付部材5及びケース6 の双方に一体に設けても良い。 この第2取付板52の水平底部の他端部に後述する初期設定保持用のねじ53 の貫通用の透孔521を、前記第1取付板51のねじ穴512と連通するように 設ける。この第2取付板52の両垂直側部の一端に円錐形凹部状の一対の係合凹 部522をそれぞれ一体に設ける。なお、この係合凹部522は、上述の円錐形 凹部状以外の凹部状でも良いし、また第2取付板52と別体のもので、接着等に より固定しても良い。 図6に示すように、前記取付部材5の位置決め用の2個の透孔514を、前記 可動リフレクタ2の位置決め用の2個の凸部21に外嵌して、取付部材5の可動 リフレクタ2への取付位置を決める。次に、取付ねじ50により、前記取付部材 5を前記可動リフレクタ2に取り付ける。なお、前記位置決め機構21及び51 4は、可動リフレクタ2に取り付ける取付部材5の短手方向(図6中矢印a方向 )の水平度を保つものである。
【0019】 図において、53は水準器の初期設定保持具としてのねじである。このねじ5 3は、後述する水準器36を支持部材522及び602の支持支点を中心に回動 させて前記水準器36の初期設定を行ない、かつその初期設定後の前記水準器3 6の姿勢を前記ばね520の弾性力に抗して保持するものである。
【0020】 上述の支持部材522及び602と、ばね部520と、ねじ53と、により、 後述する水準器36の初期設定を行う初期設定機構を構成する。しかも、その初 期設定機構は、取付部材5にばね部520を一体に設けたので、部品点数が比較 的少なくて済む。
【0021】 図において、36は気泡管3をケース6内に収容保持した水準器である。 前記気泡管3は、図5及び図6に示すように、例えばBC(半硬質ガラス)等 からなる透明管30中に例えば無水アルコール等の液体を封入して気泡31を形 成する。この気泡管3の透明管30の上面に目盛32を、軸方向(長手方向)に 対して直角に施す。この気泡管3の透明管30の一端面の中心に液体を封入する ためのほぼ円錐形状をなす凸部33を一体に設けると共に、その透明管30の他 端面に平面の基準面34を形成する。また、この気泡管3の透明管30を、側面 から見て、中央部がやや上方に上がり、かつ両端がやや下方に下がった湾曲形状 に形成する。 前記ケース6は、例えばPP(ポリプロピレン)等の合成樹脂からなる。また 、このケース6は、図7及び図13及び図17に示すように、本体部60の一端 に蓋部62の一端を、一体連結部61を介して開閉可能にかつ一体に設けてなる 。
【0022】 前記本体部60は、内部に前記気泡管3を収容する収容凹部630を設け、か つ上面を開口した中空状の直方体形状をなす。この上面の開口部63は、前記気 泡管3を前記収容凹部630中に収容するための入口として、また前記収容凹部 630中の前記気泡管3を透視するための透視部として、設けたものである。前 記本体部60の他端に前記ねじ53を通すための透孔600を設け、かつその本 体部60の他端の左右両側壁に一対の係止溝601を設ける。この本体部60の 一端に開口部604を設け、かつこの本体部60の一端部の両側外面に前記取付 部材5の一対の係合凹部522に上下方向に回動可能に支持するためのほぼ円錐 形状の一対の係合凸部602をそれぞれ一体に設ける。なお、この係合凸部60 2は、上述の円錐形状以外の凸部形状でも良いし、また本体部60と別体のもの で、接着等により固定しても良い。 一方、前記蓋部62は、長方形の板形状をなす。この蓋部62のほぼ全体の中 央に気泡管透視用の透孔620を設ける。この蓋部62の他端の左右両側に前記 一対の係止溝601に係止するランス形の一対の係止爪621を設ける。この蓋 部62の透孔620の対向する縁のうち、左右両側の中心に水平基準部としての 小三角形の一対の中央基準突起622を設ける。この中央基準突起622は、前 記気泡管3の水平基準の目安となるものである。 前記一体連結部61は、肉薄のヒンジ構造をなす。
【0023】 図において、64は前記ケース6の本体部60の一端に設けたリブ形状若しく は板形状の弾性保持部である。この弾性保持部64は、前記ケース6の一端の開 口部604の上縁から一体に突設してなるもので、肉厚を前記ケース6の肉厚よ り薄くして弾性を持たせる。この弾性保持部64に切欠640を下端から前記ケ ース6との付根の所まで設ける。この切欠640の幅は、前記ケース6内に前記 気泡管3を収納した際に、弾性保持部64が位置する前記気泡管3の凸部33の 部分の外径より若干小さくする。 また、図において、65は前記本体部60の収容凹部630の他端面に設けた 平面の基準面である。
【0024】 図において、66は前記本体部60の収容凹部630の長手方向の両側壁であ る。この両側壁66の内法幅を前記気泡管3の透明管30の外径とほぼ等しいか 若しくは若干小さくする。この両側壁66は、前記気泡管3の両側を挟み込んで 保持するものである。 図において、67は前記本体部60の前記開口部63と対向する収容凹部63 0の底部である。この底部67の上面を前記気泡管3の下面に合せて、中央部が やや上方に上がり、かつ両端がやや下方に下がった形状に湾曲させる。 また、図において、68は前記本体部60の開口部63の縁であって、前記両 側壁66のほぼ中央の内面から一体に突設した少なくとも一対の凸部である。こ の例ではランス形の爪部である。この爪部68は、前記収容凹部630中の気泡 管3が前記開口部63から抜け出るのを防ぐためのものである。すなわち、この 爪部68は、前記気泡管3を前記底部67に押し付けて、その底部67と共に、 前記気泡管3を保持するものである。この爪部68及び底部67が前記気泡管3 を保持する方向は、前記弾性保持部64及び基準面65の弾性保持方向(図中、 矢印c方向)と、前記両側壁66の保持方向(図中、矢印d方向)と、に対して それぞれ直交する方向(図中、矢印e方向)にある。 図において、7は前記一対の爪部68の両側に設けた二対の切欠である。この 切欠7は、前記両側壁66であって、前記爪部68の両側において、前記開口部 63から前記両側壁66のほぼ中間部までの箇所に設けたものである。この切欠 7は、後述するように前記気泡管3を前記ケース6中に収容する際に、前記爪部 68がフレキシブルに開閉する動きを許容するものである。 図において、69は前記二対の切欠7にそれぞれ設けた二対の連結部である。 この連結部69は、後述する図20に示すように、水準器36を回動による初期 設定を行う際に、ケース6の開口部の縁が上方に反る変形を防止するためのもの であり、また前記気泡管3を前記ケース6中に収容する際に、前記爪部68がフ レキシブルに開閉する動きを許容するためのものでもある。この連結部69は、 前記切欠7を介して隔たる前記爪部68の両側と前記両側壁66とを連結するも のである。この連結部69は、前記切欠7中に設けた肉薄形状をなす。なお、こ の肉薄形状の連結部69は、前記切欠7中において、図8に示すように両側壁6 6の内側に、又は図9に示すように両側壁66の外側に、又は図示しないが切欠 7の厚さ方向の中間に、設ける。
【0025】 かくして、前記気泡管3を前記ケース6の開口部63から本体部60内に押し 込んで、そのケース6の底部67の上面に気泡管3の下面を合せて、かつその気 泡管3をケース5内に収納すると共に、前記気泡管3の凸部33に弾性保持部6 4を挟み込む。すると、弾性保持部64の切欠640の幅が、ケース6内に気泡 管3を収納した際に、弾性保持部64が位置する前記気泡管3の凸部33の部分 の外径より若干小さいので、図7及び図12に示すように、弾性保持部64が気 泡管3の凸部33の円錐先端方向(矢印b方向と反対方向)に逃げて撓む。この 結果、上述の弾性保持部64の矢印b方向の弾性復帰力により、前記気泡管3が 矢印b方向に押し付けられて、さらにその気泡管3の基準面34がケース6の基 準面65に押し付けられ、その気泡管3の両端がケース6の弾性保持部64及び 基準面65とにより挟み込まれて、気泡管3の軸方向、すなわち矢印c方向に弾 性保持される。 また、気泡管3の両側は、図7及び図15に示すように、ケース6の両側壁6 6により、気泡管3の軸方向に対して直交する方向、すなわち矢印d方向に挟み 込まれて保持される。さらに、気泡管3は、図14に示すように、一対の爪部6 8及び底部67により、前記弾性保持部64及び基準面65の弾性保持方向cと 、前記両側壁66の保持方向dとに、それぞれ直交する方向、すなわちe方向に 挟み込まれて保持される。その結果、気泡管3の湾曲下面がケース6の湾曲底面 に押し付けられる。
【0026】 従って、気泡管3は、ケース6の収容凹部630中において、気泡管3の軸方 向のずれと、気泡管3の軸に対して直交する方向のずれと、気泡管3の軸回りの 回転と、を防ぐように、保持されることとなる。その結果、気泡管3をケース6 中に確固に保持することができる。 特に、この考案は、一対の爪部68の両側に二対の切欠7を設けたものである から、図7に示すように、前記気泡管3を前記ケース6中に収容した際に、前記 一対の爪部68のみが外側にフレキシブルに若干開くが、前記両側壁66が外側 に開かずに前記気泡管3の両側を確固に保持して、前記気泡管3が軸回りに回転 するのを防ぐことができる。
【0027】 そして、ケース6内に気泡管3を収容保持したならば、図12に示すように、 蓋部62をヒンジ構造の一体連結部61において、矢印方向に回動させて、その 蓋部62の一対の係止爪621を本体部60の一対の係止溝601に係止させて 、本体部60の開口部63を蓋部62で覆う。なお、この際、蓋部62には透視 用の透孔620が設けられているので、気泡管3の目視には何等影響を与えない 。このようにして、水準器36が構成される。
【0028】 かくして、前記水準器36の一対の係合凸部602を前記取付部材5の一対の 係合凹部522に係合させて、水準器36を取付部材5に、前記係合凹部522 及び係合凸部602からなる支持部材の支持支点を中心に上下方向に回動可能に 支持させる。次に、ねじ53を前記水準器36の透孔600を通して取付部材5 のねじ穴512にねじ込む。その結果、前記水準器36は、前記取付部材5に、 初期設定可能に取り付けられ、かつその初期設定後の前記水準器36の姿勢が前 記ばね520の弾性力に抗して保持されることとなる。また、前記水準器36は 、前記取付部材5を介して、ランプハウジング1の開口10から自動車用前照灯 Aの灯室101の外部に突出して位置することとなる。
【0029】 図において、8は防熱部材である。この防熱部材8は、図2乃至図6に示すよ うに、柔軟なゴム弾性を有する部材からなり、前記ランプハウジング1の開口1 0の周縁に嵌合する環状部80と、その環状部80と一体に形成され前記開口1 0を覆うシート部81とからなる。このシート部81に前記水準器36及び取付 部材5の挿通を容易にするための複数本のスリット82を放射状に設けると共に 、その複数本のスリット82の先端に複数個の丸穴83を設けて、スリット82 の先端から裂け目が生じないように構成する。 上記の防熱部材8の環状部80を前記ランプハウジング1の開口10の周縁に 嵌合すると共に、その防熱部材8のシート部81を前記ランプハウジング1の開 口10を覆う。この防熱部材8は、自動車用前照灯Aの外部側の水準器36を自 動車用前照灯Aの灯室101内の空気の熱対流から遮断するものである。この結 果、前記水準器36は、熱の影響を極力受けることがなく、その分正確な光軸調 整の確認を行なうことができる。 なお、上述の防熱部材8は、ランプハウジング1の開口10の周縁に取り付け たものであるが、後述する透明キャップ11の開口端の周縁に取り付けても良い 。
【0030】 図において、11は透明キャップである。この透明キャップ11は、図2乃至 図6に示すように、PMMA(ボリメタクリル酸メチル)等からなり、一端を開 口した中空状の円筒形状をなす。この透明キャップ11の開口端部側の外面に3 個の取付片110を、等間隔に一体に設ける。この取付片110は、ほぼ三角形 状をなし、かつ透明キャップ11に対して垂直にかつ放射状に設けられている。 また、この透明キャップの開口端に外側に突出した段部を設ける。この透明キャ ップ11で前記自動車用前照灯Aの灯室101の外部に突出した水準器36を覆 うと共に、ランプハウジング1の開口10を覆う。また、この透明キャップ11 の開口端の段部の内側と前記ランプハウジング1の開口10の周縁の段部の外側 との間にOリングを介在させる。この透明キャップ11の3個の取付片110を 3本の取付ねじ111でランプハウジング1の開口10の周縁に取り付ける。 この透明キャップ11は、前記自動車用前照灯Aの灯室101の外部に突出し た水準器36を覆うので、その水準器36を外部の衝撃等(例えば、異物が当っ たり、水が入ったりすること。)から保護することができる。
【0031】 この考案の光軸調整確認装置は、以上の構成からなるので、専門設備,技術者 による光軸調整を終えたとき、透明キャップ11を取り外して気泡管3の気泡3 1が中央基準線若しくはケース6の一対の小三角形の中央基準突起と一致するよ うに、ねじ53を操作して、水準器36の初期設定を行なう。そして、水準器3 6の初期設定が完了したところで、透明キャップ11を取付ねじ111でランプ ハウジング1に取り付けておく。その後、架装や積荷などの関係で光軸方向を狂 わせたおそれが有ると考えられたときは、当該自動車を水平な床面上に停止させ た状態で、透明キャップ11の外側から気泡管3の気泡31の位置を視認する。 このとき気泡31が中央基準線に一致していなければ、透明キャップ11を取り 外すことなくその外側から気泡31の動きを目視しつつ、上下方向用の光軸調整 機構104を操作して、該気泡31が中央基準線と一致するように可動リフレク タ2を上下方向に傾動調節すれば良い。この操作によって光軸Z−Zの上下方向 は、正確に調整された元の状態に復元する。
【0032】 このように、この考案の光軸調整確認装置は、ケース6の弾性保持部64によ り、ケース6と気泡管3との温度膨張率の相違で生じる歪を吸収することができ るので、気泡管3がケース6に強く当って気泡管の割れや液漏れ等の不具合を防 ぐことができ、また気泡管3をケース6内に確固に保持することができる。
【0033】 また、この考案の光軸調整確認装置は、ケース6の一対の爪部68の両側の 切欠7に設けた肉薄の二対の連結部69により、爪部68の移動を許容し、かつ 後述する図20に示すようなケース4の変形を防止することができるので、気泡 管3をケース6内にさらに確固に保持することができる。
【0034】 すなわち、図20においては、ケース4の開口部の対向した縁に、ケース4中 の気泡管(図示せず)が前記開口部から抜け出るのを防ぐ一対の凸部(図示せず )を設け、その一対の凸部の両側に二対の切欠7を設けたものである。この切欠 7を設けることにより、気泡管をケース4中に収容する際に、前記凸部がフレキ シブルに開閉する動きを許容することができる。すなわち、気泡管をケース4中 に収容した際に、ケース4の一対の凸部が外側に若干開くが、ケース4の両側壁 が外側に開かずに気泡管の両側を確固に保持して、気泡管が軸回りに回転するの を防ぐことができるものである。 ところが、上述のケース4の左右両側の一対の係合凸部40を支点としてばね 部520の力が白ぬきの矢印方向に作用している状態で、ねじ53を矢印方向に ねじ込んで取付角度の調整、すなわち水準器36の初期設定を行なうと、ケース 4には一対の係合凸部40を中心としてそれぞれ逆方向の力がかかるので、ケー ス4の開口部の二対の切欠7が開き、図20に示すように、ケース4が変形して 水準器36の初期設定の調整が不可能となる場合がある。この考案は、このケー ス4の変形を防止することができるものである。
【0035】 さらに、この考案の光軸調整確認装置は、気泡管3を収容保持する本体部60 と、気泡管透視用の透孔620及び一対の中央基準突起622を設けた蓋部62 とを、ヒンジ構造の一体連結部61によりに開閉可能に一体に連結したので、ケ ース6としての部品点数が軽減することができる。
【0036】 さらにまた、この考案の光軸調整確認装置は、ケース6の透孔620の縁に、 気泡管3の水平基準の目安となる小三角形の水平基準突起622を設けたので、 ケース6の内側の気泡管3に付された目盛が見難くても、外側のケース6の水平 基準突起622が見易く、その分光軸調整の確認を正確に行うことができる。
【0037】 図24はこの考案の光軸調整確認装置の第2の実施例を示し、ランプユニット 可動タイプの自動車用前照灯Bに装備した状態の断面図である。 このランプユニット可動タイプの自動車用前照灯Bは、ランプハウジング1及 び固定リフレクタ200及び光源バルブ(図示せず)等からなるランプユニット (被調整体)を取付体としての車体109にピボット軸受等(図示せず)により 回動可能に取り付け、そのランプユニットと車体109とに光軸調整機構(図示 せず)を装備してなるものである。このランプユニット可動タイプの自動車用前 照灯Bのランプハウジング1のボス部108に取付部材5を取付ねじ50により 取り付け、この取付部材5に水準器36を、支持部材522,602及び弾性部 材(図示せず)及びねじ53により、取り付け、その水準器36を灯室101の 外部に位置させ、かつこの水準器36を透明キャップ11で覆う。 この例の光軸調整確認装置は、上述の光軸調整確認装置と同様に、水準器36 を外部の衝撃等から保護することができる。
【0038】 図25はこの考案の光軸調整確認装置の第3の実施例を示した断面図である。 この実施例は、取付部材5を無くし、この考案の光軸調整確認装置(水準器3 6等からなる。)を、被調整体としての可動リフレクタ2(若しくはランプユニ ットB)に、初期設定可能に直接取り付けたものである。すなわち、可動リフレ クタ2の後部に取付部材201を後方に一体に突設し、かつこの取付部材201 をランプハウジング1の開口10から外部に突出させる。この取付部材201は 、上述の取付部材5の第2取付板52と同様の縦断面形状をなす。この外部に突 出した取付部材201の水平底部に水準器36を載置し、その取付部材201の 両垂直側部に水準器36を、支持部材(一対の係合凹部202及び一対の係合突 部602)により回動可能に支持すると共に、この取付部材201の水平底部と 水準器36の底面との間に弾性部材(図示せず)を介在させ、さらにねじ53を 水準器36のケース6を介して前記取付部材201にねじ込む。 そして、上述の灯室101から外部に突出した水準器36を透明キャップ11 で覆う。かつ、ランプハウジング1の開口10に防熱部材8を張設する。この結 果、上述の実施例と同様に、水準器36を外部の衝撃から保護することができ、 また水準器36を灯室101内の熱から遮断保護することができる。 なお、この図25はリフレクタ可動タイプの自動車用前照灯について説明した が、ランプユニット可動タイプのものにも適用することができる。この場合、ラ ンプハウジング1から取付部材を後方に一体に突設して、その取付部材に水準器 を、支持部材や弾性部材やねじ等を介して、初期設定可能に取り付ける。
【0039】 なお、本考案の光軸調整確認装置においては、 ケース6と気泡管3との温度膨張率の相違で生じる歪を吸収するための弾性保 持部64と、 気泡管3を確固に保持するためのフレキシブルな爪部68、及び水準器36の 初期設定時のケース3の変形を防止するための連結部69と、 ケース6の部品点数を少なくするためのケース6の本体部60と蓋部62と一 体連結部61との一体構造と、 光軸調整の確認を正確に行なうためのケース6の透孔620の縁に設けた水平 基準突起622と、 をそれぞれ適宜に組み合わせて設けて良いし、またそれぞれ別個に設けても良 い。
【0040】
【考案の効果】
以上から明らかなように、本考案の光軸調整確認装置は、弾性保持部により、 ケース中の気泡管をその気泡管の軸方向に弾性保持するので、ケースと気泡管と の温度膨張率の相違で、そのケースと気泡管との間に前記気泡管軸方向の歪が生 じても、その歪を前記弾性保持部で吸収することができる。
【0041】 また、本考案の光軸調整確認装置は、フレキシブルに開閉可能に設けた凸部に より、ケース中に収容した気泡管を確固に保持することができる。しかも、凸部 にフレキシブル性を付与する切欠に連結部を設けたので、水準器を回動による初 期設定を行う際に、ケースの開口部の縁が切欠において上方に反る変形を、前記 の連結部で防止することができるので、水準器の初期設定の調整が不可能となる ような虞はない。
【0042】 さらに、本考案の光軸調整確認装置は、ケースの本体部と蓋部とを一体連結部 で開閉可能に一体に連結したので、ケースの本体部と蓋部とが別個の水準器と比 較して水準器自体の部品点数が少なくて済む。
【0043】 さらにまた、本考案の光軸調整確認装置は、ケースに透視部を設けると共に、 その透視部の縁に水平基準部を設けたので、ケース中の気泡管に付された目盛が 見難くても、外側のケースの水平基準部が見易く、その分光軸調整の確認を正確 に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光軸調整確認装置を装備したリフレクタ可動タ
イプの自動車用前照灯の正面図である。
【図2】同じく背面図である。
【図3】同じく要部の拡大背面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線断面図である。
【図5】同じく要部の拡大断面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線断面図である。
【図7】気泡管を収納しかつ蓋部を開けた状態のケース
の平面図である。
【図8】ケースの爪部及び連結部を示した一部斜視図で
ある。
【図9】ケースの爪部及び連結部の変形例を示した一部
斜視図である。
【図10】ケースの弾性保持部と気泡管との弾性保持状
態を示した一部斜視図である。
【図11】気泡管を収納しかつ蓋部を閉じた状態のケー
スの平面図である。
【図12】図11におけるXII−XII線断面図であ
る。
【図13】図12においてケースの蓋部を開けた状態の
断面図である。
【図14】図11におけるXIV−XIV線断面図であ
る。
【図15】図11におけるXV−XV線断面図である。
【図16】気泡管を収納しかつ蓋部を閉じた状態のケー
スの側面図である。
【図17】気泡管を収納しかつ蓋部を閉じた状態のケー
スの正面図である。
【図18】図16においてケースの蓋部を開けた状態の
側面図である。
【図19】気泡管を収納しかつ蓋部を閉じた状態のケー
スの背面図である。
【図20】開口部の縁であって爪部の両脇に切欠のみを
設けたケースにおいて、水準器の初期設定時にケースが
変形する場合があることを示した説明図である。
【図21】取付部材の平面図である。
【図22】図21におけるXXII−XXII線断面図
である。
【図23】図21におけるXXIII−XXIII線断
面図である。
【図24】本考案の光軸調整確認装置の第2の実施例を
示し、ランプユニット可動タイプの自動車用前照灯に装
備した状態の縦断面図である。
【図25】本考案の光軸調整確認装置の第3の実施例を
示した断面図である。
【符号の説明】
A…リフレクタ可動タイプの自動車用前照灯、1…ラン
プハウジング(取付体)、2…可動リフレクタ(被調整
体)、3…気泡管、5…取付部材、6…ケース、8…防
熱部材、10…ランプハウジングの開口、11…透明キ
ャップ、36…水準器、53…ねじ(初期設定保持
具)、520…ばね部、(弾性部材)、522…係合凹
部(支持部材)、602…係合凸部(支持部材)、60
…ケースの本体部、61…ヒンジ構造の一体連結部、6
2…蓋部、63…開口部、64…弾性保持部、65…基
準面、66…両側壁、67…底部、68…爪部、69…
連結部、620…透孔(透視部)、622…水平基準突
起(水平基準部)、7…切欠、B…ランプユニット可動
タイプの自動車用前照灯(ランプユニットで被調整
体)、109…車体(取付体)、201…取付部材、2
02…係合凹部(支持部材)。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付体と、その取付体に回動可能に取り
    付けた被調整体と、その被調整体に装備した光源バルブ
    と、前記取付体に対して前記被調整体を上下方向に回動
    させて上下方向の光軸調整を行う光軸調整機構と、を備
    えた自動車用前照灯において、 ケースと気泡管とからなる水準器を、前記被調整体に取
    り付け、その水準器の気泡管の気泡の動きを目視して前
    記被調整体の上下方向の光軸調整を確認する光軸調整確
    認装置であって、 前記水準器のケースは、 内部に前記気泡管を収容する収容部と、 前記収容部中の気泡管の一端に弾性係合し、かつその気
    泡管の他端を前記収容部の内面に押圧して、前記気泡管
    をその気泡管の軸方向に弾性保持し、その結果ケースと
    気泡管との温度膨張率の相違で、そのケースと気泡管と
    の間に生じる前記気泡管軸方向の歪を吸収する弾性保持
    部と、 を備えたことを特徴とする自動車用前照灯における光軸
    調整確認装置。
  2. 【請求項2】 取付体と、その取付体に回動可能に取り
    付けた被調整体と、その被調整体に装備した光源バルブ
    と、前記取付体に対して前記被調整体を上下方向に回動
    させて上下方向の光軸調整を行う光軸調整機構と、を備
    えた自動車用前照灯において、 ケースと気泡管とからなる水準器を、前記被調整体に、
    回動による初期設定可能に取り付け、その水準器の気泡
    管の気泡の動きを目視して前記被調整体の上下方向の光
    軸調整を確認する光軸調整確認装置であって、 前記水準器のケースは、 内部に前記気泡管を収容する収容凹部と、 その収容凹部と連通する開口部と、 その開口部の対向した縁に設けた凸部であって、前記収
    容凹部中の気泡管が前記開口部から抜け出るのを防ぐ凸
    部と、 その凸部の両側に設けた切欠であって、前記気泡管を前
    記収容凹部中に収容する際に、前記凸部がフレキシブル
    に開閉する動きを許容する切欠と、 その切欠に設けた連結部であって、前記水準器を回動に
    よる初期設定を行う際に、前記開口部の縁が上方に反る
    変形を防止する連結部と、 を備えたことを特徴とする自動車用前照灯における光軸
    調整確認装置。
  3. 【請求項3】 取付体と、その取付体に回動可能に取り
    付けた被調整体と、その被調整体に装備した光源バルブ
    と、前記取付体に対して前記被調整体を上下方向に回動
    させて上下方向の光軸調整を行う光軸調整機構と、を備
    えた自動車用前照灯において、 ケースと気泡管とからなる水準器を、前記被調整体に取
    り付け、その水準器の気泡管の気泡の動きを目視して前
    記被調整体の上下方向の光軸調整を確認する光軸調整確
    認装置であって、 水準器のケースは、 内部に前記気泡管を収容保持する収容凹部、及びその収
    容凹部と連通する開口部、を設けた本体部と、 前記開口部を閉じる蓋部と、 その蓋部の一端を前記本体部の一端に開閉可能に一体に
    連結した一体連結部と、 前記蓋部の他端を前記本体部の他端に係止する係止部
    と、 を有することを特徴とする自動車用前照灯における光軸
    調整確認装置。
  4. 【請求項4】 取付体と、その取付体に回動可能に取り
    付けた被調整体と、その被調整体に装備した光源バルブ
    と、前記取付体に対して前記被調整体を上下方向に回動
    させて上下方向の光軸調整を行う光軸調整機構と、を備
    えた自動車用前照灯において、 ケースと気泡管とからなる水準器を、前記被調整体に取
    り付け、その水準器の気泡管の気泡の動きを目視して前
    記被調整体の上下方向の光軸調整を確認する光軸調整確
    認装置であって、 水準器のケースは、 内部に前記気泡管を収容する収容部と、 前記収容部中の気泡管の気泡を透視するための透視部
    と、 その透視部の縁に設けた、気泡管の水平基準の目安とな
    る水平基準部と、 を備えたことを特徴とする自動車用前照灯における光軸
    調整確認装置。
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JP2008307133A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Inoac Corp ヘッドレスト用インサート

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