JPH0670962B2 - 浸漬式の液処理装置 - Google Patents

浸漬式の液処理装置

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JPH0670962B2
JPH0670962B2 JP35543692A JP35543692A JPH0670962B2 JP H0670962 B2 JPH0670962 B2 JP H0670962B2 JP 35543692 A JP35543692 A JP 35543692A JP 35543692 A JP35543692 A JP 35543692A JP H0670962 B2 JPH0670962 B2 JP H0670962B2
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修 平河
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、半導体製造装置に関
する発明であり、特に、フォトレジスト膜の塗布装置や
現像装置に適用するに好適な浸漬式の液処理装置に係わ
る発明である。
【0002】
【従来の技術】当業者に周知の如く、一般に、半導体の
製造工程に於てはウエハ等の被処理基板の全面に膜体が
一様に被着される工程、例えば、フォトレジスト膜を被
着させる現像処理工程には、工程の高効率化のための無
人化を図り、連続処理を促進する等の見地から被処理基
板を1枚ずつ液処理する所謂枚葉式のスピン現像装置が
使用されている。
【0003】該種枚葉式のスピン現像装置にあっては、
通常吐出ノズル、或いは、スプレー等により現像液を被
処理基板上に放出して該現像液の表面張力の作用を介し
て液盛り状にするようにしているのであるが、該表面張
力の作用により被処理基板上に液盛りし得る液量には限
度があり、又、吐出ノズルやスプレーにて現像液の放出
をした場合、経時的に全面均一液浸漬にはならず、した
がって、該被処理基板上での好ましくない液むらの発生
や吐出現像液の基板への衝突による悪影響は防ぎ得な
い。
【0004】又、近年使用されるようになった現像液と
しては、解像度を向上させるために界面活性剤を添加し
た現像液や表面張力の低い現像液が使用される傾向があ
り、被処理基板上に表面張力の作用のみにより必要量の
現像液を液盛りすることが困難となったため、スピン現
像装置に替えて浸漬式の現像装置が望まれるようになっ
てきた。
【0005】かかる点を考慮した装置として、例えば、
図5に示す様に、実開昭60−52622号公報にて開
示された態様の浸漬式の現像装置がある。
【0006】即ち、当該図5に示す浸漬式の現像装置の
態様において、容器1内に設けたウエハホルダ3の内側
に設けられた段部4に被処理基板としてのウエハ5を収
納セットし、現像液6に浸漬して該ウエハ5の下面周辺
部とウエハホルダ3の内側の段部4とを液密に接触さ
せ、ウエハ5上に現像液6を液盛り状態にして該ウエハ
5を浸漬状態で現像処理を行うものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如くこれまで知られている浸漬式の処理装置に於ては、
容器1内に設けたウエハチャック2を軸装するウエハホ
ルダ3の内側に設けられた段部4にも該段部4を介して
載置したウエハ5上と同様に現像液6を液盛り状にする
ことになるため、現像後、該ウエハ5をウエハチャック
2を介して高速回転し、処理液を振り切りウエハ5の上
面に図示しないリンス液等を吹きつけて該ウエハ5を洗
浄するが、その際に遠心作用を受けて飛散するリンス液
が段部4に付着して該段部4に残存する現像液6と混ざ
り、その結果、好ましくない現像むらが生じ易い欠点が
ある。
【0008】又、現像終了後の現像液6の排液手段とし
てウエハ5をウエハホルダ3の段部4から浮揚すること
により現像液6を該ウエハホルダ3の内周部に流下し、
その内底部に形成した排液孔7から排液するようにする
構造とされてあるため、該現像液6がウエハ5周辺部の
裏面に付着して残存し易く、且つ、ウエハチャック2下
部よりその内側の軸装部に浸入して筒状部8内を通りモ
ータ9にかかる懸念があることが避け難い難点がある。
【0009】更に、排液孔7がウエハホルダ3の内底部
に設けられた構造のため、設計的に機構上の制約を受
け、該排液孔7の断面積を大きくとれず、したがって、
排液速度が遅くなるという不具合がある。
【0010】これらのことは、レジスト塗布装置等の液
処理装置にあっても同様の問題であった。
【0011】
【発明の目的】この発明の目的は上述従来技術に基づく
現像等の液処理の問題点を解決すべき技術的課題とし、
ウエハ等の被処理基板がクリーンで処理むらが少く、信
頼性、及び、スループット性が高く、枚葉処理に適合し
得るようにして機械装置産業における液処理技術利用分
野に益する優れた浸漬式の液処理装置を提供せんとする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述目的に沿い先述特許
請求の範囲を要旨とするこの発明の構成は、前述課題を
解決するために、被処理基板の下面周辺部と液密に接触
して収納容器の底面部を構成する下側の第一の容器と、
該被処理基板より大きな内径と下向き内側傾斜面が設け
られた内壁とを有して該第一の容器の上面周縁部と液密
に接触して収納容器の側壁部を構成する上外側の第二の
容器と、第一の容器と第二の容器が構成する該収納容器
内に処理液を供給する該第二の容器内に設けられた処理
液供給機構と、第一の容器の下側中央部に設けられ被処
理基板を真空吸着により保持して回転する回転機構と、
第一の容器と第二の容器を離間させると共に、該回転機
構に被処理基板を受け渡す昇降駆動装置と離間された第
一の容器と第二の容器との間から気体を下方に排気する
排気手段とを備え、回転機構で被処理基板を回転して該
被処理基板上の液体を振り切る際、振り切られた液体
は、第二の容器の下向き内側傾斜面に当り、これに前後
して発生する飛散ミストは排気手段により排気されるよ
うにした技術的手段を講じたものである。
【0013】
【作用】而して、収納容器を成す第一の容器、及び、該
第一の容器よりは大きな内径であって同芯的に上外側に
配設させた第二の容器に対し被処理基板をそれぞれ液密
に接触させて収納セットし、該被処理基板上に該被処理
基板が浸漬するに充分な量の処理液を温度調整機構によ
り定温された状態で第二の容器の処理液供給機構の液吐
出口より内側に向け静かに吐出して可及的同時に全面均
一に液盛り状態にし、温度変化による処理むらや液の吐
出時の被処理基板への衝撃付与のない浸漬状態にして所
定の液処理が出来るようにし、液処理後は両容器、及
び、被処理基板を昇降駆動装置を介して相互に離反し、
処理液は該被処理基板上からオーバーフローし、両容器
間から処理液を落下し、第一の容器の被処理基板は真空
吸着式の回転機構により回転されて処理液を遠心力で振
り切り、振り切られた処理液は第一の容器の下向き内側
傾斜面に当って反射的に落下し、排液孔から排液し、そ
の間、洗浄液を放出して同様に落下排液し、発生するミ
スト、及び、乾燥気体を下方に排気するようにしたもの
である。
【0014】
【実施例】次に、この発明の1実施例を図1乃至図4に
基づいて説明すれば以下の通りである。
【0015】尚、図5と同一態様部分は同一符号を用い
て説明するものとする。
【0016】図示実施例は、半導体製造装置の現像装置
に適用した態様である。
【0017】37はドーナツ状の収納容器であって、同
じくドーナツ状の同芯的な下側の第一の容器14とこれ
より大径の上外側の第二の容器15とから成り、該収納
容器37内の中央部には、例えば、真空チャック等によ
りウエハ5を下側から吸着して保持し回転機構を成すウ
エハチャック12が設けられており、該ウエハチャック
12は下側の固定部31に取り付け固定されたモータ3
0によって回転自在にされている。
【0018】又、収納容器37の外側一側には該収納容
器37を昇降制御する昇降駆動装置39が設けられてお
り、該昇降駆動装置39は、下側の固定部31に取り付
け固定され、収納容器37を昇降すると共に前記ウエハ
チャック12に被処理基板5を受け渡す主エアシリンダ
32を有し、該主エアシリンダ32のロッド33の先端
には収納容器37の第二の容器15に連結され、これを
昇降する昇降金具34がアンダーハング状に延設固定さ
れ、該昇降金具34の先端には昇降する副エアシリンダ
35が上向きに固設され、そのロッド36が第一の容器
14の底部に連結して固設されている。
【0019】一方、該第一の容器14の内側上部には図
2に示す様に、ウエハ5の裏面を洗浄する洗浄ノズル2
6が第二の容器15との間に形成して設けられ、洗浄液
が該ウエハ5の裏面に対する洗浄作用をなした後、ウエ
ハ5の外周方向に流過するように指向され、下側の洗浄
液流入口25に連通している。
【0020】更に、第一の容器14の上面にはウエハ5
の下面周辺部に対して真空吸着することにより液密状に
シールする、例えば、シリコンゴム製のリップ型の環状
の下シール13が、下バックアップリング部16によっ
て上向きに固定されている。
【0021】そして、該下シール13と下バックアップ
リング部16には真空吸引のための下開きの吸引口が設
けられて真空吸引口20と共に真空吸引接続口17に連
通して真空吸引可能にされている。
【0022】第一の容器14の下面内部には、現像液6
の排液が該第一の容器14の下面内側に流入してモータ
30にかかるのを防ぐため外周部に外向きに傾斜する側
壁の下外向傾斜の傾斜面23とその下側の仕切板29が
環状に設けられ、第一の容器14の下面外側寄りには現
像液6を排液するための排液管28が下延して設けられ
ている。
【0023】又、該排液管28には、気体を排出する排
気手段としての排気口24が形成されて図示しない排気
装置に接続されている。
【0024】一方、第一の容器14の上方には同芯的に
該第一の容器14を取り囲むように内径がそれより大径
であって、熱容量の大きな第二の容器15が配置されて
その内側には図2に詳示する様に、現像液6を供給する
ための所定数複数の処理液供給機構の液吐出口21,2
1…が内壁面に開口され、浸漬処理後に該現像液6を強
制的に排液するためのその下側の同じく所定数複数の吸
引排液口27,27…と現像液6を一定の温度に保ち、
現像むらを生じさせないようにするための温水等を供給
循環する環状の調温機構としての温調水流路22とが設
けられており、下面には外向き傾斜面23が形成されて
いる。
【0025】又、第二の容器15の内側下部には、第一
の容器14の真空吸引口20に対して液密にシールする
同じくシリコンゴム製のリップ型の上シール18が環状
に設けられ、該上シール18は上バックアップリング部
19により第二の容器15に固定されている。
【0026】更に、ウエハチャック12の下側には、洗
浄液等の付着した第一の容器14を迅速に乾燥するため
に所定数の多数の乾燥気体噴射ノズル38,38…が設
けられて該乾燥気体噴射ノズル38,38…から吹出し
た気体が図3に示す様に、第一の容器14の上面に吹き
つけられるようされている。
【0027】上述構成において、先ず、当該図3に示す
様に、図示しない搬送装置によりウエハ5をウエハチャ
ック12に載置して吸着保持する。
【0028】この時、第一の容器14と第二の容器15
は当該図3に図示する様に、共に最下位の位置にあって
通常はこの状態に位置している。
【0029】次に、図4に示す様に、主エアシリンダ3
2が作動してそのロッド33を伸長させ、該ロッド33
の先端に取り付けられた昇降金具34を上昇させ、第二
の容器15を上死点まで上昇させると同時に、第一の容
器14を昇降金具34に取り付け固定されて作動してい
ない副エアシリンダ35を介して該第一の容器14の下
シール13がウエハ5の裏面より僅かに低い設定位置に
達するまで上昇させる。
【0030】次いで、その状態から図1に示す様に、副
エアシリンダ35が伸長作動してロッド36が随伴して
伸長し、第一の容器14が更に上昇する。
【0031】そこで、図2に示す様に、該第一の容器1
4が上昇すると、下シール13がウエハ5の裏面に下側
から当接し、真空吸引接続口17からの排気によりウエ
ハ5を真空吸引してウエハ5と下シール13を液密にシ
ールする。
【0032】更に、ひき続いて第一の容器14が上昇す
ると、該第一の容器14の真空吸引口20の周辺部と上
シール18が当接して真空吸引接続口17を介しての真
空吸引により該上シール18と第一の容器14の真空吸
引口20とを液密にシールする。
【0033】そこで、上述のようにウエハ5と第一の容
器14、該第一の容器14と第二の容器15とを液密に
シールした状態に保ち、該第二の容器15の液吐出口2
1,21…から温水等により保温された現像液6を第二
の容器15の内側全周より均一に所定量吐出させ、ウエ
ハ5上に液盛り状態にされ、図1に示す様に、ウエハ5
を該現像液6中に浸漬状態にして現像を開始する。
【0034】この間、副エアシリンダ35を伸長状態に
付勢して上述液密シール状態を保持し現像を続行する。
【0035】而して、所定時間浸漬状態で現像後、該副
エアシリンダ35の作動を停止させて縮少すると、その
ロッド36が縮少して第一の容器14が下降し、図3に
示す様に、上シール18で液密にシールされていた第二
の容器15と該第一の容器14を解離し、現像液6をウ
エハ上面からのオーバーフローを介しての自然落下によ
り、又、該第一の容器14の傾斜面23を介して第一の
容器14の内側外周部に向って流下し排液管28により
排液する。
【0036】この場合、第二の容器15と第一の容器1
4の傾斜面23,23間には排液に際し充分な開口面積
が形成されるので、排液速度を相当に速く出来、又、排
液の流下する方向が傾斜面23を介して第一の容器14
の外周部に向うものであるため、モータ30側に流され
ることがなく、該モータ30に排液がかかる可能性は全
くない。
【0037】更に、ロッド36が縮少し、第一の容器1
4が下降すると、図4に示す様に、ウエハ5はウエハチ
ャック12に接近して載置され、又、下シール13によ
り液密にシールされていたウエハ5と第一の容器14は
切り離される。
【0038】この状態で、モータ30を作動させ、該ウ
エハ5を高速回転することによりウエハ5上に残存する
現像液6を遠心力により振り切ると同時に、図示しない
リンスノズルよりリンス液を該ウエハ5上に放出し、現
像作用の停止、及び、ウエハ5表面のリンスを行う。
【0039】このプロセスで現像液6の流下分とリンス
液は振り切られ傾斜面23に衝突して下方へ反射落下す
る。
【0040】又、洗浄液流入口25から洗浄液を供給さ
せ、洗浄ノズル26からウエハ5の外周部に向けて流出
させ、該ウエハ5の裏面に付着した現像液6等をも洗浄
すると共に排気口24から排気を行う。
【0041】尚、ウエハ5の回転により振り切られる現
像液6やリンス液、裏面洗浄液等は、第二の容器15の
内側に設けられた傾斜面23に当って下方へと反射落下
し、又、排気口24からは排気が行われるので、第二の
容器15と第一の容器14との傾斜面23,23間の開
口部分には、上方から斜め下方へ向う排気流24aが形
成されるため、リンス液等の飛散ミストがウエハ5の面
方向へ向うことを防止することが出来ることから該ウエ
ハ5への再付着を防止する。
【0042】尚、上述リンス、及び、ウエハ5の裏面洗
浄が終了した後も一定時間該ウエハ5を回転してウエハ
5を乾燥させる。
【0043】而して、乾燥終了後は主エアシリンダ32
の作動を停止し、ロッド33を縮少させて収納容器37
を下降させ、図3に示す様に、初期の位置姿勢に復帰さ
せる。
【0044】そして、排気流24aを利用して、第一の
容器14の上面等に付着したリンス液等を自然乾燥させ
る。
【0045】尚、この発明の実施態様は上述実施例に限
るものでないことは勿論であり、例えば、第一の容器1
4と第二の容器15を液密にシールするべく、上述実施
例では上シール18を該第二の容器15に設けたが、該
上シール18を第一の容器14に設け、第二の容器15
の下面を平面に形成しても良い等種々の態様が採用可能
である。
【0046】但し、当該態様では第一の容器14の排液
が流下する部分に上シール18を設けるので排液性が低
下するのは避け難く、したがって、前述実施例のように
上シール18は第二の容器15に設けるのが望ましい。
【0047】又、収納容器37を昇降する手段の昇降駆
動装置についても、前述実施例のようにエアシリンダ使
用に限定されるものではなく、昇降出来る機構のもので
あれば、他のどのような手段を用いても構わない。
【0048】そして、現像液6の排液方式としては、前
述自然落下によるものだけではなく、例えば、第二の容
器15の吸引排液口27より現像終了後に強制的に吸引
排液しても良い。
【0049】かかる方式によれば、現像液6をほぼ全て
回収することが可能であり、リンス液の混入がない純粋
な現像液6を回収して再利用することも出来る。
【0050】更に、第一の容器14を排気流24aを利
用して自然乾燥させるに際し、乾燥ノズル38を併用
し、例えば、窒素(N2 )等の気体を矢印38aで示す
様に、該第一の容器14の上面方向へ強制的に噴出させ
ることにより、より速やかに該第一の容器14を乾燥さ
せることが出来る。
【0051】尚、現像速度は温度依存性が高く、したが
って、現像中での温度変化は現像速度の変化を介して現
像むらの原因になるので、該温度変化を防ぐのに、前述
実施例のように、熱容量が大きく、現像液6に対する熱
伝導を支配する第二の容器15を利用すれば、温調の効
果は向上する。
【0052】又、前述実施例では第二の容器15と第一
の容器14とを上シール18を真空吸引することにより
液密に接触シールさせているが、該第二の容器15の重
量が充分な場合には、上シール18を、例えば、Oリン
グとして負圧吸引せずに機械的に液密に接触させること
も可能である。
【0053】上述各実施例では浸漬式の液処理装置に適
用した態様について説明したが、被処理基板の一方側面
の全面が処理液により一様に被着される態様であればい
かなる装置にも適用出来、例えば、コーター、即ち、フ
ォトレジスト膜塗布装置に適用しても良い。
【0054】又、処理済の処理液や洗浄液が回転機構を
介して振り切れる時第二の容器の外向傾斜面から回転に
よる遠心力で飛散されて衝突し、下側に反射して落下す
るため、中心部の支持回転機構の駆動部等にかからない
という優れた効果が奏される。
【0055】そして、洗浄等の際に発生するミストは同
様に回転されると共に反射落下し排気口から排気される
ため被処理基板にはね返って付着することがないという
効果がある。
【0056】
【発明の効果】以上、この発明によれば、基本的にウエ
ハ等被処理基板をクリーンで、処理むらをなくして所定
に処理することが出来、製品に対する信頼性、及び、ス
ループット性の秀れた処理を行うことが出来る優れた効
果が奏される。
【0057】而して、ドーナツ状の収納容器の上下の同
芯的配列の第一と第二の容器により被処理基板が支持回
転機構を介して処理液に対し浸漬式にセットされること
により、処理むら等を生じない効果があり、処理後は該
被処理基板と第一と第二の容器が昇降駆動装置を介して
離反されてそれらの間隙部から処理液が迅速に流下排液
される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体概略部分断面模式構造図である。
【図2】同、A部の拡大断面図である。
【図3】同、原位置状態の部分断面模式側面図である。
【図4】同、動作中途を示す部分断面模式側面図であ
る。
【図5】従来技術の液処理装置を示す部分断面模式図で
ある。
【符号の説明】
5 ウエハ(被処理基板) 6 現像液 12 ウエハチャック 13 下シール 14 第一の容器 15 第二の容器 16 下バックアップリング 17 真空吸引接続口 18 上シール 10 上バックアップリング 20 真空吸引口 21 液吐出口(液給排機構) 22 温調水流路 23 傾斜面 24 排気口(排気手段) 25 洗浄液流入口 26 裏面洗浄ノズル 27 吸引排液口(液給排機構) 28 排液管 29 仕切板 30 モータ 31 固定部 32 主エアシリンダ 33 ロッド 34 昇降金具 35 副エアシリンダ 36 ロッド 37 収納容器 38 乾燥ノズル 39 昇降駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/30 502 7124−2H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理基板の下面周辺部と液密に接触し収
    納容器の底面部を成す第一の容器と、該被処理基板より
    大きな内径を有し、該第一の容器の上面周縁部と液密に
    接触して収納容器の側壁部を成す第二の容器と、上記第
    一の容器と該第二の容器から成る収納容器内に処理液を
    供給する処理液供給機構と、上記第一の容器と第二の容
    器を液密な接触位置と処理液を排出する離間位置とに相
    対的に移動する昇降駆動装置とを備え、上記収納容器内
    に収容された処理液を排出時には、該昇降駆動装置によ
    り上記第一の容器と第二の容器を離間させ、該第二の容
    器の周縁から処理液を排出するようにしたことを特徴と
    する浸漬式の液処理装置。
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JPH06315766A (ja) * 1993-04-30 1994-11-15 Kuroda Denki Kk 酸化防止用はんだ付方法及び装置

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