JPH0670818U - ユニット型フィルタ - Google Patents
ユニット型フィルタInfo
- Publication number
- JPH0670818U JPH0670818U JP009065U JP906593U JPH0670818U JP H0670818 U JPH0670818 U JP H0670818U JP 009065 U JP009065 U JP 009065U JP 906593 U JP906593 U JP 906593U JP H0670818 U JPH0670818 U JP H0670818U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- unit type
- main
- type filter
- folded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1つのユニット型フィルタでプレフィルタと
メインフィルタの両方の機能を備えていて、フィルタ装
置のコンパクト化を計ることができ、かつプレフィルタ
のみの交換が可能なユニット型フィルタを提供するこ
と。 【構成】 折り加工されたメインフィルタ12の上流側
に、プレフィルタ13を配置したユニット型フィルタ1
1において、前記プレフィルタ13が、前記メインフィ
ルタ12の折り形状に沿って折り加工されて前記メイン
フィルタ13に重合されると共に、前記メインフィルタ
13とは独立して着脱可能に設けられている。
メインフィルタの両方の機能を備えていて、フィルタ装
置のコンパクト化を計ることができ、かつプレフィルタ
のみの交換が可能なユニット型フィルタを提供するこ
と。 【構成】 折り加工されたメインフィルタ12の上流側
に、プレフィルタ13を配置したユニット型フィルタ1
1において、前記プレフィルタ13が、前記メインフィ
ルタ12の折り形状に沿って折り加工されて前記メイン
フィルタ13に重合されると共に、前記メインフィルタ
13とは独立して着脱可能に設けられている。
Description
【0001】
本考案は、フィルタ装置のコンパクト化を計ることができ、かつプレフィルタ のみの交換が可能なユニット型フィルタに関する。
【0002】
従来、フィルタ装置1としては、図4に示すように、フィルタ枠4内にひだ折 り加工されると共にさらにW状に折り加工されたメインフィルタ2を収納したメ インユニット型フィルタ3の上流側に、フィルタ枠5内に前記メインフィルタ2 よりも濾過効率の低い濾材で構成したプレフィルタ6を収納したプレユニット型 フィルタ7を配置したものがある。
【0003】 ところが、このフィルタ装置1にあっては、これら2つのプレユニット型フィ ルタ3とメインユニット型フィルタ7とを配置するために、フィルタ装置1内に 奥行き方向に渡る大きなスペースを確保する必要があった。又、プレユニット型 フィルタ3とメインユニット型フィルタ7とは交換時期が異なっていることから 、フィルタ装置1にはプレユニット型フィルタ3とメインユニット型フィルタ7 とを独立して交換できるように、プレユニット型フィルタ3とメインユニット型 フィルタ7の各々に取付構造を設ける必要があった。
【0004】 そこで、上記不具合を解消するため、本考案者は粗密構造を持つ2層構造フィ ルタを用いてユニット型フィルタを作製することにより、1つのユニット型フィ ルタにメインユニット型フィルタとプレユニット型フィルタの両方の機能をもた せることを検討した。
【0005】 ところが、この2層構造フィルタを用いたものは、2種類の密度の異なる層を 積層しており、積層した分だけフィルタの厚みは厚くなるため、小さなピッチで の折り加工が困難となり、結局、2層構造フィルタを使用したユニット型フィル タ自体のスケールは大きなものとなってしまった。
【0006】 又、このユニット型フィルタにあっては、メインフィルタとしての機能を持つ 密層側とプレフィルタとしての機能を持つ粗層側とで厚さ、密度が異なっている ので、これらを一体化した状態で折り加工したときには、表裏で折り方が異なっ てしまい、濾過効率に場所によるばらつきが出て、目詰まりし易い箇所ができた りする恐れがあった。
【0007】 更に、このユニット型フィルタにあっては、メインフィルタ密層とプレフィル タ粗層とを積層一体化するため、メインフィルタ密層のみ、あるいはプレフィル タ粗層のみの交換ができず、従って、使用寿命の短いプレフィルタ粗層の交換時 期に合わせてユニット型フィルタごと交換しなければならなかった。
【0008】 本考案は、このような事情に鑑みなされたものであり、1つのユニット型フィ ルタでプレフィルタとメインフィルタの両方の機能を備えていて、フィルタ装置 のコンパクト化を計ることができ、かつプレフィルタのみの交換が可能なユニッ ト型フィルタを提供することを目的とするものである。
【0009】
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案は、折り加工されたメインフィ ルタの上流側に、プレフィルタを配置したユニット型フィルタにおいて、前記プ レフィルタが、前記メインフィルタの折り形状に沿って折り加工されて前記メイ ンフィルタに重合されると共に、前記メインフィルタとは独立して着脱可能に設 けられていることを特徴とするユニット型フィルタをその要旨とした。
【0010】 請求項2記載の考案は、プレフィルタの縁部が樹脂で補強されていることを特 徴とするユニット型フィルタをその要旨とした。
【0011】 以下、本考案のユニット型フィルタを図面に従って更に詳しく説明する。図1 、図2及び図3に示すように、本考案のユニット型フィルタ11はフィルタ枠1 5内に固定したメインフィルタ12と、同じくフィルタ枠15内の前記メインフ ィルタ12の上流側に配置したプレフィルタ13とからなる。
【0012】 メインフィルタ12は不織布などからなる濾材をひだ折り加工(一次折り加工 )した後、更にW状に折り加工(二次折り加工)して濾材の表面積を増大させた ものである。尚、メインフィルタ12の折り形状は、要求されるフィルタ機能の 大きさや当該フィルタ装置の規模に応じて、二次折り加工することもあれば、一 次折り加工のみの場合もある。
【0013】 プレフィルタ13は、前記メインフィルタ12よりも濾過効率の低い濾材で構 成されたものであり、メインフィルタ12の上流側で粗い塵埃の捕集を行うよう になっている。プレフィルタ13は、前記メインフィルタ12と隙間なく重合で きるように、メインフィルタ12の折り形状に対応して折り加工されている。例 えばメインフィルタ12が図1及び図3に示すようにひだ折り加工され、且つW 状に折り加工されている場合には、プレフィルタ13の折り形状はW状となり、 メインフィルタ12がW状に折り加工のみされている場合も同じくW状となる。 また、メインフィルタ12がひだ折り加工のみされているのであれば、プレフィ ルタ13もひだ折り加工のみされた形状となる。尚、メインフィルタ12がひだ 折り加工され、且つW状に折り加工されている場合、プレフィルタ13の折り形 状は、メインフィルタ12に隙間なく重合できれば十分であるから、W状に折り 加工のみされていても、メインフィルタ12と同じくひだ折り加工され、且つW 状に折り加工されていてもいずれでもよい。
【0014】 又、プレフィルタ13は、それ自体自立性を有しており、メインフィルタ12 とは独立してプレフィルタ13のみの取り付け、取り外しができるようになって いる。図1及び図2に示すユニット型フィルタ11にあっては、フィルタ枠15 内に固定したメインフィルタ12の上流側とフィルタ枠15との間に形成された 隙間14内にプレフィルタ13を挿入したり、取り出したりできるようになって いる。
【0015】 尚、プレフィルタ13は、それ自体折り加工されていることから、構造的に自 立性が有り、当該ユニット型フィルタ11の使用時における風圧による変形など はある程度防止することができるが、着脱可能とするのに十分な自立性(保形性 )を得るためには、プレフィルタ13の一方面にプラスチックネットや金網など の補強材16を積層して、プレフィルタ13を補強したり、プレフィルタ13を 剛性の高い素材で作製したりすることが望ましい。又、プレフィルタ13の縁部 にプラスチック板を張り付けたり、縁部全体に樹脂を含浸させたりしてこれを補 強してもよく、これによりプレフィルタ13のユニット型フィルタ11への取り 付け、取り外しはよりスムーズとなる。尚、上記プラスチック板はホットメルト 樹脂などの接着剤によってプレフィルタに張り付けてもよいが、装飾性を高める ために塩ビレザーなどでプラスチック板を覆い、塩ビレザーをプレフィルタに縫 着することで、プラスチック板をプレフィルタに取り付けてもよい。
【0016】
実施例1 繊度2デニールのアクリル系繊維とポリクラール繊維からなるウェブをポリ塩 化ビニリデン系接着剤で結合した目付120g/m2 、厚さ1mmの不織布上に 、メルトブロー法により繊維径10μm以下のポリプロピレン繊維を積層して目 付40g/m2 の不織布を製造して、これら2つの不織布からなる濾材を作製し 、次いで、この濾材を図1に示すようにひだ折り加工し、かつW状に折り加工し てメインフィルタ12を得た。
【0017】 一方、繊度20デニールのナイロン繊維からなるウェブをポリ塩化ビニル系接 着剤で結合した目付70g/m2 、厚さ3mmの不織布に、太さ2mmの線状体 が縦横に15mm間隔で配されたポリエチレンネット16を熱圧着して貼り合わ せた濾材を前記メインフィルタ12の折り形状に合わせて折り加工し、プレフィ ルタ13を得た。
【0018】 前記メインフィルタ12をフィルタ枠15内に、フィルタ枠15との接触面で 接着して収納した後、予めメインフィルタ12の上流側とフィルタ枠15との間 に設けた隙間14に、プレフィルタ13を挿入してユニット型フィルタ11を得 た。
【0019】 実施例2 実施例1のプレフィルタ13の周囲縁部にホットメルト樹脂により幅10mm のアクリル樹脂板を貼着したこと以外は、実施例1と全く同様にしてユニット型 フィルタを得た。このユニット型フィルタのプレフィルタは実施例1のものに比 べて脱着がよりスムーズに行えた。
【0020】
上記構成を備えたことにより、請求項1記載のユニット型フィルタにあっては 、プレフィルタが、メインフィルタの折り形状に沿って折り加工されて前記メイ ンフィルタに重合されると共に、前記メインフィルタとは独立して着脱可能に設 けられているので、1つのユニット型フィルタでプレフィルタとメインフィルタ の両方の機能を持たせることができ、当該ユニット型フィルタを取り付けるフィ ルタ装置の奥行き寸法を小さくすることができる。又、プレフィルタのみの交換 が可能であることから、メインフィルタを使用寿命まで使用することができる。
【0021】 請求項2記載のユニット型フィルタにあっては、プレフィルタの縁部が樹脂で 補強されているので、プレフィルタのユニット型フィルタへの取り付け、取り外 しをよりスムーズとすることができる。
【図1】本考案のユニット型フィルタを示した拡大平面
図。
図。
【図2】同じく拡大正面図。
【図3】メインフィルタの上流側とフィルタ枠との隙間
内にプレフィルタを挿入しようとする状態を示す組立斜
視図。
内にプレフィルタを挿入しようとする状態を示す組立斜
視図。
【図4】従来のユニット型フィルタを取り付けたフィル
タ装置を示した拡大平面図。
タ装置を示した拡大平面図。
12・・・メインフィルタ 13・・・プレフィルタ 14・・・隙間 15・・・フィルタ枠 16・・・補強材
Claims (2)
- 【請求項1】 折り加工されたメインフィルタの上流側
に、プレフィルタを配置したユニット型フィルタにおい
て、 前記プレフィルタが、前記メインフィルタの折り形状に
沿って折り加工されて前記メインフィルタに重合される
と共に、前記メインフィルタとは独立して着脱可能に設
けられていることを特徴とするユニット型フィルタ。 - 【請求項2】 前記プレフィルタの縁部が樹脂で補強さ
れていることを特徴とする請求項1記載のユニット型フ
ィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993009065U JP2598331Y2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | ユニット型フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993009065U JP2598331Y2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | ユニット型フィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0670818U true JPH0670818U (ja) | 1994-10-04 |
JP2598331Y2 JP2598331Y2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=18528837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993009065U Expired - Fee Related JP2598331Y2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | ユニット型フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598331Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2003043717A1 (ja) * | 2001-11-21 | 2005-03-10 | 三菱重工業株式会社 | 集塵フィルタ及び集塵装置及びガスタービンの吸気装置 |
JP2012076015A (ja) * | 2010-10-01 | 2012-04-19 | Iris Ohyama Inc | 空気清浄機用フィルタ |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP1993009065U patent/JP2598331Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2003043717A1 (ja) * | 2001-11-21 | 2005-03-10 | 三菱重工業株式会社 | 集塵フィルタ及び集塵装置及びガスタービンの吸気装置 |
JP2012076015A (ja) * | 2010-10-01 | 2012-04-19 | Iris Ohyama Inc | 空気清浄機用フィルタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2598331Y2 (ja) | 1999-08-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4486562B2 (ja) | 内燃機関エアクリーナ用濾材およびエアクリーナエレメント | |
RU2524901C2 (ru) | Фильтрованный мешок пылесоса | |
CA2464034A1 (en) | Plate filtration module | |
JP3301227B2 (ja) | フィルタの製造方法 | |
JP3777120B2 (ja) | 再使用可能なフィルターユニット | |
JPH0445813A (ja) | フィルターユニット | |
JP3715396B2 (ja) | フィルター用不織布 | |
JPH0670818U (ja) | ユニット型フィルタ | |
JP2006187710A (ja) | 燃料用フィルタ材および燃料用フィルタ | |
JP2011206724A (ja) | フィルタエレメント | |
CN206229102U (zh) | 空气净化用高效率滚筒型前置过滤器系统 | |
JPS63278517A (ja) | フイルタ− | |
JPH05192520A (ja) | 捕集効率の高い濾過布及びその製造方法 | |
JPH09173752A (ja) | 空気清浄機 | |
JP4098854B2 (ja) | 濾過材交換型フィルタ | |
WO2007046919A3 (en) | Synthetic fiber pleatable filtration material and filter | |
JP3295132B2 (ja) | 集塵用濾材 | |
JP2004290913A (ja) | フィルタユニットおよびユニット交換型フィルタ装置 | |
JPH0624713U (ja) | エアーフィルター | |
JP3430612B2 (ja) | エアフィルター | |
JP6143503B2 (ja) | フィルタエレメント及びその製造方法 | |
JPH059056Y2 (ja) | ||
JP3165979B2 (ja) | 電気掃除機用の使い捨て紙袋フィルター | |
JPH0634719U (ja) | フィルタ | |
JPH0120975Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |