JPH0670605A - 刈取収穫機の操向制御用の茎稈位置検出装置 - Google Patents

刈取収穫機の操向制御用の茎稈位置検出装置

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JPH0670605A
JPH0670605A JP22813292A JP22813292A JPH0670605A JP H0670605 A JPH0670605 A JP H0670605A JP 22813292 A JP22813292 A JP 22813292A JP 22813292 A JP22813292 A JP 22813292A JP H0670605 A JPH0670605 A JP H0670605A
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JP
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machine body
culm
sensor
state
tip
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Application number
JP22813292A
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English (en)
Inventor
Muneyuki Kawase
宗之 河瀬
Takao Mizoguchi
隆雄 溝口
Toshio Tominaga
俊夫 冨永
Yoshiaki Takeuchi
由明 竹内
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機体が未刈側に傾いて横ズレした場合のズレ
を確実に検出する。 【構成】 機体前部の刈取処理部3の先端部に設けられ
た複数個の分草具4A,4B,4C,4Dのうちの特定
のものの後方側に、各分草具の間に導入される茎稈の機
体横幅方向での位置を検出する左右一対のセンサーバー
10の夫々が、先端の枢支部を特定の分草具4Bにおけ
る先端部を通る機体前後方向に沿う仮想延長線よりも未
刈側に位置させた状態で、先端部を特定の分草具4Bの
後方側箇所に枢支し且つ機体前方側に復帰付勢された状
態で設けられている。そして、各センサーバー10の揺
動角度を検出する検出手段R1,R2の検出情報に基づ
いて設定適正状態からの横ズレを判別する判別手段10
0が、一対のセンサーバー10のうちの未刈側のものの
後方側への揺動角度が既刈側のものの後方側への揺動角
度より大きい状態を設定適正状態として横ズレを判別す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体の前部に付設され
た刈取処理部の先端部に、複数個の分草具が機体横幅方
向に間隔を隔てる状態で設けられ、前記複数個の分草具
のうちの特定のものの後方側位置に、前記各分草具の間
に導入される茎稈の機体横幅方向での位置を検出する左
右一対のセンサーバーの夫々が、前後揺動できるように
先端部を前記特定の分草具の後方側箇所に枢支し、且
つ、機体前方側に復帰付勢された状態で設けられ、前記
各センサーバーの揺動角度を検出する検出手段の検出情
報に基づいて設定適正状態からの横ズレを判別する判別
手段が設けられた刈取収穫機の操向制御用の茎稈位置検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記刈取収穫機の操向制御用の茎稈位置
検出装置は、例えば、刈取収穫機としてのコンバインに
よって圃場に列状に植立された茎稈を、機体先端部に設
けた複数個の分草具の間に形成される経路に導入して刈
り取る際において、茎稈の刈り残しを発生したり、ある
いは、分草具で茎稈を踏み倒したりすることを防止すべ
く、各分草具が茎稈に対して適正な距離離れた状態で機
体が茎稈列に沿って走行するように操向制御するための
制御情報を得るのに使用される。そのために、前記複数
個の分草具のうちの特定のものの後方側位置に、前後揺
動できるように先端部をその分草具の後方側箇所に枢支
し、且つ、機体前方側に復帰付勢された左右一対のセン
サーバーを設け、この一対のセンサーバーの機体後方側
への揺動角度を検出することによって、前記茎稈列に対
する機体の設定適正状態からの機体横幅方向での位置つ
まり横ズレを検出していた。
【0003】そして、従来は、図6(イ)に示すよう
に、前記左右一対のセンサーバーの先端の枢支部10a
が、前記特定の分草具における先端部を通る機体前後方
向に沿う仮想延長線X−X上に位置しており、又、前記
設定適正状態は、前記特定の分草具の左右の経路内の茎
稈が夫々その分草具に対して同じ横間隔を維持しながら
各センサーバーに接当している状態に設定されているの
で、前記設定適正状態では、左右一対のセンサーバーの
夫々の揺動角度は同一角度a0になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来手段
では、例えば、図6(ロ)に示すように、機体が未刈り
側(図で左側)に傾いた状態で未刈り側に横ズレするよ
うな操向位置になったときには、左右一対のセンサーバ
ーのうちの既刈り側(右側)のセンサーバーは茎稈列に
接当して角度a1で揺動しているが、未刈り側(左側)
のセンサーバーは茎稈列に接当しなくなって、機体が未
刈り側に横ズレしていることを有効に検出することがで
きない。そのため、機体が限界以上に横ズレして未刈り
側に突っ込む結果、例えば、茎稈の刈り残し等の不具合
を発生させるおそれがあった。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、機体が未刈り側に傾いた状態で
未刈り側に横ズレする場合において、その未刈り側への
横ズレを確実に検出できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による刈取収穫機
の操向制御用の茎稈位置検出装置の特徴構成は、前記一
対のセンサーバーの夫々が、その先端の枢支部を前記特
定の分草具における先端部を通る機体前後方向に沿う仮
想延長線よりも未刈側に位置させる状態で設けられ、前
記判別手段が、前記一対のセンサーバーのうちの未刈側
のものの後方側への揺動角度が既刈側のものの後方側へ
の揺動角度より大きい状態を前記設定適正状態として、
前記横ズレを判別するように構成されている点にある。
【0007】
【作用】本発明の特徴構成によれば、図5(イ)に示す
ように、左右一対のセンサーバーの先端の枢支部10a
が、前記特定の分草具における先端部を通る機体前後方
向に沿う仮想延長線X−Xよりも未刈側に位置し、且
つ、一対のセンサーバーのうちの未刈側(図で左側)の
ものの後方側への揺動角度b1が既刈側(図で右側)の
ものの後方側への揺動角度b0より大きい状態を前記設
定適正状態としているので、例えば、図5(ロ)に示す
ように、機体が未刈り側に傾いた状態で未刈り側に横ズ
レするような操向位置になったときでも、左右一対のセ
ンサーバーのうちの既刈り側(右側)のセンサーバーが
茎稈列に接当して角度b2で揺動すると共に、未刈り側
(左側)のセンサーバーも茎稈列に接当して角度b3で
揺動しており、これによって、機体が未刈り側に横ズレ
していることを確実に検出することができる。
【0008】
【発明の効果】従って、本発明の特徴構成によれば、機
体が未刈り側に傾いた状態で未刈り側に横ズレする場合
において、その未刈り側への横ズレを確実に検出して機
体の未刈り側への限界以上の突っ込みを回避させ、もっ
て、例えば刈り残し等の不具合を発生させるおそれのな
い刈取収穫機の操向制御用の茎稈位置検出装置を得るこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を、刈取収穫機として
のコンバインに適用した例について図面に基づいて説明
する。
【0010】図4に示すように、コンバインには、左右
一対のクローラ走行装置1を備えた機体Vに脱穀装置2
が搭載され、前記機体Vの前部に刈取処理部3が昇降自
在に付設されている。
【0011】図2及び図4に示すように、前記刈取処理
部3の先端部に、複数個の分草具4A,4B,4C,4
Dが機体横幅方向に間隔を隔てる状態で設けられ、それ
ら各分草具4A,4B,4C,4Dの間に、複数の茎稈
導入経路L1,L2,L3が形成されている。そして、
これら茎稈導入経路L1,L2,L3夫々に導入された
茎稈を引き起こす引き起こし装置5と、引き起こされた
茎稈の株元を切断するバリカン型の刈り刃6と、刈取茎
稈を機体後方側に係止搬送する搬送装置7とが、その順
序で前記複数個の分草具4A,4B,4C,4Dの後方
側に順次並ぶ状態で設けられている。但し、前記複数の
茎稈導入経路L1,L2,L3のうちの最も既刈り側に
位置する経路L3については、同時に二列分の茎稈を導
入できるように、その少なくとも先端部の横幅が他の未
刈り側に位置する経路L1,L2の横幅よりも大に形成
されている。尚、前記刈り刃6の搬送方向下手側位置に
は、刈取茎稈の株元に接当して刈取作業中であるか否か
を検出するための株元センサーS0が設置され、又、前
記搬送装置7で搬送される刈取茎稈を前記脱穀装置2に
搬送するためのフィードチェーン8が設けられている。
【0012】前記複数個の分草具4A,4B,4C,4
Dのうちの特定の分草具4Bの後方側位置に、前記各分
草具4A,4B,4C,4Dの間に導入される茎稈の機
体横幅方向での位置を検出する左右一対のセンサーバー
10の夫々が、前後揺動できるように先端部を前記特定
の分草具4Bの後方側箇所の支持フレーム9に枢支し、
且つ、機体前方側に復帰付勢された状態で設けられてい
る。そして、図3にも示すように、前記一対のセンサー
バー10の夫々が、その先端の枢支部10aを前記特定
の分草具4Bにおける先端部を通る機体前後方向に沿う
仮想延長線X−Xよりも未刈側(図において左側)に位
置させる状態で設けられている。又、最も既刈り側の分
草具4Dの後方側箇所には、先端部をその分草具4Dの
後方側箇所の支持フレーム9に枢支し、且つ、機体前方
側に復帰付勢された状態のセンサーバー10が設けられ
ている。尚、前記特定の分草具4Bの後方側の一対のセ
ンサーバー10及び最も既刈り側の分草具4Dの後方側
のセンサーバー10の夫々は、後述のポテンショメータ
R1,R2等と共に複数個の操向制御用センサーS1,
S2,S3の夫々を構成する。
【0013】前記特定の分草具4Bの後方側の一対の操
向制御用センサーS1,S2の構成について説明すれ
ば、図3に示すように、機体前方側に復帰付勢された前
記センサーバー10と、そのセンサーバー10の機体後
方側への揺動角度を検出する検出手段としてのポテンシ
ョメータR1,R2とを備えている。ところで、茎稈は
機体進行方向に沿って断続する状態で植え付けられてい
ることから、前記センサーバー10の長さが短いと茎稈
に対して断続して接当することになり、前記ポテンショ
メータR1,R2からは断続的に変化する信号が出力さ
れて、茎稈位置に対応した信号が連続的に得られない不
利がある。そこで、前記センサーバー10の長さを、機
体進行方向に並ぶ茎稈の複数個が同時に接当する状態を
維持できるように、茎稈の植え付け間隔(約30cm)
よりも長くしてある。尚、最既刈り側の分草具4Dの後
方側の操向制御用センサーS3については、そのセンサ
ーバー10の先端の枢支部がその分草具4Dにおける先
端部を通る機体前後方向に沿う仮想延長線上に位置して
いることを除いて、上記一対の操向制御用センサーS
1,S2の1個と略同一構成である。つまり、機体Vの
走行に伴って、前記分草具4A,4B,4C,4Dの間
に導入される茎稈の株元が前記センサーバー10に接当
し、センサーバー10がその枢支点からの茎稈位置即ち
茎稈接当位置に応じた揺動角度で機体後方側に揺動す
る。そして、ポテンショメータRは、上記揺動角度を検
出して、機体進行方向に並ぶ茎稈に対する各センサーの
枢支点からの横方向間隔が小になるほど大となる信号を
出力するようになっている。
【0014】次に、コンバインの制御構成について説明
すれば、図1に示すように、エンジンEの出力が油圧式
の無段変速装置11にベルト伝動され、その無段変速装
置11の出力はミッションケース12を介したあと前記
クローラ走行装置1を駆動するようになっている。前記
ミッションケース12には前記クローラ走行装置1に対
する駆動力の伝達を左右で各別に入り切り操作する操向
用クラッチ13L,13Rが設けられ、駆動力を切り操
作したクローラ走行装置1の側を旋回中心として旋回操
作するように構成されている。図中、S4は前記ミッシ
ョンケース12への入力回転数に基づいて走行距離や走
行速度を検出するための回転数センサー、S5は前記エ
ンジンEの回転数を検出するエンジン回転数センサー、
14L,14Rは前記操向用クラッチ13L,13Rを
入り切り操作するための操向用油圧シリンダ、15は前
記操向用油圧シリンダ14L,14Rに対する作動油の
供給を制御する電磁操作式の操向用制御弁である。尚、
図示しないが、前記無段変速装置11の出力は刈取クラ
ッチ等を介して前記刈取処理部3に伝動されるととも
に、前記脱穀装置2にも伝動されている。
【0015】マイクロコンピュータ利用の制御装置16
が設けられ、この制御装置16には、前記株元センサー
S0、前記操向制御用センサーS1,S2,S3、前記
回転数センサーS4、及び前記エンジン回転数センサー
S5からの信号が入力されている。又、前記制御装置1
6からは、前記操向用制御弁15に対する駆動信号が出
力されている。尚、図示しないが、手動運転時に車速を
変速するための手動変速レバーと、前記操向用クラッチ
13L,13Rを手動で入り切り操作するための操向レ
バーとが、操縦席17(図4参照)の位置に設置されて
いる。
【0016】又、前記制御装置16からは、前記無段変
速装置11に対してそれを操作するアクチュエータ(図
示しない)を介して変速操作するための駆動信号が出力
されている。そして、前記エンジンEに対する負荷が増
大するとその回転数が低下することから前記回転数セン
サーS5がエンジン負荷検出手段として機能するので、
前記制御装置16は、自動運転時には、前記回転数セン
サーS5の検出情報に基づいてエンジン負荷が適正範囲
に維持されるように車速を自動制御するように構成され
ている。つまり、エンジン回転数が適正回転数よりも低
下したら減速する一方、エンジン回転数が適正回転数よ
り増加したら増速するのである。又、前記制御装置16
は、自動運転時には、前記操向制御用センサーS1,S
2,S3の検出情報に基づいて操向位置が適正状態にな
るように自動操向制御するように構成されている。
【0017】ところで、一般的に、茎稈はその植え付け
方向に向かって条列を形成するように植え付けられてい
ることから、その刈取形式には、前記各分草具4A,4
B,4C,4Dの間に各一条分の茎稈列が導入されるよ
うに走行する条刈り形式(図5参照)と、前記茎稈の条
列に交差する方向に走行する横刈り形式と、最も既刈り
側の分草具4Dとそれよりも一つ未刈り側の分草具4C
との間に二条分の茎稈列を導入する状態で刈り取る中割
り形式とがある。そして、上記条刈り形式において機体
Vの操向制御を適正に行うべく、前記制御装置16を利
用して、前記特定の分草具4Bの後方側の一対の操向制
御用センサーS1,S2における前記ポテンショメータ
R1,R2の検出情報に基づいて、設定適正状態からの
横ズレを判別する判別手段100が設けられている。
【0018】又、前記判別手段100は、前記一対のセ
ンサーバー10のうちの未刈側(図3で左側)のものの
後方側への揺動角度が既刈側(図3で右側)のものの後
方側への揺動角度より大きい状態を前記設定適正状態と
して、前記横ズレを判別するように構成されている。即
ち、前記設定適正状態は、上記分草具4Bの左右両側の
経路L1,L2に導入される茎稈がその分草具4Bに対
して同一の横方向間隔を維持して前記一対のセンサーバ
ー10に接当する状態として設定されるが、前述のよう
に、前記一対のセンサーバー10の枢支部10aが上記
分草具4Bの先端部を通る機体前後方向に沿う仮想延長
線X−Xよりも未刈側(図において左側)に位置してい
ることから、前記設定適正状態では、未刈側のセンサー
バー10の後方側への揺動角度b1が既刈側のセンサー
バー10の後方側への揺動角度b0より大きい状態にな
る(図5(イ)参照)。そして、前記未刈側のセンサー
バー10の後方側への揺動角度が設定適正状態のときの
角度よりも大きくなった場合は、機体Vが未刈側に横ズ
レしている判断され、一方、図5(ロ)に示すように、
前記既刈側のセンサーバー10の後方側への揺動角度b
3が設定適正状態のときの角度b1よりも大きくなった
場合は、機体Vが既刈側に横ズレしていると判断され
る。
【0019】尚、前記横刈り形式では、茎稈の条列に交
差する方向に走行することから、基本的には、刈り残し
の防止を主体として、最既刈り側の分草具4Dの機体横
幅方向での位置が、既刈り部分と未刈り部分との境界に
位置する最既刈り側の未刈り茎稈列に対して適正位置の
範囲内に維持されるように、前記最既刈り側の操向制御
用センサーS3の情報に基づいて操向制御される。又、
前記中割り形式では、最既刈り側の分草具4Dとそれよ
りも一つ未刈り側の分草具4Cとの間に二条分の茎稈列
が導入されることから、基本的には、前記一対の操向制
御用センサーS1,S2のうちの既刈り側に位置する操
向制御用センサーS2の情報と前記最既刈り側の操向制
御用センサーS3の情報とに基づいて操向制御される。
【0020】次に、図7〜図8に示すフローチャートに
基づいて、前記制御装置16の動作について説明すれ
ば、前記株元センサーS0がOFF状態からON状態に
変化して刈取作業の開始が確認されると、手動運転か自
動運転を図示しない自動切換えスイッチの入力状態から
調べる。そして、通常、運転初期は手動運転が選択され
ているので、この場合にはフローの始めに戻る。尚、手
動運転では、運転者は、手動操作で変速及び操向操作が
行い、茎稈位置に対して機体操向位置が適正になった時
点で自動運転に切り換える。そして、自動運転が確認さ
れると、前記車速制御並びに前記操向制御が実行され
る。前記操向制御について、条刈り形式の場合を説明す
れば、図8に示すように、前記一対の操向制御用センサ
ーS1,S2の検出値から前記設定適正状態に対する機
体Vの横ズレを調べ、横ズレの方向が未刈り側であれば
機体Vを右旋回させ、横ズレの方向が既刈り側であれ
ば、機体Vを左旋回させる。
【0021】〔別実施例〕上記実施例では、左右一対の
センサーバー10を設置する特定の分草具4Bを、機体
横幅方向に並置された4個の分草具4A,4B,4C,
4Dのうちの最未刈り側よりも2個目の分草具4Bにし
たが、最未刈り側よりも3個目の分草具4Cでもよい。
【0022】又、上記実施例では、センサーバー10の
揺動角度を検出する検出手段R1,R2を角度検出用の
ポテンショメータによって構成したが、これ以外に、例
えば、上記センサーバー10の揺動動作をギア機構等に
よって直線運動に変換してからリニア式のポテンショメ
ータ等によって検出するように構成してもよい。
【0023】又、上記実施例では、複数個の分草具4
A,4B,4C,4Dを4個とし、各分草具の間に3個
の茎稈導入経路L1,L2,L3を構成し、更に最も既
刈り側に位置する経路L3の横幅を、他の未刈り側に位
置する経路L1,L2よりも広く構成したが、この分草
具及び経路の個数や幅等の具体構成は上記実施例のもの
に限らず適宜変更できる。
【0024】次に、前記左右一対のセンサーバー10の
揺動動作の限界位置を規制するための構成を追加した別
実施例を、図9によって説明する。即ち、(イ)に示す
ように、一対のセンサーバー10のうちの既刈側(右
側)のセンサーバー10の揺動方向の下手側に柔らかい
弾性体からなるストッパー部材18aが設けられるとと
もに、未刈側(左側)のセンサーバー10の揺動方向の
下手側に硬い弾性体からなるストッパー部材18bが設
けられている。これにより、例えば多量の茎稈が通過す
る等してセンサーバー10が大きく揺動する場合であっ
ても、(ロ)に示すように、センサーバー10が前記弾
性体18a,18bに接当した位置でその揺動角度が規
制されて茎稈の株元ガイドの役目を果たし、搬送方向の
下手側に位置する前記搬送装置7への茎稈の受け渡しが
スムーズに行われる効果が生じる。
【0025】又、上記実施例では、本発明をコンバイン
に適用したものを例示したが、これ以外の自動あるいは
手動走行式の各種刈取収穫機に適用することができる。
【0026】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御構成のブロック図
【図2】コンバインの前部概略平面図
【図3】センサーバー及びその揺動角度の検出手段の概
略平面図
【図4】コンバインの概略側面図
【図5】設定適正状態からの横ズレを判別する手段の説
明図
【図6】従来例における設定適正状態からの横ズレを判
別する手段の説明図
【図7】制御作動のフローチャート
【図8】制御作動のフローチャート
【図9】別実施例のセンサーバーの揺動動作規制手段を
示す平面図
【符号の説明】
V 機体 3 刈取処理部 4A 分草具 4B 分草具 4C 分草具 4D 分草具 10 センサーバー R1,R2 検出手段 100 判別手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 由明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体(V)の前部に付設された刈取処理
    部(3)の先端部に、複数個の分草具(4A,4B,4
    C,4D)が機体横幅方向に間隔を隔てる状態で設けら
    れ、前記複数個の分草具(4A,4B,4C,4D)の
    うちの特定のものの後方側位置に、前記各分草具(4
    A,4B,4C,4D)の間に導入される茎稈の機体横
    幅方向での位置を検出する左右一対のセンサーバー(1
    0)の夫々が、前後揺動できるように先端部を前記特定
    の分草具(4B)の後方側箇所に枢支し、且つ、機体前
    方側に復帰付勢された状態で設けられ、前記各センサー
    バー(10)の揺動角度を検出する検出手段(R1,R
    2)の検出情報に基づいて設定適正状態からの横ズレを
    判別する判別手段(100)が設けられた刈取収穫機の
    操向制御用の茎稈位置検出装置であって、 前記一対のセンサーバー(10)の夫々が、その先端の
    枢支部を前記特定の分草具(4B)における先端部を通
    る機体前後方向に沿う仮想延長線よりも未刈側に位置さ
    せる状態で設けられ、 前記判別手段(100)が、前記一対のセンサーバー
    (10)のうちの未刈側のものの後方側への揺動角度が
    既刈側のものの後方側への揺動角度より大きい状態を前
    記設定適正状態として、前記横ズレを判別するように構
    成されている刈取収穫機の操向制御用の茎稈位置検出装
    置。
JP22813292A 1992-08-27 1992-08-27 刈取収穫機の操向制御用の茎稈位置検出装置 Pending JPH0670605A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113348862A (zh) * 2021-06-30 2021-09-07 江苏大学 一种叶菜有序收获自动对行装置及方法和收获机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113348862A (zh) * 2021-06-30 2021-09-07 江苏大学 一种叶菜有序收获自动对行装置及方法和收获机

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