JPH067036U - タイヤ圧警報装置用圧力スイッチ - Google Patents

タイヤ圧警報装置用圧力スイッチ

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JPH067036U
JPH067036U JP5171992U JP5171992U JPH067036U JP H067036 U JPH067036 U JP H067036U JP 5171992 U JP5171992 U JP 5171992U JP 5171992 U JP5171992 U JP 5171992U JP H067036 U JPH067036 U JP H067036U
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JP
Japan
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pressure
contact
bellows
contact screw
point
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Pending
Application number
JP5171992U
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English (en)
Inventor
偉夫 山田
誠志 常富
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Pacific Industrial Co Ltd
Original Assignee
Pacific Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、圧力検出体であるベローズとコン
タクトスクリュ間に永久磁石を設け、この永久磁石によ
り吸引力を働かせることによって、接点接触直後の接触
圧を急増させるようにした圧力スイッチの提供を目的と
する。 【構成】 本考案のタイヤ圧警報装置用圧力スイッチ
は、コンタクトスクリュ4を設けたカップ状のベローズ
ケース2と、ターミナル5とストッパー6を有する金属
製支持ベース8と、該支持ベース8一体的に設けられた
金属製ベローズ9と、絶縁パッキン11と、ハウジング
12とからなる圧力スイッチにおいて、前記金属製ベロ
ーズ9下面に、強磁性で、かつ電気良導体で加工され表
面には金メッキを施したポイント10Aをコンタクトス
クリュ4と対抗するように固着させ、前記コンタクトス
クリュ4のポイント10Aと対抗する側の外周又は内側
に永久磁石20をはめ込み固着したことを特徴とするも
のである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、タイヤ空気圧警報装置に使用される圧力スイッチの改良に関する ものである。 くわしくは、ベローズとかダイヤフラムなどの圧力変化により軸方向に変位する 要素を圧力検出体として用い、この変位を利用して電気接点を開閉する構造の圧 力スイッチについて、開閉時の作動力に段差を持たせて電気接点の接触または乖 離状態を明確にし、スイッチの接触抵抗変化に不安定な状態(接点が接している のかどうか不明に近い状態)が出現しないようにすることを目的としたものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来、タイヤ空気圧警報装置に使われている警報発信機(図示せず)のON・ OFF動作を制御させる圧力検出スイッチ1は、図2に示すように、側部にタイ ヤ内圧を導くための導通孔3を有し、下部には接点位置を調整するための、頂部 に金メッキが施されているコンタクトスクリュ4が設られたカップ状のベローズ ケース2と、軸の上方と下方にそれぞれターミナル5とストッパー6を設けると 共に中間部分にフランジ7を設けたコマ状の金属製支持ベース8と、前記下方の ストッパー6を包み込むように支持ベースのフランジ7下面に一体的に設けられ た金属製ベローズ9と、前記金属製ベローズ9の下面に一体的に固着され前記コ ンタクトスクリュ4との接点を形成する金メッキが施されたポイント10と、前 記支持ベース8のフランジ7部の上面および外周面を覆うごとく形成した絶縁パ ッキン11と、該絶縁パッキン11の上方に載置され、前記金属製支持ベース8 上方のターミナル5を包み込むように形成されたハウジング12とで構成されて いる。 なお、13はグロメット、14はホイールリム、15は平座金、16はナットで ある。
【0003】 次に、上記した従来の圧力スイッチの動作およびその作用を説明する。 図2は、タイヤ空気圧が規定値以下になった時の圧力スイッチ1の状態を示すも ので、この状態の圧力スイッチ1においては、タイヤ空気圧に抗して金属製ベロ ーズ9が下方に伸び、金属製ベローズ9の下端部に一体的に設けられたポイント 10とコンタクトスクリュ4が電気的に接続されるため、電流はポイント10→ 金属製ベローズ9→金属製支持ベースのフランジ7→上方のターミナル5と流れ 、図示していない警報発信機が作動するようになっている。 反対に、タイヤ空気圧が規定値に達すると、タイヤ空気圧によって金属製ベロー ズ9が上方に縮み、金属製ベローズ9の下端部に一体的に設けられたポイント1 0とコンタクトスクリュ4の接点が離れるようになっている。 なお、図中符号6で示すストッパーは、前記金属製ベローズが過度に縮むのを防 止するためのものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この圧力スイッチ1は、常に多湿で汚れた空気にさらされるタイヤ内に収納さ れるため、ポイント10とコンタクトスクリュ4に金メッキが施されているとい えども、ポイント10やコンタクトスクリュ4表面の汚れを避けることは不可能 である。そのような汚れが表面に形成されると接触電気抵抗が大きくなり、特に 微小接点圧の時にスイッチが開状態(OFF)から閉状態(ON)になったのか どうか判別しがたい状態が発生することになる。ここで、前記前記の微小接点圧 時とは、タイヤ圧力が減少し、ベローズ9が伸びてきてポイント10がコンタク トスクリュ4に接触し始めた瞬間(接点圧はほとんどゼロに近い)から、さらに タイヤ圧力が減少して、その減少分に相当する力が接点圧として十分になるまで を指している。
【0005】 すなわち、従来の圧力スイッチにおける不具合の原因は、接点間の接触力を与 えるベローズ9のバネ特性(ベローズの圧縮量と変位の関係)が直線的、すなわ ちバネ定数k(gr/mm)が一定であることに起因している。 つまり、バネ定数が一定のためタイヤ圧が減少して、接点間が接触した時点から のベローズ反力=接触力の変化は、図3の点線で示すように、タイヤ圧の減少分 に比例した直線的な増加となる。したがって、接点接触した部分を拡大してみた 場合、接触力0grからの漸増特性となるわけである。
【0006】 このような状態を解決するための一手段として、いわゆるスナップアクション 的なスイッチ構造にすることも考えられるが、構造が複雑となり、タイヤ内に納 める形態としては実用的でない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、微小接点圧の状態が発生する範囲を狭め、タイヤ圧が所定の圧力ま で減少した時点でスイッチがOFからONに明確に切り替わるように、圧力検出 体であるベローズとコンタクトスクリュ間に永久磁石を設け、この永久磁石によ り吸引力を働かせることによって、接点接触直後の接触圧を急増させるようにし た圧力スイッチの提供を目的とするものである。
【0008】 すなわち、本考案のタイヤ圧警報装置用圧力スイッチは、下部にコンタクトス クリュ4を設けたカップ状のベローズケース2と、軸の上方と下方にそれぞれタ ーミナル5とストッパー6を設けると共に中間部分にフランジ7を設けたコマ状 の金属製支持ベース8と、前記下方のストッパー6を包み込むように支持ベース 8のフランジ7部下面に一体的に設けられた金属製ベローズ9と、絶縁パッキン 11を介して前記金属製支持ベース8の上方のターミナル5を包み込むように形 成されたハウジング12とからなる圧力スイッチにおいて、 前記金属製ベローズ9下面に、強磁性で、かつ電気良導体で加工され表面には 金メッキを施したポイント10Aをコンタクトスクリュ4と対抗するように固着 させ、前記コンタクトスクリュ4のポイント10Aと対抗する側の外周又は内側 に永久磁石20をはめ込み固着し、金属製ベローズ9とコンタクトスクリュ4の 間に磁気吸引力が働くようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】 以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説明する。なお、図1に示す圧力ス イッチの基本構造並びにその作動は、従来品とほぼ同じであるため、重複する点 については詳細な説明を省略する。 本考案のポイント10Aは、強磁性体で、かつ電気抵抗の低い金属材料、例え ば鉄で加工された表面を金メッキしたもので構成され、該ポイント10Aは、前 記金属製ベローズ9の下面に一体的に固着されている。 一方、永久磁石20は、中空状で軸心方向にN、Sと着滋されており、該永久磁 石20は、前記ポイント10Aと対抗する側のコンタクトスクリュ4に固定され ている。 なお、本実施例では、コンタクトスクリュ4とポイント10Aが接触した時、永 久磁石20とポイント10A間には微小なスキマδを設けている。
【0010】
【考案の作用】
図3に示される実線は、本考案の圧力スイッチにおいて、タイヤ圧の変化に対 応した接点接触力の変化を示したものである。タイヤ圧が正規の状態から徐々に 減圧してベローズが伸び、強磁性体のポイント10Aと永久磁石20間が縮まっ てくると、両者の間に吸引力が働くようになり、点線で示す従来品に比べ吸引力 が働く分だけ、同一のタイヤ圧力減少分に対するベローズの伸び量は多くなる。 すなわち、ベローズとしての見掛けのバネ定数は、永久磁石吸引力が働き出す点 からは小さくなってくる。
【0011】 又、このポイント10Aと永久磁石20の距離が極小に近づくにつれ、吸引力 は距離の自乗に反比例して増すため、加速度的にポイント10A、コンタクトス クリュ4間の距離が縮まり、設定されたタイヤ圧に至って接点が接触する。 その後、従来品に比べわずかな減圧で接触力は磁石吸引力に達する。なお、永久 磁石20とポイント4間のすきまδは、永久磁石に衝撃的な力が加わらないため の一手段であり、とくに本考案の要件ではない。
【0012】
【他の実施例】 前述の実施例では、ポイント10Aを強磁性体かつ電気良導体に金メッキを施 し、対抗するコンタクトスクリュ4の外周に永久磁石20をはめ込んだ例で示し たが、図4に示すように、コンタクトスクリュ4内に棒状永久磁石20を埋め込 む例、あるいは図4中のコンタクトスクリュ4も鉄のような強磁性体かつ電気良 導体で製作し、金メッキをした上で磁石を埋め込み、磁石20、コンタクトスク リュ4、ポイント10Aで閉磁気回路を構成して、磁気吸引力を増すことができ る。
【考案の効果】
以上のように、本考案の圧力スイッチは、タイヤ圧が警報発生圧近くまで下が ってきたところから接点間に磁気吸引力が働く構成のため、接点接触後すみやか に接点力が上昇し、接点面に付着した汚れ、被膜の影響を打ち消すことができる 。すなわち、圧力スイッチが開(OFF)から閉(ON)に移った状態を明確に 示すことができる。 また、いったん閉じたあと、警報圧付近でタイヤ圧が脈動した時には、磁気吸引 力のヒステリシスがあるため、減圧時に閉(ON)したタイヤ圧よりある程度高 い圧力にならないと開(ON)しない。すなわち、チャタリング防止という効果 もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の圧力スイッチを示す縦断側面図。
【図2】 従来の圧力スイッチを示す縦断側面図。
【図3】 タイヤ内圧力と接点接触力の関係をあらわす
グラフ。
【図4】 本考案の他の実施例を示す部分縦断側面図。
【符号の説明】
1 圧力検出スイッチ、 2 カップ状のベローズケー
ス、 3 導通孔、4 コンタクトスクリュ、 5 上
方のターミナル、 6 ストッパー、7 フランジ、
8 金属製支持ベース、 9 金属製ベロー
ズ、10 ポイント、 10A ポイント、
11 絶縁パッキン、12 ハウジング、 20
永久磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部にコンタクトスクリュ4を設けたカ
    ップ状のベローズケース2と、軸の上方と下方にそれぞ
    れターミナル5とストッパー6を設けると共に中間部分
    にフランジ7を設けたコマ状の金属製支持ベース8と、
    前記下方のストッパー6を包み込むように支持ベース8
    のフランジ7部下面に一体的に設けられた金属製ベロー
    ズ9と、絶縁パッキン11を介して前記金属製支持ベー
    ス8の上方のターミナル5を包み込むように形成された
    ハウジング12とからなる圧力スイッチにおいて、 前記金属製ベローズ9下面に、強磁性で、かつ電気良導
    体で加工され表面には金メッキを施したポイント10A
    をコンタクトスクリュ4と対抗するように固着させ、前
    記コンタクトスクリュ4のポイント10Aと対抗する側
    の外周又は内側に永久磁石20をはめ込み固着し、金属
    製ベローズ9とコンタクトスクリュ4の間に磁気吸引力
    が働くようにしたことを特徴とするタイヤ圧警報装置用
    圧力スイッチ。
JP5171992U 1992-06-29 1992-06-29 タイヤ圧警報装置用圧力スイッチ Pending JPH067036U (ja)

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