JPH0670363A - 信号送信方法 - Google Patents

信号送信方法

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JPH0670363A
JPH0670363A JP4327539A JP32753992A JPH0670363A JP H0670363 A JPH0670363 A JP H0670363A JP 4327539 A JP4327539 A JP 4327539A JP 32753992 A JP32753992 A JP 32753992A JP H0670363 A JPH0670363 A JP H0670363A
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mobile
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    • H04W92/24Interfaces between hierarchically similar devices between backbone network devices

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セルラ移動通信システムにおいて、すべての
信号通信パスを経済的かつ効率的に設定する。 【構成】 GSM標準の要求に従うセルラ移動通信サー
ビスを提供する装置および方法に関する。モジュラ交換
システムが、移動交換センタ、ホーム位置レジスタ、認
証センタ、在圏位置レジスタ、および装置識別情報レジ
スタの機能を実行する。これらの機能が、高価な専用デ
ータベースの初期費用を回避する。無線広域交換モジュ
ールは、システムのモジュール間で、および、モジュー
ルと基地局システムの間で、移動通信制御メッセージを
交換し、移動交換センタと基地局システムの間の信号リ
ンクを終端する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信システムのた
めの信号配置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載された車内局、容易に運搬
可能な中程度の重量の携帯局、または、小型軽量の携帯
個人通信局のような移動局から、顧客が通話することを
可能にする移動無線システムがますます広まっている。
(簡単のため、このような装置をすべて移動局と呼
ぶ。)このようなシステムは、共通の割当無線帯域幅の
同一の同一の周波数を、広い領域を分割した局所区域す
なわちセルで再使用することを可能にするセルラ技術の
原理を使用する。
【0003】各セルは、共通のアンテナに接続された局
所送受信機の群からなる基地送受信局によってサービス
される。各基地局システム(BSS)はコントローラお
よび1以上の送受信局からなる。基地局は、交換システ
ムすなわち移動交換センタを介して相互接続される。移
動交換センタは公衆交換ネットワークにも接続される。
現在、このようなセルラシステムは、ディジタル無線通
信、および、特別移動グループ(SMG)によって発表
されている欧州広域移動通信システム(GSM)のよう
な異なる標準のセットによって特徴づけられる第2世代
に入っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような移動通信シ
ステムは、接続の設定を制御するための信号情報を通信
する必要のある多くの装置を有する。このような信号情
報は、接続されている顧客間の実際の音声またはデータ
通信を運搬するチャネルとは別個のチャネルを通じて通
信される。通信する必要のある装置には、移動局(M
S)、無線によって移動局に接続された基地局システム
(BSS)、および、移動呼の設定のために参照される
さまざまなデータベースがある。そうしたデータベース
には、ホーム位置レジスタ(HLR)、在圏位置レジス
タ(VLR)および装置識別情報レジスタ(EIR)が
含まれる。
【0005】地上電話システムに対する信号配置は、後
で説明するように、局所交換システムと共通チャネル信
号データリンクの間のインタフェースとして使用される
広域交換モジュール、および、以前の移動交換システム
に対して使用される米国特許第4,827,499号
(発明者:ウォーティ他)に記載された配置を含む。
【0006】従来技術の問題点は、これらすべての信号
通信パスを設定する経済的で効率的な方法が存在しない
ことである。この問題点は、5ESS(登録商標)交換
機のような分散制御システムがMSCとして使用される
場合にさらに複雑となる。5ESS交換機は、AT&T
テクニカルジャーナル第64巻第6号第2部(1985
年7/8月)1305〜1564ページに説明されてい
るように、モジュール化されており、システムの各交換
モジュールを制御する別々の呼制御プロセッサを有す
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の原理によれば、
上記の問題点が解決され、従来技術が改良される。特別
の信号交換手段である無線広域交換モジュール(WGS
M)がシステムに付加され、移動呼に対するほとんどす
べての信号通信のためのデータ交換機として使用され
る。こうした仮想回線接続は、BSSへの接続、無線交
換モジュール(WSM)(およびその制御プロセッサ)
への接続、および、HLRまたはVLRデータを含むW
SMへの接続を含む。すべてのWSMは、プロトコルハ
ンドラによって各端で終端されるメッセージ配送パスに
よってWGSMに接続される。各BSSは、WSMへの
信号データリンクによってWGSMに接続され、ディジ
タル設備インタフェースおよびタイムスロット相互交換
装置によってWSMを通り、通信モジュール(時間多重
化交換機)を通り、WGSMのプロトコルハンドラに接
続される。次に、一時仮想回線(信号接続制御部(SC
CP)接続)が、WGSMとBSSの間に設定される。
呼に対して付随するすべてのデータ接続およびその他の
無線サービスが、共通プロトコルハンドラによる処理の
ための共通参照番号によって識別される。この参照番号
のサブフィールドがそのプロトコルハンドラを識別す
る。その後、これらの接続は、WSMおよびMSにサー
ビスするために使用される。WGSMは、BSSとの間
のCCITTのNo.7信号方式(SS7)プロトコル
を処理するために、BSSとMSCの間の信号リンクを
論理的に終端する。WGSMは、CCITTメッセージ
を、正確な宛先のプロトコルハンドラに送信するための
データ交換機として作用する。
【0008】本発明の特定の一実施例では、移動交換セ
ンタは5ESS(登録商標)交換機である。この交換機
は、複数の交換モジュールおよび交換モジュールを相互
接続する通信モジュールからなる。この分散アーキテク
チャでは、各BSSは、WGSM内の少なくとも2つの
プロトコルハンドラを通じて少なくとも2つのWSMへ
信号データリンクを介して物理的に接続される。このよ
うな配置によって、高度の信頼性が実現される。例え
ば、WGSMのある交換モジュールまたはプロトコルハ
ンドラがサービス不能となり、BSSがいくつかの交換
モジュールに物理的に接続される場合、BSSからWG
SMへの信号パスはそのBSSに接続された他の交換モ
ジュールへの物理チャネルを通り、そのモジュールへの
接続が5ESS交換機の通信モジュールを通じて設定さ
れる。
【0009】WGSMプロトコルハンドラは信号データ
リンクを終端し、移動交換センタの適切な無線交換モジ
ュール(WSM)へ基地局システムアプリケーション部
(BSSAP)メッセージを分配する。それに対し、W
SMは、WGSMを通じて適切なBSSまたはMSにメ
ッセージを送信する。本発明の1つの目的によれば、一
時移動加入者識別情報(TMSI)は、いずれのWSM
がそのTMSIによって識別される移動局に対するVL
Rデータを含むかの指示を含むように符号化される。ま
た、WGSMのプロトコルハンドラは、国際移動加入者
識別情報をその移動局に対するデータを含むモジュール
の指示に翻訳するように装備される。
【0011】
【実施例】図1は、欧州標準である、広域移動通信シス
テム(GSM)の参照モデルのブロック図である。英文
字で識別される図のブロックを相互接続する線はそれぞ
れGSM標準指定インタフェースを有する。要約すれ
ば、各ブロックの目的は以下の通りである。
【0012】ホーム位置レジスタ(HLR)102は、
移動顧客のデータを含む。HLRに格納されるデータ
は、顧客の現在位置とは独立である固定データと、移動
局に対する短いメッセージを格納するサービスセンタの
アドレスのような一時データである。(このようなメッ
セージの一例は、移動局ユーザに対する音声メッセージ
が音声メッセージシステムに格納されたことを指示する
「音声メッセージ待機中」ランプをつける要求であ
る。)このようなアドレスは、その短いメッセージが配
送された後に消去される。HLRはまた、移動局に現在
付随する在圏位置レジスタ(VLR)104を含むモジ
ュールを発見するために使用されるNo.7信号方式ポ
イントコードをも指示する。
【0013】VLRは、各移動顧客に対する現在のデー
タを含む。このデータは、その顧客の移動局の現在のま
たは最近の既知の位置エリア、局のオン/オフ状態、お
よび、セキュリティパラメータを含む。Gインタフェー
スによって接続される遠隔VLR106もまた図示され
ている。
【0014】認証センタ(AUC)108は、移動顧客
が誤って他の移動顧客の識別情報を称することができな
いことを保証するために認証および暗号化パラメータを
供給し、移動局とサービス中のBSSの間を無線送信さ
れる音声またはデータの暗号化のためのデータ、およ
び、制御信号を供給する。GSM参照モデルは、無線チ
ャネル上のディジタル通信を規定している。これらの無
線チャネルは聴取可能であるため、移動局と、その移動
局にサービスする基地局にある無線送受信機の間のリン
クに対する暗号化が必要となる。
【0015】移動交換センタ(MSC)110は、少な
くとも1つの移動局に関わる呼を交換するためのもので
ある。
【0016】BSS112は、基地局コントローラ(B
SC)114、および、移動局(MS)120と通信す
る1以上の基地送受信局(BTS)116からなる。B
SSとMSは無線接続を介して通信する。BSSはま
た、移動局とMSCの間で音声またはデータ、および、
制御メッセージを転送するためにトランクを介して接続
される。BSCとBTSは異なる物理位置に存在するこ
ともある(例えば、BSCはMSCと共存することがあ
る)。この場合、その2つを相互接続するためのトラン
クが必要である。Smは、MSへの人間インタフェース
を表す。
【0017】装置識別情報レジスタ(EIR)124
は、認可された装置識別情報の範囲、および、監視下に
ある、または、サービスから除外される装置識別情報の
範囲または個々の識別情報の記録を保持する。装置識別
情報は、移動交換センタで移動局から受信される。EI
Rは、MSの装置番号が公衆ネットワークにおける使用
のために認可されており、監視またはサービス除外リス
トに存在しないことを確認するために使用される。
【0018】移動交換センタは、直接または公衆交換電
話ネットワーク128を介して他の移動交換センタに接
続され、地上顧客局にアクセスするために公衆交換電話
ネットワークに接続され、サービス統合ディジタルネッ
トワーク(ISDN)のプロトコルに従って通信するた
めにISDN126に接続される。
【0019】標準はこれらの各ブロックの作用を指定し
ているが、各ブロックが実現される方法は指定していな
い。本発明の目的は、こうした標準を効果的に実現する
ための配置を与えることである。
【0020】図2は、GSM移動通信システムを実現す
るシステムアーキテクチャを示す。移動局(MS)20
2は、音声またはデータのための、オプションとして暗
号化されたディジタル無線通信、および、MSとBSS
の間の制御接続を使用して、無線リンク206を介して
BSS204と通信する。MSはBSSを介して移動交
換センタ(MSC)210と通信する。BSSとMS
は、CCITTのNo.7信号方式プロトコル(SS
7)を使用して移動交換センタと制御メッセージを交換
する。
【0021】この配置では、HLR212、VLR21
4、AUC216およびEIR218の記録はすべてM
SC210に統合される。MSCがHLR、VLR、A
UCまたはEIRの記録を他のネットワークエンティテ
ィから必要とする場合、現在その情報を保持するエンテ
ィティに送信されるSS7メッセージによってそれを取
得する。
【0022】MSCは、CCITTのX.25プロトコ
ルを使用して、料金記録を収集するために料金センタ2
20と通信し、また、同じくCCITTのX.25プロ
トコルを使用して、運用保守センタ(OMC)222と
通信する。1つの実現では、OMCは標準のRS−23
2リンクを使用して、顧客管理システム224と通信す
る。さらに、BSSとOMCの間の保守メッセージは、
基地局システム運用保守管理部(BSSOMAP)プロ
トコルとともにSS7を使用して送信される。
【0023】No.7信号方式は、A.R.モダレッシ
他「No.7信号方式:指導書」IEEEコミュニケー
ションズ・マガジン(1990年7月)19〜35ペー
ジに詳細に記載されている。GSM標準プロトコルは、
現在バージョン3.8であるGSM標準仕様に指定され
ている。
【0024】図3は、GSM標準によって、異なる型の
通信で使用されるプロトコルの図である。これらのプロ
トコルのうちのほとんどはSS7のものである。国際標
準化機構の層化メッセージプロトコルによるプロトコル
の7層のうち、最上部(アプリケーション層)および下
部の3層(ネットワーク層、データ層および物理層)の
みを左側に示す。4種類のメッセージが示されている。
【0025】第1の二重欄は、アプリケーション層に対
する電話ユーザ部(TUP)またはISDNユーザ部
(ISUP)(いずれもSS7標準)のいずれかを含む
地上トランクに対する交換システムから交換システムへ
のものを含む。第2欄は、MSC、VLR、HLRおよ
びEIR間のメッセージに対するものである。このメッ
セージは、SS7標準の、アプリケーション層のトラン
ザクション機能(TC)、トランザクション機能アプリ
ケーション部(TCAP)および移動アプリケーション
部(MAP)部分層を使用する(MAPはGSM標準で
強化されている)。こうしたメッセージが厳密にMSC
の内部である場合、これらのプロトコルは単純化され、
メッセージは、直接に、またはプロトコルハンドラを介
して、関連プロセッサ間で送信される。第3欄は、移動
交換センタとBSSの間の通信に対するものである。最
終欄は、移動交換センタと移動局の間の通信に対するも
のである。
【0026】プロトコルの3つの下位部分層(層1:物
理層、層2:データ層、および部分層3:ネットワーク
層の部分層であるメッセージトランスポート部(MT
P)部分層)は、これらのすべての種類の通信に対して
同一であり、CCITTのQ.701〜Q.707標準
のSS7メッセージトランスポート部(MTP)標準に
従う。信号接続制御部(SCCP)は、ネットワーク層
の部分層であり、同じくCCITT標準Q.711〜
Q.714であり、MSC/MS通信に対して接続指向
であり、第2欄に対して無接続であり、MSC/BSS
通信に対しても無接続である。SCCPは、いくつかの
ISUPアプリケーションで使用可能である。第1欄
(交換機間)に対し、TUPおよびISUPアプリケー
ション層は、ネットワーク層のMTP3部分層と直接通
信する。
【0027】MSCと、BSSまたは移動局の間の通信
は、無線サブシステム(基地局システム)アプリケーシ
ョン部(BSSAP)プロトコルを使用する。移動交換
センタとBSSの間の通信に対し、層7は基地局システ
ム管理アプリケーション部(BSSMAP)を含むBS
SAPのプロトコルを使用する。移動交換センタ(MS
C)と移動局の間の通信は、直接転送アプリケーション
部(DTAP)を含むBSSAPのプロトコルで実行さ
れる。BSSAPは、BSSMAPおよびDTAPを含
めて、GSM標準である。
【0028】図4は、AT&Tの5ESS(登録商標)
交換機を使用して実現された、移動交換センタ400
(交換機)の基本ブロック図である。この交換機は、A
T&Tテクニカル・ジャーナル第64巻第6号第2部
(1985年7/8月)1305〜1564ページ(以
下ジャーナルという)に記載されているように、管理モ
ジュール402、通信モジュール404、および一群の
交換モジュール406〜412を含む。
【0029】GSMネットワークで使用可能な交換モジ
ュールには4種類ある。それらは、BSSとの通信、お
よびオプションとして公衆交換電話ネットワーク(PS
TN)との通信のための無線交換モジュール(WSM)
406、PSTNと通信する交換モジュール(SM)4
08、移動局を含む呼を制御するための信号通信要求に
サービスする無線広域交換モジュール(WGSM)41
0、ならびに、PSTNトランクがISUPまたはTU
P型である場合、すなわち、PSTNへの送信にSS7
を使用する場合に使用されるPSTN広域交換モジュー
ル(PSTNGSM)412である。PSTNGSMは
ISUPまたはTUPプロトコルを処理し、オプション
として、PSTNトランクに接続されることも可能であ
る。
【0030】PSTNに関係する、管理モジュール(A
M)、通信モジュール(CM)および交換モジュール
(SM)の作用は、本質的には前記ジャーナルに記載さ
れるとおりである。以下で説明するように、WGSMの
目的は、BSSとBSSに対する呼にサービスするWS
Mの間の、および、MSとWSMの間の信号通信を単純
化することである。PSTNGSMは、MSCとPST
Nの間の共通チャネル送信を制御する。PSTNGSM
は、メッセージ配送パスによって、SMのプロトコルハ
ンドラへ接続される。
【0031】移動交換センタの信号アーキテクチャは、
信号メッセージが無線広域交換モジュール(WGSM)
のデータ交換機の共通セットおよびプロトコルハンドラ
を通過することによって大きく単純化される。物理的に
は、無線広域交換モジュールは、通信モジュールの時間
多重化交換機によって交換されるネイルドアップチャネ
ルを介して各無線交換モジュールに接続される。
【0032】これは、64キロビットのチャネルであ
り、5ESS交換機通信モジュールのPCM音声チャネ
ルと同一である。WGSMをWSMと接続する他のネイ
ルドアップ物理チャネルを通じて、メッセージが、その
物理チャネル内の仮想チャネルを介してBSSに送信さ
れる。その物理チャネルの他の仮想チャネルは、移動局
から発信されるメッセージまたは移動局を宛先とするメ
ッセージを運搬する。
【0033】無線交換モジュール(WSM)は、結合さ
れたパケットおよび回線交換モジュールであり、交換モ
ジュールプロセッサ(SMP)、ローカルエリアネット
ワークによって相互接続された複数のプロトコルハンド
ラからなるパケット交換装置(PSU)、ならびに、デ
ィジタル設備インタフェース(DFI)および時間スロ
ット相互交換装置(TSIU)からなる回線交換装置か
らなる。TSIUは、交換モジュールを相互接続する通
信モジュールの時間多重化交換機に接続される。交換パ
ケット交換装置からなる交換モジュールは、米国特許第
4,592,048号(発明者:M.W.ベクナー他)
に記載されている。
【0034】BSS、WSM、および無線広域交換モジ
ュール(WGSM)間の信号パスは以下の通りである。
各基地局はディジタルキャリア設備によって複数の無線
交換モジュール504に接続される(図5)。これらの
ディジタル設備の多くは、1以上の信号チャネルを含
み、各BSSからの信号チャネルが少なくとも2つのW
SMに接続される。
【0035】信号チャネルは、この無線交換モジュール
504のディジタルインタフェースを介して無線交換モ
ジュールのTSIUに接続され、それによって、通信モ
ジュール506によって、無線広域交換モジュール内の
プロトコルハンドラ(PH)に接続される。無線広域交
換モジュールのプロトコルハンドラはWGSMのパケッ
ト交換装置内のローカルエリアネットワークを介して相
互接続される。
【0036】WGSMと宛先無線交換モジュールの間の
信号パスの部分は以下の通りである。WGSMは、特定
の無線交換モジュールとの間でメッセージを送受信する
ポートを有する少なくとも1つのプロトコルハンドラを
有する。このポートは、ネイルドアップ接続を介して通
信モジュールの時間多重化交換機を通過するメッセージ
配送パスに接続される。このような各メッセージ配送パ
スは64キロビットのデータリンクであり、両端でプロ
トコルハンドラのポートに接続される。
【0037】いずれかの端局でプロトコルハンドラが故
障した場合、予備プロトコルハンドラが故障プロトコル
ハンドラの代わりに使用可能である。無線交換モジュー
ル内のプロトコルハンドラはそのローカルエリアネット
ワーク側でパケットインタフェースを介してWSMの交
換モジュールプロセッサと通信する。この交換モジュー
ルプロセッサは呼処理を実行し、例えば、WSMとBS
Sの間のメッセージのBSSAP部分を生成または処理
する。BSSと無線交換モジュールを相互接続するメッ
セージ配送パスおよび物理信号データリンクは複数の仮
想データパスを有し、これらのパスは通常、移動呼また
は位置更新のような移動サービスに付随する一時的仮想
データパス(SCCP接続)である。
【0038】これらの信号配置は多くの利点を有する。
各基地局と少なくとも2つの無線交換モジュールの間に
少なくとも2つの信号データリンクを有することによ
り、冗長性が得られ、いずれかの信号チャネル(信号チ
ャネルの両端のプロトコルハンドラを含む)またはWS
Mが故障した場合にも動作を継続することができる。単
一の無線広域交換モジュールの使用は、プロトコルハン
ドラの本質的節約とともに、例えば、顧客の国際移動加
入者識別情報(IMSI)によって識別されるような特
定顧客のVLRデータが必要となる場合に、宛先無線交
換モジュールを選択するために必要な翻訳情報を集中さ
せる。
【0039】WGSM内のプロトコルハンドラの故障
は、故障プロトコルハンドラを作業予備で置換すること
によって、および、故障プロトコルハンドラの作用を引
き継ぐためにそのプロトコルハンドラを適切に初期化す
ることによって克服される。以下で説明する局所参照番
号が、SCCP接続を識別するために使用される。以下
で説明するように、キー情報が局所参照番号中に格納さ
れるため、および、二重記録はWGSMのプロトコルハ
ンドラを通じてすべての安定SCCP接続上に保持され
るため、この接続は、故障プロトコルハンドラによって
サービスされたとしても損失されることがない。
【0040】WGSMは、PSUのシェルフごとに少な
くとも1つの予備プロトコルハンドラを有する。プロト
コルハンドラの故障の場合、予備が置換する。冗長デー
タが使用不能の場合は、プロトコルハンドラ内の単一故
障の際に、SCCP接続に関する動的データが損失さ
れ、その結果、そのプロトコルハンドラを通じて交換さ
れるすべてのBSSAP呼が損失されることになる。こ
の接続データの完全性を保証するためにソフトウェアに
このデータの冗長性が付加される。
【0041】接続が移動交換センタとBSSの間に設定
されると、局所接続識別子が各接続に付随する。MSC
とBSSの間で調整された各接続を保持するために、こ
の接続情報はSCCP局所参照番号の使用によって共有
される。CCITTのSS7プロトコルによれば、各端
局は、妥当な接続の設定を最初に確認する際に、局所参
照番号および遠端の局所参照番号を送信する。以後の会
話には遠端の局所参照番号の送信が必要となる。この局
所参照番号の値は標準によって制限されていない。接続
が、移動交換センタで最初に開始される場合、局所参照
番号は、接続識別子および接続が存在するプロトコルハ
ンドラの番号を含むように符号化される。
【0042】MTP層は、データリンク上の負荷共有、
変更および復帰を提供するが、その結果、接続に対する
着メッセージが、メッセージが送信されているのとは異
なる物理リンクに到着することがある。これが生じた場
合、異なるプロトコルハンドラに到着したSCCPメッ
セージは、局所参照番号を復号することによって適切な
プロトコルハンドラにルーティングされる。この番号
が、接続が存在するプロトコルハンドラの識別情報を含
むためである。
【0043】SCCP接続がアクティブ(安定)状態に
入ると、この接続情報が、PSU共同体内の次位PHと
共有される(ただし、第1のPHは最後のPHの「次
位」PHである)。この「次位」PHは「バックアップ
PH」として知られる。PHが故障すると、予備PHと
交換され、それによって、そのPHに対するメッセージ
のソースと宛先に接続される。「次位」PHは予備PH
に、故障PHから安定接続の参照番号のリストを送信す
る。
【0044】「次位」PHは、これらの接続がアクティ
ブである限りこの接続の制御を継続する。予備PHは、
以前に故障PHによってサービスされていた接続と同一
の論理PH番号を有する新しい接続に対して局所参照番
号を割り当てる。予備PHがアクティブ接続に対するメ
ッセージを受信すると、最初に、参照番号が「次位」P
Hによって制御される接続の1つであるかどうかチェッ
クする。
【0045】参照番号が「次位」PHによって制御され
る接続の1つである場合、予備PHはそのメッセージ
を、そのメッセージを処理するための情報を有し、従っ
て仮想接続を維持することができる「次位」PHに送信
する。このようにして、PHが故障した場合には、故障
PHに対する現在のSCCP接続で受信されるメッセー
ジは自動的に「次位」すなわちバックアップPHへルー
ティングされる。
【0046】PHが故障すると、バックアップPHは、
このバックアップ情報から、SCCP接続に付随するタ
イマを再開する。このようにして、安定接続は、その接
続に依存する呼と同様に安定を維持する。SCCP接続
を設定するすべてのPHは、専用のバックアップPHを
有する。予備PHは、故障PHの論理的役割および名称
を模倣し、そのPHに対する新しいSCCPメッセージ
接続要求を受容するため、これはバックアップPHにか
かる一時的過負荷を縮小する。故障PHが最終的にサー
ビスに復帰すると、予備PHと交替する。
【0047】本実施例では、「次位」PHはバックアッ
プとして使用されるが、代わりに、(偶数番号のアクテ
ィブPHのシステムにおける)「スキップ1次位」のよ
うな他の所定のバックアップ配置も使用可能である。任
意の所定のバックアップPHの選択を記述するために
「所定隣接」という用語を使用する。
【0048】上記のように、予備PHが故障PHの役割
を模倣する場合、バックアップPHはそのすべてのアク
ティブ接続の現在の状態を予備PHに報告する。予備P
Hは、新しいSCCP接続を設定する際に、バックアッ
プPHでまだ動作中のアクティブ接続に対するリソース
(例えば接続識別子番号)を再使用することはない。こ
うして、バックアップPHは、それ自身に対する新しい
SCCP接続にサービスするのとともに、現在のすべて
のアクティブ接続へのサービスを、解放されるまで継続
する。
【0049】移動局が、指定された移動ネットワーク内
で最初に起動されると、国際移動加入者識別子(IMS
I)が、移動局自身を識別するために移動局によって使
用される。このIMSIは、VLRデータの要求を、そ
のデータを有するWSMへルーティングするために使用
される。WGSMの各プロトコルハンドラは、IMSI
−WSMマップを格納するテーブルを有し、このテーブ
ルはWSMによって供給されるデータから作成される。
【0050】HLRの、および、可能な場合、付随する
VLRの記録をWSMに格納することを可能にするため
に、この参照テーブルはIMSIごとに1エントリを有
する。位置更新または登録プロセス中に、VLRデータ
を格納するSMは、移動局に一時移動加入者識別子(T
MSI)を付随させる。TMSIの値は、少なくとも一
部はランダムであるが、それ以外はGSM標準によって
制限されない。
【0051】TMSIが使用可能な場合に、VLRデー
タが要求される際に着メッセージに対する適切なWSM
へのアクセスが単純化されるように、TMSIはWSM
(すなわち、無線ソフトウェアを有する交換モジュー
ル)の識別情報とともに特別に符号化される。TMSI
のランダム性は、4オクテットのうちの3つをランダム
化することによって維持される。上記のように、初期移
動局起動時を除いては、TMSIはすべてのBSSAP
トランザクションに対して標準的に使用される。
【0052】移動局が(呼または位置更新のような)ト
ランザクションを開始する場合、トランザクションに関
する情報を格納するSCCP接続データベースは、VL
Rデータを含むWSM、および、BSSに接続されるト
ランクを含むWSMを識別するための情報をも格納す
る。これは、この接続に対する、TMSIを含まないす
べての後続メッセージのルーティングのために使用され
る。
【0053】信号方式の動作の例として、BSSと移動
交換センタの間のデータ接続について説明する。接続が
BSSで開始されると仮定する。最初に初期メッセージ
がBSS内のMTPによってBSSから、BSSとWG
SMを論理的に相互接続する信号データリンクによって
移送される。無線広域交換モジュール内の、信号データ
リンクを終端するプロトコルハンドラは、MTPからの
メッセージをSCCP制御プログラムに転送する。
【0054】このSCCPプログラムは、MTPヘッダ
を取り外し、メッセージを解析する。メッセージの内容
に依存して、接続が設定または解放され、または、デー
タの転送が要求される。この例では、接続設定が要求さ
れ、SCCP接続(すなわち仮想回線)が、信号データ
リンクのWGSM端のプロトコルハンドラとBSS内の
プロトコルハンドラの間に一時的に設定される。
【0055】SCCP制御プログラムは、基地局システ
ムアプリケーション部(BSSAP)(図3で無線サブ
システムアプリケーション部とも呼んだもの)に、原始
インタフェースを介して接続設定の要求を通知する。次
に、BSSAPはBSSAPメッセージを解析し、宛先
無線交換モジュールの識別情報を取得する。例えば、照
会要求VLRデータの場合、この宛先WSMはBSSA
Pメッセージに含まれる国際移動加入者識別情報(IM
SI)フィールドによって識別される。
【0056】BSSAP制御プロセスは、IMSIを使
用して、このIMSIに対するVLRデータベースが発
見されるWSMを発見するために参照テーブルをインデ
ックスする。次に、メッセージは、WGSM内で、信号
データリンクを終端するプロトコルハンドラから、識別
されたWSMへのメッセージ配送パスを終端するプロト
コルハンドラへ送信される。次にこのプロトコルハンド
ラは、宛先WSMのプロトコルハンドラへメッセージを
送信し、続いて宛先WSMのプロトコルハンドラは、そ
のWSMの交換モジュールプロセッサへメッセージを転
送する。次に、宛先WSM内のBSSAP制御プロセス
がさらにメッセージを解析し、移動呼またはサービスを
処理するためにそれを呼処理プログラムに転送する。
【0057】本発明の本実施例で実行される信号手順の
もう1つの例は、無線交換モジュールからBSSへ、設
定された接続を介してメッセージを送信する手順であ
る。送信無線交換モジュールでは、BSSAPプロセス
は、SCCP接続を識別する局所参照番号でタグ付けさ
れたBSSAP層のメッセージを組み立てる。次に、こ
のプロセスは、メッセージを、ソース無線交換モジュー
ル内のプロトコルハンドラへ転送し、このプロトコルハ
ンドラはメッセージを、通信モジュールを通過するネイ
ルドアップメッセージ配送パスを通じて無線広域交換モ
ジュール内の第1プロトコルハンドラへ転送する。
【0058】この第1プロトコルハンドラは、メッセー
ジの局所参照番号を検査し、それを使用して、SCCP
接続を終端する第2プロトコルハンドラを決定する。
(この局所参照番号は、以前に、SCCP接続を設定す
るプロセス中に導出されている。)次にこのプロトコル
ハンドラはSCCPプロセスを使用して、メッセージを
SCCPヘッダとともにカプセル化し、そのメッセージ
を、MTPヘッダを付加するメッセージトランスポート
部(MTP)プロセスに転送する。次にこのメッセージ
は(論理)データリンクを通じてBSSへ送信される。
(この論理データリンクに対応する物理データリンクに
ついては前に説明した。)
【0059】本発明の利点として、この型の配置によれ
ば、本質的にすべてのSS7プロトコル処理機能を、W
GSMのパケット交換装置で(WGSMの交換モジュー
ルプロセッサに関わらず)実行することが可能であり、
送信および受信WSMが、宛先とは独立にメッセージを
処理することが可能となる。実質的に、WGSMのパケ
ット交換装置のプロトコルハンドラのセットは、すべて
の信号プロトコルのハンドラとして作用する。(最高装
備のWGSMは75個のアクティブプロトコルハンドラ
および5個の予備プロトコルハンドラを含む。)WGS
Mは、メッセージのアプリケーションデータへのNo.
7信号方式ヘッダを組み立てまたは解体し、メッセージ
を受容する(宛先が移動交換センタの場合)適切なWS
M、または、適切なBSSへメッセージを発信する(宛
先がBSSまたは移動局の場合)適切なWSMへの送信
のためにメッセージを交換する。
【0060】さらに、MSCは、短いメッセージ(例え
ば音声メッセージ待機の指示)の配送のためのX.25
プロトコルを使用して、管理モジュールから、外部サー
ビスセンタ224と通信する。MSCは、SS7のよう
な地上信号方式を使用して、公衆交換電話ネットワーク
と通信する。
【0061】交換モジュールはまた、地上5ESS交換
機でなされているように、通信モジュールのメッセージ
交換機を介してメッセージを通信する。例えば、地上局
から移動局へのまたは移動局から地上局への呼の公衆交
換電話ネットワーク部分に接続された交換モジュール
と、BSSを介して呼の移動局端に接続された無線交換
モジュールの間の通信モジュールによる接続を設定する
ために交換されるメッセージのような呼処理メッセージ
は、このようにして送信される。
【0062】MSがホームMSC(すなわち、そのMS
に対するHLRを含むMSC)によってサービスされる
エリアにある場合、ベースVLRは、共通データが2個
のレジスタに対して1度だけ格納されるようにHLRに
接続され、VLRおよびHLRは同一のモジュールに格
納される。
【0063】移動局が電源オフ状態にある場合、また
は、電源オン状態であるがアクティブ呼状態にない場
合、VLRのベースバージョンのみがVLRのWSMに
おいてその移動局に対して維持される。呼が移動局によ
って発信される場合、または、その移動局に対する呼が
受信される場合、VLRの一部の別々の動的バージョン
が、その移動呼を制御するWSMに格納され維持され
る。
【0064】このVLRのコピーが、この移動局端を制
御するWSM内の終端プロセスにリンクされる。移動局
が移動し、呼が異なる交換モジュールにハンドオーバさ
れた場合、VLRの動的コピーが、その呼に対して移動
局にサービスする新しいWSMに転送され、そのWSM
でその呼にサービスする終端プロセスにリンクされる。
MS位置に無関係なベースVLR内のデータは、管理動
作、または、呼転送番号の指定のような顧客プログラミ
ング動作によってのみ変更され、動的VLRへコピーさ
れないことに注意すべきである。必要な場合、システム
管理者はHLRを修正し、それはベースVLRを更新す
る。管理者は、障害回復の目的のためにベースVLRへ
の「読みだし専用」アクセス可能性を有する。
【0065】移動局の位置は、通話中は、動的またはベ
ースVLRでは更新されず、位置更新手順の一部として
ベースVLRのみで更新される。位置更新手順は、移動
局が電源オンでアイドル状態となった場合、および、あ
る位置エリアから他の位置エリアに移動した場合に実行
される。位置エリアとは、MSに終端する呼が受信され
た場合にページングされるエリアである。
【0066】すべての着呼は最初にHLRをチェックす
る。これは、HLRが固定され、HLR記録の位置が移
動局の被呼番号(電話番号)に結びついているためであ
る。HLRは、その中に、ベースVLRを発見するため
に必要な情報を格納している。この情報は、ベースVL
Rを含む移動交換センタの識別情報を含む。この詳細な
説明では、このMSCはHLRのMSCと同一であり、
HLRおよびVLRは、一方が発見されれば他方も発見
されるように、1ブロックとして格納される。
【0067】移動局に付随するデータのすべての管理的
変更は、最初にHLRに入力され、続いてHLRが、対
応する変更をベースVLRに入力するためのメッセージ
を送信する。異なる呼転送番号の指定のような顧客起動
変更は、最初にベースVLRに転送され、ベースVLR
は、最初はその記録を変更せずにその要求をHLRに転
送し、HLRは必要な変更を実行してベースVLRを更
新するメッセージを生成する。
【0068】HLRは、移動局電話番号または国際移動
加入者識別情報(IMSI)によってアクセス可能であ
る。VLRは、IMSIまたはTMSIによってアクセ
ス可能である。HLRはまた、特別のISDNアドレス
によってVLRにアクセスすることもできる。GSM仕
様によれば、ISDNアドレスは、VLR、HLR、M
SC、およびEIRに対して維持される。
【0069】VLRは、共通データが1度格納されるだ
けでよいように、HLRに接続される。この配置は、移
動局がMSCによってサービスされるエリアにある限り
満足なものである。移動局がそのエリアを出た場合のV
LRの格納法は、本発明の範囲外のことである。
【0070】結合されたHLRおよびVLRはMSCの
無線交換モジュールに格納される。各交換モジュール
は、移動電話番号の範囲に対する記録を格納し、各モジ
ュールは電話番号に基づいてモジュールを選択するため
の範囲翻訳を有する。HLR/VLRはIMSIによっ
てもアクセス可能でなければならないため、MSCによ
ってサービスされる各IMSIに対するVLR/HLR
を格納するモジュールを識別するために、WGSMの各
プロトコルハンドラにテーブルが格納される。TMSI
によるアクセスには翻訳は不要である。それは、TMS
IはVLR/HLRモジュールを識別するためのサブフ
ィールドを含むためである。
【0071】図5は、基地局と無線交換モジュールの間
の物理信号パスのブロック図である。基地局502は、
基地局にサービスするWSM504を物理的に通過する
固定仮想回線を通じて、および、通信モジュール506
を通じて、WGSM内のプロトコルハンドラに接続され
る。プロトコルハンドラは、基地局と通信するために使
用されるSS7プロトコルでメッセージを受信し、その
メッセージを正しいWSMに送信する。
【0072】BSSに接続されるディジタル設備インタ
フェースは、そのメッセージを、交換可能物理ネイルド
アップデータチャネルによって宛先WSMに接続された
WGSMのプロトコルハンドラに送信し、WSMの交換
モジュールプロセッサに接続されたプロトコルハンドラ
で終端する。本発明の利点として、呼を制御するための
交換モジュールのプロセッサ(SMP)が、BSSトラ
ンクと、CMへのチャネルまたはWSMの他の出力への
チャネルの間の特定の接続を制御するSMPである必要
がないため、WGSMは、標準プロトコルを終端し、任
意のWSMが、WSMへのトランクを有する基地局から
の任意の呼を制御することを可能にする。
【0073】図6は、論理信号方式を図示する。基地局
システム602は、WGSM604と通信し、次に、W
GSM604が、通信モジュール606を介して適切な
WSM610へメッセージを配送する。
【0074】図7で、特定移動交換センタに対するVL
Rデータが、そのセンタのWSM702,...,70
4に分散される。この例では、WSM702がWSM7
04からVLR情報を必要とする場合、WSM702
は、5ESS交換機の通信モジュールのメッセージ交換
機を通じて交換される呼処理モジュール間データリンク
を介して情報を要求する。
【0075】図8は、移動局から地上局への呼に関連す
るモジュールを示す。移動局に最近接の基地局システム
802が、音声パスによって無線交換モジュール(WS
M)804に接続される。WSM804は、公衆交換電
話ネットワーク(PSTN)808を介して被呼顧客に
接続する他の交換モジュールへ、通信モジュール(C
M)を通じて接続可能である。PSTN広域交換モジュ
ール(GSM)810は、公衆交換電話ネットワークへ
のSS7送信を制御するために使用される。
【0076】ベースVLRを有するWSM812は、仮
想データリンクを介して、この移動局端を制御するWS
M804に接続される。SM806およびWSM804
は、これらの各モジュールで呼を処理する終端プロセス
の動作を調整するために、仮想データリンクによって接
続される。WGSM814は、BSSとの間ですべての
データを通信し、必要な場合にはそれをWSM804ま
たはVLR−WSM812へ送信する。
【0077】地上呼に対する5ESS交換機の作用の原
理に従って、管理モジュール508(図5)が、移動局
発信呼の発信PSTNトランクを選択するため、およ
び、交換モジュール間の音声パスに対するタイムスロッ
トを選択するために使用される。さらに、管理モジュー
ルは、移動交換センタと基地局コントローラの間のトラ
ンクを選択するために使用される。基地局コントローラ
は、基地局コントローラへの着信トランクと基地送受信
局の間のパスを選択する。
【0078】上記のように、このパスは地上トランクで
もよい。BSSと移動交換センタの間のトランクは、移
動交換センタから発信する一方向トランクである。これ
は、集中管理モジュールからのアイドルトランクの発見
を効率化し、トランクが完全に利用されることが可能と
なる。呼が移動局によって発信される場合でも、移動局
に終端される場合でも、トランクは、移動交換センタの
一部である管理モジュールによって探索され割り当てら
れる。
【0079】図9〜13は、移動局から地上局への呼を
処理する際に必要なメッセージを図示し、各メッセージ
のソースおよび宛先を示している。呼は、MSからさら
に送信するために専用制御チャネルの割当を要求するM
SからBSSへの制御チャネル要求メッセージ902
(図9)によって開始される。BSSは、MSに、適切
な制御チャネルへのアクセスを許可する制御チャネル割
当メッセージ904によって応答する。
【0080】次に、MSは、BSSにサービス要求メッ
セージ906を送信し、BSSはこのサービス要求メッ
セージ908をWGSMに転送する。WGSMは、VL
R情報を含むWSMにプロセスアクセス要求メッセージ
910を送信する。WGSMは、どのWSMがこの移動
局に対するVLR情報を含むかを決定するためのデータ
を有する。このデータは、TMSIが使用可能でない場
合に使用される。
【0081】TMSIが使用可能な場合、TMSIは、
VLR−WSMの容易な識別のために符号化されたVL
R−WSMのIDを有する。WGSMからVLR−WS
Mへのメッセージは、サービス要求を処理し、その要求
に対してVLR−WSMで接続データを作成するための
ものである。VLR−WSMは、要求を処理するプロセ
スに対し、接続データブロックへの入力を行う。
【0082】データは、接続を使用する接続トランザク
ションの識別情報を含む。必要であれば、認証プロセス
がVLR−WSMによって開始され、VLR−WSM
は、認証アルゴリズム計算を要求するために、移動局へ
メッセージ1002(図10)を送信する(メッセージ
は実際にはWGSM、BSSに接続されたWSM、およ
びBSSを介して送信される)。移動局は、認証アルゴ
リズム計算の結果を含むメッセージ1004によってV
LR−WSMに応答する。
【0083】一方、VLR−WSMは、呼に対するBS
Sトランクの割当を要求するメッセージ1006を管理
モジュール(AM)に送信し、AMは、呼を処理するW
SMで無線発信終端プロセスを作成するために、そのト
ランクに接続されたWSMにメッセージ1008を送信
する。次に、WSMは、VLR−WSMに、どのトラン
クWSM(すなわち、呼にサービスするBSSへのトラ
ンクに接続されたWSM)およびBSSトランクが呼に
割り当てられたかを通知するために、VLR−WSMに
メッセージ101を返す。以下で分かるように、VLR
−WSMは、呼に対する暗号化情報を制御するために必
要となる。
【0084】暗号化が使用される場合、VLR−WSM
は、呼を処理するWSMへ、VLR記録から呼制御WS
Mまでの移動局に関係する呼処理関連情報のコピーを転
送する(メッセージ1102、図11)。暗号化が使用
される場合、VLR−WSMは、WGSMを介してBS
Sに暗号化コマンドを転送する(メッセージ1104お
よび1106)。BSSは、暗号化モードコマンド(メ
ッセージ1108)を移動局に送信する。移動局は、暗
号化モードを設定し、BSSに、暗号化モード完了メッ
セージ1110を返送する。BSSは、VLR−WSM
へ、暗号化プロセスが完了したというメッセージ111
2を送信する。この時点で、BSSおよび移動局はいず
れも対応する暗号化モードにある。暗号化の詳細はGS
M標準で指定されている。
【0085】次に、移動局は、WGSMを介して呼制御
WSM(すなわち、移動局に対する終端プロセスを含む
WSM)に設定要求メッセージ(1114および111
6)を送信する。WGSMは以前にメッセージ1104
でWSMの識別情報を通知されている。WGSMは、呼
設定要求の前にこの時点まで故障が生じていないことを
確認するためのチェックを行う。故障が生じている場
合、その故障がWSMに報告される。次にWSMは呼が
進行中であることを示すメッセージ1118を移動局へ
送信する。
【0086】次に、装置妥当性検査機能が必要な場合、
VLR−WSMは、呼制御WSMおよび移動局と協働し
て、その機能を実行する。(装置妥当性検査は、通信オ
ペレータの要求に従って、GSMではオプションであ
る。)VLR−WSMは、移動局に、その国際移動装置
識別情報(IMEI)を提供するよう要求する(メッセ
ージ1202)。移動局は、そのIMEI(メッセージ
1204)によってVLR−WSMに応答する。
【0087】VLR−WSMは、移動局がネットワーク
の使用を許可されていることを確認するためのチェック
を行う。VLR−WSMはそのチェックの結果を呼制御
WSMに送信する(メッセージ1206)。一方、トラ
ンクWSMは、BSSに、以前に割り当てられたBSS
トランクの識別情報を通知する(メッセージ120
8)。WSMはまた、BSSが移動局との音声(または
データ)通信のための無線チャネルを取得することを要
求する。
【0088】次に、この無線チャネルは、通話中または
呼が他のBSSにハンドオーバされるかもしくは終了す
るまで、割り当てられたBSSトランクに付随する。B
SSは、無線チャネルを割り当て、移動局にその割当を
通知する(メッセージ1210)。移動局は、この割当
を受信し、無線をそのチャネルに同調してから応答する
(メッセージ1212)。次にBSSはWSMに、無線
チャネル割当および無線からトランクへの接続が完了し
たことを報告する(メッセージ1214)。
【0089】WSMは、呼の地上部を完成するために、
管理モジュールに、公衆交換電話ネットワークへのトラ
ンクを取得するよう要求し(メッセージ1216)、管
理モジュールは、このトランクを割り当て、そのトラン
クに接続された交換モジュールに、呼に対する終端プロ
セスを作成するよう要求する(メッセージ1218)。
交換モジュールは、ネットワーク接続が進行中であると
いうメッセージ1220をWSMに送信し、PSTNG
SMにメッセージ1222を送信し、PSTNGSMは
呼を設定するために公衆交換電話ネットワークにメッセ
ージ1224を送信する。(これは、PSTNの次の交
換システムにアクセスするために使用されるトランク信
号の型に依存して、TUPまたはISUPメッセージで
ある。)
【0090】次に、公衆交換電話ネットワークは、被呼
顧客が呼び出されていることを指示するメッセージ13
02(図13)によってSMに応答し、SMはWSMに
メッセージ1304を送信し、WSMは、呼出トーンを
接続するために移動局にメッセージ1306を送信す
る。(これは、移動局内で局所的に供給される。)
【0091】その後、公衆交換電話ネットワークは、被
呼顧客が応答したというメッセージ1308をSMに送
信する。SMは、呼制御WSMに、端局間通話パスが設
定されたことを指示するために、呼制御WSMにメッセ
ージ1310を送信する。同じく呼制御WSMは移動局
に通知する(メッセージ1312)。移動局は確認メッ
セージによって応答し(メッセージ1314)、呼はア
クティブとなる。
【0092】次に、切断プロセスについて説明する(図
14)。最初に移動局が切断されると仮定する。移動局
は、終端プロセスが呼の移動局端を制御しているWSM
へ切断メッセージ1402を送信し、そのWSMは、移
動局へ解放メッセージ1404を送信し、公衆交換電話
ネットワークに接続されたSMへネットワーク解放要求
1405を送信する。SMは呼を解放し、公衆交換電話
ネットワークにネットワーク解放メッセージ1410を
送信する。
【0093】SMはまた、PSTNへのトランクを解放
するために管理モジュールへメッセージ1412を送信
し、WSMは、BSSトランクを解放するために管理モ
ジュールへメッセージ1414を送信し、必要であれ
ば、呼の料金記録を作成するためにメッセージ1416
を送信する。(すべての呼がSMからAMへの料金メッ
セージを生成することがないように、いくつかの料金記
録が1メッセージとして送信される。)
【0094】WSMはまた、呼の移動局の状態を更新す
るために、VLR−WSMへ解放メッセージ1418を
送信する。VLR−WSMは、その呼が移動局に対する
最終トランザクションである場合、メッセージの接続情
報を消去するために、WGSMへ消去コマンド1420
を送信する。(メッセージ待機信号メッセージの配送の
ように、他のトランザクションが要求される場合、接続
は維持される。VLRは呼制御に関わったままである
が、呼を制御するためにBSSに接続されたWSMは解
放される。)
【0095】WGSMは、無線チャネルを解放するため
にBSSに消去コマンドを送信し、BSSから、無線チ
ャネルが解放されたという確認メッセージ1424を受
信する。BSSは、送信チャネルを解放するために移動
局に消去コマンド1426を送信する。次にWGSM
は、移動局が解放されたことを確認するために、VLR
−WSMへ消去完了メッセージ1428を送信する。
【0096】次に、ハンドオーバ手順を説明する。移動
局は通話中に移動するため、1つのBSSの基地送受信
局の有効範囲を容易に出て、他の有効範囲に入ることが
できる。この状況では、移動局が第2のBSSの送受信
機の周波数に再同調され、呼がその送受信機を介して継
続することが重要である。このプロセスについては、最
初に、接続に関して説明し、次に、メッセージ交換に関
して説明する。
【0097】図15〜18は、同一のMSCによってサ
ービスされる他のBSS内の基地送受信局へのハンドオ
ーバプロセスを図示する。サービス中の基地送受信局お
よび隣接する候補基地送受信局の信号強度を報告する移
動局1504からのメッセージに応答して、呼にサービ
スするBSS1502から最初に要求がなされる。この
時点で呼はBSS1502および無線交換モジュール1
506からサービスされる。
【0098】無線交換モジュール1506は、この例で
は新しいBSS1510にある新しい基地送受信局を選
択する。管理モジュールは、無線交換モジュール152
0とBSS1510の間のトランク1512(図16)
を選択する。管理モジュールはまた、公衆交換電話ネッ
トワーク1540を介して地上局に接続される交換モジ
ュール1530(中心モジュール)と無線交換モジュー
ル1520の間のネットワークタイムスロット1532
を選択する。
【0099】BSS1502は、BSS1510の送受
信システムに再同調するように移動局にメッセージを送
信する。再同調完了時(図17)に、中心モジュール内
のタイムスロット相互交換による接続が、無線交換モジ
ュール1520への接続1532に交換される。この時
点で、地上局は、公衆交換電話ネットワーク1540を
通じ、中心交換モジュール1530を通じ、およびWS
M1520およびBSS1510を通じて、移動局15
04に接続される。最後に、旧リソース、すなわち、中
心モジュール1530とWSM1506の間の接続15
42およびWSM1506とBSS1502の間の接続
が、BSS1502内の呼に対する無線リソースと同様
に解放される(図18)。
【0100】次に、ハンドオーバプロセスを、適切なメ
ッセージ交換に関して説明する(図19〜21)。前記
の標準によれば、移動局は、その近傍で、異なるBSS
から受信される信号の強度を測定するという作業を実行
する。移動局は、現在その局にサービス中の基地局へ測
定メッセージ1902(図19)を周期的に送信する。
BSSが、現在その移動局にサービス中のBSSからの
信号が、信頼性のある通信に要求される信号強度のしき
い値以下であることを検出した場合、BSSは、さらに
呼を処理するための候補基地送受信局の順序セットを含
む移動交換センタのWGSMへメッセージ1904を送
信する。
【0101】WGSMは、ハンドオーバが要求されてい
ることを指示し、候補基地送受信局のリストを渡すメッ
セージ1904を、現在呼を処理しているWSM(旧W
SM)へ配送する。旧WSMは、ハンドオーバが進行す
ることを移動局が決定するために終端プロセスを参照し
た後、第1候補BSSへのトランクの割当のために、こ
の情報をメッセージ1906を介して管理モジュールへ
送る。
【0102】管理モジュールは、BSSの選択されたト
ランクに接続されたWSM(新WSM)にメッセージ1
908を送信し、新WSMは、地上パスに接続された交
換モジュール(中心SM)にメッセージ1910を送信
して、公衆交換電話ネットワークから新WSMへの新し
い接続とともに使用するための第2のタイムスロットを
設定し、中心SMに、新WSMおよび新しい終端プロセ
ス識別情報を通知する。
【0103】新WSMは、新しいパス設定が完了したこ
とを指示するメッセージ1912を旧WSMへ送信し、
旧WSMは、新WSMへのこの呼に対する終端プロセス
に付随して格納しているVLR情報のコピー(メッセー
ジ1914)を転送する。新WSMは、新BSSでチャ
ネルを割り当てるために新WSMにハンドオーバ要求メ
ッセージ1916を送信し、新BSSは確認メッセージ
1918を返す。ハンドオーバ要求の確認メッセージ
は、新BSSが移動局と通信するために使用する周波数
およびチャネルを含む。
【0104】新WSMは、移動局が同調されるべき新し
い周波数およびチャネルの指示を含むハンドオーバ要求
確認メッセージ2002(図20)を旧WSMへ送信す
る。旧WSMは、メッセージ2004によって、その呼
の特定データを新WSMへ転送し、旧WSMへ送信中で
あるMSとの間のすべてのメッセージの処理を延期す
る。このメッセージは後で新WSMへ転送される。
【0105】新WSMは、この特定データ転送が完了し
たことを指示するメッセージ2006を返し、旧WSM
は、実際のチャネル交換が開始することを指示し、VL
R−WSMに、新しい入力信号の処理を延期するよう要
求するメッセージ2008をVLR−WSMへ送信す
る。(処理がハンドオーバ中に延期される新しい入力信
号の例は、例えば、「音声メッセージ待機ランプを点灯
せよ」という短いメッセージを配送する要求、または移
動局への新しい呼である。)
【0106】旧WSMは、ハンドオーバコマンド201
0を旧BSSへ送信し、旧BSSはそのハンドオーバコ
マンド2012を移動局へ転送する。このハンドオーバ
コマンドに応答して、移動局は、新BSSと通信するた
めに新しく割り当てられた周波数およびチャネルに同調
する。移動局は、新BSSにハンドオーバアクセスメッ
セージ2014を送信し、新BSSは、移動局に、基地
局物理チャネルとフレーム同期を確立することを要求す
るメッセージ(「物理チャネル使用」メッセージ201
6)を送信する。
【0107】移動局は、新BSSへの物理層接続が設定
され、移動局が再同調されたことを指示するハンドオー
バ検出メッセージ2018を送信する。新BSSは、ハ
ンドオーバが検出されたというメッセージ2020を新
WSMへ送信し、新WSMは、そのメッセージに応答し
て、中心SMに、新しいパスへ切り替わるよう要求する
(メッセージ2022)。中心SMは新しいパスへ切り
替わり、新WSMに確認メッセージ2024を送信す
る。
【0108】第3層プロトコルが設定された後、移動局
は新BSSへのメッセージ2100(図21)でハンド
オーバ完了を送信し、新BSSはそのメッセージ210
1を新WSMへ転送する。次に、新WSMは、ハンドオ
ーバが完了したというメッセージ2102(図21)を
旧WSMへ送信し、旧WSMは、ハンドオーバが完了し
たというメッセージ2104をVLR−WSMへ送信す
る。このメッセージは新WSMの識別情報を含む。
【0109】旧WSMは新WSMへ、この移動局に対す
る待機メッセージ2106を送信し、新WSMはこのメ
ッセージ転送の終了を確認する(メッセージ210
8)。旧WSMは、旧パスを解放するよう中心SMに通
知するメッセージ2110を送信する。旧WSMはま
た、旧タイムスロットを解放するために管理モジュール
へメッセージ2112を送信する。一方、VLR−WS
Mは、ハンドオーバ終了メッセージ2104の受信に応
答して、旧無線チャネルを解放するために旧BSSへメ
ッセージ2114を送信し、旧BSSはこのチャネルを
解放し、VLR−WSMへ確認メッセージ2116を送
信する。
【0110】過渡的段階では、新WSMは中心SMに接
続されるが、そのパスは、遠端への接続のためにそのS
Mのタイムスロット相互交換接続を通じて継続されな
い。この接続は、移動局が新BSSの無線周波数に同調
した後で形成され、現在のWSMを公衆交換電話ネット
ワークに接続する旧タイムスロット相互交換接続が切断
されるのと同時に形成される。従って、ただ1つの接続
が遠端に接続されたSMを通じて形成され、この接続
は、その交換モジュールのタイムスロット相互交換を通
じて形成される。これによって、ある接続から他の接続
への非常に高速の遷移が可能となる。それは、すべての
他の接続はタイムスロット相互交換接続が切り替えられ
る前に形成されているためである。
【0111】移動交換センタが特定の移動局にサービス
し続ける限り、その移動局に対するVLRはその移動交
換センタ内に維持され、移動局がその交換センタによっ
てサービスされる異なるエリアに移動した場合でも、そ
の移動交換センタの同一の交換モジュールに保持され
る。(ある移動交換センタから他の移動交換センタへ移
動局をハンドオーバする手順は、この発明の詳細な説明
の範囲外のことである。)特定の移動局に対する呼にサ
ービスするための呼データを含む交換モジュールは、V
LRからの情報群を保持し、さらに、VLRの基本コピ
ーを含む交換モジュールの識別情報も保持するため、移
動局が移動した後異なる無線交換モジュールによってサ
ービスされる際にもその基本コピーを移動する必要がな
い。
【0112】次に、地上局から移動局への呼について説
明する。着呼メッセージ2202(図22)が移動交換
センタにおいて公衆交換電話ネットワークから受信され
る。(地上局から移動局への呼は移動交換センタにおい
ても発信されることに注意すべきである。)着側のSS
7信号の場合、移動交換センタは公衆交換電話ネットワ
ークにアドレス完了メッセージ2204を送信する。着
呼を受信したMSCは、電話番号に基づいて、この移動
局に対する「ホーム」となるMSCである。(他のMS
CでベースHLR情報をもつ呼を処理する手順はこの発
明の詳細な説明の範囲外のことである。)このMSCは
その移動装置のベースHLR情報を含む。
【0113】MSCは、適切な無線交換モジュール内の
その移動装置についてそのHLRを参照し(作用220
6)、どのMSCが現在その移動装置にサービスしてい
るかに関する情報を取得する(作用2208)。移動装
置が現在ローミング中であってホームMSCの範囲の外
部にある場合、MSCはその移動装置にサービスするM
SCへ呼を再ルーティングする。この例では、移動局は
ホームMSCによって制御される。移動局が、呼が他の
番号へ転送されることを要求した場合、これは後の処理
のためにMSCへも報告される。この報告は、呼転送番
号がホームMSCによってサービスされる場合はMSC
によって、呼転送番号がホームMSCによってサービス
されない場合は、他のMSCまたは公衆交換電話ネット
ワークによってさらに処理するために行われる。
【0114】この場合、移動局が呼転送を要求しておら
ず、ホームMSCによってサービスされていると仮定す
る。MSCは移動局のVLRを含むWSMを決定し、そ
のVLRはこの実施例のMSCに統合される。MSCは
そのVLRに照会する(作用2210)。VLRは、移
動局が最近の位置エリアのBSSによってページングさ
れるために、移動局の最近の位置エリアを決定する。V
LRは、そのページングを実行するために、位置エリア
の識別情報によって応答する(作用2212)。
【0115】次に、MSCは、位置エリアにサービスす
るBSSへページングを要求するメッセージ2302
(図23)を送信する。BSSはページング信号を送出
し(作用2304)、移動局は、BSSの1つを介し
て、この移動局に制御チャネルを割り当てる要求によっ
てこの要求に応答する。BSSは移動局に、使用すべき
専用制御チャネルのためのチャネル割当2308を送信
する。移動局はその制御チャネルに同調し、その制御チ
ャネルによってページング応答2310を配送する。
【0116】移動通信に対するGSM標準の原理のもと
では、移動装置は単一のページングチャネルに同調す
る。移動装置が始動すると、最強の信号の基地送受信局
のページングチャネルに同調する。これは、いくつかの
隣接基地送受信局の同報チャネルの信号強度を測定し、
最強信号のシステムを選択することによってなされる。
次に移動局は、共通制御チャネルであるそのシステムの
ページングサブチャネルに同調する。移動局が電源オン
であるが接続状態でない間に位置エリア境界を横切って
移動した場合、その移動局は、MSCへ位置更新メッセ
ージを送信し、これはその移動局のVLRを更新するた
めに使用される。移動局は、その位置エリアの内部記録
が、同報制御チャネルを介して基地送受信局から受信さ
れた位置エリア信号と異なるため、この遷移を認識す
る。
【0117】移動局が最初にページングされる場合、そ
の移動局は、MSが最後に登録した位置エリア内のすべ
ての送受信局によってページングされる。このページン
グメッセージは、無線広域交換モジュールのプロトコル
ハンドラからすべての適切な基地局コントローラへ送信
される。WGSM内では、交換モジュールから受信され
たページング要求は、位置エリア識別子(LAI)を含
む。
【0118】これは、そのページングを同報しなければ
ならない基地送受信局を含むBSSのポイントコードの
列を導出するために翻訳される。交換モジュールからペ
ージング要求メッセージを受信したPHは、WGSMプ
ロトコルハンドラへメッセージを同報する。このメッセ
ージは、移動局の識別情報(認証手順に関して後で説明
するIMSIまたはTMSI)、ポイントコードおよび
各ポイントコードに効果的に付加される単一の論理経路
をも含む。
【0119】この論理経路は、BSSへの相異なる信号
リンク上に信号トラフィックを展開するために使用され
る4ビットの数である。各プロトコルハンドラは、ペー
ジング要求メッセージの送信に関係しているかどうか
(すなわち、使用中の信号リンクにサービスしているか
どうか)を知るためにポイントコードおよび論理経路を
検査する。各関係プロトコルハンドラはこれらの各BS
Sコントローラへページング要求メッセージを送信す
る。
【0120】そのBSSコントローラに対し、そのプロ
トコルハンドラは、そのポイントコードおよび論理経路
に対するページング要求の指定されたソースである。こ
のページング要求メッセージはLAI内にBTSのリス
トを含む。これは、2以上のLAIの部分を含むBSS
がそのLAIにサービスする基地送受信局のみにページ
ング要求を送信することができるようにするためであ
る。その代わりに、現在のGSM仕様には含まれない
が、LAIが送信され、BSSはページングのために、
適切な基地送受信局を発見するために翻訳してもよい。
【0121】もう1つの方法は、ページングに関連する
BSSに対するBSSのポイントコードおよび論理経路
ならびに基地送受信局のリストを含む同報ページングメ
ッセージをWGSMのどのプロトコルハンドラが受信す
べきかを決定するために、交換モジュールからページン
グ要求メッセージを受信するプロトコルハンドラ内で翻
訳を作成することである。決定されたこの同報メッセー
ジの受信プロトコルハンドラがそれぞれ、ページングメ
ッセージを送信するかどうかを知るためにポイントコー
ドおよび論理経路を翻訳する。
【0122】送信する場合、受信プロトコルハンドラは
適切なページングメッセージを送信する。この方法で
は、どのプロトコルハンドラが基地局コントローラへペ
ージング要求メッセージを送信するプロセスに関係する
かを決定するための初期翻訳は、最初にページング要求
メッセージを受信する単一のプロトコルハンドラで実行
される。この方法の欠点は、初期翻訳を実行するプロト
コルハンドラがそれぞれ翻訳情報を格納するテーブルを
必要とすることである。好適な実施例の、より簡単な翻
訳は、LAIからポイントコードへのもののみであり、
比較的静的な翻訳である。障害状況に応答するためのプ
ロトコルハンドラの更新は、実際にデータをBSSへ送
信するプロトコルハンドラのテーブルに影響を与えるの
みである。
【0123】BSSのうちの1つによって受信されるペ
ージング応答2310は、移動交換センタ、特に、WG
SMに返される(メッセージ2312)。次にWGSM
は、必要な場合に認証プロセスを開始する移動局に対す
るVLR情報を含む無線交換モジュールへメッセージ2
314を送信する。以前に、VLRは、HLRを介して
認証センタから、移動局の識別情報を認証するためおよ
び暗号化キーとして使用するための5セットのデータを
受信している。
【0124】VLRが1セットのみを残している場合、
メッセージ2402、2404、2406および240
8(図24)を使用して、認証センタからHLRを介し
てさらに1セット取得する。VLR−WSMは、アルゴ
リズム計算を実行するための認証要求2410を移動局
に送信する。移動局はその計算結果(メッセージ241
2)をVLR−WSMに送信し、VLR−WSMはその
結果を、格納している認証データと比較する。
【0125】次に、VLRは、必要な場合、BSSへ暗
号化コマンド(メッセージ2502、図25)を送信
し、そのBSSは、無線チャネルによって、移動局に暗
号モードに入ることを要求する暗号モードコマンド25
04を送信する。移動局は、暗号モード完了メッセージ
2506によってBSSに応答し、BSSは、そのVL
Rを含む交換モジュールに、暗号化プロセスが完了した
ことを報告する(メッセージ2508)。VLRからB
SSへ送信される最初の暗号化コマンドは、移動局とB
SSの間で送信される信号を暗号化する際に使用するキ
ーを含む。移動局は、以前に、認証プロセス中にそのキ
ーを導出するための情報を受信している。
【0126】通信オペレータが、装置識別情報チェック
が必要であることを指定した場合、移動交換センタは移
動局からその国際移動装置識別情報(IMEI)を要求
する(メッセージ2602、図26)。移動局はその情
報によって応答し(メッセージ2604)、この情報
は、その移動局に対するMSCにも格納された装置識別
情報レジスタ(EIR)データベースでチェックされる
(作用2606)。チェック結果がEIRから返される
(作用2608)。装置妥当性検査は、その移動装置が
通話を許可されていることを保証するために実行され
る。VLRおよびEIRデータの両方が、その移動局が
呼を設定または受信することを許可されている場合にの
み、通話が実現される。
【0127】その後、移動交換センタは、移動局への呼
接続を設定する。移動交換センタは、この呼に関して、
移動局によって発生されたすべてのメッセージに対する
トランザクション識別情報を含むメッセージ2702
(図27)を送信する。移動局は、呼確認メッセージ2
704によって応答する。次に、移動交換センタは、基
地局に、この呼にトラフィック(すなわち、音声または
顧客データ)チャネルを割り当てることを要求する(メ
ッセージ2706)。
【0128】BSSは、無線周波数およびチャネルを選
択し、移動局がその周波数およびチャネルに同調するこ
とができるように、それらを移動局に通知する(メッセ
ージ2708)。移動局は同調を行い、チャネル割当が
完了したことを報告する(メッセージ2710)。これ
によって、BSSが移動交換センタに、トラフィックチ
ャネルが割り当てられたことを報告する(メッセージ2
712)ことが可能となる。
【0129】移動局は、加入者への呼出信号を局所的に
発生することによって、以前に受信したトラフィックチ
ャネル割当要求に応答する。移動局ユーザが呼び出され
ていることをMSCに通知するために、「呼出」メッセ
ージ2802(図28)が移動局からMSCへ送信され
る。移動交換センタは発呼者に可聴トーンを送信する
(作用2804)。移動局の被呼顧客がオフフックにな
る(呼に応答する)と、移動局は移動交換センタに接続
指示情報2806を送信する。移動交換センタは、その
接続指示情報を遠端へ転送し(作用2808)、移動局
へ接続確認メッセージ2810を送信する。
【0130】2以上の移動局が同一の識別情報を有する
という不正条件を検出するために、以下のステップがと
られる。この状況は起こるべきではなく、通信料金がそ
の識別情報の本来の所有者に不正に課されるようにする
企ての結果としてしか起こらない。
【0131】特定の状態遷移が、移動局の前状態から考
えて可能かどうかを知るために、状態遷移の各クラスが
検査される。移動局が、指定された状態のうちの1つへ
状態変更すると、その移動局の、指定された状態の以前
の状態が検査され、遷移が不可能である場合、移動通信
ネットワーク管理部に記録される。この記録は可能な不
正の指示情報である。検査される状態遷移は次の通りで
ある。すなわち、移動局の接続、移動局の分離、ページ
ング応答、位置更新、サービス要求、および位置キャン
セル(移動局がMSCによって、従ってVLRによって
サービスされるエリアの外部に移動したことを指示する
HLRからVLRへのメッセージ)である。
【0132】不可能事象は、移動局が既に接続されてい
る場合の接続の受信、移動局が既に分離されている場合
の分離への遷移、1移動局の単一のページング要求に対
する複数のページング応答の受信、他の更新手順または
接続手順が進行中の場合の位置更新の受信、移動局が位
置更新手順の際もしくは接続もしくは分離手順中のサー
ビス要求の受信、または、通話が進行中である場合に受
信された位置変更メッセージである。
【0133】状態変更が生起不可能なものである場合、
ペグカウントが状態変更から形成される。識別情報の不
正使用が検出可能なように、異常な生起の頻度が移動交
換制御センタまたは運用保守センタ(OMC)に表示さ
れる。このカウントがしきい値を超えた場合、特別のメ
ッセージが表示または印刷される。
【0134】次に認証プロセスについて説明する。認証
プロセスは、移動局によるサービス要求の結果として、
または、移動局のページング成功後に開始されるが、最
初はVLRの制御下で実行される。通信オペレータの希
望に従って、この認証プロセスは、移動局が発信するご
とに、または、呼が移動局に終端するごとに実行するこ
とも可能である。さらに、移動交換システムの管理部が
望むのであれば、認証は、電源オンおよびアイドル状態
にある移動局の位置が更新されるごとに実行することも
可能である。さらに、認証は、移動局が電源を入れるこ
とによって登録する際に実行することもできる。
【0135】移動局によって発信されるサービス要求の
場合、移動局は、上記の要求のうちの1つを記録したメ
ッセージを移動交換センタに送信する。このメッセージ
は、IMSI(国際移動加入者識別情報)またはTMS
I(一時移動加入者識別情報)を含む。主要な識別メカ
ニズムとしてのIMSIまたはTMSIの選択は、シス
テムオペレータによってなされる。
【0136】IMSIは、すべての移動局に割り当てら
れる固定番号である。TMSIは、移動局に認証後にの
み割り当てられ、局所的意味しか有しない。これが最初
の認証要求である場合、または、これが何らかの理由で
失敗した認証要求であってシステム管理部がTMSI識
別を使用している場合、バックアップIMSIが、顧客
を認証し新しいTMSIを割り当てるために使用され
る。
【0137】認証の際に使用されるデータのソースは、
現在のシステムではMSCの各移動交換モジュールに存
在する認証センタである。この認証センタ(AUC)
は、各顧客に対するデータは格納しない。認証センタの
目的は、認証データを生成するためにHLR内のデータ
とともに使用される乱数を発生することである。最初
に、顧客がサービスに加入するときに、その顧客には初
期キーKiが割り当てられる。
【0138】このキーおよび認証センタから供給される
乱数(RAND)に第1アルゴリズム(A3)が作用し
て、二次番号が生成される。この番号は、認証番号であ
り、署名応答(SRES)と呼ぶ。これは、A3アルゴ
リズムを使用して乱数を操作した結果である。さらに、
その乱数およびKiに第2アルゴリズム(A8)が作用
して、暗号化キーKcが生成される。RAND、SRE
SおよびKcの値が、VLRによる必要に従ってHLR
から要求される。本発明の好適な実施例では、一連の計
算がなされるごとに、5セットのRAND/SRES/
cが生成され、VLRに格納される。
【0139】認証が必要とされる場合、MSCは乱数を
MSへ送信する。MSは初期化メモリ(これは移動局の
購入時に初期化すればよい)からKiを取得し、アルゴ
リズムA3およびA8を使用して、乱数およびKiから
SRESおよびKcを計算する。次にMSはそのKcを主
局に格納し、結果SRESを移動交換センタに送信す
る。移動交換センタは、移動局によって計算されたSR
ES値がVLRに格納されており以前に計算されたSR
ES値と一致することを確認する。これらの値が一致し
た場合、それは認証の成功であり、MSC/VLRに格
納されたキーKcおよび移動局に格納されたキーKcの2
つの値は同一であると仮定される。
【0140】この配置では、乱数およびSRESのみが
無線送信される。それぞれ乱数から生成され、無線送信
されないKiの値を使用してそれぞれ生成された、2つ
の独立に生成された暗号化キーKcの値は、同様に、無
線送信されない。別個のアルゴリズムがKcおよびSR
ESを導出するために使用されるので、SRESおよび
RANDが無線送信されるということによって盗聴者が
cを発見することはできない。
【0141】認証が失敗して、システム管理部はTMS
Iを使用する場合、TMSIが何らかの理由で歪曲され
た場合のためにIMSIがバックアップとして送信され
る。IMSIを使用した他の認証が試みられ、その認証
が成功した場合、新しいTMSIが送信され、成功した
認証に基づく動作が実行可能である。システム管理部が
IMSIを使用して認証が失敗した場合、または、TM
SIのIMSIバックアップの後に認証が失敗した場
合、その移動局への非常時サービス以外のすべてのサー
ビスが通常拒否される。
【0142】TMSIおよびIMSIの両方を、セキュ
リティを低下させることなく無線波で送信することがで
きる。それは、そのIMSIに対応するKiが潜在的盗
聴者にとって利用可能でなければ、それらの値は役に立
たないからである。
【0143】管理部は、すべての呼に対して認証を実行
するとは限らないことを選択することも可能である。そ
の場合に、IMSIまたはTMSIが傍受された場合、
不正通話が行われるか、または、通話が不正に受信され
る可能性がある。しかし、これが、ある割合の呼を認証
することを選択した管理部で認証がなされた呼である場
合、認証は失敗し、認証の失敗は、特定のIMSIまた
はTMSIが害されていることの管理部への警告であ
る。
【0144】通常、一度に単一対のアルゴリズムが使用
される。システム管理部は、このようなアルゴリズムの
複数の対の間で変動することが可能であるが、今のとこ
ろ、2つの異なる移動局に異なるアルゴリズム対を割り
当てる計画はない。
【0145】[付録A:略語] AUC 認証センタ AM 管理モジュール BSC 基地局コントローラ BSS 基地局システム BSSAP 基地局システムアプリケーション部 BSSOMAP BSS運用保守管理部 BSSMAP 基地局システム管理アプリケーション
部 BTS 基地送受信局 CM 通信モジュール DFI ディジタル設備インタフェース DTAP 直接転送アプリケーション部 EIR 装置識別情報レジスタ GSM 広域移動通信システム ISDN サービス統合ディジタルネットワーク ISO 国際標準化機構 HLR ホーム位置レジスタ IMEI 国際移動装置識別情報 IMSI 国際移動加入者識別情報 ISUP ISDNユーザ部 LAI 位置エリア識別子 OMC 運用保守センタ MAP 移動アプリケーション部 MS 移動局(個人通信局) MSC 移動交換センタ MTP メッセージトランスポート部 PH プロトコルハンドラ PSTN 公衆交換電話ネットワーク PSTNGSM PSTN広域交換モジュール PSU パケット交換装置 RAND 乱数 SCCP 信号接続制御部 SIM 加入者識別情報モジュール SM 交換モジュール SMG 特殊移動グループ SMP 交換モジュールプロセッサ SRES 署名応答 SS7 No.7信号方式 TC トランザクション機能 TCAP トランザクション機能アプリケーショ
ン部 TMSI 一時移動加入者識別情報 TSIU タイムスロット相互交換装置 TUP 電話ユーザ部 WGSM 無線広域交換モジュール WSM 無線交換モジュール VLR 在圏位置レジスタ
【0146】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、こ
のような配置により、信号通信パスに高度の信頼性が実
現され、すべての信号通信パスを設定する経済的で効率
的な方法が与えられる。本発明は、5ESS(登録商
標)交換機のような分散制御システムがMSCとして使
用される場合にも同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動交換センタならびにその直接および間接イ
ンタフェースの基本GSMモデルのブロック図である。
【図2】このモデルが1実施例で実現される方法を示す
図である。
【図3】移動通信システムでメッセージを送信するため
に使用されるさまざまな信号プロトコルの図である。
【図4】移動局、地上局、基地局システム、公衆交換電
話ネットワーク、および、移動交換センタの間の相互接
続の図である。
【図5】送信、および、音声またはデータ相互接続のた
めに使用される物理パスの図である。
【図6】無線大域交換モジュール(WGSM)の役割を
含む信号相互接続の図である。
【図7】無線大域交換モジュール(WGSM)の役割を
含む信号相互接続の図である。
【図8】無線大域交換モジュール(WGSM)の役割を
含む信号相互接続の図である。
【図9】移動局から地上局への呼を設定するプロセスの
図である。
【図10】移動局から地上局への呼を設定するプロセス
の図である。
【図11】移動局から地上局への呼を設定するプロセス
の図である。
【図12】移動局から地上局への呼を設定するプロセス
の図である。
【図13】移動局から地上局への呼を設定するプロセス
の図である。
【図14】移動呼の解放の図である。
【図15】ハンドオーバプロセスの図である。
【図16】ハンドオーバプロセスの図である。
【図17】ハンドオーバプロセスの図である。
【図18】ハンドオーバプロセスの図である。
【図19】メッセージ交換に関してハンドオーバプロセ
スを説明する図である。
【図20】メッセージ交換に関してハンドオーバプロセ
スを説明する図である。
【図21】メッセージ交換に関してハンドオーバプロセ
スを説明する図である。
【図22】移動局への着呼の図である。
【図23】移動局への着呼の図である。
【図24】移動局への着呼の図である。
【図25】移動局への着呼の図である。
【図26】移動局への着呼の図である。
【図27】移動局への着呼の図である。
【図28】移動局への着呼の図である。
【符号の説明】
102 ホーム位置レジスタ(HLR) 104 在圏位置レジスタ(VLR) 106 遠隔VLR 108 認証センタ(AUC) 110 移動交換センタ(MSC) 112 基地局システム(BSS) 114 基地局コントローラ(BSC) 116 基地送受信局(BTS) 120 移動局(MS) 124 装置識別情報レジスタ(EIR) 126 サービス統合ディジタルネットワーク(ISD
N) 128 公衆交換電話ネットワーク 202 移動局(MS) 204 BSS 206 無線リンク 210 移動交換センタ(MSC) 212 HLR 214 VLR 216 AUC 218 EIR 220 料金センタ 222 運用保守センタ(OMC) 224 顧客管理システム 400 移動交換センタ 402 管理モジュール 404 通信モジュール 406 無線交換モジュール(WSM) 408 交換モジュール(SM) 410 無線広域交換モジュール(WGSM) 412 PSTN広域交換モジュール(PSTNGS
M) 502 基地局システム 504 無線交換モジュール(WSM) 506 通信モジュール 508 管理モジュール 602 基地局システム 604 WGSM 606 通信モジュール 610 WSM 702 WSM 704 WSM 802 基地局システム 804 無線交換モジュール(WSM) 806 SM 808 公衆交換電話ネットワーク(PSTN) 810 広域交換モジュール(GSM) 812 WSM 814 WGSM 1502 BSS 1504 移動局 1506 無線交換モジュール 1510 BSS 1512 トランク 1520 無線交換モジュール 1530 交換モジュール 1532 ネットワークタイムスロット 1540 公衆交換電話ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート バイアリー ビーソン,ジュニ ア アメリカ合衆国 60563 イリノイ ネイ パーヴィル、アパートメント ナンバー 12、ブルックデール ロード 1708 (72)発明者 パトリック アーネスト ヘルマーズ アメリカ合衆国 60545 イリノイ プラ ノ、メイン ストリート ロード イース ト 13725 (72)発明者 マイケル ヴィンセント スタイン アメリカ合衆国 60187 イリノイ ウィ ートン、ヘザーブルック コート 834

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルラ移動通信交換システムで、移動加
    入者に対する無線サービスの制御を補助して、任意の基
    地局システムから、前記交換システムの複数の制御プロ
    セッサのうちのいずれかに信号を送信する方法におい
    て、 基地局システム(BSS)から、物理回線接続によっ
    て、プロトコル処理およびメッセージに対するデータ交
    換を実行する信号交換手段へ、前記加入者に対するサー
    ビスの制御のための共通参照番号を有する信号メッセー
    ジを送信するステップと、 前記信号交換手段内で、BSSと信号交換手段の間の、
    共通参照番号を有する複数の仮想回線接続のプロトコル
    を制御する状態情報を維持するステップと、 無線サービスの制御を補助するために、前記信号交換手
    段で受信されたメッセージを、そこから、複数の第2物
    理回線接続を通じて、前記交換システムの前記制御プロ
    セッサに送信する第2送信ステップとからなることを特
    徴とする信号送信方法。
  2. 【請求項2】 第2送信ステップが、前記移動通信交換
    システムの音声/データ通信交換ネットワークの交換可
    能回線接続を通じて前記メッセージを送信するステップ
    からなることを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記信号交換手段が、前記制御プロセッ
    サのうちのいずれがメッセージを受信すべきかを決定す
    るために、翻訳を実行することを特徴とする請求項1の
    方法。
  4. 【請求項4】 前記翻訳が、前記制御プロセッサのうち
    のいずれが、前記メッセージが送信されるべきデータベ
    ースからなるかを決定するために実行されることを特徴
    とする請求項3の方法。
  5. 【請求項5】 前記翻訳が、いずれの呼制御プロセッサ
    が前記メッセージを受信すべきかを決定するために、メ
    ッセージデータを翻訳するステップからなることを特徴
    とする請求項3の方法。
  6. 【請求項6】 前記翻訳が、いずれの制御プロセッサが
    前記メッセージを受信すべきかを決定するために、識別
    情報番号を翻訳するステップからなることを特徴とする
    請求項3の方法。
  7. 【請求項7】 前記翻訳が、標準によって要求されるT
    MSIのランダム性を維持しつつ、いずれの制御プロセ
    ッサが前記メッセージを受信すべきかを決定するため
    に、一時移動加入者識別情報(TMSI)を翻訳するス
    テップからなることを特徴とする請求項6の方法。
  8. 【請求項8】 前記翻訳が、前記制御プロセッサを識別
    するための前記TMSIのサブフィールドの翻訳を含む
    ことを特徴とする請求項7の方法。
  9. 【請求項9】 前記翻訳が、いずれの制御プロセッサが
    前記メッセージを受信すべきかを決定するために、国際
    移動加入者識別情報(IMSI)を翻訳するステップか
    らなることを特徴とする請求項3の方法。
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