JPH08307943A - 認証処理方式 - Google Patents

認証処理方式

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JPH08307943A
JPH08307943A JP7109321A JP10932195A JPH08307943A JP H08307943 A JPH08307943 A JP H08307943A JP 7109321 A JP7109321 A JP 7109321A JP 10932195 A JP10932195 A JP 10932195A JP H08307943 A JPH08307943 A JP H08307943A
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JP
Japan
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authentication
mobile
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signal
exchange
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Withdrawn
Application number
JP7109321A
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English (en)
Inventor
Toru Imamura
徹 今村
Reiko Mise
れい子 三瀬
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】移動通信システムにおける移動機の認証処理に
関し、ISDN公衆網を利用した移動通信システムにお
ける認証処理方式を提供することを目的とする。 【構成】移動通信システム(PDCシステム)において
は、移動用交換機5に収容された無線基地局2に属する
移動局1において、移動局1の持つ認証キーと認証乱数
とによって演算を行なった結果と、移動用交換機5にお
いて、移動用交換機5が持つ認証キーと認証乱数とによ
って演算を行なった結果との照合結果OKによって移動
局1を認証する。この場合に、無線基地局2と移動用交
換機5とをISDN公衆網を介して接続し、無線基地局
2と移動用交換機5との間で、認証用情報をCC信号の
UUS情報部に乗せて転送することによって認証処理を
行なうようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動通信システムにお
ける移動機の認証処理に関し、特にISDN公衆網を利
用した移動通信システムにおける認証処理方式に関する
ものである。
【0002】PDC(Personal Digital Cellular )シ
ステムは、ディジタル方式自動車電話システム標準規格
(RCR STD−27)に準拠した移動通信システム
であって、今後、広く用いられようとしているものであ
る。
【0003】PDCシステムにおいては、無線基地局と
移動用交換局間をISDN公衆網経由で接続できるよう
にすることが要望されていいる。
【0004】
【従来の技術】PDCシステムに関する前述の標準規格
で規定されている呼接続用のレイヤ3信号は、RT(無
線管理)信号,MM(移動機管理)信号,CC(呼制
御)信号の3種類であるが、このうち、ISDN公衆網
と親和性の高い信号は、CC信号のみである。そのた
め、従来、PDCシステムにおける無線基地局と移動用
交換局間の接続には、ISDN公衆網は用いられず、専
用線で接続する方式が採用されている。
【0005】図14は、従来のPDCシステムの構成を
示したものである。図中において、1は移動機(MS)
を示し、2はMS1の属する無線基地局(BS)であ
る。また3は無線基地局2を収容する移動用交換局であ
って、関門交換局(GMSC)4を介して、他網と接続
されている。
【0006】また、移動用交換局3において、5は移動
用交換機(MSC)であって、移動通信システムに対応
し、移動機に関する加入者データおよび認証キーを格納
するホーム・ロケーション・レジスタ(HLR)6を有
している。無線基地局2と移動用交換機5との間は、専
用線7で接続されている。
【0007】図15,図16は、従来の発信時のシーケ
ンス(1),(2) を示したものであって、図中、MS,B
S,MSC,HLR,GMSCは図14の場合と対応し
ている。また、図17は呼設定信号(CC)の機能の概
要を示したものであって、ユーザ・網インタフェースと
網間インタフェースの各信号の機能概要を示している。
【0008】MS発信時、MSは発信無線状態報告を行
なうとともに、BSに対して「SETUP」によって呼
設定の要求を行ない、BSは「SETUP」をMSCへ
送る。MSからの「SETUP」によって、MSCでは
HLRから発信情報(加入者データ,認証キー)を読み
出し、MSに「CALL PROC」を送って呼設定の
ための処理中を通知する。
【0009】 認証処理において、MSCは、認証乱
数を生成し、HLRから受信した認証キーによって、認
証の演算(b) を行なうとともに、認証要求によって認証
乱数をMSに通知する。 MSは、MS自体が持っている認証キーと、MSC
から受信した認証乱数によって認証の演算(a) を行なっ
て、認証応答によって演算(a) の結果をMSCに通知す
る。
【0010】 HLRは、「発信情報読出」を受ける
と、「発信情報読出応答」によって認証キーをMSCに
通知する。 MSCは、演算(a) の結果と演算(b) の結果とを照
合して、OKまたはNGを判定する。
【0011】MSCは、演算結果の照合結果OKであっ
てMSの正当性が認証されたとき、BSを介してMSに
対する無線チャネルの指定を行なうとともに、GMSC
を介して、他網の被呼者に対する呼出しの処理を行な
い、被呼者応答の旨の通知を受けたとき、MSにその旨
通知して、MSからこれに対する確認の通知を受けたと
き、MSと被呼者とを通話中の状態とする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】今後、加入者の増加
と、サービスエリアの拡大に伴って、無線基地局の数が
増加することが予想される。従って、従来のように、無
線基地局と移動用交換局間を専用線で接続する方式で
は、PDCシステムを運用する通信事業者の負担すべ
き、専用線布設コストと、専用線のランニングコスト
は、著しく大きくなると予想される。
【0013】その対策として、無線基地局と移動用交換
局間を一般公衆通信網経由で接続することが考えられ
る。そこでISDN公衆網を利用したPDCシステムを
実現しようとする場合、前述の呼接続用のレイヤ3信号
のうち、ISDN公衆網と親和性の低い信号の伝送が問
題となる。このうち、RT信号は、無線回線の管理のみ
を目的としたものなので、移動機と無線基地局間で閉じ
た処理を行なうことによって、ISDN公衆網を利用す
る必要がなくなるが、MM信号は、移動機の正常性を確
認するための認証処理を行なっているため、移動用交換
局またはそれより上位装置が管理しているホーム・ロケ
ーション・レジスタにアクセスしなければならない。従
って、MM信号をISDN公衆網において中継する必要
があるが、前述のように、MM信号はISDN公衆網と
親和性が低いため、そのままではISDN公衆網を中継
することができないという問題がある。
【0014】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、PDCシステムにおい
て、無線基地局と移動用交換局に、MM信号とCC信号
とをインタワークする機能を設け、CC信号に規定され
ている、付加情報転送付加サービス(UUS:ユーザ・
ユーザサービス)の情報部に、認証情報を乗せて伝送す
ることによって、MM信号を用いずに、CC信号のみを
用いて認証処理を行なうことができるようにすることを
目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成を示したものであって、図14の場合と同じものを同
じ番号で示し、8はISDN公衆網等の一般公衆網、9
はISDN用交換機である。
【0016】(1) 移動局1を無線基地局2を介して移動
用交換機5に収容し、移動局1において移動局1の持つ
認証キーと認証乱数とによって演算を行なった結果と、
移動用交換機5において移動用交換機5が持つ認証キー
と認証乱数とによって演算を行なった結果との照合結果
OKによって移動局1を認証する移動通信システムにお
いて、無線基地局2と移動用交換機5とをISDN公衆
網を介して接続し、無線基地局2と移動用交換機5との
間で、認証用情報をCC信号のUUS情報部に乗せて転
送することによって認証処理を行なう。
【0017】(2) (1) の場合に、移動局1の発信時、移
動局1の発信の要求に応じて無線基地局2が認証乱数を
生成することによって、移動局1において、移動局1の
持つ認証キーと認証乱数とによって演算を行なって、無
線基地局2から認証乱数と演算結果とをCC信号「SE
TUP」のUUS情報部に乗せて移動用交換局5に転送
し、移動用交換局5において、移動用交換局5が持つ認
証キーとUUS情報部から読み出した認証乱数とによっ
て演算を行なって、この演算結果とUUS情報部から読
み出した演算結果との照合をとる。
【0018】(3) (2) の場合に、移動用交換機5におけ
る演算結果の照合結果NGのとき、移動用交換機5から
認証NGをCC信号「REL」のUUS情報部に乗せて
ISDN用交換機9に転送し、ISDN用交換機9は認
証NGをCC信号「DISC」のUUS情報部に乗せて
無線基地局2に転送し、無線基地局2はCC信号「DI
SC」のUUS情報部から読み出した認証NGを移動局
1に通知する。
【0019】(4) (1) の場合に、移動局1に対する着信
時、無線基地局2が移動局1への着信の要求に応じて認
証乱数を生成することによって、移動局1において、移
動局1の持つ認証キーと認証乱数とによって演算を行な
って、無線基地局2から認証乱数と演算結果とをCC信
号「ALERT」のUUS情報部に乗せて移動用交換局
5に転送し、移動用交換局5において、移動用交換局5
が持つ認証キーとUUS情報部から読み出した認証乱数
とによって演算を行なって、この演算結果とUUS情報
部から読み出した演算結果との照合をとる。
【0020】(5) (1) の場合に、移動局1に対する着信
時、移動用交換局5が移動局1への着信の要求に応じて
認証乱数を生成することによって、移動用交換局5から
認証乱数をCC信号「IAM」のUUS情報部に乗せて
ISDN用交換機9に転送し、ISDN用交換機9から
認証乱数をCC信号「SETUP」のUUS情報部に乗
せて無線基地局2に転送し、移動局1において、移動局
1の持つ認証キーとCC信号「SETUP」のUUS情
報部から読み出して認証乱数とによって演算を行なっ
て、無線基地局2からこの演算結果をCC信号「ALE
RT」のUUS情報部に乗せてISDN用交換機9に転
送し、ISDN用交換機9からこの演算結果をCC信号
「CPG」のUUS情報部に乗せて移動用交換機5に転
送し、移動用交換機5において、移動用交換機5が持つ
認証キーと認証乱数とによって演算を行なって、この演
算結果とCC信号「CPG」のUUS情報部から読み出
した演算結果との照合をとる。
【0021】(6) (4) または(5) の場合に、移動用交換
機5における演算結果の照合結果OKが出るまで、移動
用交換機5から関門交換機4に対するCC信号「CP
G」およびCC信号「ANM」の送出を待ち合わせる。
【0022】(7) (1) の場合に、移動局1の位置登録
時、無線基地局2が移動局1からの位置登録の要求に応
じて認証乱数を生成することによって、移動局1におい
て移動局1が持つ認証キーと認証乱数とによって演算を
行なって、無線基地局2から認証乱数と演算結果と位置
情報とをCC信号「SETUP」のUUS情報部に乗せ
てISDN用交換機9に転送し、ISDN用交換機9か
ら認証乱数と演算結果と位置情報とをCC信号「IA
M」のUUS情報部に乗せて移動用交換機5に転送し、
移動用交換機5において、移動用交換機5が持つ認証キ
ーとCC信号「IAM」のUUS情報部から読み出した
認証乱数とによって演算を行なって、この演算結果とC
C信号「IAM」のUUS情報部から読み出した演算結
果とを照合して、照合結果OKのとき、移動局1の位置
情報を登録する。
【0023】(8) (7) の場合に、位置登録時、移動用交
換機5から「位置登録受付」をCC信号「REL」のU
US情報部に乗せてISDN用交換機9に転送し、IS
DN用交換機9から「位置登録受付」をCC信号「DI
SC」のUUS情報部に乗せて無線基地局2に転送する
ことによって、移動局1に位置登録の受け付けを通知す
る。
【0024】
【作用】本発明においては、無線基地局と移動用交換機
とに認証乱数を発生する機能と、MM信号とCC信号と
をインタワークする機能を具備させて、認証情報(認証
乱数,認証演算結果)をCC信号に規定されているUU
S情報部に乗せてISDN網を中継し、移動用交換機
は、CC信号のUUS情報部から認証情報を抽出して、
認証処理を行なう。
【0025】従って本発明によれば、移動用交換局に、
ISDN公衆網を利用して無線基地局を収容することが
できるので、通信事業者は専用線を布設する必要がな
く、従って新たに通信網を整備するための経費と、その
運用費用とを削減することが可能となる。
【0026】
【実施例】図2は、本発明の一実施例における、無線基
地局と移動用交換機のソフトウェア構成を示したもので
ある。図中において、11は信号受信部であって、相手
側からの信号を受信する機能を有する。12は信号送信
部であって、相手側に対して信号を送信する機能を有す
る。13はRT処理部であって、信号受信部11と信号
送信部12との間でRT信号の処理を行なう。14はM
M処理部であって、信号受信部11と信号送信部12と
の間でMM信号の処理を行なう。15はCC処理部であ
って、信号受信部11と信号送信部12との間でCC信
号の処理を行なう。16はMM/CCインタフェース部
であって、MM信号とCC信号の相互のインタフェース
を行なう。17は認証乱数発生部であって、認証処理の
ための乱数を発生する。
【0027】図3は、UUS情報部の構成を示したもの
であって、CC信号中のSETUP信号の情報要素をな
している場合を例示している。なお、本サービスは、T
TC−Q737,RCR STD27−Cに規定されて
おり、CC信号に乗せて情報を転送する方式は、サービ
ス1によって規定されている。
【0028】図4,図5は、本発明方式における発信シ
ーケンス(1)-1,(1)-2 を示したものであって、正常な場
合を示している。図中において、MS,BS,ISDN
用交換機, MSC,HLR,GMSCは図1の場合と対
応している。また以下の説明において、番号〜は図
中の表示と対応している。
【0029】正常時の発信シーケンスは、次の順序で行
なわれる。 MS発信時、MSは「発信無線状態報告」を行なう
とともに、BSに対して「SETUP」によって呼設定
の要求を行なう。BSは、MSから「SETUP」を受
信すると、認証乱数を生成し、「認証要求」によって認
証乱数をMSに送る。MSは認証乱数とMSが持つ認証
キーとによって認証の演算(a) を行ない、「認証応答」
によって、演算結果をBSに送る。
【0030】 BSは、認証乱数と「認証応答」に含
まれる演算(a) の結果を、「SETUP」のUUS情報
部に乗せて、ISDN公衆網へ送出する。 MSCは、ISDN用交換機から「IAM」によっ
て呼設定の要求を受けると、「IAM」のUUS情報部
を検索して、認証乱数,演算(a) の結果を読み出すとと
もに、HLRからMSに関する発信情報(加入者デー
タ,認証キー)を読み出す。
【0031】 MSCは、HLRから読み出した認証
キーとBSから送られた認証乱数とによって、認証の演
算(b) を行なう。 MSCは、演算(a) の結果と演算(b) の結果とを照
合する。
【0032】MSCは、演算結果の照合結果OKであっ
てMSの正当性が認証されたとき、BSを介してMSに
対する無線チャネルの指定を行なうとともに、GMSC
を介して、他網の被呼者に対する呼出しの処理を行な
い、被呼者応答の旨の通知を受けたとき、ISDN用交
換機を介してMSにその旨通知して、MSからこれに対
する確認の通知を受けたとき、MSと被呼者とを通話中
の状態とする。
【0033】図6,図7は、本発明方式における発信シ
ーケンス(2)-1,(2)-2 を示したものであって、準正常の
場合を示している。
【0034】準正常時の発信シーケンスは、次の順序で
行なわれる。MSからの「SETUP」の受信に基づ
く、BSにおける認証乱数の生成と、この認証乱数とM
Sが持つ認証キーによるMSでの認証の演算(a) 、MS
からMSCへの認証乱数と演算(a) の結果の通知、およ
びこの認証乱数とHLRから読みだされた認証キーによ
るMSCでの認証の演算(b) と、演算(a) の結果と演算
(b) の結果との照合は、図4,図5に示す発信シーケン
ス(1)-1,(1)-2 の場合と同様に行なわれる。
【0035】 MSCにおける演算結果の照合によっ
て、NGと判定されたときは、MSCは、ISDN用交
換機に対して、「REL」によって呼開放の要求を行な
うとともに、「REL」のUUS情報部に、「認証N
G」を付加して通知し、ISDN用交換機は、BSを介
してMSに対して、「DISC」によって呼開放の要求
を行なうとともに、「DISC」のUUS情報部に、
「認証NG」を付加して通知し、これによって、MSは
開放される。
【0036】図8, 図9は、本発明方式における着信シ
ーケンス(1)-1,(1)-2 を示したものであって、正常時
に、BSにおいて認証乱数を生成する方式を示してい
る。
【0037】他網から着信要求があったとき、GMSC
はHLRから発信情報(加入者データ,認証キー)を読
み出し、MSCに対して、「IAM」によって呼設定の
要求を行なうとともに、「IAM」のUUS情報部に乗
せて認証キーを送る。MSCはISDN用交換機に「I
AM」を送り、ISDN用交換機は「SETUP」によ
ってBSに対して呼設定の要求を行なう。これによって
BSは、ページング(一斉呼び出し)を行なう。
【0038】 BSはMSから「着信無線状態報告」
を受けると、認証乱数を生成し、「認証要求」によって
認証乱数をMSに通知する。MSは、認証乱数とMSが
持つ認証キーとによって認証の演算(a) を行ない、「認
証応答」によって、演算結果をBSに送る。BSは、M
Sに対して「SETUP」によって呼設定の要求を行な
うとともに無線チャネルを指定する。これに対してMS
は、「ALERT」によって被呼者呼出中の旨をBSに
通知する。
【0039】 BSは、ISDN網に対して「ALE
RT」を送るとともに、認証乱数と「認証応答」に含ま
れる演算(a) の結果とを、「ALERT」のUUS情報
部に乗せて送出する。ISDN用交換機はMSCに対し
て、「CPG」によって被呼者呼出中の旨を通知すると
ともに、認証乱数と演算(a) の結果とを、「CPG」の
UUS情報部に乗せて送出する。
【0040】 MSCはISDN用交換機から「CP
G」を受けると、そのUUS情報部を検索して、認証乱
数と演算(a) の結果とを読み出し、認証乱数とHLRか
ら読み出した認証キーとによって認証の演算(b) を行な
って、演算(a) の結果と演算(b) の結果とを照合し、照
合結果OKの判定がなされたときは、GMSCに対して
「CPG」によって、被呼者呼出中の旨を通知する。
【0041】ただし、演算結果の照合結果OKの判定が
出る前に、ISDN用交換機から「ANM」によって、
MSにおいて被呼者が応答した旨の通知を受けたとき
は、認証の演算結果に対する照合結果の判定が出るま
で、待ち合わせ処理を行ない、判定結果OKが出たのち
に、GMSCに対して「ANM」を送出する。また、G
MSCは、「CPG」を受信できない状態で「ANM」
を受信したときは、その呼を切断する。
【0042】図10,図11は、本発明方式における着
信シーケンス(2)-1,(2)-2 を示したものであって、正常
時に、MSCにおいて認証乱数を生成する方式を示して
いる。
【0043】他網から着信要求があったとき、GMSC
はHLRから発信情報(加入者データ,認証キー)を読
み出し、MSCに対して、「IAM」によって呼設定の
要求を行なうとともに、「IAM」のUUS情報部によ
って、認証キーを送る。
【0044】 MSCは「IAM」を受信すると認証
乱数を生成するとともに、ISDN用交換機に「IA
M」を送り、「IAM」のUUS情報部によって、認証
乱数を送出する。ISDN用交換機は「SETUP」に
よってBSに対して呼設定の要求を行ない、「SETU
P」のUUS情報部によって、認証乱数を送る。「SE
TUP」を受けたことによって、BSはページング(一
斉呼び出し)を行なう。
【0045】 BSはMSから「着信無線状態報告」
を受けると、「認証要求」によって認証乱数をMSに通
知する。MSは、認証乱数とMSが持つ認証キーとによ
って認証の演算(a) を行ない、「認証応答」によって、
演算(a) の結果をBSに送る。BSは、MSに対して
「SETUP」によって呼設定の要求を行なうとともに
無線チャネルを指定する。これに対してMSは、「AL
ERT」によって被呼者呼出中の旨をBSに通知する。
一方、MSCは、認証乱数とHLRから読み出した認証
キーとによって、認証の演算(b) を行なう。
【0046】 BSは、ISDN網に対して「ALE
RT」を送るとともに、「認証応答」に含まれる演算
(a) の結果を「ALERT」のUUS情報部に乗せて送
出する。ISDN用交換機はMSCに対して、「CP
G」によって被呼者呼出中の旨を通知するとともに、演
算(a) の結果を「CPG」のUUS情報部に乗せて送出
する。
【0047】 MSCはISDN用交換機から「CP
G」を受けると、そのUUS情報部を検索して、演算
(a) の結果を読み出し、演算(a) の結果と演算(b) の結
果とを照合する。照合結果OKのときは、GMSCに対
して「CPG」によって、被呼者呼出中の旨を通知す
る。
【0048】認証の演算結果の照合結果OKの判定が出
る前に、ISDN用交換機から「ANM」によって、M
Sにおいて被呼者が応答した旨の通知を受けたときは、
認証の演算結果に対する照合結果の判定が出るまで、待
ち合わせ処理を行ない、照合結果OKが出たのちに、G
MSCに対して「ANM」を送出する。また、GMSC
は、「CPG」を受信できない状態で「ANM」を受信
したときは、その呼を切断する。
【0049】図12,図13は、本発明方式における位
置登録シーケンス(1),(2) を示したものであって、正常
時に、MSから位置登録要求を行なう場合を示してい
る。
【0050】 BSは、MSから「位置登録要求」を
受けると、認証乱数を生成するとともに、「認証要求」
をMSに送り、「認証要求」によって認証乱数を送出す
る。MSは、認証乱数とMSの持つ認証キーによって認
証の演算(a) を行ない、「認証応答」をBSに送って、
「認証応答」によって演算(a) の結果を送出する。
【0051】 BSは、「SETUP」によってIS
DN網に対して呼設定の要求を行ない、「SETUP」
のUUS情報部によって、認証乱数, 演算(a) の結果お
よび位置情報を送る。ISDN用交換機は、MSCに対
し「IAM」によって呼設定の要求を行なうとともに、
「IAM」のUUS情報部によって、認証乱数,演算
(a) の結果および位置情報を送る。
【0052】 MSCは、ISDN用交換機から「I
AM」を受信すると、「IAM」のUUS情報部を検索
して認証乱数,演算(a) の結果および位置情報を読み出
すとともに、HLRから認証情報(加入者データと認証
キー)を読み出し、認証乱数と認証キーとによって認証
の演算(b) を行ない、演算(a) の結果と演算(b) の結果
とを照合する。
【0053】 MSCは、演算結果の照合結果OKの
ときは、HLRに対して「位置登録指示」によって、位
置情報の登録を行なわせるとともに、ISDN用交換機
に対して「REL」によってチャネル切断完了通知と呼
番号開放要求を行ない、「REL」の理由表示によって
位置登録が受け付けられたことを通知する。これによっ
てISDN用交換機はBSに対し、「DISC」によっ
て呼開放の要求を行ない、「DISC」の理由表示によ
って、位置登録が受け付けられたことを通知する。BS
は、「DISC」の理由表示が位置登録受付の場合、M
Sに対して「位置登録受付」を送出する。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、P
DCシステムにおいて、ISDN公衆網を利用して無線
基地局を収容することが可能になる。従って、通信事業
者が新たに通信網を整備する必要がなく、専用線布設の
ための経費と、専用線の運用費とを削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例における無線基地局と移動用
交換機のソフトウエア構成を示す図である。
【図3】UUS情報部の構成を示す図である。
【図4】本発明方式における発信シーケンス(1)-1 を示
す図である。
【図5】本発明方式における発信シーケンス(1)-2 を示
す図である。
【図6】本発明方式における発信シーケンス(2)-1 を示
す図である。
【図7】本発明方式における発信シーケンス(2)-2 を示
す図である。
【図8】本発明方式における着信シーケンス(1)-1 を示
す図である。
【図9】本発明方式における着信シーケンス(1)-2 を示
す図である。
【図10】本発明方式における着信シーケンス(2)-1 を
示す図である。
【図11】本発明方式における着信シーケンス(2)-2 を
示す図である。
【図12】本発明方式における位置登録シーケンス(1)
を示す図である。
【図13】本発明方式における位置登録シーケンス(2)
を示す図である。
【図14】従来のPDCシステムの構成を示す図であ
る。
【図15】従来の発信時のシーケンス(1) を示す図であ
る。
【図16】従来の発信時のシーケンス(2) を示す図であ
る。
【図17】呼設定信号(CC)の機能の概要を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 移動局 2 無線基地局 4 関門交換機 5 移動用交換機 9 ISDN用交換機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局を無線基地局を介して移動用交換
    機に収容し、移動局において該移動局の持つ認証キーと
    認証乱数とによって演算を行なった結果と、移動用交換
    機において該移動用交換機が持つ認証キーと認証乱数と
    によって演算を行なった結果との照合結果OKによって
    該移動局を認証する移動通信システムにおいて、 前記無線基地局と移動用交換機とをISDN公衆網を介
    して接続し、該無線基地局と移動用交換機との間で、認
    証用情報をCC信号のUUS情報部に乗せて転送するこ
    とによって認証処理を行なうことを特徴とする認証処理
    方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の認証処理方式におい
    て、移動局の発信時、該移動局の発信の要求に応じて無
    線基地局が認証乱数を生成することによって、該移動局
    において、該移動局の持つ認証キーと該認証乱数とによ
    って演算を行なって、該無線基地局から該認証乱数と演
    算結果とをCC信号「SETUP」のUUS情報部に乗
    せて前記移動用交換局に転送し、該移動用交換局におい
    て、該移動用交換局が持つ認証キーと前記UUS情報部
    から読み出した認証乱数とによって演算を行なって、該
    演算結果と前記UUS情報部から読み出した演算結果と
    の照合をとることを特徴とする認証処理方式。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の認証処理方式におい
    て、前記移動用交換機における演算結果の照合結果NG
    のとき、該移動用交換機から認証NGをCC信号「RE
    L」のUUS情報部に乗せてISDN用交換機に転送
    し、該ISDN用交換機は認証NGをCC信号「DIS
    C」のUUS情報部に乗せて無線基地局に転送し、該無
    線基地局は該CC信号「DISC」のUUS情報部から
    読み出した認証NGを移動局に通知することを特徴とす
    る認証処理方式。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の認証処理方式におい
    て、移動局に対する着信時、無線基地局が該移動局への
    着信の要求に応じて認証乱数を生成することによって、
    該移動局において、該移動局の持つ認証キーと該認証乱
    数とによって演算を行なって、該無線基地局から該認証
    乱数と演算結果とをCC信号「ALERT」のUUS情
    報部に乗せて前記移動用交換局に転送し、該移動用交換
    局において、該移動用交換局が持つ認証キーと前記UU
    S情報部から読み出した認証乱数とによって演算を行な
    って、該演算結果と前記UUS情報部から読み出した演
    算結果との照合をとることを特徴とする認証処理方式。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の認証処理方式におい
    て、移動局に対する着信時、移動用交換局が該移動局へ
    の着信の要求に応じて認証乱数を生成することによっ
    て、該移動用交換局から該認証乱数をCC信号「IA
    M」のUUS情報部に乗せてISDN用交換機に転送
    し、該ISDN用交換機から該認証乱数をCC信号「S
    ETUP」のUUS情報部に乗せて前記無線基地局に転
    送し、該移動局において、該移動局の持つ認証キーと該
    CC信号「SETUP」のUUS情報部から読み出して
    認証乱数とによって演算を行なって、該無線基地局から
    該演算結果をCC信号「ALERT」のUUS情報部に
    乗せて前記ISDN用交換機に転送し、該ISDN用交
    換機から該演算結果をCC信号「CPG」のUUS情報
    部に乗せて移動用交換機に転送し、該移動用交換機にお
    いて、該移動用交換機が持つ認証キーと認証乱数とによ
    って演算を行なって、該演算結果と前記CC信号「CP
    G」のUUS情報部から読み出した演算結果との照合を
    とることを特徴とする認証処理方式。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の認証処理方式
    において、前記移動用交換機における演算結果の照合結
    果OKが出るまで、該移動用交換機から関門交換機に対
    するCC信号「CPG」およびCC信号「ANM」の送
    出を待ち合わせることを特徴とする認証処理方式。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の認証処理方式におい
    て、移動局の位置登録時、無線基地局が移動局からの位
    置登録の要求に応じて認証乱数を生成することによっ
    て、該移動局において該移動局が持つ認証キーと該認証
    乱数とによって演算を行なって、該無線基地局から該認
    証乱数と演算結果と位置情報とをCC信号「SETU
    P」のUUS情報部に乗せてISDN用交換機に転送
    し、該ISDN用交換機から該認証乱数と演算結果と位
    置情報とをCC信号「IAM」のUUS情報部に乗せて
    移動用交換機に転送し、該移動用交換機において、該移
    動用交換機が持つ認証キーと前記CC信号「IAM」の
    UUS情報部から読み出した認証乱数とによって演算を
    行なって、該演算結果と前記CC信号「IAM」のUU
    S情報部から読み出した演算結果とを照合して、照合結
    果OKのとき、該移動局の位置情報を登録することを特
    徴とする認証処理方式。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の認証処理方式におい
    て、位置登録時、移動用交換機から「位置登録受付」を
    CC信号「REL」のUUS情報部に乗せてISDN用
    交換機に転送し、該ISDN用交換機から「位置登録受
    付」をCC信号「DISC」のUUS情報部に乗せて無
    線基地局に転送することによって、前記移動局に位置登
    録の受け付けを通知することを特徴とする認証処理方
    式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000018165A1 (en) * 1998-09-18 2000-03-30 Nokia Mobile Phones Ltd. Method to authenticate a mobile station, a communications system and a mobile station
US6321094B1 (en) 1997-01-31 2001-11-20 Nec Corporation Access method through radio mobile communication system
JP2003500921A (ja) * 1999-05-25 2003-01-07 シルバーブルック リサーチ ピーティーワイ リミテッド 対話型装置ネットワーク登録プロトコル

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